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あらすじ2015年、『マイ・ロアノーク・ナイトメア(ロアノークの悪夢)』テレビシリーズは好評を博し、最終回は全米で2300万人の視聴者数を獲得した。NFL中継、『Empire 成功の代償』『ウォーキング・デッド』を凌ぐ視聴率を叩き出したことでテレビ局は続編の制作に乗り出した。プロデューサーのシドニー・アーロン・ジェームス(シャイアン・ジャクソン)はネットワーク局の重役たちに『ロアノーク2(リターン・トゥ・ロアノーク)〜地獄の3日間』は3日間のブラッド・ムーンの期間、再現俳優と当事者たちが同じ館の中で生活するリアリティショーにしたいと構想を語った。■ブラッド・ムーン10週前シドニーは出演を拒むシェルビー(リリー・レーブ)にインタビューを試みた。シェルビーはテレビ放送後自宅のドアにナイフを突き刺されるなど悪質な嫌がらせにあっており、しかもマット(アンドレ・ホランド)との夫婦関係が蹉跌していることを告白する。別居の理由は彼女とマットを演じた俳優ドミニク・バンクス(キューバ・グッディング・ジュニア)が週末関係を持ったためである。マットとの関係を修復したいシェルビーはドミニクを共演させないことを条件に出演を了承する。■ブラッド・ムーン2週前ロアノークハウス内に定点カメラを設置、ジャンプ・スケアー(ホラー映画・ビデオに使われる技法で、イメージや大きな音で怖がらせる)装置を取り付けた。シドニーのアシスタント、ダイアナ(シャノン・ルーチョ)が超常現象の偽装に抗議していると、クルーたちが騒ぎ始めた。館の外で屠殺された豚の胎児がサークル状に繋ぎ合わされ何かの儀式が行われた形跡を発見したのだ。ポーク一家はここ数週間地域から消えているという。シドニーはトマシーンを演じたアグネス・メアリー・ウィンステッド(キャシー・ベイツ)にインタビューする。アグネスはテレビ出演後ハリウッド大通りで刃物を振り回し、施設に6ヶ月間入所していた。殺された豚の胎児の写真に見覚えはないと答えるアグネス。ブッチャー/トマシーンを演じたのは素晴らしい体験だったと言い、後編への出演を渇仰するアグネスだったが、シドニーは参加を見送り、さらに彼女に対してロケ地への接近禁止令を出した。「Eニュース」の司会者クリスティン・ドス・サントス(@KristinDSantos 本人)にインタビューされたリー・ハリス(アディナ・ポーター)は、義母は裁判でフローラの養育権を争うつもりであるが、自分は無実であり世間から殺人犯呼ばわりされることに傷ついていると胸の内を語った。テレビ局の法律顧問は全員免責同意書に署名させたため、収録中リーが殺人を犯してもテレビ局の法的責任は発生しないと言う。それよりもリーを演じた女優モネ・ツムシーメ(アンジェラ・バセット)を危惧していた。彼女はアルコール依存症の治療中であるため故意に酒を渡せば責任を問われる。大道具スタッフがチェーンソーで自分の頭部を切り落とす事故が発生。撮影続行を指示するシドニーに落胆したダイアナは車で現場を離れるが、帰り道後部座席から現れたピギーマンに襲われ車は大破。車内カメラに残った映像は回収されたが彼女の遺体は忽然と消えていた。シェルビーを演じた英国女優オードリー・ティンダール(サラ・ポールソン)と、エドワード・フィリップ・モットを演じたローリー・モナハン(エヴァン・ピーターズ)は最近結婚したことを明らかにする。2人がロアノークハウスに到着すると、窓の外の不審な人影が窓を叩き一同はアグネスが来ているのかと騒然とする。狙っていたサターン賞をオードリーに受賞され、アグネスはナイフを持ってオードリーの家に押しかけたこともある。夏の間8週間撮影していて霊など見なかった、と笑い合う俳優たちにマットはブラッド・ムーンは10月だと警告する。空には赤い月が出ていた。