Beauty　Source　キレイの魔法

Freepage List

Portable　Story　100　pieces　1-10

Portable　Story　1000　pieces　1-100

第二五巻　癩王のテラス/LONG AFTER LOVE

Favorite Blog

源氏物語〔7帖紅葉賀…

New! Photo USMさん

老舗洋食屋サボテン_01さん

大河ドラマ『光る君…

☆えみりー☆さん

洋楽を楽しもう♪ サバイバル父さん
ただいまキレイ見習… itoka77さん
人生を3秒で変える名… コタロウ1614さん
カテゴリなしの方向で ドコルルさん
belly slop tomoko0821さん
ちょっと本を作って… 秦野の隠居さん
ゆかいなカメライフ カメコさん

カテゴリ未分類

(0)

学校もアルバイトも続かない中、お笑いという目標をようやく得たというひとりさん。
国「今はそのころの自分とは違いますか？」
ひ「いや、根っこの部分は同じじゃないですか。情緒不安定。
すごくポジティブな日もあるんですけど、その日の夜にはネガティブになっていたりとか。
すごくロマンティックな妄想もするんですけれど、
その半面、すごくエロティックでグロテスクなことも考えます」

国「それはみんなあるんじゃないですか？僕もあるような気がしますけどね。
浮き沈みとか･･･」
ひ「はい、とにかく激しいですね。仕事が終わった後とかも。すごくいい仕事をして
ああ、今日はよかった』と思っていても、そのうち
『いや、でもあそこはあまりよくなかったな』と思い始めてきて、
最終的には凹むんですよね。どんなにいい仕事をしてもですよ。
気持ちいいまま眠りにつくということはあまりないですね」

江「それは普通じゃないですか？意欲だから。
反省することが、どん底、という気分になるということがおかしいことで。
反省がなかったら、成長しないでしょう？
『次にまた頑張ろう』という意欲が基にあるわけです。

ひとりさんのことではないんですが、世間では『ポジティブとネガティブ』の考え方が、
ちょっと違っている、ただ気分、感情のことだけだと思っている人が結構多いんですよ。
前向きに、陽気に、明るく、というだけで人生を生きるとしたら、ただの愚か者ですよ。

ポジティブというのは、例えば転んだときに、靴の紐がほどけていることを知って結ぶこと。
そうすれば、今度は転ばないでしょう？
靴紐がほどけているのに、明るく陽気に前向きに頑張って立ち上がろうとしても、
同じことの繰り返し 、愚かということですよね。

本当のポジティブというのは、自分自分を見つめること。

『 あ、これを気をつけよう 』これでポジティブになる。
そこを履き違えると、ただの怠惰になってしまうから」

ひ「じゃあ、凹んでもいいんですね」
江「凹むということは、意欲だから。凹むと思っては駄目、それが明日への意欲、
よし、また頑張ろう』成功の元 ですよ」

美「凹みっぱなしじゃ困るということ。凹みっぱなしでいると、
どんどん鬱に、陰鬱な人になってゆくから。
何故凹んでいるのか。これはどなたにも当てはまることだけれど、
究極に悩んで苦しんで落ち込んだときに、一番必要なことは、理性。
一番邪魔でいらないものは、感情。

凹んで苦しんで、どこの扉を叩いても開かないというときに、
感情をスーッと抜く練習をするの。何も感情的にならないで、ただ理性。
冷静に『じゃあ、どうすればいいの？』
人造人間のようにクールに、感情を全部排除するように練習すればいいの」
国「誰でも練習すれば･･･」
美「練習すればできるようになるの。なかなか難しいけれどね」

江「美輪さんがおっしゃった通りに練習すればいい。
ただ単にネガティブになるだけだったら、本当は自分が正しいと思っていて
『わかって』と言っているだけなんです。『自分を変えていこう』がないでしょう？

ただ感情的に『ああ駄目だった、駄目だった、どうせ俺なんて･･･』というネガティブは
『 わかってくれない奴が悪い 』という恨み心が裏にあるんですよ。
本当に『自分はここを失敗したな』と思ったら、感情を抜いて、
『 どうしたらよかったのか 』ということだけを考えればいいわけでしょう？」
美「冷静に、方法論としてね」
江「『次のときにはここではこうしよう』となったら
『じゃあ頑張ろう』となって眠れるわけですよ」

ひとりさんは、落ち込んだ感情を持て余して、ご自分の膝を思い切り殴ることもあったそう。
美「可哀想に。無駄な☆」
ひ「早く聞いていればね、こいつ（膝）も、こんなに痛い思いをせずに済んだなと･･･
可哀想なことをしました」

国「凹んだときに感情を抜くことって、わからなかったですよね」
美「だから、 方法論だけを考えるようにすればいいの 。方法論が見つからなければ、
『今は方法が見つかる時期じゃないんだな。時期を待てばいい。
じゃあこれは置いておきましょう』って脇へどけちゃうの。考えないようにする。
『 あ、こういう方法があった、ああいう方法があった、じゃあ、次はこれで試してみよう 』
という風になればいいんですよ。

対人関係、仕事、お家の出来事、恋人とのいさかい、子どもに対する教育とか、
いろいろあっても、決して感情的にならないこと 。
冷静に、お勤めに対する職人としてやってゆけば、悩む必要は何もないんですよ」

