全32件 (32件中 1-32件目)
1
![]()
「大和は くにのまほろば たたなづく青垣 山こもれる 大和し うるはし」 日本武命が、故郷の大和をしのんで詠んだ有名な歌である。もっとも、今回紹介する、「明日香の皇子」( 内田康夫: 講談社)には、この歌は出てくるが、日本武命は直接関係無く、モチーフとなっているのは、大津皇子の謀反の際に連座したと言う設定の、明日香皇子という謎の皇子である。 この作品「明日香の皇子」は、いつも紹介している内田康夫の作品と比べて、少々異色の作品である。 大東広告の社員村久の恋人恵津子が失踪した。恵津子のことで、彼に連絡をとってきた男が、村久の目前で殺されてしまう。そのとき残した「アスカノミコ」という謎の言葉。村久は、恋人の行方を求めて、「アスカノミコ」の謎を追う。背後でうごめく陰謀と、村久を守る謎の組織・・・ 事件は、時空を跨いで、意外な方向に広がっていく。 内田康夫作品の定番である、「過去の因縁」や「利権」などもきちんと盛り込まれている。殺人事件もちゃんと?起こる。しかし、いつものミステリーとは違い、「名探偵」は登場しない。宮本警部なる人物が早い段階から登場しており、内田作品では、浅見光彦を除いては、名探偵役は警部が努めるようだから、こいつが今回の名探偵役かと思ったら、結局最後まで活躍らしい活躍はなかった。 結局推理ものではなく、どちらかと言えば救世主伝説を織り込んだ、伝奇ロマンのような作品であった。 もっとも、本作品の一番の異色さは、内田センセーが、きちんとプロットを作成してから書き出したと言うことかもしれない。内田センセーは、常々より、プロットを考えずに、書き始めていることを公言しており、そのせいか、展開が唐突だったり、いきあたりばったりのような感じがすることもある。本作品には、そのようなところも見受けられず、読み易い作品に仕上がっている。 ← ランキング参加中(今何位?)「明日香の皇子」( 内田康夫: 講談社) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら (追伸) この1年間、皆様には大変お世話になりました。どうぞ良いお年を!
December 31, 2006
コメント(10)

福山市は、広島県の東部に位置する人口46万人の都市である。市の花はバラと菊。本来の市花はバラで、「ばら公園」のような施設もあり、毎年5月には「福山ばら祭」も開かれている。菊は、2003年に新市町を合併した際、新市町の町花だったものを追加したものである。 関が原の戦い以後、福島氏の所領となっていたが、江戸時代に福島氏が改易された後、元和5年(1619)に、水野勝成が備後10万石の領主となった。そして、その3年後に「福山城」が築かれ、地名が「福山」となったのである。「福山市の表玄関福山駅」 「福山城」:駅のすぐ側にある。 「福山城月見櫓」 ← ランキング参加中(今何位かな?)「チョロQ トモテツ定期観光バス(福山市)」「【広島】福山醤油豚骨ラーメン 」風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 30, 2006
コメント(0)
![]()
「あたしは絶対無敵! 美と暴力を弄ぶ女なのよ!!」 今日紹介するのは、「ボンバーガール」(にわのまこと:少年画報社)である。 舞台は、近未来の東京。主人公の羅生門エミーは、「天使のハートと悪魔のボディ」を持つ女賞金稼ぎである。カスタムトンファー「夜叉丸」を武器に、戦闘バイク「愛染明王」を乗りこなし、テロ組織「メガリス」のテロ・ファイターたちと死闘を繰り広げる。 以前、「ボンバーガール・トリプルエックス」を紹介したが、このシリーズの第一作目にあたる。 お色気あり、バイオレンスありで、一言で言えば、ハチャメチャな漫画であるが、随所に小ネタギャグが効いていて面白い。もっと評価されても良い漫画家ではと思うのだが。 もっとも、敵のボス、もったいぶって出てきた割には、あっという間にやられて、何のために出てきたのか分からないのだが。 ← ランキング参加中(今何位?)Bombergirl crush!(03)( にわのまこと : 少年画報社)Bombergirl xxx(2)( にわのまこと : 少年画報社) 「ザモモタロウ(1)」(にわのもこと: ホーム社(千代田区)/集英社) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 29, 2006
コメント(2)

今日は、以前東京へ行った時に、散歩した上野の森公園の紹介である。 JR山手線の駅で言えば、上野駅から鶯谷駅あたりまでずっと公園が広がっており、色々な文化施設が集中している。大都会にあるにも関わらず、緑もたっぷりあり、散策するにはよいところである。 これは、「正岡子規記念球場」である。正岡子規は、紹介するまでも無く、伊予松山出身の有名な歌人・俳人である。野球が大好きであったらしい。 これは、「国立西洋美術館」である。前庭にも、色々と由緒のありそうな彫刻が展示されている。 続いて「国立科学博物館」である。何か催し物をやっていたようだ。 最後は「国立博物館」である。敷地内には、複数の建物があり、それぞれが展示を行っている広大な博物館である。それにしても、施設は、似たような名前が多くややこしい。 この他にも、「上野動物園」や「不忍池」など、色々な見所があるそうだ。東京のように人が多すぎるところは苦手であるが、このような文化施設がたくさんあるというのはうらやましいと思う。 ← ランキング参加中(今何位かな?)「東京」(JTBパブリッシング ) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 28, 2006
コメント(6)

「上天より命あって生まれた蒼き狼があった。西方の大湖を渡って来た惨白(なまじろ)い女鹿があった。その二匹の生きものが営盤(いえい)して生まれたのが、モンゴルの祖バタチカンであった。モンゴルは蒼き狼の裔である。」(蒼き狼:井上靖) 井上靖と言えば、来年NHKの大河ドラマで放映される「風林火山」の原作者として知っている方も多いと思う。私たちの世代では、学生時代に、国語の教科書で、「天平の甍」を読んだ人も多いことであろう。来年は、生誕百周年ということである。 この井上靖が、成吉思汗の生涯を描いた小説が「蒼き狼」(井上靖:新潮文庫)である。 成吉思汗(チンギスカン:表記は本作品に従った)は、言うまでも無く、広大なモンゴル帝国を築き上げたモンゴルの英雄である。孫にあたるフビライの時代に、日本に責めてきた事件は、元寇として知られている。 成吉思汗の幼名は鉄真木(テムジン)である。彼が生まれたころ、モンゴル民族は、部族間で争いを繰り返していた。 鉄真木は、父エスガイと母ホエルンとの間に生まれた。しかし、ホエルンは、メルキト部族の若者に略奪されていたのをエスガイが二重に略奪して妻にしたものであり、鉄真木どちらの血を引いているのかははっきりしない。そのことが、鉄真木の生涯のコンプレックスとなり、自分がモンゴルの祖たる蒼き狼の血を受け継いでいることを証明せんと戦いに生きたのである。 彼の妻ボルテが、やはりメルキトに略奪されたため、長子も同じ境遇であった。彼は長子にジュチという名前をつける。ジュチとは「客人」と言う意味である。ジュチもまた生まれながらに、父と同じく、蒼き狼の裔たらんことを証明しなくてはならない宿命を背負ったのである。成吉思汗のジュチに対する複雑な思いと深い愛情、そしてジュチが死んだと知ったときの大きな悲しみ。このあたりの筆力は、さすがである。 蒼き狼の裔として生きた成吉思汗の生涯を見後に描いた作品である。たまには、大家と言えるような人の小説を読むのもいいものだ。○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 27, 2006
コメント(4)
![]()
「のだめも音楽に正面から向き合う覚悟ができました!」 昨日が、「のだめカンタービレ」の最終回だった。 実家に帰ったのだめを追いかけて、福岡に向う千秋。 のだめの実家で、すっかりのだめの彼氏ということが既成事実に・・・ 千秋の白目をむくギャグがうまい。つい、「お前はあるある探検隊か?」と、ハリセンに負けないよう、テレビにつっこんでしまう。 でも、のだめ父の娘を思う場面にはちょっと感動。 ライジングスターオーケストラのコンサートも大成功。 とうとうTVの方も終わってしまった。らぶりぃなのだめとも、これでお別れ。 後は、来年の2月の17巻の発売しか楽しみがない。寂しいね。 ← ランキング参加中(今何位かな?)「のだめカンタービレ(13)~(16)」(二ノ宮和子:講談社) ピアノ譜「のだめカンタービレの世界」 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 26, 2006
コメント(7)
![]()
土曜日の夜は、土曜プレミアムで「バイオハザード」を観た。 全世界でシリーズ2000万本以上も売れたカプコンの人気ゲームを映画化したものである。 巨大企業、アンブレラコーポレーションでは、地下のハイブと呼ばれる研究施設で、「Tウィルス」と呼ばれる生物兵器を研究していた。 ある日、突然、ハイブのコンピュータが、内部で働いていた500人もの研究者を全て殺してしまった。 ハイブにつながる洋館で、記憶を失い倒れていたアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、調査のため送り込まれた特殊部隊と一緒にハイブの中に潜入する。 なんと研究員たちは、ゾンビと化しており、次々にアリスたちに襲いかかってくる。次々と倒れていく仲間たち。全てが終わったと思ったとき、新たな恐怖が幕を開ける。 実は、このゲームはやったことがないのであるが、映画の方は、一時、よく作られたゾンビものを少しSF風に味付けしたような感じである。この類の映画は決して嫌いではないので、昔良く観ていた。 見所は、アリスの空手アクションかな。ゾンビ犬相手に、必殺三角蹴りを疲労するところは、まるで大山倍達が乗り移ったかのようであった。ゾンビ相手に、銃器より威力があるような感じである。 監督・脚本/ポール・W・S・アンダーソン 主演:ミラ・ジョヴォヴィッチ ← ランキング参加中(今何位?) 「バイオハザード」(ポール・W.S.アンダーソン /牧野修: 角川書店 )DVD「バイオハザード」風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 25, 2006
コメント(6)
![]()
金曜の夜に、テレビで「たそがれ清兵衛」を放映していた。製作は、2002年。観に行きたいと思ってはいたのだが、色々都合があって行けなかった映画である。 舞台は、幕末の庄内地方にある海坂藩。妻に先立たれた、主人公の井口清兵衛は、年老いた母親と二人の娘の面倒を見るために、お勤めが終わった「たそがれ時」に、同僚とも付き合わずさっさと帰ってしまうことから、「たそがれ清兵衛」と呼ばれていた。 清兵衛は、いくら下級武士とはいえ、同僚と比べて、あまりにもみすぼらしい格好をしている。無精髭も目立ち、月代もろくに剃っていない。娘たちの世話や、畑仕事、内職などで、自分の身なりを構う余裕もないようだ。着物はぼろぼろ、風呂にもろくに入らないので、藩主からも「臭い」と言われたほどだ。浪人はともかく、仕官している侍としては、これまで見た中で一番のみすぼらしさである。 ある日、親友の妹で幼馴染の朋江が訪ねてくる。嫁いでいたが、夫の酒乱が原因で離縁して、実家に戻ってきていたのである。 わずか50石の下級武士である清兵衛の暮らしは、楽ではない。下級武士の生活の苦しさは、「壬生義士伝」でも描かれていたが、相当なものであったようだ。清兵衛と朋江はお互いに思いあっているにも関わらず、清兵衛は、朋江との縁談を断ってしまう。朋江を思うが故の苦渋の決断であろう。このあたりにも、清兵衛の生真面目さと朋江を思う気持ちが良く出ている。 そんなおり、藩主が亡くなり、後継者争いに敗れた側は粛清されていく。清兵衛のような下級武士には、本来そんなことは関わりの無いことなのであるが、たまたま彼が小太刀の使い手であったため、切腹の命に従わない余吾善右衛門を討つよう命じられてしまう。善右衛門は一刀流の使い手であった。 よく、現代のドラマや小説などでも、企業の派閥争いで、負けたほうが一蓮托生で左遷されると言う話がある。命まで取られることはないが、清兵衛の時代には切腹や斬首となるので、派閥につくのも命がけである。善右衛門は、自分を引き立ててくれた恩人のため忠義を尽くしていただけなのに、上が派閥争いで敗れて、切腹を命じられたのである。「なぜ切腹しなくてはならないか」という彼のセリフには、共感を覚えるサラリーマンも多いであろう。 真田広之が、娘思いで生真面目な清兵衛を良く演じていた。 原作:藤沢周平 監督:山田洋二 出演:真田広之、宮沢りえ他 「たそがれ清兵衛」公式サイトDVD「たそがれ清兵衛」「たそがれ清兵衛」(藤沢周平:新潮社) ← ランキング参加中(今何位?)風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 24, 2006
