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第二五巻　癩王のテラス/LONG AFTER LOVE

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武田さんはお世話するお墓が二つあり、その両方を大事になさっていることへの感謝も

武「そんな大事にもしていないんですけど…」
江「でも『来てくれた』って言うんですね」

武「たばこ屋のある福岡と、父と母、彼と彼女のエデンの園（アダムとイブの楽園）が
熊本の山奥の小さな村なんですよね。死ぬ前に里のことばかり話していましたから
年に一回は行ってやっているんです」
江「そのことをおっしゃっていて、お母さんはそのことを誇りに思っているんですよ。
息子さんが来てくれること、そして自分の家系に対する誇りもあるんですよね。

もうひとつ、本当に先のルーツなんですが、武田さんは本物を常に見定めようという視点が
強くあるんじゃないですか？そのための分析を常にしていて。
例えば、役者さんとして本物か、人間、人として本物かどうかというね、
そういう本物かどうかを常に分析していて。
特に大変だった時代というのは、常に見定めようとしていたんじゃないかと思うんですね」

武田さんの前世はオーラの泉始まって以来の古い時代とのことで
建内宿禰（たけのうちのすくね　大和朝廷に仕えた伝説の政治家。
神の言葉を伝える霊能力を持ち、３００歳以上生きたと言われる謎の存在）という方の
霊系（守護霊としてついている自然霊の系統）だそう。

江「いわゆる審神者（さにわ　人に憑依した霊を見極め、その言葉を解読する霊能力者）
というね」

それを一般の人たちに通訳するの。『ああですか、こうですか』って神様に訊いて
『こうだそうです』という取次ぎ」

江「見分けるとか、はっきり明白にさせるというとても重要な役柄の系統があって
武田さんは坂本龍馬とか、いろんな関心もあると思いますけれども
それもいわゆる同じ系統の人たちなんです。

武田さんはお芝居とかでご活躍なさっているけれども、金八先生とか
あれはひとつの社会的現象としていろんなことを問題提起して
ひとつのドラマという範疇を超えたものだったじゃないですか」

政治家にならなかったことに対してのメッセージも。
江「後ろの方が『立派でしたよ、政治に行かなかったのは。
お断りになったことは立派でした。それを全部見てました。それでいいんです』と。
『それはあなたが長く、しっかりとこの世のために働いてゆくための道』
『自分は息長くやってゆきたいからと、お断りになったことは正解でした』という風に
おっしゃっています」

美「お話があったんでしょう？」
武「はい。何度もいただきましたけれども、迷いはなかったんです。
僕はやっぱり、労働者階級の芸人、それだけで一生を終わってもいいと思って」

美「それと心配なのは、常に改革するのはいいんだけど『新しいこと、新しいこと…』と
常にそういう風に思う病気はお止めなさいということ。
『それよりも一つのことを極めて、それを練り上げてゆく仕事もあるんですよ』
ということみたいですよ」

武「痛いひと言ですね、太一くん☆
とにかくBrand-new（真新しいこと）が好きなんですよね。
『明日はいよいよ決戦！』というのが好きなんです。
歌で奇襲作戦で、みんなが歌を歌っているときに語りで行こうというのも
ワンシーン４０分の学園物も、『真似する奴がいたら目の前に来い！』みたいなね。

確かに、骨がきしむほど無理はしてます。でも、何か自分を駆り立てるんですよね。
骨がきしまないと『栄光と呼ぶのか。お前は棚ぼたじゃないのか』と言う奴が
自分の上にいるんですよ。
『上から餅は落ちてこない。ずーっと手を上げててつかむ
ただの棚ぼたタレントにはなるなよ』という、きついことを言う人がいるんですよね」

美「だから、それを練り上げてゆく作業というのも、仕事の一つなんですよ」
武「今もきついの、５８になって仕掛ける奇襲作戦のことで頭がいっぱいなんですよね。
本当に好きなんですね」

美「奇襲作戦も結構だけれども、もうそろそろ、新しいことばかりでは
エネルギーを消耗するし、今まで散々やったのだから。
それが偶然来たら、来たでいいけれども、何か
『無から有を生み出さないと』という強迫観念が常にあるから
『自分で飛び込んで、自分でおかしくなっちゃうからお止しなさい』
ということみたいですよ」

江「プラスね、『仕込み中に開店』しようとするくらいせっかち☆」
武「上手いこといいますねー☆」
江「『いますぐ！』っていう。それで暗中模索もいいんですが
暗中模索が広過ぎてしまってお母さんいわく
『そんなことをしなくても、恵みがある。神様の恵みでそれをしっかり受けて生きてゆく』
という…」

武「ちょっとこれは…軌道修正だな…」
美「人生というのは、走り続けているだけでは息が切れますよ。
武田さんは走り続けなくてはいけないと思い込んでいるからね☆」

武田さんは、たくさんの日本の武将の方々の守護を受けているようです。
江「本当に武将だらけというかね。だから切った張ったが好きなんですよね。
もう義のために生き、義のために命を落としとかが大好きだから。
興味深いのは、武将の方たちが皆、後にお坊さんになっているんですよ。
『自分は義のために数々の命を奪ってきたけれども、最後は供養に生きる』そういう感じで」

武田さんには、これから国のための貢献をされる道が待っているようです。
武「もう限界がきていて、もう自分のことを考えるのがつまらなくなっている。
いままでずっと自分を尖らせて『自分、自分』で来たんだけど
人のために何かしてあげないとね」
江「今後、ちょっと教育にも関わっていくんですよ」

武「自分もある程度覚悟してます。やはり腹をくくっているのは
自分のためじゃなくて、これから本当に誰かのために何かをしないと
自分が支えられなくなってところがあるんですよね」

美「それがね、何故金八先生をやったのかということ。ちゃんと意味があるんですもの。
だってあれは人助けになっているわけでしょう。
ああいう風な先生がいれば、それを観ている人たちは自然に啓蒙されたり、教わったり。
それも修行のひとつ、もうすでに人助けのひとつでもあるんですよ。
お役に立ちたいとおっしゃるけれども、もう立派にお役に立っていらっしゃるんですよ」

江「歴史を変えましたものね」
国「僕もオーディション、落ちましたからね☆
最後の、卒業する子供に向けるメッセージは、武田さんが考えて作っているんですよね」
武「そう。つまり、嘘の学級で、嘘の学校かもしれないけれど、あの瞬間だけ
半年間共演した、一緒に学んだということを、やっぱり分かち合いたいんですよね」

美「山田洋次さんが『幸せの黄色いハンカチ』のときにおっしゃったことじゃないですか。
自分の言葉を、台詞をちゃんと作って、気持ちを入れられる人だということで
起用したとおっしゃったんでしょう。それをなさったということじゃないですか、
金八先生の最後の贈る言葉のときに」

国「美輪さんからも出ましたけれども、前へ進むだけじゃなくて…」
美「練り上げるということ」
武「その言葉は胸に重いですね。でも、本当に勉強になりました」

国「僕自身、美輪さん、江原さんからもいろいろなメッセージを戴いて
成長していると思うんですけれども、武田さんからもドラマを通して
本当にいろいろなメッセージを戴いて頑張って行こうと思って…」
武「本当にお前は、可愛いことを言うな☆」
国「今後も本当に、メッセージを…」

武「手は抜きません、やっぱり、絶対に手を抜いたり、サボったり。
誠実に生きて生きたいのよ、張ったりとか嫌なんだ」
美「両方のお墓をきちっとお守りしてくれているというのは、それが誠実ですよ。
そういう一つ一つが、全部誠実に繋がってゆくんですよ」

国「武田さん、今日はいかがでしたか？」
武「本当にどうもありがとうございました☆」
国「走る人生も大事ですけれども、歩きましょう。歩こう、武田くん！」
武「何だその言い草は！☆国分くん、さあ、書いてごらん、『歩く』という字を」
国「『止まる』に『少ない』」
武「ほら、『歩く』という字は、『少し止まる』と書くのです☆」
国「先生！☆」
武「わかっているんだ。わかっているけど、気づかなかったんだな」

【スピリチュアルメッセージ】
☆　骨が軋むほど無理をしてしまう方。ご両親の心配は　夫婦の健康。
「世の中に貢献する日」に備えてください。

【オーラの言葉】
☆　惨めな自分を笑い飛ばすユーモアは先人の知恵。
どんなに辛いときでも、明るく生きる高等技術。

読んでいただいてありがとうございました。

来週のゲストは山田邦子さんです。

***
これまでの「オーラの泉の日記」、よろしかったらどうぞ。

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