江「もうひとつ、 大我と小我 といってね、
大我は『相手を愛する気持ち』
小我は『己のみを愛する自己中心的な愛』
どちらかということを、常に判断すればいいんですよ。

大我であれば『もっとお客さんを喜ばせてあげたかったのに。ちょっとここが駄目だった』
そこで悶々とするとしたら、小我の悩み、自分が絶賛されなかったことに対する
自己中心的な哀しみにあるから、落ち込む んです。

大我だったら『じゃあ、次はこうしたら、お客さんはもっと深く理解してくれて、
喜ぶんじゃないか』。相手を思って、こう表現すべきだった、ということを考えていれば、
ネガティブにはならず、大我で行けるから。
相手を愛しているか、自分だけを愛しているかで、まるで反応が変わってしまう 」

美「そのバランス、兼ね合いが難しいのね。そうかといって、媚びちゃ駄目なの。
媚びると小我になる。自分をよく見せようとして、
『お客さん、どうですか？』という風にへつらうと、
お客さんもふんぞり返って『フン！』という風になるのね」

江「物を見る目を持たせて、いいお客さんにしなくてはいけないでしょう？
絶賛されたいとだけ思って媚びてしまうと、いいお客さんではなくて、
小我のお客さんにしてしまい、自分も小我になってしまう 。

このあたりのさじ加減はすごく難しいけれども、美輪さんがおっしゃったようにするには、
実践しかないんです 。失敗を繰り返しながら、その失敗を忘れずにやってゆけば、
必ず身についてくることだと思うんですよね。

もうひとつ。偶然はなくて必然、といつも番組で言うんですが、
例えば『失敗もすべて必然なんだ』ということを逃げとして利用する人がすごく多いんです。

因、縁、果といって、原因があって結果がある。
これも二通りあって、魂の流れ、前世などからそういう結果が出ることもあれば、
生きている中で、例えば努力しなかったら、いい表現ができないでしょう？
努力しなかったという原因があって、その結果がでるわけでしょう？

だから 『必然です』というのは、『すべて決まってます』ということじゃない んです。
そういう過去、種を蒔いているから、こういう風に結果として還ってきているよ、
という因果律を指しているわけで、結果をすべて良しとする、ということじゃない。

結果を見て、だから、前でいけなかったことを理解して、次からは良い種を蒔く。
例えば、努力をしてその結果が出る、そこでもし違っていたら、
大我、小我に照らし合わせてみる。

『偶然はなく必然』というのは、決して生きる上での免罪符じゃない。
失敗したことを何でも、自分の努力が足りないことも『必然だから』」
美「それは言い逃れよ、自己弁護」
江「誤解している人が多いんですね」

国「僕もその考えの一人でしたね。必然だからしょうがないな、と思っていましたけれど、
違いますね」
江「 どうしてその必然になったかというと、その前の努力が足りなかったから でしょう？」
美「原因があるのよ。だたの言い逃れ、自己弁護としての必然じゃ困るの」

国「いまのお話の中の大我、小我だったら、どちらになっていましたか？」
ひ「僕は小我でしょうね。小我が９割くらい」
国「いまのお話を聞くと、そういう部分は直さなくてはと思いますか？」
ひ「 大我もね。それは意識してやるんですか ？」
江「 そうです。意識して、ちゃんと自分で実践して、毎日、ドリルみたいな練習 ですよね」
ひ「わかりました」

人見知りが激しく、お友達も「ほぼいない」というひとりさん。
ひ「三ヶ月に一回くらい、食事をする友達はいますけれど、
腹を割って話せるような人はほどんどいないですね」
国「お二人からはひとりでも生きてゆけるという話がでていましたけれども･･･」
ひ「そうやって言ってもらえると、ありがたいですね」

江「心の中に受け入れてもらえないという気持ちがあるからね。弱気になって
『友達いないんです･･･』というよりも、『なかなか話が噛みあわないし、
つまらないしな･･･』という部分もあったりするでしょう？」
美「だって、この方はひとりが好きなんだもの」
江「オーラの泉のお客さんに多い、 典型的な妄想族 ですよね☆」
ひ「はい、 妄想族のリーダー だと思ってます☆」

ひとりさんは、独特のエネルギーを持った素晴らしい方とのことですが、
親御さんとの心の通い合いがもう少しできるといいそう。
江「お父さんとも、どこかで距離を持ちながら大人との関係みたいだったでしょう？
『あなたはどう思う？』というような･･･」
ひ「探り合いみたいなところがありますね」

江「人間関係でも、『どうして自分は人と上手く合わないのかな』という悩みがあって、
それが元で人との関わりが面倒になっていたり、ということがあると思うんですよ。

こう切り替えたらいいと思うんです。いろんなところで人と会うというのは、
『 自分自身に様々なヒントを与えてくれてる元 』
人との関わりの中で、あるところではいろんな言葉をいただけて
『あ、これが聞けただけでもプラスだったな。何か自分の中で活かせるな』という、
ヒントを仕入れる市場 みたいに思えばいい。
料理するのは自分で、強引に押し付けられることではないから。

出会いの場があったら、苦痛と思うのではなくて、
『今日は市場に買出しだ』と思えば、いろいろなものをいただけると思う」

明日に続きます。

***
フリーページに「オーラの泉の日記」リンクを作りました。よろしかったらどうぞ。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう