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「皆が、私の名を、呼ぶかぎり・・・・・私は、抜け出してみせよう」 「幻惑の死と使途」(森博嗣:講談社)という本を読んだ。駄洒落を優先して、意味が良く分からないようなタイトルになっているが、S&Mシリーズの6作目に当たるようだ。ちなみに、英語の副題は、「Illusion Acts Like Magic 」となっている。 内容を簡単に紹介しよう。脱出マジックの大物有里匠幻が、脱出マジックショーの最中、衆人環視の中で殺害されてしまう。更には、その遺体も、マジックのように、どこかに消え失せてしまったのだ。このショーを見ていた西乃園萌絵は、事件の謎を調査し始める。しかし、更なる殺人事件が続く。 駄洒落のようなタイトルに関わらず、結構面白かった。事件に関わっているのは主として萌絵の方である。犀川助教授のやる気の無さとは対照的だ。どちらも浮世離れした二人のやり取りが、夫婦漫才のようでなんとも面白い。二人は既に婚姻届を作成して、萌絵の叔母に預けているらしい。萌絵は、犀川をまっとうに導けるのは自分しかいないと思っているようだが、大丈夫か。 すべてが終わったとき、萌絵が関係者を集めて、事件の説明をする。そして、最後に犀川が、明かす、最も重要な部分に関する推理。犯人の方は唐突に出てきたような感じが強いが、これもマジックの一環か? ○応援クリックお願いします。 「幻惑の死と使途」(森博嗣:講談社) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 31, 2008
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今日もまだ旅空の下。 写真は、隠岐島の夕日。 手前に見えるのは、宿泊した隠岐ブラザホテル。 イカ釣り船が浮かぶのは、西郷湾に注ぐ八尾川の河口。 異郷で目にするものは、何もかも珍しい。 ○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 30, 2008
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今隠岐の島にいる。本土から70km離れた日本海に浮かぶ離島である。 写真の赤い橋は、隠岐の西郷港から暫く歩くと見える「西郷大橋」。 近くに見えるイカ釣り船との対比がいい感じ。 この西郷大橋の向こうには空港がある。出雲と大阪からの便があるようだ。 下に貼り付けてあるのは、この日泊まった隠岐ビューポートホテル。隠岐の玄関口である西郷港のすぐ前にあり、海の見えるホテルだ。高校総体が隠岐でも開かれるので、滞在中の全日数の予約が出来なかったため、残念ながら、途中から別のホテルに変わらなければならないのだが。○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 29, 2008
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今居るところではなく、ちょっと前に奈良の薬師寺付近で撮った牡丹。 記事は、そのうち旅行記として書きたいが、とりあえず先出し。 ホテルにバソコンが無いのでコメントの返事は帰ってからね。 ○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 28, 2008
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このブログで、上橋菜穂子の守り人シリーズを「精霊の守り人」、「闇の守り人」と紹介してきたが、今日紹介するのは、その第3作目にあたる「夢の守り人」である。主人公はもちろん女短槍使いのバルサである。 彼女たちの住む世界では、不思議なことが起こる。人々が夢から覚めなくなるのだ。皇子を亡くした、新ヨゴ皇国の一の妃、バルサの幼馴染・タンダの妹、そして、かってバルサと旅をした新ヨゴ国皇太子チャグムまでも。実は、異世界に咲き、人の夢により受粉する「花」が原因だったのだ。しかし、タンダが「花」の罠にかかり恐るべき怪物となってしまう。バルサは、タンダたちを救えるのか。この巻も面白くて、一気に読んでしまった。 ところで、人は、誰しも多かれ少なかれ、夢に逃げたくなる時がある。人生は四苦八苦に満ちているのだ。一の妃のような身分の高いものも、タンダの妹のような普通の人も、釈迦のように解脱しない限りは、この苦しみから逃れられない。夢は、ほんのひとときでも、この苦しみを癒してくれる。しかし、夢から覚めないことを願う者は、花が散った時に現実の世界に帰れなくなるのだ。 かっては、タンダの師匠であるトロガイも、若かりし頃にこの花に夢を誘われたことがあるようだ。現在の、スーパー婆さん・トロガイ師からは想像も出来ない、意外な過去が明らかになる。トロガイが子供を産んだことがあると聞いて唖然としているタンダに、「おまえ、わしをなんだと思ってる。わしにも若い娘時代はあったんだぞ!」と言っているトロガイがちょっとかわいらしい。○「精霊の守り人」の記事はこちら○「闇の守り人」の記事はこちら○応援クリックお願いします。 「夢の守り人」(上橋菜穂子/二木真希子(文庫版以外):偕成社、 新潮社(文庫版のみ)) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら(追伸)所用のため、明日から週末まで、また暫定更新になります。コメントのお返事は、週末にまとめてとなる場合もありますので、よろしくお願いします。
May 27, 2008
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先週の土曜の夜9時は、やっぱり、恒例の「ごくせん」だ。今回のモチーフは「ロミオとジュリエット」(たぶん)。以前、ヤンクミが思いを寄せる校医の夏目が、「ロミオとジュリエット」の本を忘れていた場面があったが、今回もまた忘れている。 おそらく、「ロミオとジュリエット」は、ヤンクミと夏目の間を暗示させているつもりなんだろう。ということは、結局、ヤンクミの恋はうまくいかないということか。 そして、今回また夏目が「ロミオとジュリエット」の本を忘れていたことは、もうひとつのカップルの運命も暗示させていたようだ。○「ごくせん」DVD 今回の話で中心になるのは、倉木。病院で知り合った早希という少女といい感じになっている。早希は心臓病で入院しているが、倉木と初デートの時、急に胸が苦しくなって倒れる。実は早希は、無断で病院を抜け出しており、親や病院は大騒ぎをしていたのだ。 あとは、お決まりのパターン。早希の親が自分の娘のことは棚に上げて、一方的に学校にクレームを入れる。早希は倉木にあやまろうと、また病院を抜け出し、不良連中にからまれる。助けようとした倉木は、不良たちにぼこぼこに。そこへ、水戸黄門よろしくヤンクミの登場。最後には早希の親も考えを改めるが、そこは「ロミオとジュリエット」。やっぱり別れが・・ しかし、ジュリエットの方はともかく、ロミオの方は、なんとも貧相な気が・・・ ところで、3-Dクラス。ものすごい不良学級という設定だったが、いつの間にかお笑い学級に変わっていると思うのは私だけか?(原作)・森本梢子:「ごくせん」(出演)・仲間由紀恵(山口久美子)・星野亜希(鮎川さくら)・生瀬勝久(猿渡五郎)・山田優(風間薫子) ほか○応援クリックお願いします。 ○「ごくせん」の公式HPはこちら○「ごくせん」(森本梢子:集英社) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 26, 2008
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いつも、ミステリーばかり読んでいるので、たまには名作と言われる物にも手を出そうと、「死海のほとり」(遠藤周作:新潮社)を 読んでみた。作者の故遠藤周作氏は、一般には、ユーモアあふれるエッセイを多く書いていた狐狸庵先生としての方が有名かも知れないが、キリスト教をテーマにした作品群は欧米でも評価が高く、ノーベル文学賞の候補にも挙がったことがあったということだ。 死海とは、もちろん、イスラエルとヨルダンの間に位置する、あの塩分濃度が異常に高い湖のことである。○死海の塩 小説家の「私」は、エルサレムで聖書学者をしている学生時代の友人の戸田を訪ねる。戦時中をキリスト教系の学校ですごした「私」は、イエスのことが心に引っかかっており、その足跡を訪ねてみようとしたのだ。「私」がイエスの足跡を訪ねるのと平行して、作品中に流れていくイエスの物語。ここで描かれるイエスは、決して華々しく奇跡など起こさない。ただ、多くの人の悲しみを、洗い流そうとし、苦しんでいる人の側で、一緒になって苦しみを分かち合うのだ。ただ愛のためだけに生き、それゆえに十字架に掛けられる。 「私」は、イエスの足跡を訪ねているうちに、学生時代に大学にいた「ねずみ」という仇名の修道士のことが次第に気にかかってくる。その修道士は、「ねずみ」という仇名がつけられるくらいだから、小ずるくて、学生たちから軽蔑されており、最後は、ナチの収容所で死んでいる。いつのまにか、「私」はイエスの足跡を訪ねているのか「ねずみ」の足跡を訪ねているかが分からなくなってくる。 「私」に「ねずみ」の最後を教えてくれた人は、「ねずみ」が、尿を垂れ流しながら、最後の場に連れて行かれるとき、その側に、彼と同じように囚人服で尿を垂れ流して歩く男の姿を一瞬ながら目撃したと言う。 イエスは、時代を超えて、「ねずみ」とも苦しみを分かち合おうとしたのであろうか。 たまには、普段読んでいるものから、目先を変えて、こんな小説を読んでみるのも良いものだ。○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 25, 2008
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このブログは、タイトルからも分かるように、読書と共に小旅行をテーマの一つにしている。最近は、手軽なバスツアーに参加することが多いが、できれば鈍行でごっとんごっとんといった旅を楽しんでみたい。今日紹介する「鉄子の旅 1」はそんな鈍行列車での旅を扱ったノンフィクション漫画である。最初、絵柄がどうもと思っていたが、読んでみるとメチャメチャ面白い。読んでいるうちに絵柄にもすっかり慣れてしまった。 内容の方であるが、芽が出ない漫画家のキクチナオエは、小学館からある企画をもちかけられる。トラベルライターの横見浩彦と、鉄道旅をして、それを漫画にするというもの。横見浩彦氏は、JR全線制覇、全駅の乗降制覇と、鉄ちゃんの神様のような人らしい。美味しい物が食べられて、美味しいお酒が飲めて、しかもガイド付きの旅行と言うオイシイ企画だと、二つ返事で引き受けたキクチだが、世の中にはそんなに甘い話はない。これが、想像を絶するとんでもない旅の始まりだったのだ。 どんな旅かといえば、この巻に載っているのは、1.久留里線全駅乗下車2.130円・1都6県大回り3.東京-鹿児島2泊3日鈍行の旅4.長野電鉄「木島線」最終日5.土合・湯檜曽・・・鉄子流デートコース6.大垣夜行で行く有田&紀州鉄道7.岩手県の自然を味わう旅8.銚子電鉄全駅乗下車 いずれの旅も、ひたすら列車に乗って、駅で降りて、また乗ってという、ものすごいハードなものである。キクチの楽しみは駅弁だけ。しかし、ちょっとづつ鉄色に染まっていっているような・・・ しかし横見サンのキャラ、面白すぎる。本物は漫画よりもっと面白いらしいので、ぜひ一度実際に会ってみたいものである。第8旅では、タレントの眞鍋かをりといっしょに旅をしているが、彼女がニコニコしながら、横見氏にかなりキツイ突込みを入れていたのには笑ってしまった。また、菊池直恵さんもクールビューティという噂なので、ちょっと見てみたい。 とにかく、面白い。抱腹絶倒の旅漫画である。○応援クリックお願いします。 「鉄子の旅 1」(菊池直恵:小学館) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 24, 2008
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今回のバスツアーの締めくくりは、[世羅高原農場]である。入り口の大きな風車が目印だ。○世羅高原農場入り口の風車 入場すると一面がチューリップの海だ。ざっと見回しても、赤、黄、紫、濃紺、白など、とりどりの花が色鮮やかに咲き誇っている。ベンチに座って、チューリップ畑を眺めながら、ゆったりとくつろいでいると、ひばりの声が聞こえ、とてものどかな光景である。○咲き乱れるチューリップの海 ここでは、夏はひまわり、秋はダリアが楽しめると言う。しかし、これだけ広いと、植え替えるのは、大変だろうな。 (完)○応援クリックお願いします。 ●「世羅ワイナリーで一服 (せら高原の花を訪ねて4)」はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 23, 2008
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以前、このブログで、宮部みゆきの「震える岩」という作品を紹介した。「他人には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる」という不思議な能力を持ったお初という少女が、江戸の怪異に立ち向かうと言う時代物のホラーミステリーである。 この「震える岩」の続編にあたるのが「天狗風」(宮部みゆき :講談社)である。「霊験お初捕り物控」シリーズの第二弾に当たる。前回「震える岩」で、お初が対決したのは、「死人憑き」であったが、今回は、題名からも推測される通り「天狗」と対決する。天狗と言えば、この間紹介した映画「妖怪大戦争」に出ていたような、鼻の長い妖怪を想像するが、ここでは、天狗を女の妄念が変じた物の怪として扱っている。 さて、内容の方であるが、嫁入り前の娘が、一陣の風と共に消えてしまうという不思議な事件が起こる。お初は奉行の根岸肥前守の依頼で、算学の道場に通う古沢右京之介と共に、事件を調べ始め、最後は謎のネコ軍団の助けを借りて「天狗」に立ち向かうというもの。 途中で、身代金目当ての便乗犯が現れたり、観音様に化けた物の怪に襲われたり、阿片の密売が絡んでいたりして、どんどん話が膨らみ、途中で読むのを止められなくなってくる。 一つ残念だったのは、お初と右京之介のキャラが対照的であり、組み合わせの面白さが生じるという部分が、前作と比べると、今回はあまり目立たず、右京之介がだいぶ後ろに引いたような感があることだ。○「震える岩」の記事は こちら○「妖怪大戦争」の記事はこちら○応援クリックお願いします。 「天狗風」(宮部みゆき :講談社) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 22, 2008
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バーベキューにイチゴピザでお腹が一杯になった後バスが向かったのは、おなじみ「世羅ワイナリー」である。開園2周年ということもあってか、かなり多くの人が訪れていた。○せらワイナリー 園内をうろうろすると、いつの間にか「足湯」の施設が出来ていた。驚くことに、その向こうには、グラウンドゴルフ場まであった。私の記憶が正しければ、依然来たときには、無かったように思うのだが、いつ出来たのだろう。○足湯館○グラウンドゴルフ場 ここで、グラウンドゴルフをご存じない方のために、簡単に説明しよう。グラウンドゴルフとは、昭和57年に鳥取県で考案されたまだ歴史の新しいスポーツである。専用のクラブで、ゴルフのようにボールを打って、ホールポストに入るまでの打数を競う協議だ。年齢に関係なくできるので、中国地方では、既にゲートボールを駆逐しているような感があるが、他の地方はどうなんだろう。総括団体である(社)日本グラウンド・ゴルフ協会は、一応日本全土に支部を持っているようであるが。○グラウンドゴルフのクラブとボール ここでも、「ワインソフト」なるものが目に付いたので、買ってみた。これもなかなか美味。それにしても、今日は食いすぎだと自分でも思う。○ワインソフト 家族へのお土産を買って、またバスに乗り込み、最後の目的地である世羅高原農場に向かった。 (続く)○応援クリックお願いします。 ●「いちごのピザ作りに挑戦-平田観光農園2- (せら高原の花を訪ねて3)」はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 21, 2008
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さて、いよいよ「いちごのピザ作り」に挑戦である。まずは、観光農園の人がイチゴ博士ということで、イチゴの被り物をして登場だ。かなり怪しい(失礼)格好だが、イチゴについての講義を分かりやすくしてくれた。 イチゴの名前の由来は、あの真っ赤な色が、「魚血(いち)のごとし」ということから来ているそうだ。品種にはとちおとめ(栃木)、あきひめ(静岡)、あまおう(福岡)などが有名である。常に花と実が混在しているのが特徴で、ビタミンC、アントシアニン(赤い成分)、キシリトール(甘み成分)などが豊富である。甘みは先のほうに溜まっているため、食べるときには、ヘタの部分から食べ始めると良いといったようなことを教えてくれた。●「イチゴ あまおうデラックス」 講義を受けると、いよいよピザ作り体験である。まず、イチゴ温室で、トッピングに使うイチゴを摘む。それから石釜のところでピザ作りだ。写真は、一人前の材料。○イチゴピザ材料1人前 まず、イチゴのヘタを取って、2分割もしくは3分割する。パイ生地をある程度手で伸ばしてから、更に棒を使って薄くする。薄く延ばしたら、端を1cm位折りたたむ。その上にカスタードクリームをたっぷりと塗り、イチゴを乗せ、チーズをちらして、大きなスコップのようなもので、石釜で焼けばできあがり。○ピザ焼き中 簡単そうだが、出来上がりはご覧の通り。丸く伸ばすには結構、修練が必要だと言うことが良く分かった。形は悪いが、カスタードの甘さと、イチゴの甘酸っぱさがうまくマッチングし、味わいは絶妙。しかし、バーベキューの後、イチゴピザとはまた太ってしまうな。○イチゴピザできあがり (続く)○応援クリックお願いします。 ●「あなたもヨン様に-平田観光農園1- (せら高原の花を訪ねて2)」はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 20, 2008
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一昨日の土曜の夜9時は、恒例の「ごくせん」だ。早くも5回目である。前回は、山田優がゲストで、風間との姉弟の愛情を描いていたが、今回は、家が豆腐屋をやっている本城とその父との愛情がテーマである。 赤銅学院では3社面談が行われていた。本城は、100円、200円の商いという、豆腐屋商売を馬鹿にして、父の保とケンカする始末。父が入院して、銀行への戸棚の現金を銀行に入金することを頼まれるが、本城は一部を使い込んでしまっている。穴埋めのために、バイトを探すも、時給が安いからと言って、えり好みばかり。とうとう中学の先輩の成田といういかにも怪しげな男から金を借りてしまう。後は、いつものパターンだ。 この第3シリーズも好調なようで、仲間ファンの一人としてはうれしい限りである。パターンが決まっているので、ヤンクミが悪いやつをやっつけるところが楽しみで見ている人が多いんだろうな。現代版水戸黄門といった感じかな。でも、仲間由紀恵は、ぜひ「トリック」で見たいという人も多いはず。この「ごくせん」の好調振りが、「トリック」新作の可能性に、果たして吉と出るか、凶とでるか?○「ごくせん」DVD ところで、ミノル(内山信二)が合コンの席で、鷹野葵(平山あや)にもててた理由が、飼っていたチャウチャウに似ているからという設定だったが、本当に良く似ていたのには笑った。当分、仲間内では、ラッキー(チャウチャウの名前)とからかわれるかも知れないね。(原作)・森本梢子:「ごくせん」(出演)・仲間由紀恵(山口久美子)・星野亜希(鮎川さくら)・生瀬勝久(猿渡五郎)・山田優(風間薫子) ほか○応援クリックお願いします。 ○「ごくせん」の公式HPはこちら○「ごくせん」(森本梢子:集英社) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 19, 2008
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「花夢の里ロクタン」で鮮やかな芝桜を堪能し、次にバスが向かったのは、「平田観光農園」である。ここでは、昼食といちごのピザ作りの体験だ。○平田観光農園 昼食は、バーベキュー。写真が一人前である。結構食べ応えがある。○バーベキュー1人前 食べ終わって、ピザ作りが始まるまで大分時間があるので、辺りを散策する。食事場所のすぐ近くには、生きた化石と呼ばれる「メタセコイア」の並木が続いている。観ていないので知らなかったのだが、一時話題になった「冬のソナタ」にメタセコイアの並木が出てくるらしい。ヨン様になったつもりで散策してみるのも良いだろう。○メタセコイアの並木●DVD&CD「冬のソナタ」 また、近くには、巨大な藤棚もある。通常の紫色の藤だけではなく、白やピンクの花もあり、あたり一面いい香りが漂っている。この藤の花の蜜を吸おうと、クマバチやミツバチが飛び回っている。若い女の子の3人連れが、蜂を怖がっていたが、そう心配することはない。スズメバチと違い、ミツバチやクマバチはおとなしい蜂であり、何にもしないのに攻撃してくることはまず無いと思う。○巨大な藤棚 (続く)○応援クリックお願いします。 ●「芝桜の富士山-花夢の里ロクタン- (せら高原の花を訪ねて1)」はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 18, 2008
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だいぶ遅れ気味だが、ちょっと前に行った日帰り旅行記である。GWは、後半だと、どこに行ってもむちゃくちゃに人が多いので、まだ4月のうちに、日帰りバスツアーに参加してみた。今回のテーマは、「せら高原の花めぐり」である。 バスに揺られて、まず向かったのは、「花夢の里ロクタン」。この数年、この時期になると、毎年訪れている。5万平方メートルの丘陵に、赤、ピンク、紫、白の色鮮やかな芝桜が一面に広がっており、目に眩しい。芝桜はハナシノブ科の多年草であり、ここには全部で80万株も植えられている。本州最大の芝桜庭園とのことだ。ここの見所は、芝桜の富士山。登ってみると、芝桜庭園が見渡せ、とても綺麗だ。○4色の芝桜○芝桜の富士山 ちょっと小腹がすいたので、ソフトクリームを買った。あまり他では見かけない、「芝桜ソフト」だ。○芝桜のソフト また、ここには、3万平方メートルもの菜の花畑もあり、クマバチやモンシロチョウが飛び交っている。こちらも、黄色が目に鮮やかだ。○菜の花畑 花を見物しているて、勇壮な太鼓の音が聞こえてきた、「せらにし飛龍太鼓」の皆さんが、力強い太鼓の演奏を繰り広げていたので、しばし見物する。迫力たっぷりで、熱気が伝わってくるような演奏であった。○せらにし飛龍太鼓 (続く)○応援クリックお願いします。 ○芝桜 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 17, 2008
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書店に行くと、「真月譚月姫(6)」が出ていたので買ってきた。「直死の魔眼」 を持つ志貴と、吸血鬼の「真祖」の姫君アルクェイドらの数奇な運命と、戦いを描いた作品である。元々は、うちの子が持っていたのを取り上げて読んだのだが、最近はすっかり嵌ってしまったようだ。 この巻では、冒頭で、いきなり、暴走した志貴が、アルクェイドに大して、こんなことやあんなことを・・・ 。いいのかと思って、調べてみると、どうも、この作品が連載されている「コミック電撃大王」って、少年誌じゃなくって、青年誌の扱いのようだ。まあ、どうでもいいことだが。 今回の見所は、不死身のシスター・シエルと転生を繰り返す吸血鬼ロアの壮絶な戦い。シエルとロアそしてアルクェイドの過去の因縁が明らかになる。また志貴の過去についても、だんだんと明らかになってくる。しかし、まだまだ、明かされていない秘密があるようで、今後どんな展開をしていくのか楽しみである。 それにしても、怖~い女吸血鬼も、日本に来れば、皆天然系萌えキャラになってしまう。この作品だけでなく、「怪物王女」や「ロザリオとバンパイア」に出てくるバンパイアの少女もやっぱりかわいい萌えキャラだ。これも、取り入れたものは、何でも自分たちに合うように作り変えてしまう日本文化の特徴か。女吸血鬼と言えば、カーミラのような怖いものしか考えられない西洋文化とはえらい違いだ。おそるべし、日本文化。「真月譚月姫」(6)(佐々木少年:メディアワークス/角川GPメディアワー) ○「真月譚月姫」(5)の記事はこちら○「真月譚月姫」(3)(4)の記事はこちら○「真月譚月姫」(1)(2)の記事はこちら○応援してね。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 16, 2008