コメント(12)
![]()
「十三の冥府」(内田康夫:実業之日本社)を読んだ。今回の舞台は青森県、モチーフは「超古代史」である。 簡単にさわりを紹介すると、青森県の新郷村のピラミッドに続く道で、お遍路の女性が殺された。一方、浅見光彦は、旅と歴史で取り上げた「都賀留三郡史」の真偽論争に感する取材のため、青森を訪れるが、「都賀留三郡史」に関係する人々の死に遭遇する。この「都賀留三郡史」は架空の書であり、「東日流(つがる)外三郡史」がモデルである。他は、そのままの名前を使っているのに、ここだけ仮の名前としているのは何か理由があるのだろうか。 かって、日本には、超古代文明があったという説がある。この本では、東日流(つがる)外三郡史 、竹内文書、ピラミッド、キリストの墓、アラバハキなどが扱われている。これらの真偽についてはよく分からないが、小説の題材としては、ロマンに溢れていると思う。 しかし、残念なことに、このような魅力溢れる素材を十分に料理しきれているとは言い難い。この作品中では、これらを最初から、すべて偽者扱いしている。また、この作品中で起こる連続殺人事件にしても、単なるカルト教団事件になってしまっている。しかし、「ユタの愛した探偵」や「恐山殺人事件」で超自然的な現象をも扱った作者としては、このような超古代史についても、安易なカルト事件ではなく、もっと別の切り口を期待したかった。カルト教団事件なら、わざわざ、このような超古代史を取り上げる必要はないと思うのだが。 また、警察への通報者である交流センターの職員の女性との出会いや、犯行の手段としてスタンガンを思いつくところなどについても、唐突な感じがぬぐえない。 今回は、題名から想像していたものとかなり違っていた。 まあ、内田センセーの作品は、他にもまだ読んでいないのが何冊か手元にあるので、次を期待しよう。 ← ランキング参加中(今何位?) 「十三の冥府」(内田康夫:実業之日本社) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 23, 2006
コメント(2)
![]()
← ランキング参加中(今何位?) 「使う力」(御立尚資:PHPビジネス文庫)を読んだ。著者の御立氏は、ボストン・コンサルティング・グループ日本代表である。 この本は、経営知識を詰め組むだけではなく、結果を出していくためには、その知識をいかにして使うかという「使う力」の重要性を述べたものである。確かに、美術の知識をいくら仕入れても、良い絵が描けるとは限らないし、音楽理論をいくら覚えても、良い曲が書けるとは限らない。仕入れた知識を、いかに実際の場で使えるようにするかの大切さは、言うまでもない。まあ、わざわざ言われなくても、分かっている事なのであるが。 この本では、まず、ビジネスリーダーに必要な4つの力として、「人間力」、「業界・社内常識」、「経営知識」、「使う力」を挙げ、その後で「使う力」に焦点をあて、「『使う力』とは何か」、「企画という仕事と『使う力』」、「人を動かすコミュニケーションと『使う力』」について述べられている。 内容は、良く整理されており、いかにもコンサルタントを本業にしている人が書いたというような感じの本である。「使う力」(御立尚資:PHPビジネス文庫) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 22, 2006
コメント(0)
![]()
← ランキング参加中(今何位?) 佐用姫伝説とは、唐津に伝わる悲恋物語である。土地の長者の娘佐用姫は、百済救援のために朝廷から派遣されてきた大伴狭手彦と恋仲になった。佐用姫は、出帆した狭手彦を、鏡山に登って、身に着けていた領巾(ひれ)を降りながらいつまでも見送り、とうとう悲しみのあまり石になってしまったという。 「佐用姫伝説殺人事件」 (内田康夫:中央公論新社ほか)はその佐用姫伝説をモチーフにした浅見光彦シリーズのミステリーである。佐用姫伝説をモチーフに取っているように、この話には悲恋が絡んでいる。ある事情により、添い遂げられなかった恋と、悪人どもに弄ばれたもう一つの恋。 光彦は、母親雪江の代理で、陶芸家佐橋登陽の個展に出かける。そこで登陽の美人の女弟子久子と評論家の景山秀太郎と出会う。この久子が今回のヒロインである。光彦シリーズのは数々のヒロインが出ている。私が読んだ中で一番若いのは中学生であったが、今回は、30代半ばと言う設定で、これまでで一番大人の女性となっている。 翌日、登陽から、景山がナイフで刺されて殺されたと言う知らせが入る。死体には、黄色い粉がかかり、メモ用紙残る「佐用姫が・・・」の痕跡。 光彦は、登陽らの住む有田に向うが、そこで第二の殺人が・・・「佐用姫伝説殺人事件」 (内田康夫:中央公論新社) 「浅見光彦ミステリー 唐津佐用姫伝説殺人事件(DVD)」風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 21, 2006
コメント(4)

以前東京へ行ってきたときに、浅草浅草寺周辺を散歩した。浅草寺は、日本百観音霊場のうち、坂東三十三箇所観音霊場の13番札所であり、東京都内では唯一の札所となっている。ちなみに、日本百観音霊場とは、西国三十三箇所、坂東三十三箇所、秩父三十四箇所を合わせたものを言う。観音霊場は普通三十三箇所であるが、秩父を三十四箇所にすることにより、きりの良い数字となっている。また、浅草寺は、江戸三十三箇所観音霊場の1番札所にもなっている。 浅草寺を歩いていて気が付いたのは、外国からの観光客が圧倒的に多いということだ。西洋人もかなり目に入ったが、東洋からのお客さまも多いようだ。東洋の人たちは、一見、日本人と区別がつかないが、喋っている言葉で外国人であると分かる。中国語らしき言葉が多かったように思う。逆に日本語はほとんど聞かれない。仏閣と言ういかにも日本らしい風景なのに、どこか別の国に行ったような感覚に見舞われた。 写真は、有名な「雷門」である。浅草のシンボルのような門であり、この門から入ると、参道の両側にずっとみやげ物屋が並んでいる。 みやげ物屋の間を通り抜けていくと、浅草寺の本堂がある。一応賽銭を投げてお参りをする。 境内には、五重塔も建っている。京都辺りではそう珍しくも無いが、東京ではどうなんだろう。 浅草寺のすぐ横には、遊園地の「浅草花やしき」がある。 ちょっと前まで、テレビでやっていた「セーラー服と機関銃」で、目高組事務所の屋上から、浅草寺が見えていたので、近くに、ロケに使った建物は無いかと歩いてみた。あまり時間がなかったこともあって、結局発見はできなかったのだが。 ← ランキング参加中(今何位かな?)「浅草寺の模型」 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 20, 2006
コメント(6)
![]()
とうとう16巻まで読んでしまった。若干の喪失感を感じている今日この頃である。 13巻では、いきなりのだめと千秋が大喧嘩(犬も食わない痴話喧嘩?)のだめは、きっと格闘技の経験があるに違いない。すごいとびげりから、マフラーを武器に足取り、とどめは、マウントポジションで首絞め。とうとう千秋が命乞い?して仲直り。別のところでは、カンフーばりの足払いも疲労しているし、夫婦喧嘩となるとのだめが圧倒的に有利のようである。 千秋のマルレ・オケの初公演は散々。のだめは、オクレール先生の推薦で、ブルターニュにリサイタルに行くことになる。千秋だけだなくなぜかターニャと黒木君もついてくることに。 のだめと千秋の中は、ますます進行中(たぶん) マルレ・オケもだんだんいい感じになってきて、いよいよ常任デビューの日が。 のだめが以前ひもパ○ツ趣味を告白?したが、その言葉どおり、ひもパ○ツ丸見えのシーンが、ひとコマだけだがあった。別のシーンではネグリジェ姿も披露している。(これは以前にもあったな。)ひょっとして、男性ファンも多いことを意識してのサービスか? のだめは、トイレで用を足している松田のあそこにロック・オン?をしたりして、あいかわらずの変態振りも披露している。 ハリセンに習った?というのだめと千秋のぼけ・ツッコミは益々冴えている。 17巻は来年の2月か。待ち遠しいね。 一方TVの方は、コンクールの最終選考、スカーレット・オハラ風ののだめは、らぶりぃを超えてもうびゅーてぃほー。でも、最後の曲で失敗したのだめは、落ち込んで・・・。どうなるのだめ? 原作を読んでいるから、分かってはいるんだけど。 ← ランキング参加中(今何位かな?)「のだめカンタービレ(13)~(16)」(二ノ宮和子:講談社) ピアノ譜「のだめカンタービレの世界」 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 19, 2006
コメント(6)

先般、出張で東京の有楽町へ行ったが、以前行ったときと同様雨模様であった。いつ行っても、有楽町は雨が付きまとっている。自分は、雨男ではないと思うのだが・・・ しかし、東京は、どこへ行っても人が多い。このうちの何割かでも、地方に移住してくれれば、地方はもっと活性化するのにと思う。東京の一局集中は、災害時のリスク管理の点からも、改善するような政策が望まれるのであるが。 写真は、そのとき撮った、有楽町駅の近辺である。 近くでは、再開発が行われているらしく、天高くクレーンがそびえ立ち、圧倒される光景である。 ← ランキング参加中(今何位かな?)CD 「フランク永井 1 」(「有楽町で逢いましょう」も入っている) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 18, 2006
コメント(6)
![]()
「かまいたち」(宮部みゆき:新潮文庫)を読んだ。宮部みゆきの本を読んだのは、「理由」以来二度目である。元々妖怪物が好きなので、「かまいたち」の題名に引かれて買ってみた。 この本は、時代小説の短編集である。収録されているのは、表題となった「かまいたち」の他に、「師走の客」、「迷い鳩」、「騒ぐ刀」の計4編。どれも、初期のころの作品のようである。 「かまいたち」は、題名から想像されるような妖怪物ではない。江戸市中を騒がす正体不明の辻斬りのことである。町医者の娘おようは、かまいたちの犯行現場を目撃する。なんとそのかまいたちが、向かいの家に引っ越してくる。おようの恐怖とその後のどんでんがえしが面白い傑作。 「師走の客」では、12年もかけて行われた遠大な詐欺事件の話。よくもこんな話を考え付いたものである。 「迷い鳩」、「騒ぐ刀」は、連作となっており、どちらもお初という少女を中心とした物語である。このお初という少女、人には見えないものが見え、人には聞こえないものが聞こえるという不思議な力を持っている。この力を使って、事件を解決していく。某テレビ局に良く出てくる、超能力捜査官も顔負けである。「迷い鳩」では、この力で殺人事件を解決している。 「騒ぐ刀」の方は、人を次々と殺めていく、呪いの脇差との戦いを描いたもの。「迷い鳩」より更にオカルト的になっている。 宮部みゆきの作品は、これまであまり読んでこなかったが、なかなか自分の好みに合っているかもしれない。もっと他の作品を読んでみたくなるような1冊であった。 ← ランキング参加中(今何位?) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 17, 2006
コメント(8)
![]()
どうも、最近このブログのアクセス数が低迷して寂しい限りである。少し目先を変えて、いつもとは違った本の紹介をしてみよう。 私は、今年度の秋の情報処理試験で、「情報セキュリティアドミニストレータ試験」に合格した。そのとき使ったテキストがこの「情報セキュリティアドミニストレータ合格教本」(岡嶋裕史:技術評論社)である。使ったのは、この本と、過去問題集の2冊だけである。 私の使ったのは、昨年買った平成17年度版であるが、今売られているのは、18年度版である。その内19年度版も出ると思うが、早く勉強を始めたい人は、18年度版を買っても、特に問題なく使えると思う。 私が、テキストを選ぶ基準は、まずあまり厚すぎないことである。そんなに時間に余裕があるわけではないので、あまり厚いと、どうせ全部に目が通せない。そこで、なるべく重要なポイントに絞られているものを選ぶことにしている。練習問題もある程度付いているのが好ましいが、不足の場合は、別に過去問題集のようなものを購入することもある。コストを安くあげたいので、値段も、あまり高いものは買わない。 この本は、セキュリティ全般にわたり要領よく取りまとめられており、これを読めば十分、必要な基礎知識は身に付くであろう。章末の練習問題で知識を確認しながら、最低でも3回読み通すことを勧めたい。 ただ、問題が少し少ないので、別に過去問題集の併用をお勧めする。 合格体験記はこちら ⇒別館「文理両道」 ← ランキング参加中(今何位?)「情報セキュリティアドミニストレータ合格教本」(岡嶋裕史:技術評論社)風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 16, 2006
コメント(2)
![]()
← ランキング参加中(今何位?) 「武士の一分」という映画が話題のようだ。山田洋次監督で主演は木村卓也である。 この原作となったのが、「隠し剣 秋風抄」(藤沢周平:文春文庫)である。9編の物語からなる時代諸説の短編集であり、『隠し剣」シリーズの第二段にあたる。このうちの一編「盲目剣谺返し」が、映画「武士の一分」の元になっている。 主人公三村新之丞は、30石の下級武士である。毒見役をしていたが、ある日毒見の後で苦悶して倒れた。幸い命は助かったが、その代わりに光を永遠に失ったのである。 妻の加世は、そんな新之丞の世話を、かいがいしくするが、不義の影がちらつく。問いただすと、家名の存続を願って、上司である島村に頼みに行ったところ、交換条件として体を求められたのだという。しかも、島村は、家名存続のために何もしていなかった。家名が存続しえたのは、ひとえに主君の計らいであったのである。 新之丞は、加世を離縁し、卑劣な島村に、「武士の一文」をたてるため、果し合いを挑む。 これだけだと、救いようの無い殺伐とした話なのだが、最後に、三村家の使用人の徳平が粋な計らいをしたことで、非情に感動的な話となっている。 この他にも、「酔拳」ならぬ「酔剣」の「酒乱剣石割り」をはじめ、どれ一つをとっても、映画にできるのではないかと思われる短編ばかりである。「隠し剣」というのは、剣術の必殺技のことで、どの話も、この必殺技の名前がタイトルになっている。チャンバラ世代としては、外せない一冊。武士の一分公式サイト「隠し剣 秋風抄」(藤沢周平:文春文庫) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 16, 2006
コメント(6)
![]()
← ランキング参加中(今何位?) 伊予松山と言えば、連想するのは、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台、自由律の俳句で有名な俳人種田山頭火が生涯を終えた場所、そして俳人・歌人の正岡子規の生まれ故郷である。 この伊予松山を舞台にしたのが、「坊っちゃん殺人事件」(内田康夫:中公文庫他)である。題名から分かるように、「坊っちゃん」をかなり意識した小説である。内田氏の言を借りれば、この小説は「坊っちゃん」の本歌取りだそうだ。 たしかに、普段の光彦とは雰囲気が違う。とにかく人の顔を見れば、あだ名をつけまくっている。山嵐に赤シャツ、野だいこ、狸、果ては、バッタにトンカツにゲジゲジ、ふんどしかつぎといった具合である。そういえば、坊ちゃんも江戸っ子だが、光彦も江戸っ子である。 もちろん「マドンナ」も出てくる。でも、こちらのマドンナはあまりタチのよくない女だったようで、光彦をストーカー扱いしたあげく、すぐに殺されてしまう。 もう一つ、この小説の題材となっているのは俳句、それも山頭火が詠んでいたような自由律の俳句である。覗いた句会の主催者の水沼老人が何者かに殺される。光彦は、この二つの殺人事件の容疑者にされてしまうのである。 今回のヒロインは、先に述べた「マドンナ」ではなく、殺された水沼老人の娘で水沼真理子という美しい女性である。光彦君も少しときめいたようで、彼女には「ナデシコ」という名を進呈している。でも残念ながら、ちゃんと彼氏がいるという設定だ。 さすがに、本物の「坊っちゃん」ほど向こう見ずではないが、坊ちゃん風の光彦もなかなか面白い。 ただ、事件の真相を光彦が思いつくところは、少し唐突で、とってつけたような感じがするのだが。「坊っちゃん殺人事件」(内田康夫:角川書店版)「坊っちゃん」(夏目漱石:角川書店) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 15, 2006
コメント(10)

← ランキング参加中(今何位?) 久しぶりに、群ようこの作品を読んだ。「姉の結婚」(群ようこ:集英社)という短編小説集である。 この本には標題となった「姉の結婚」を始め、8篇の短編が収録されているが、共通するテーマはお金である。 給料手取り13万5千円で家賃8万円のマンションに住んでいるためケチケチ生活を余儀なくされている女性、次第に羽振りの良くなってくる隣家の悪口を言いながら貯金通帳の預金額の増えることを無上の喜びとする夫婦、能天気な従妹にいいようにたかられている、月収12万程度の売れない物書きの女性など、面白いが、身につまされ、もの悲しくなるような話ばかりである。 群ようこの作品は少し毒があるので、続けて読むと、ちょっと疲れるので、時間をあけて読むのがコツのようである。風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 14, 2006
コメント(6)
![]()
TVののだめが、とってもらぶりぃに見えている今日この頃。 時折見せる九州弁の啖呵もらぶりぃ。こりゃかなり重症だ。 TVの方では、のだめがやっとコンクールに出場。千秋はヨーロッパに行くことを決めたようだ。 一方こちらは、コミックスの方。だいぶ読み進んできた。 千秋は、指揮者デビュー。のだめも、なれないフランスで、一旦は落ち込むが、しだいにペースを取り戻していく。 のだめ王国には、またまた変な住人たちが登場し、ますますパワーアップ。 千秋とのだめの仲は、微妙に進行中、なんとキ○シーンまで。 更に、のだめの下着の趣味が、ひもパ○ツということまで発覚。のだめは、洗濯をしょっちゅう千秋にやらせているようだが、これもやっぱり洗濯は千秋が? 変な想像をしてしまった・・・ ここしばらくのだめの変態ぶりが目立たなかったような気がするが、今回は、黒木君の前で健在?なことを証明。 とりあえず、コミックスは後4巻。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。)「のだめカンタービレ(11),(12)」(二ノ宮和子:講談社) ピアノ譜「のだめカンタービレの世界」 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 13, 2006
コメント(6)
![]()
「ねこのばば」(畠中恵:新潮社)を読んだ。おなじみ「しゃばけ」シリーズの第3弾である。前の2作が面白かったので、文庫化されるのを待ちかねていた。 この本も、前作の「ぬしさまへ」と同様短編集である。収められているのは、「茶巾たまご」、「花かんざし」、表題になった「ねこのばば」、「産土」、「たまやたまや」の5編。 「安楽椅子探偵」ならぬ「布団探偵」の若だんなは、この本では、結構外で動き回って事件を解決している。(最もその後で寝込んでしまうのであるが。) 「茶巾たまご」では、いつも食が細く兄やたちを心配させている若だんなが、急に食欲もりもり、かえって仁吉、佐助を心配させる。 「花かんざし」は、於りんという娘をめぐる悲しいお話。於りんは妖怪を見る事ができるらしく、家鳴りがつかまってお人形さん状態に。 「ねこのばば」では、妖封じで有名な寛朝という僧のいる広徳寺の境内で不思議な事件が。強欲のイメージがあった寛朝は、以外にもかなりの名僧のようである。 「産土」では、不況の中、若だんなが妖怪に取り付かれて死亡、お店は炎上? 佐吉のつらい過去が明らかになる。 「たまやたまや」では、なんと若だんなが放蕩息子に? そして、一つの淡い恋の顛末。 殺人事件や妖怪という、考えてみればとても怖いものをテーマに扱いながら、この作品は、ユーモアとペーソスに溢れている。そこがしゃばけシリーズの魅力であろう。次の作品の文庫化が待ち遠しい。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。)「ねこのばば」(畠中恵:新潮社) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 12, 2006
コメント(10)

由比正雪と言う名前は、時代劇ファンなら、大抵ご存知だとと思う。映画やテレビにも結構登場し、小説や漫画などの題材にも使われることも多い。余談ではあるが、大体は美男子という設定になっている。 由比正雪(1605~1651)江戸時代の軍学者で実在した人物である。駿府(静岡県)の紺屋の子として生まれ、江戸に出て、軍学者楠木不伝の養子に入り、軍学塾「張孔堂」を開いた。塾は大いに繁盛し、一時は3000人もの門弟を抱えていたと言われている。 このころの幕府は、大名の取り潰しに積極的であり、巷には主を失った浪人者が溢れていた。三代将軍徳川家光の死後、この正雪が浪人救済の名目で反乱を企てたのが、慶安の変である。未然に発覚したため、正雪は駿府で自害したが、この事件は、幕府が浪人対策に力を入れるきっかけになった。 「伊賀の影丸 由比正雪の巻 上」(横山光輝:秋田書店)は。自害したはずの正雪が偽者と判明したところから始まる。正雪が生きていることが知られれば、世の中に大混乱を招きかねない。松平伊豆守より命を受けたお庭番の頭・服部半蔵は、正雪を討つため、影丸たち6名を差し向ける。そして、伊賀忍者と正雪を守る陰流忍者の死闘が展開される。 さらに、若葉城で、影丸に企みをつぶされた不死身の忍者阿魔野邪鬼も登場。影丸をつけねらう。 影丸は非情を求められる忍者である。しかし、影丸は、殺す必要は無いと判断した場合には、むやみに敵を殺したりしな甘さを持っている。この作品でいみじくも邪鬼が言っているように、それがいつか影丸の命取りになるかもしれない。現に、仲間たちの命取りになっていることも多いのである。しかし、そこが影丸の魅力の一つであり、ヒーローがヒーローたりえる条件の一つではないだろうか。 最近は、昔の作品を映画やテレビでリメイクすることが多い。私が覚えているTV番組での伊賀の影丸は人形劇であったが、最近のCG技術を駆使して、リメイクして欲しいものである。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。)風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 11, 2006
コメント(6)
![]()
森 博嗣は、以前このブログでも紹介したように、工学博士で元名古屋大学大学院助教授(環境学研究科都市環境学専攻)の経歴を持つ異色推理作家である。彼のデビュー作が「すべてがFとなる」であり、第1回メフィスト賞を受賞している。 この「全てがFになる」での中心人物が、世界的に有名な天才プログラマーという設定の真賀田四季である。十四歳のとき両親を殺害したした疑いで逮捕され、心神喪失状態として無罪になったものの、それ以来、孤島妃真加島の研究所に閉じこもっている。 「四季 春」(森博嗣:講談社)は、この真賀田四季の、主として幼女時代を描いたものである。春夏秋冬の四部作の第1作目になる。 幼くして,神の子のような天才性を発揮する四季。四季と絡んでくる、透明人間の「僕」と言う不思議な存在。読んでいて、どうもつじつまが合わないと思っていたら、最後の方で意外な真実が明かされる。そして、四季の兄、兄真賀田基志雄の悲劇。「すべてがFになる」の序章とも言える物語である。 ただ、ここで発揮されている天才性が、「すべてがFになる」では、かなり薄まっているようなのは気のせいか。それてとも成長して、ただの人に少しは近づいたのだろうか。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。)「四季 春」(森博嗣:講談社) 「すべてがFとなる」(森博嗣:講談社) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 10, 2006
コメント(4)
![]()
風竜胆、最近では、すっかり開き直って、「のだめ」の世界に浸っています。 今回紹介するのは、(9)巻と(10)巻。 のだめは、いよいよコンクールの本選に出場。このシリーズで始めて見る、スカーレット・オハラのようなのだめのドレス姿もなんとなく様になっているような・・・ コンクールで失敗、落ち込むのだめ。 しかし、のだめもとうとう幼稚園の先生をあきらめ、プロの音楽家を目指すと腹を決めたようだ。 千秋は、のだめ一家に、のだめとの交際?を公認され、二人そろってフランスへ留学。 フランスでは、千秋が指揮者のコンクールに。こんどは千秋が落ち込む。なんやかんだ言っても、この二人、いいコンビである。 フランスでは、のだめの恐るべきオタクパワーも見られる。 しかし、この漫画は、本当に癖になる。 テレビの方も、最近病みつきになってきた。こちらの方は、ライジングスターオーケストラの講演が大成功。のだめがますますらぶりぃに見える。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。)「のだめカンタービレ(9)、(10)」(二ノ宮和子:講談社) ピアノ譜「のだめカンタービレの世界」 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 9, 2006
コメント(2)
![]()
今日紹介するのは、「デフレとバランスシート不況の経済学」(リチャード・クー :徳間書店)である。数年前、放送大学の面接授業のテキストか参考書に指定されていたので買った本である。 現在は、それほど確かな実感は無いものの、景気が上昇を続けており、いざなぎ景気をも超えたと言われている。しかし、この本は、まだ、いわゆるバブル不況の真っ只中にあるときに、不況の原因と、その対策について、クー氏の主張を展開した本である。 クー氏は、現在野村総合研究所のチーフエコノミストである。彼の理論は、一言で言えば、「バランスシート不況」に注目し、財政の重要性を強調するというものである。簡単に紹介してみよう。・当時の日本の不況は、バブル崩壊による、企業などのバランスシートの毀損が原因である。(バランスシート不況)・バランスシート不況の下では、企業は債務の最小化を目指した行動をとる。これは、個々の企業の行動としては正しいが、総体で見れば、総需要が減少するため、景気の低迷と資産価値の一層の減少の悪循環に繋がる。(合成の誤謬)・このような状況下で、金融をいくら緩和しても、資金需要が発生しない。(流動性の罠)・家計の貯蓄は、資金需要がないため、銀行に滞留する。(デフレギャップ)・このデフレギャップを埋めるためには、財政政策が必要。 クー氏の論理は、ネットなどで調べても、結構賛否が極端であり、かなり辛らつなことも書かれている一方、熱烈なファンもいるようである。私には、彼の論理は、非常に明快であり、当時の不況を的確に捉えているように見える。経済政策が適切に行われていれば、あのような長い不況はなかったのかもしれない。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。)「デフレとバランスシート不況の経済学」(リチャード・クー :徳間書店)風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 8, 2006
コメント(2)

久しぶりに、広島市の平和大通りを歩いてみた。辺りはもう真っ暗で、木々や遊具などに飾られたイルミネーションが美しい。ひろしまライトアップ事業『2006ひろしまドリミネーション』 と呼ばれるイベントで、11月17日から始まっていたらしい。テーマは「おとぎの国」。平和大通りを、ずっと幻想的な風景が続いていく。 今年でもう5年目になるそうである。すっかり広島市の年末の風物詩になってしまった。広島市に行かれたら、ぜひ夜の平和大通りを歩いてみて欲しい。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 7, 2006
コメント(10)
![]()
大分寒くなってきた。寒い日には、暖かいうどんが欲しくなる。うどんと言えば、有名なのは「讃岐うどん」であるが、日本全国には、色々なうどんがある。「うどんの秘密」(藤村和夫:PHP新書)は、そんなうどんについて、色々な薀蓄の書かれた本である。 著者の藤村氏は、元「有楽町更科」の4代目主人である。つまりは、蕎麦屋さんである。関東では、うどんより蕎麦の方が優勢で、蕎麦屋もうどんは出すものの、あまり力を入れていないようである。 そんな藤村氏がどうして、うどんに興味を持ったのか。藤村氏は蕎麦屋さんなので、蕎麦粉にはうるさかったものの、小麦粉には、無頓着であったらしい。蕎麦屋の使う小麦粉には、「割り粉」、「うどん粉」、「てんぷら粉」の3種類がある。工場閉鎖のため、これまで使っていた「割り粉」と「うどん粉」が入らなくなったことが、小麦粉ひいてはうどんに目が行くきっかけだったとのことだ。 蕎麦は、作ってから3時間以内に出さないとまずくなるので、1日に何回も打つが、うどんの方は、作るのに時間がかかり、そばを売れなくなるため朝一番に1日分を全部つくるとか、本来の讃岐うどんは一般に言われているような硬いものではなく、「歯でかまずに飲み込めるうどん」であるということなど、うどんに関する興味深い話に溢れている。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。)「うどんの秘密」(藤村和夫:PHP新書)(楽天で見つけた各地のうどん)「讃岐うどん」「きしめん」「稲庭うどん」「ほうとう」風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 6, 2006
コメント(4)
![]()
戊辰戦争で、会津は、徳川幕府への忠義を貫き、最後まで官軍と戦い抜いた。白虎隊の悲劇は今なお、人々の涙を誘う。今回紹介する「風葬の城」(内田康夫:祥伝社)は、この会津を舞台にした浅見光彦シリーズである。 取材で、会津の漆器工房を訪れた光彦は、目の前で、塗師・平野浩司が突然死する。更に、東京で歯科技工士をしている息子の洋一が、駆けつける途中で行方不明になる。光彦は、平野浩司の同僚・安達武春の娘で会津女子高の美人教師・理沙と共に事件を探る。 内田康夫の浅見光彦シリーズというと、大抵は、かなり昔の因縁が絡んだり、いろいろな複線があったりするのだが、この物語は、珍しく、割とシンプルなストーリーで、一直線に、事件解決までいっている。途中から、犯人も見当がついたし、あっと驚くような展開もなかった。その分読みやすいのではあるが、ミステリーとしては、若干物足りなさが残る。後書きによれば、作者は、会津の物語に感銘を受け、会津の人々の視点で光彦を見ることにより、逆に会津の人々を描き出してみようとしたらしい。 なお、題名の「風葬の城」だが、城はもちろん会津の鶴ヶ城のこと、風葬は、戊辰戦争当時の出来事と、犯人の最後との二つから来ているようだ。詳しくは読んでみてのお楽しみ。 ↑読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。「風葬の城」(内田康夫:祥伝社) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 5, 2006
コメント(8)

大分寒くなってきた。辺りはすっかり冬景色である。 以前紹介したセイタカアワダチソウは、黄色い花が、すっかり種になっている。 アメリカセンダングサも、種状態。 ヨウシュヤマゴボウも、かなり哀れな姿になってきた。 これから、もっともっと寒くなる。寒がりの私には、憂鬱な季節だ。早くも春を待ちわびている。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。)「牧野植物随筆」( 牧野富太郎: 講談社)風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 4, 2006
コメント(4)
![]()
もう一昨日のことになるが、金曜日の夜は、テレビで「ALWAYS 三丁目の夕日」を観ていた。 舞台は昭和33年の東京下町「夕日町三丁目」、戦争が終わって十数年、まだまだ、日本は豊かではないが、人々の心には人情があった、そんな時代の物語である。 この夕日町三丁目で、鈴木オートという自動車修理工場を営む鈴木一家と、鈴木オートの向かいで駄菓子屋の店主で売れない小説家の茶川龍之介、そして、ひょんなことから、茶川に引き取られた少年淳之介、彼らを中心に、ノスタルジックでペーソス溢れる話が展開していく。 かっては、このような風景は、日本のどこにでも存在していた。我々日本人は、豊かさの代償として、大切なものを失っていったような気がする。 主な出演者は、吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、小雪、堀北真希 原作は、小学館のビッグコミックオリジナルに連載されていた、西岸良平の漫画である。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。)「ALWAYS 三丁目の夕日」DVD「三丁目の夕日傑作集(その1)~(その3)」(西岸良平:小学館) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 3, 2006
コメント(10)
![]()
法隆寺は、世界最古の木造建築として広く知られている。法隆寺のHPには、「用明天皇が自らのご病気の平癒を祈って寺と仏像を造ることを誓願されましたが、その実現をみないままに崩御されたといいます。そこで推古天皇と聖徳太子が用明天皇のご遺願を継いで、推古15年(607)に寺とその本尊「薬師如来」を造られたのがこの法隆寺(斑鳩寺とも呼ばれています)であると伝えています。」とあり、古来より聖徳太子ゆかりの寺と言われている。 この法隆寺が、実は、藤原氏が聖徳太子の怨霊を封じ込めた寺であるという説を「隠された十字架」という著書で展開したのが、梅原猛である。 法隆寺には、謎が多い。梅原氏の怨霊封じ込め説の根拠の一つとして、中門の真ん中に柱が立っていることが挙げられている。門の真ん中の柱によって、怨霊が外に出るのを防いでいると言うのである。 「法隆寺の謎を解く」(武澤秀一:ちくま新書)は、法隆寺の謎について、著者の専門の建築の視点から、この中門の柱を始めとする法隆寺の謎のいくつかを解き明かそうとするものである。 日本書記には、法隆寺が、670年に消失したと書かれている。ところが、その後のことについて書記には何も触れられていないことから、再建か非再建かという論争が長らく行われてきた。発掘調査によると、現在の法隆寺は、創建時のものとは異なり、創建法隆寺は、現在の法隆寺とは異なる場所に建てられていた。更に、現在の法隆寺の建材は、創建法隆寺の消失以前から切り出されている。つまり、消失前に既に現在の法隆寺の建設が計画されていた可能性が高いのである。武澤氏は、現在の法隆寺は、厩戸(聖徳太子)の実績を消し、山背大兄王一族の死の場を消し、厩戸信仰を釈迦信仰の中に昇華させてしまうために建てられたものであると推理している。 中門の柱については、アジアでも広く見られる「廻る作法」に注目し、廻るための出入り口を構成しているとともに、中門から眺めた聖域の景観に中軸を与えてひきしめるものであると主張し、梅原氏の怨霊封じ込め説を否定している。確かに、人間の通れる中門を怨霊は通れないと言うのは、少々無理があり、この点では、武澤氏の説の方に説得力がある。しかし、梅原氏の説の根拠としては、中門の柱だけでなく、頭部に光背が釘でうちつけられている秘仏「救世観音」のことや、聖霊会のことなどもあるのだが、これらについては、何も述べられておらず、十分な反論にはなっていない。 簡単に、主な年代を記しておく。601年(推古天皇 9):聖徳太子が斑鳩の地に斑鳩宮を建設607年(推古天皇15):法隆寺建立 [薬師如来坐像の光背銘]643年(皇極天皇 2):山背大兄王が蘇我入鹿に襲撃され聖徳太子一族が滅亡670年(天智天皇 9):法隆寺焼失 [日本書紀] 私も少し推理してみよう。もっとも、既に、誰か他に同じような推理をしている人がいるかも知れないが。 山城大兄王は創建法隆寺で一族と共に滅亡した。恨みを持って死んだ人は祭らなければ怨霊になる。しかし、創建法隆寺の場所は、死の穢れに満ちている。当時死の穢れは、現在よりずっと忌み嫌われていた。そんなところに、恨みを持って死んでいった人を祭るわけにはいかなかったのだろう。そのために、創建時とは別の場所に、死者が治める新しい都を移し、新法隆寺が作られたのではないだろうか。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。)「法隆寺の謎を解く」(武澤秀一:ちくま新書)風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 2, 2006
コメント(10)
![]()
源氏とは、元々皇族であったが、「源」の姓を与えられて、臣籍降下した一族のひとつである。源氏は、源頼朝で知られる清和源氏が有名であるが、その他にも、嵯峨源氏や宇多源氏など色々な系統がある。 明治維新の際に、徳川慶喜が大政奉還したことで明らかなように、実質的な日本の主権は、「征夷大将軍」として、源氏を名乗る徳川家が握っていた。それでは、この主権の根拠は何かと言えば、一般には武家の頂点である、「征夷大将軍」という地位によると言われている。 「源氏と日本国王」(岡野友彦:講談社現代新書)で主張されているのは、「征夷大将軍」というのは、日本の主権を示すものではないということである。源氏は、たまたま臣籍にある皇族という扱いであり、代々の将軍は、日本の主権を、源氏の氏の長者である「源氏長者」として掌握していたというのだ。 日本の主権を解明するのに、「源氏長者」というものに目をつけるのは、非常に面白い発想であると思う。しかし、「源氏長者」であるから権力を掌握したのか、権力があるから、名誉職のようなものとして「源氏長者」となったのかはもっと検証してみるべきではないかと感じる。(豆知識) 「姓」と「苗字」は、現在では全くと言っていいほど区別されていないが、本来は、次元が異なるものであるということを、この本を読んで始めて知った。「姓」は源、平、藤原といった「氏」の名前で、本来天皇から与えられるものであり、父系制的な血縁原理によって継承されるものである。一方「苗字」は、足利、新田、北条といった家の名前である。 ↑ランキング参加中(読書に関して参考になるブログがたくさんあるよ。) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら
December 1, 2006
コメント(2)
全32件 (32件中 1-32件目)
1
![]()