ロアノーク2(リターン・トゥ・ロアノーク)〜地獄の3日間〜モネがキッチンで飲酒を始めた頃、廊下のカメラはリーの後ろに全身焼けただれた黒人男性を捉えていた。番組を盛り上げるためにシェルビーとの約束を反故にしシドニーが送り込んだドミニクがロアノークハウスに到着した。激昂して飛びかかるマット。玄関ホールで出演者たちが仲裁している間、2階ではオードリーが浴室でピギーマンと遭遇し裂帛の声をあげる。助けに向かったローリーは2人の看護師に刺し殺された。マットは壁の「MURDE」が「MURDER」に変わっているのを発見する。RはRoryのRだった。■ブラッド・ムーンの3日間で出演者たちは謎の死を遂げた。たった一人を除いて。感想今回、第6話(第6章)のディレクターはアンジェラ・バセット(再現VTRリー・ハリス役で、今回モネ・ツムシーメ役の女優。アメホラには演者としてシーズン3から参加しています)。制作は今回初参加ですが、良いですね! 特にアグネス(キャシー・ベイツ)のインタビューシーン。「俳優の役目は等身大の人間を見せることよ。私やあなたと同様彼女(ブッチャー/トマシーン)にも欲望や弱みがある」アグネスがシドニーから神経衰弱、統合失調感情障害を指摘された際の「あぁ?」って表情も良かった。それまでのニコヤカさとは一転して。狂気を感じるもん。アグネス、ロアノークハウスにガンガン行って欲しい。『マイ・ロアノーク・ナイトメア』の視聴者数は2300万人だったそうですが、今回(第6話)の視聴者数は248万人でした(アメリカで)。ちなみにアメホラ最多視聴者数はシーズン4(フリークショー)の初回613万人。レディ・ガガ(シーズン5)超え。「スターが出るよ」と言われるよりも「見世物小屋くるよ」と言われた方がみんなワクワクするんでしょうか。まぁ、第1話の比較なので、そのシーズン全体のテーマや内容に対する評価というより前のシーズン(シーズン3魔女団)が面白かったから続けてみる、とか評判が良かったから見てみるって人が多かったんだと思います。台所にジャンプ・スケアー、ビックリさせる装置を入れてましたが、シーズン1の撮影時の出来事がヒントになっていそうです。ライアン・マーフィーと共同制作者のブラッド・ファルチャックが管理人に聞いたところによると、ドラマ(シーズン1)に登場する建物には昔から様々なタイプの幽霊が棲んでおり、その中でも足のない男性の幽霊がしょっちゅう鍵を盗むなどの悪さをするそうで、マーダーハウス撮影中にもいきなりハロウィンの飾りが壁へ向かって吹き飛ぶなどの不可解な現象が起きたらしい。シーズン1の第2話にも看護師グラディスとマリアの話が出てきます。1968年、殺人鬼フランクリンが血まみれで「手当てをお願いできませんか」と看護学生寮のドアを叩き、親切心で鍵を開けた学生たちを殺害したエピソード。これには元になった事件があって、1966年7月13日深夜11時、イリノイ州シカゴの看護師寮にリチャード・スペック(24歳)が侵入し8人の看護師を殺害した、というものです。フィリピン人看護師コラソン・アムラオがベッドの下に隠れて難を逃れ、朝になるのを待って近隣に助けを求めて事件発覚。犯人に対する熱狂的な崇拝者による模倣殺人まで起こりました。今回ローリーを殺したのはミランダとブリジット・ジェーン姉妹ですが、元になった殺人看護師はグウェン・グラハムとキャサリン・ウッド。豚の胎児サークルを見て思ったんですが、撮り方が『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』っぽい。撮影の仕方も演者から見えないように撮影車をなるべく遠くに離したり。『ブレア〜』もリアルな俳優の表情を取るために最後の方はほとんどスタッフとの接触もなく、役者さんたちは精神的にものすごく大変だったらしいです。森の中に取り残されて。だけど制作費6万ドルで興行収入18億6000万円だよ〜ホラーって夢あるね。前回のポーク一家の食卓は、『悪魔のいけにえ』ですね。トビー・フーパー監督8月26日に亡くなってしまいました。『悪魔のいけにえ』はリメイク(テキサス・チェーンソー ビギニング)で最初に見たんですけど、怖すぎて死ぬかと思いました。一家全員狂ってて。気失って目覚ましたら状況一個も変わってないでやんの。狂気の一家が変わらずご飯(人肉)食べてんの。あんな嫌がらせある!? 死ぬかと思った。POV手法(ポイント・オブ・ヴュー、手持ち撮影)のホラー映画、賛否両論ですけど私は結構好きなので、今後の展開が楽しみ。出演者全員が持たされたカメラに写っているものとは。
August 29, 2017
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あらすじ歴史学者ドリス・カーンズ・グッドウィンはロアノークの館について詳述した。1792年エドワード・フィリップ・モット(エヴァン・ピーターズ)はフィラデルフィアに妻と子を残し、彼と彼の美術品、そして愛人である使用人ギネス(ヘンダーソン・ウェイド)が引きこもるための家をロアノークに建設した。ある晩何者かによって絵画コレクションを破壊され激怒したエドワードは、ギネスを除く使用人全員を地下貯蔵庫に幽閉する。土地を奪取され瞋恚に燃えたトマシーンは館を取り囲みエドワードを串刺しにした上火あぶりにして処刑した。ギネスは馬で逃げたがその証言は烏滸の沙汰と判断され投獄された。ギネスが報告を怠ったため窮地に陥った使用人たちの白骨死体は数年後発見される。1952年、モット一族の末裔がフロリダのジュピターで不名誉な死を遂げ、館はモット家の所有を離れることとなった。現在エドワードと同じ状況に陥っているミラー夫妻に、チェン家の長女やピギーマン、ハンター3人が攻撃を始めた。彼らはトマシーンの犠牲者たちで、今ではその恐怖心を利用され彼女の傀儡として動いていた。周章狼狽して階段を降りたシェルビー、マット、フローラを救ったのはエドワードの亡霊だった。人嫌いのエドワード・モットは死を恐れておらずトマシーンに恐怖を感じないのだ。彼は地下通路へと3人を案内した。通路を出てエドワードと別れ、森の中に一筋の光を見たミラー夫婦はポーク一家に捕らえられる。ポーク家には先客がいた。イライアス・カニングハム博士その人である。イライアスは矢で撃たれた後ポーク一家に食料として回収されていたのだ。イライアスの手足で作ったジャーキーを口にしたママ・ポーク(フランシス・コンロイ)は肉が腐敗していることに立腹しイライアスの頭部をハンマーで打ち砕いた。200年前ポーク家の先祖はトマシーンと契約を結んでいる。生贄を捧げる限り、ポーク家はトマシーンの虐殺から逃れられる。次の生贄はミラー夫妻とフローラに決まった。3人をトラックに載せロアノークの館へ戻る途中、マットともみ合いになったポーク家の銃が暴発。銃弾は南軍旗を貫き一家の息子の頭部を貫通した。ママ・ポークは報復のためハンマーをシェルビーの足首へと振り下ろした。メーソン殺害の濡れ衣を着せられたリーは警察の尋問を終え、証拠不十分のため解放された。その足でロアノークの館に向かったリーは、フローラたちがトマシーンらに囲まれているのを発見する。母の行動に疑問を抱いていたアンブローズはトマシーンを抱きかかえ火の中に飛び込んだ。エドワードがミラー夫妻を自由にし、襲いかかるピギーマンをリーの運転する車が撥ねた。シェルビー、マット、フローラは車に飛び乗り、ロサンゼルスに帰ることに決めた。インタビューでシェルビーは語る。あの時の悪夢は未だに彼女を悩ませ続ける、と。感想再現VTR『マイ・ロアノーク・ナイトメア』部分終わり。面白かった。エドワード・フィリップ・モット、ダンディ(シーズン4)の先祖でしたね!シーズン4(フリークショー/怪奇劇場)を見ていない人のために説明すると、ダンディ・モットはお金持ちのお坊ちゃんで、病的なナルシシズムを抱えた男なのですが、その羨望の先は見世物小屋の演者たちに向かい、やがては取り返しのつかない事件を起こすのです。彼の母親(フランシス・コンロイ演じる)によると犯罪を犯すのは父方の遺伝でどうにもならない、とのことでしたが、ダンディが癇癪起こして「I hate you!!」て9回ぐらい言う癖はエドワードの「Lies!!」4回からきてるんですね。子孫になって回数が増えている。無辜の民を殺してるし……串刺しになって火で焼かれるのも苦しいけど、地下の狭いところに入れられて餓死する方が辛いだろうと思いました。食いかけのリンゴ放り込まれて。「子供や大人、そして先祖を守ってきた家の壁には何が刻み込まれているだろうか。苦しみか喜びか」とダフネ・デュ・モーリアの一節が引用されていましたが、デュ・モーリアはフランスのエミグレ(逃亡貴族)の家系で、「パーティや社交が何よりきらい」と常々口癖のように言っていたそうです。今回のエドワード(社会不安障害)の話にぴったり。ちなみにデュ・モーリアも同性愛者だったのではないかと言われています。トマシーンの息子である「アンブローズ」というキャラクター名はデュ・モーリアの『レイチェル』にも登場します。どちらのアンブローズも運命に翻弄される男なのです。(私は『レイチェル』に登場するライナルディって女なんじゃないか?って思ってます。バイセクシャルのレイチェルと恋愛関係にあったんじゃないか、と)エドワードに関してもう少し言うと、夜中暴徒が彼を襲ってシーツを切り裂いて顔を出すシーン、シーズン5のサリーに縫われた人間が出てくるシーンと構図が一緒でした。こうなったらもう助からないよ、ということかもしれません。そして、地下道を通っているとき松明の明かりの加減でエヴァン・ピーターズの顔がドクロに見えるシーン、あれは確実にシーズン1のテイトです。テイトが地下室でヴァイオレットをいじめてた女の子に復讐する場面でストロボを焚いたような光の点滅があるのですが、そこで何回かドクロの顔に変わるんです。テイトが銃を持って学校に行った時と同じ。そういう風な仕掛けをして、シーズン1から見ていたファンに「エドワードを信用して良いのか? 悪魔かもしれないよ」と思わせてるんですね。おぉ〜。エドワードは人助けしたかったわけではなく、人がきらいだからこれ以上自分の敷地内に幽霊が増えてもらっちゃ困る、という理由でミラー夫婦とフローラを逃してくれたんでした。
August 27, 2017
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あらすじ角飾りの女性(レディー・ガガ)と密会していたマットを追求するシェルビーは、リーとマット姉弟が彼女に対して陰謀を企てているのでは、と考え始める。その夜、シェルビーは浴室から現れたピギーマン(Piggy Man:頭部がブタの男)に襲われているところをイライアス・カニングハム博士(デニス・オヘア)に救われる。博士によると、1792年にこの館を建てたエドワード・フィリップ・モットが失踪、1952年3人のハンターがお互いを撃ち合い死亡、1973年台湾からの移民であるチェン一家全員失踪、1989年ここを老人ホームとして使っていたミランダとブリジット・ジェーン姉妹が入居者を殺害後失踪している。いずれの死亡・失踪も10月の上弦の月から血の月(ブラッド・ムーン)までの6日間で起こっている。この6日間は霊は殺す能力を得るという。そして今夜は上弦の月である。マットとシェルビーは博士の案内でプリシラ(エステル・ヘルマン)たちに囚われたフローラの姿を認めるが、博士はその場でトマシーン(キャシー・ベイツ)の手先によって矢で射抜かれ殺された。ミラー夫妻が帰宅すると、出迎えたクリケットがロアノーク植民地の真の支配者である角飾りの魔女(レディー・ガガ)の話を始めた。ロアノーク植民地には定期的に生贄を捧げる習慣があり、それに反対したトマシーンの息子アンブローズ(ウェス・ベントリー)を中心とした入植者たちはトマシーンによって殲滅され、トマシーン自身も魔女に手ずから殺されることでその儀式を完成させている。