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宿泊したビジネスホテルから見た、出雲市駅方面の風景。駅の南側に当たる。こちら側は普通の駅だが、反対側は、いかにも出雲らしくなっている。それは、また後日紹介しよう。 そして、こちらは夜景。○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 15, 2008
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写真は、出雲の「斐伊川」。古事記にも出てくる、ヤマタノオロチ伝説で有名な出雲地方を代表する川である。 工事中のようで、橋げたのビニールシートが、ちょっと興ざめ。 こちらも、別の場所で撮った「斐伊川」。 こちらは、三次の近くで撮った、「江の川」。別名「中国太郎」とも呼ばれ、中国地方最大の川である。広島県の北部から、島根県の江津に向けて流れている。三次に伝わる鵜飼は有名である。○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 14, 2008
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ちょと前に京都の琵琶湖疎水の側で撮った八重桜。 京都旅行記はそのうち連載するので、気長に待っててね。 そして、こちらは、同じく京都の南禅寺で撮影した紅葉。紅葉しているが、上の桜と同じ日に撮影したもの。最初から紅葉している種類の紅葉である。○応援クリックお願いします。
May 13, 2008
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土曜の夜9時からは、いつもの通り「ごくせん」である。今回は4回目だ。今回は、山田優が風間の姉役で出演だ。 赤銅学院に、風間の姉が訪ねてくる。姉の薫子は、両親が死んでから、昼は歯科助手、夜はクラブのホステスをしながら、親代わりになって、風間を育ててきた。そんな姉に、風間は反発している。そんな中で、風間は刑事を殴り、退学の危機に。○「ごくせん」DVD しかし、風間、あんな綺麗な姉ちゃんを心配させてはいかんぞ。弟思いの、優しい姉ちゃんじゃないか。風間も分かっちゃいるんだけど、男の子は反発するんだよね。今回は、素直でない弟と姉弟愛の物語といったところか。 ところで、最近、仲間由紀恵にやって欲しいと思うものが2つばかりある。「女囚さそり」(篠原とおる)と「修羅雪姫」(小池一夫/上村一夫)だ。どちらも昔、梶芽衣子主演で映画化されており、「キル・ビル」のタランティーノ監督にも大きな影響を与えた作品だ。今の仲間だったら、目力があるので、ちょっと化粧を濃い目にして演じれば、よく似合うんじゃないかと思うのだが。どこか企画してくれないかな。(原作)・森本梢子:「ごくせん」(出演)・仲間由紀恵(山口久美子)・星野亜希(鮎川さくら)・生瀬勝久(猿渡五郎)・山田優(風間薫子) ほか*** お知らせ *** 明日から、所要のため、週末まで携帯による暫定更新もしくは、後日更新となります。コメントのお返事などは、週末にまとめてということになるかもしれませんがよろしくお願いします。○応援クリックお願いします。 ○「ごくせん」の公式HPはこちら○「ごくせん」(森本梢子:集英社) ○「女囚さそり」、「修羅雪姫」(主演:梶芽衣子) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 12, 2008
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金曜の夜は、小椋佳の「歌談の会」に行ってきた。小椋佳曰く、「歌談の会」というのは、普通の「コンサート」のように肩肘はったようなものではなく、もっと気軽に、歌ったり話したりするというものいうことである。会場は、「ウェルシティ広島 広島厚生年金会館」。公演開始は、19時であった。広島市の中心地にあるので、仕事が終わってから行くのにはとても便利だ。ちなみに、ここから「平和記念公園」までは、徒歩でわずか5分である。 ○「ウェルシティ広島 広島厚生年金会館 」 会場で、辺りを見回すと、観客の年齢層はかなり高い。私も人のことは言えないが、あの中では、きっと若者の部類に入るのではないかと思う。 さて、肝心の歌の方である。小椋佳は、1月で64歳になったということだが、あの声はすごい。よくあの歳でこんな声がでるものである。眼を閉じて聞くと、一層すばらしい(失礼)。あの活躍ぶりを見ていると、小椋佳よりはずっと若い私は、まだまだ老け込んではいられない。ただ、選曲の方は、若き日に良く聴いた思い出に残っている歌が少なく、ちょっと残念であった。 ところで、彼の銀行員時代の話が面白かった。アメリカの大学院に留学させてもらったが、学校に行ったのは最初のうちだけで、後はグレイハウンドバスに乗ってアメリカ中旅をしていたとのことだ。ちなみに、グレイハウンドバスは、アメリカ全土を結ぶ路線を持つ、バス会社である。今ならとても、考えられないが、まだまだ、日本社会全体がおおらかな時代だったからであろう。 この、「歌談の会」は、もちろん小椋佳が中心であるが、高橋孝と足立紫帆も歌っていた。高橋孝は、津軽三味線と民謡の実力者で、最近小椋佳が力を入れているようだ。たしかに、いい声で、心に響くような歌なのだが、詩が聞き取りにくいのは、民謡の歌い方からくるものなのだろうか? もう一人、紅一点の足立紫帆は、ピアノで参加していたが、本来は、声楽が専門のようだ。彼女の歌声もなかなかすばらしい。そのうちメジャーになるかもしれないと思った。○応援クリックお願いします。 ○CD:「小椋佳大全集」、「夢歌詩」(小椋佳)、 「真っ白な台本」(高橋孝) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 11, 2008
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仕事が終わった後、木場周辺をぶらぶらと散歩していると、神社があるのが眼に入った。そう大きな神社ではないが、由緒がありそうなので、神社仏閣好きの私としては、とりあえず行ってみた。 この神社は、通称元弁天社と呼ばれる「洲崎神社」であった。通称から想像がつくように、元々は「洲崎弁天社」と呼ばれ、弁天様をお祭りしていた。それが、明治の神仏分離で、現在の「洲崎神社」となったようだ。だから、現在奉られているのは、神仏習合思想の本地垂迹説で弁財天と同じとされている市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)である。しかし、人間の都合で、あなたは昨日までは弁天様だったけど、今日から市杵島比売命と呼びますよというのも不遜な気がするのだが。「洲崎神社鳥居」「洲崎神社由緒」「洲崎神社本殿」○弁天衣装 ところで、この「洲崎神社」であるが、5代将軍徳川綱吉の帰依を得て大僧正にまで上り詰めた護持院隆光が、元禄13年に江戸城紅葉山から、綱吉の生母である桂昌院の守り本尊であった弁財天を移してお奉りしたことに始まる。かっては、このあたりは江戸の観光名所として栄えてきて料理屋や遊郭などもあったらしい。近くを流れる大横川(たぶん)には川舟も浮かんであり、このあたりで水運が盛んだったことをうかがわせる。「大横川」○「都立木場公園(木場周辺の風景1)」の記事はこちら○応援クリックお願いします。 木場周辺の風景 完風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 10, 2008
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この間読んだ「精霊の守り人」が面白かったので、その続編にあたる「闇の守り人」(上橋菜穂子 :新潮社)も買って来た。 前作の「精霊の守り人」で、チャグムを守ることにより、精神的な成長を遂げたバルサは、25年の歳月を経て、やっと故郷に帰る決心をする。 自分が王位に就くため、姦計を巡らしたあげく、バルサの父を殺し、バルサと養父のジグロを執拗に追い続けた前カンバル王ログサムは、10年も前にこの世を去り、既に危険は無いはずであった。ところが、やっぱり悪い奴はいつの時代にもいるものである。バルサは、カンバル国を滅ぼしかねない企ての渦中に巻き込まれてしまう。 カンバル国は貧しい国であるが、地上を支配するカンバル王とは別に、地下を「山の王」が支配している。ほぼ二十年ごとに、カンバル王は、「山の王」から、カンバル最強の短槍使いである「王の槍」たちと、「山の底」に招かれ、貴重な青光石「ルイシャ」を贈られる。この宝石が、貧しいカンバルを潤してきたのだ。その際、最強の短槍使いは「舞い手」となり、「闇の守り人」ヒョウルと戦わなければならない。しかし、この「闇の守り人」の正体は意外なものであった。 前作が、バルサの心の成長を描いたものなら、今回はバルサが自らの過去と決別する物語と言えるだろう。 ところで、作者はやっぱり、バルサの小じわにこだわっている?作品中に、こんな表現があるのだ。「日に焼けて、すでに目じりには小じわが見える。だが、バルサの顔でなにより目立つのは、その瞳である。」そんなに、毎回書かなくても良いと思うのだが。○応援クリックお願いします。 ○「精霊の守り人」の記事はこちら「闇の守り人」(上橋菜穂子 :新潮社)
May 9, 2008
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この間東京の木場に行ったとき、気分転換のため、昼休憩時に、すぐ近くにある「都立木場公園」を散策してきた。木場という地名は、かって貯木場があったことに由来しているが、このあたりは、江戸から昭和にかけて、「材木のまち」として賑わっていたようだ。 この貯木場は、昭和44年に現在の新木場に移転され、跡地に整備されたのが、この公園ということである。昭和44年に、江東再開発構想のなかの防災拠点の一つとして位置づけられ、昭和52年には、昭和天皇御在位五十年記念公園として国から指定を受けており、平成4年6月1日に現在の木場公園として開園している。東京メトロ東西線「木場」駅から徒歩5分という便利な場所に位置しており、面積約24万m2という、都会としてはかなり広い公園だ。公園内は、南、中、北の3つのエリアに分けられ、木場公園大橋という吊橋でそれぞれのエリアが結ばれている。「木場公園案内板」 南地区には、「ふれあい広場」と呼ばれる広大な芝生広場が広がり、多くの人々の憩いの場となっている。見た感じは、ただの原っぱと言う感じであるが、都会には貴重な緑の空間であり、訪れたときには、学校の遠足でもあったのか、平日にも関わらず多くの人が集まっていた。「ふれあい広場」 園内には、「木場ミドリアム」という建物がある。緑化の関係の展示をしているということで入ってみたが、そう感動するものは見当たらなかった。「木場ミドリアム」 この「木場ミドリアム」の近くには、「都市緑化植物園」がある。「ガーデニング広場」や「帰化植物見本園」などのコーナーに別れており、ボランティアによって維持・管理されているとのことだ。「都市緑化植物園」 最後に、冒頭で触れた「木場公園大橋」である。主塔の高さ60mの斜張橋で、この公園のシンボルとも言える存在だ。「木場公園大橋」○応援クリックお願いします。 続く風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 8, 2008
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うちの子がいま嵌っているのが「コードギアス」。この間、「コードギアス 反逆のルルーシュ(stageー0ーentrance)」という本を渡され、面白いから読んでみてとのこと。最近、「コードギアス」という言葉を時折聞いていたこともあり、親子のコミュニケーションのために眼を通してみた。 内容であるが、この世界では、神聖ブリタニア帝国が領土拡張を続けている。これと敵対しているのがEUと中華連邦。その狭間で、日本もついにブリタニア帝国の領土に・・・。そんな時代の中で、様々な陰謀が渦巻き、その渦中で生きる二人の少年、スザクとルルーシュの物語といったところか。この巻は、読んだところ、英語の副題のように、ほんの導入部のようである。しかし、すぐ実際の国と対応できるような名前の国を出して、その国の大使館から抗議がこないか? すまん、わが子よ。これは私にはちょっと合わない。 まずストーリーだが、時間の流れが、しょっちゅう行ったり来たりしている。確かに小説のテクニックの一つであり、こういうのを好む人も多いのかもしれないが、私は、あまりこれをやりすぎられると、読むのが面倒くさくなってくる。ライトノベルズを読むのに、そんなに前後関係を考えながら読みたくはないんだ。 次に主人公である。体力勝負のスザクと頭脳明晰なルルーシュの少年二人が主役のようだが、男二人の物語と言うのはどうも・・・・・ 。 やはり、強く美しいヒロインが活躍する方がいい。 ○応援クリックお願いします。 「コードギアス反逆のルルーシュ(stageー0ーentranc)」(大河内一楼/谷口悟朗:角川書店) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 7, 2008
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姫路城で桜を楽しんだ後は、同じく桜の名所である播州龍野に向かう。龍野は、脇坂藩五万三千石の城下町であり、今なお当時の面影を残しており、「播磨の小京都」とも呼ばれている。「龍野の町並み」 観光バスを降りて、しばらく「龍野公園」周辺を散策する。龍野公園は、兵庫県下随一の桜の名所であり、満開時ならさぞかし見事な眺めであろうが、残念ながら、訪れたときは、もう大分散っていた。「花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに」(小野小町)「桜の名所龍野公園」 龍野公園内には、「龍野公園動物園」という小さな動物園がある。いるのはサルやツキノワグマなどで、そんなに珍しい動物はいないが、無料だから、小さな子供をつれてくるには手軽でいいであろう。「龍野公園動物園」 さて、龍野で忘れてはならないのが「赤とんぼ」である。 「♪夕焼け小焼けの赤とんぼ♪」で始まる童謡を知らない人はいないであろう。この「赤とんぼ」は、三木露風作詞・山田耕筰作曲によるものであるが、このうち作詞者の三木露風が龍野の出身なのである。この縁で、龍野は、「童謡の里宣言」を行っている。龍野公園の近くには、「三木露風の立像」が建てられいる。 「三木露風の立像」 さすがに、この季節には、まだ赤とんぼはいないが、以前訪れたときには、たくさんの赤とんぼが飛んでいた。きっと、これが露風の原風景であり、それが歌詞になったのであろう。本物の赤とんぼの代わりといってはなんだが、側溝の蓋に描かれている赤とんぼを載せておこう。「側溝の蓋の赤とんぼ」○「国宝姫路城(播州への旅1)」の記事はこちら○応援クリックお願いします。 (播州への旅 完)○赤とんぼピアス 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 6, 2008
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土曜日の夜は、いつものように「ごくせん」である。早くも3回目だ。クラス対抗球技大会があるというので、ヤンクミ一人張り切っているが、生徒たちは全然乗ってこない。しかし、以前は何かにつけ反目していた緒方と風間のグループの計6人は、すっかり仲良くなって一緒に行動しているので、だいぶ大きな進歩ではある。○「ごくせん」DVD 今回の起きるのは、集団暴行事件。謎の覆面集団が、ちょっとたちの悪そうな連中を取り囲んでボコボコにする。この手のドラマでお約束どおり、犯人は進学校の連中。学園ドラマなんかではよくある設定だが、不良が実はいいやつで、学問を一生懸命している者は陰険だと言うステレオタイプの偏見が見え隠れして、あまり好きな設定ではない。もっとも、進学校の生徒として出てきた連中は、いかにもと言う感じなので、ドラマはドラマとして割り切って楽しんではいたのだが。 今回は、相手がただの高校生ということで、ヤンクミはそんなに暴れなかったが、今回の騒動で、やっと3-Dの生徒たちを手なずけたようであり、まずはめでたしめでたしといったところか。 ところで、大江戸一家のシノギって、あのたこ焼きの屋台だけか? あれだけで、親分子分5人が暮らすのは、きついんじゃないかな。○たこ焼き(原作)・森本梢子:「ごくせん」(出演)・仲間由紀恵(山口久美子)・星野亜希(鮎川さくら)・生瀬勝久(猿渡五郎) ほか○応援クリックお願いします。 ○「ごくせん」の公式HPはこちら「ごくせん」関連DVD、CD 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 5, 2008
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虚無僧は、私達くらいの年代にはお馴染みであると思う。もちろん本物にお目にかかったことはないが、チャンバラ時代劇にはかかせない存在であった。この虚無僧とは禅宗の一派である普化宗の僧のことであり、尺八を吹きながら全国を行脚していた。 しかし、普化宗は、幕府との関係が深かったため、1871年(明治4)に、明治政府により太政官布告が出され、廃宗の憂き目を見ている。その後、1888年(明治21)に京都東福寺内の善慧院に、尺八根本道場の明暗協会が設立され、虚無僧行脚が復活している。 この虚無僧と、甲州や伊豆の埋蔵金伝説をモチーフにした旅情ミステリーが、先日フジテレビ系の金曜プレステージで放映された「喪われた道」である。現在は中村俊介が主演しているフジテレビ系の浅見光彦シリーズの第31弾にあたる。 今回光彦の取材の対象は、「甲州裏街道」。甲州金山から江戸へ黄金を輸送する秘密のルートである。江戸幕府の金山総奉行であった大久保長安が亡くなった際に、徳川家康は、謀反があったとの理由で財産没収の上、長安の子供たちも切腹させた。藤田編集長曰く、これは、長安が、どこかに膨大な黄金を隠蔽したためであるとのこと。光彦は、取材に向かう途中、梅ヶ谷峠で虚無僧姿で殺されていた羽田の検視現場に遭遇する。事件に興味を持った光彦は、羽田の孫の記子と事件の真相を調べ始めた。キーワードは、羽田が、事件の前日に誰かと電話で話していた「喪われた道」。 ストーリーは、歴史上のミステリーに、終戦時の出来事を絡めた、内田センセの得意なパターンであり、水戸黄門のように安心して観る事ができる? しかし、土肥金山や源頼家の墓など、伊豆の観光地なども紹介されているが、旅情の面では、少し物足りなかったような気がする。 ところで、このドラマに出ていた「虚無僧研究会」、てっきり架空の団体だろうとおもっていたが、ググってみたら、実際に存在していたのには驚いた。(原作)・内田康夫:「喪われた道」(出演)・中村俊介(浅見光彦)・宮地真緒(羽田記子)・小倉久寛(藤田編集長)・野際陽子(浅見雪江) ほか○応援クリックお願いします。 ○原作「喪われた道」(内田康夫:角川書店) 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 4, 2008
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先般、まだ桜が咲いている頃に、バスツアーに参加してきた。最初に訪れたのが、白鷺城とも呼ばれる「国宝姫路城」である。ちなみに、日本には国宝のお城は4つしかない。この姫路城以外には、信州松本城、愛知犬山城そして岐阜彦根城である。豆知識として覚えておくと、話の種になるのではないかと思う。また、この姫路城、世界遺産にも登録されている。 姫路城の歴史は古く、南北朝時代の貞和2年(1346)に、赤松貞範が城を築いたことに始まる。その後、池田輝政が大改築し、現在のような大きな城になった。池田氏が鳥取に移封された後は、城主が、本多氏、松平氏などと代わり、酒井氏の時に明治維新を迎えている。「国宝姫路城」 バスに長時間揺られてきたので、まずは腹ごしらえとばかりに、城前の広場で「お花見弁当」を広げる。旅行会社が、ビニールシートを敷いて陣取りをしていたので、その上に座って、ゆったりと、姫路城と桜を眺める。「お花見弁当」 「桜と姫路城」 このツアーには、天守閣の入場料は含まれていないが、時間もあるし、せっかく来たのだから上ってみる事にした。狭い階段を上っていくのは大変だったが、最上階から眺めた景色はすばらしい。「天守閣から眺めた姫路の風景」 天守閣を見学し終わって、出口に向かう時に、面白いものを見つけた。まずは、帯郭櫓である。この櫓は別名がなんと「腹切丸」と呼ばれている。しかし、ここで実際に切腹が行われた記録はなく、その陰鬱な雰囲気からそのように呼ばれているらしい。「腹切丸」 もう一つが「お菊井戸」。番町皿屋敷と同様の怪談話が姫路城には伝えられており、こちらの話は、「播州皿屋敷」と呼ばれているようだ。天守閣で宮本武蔵が妖怪退治をした話も伝わっており、怪異の多い城でもある。姫路城を観終わると、次は赤とんぼの里と呼ばれる「播州龍野」へ向かう。「お菊井戸」○応援クリックお願いします。 続く 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 3, 2008
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東京に行くと、普段は観ることができないテレビ東京系の番組を観ることができる。先週の木曜日の夜は、木曜洋画劇場で「トレマーズ」をやっていた。1989年のアメリカ映画である。内容は、便利屋のバルとアールを中心に「パーフェクション」という小さな村の人々が、襲ってくる謎の巨大地中生物と戦うとモンスターパニックアクション映画だ。○DVD「トレマーズ」1~4 出てくる巨大地中生物が、なんともグロテスクで気持ちが悪い。日本映画の怪獣に比べると、エレガントさというものがまったく感じられない。ツチノコのお化けのような本体から、ナメクジと蛇が混ざったような触手をたくさん伸ばして、獲物を地中に引きずり込んで食べてしまう。こんなやつが4匹も急に襲ってきたのだからたまらない。映画としては、単にモンスターが人を襲ってきたと言うだけのもの。モンスターの不気味さと人間とモンスターの知恵比べが観どころか? この映画、聞いたこともなかったし、実際に観ても、たぶん一発物のマイナー映画だろうと思ったが、念のためにググッてみると、なんと第4作まで続編が制作され、TVシリーズにもなっているという。どうもその感性が良く分からない。 (監督)・ロン・アンダーウッド(出演)・ケヴィン・ベーコン(バレンタイン・マッキー)・フレッド・ウォード(アール・バセット)・フィン・カーター(ロンダ・ルベック)○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 2, 2008
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「南を甲子園につれてって!」 色々忙しかったので、先週の金曜日に、日本テレビ系の「金曜ロードショー」で放映された「タッチ」のレビューを今頃書いている。原作は、あだち充が「週刊少年サンデー」に1981年から1986年にかけて連載していた同名の野球漫画だ。もう20年以上も前のことだが、当時は、岩崎良美の歌うアニメのテーマソングもヒットしていた。現在でも根強い人気があるようであり、この実写版は、長澤まさみ主演で、2005年に東宝系で公開されている。 実は、私は野球にまったく興味が無い。特に高校野球は、あの坊主頭ばかりという体質に大きな違和感を感じてしまう。しかし、長澤まさみが出ると言うことで、つい観てしまった。この私に高校野球がテーマの映画を観させるとは、やっぱり将来の大女優の片鱗が見られる。(どんな基準だ!) もっとも、漫画や映画に出てくる高校野球には、なぜか坊主頭はほとんどいないので、あまり違和感は感じずに済むのだが。でも、かなり現実から乖離しているので、野球部員役のタレントは全員坊主頭にして、もっとリアリティを追求すべきだとも思ってしまう。 内容は、言うまでもないと思うが、隣同士で幼馴染の女の子(浅倉南)と双子の男の子(上杉達也、和也)の野球をテーマにした青春ラブストーリー。南は達也のことが好きなようで、和也は少し焦り気味。でも和也が交通事故で亡くなり、達也は野球部に入部し、弟に代わって南を甲子園に連れて行こうとする。 ところで、この3人、小さいころから、両家が共同で建てた勉強部屋でいっしょに過ごしていたが、いくら幼馴染と言っても、高校生になっても、男女が、同じ勉強部屋を使っていると言うのはまずいのではないかと思うのだが。 (原作)・あだち充:「タッチ」(監督)・犬童一心 (出演)・長澤まさみ(浅倉南) ・斉藤祥太(上杉達也) ・斉藤慶太(上杉和也) ほか ○応援クリックお願いします。 ○「タッチ」全巻風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 1, 2008
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