トマシーンらの血は大地に染み込み、彼らをこの地に永遠に縛り付けた。毎年その惨殺の記念日に彼らは殺人鬼に変わる。宿泊中のホテルにセージを取りに戻る途中、フローラを見たクリケットはUberを止め彼女を追いかける。クリケットを待つ間シェルビーは寝入ってしまい、マットは屋外の貯蔵庫に惹きつけられ、そこで角飾りの魔女に誘惑される。魔女との最も親密な繋がりを通じてマットは彼女の過去を知ることとなる。密航してイギリスを出た彼女の船は不運に見舞われ、船旅の災いの原因とされた彼女は魔女として火あぶりの刑に処されることとなったが、古代の神々に兵士の生き血を捧げ森に逃げたという。松明を持ったトマシーンの一団が館を取り囲み始めた。シェルビーに呼ばれ慌てて戻ったマットの元にフローラが飛び込んできた。プリシラが助けたのだ。集団の中に残されたクリケットは生きたまま内臓を抉り出された。トマシーンが二階から見ているミラー夫妻に向かって鉈を振り上げた。次はお前たちの番だ、と言うように。感想季節は秋。そして頻繁にブタ登場。秋、ぶた......秋豚。......秋元康のことか(「女の子」を愚弄した秋元康を<断罪>する 『glee』が私たちに教えてくれたこと)......そんなわけありませんね。なぜならピギーマン、ミスターピギーはシーズン1から登場するキャラクターだからです。浴室からの登場の仕方も同じです。上記カッコ内のリンク先はドラマ愛を感じる記事。ライアン・マーフィーの言いたいことってまさにこういうことだと思う。ちなみにアメリカン・ホラー・ストーリーもライアン・マーフィーの手によるものです。今回クリケットがブッチャーたちを黙らせるためにホテルに取りに行ったセージは除霊効果のあるハーブで、シーズン1にも登場します。怪しい隣人ジェシカ・ラングからのプレゼント。シーズン5でもキャシー・ベイツがホテル内でセージを焚いていました。あのホテル、霊が悪さしてしょうがないから。トウモロコシ等の食料が豊富に得られているのは生贄として人間を捧げているからだ、というトマシーンの考え方は、シャーリー・ジャクスンが『くじ』に書いてある内容と一緒です。罪のない人を石打ちの刑に処す。『くじ』はフィクションですが、似たようなことは私たちの世界にもあるんじゃないか? と思わせるリアリティがあります。こんなこと今言ったところでしょうがないんだけど、まぁ言いたいから言うけど、ジェシカ・ラングまた出てくれないかなあ!? シーズン4終わったらもう出ないって言って、どれだけライアン・マーフィーが説得してもダメだったらしいんだけど、さみしいもんですね……と思ってたら、今回キャシー・ベイツ良くないですか!? 最高〜!! と思ってたら、シーズン7にはキャシー・ベイツ出ないんだって……他の仕事が入っててスケジュール的に無理だそうです。そしたらアメホラの女王的役割はアンジェラ・バセットに頑張ってもらうしかないな。ピギーマンを最初に見た時の驚き&慌てふためきの演技よかったです。次回(第5章)いよいよエヴァン・ピーターズ登場。楽しみですね〜
August 15, 2017
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あらすじリー、シェルビー、マットは警察と地元有志の協力を得ながらフローラを探索する。しかし失踪者の発見率が30%を切ると言われる72時間が経過してもフローラは現れなかった。豚の頭部の傍には四肢を切断された少女人形の胴体が転がっている。森の中でそれを見たリーは嘆声を発した。近くの民家の前には豚の胴体と人形の頭が置いてあり、リーたちは内部を捜索する。腐敗した動物の死体が散乱し虫が湧いているさまを見ながら家畜小屋へ進むと、そこでは巨大な雌豚の乳を吸う2人の少年がリーたちの声真似をしていた。少年2人はこの地を不法占有していたポーク家の子供で育児放棄されており、「クロアトアン」以外の言葉を知らなかった。瞋恚に燃えたメイソンは口論の末リーを突き飛ばして家を出た。その15分後リーが外出し、4時間後帰宅する映像が監視カメラに残っている。森の中にはメイソンの焼死体があった。ニューオーリンズに住む霊能者のクリケット・マーロー(レスリー・ジョーダン)がフローラ捜査を申し出る。ボンネットを拾ったクリケットはフローラは1500年代後期の霊プリシラと一緒だと言う。プリシラと会話しようとクリケットは交霊会を行うが、ブッチャー/虐殺者(キャシー・ベイツ)の霊が召喚されてしまう。ブッチャーは侵入者からこの土地を守ると言い、ガラス窓を割った。刹那「クロアトアン」と叫んだクリケットにその意味を訊くと、悪霊にさらわれた娘を助けてやる報酬として2万5000ドル払えと言う。霊能は詐欺だと厭悪しているマットはクリケットを叩き出したが、直前に囁かれた言葉が気になったリーはクリケットと契約を結ぶ。リーは17歳で最初の娘エミリーを出産しており、エミリーはリーの買い物中車内から消えていた。ブッチャーは洗礼名をトマシーン・ホワイトと言い、ロアノーク植民地の総督ジョン・ホワイトの妻であった。ジョンが物資調達のため英国へ渡っている間トマシーンが植民地の管理を任された。しかしジョンが戻ると116人の入植者は跡形もなく姿を消していた、という集団失踪事件はアメリカに古くから伝わる伝説である。クリケットが語るところによると、トマシーンは息子アンブローズ(ウェス・ベントリー)を含む仲間に裏切られ森に放擲されていたところを角飾りの女性(レディー・ガガ)に助けられ、復讐のため植民地へ戻った。アンブローズを除く何人かを殺し主権を簒奪したトマシーンはロアノーク島を出て本土に渡り統治を始めた。それはマットとシェルビーの家が建っている場所だった。クリケットはブッチャーと取引を行う。誰もこの地に侵入できないよう家を焼き払い引っ越す代わりに、プリシラにフローラを手放すよう命令してほしい、と話すのを聞いたシェルビーはマットがいなくなっているのに気づく。マットは男たちが見ている中角飾りの女性とセックスしていた。マットにこの時の記憶はないが、夫の不倫現場を目の当たりにしたシェルビーは一人で帰宅する。ブッチャーと取引を成立させたリーは待ち構えていた警察に連行される。感想マットのメガネ曇ってたね。あーやだやだ。アメリカンホラーストーリーに出てくる夫たちみんな浮気して。シーズン2(アサイラム)のエヴァン・ピーターズは厳密には浮気ではない(妻が宇宙人にさらわれたため)けども、毎回セックスにおける三位一体が必ず出てくるので、それは私はちょっと嫌です。性的なシーンはシーズン5(ホテル)でたくさん。もういらない。それ以外の要素は最高なんだけど。前シーズンでホテルから連れ帰ったホールデンが飼い犬の血を吸うシーンありましたけど、今回はそれがパワーアップ。巨大な豚のお母さんの死骸の乳首を吸う小汚い子供に。しかも子供の数もダブルになってた! 大変良いと思います。ポーク家にどんな事情が。前回の内容に補足です。1988年に殺人を犯したという看護師ミランダとブリジット・ジェーンですが、実話でした。1987年、看護師のグウェン・グラハムとキャサリン・ウッドは老人ホームでアルツハイマーの5人の高齢者を殺害しています。「MURDE」のイニシャル通りに。(Gwendolyn Graham and Cathy Wood)
August 8, 2017
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あらすじ森で儀式的殺人を目の当たりにしたシェルビーは道の真ん中で気を失っているところをリーに助け出され病院で検査を受ける。頭皮を剥がれた男性が豚の頭部を被せられ火で焼かれていた、というシェルビーの証言は警察にまともに取り合ってもらえなかった。リーの元夫メーソン(チャールズ・マリク・ホイットフィールド)が、娘フローラ(サニヤ・シドニー)を連れて来る。フローラはこの屋敷の中で「プリシラ」と会ったと言う。リーは割れたガラスのそばに古びたボンネットを見つける。屋敷に来てから不気味な内容を口走るようになった娘を見て怒ったメーソンはフローラをリーから引き離し帰宅してしまう。親権のないリーはアルコール依存が再燃。夜間、怪音で目覚めたシェルビーとマットは森の中で燃えている大きな木製の人型オブジェを発見し、警察に通報する。警官(コルビー・フレンチ)はポーク一家を疑い、この家の警護を約束した。その夜マットは階下で怯えた老婆を銃殺する看護師2人を見る。看護師は壁に赤のスプレーでMと書きけたたましく笑った。マットに呼ばれ現場を警官(マイケル・マッカスカー)が捜査するも何も見つからない。屋敷の裏庭にある地下貯蔵庫には人が暮らしていた形跡があり、そこで新たなビデオを発見したミラー夫妻は映像の中のイライアス・カニンガム教授(デニス・オヘア)が言っていた内容を確認する。この屋敷はかつて、看護師ミランダとブリジット・ジェーン姉妹が老人ホームとして使っていたのだが、姉妹は老人5人を殺して姿を消したのだという。犠牲者5人の頭文字をつなげると「MURDE」となる。何度塗り直しても壁の文字が消えないのだと聞いたマットが壁紙を剥がすと、そこには書きかけのマーダー(殺人)の文字が浮き上がっていた。ミラー夫妻は屋敷の恐ろしい過去を事前に知らされていなかったとして銀行に抗議したが、エージェント(ジョナサン・ペッシン)はお金は返せないという。リーはフローラをメーソンに無断で連れて来てしまう。これでは誘拐になると慌てたシェルビーはメーソンと電話で話し穏便に済ませようとする。その間フローラが姿を消し、外に探しに出たリー、シェルビー、マットはショックを受ける。フローラの衣服が巨木のてっぺんに結び付けられ揺れていた。感想殺人看護師の謎を究明しにきたカニンガム教授も『山荘綺談』のストーリーと重なります。山荘綺談は幽霊屋敷研究のためモンタギュー博士が霊感のある若者を連れていわくつきの山荘を訪れる話です。フローラがイマジナリーフレンドらしきプリシラと会話していましたが、ドラマでイマジナリーフレンドがいた人物ということで思い出すのは『フルハウス』のジョーイです。シーズン1の第2話で、一人っ子だったジョーイは長年のイマジナリーブラザーであるレオンに話しかけています。ジェシーもそれに合わせて、ダンスするときレオンにも声をかけていました。人情を感じる。あと、リーが見た、釘で打ち付けられた豚のしっぽ(か、内臓)がいっせいに動くシーンは『バタリアン』(1985)オマージュだと思います。バタリアンでは動物標本がいっせいに動いていました。バタリアンはゾンビが「死って痛いんだよ〜人の脳みそを食べるとその痛みを一瞬忘れられるんだ」と言うシーンがあるのですが、当時テレビで見ていた子供の私は「マジで!?」と思ったものです。死んだらそこから先ずっと痛いって嫌じゃないですか......しかも脳みそ食べても痛みが治まるのはたったの一瞬。痛み以外にもバタリアンの世界では死にそうに(ゾンビに転化しそうに)なった人間がやけに寒がっていたのも嫌だったな。ちなみにバタリアンはゾンビが思考し喋るという変わった設定で、食べる人間の量が減ってきたことに気づいたゾンビが救急隊員になりすまして「応援頼む」と無線で消防と連絡とってたのが印象的でした。大人が見るとコメディ、子供が見るとハッとする映画。死んじゃいけないな、と思わされる。(けど、墓場でのストリップシーンもあった気がするのでお子様には見せないほうがいいかもしれません)今回歌ったり曲が流れるシーン全然ないですね。私の好きな森ソングはこれ。ドイツのゆるキャラ森ボーイ(?)、すこしこわい。
August 1, 2017
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