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今日は、たまりにたまっている有給休暇を取って家でのんびりする事にしました。 カウチで日本のお菓子食べながら、大好きなテレビにかじりついていると、 「ピンポ~ん」とドアのベルが鳴ります。 ち、ちょっとまだパジャマのままやねんけど・・・・ 「ピンポ~ん」 何か急用のようです。 コマーシャルじゃないねんけどな~・・・・ 「ピンポ~ん、ドン、ドン、ドン!」 わかった、わかった、出りゃいいんでしょ。カチャ・・・・ 「おめでとうございます!!!『スターと過ごすバレンタイン』にご当選なさりました!!!」 うっそおぉぉーーー!!! これちょっと前に応募してあったんですよ。バレンタインの夜を大好きなセレブと一緒に過ごせるっていう、庶民の心をくすぐる企画です。 「さぁ、予めセレブの選択を絞り込んで参りました!」 「一番の扉は・・・・・・・・・スティングさんです!!!」 す、すごい!大ファンやねんな~、スティング! 「二番の扉は・・・・・・・・・・ユウィン・マックレガーさんです!!」 おーーーーー!これも最高!!!ええよ、好みよ~!!! 「さぁ、時間は60秒!お選びください!スタート!!!!」チクタク、チクタク・・・・ えぇぇぇーーー!!!そ、そんな!こんな重大な選択をたったの60秒で・・・・??? 「あの~、私所帯持ちなんで、夜はいいですから、昼間に代えてもらえませんか?」(いらん心配すなーーー!)チクタク、チクタク・・・・ 「あの~、半日づつにして、お二人両方はダメですか?」(はよ~選べぇぇぇぇーーー!!!)チクタク、チクタク・・・・ (え、それはひょっとしてテレビのカメラ???私のギンギラの顔にパジャマ姿、撮られてるってこと?)チクタク、チクタク・・・・ 「残り5秒!」 「5・・・・」 「4・・・・」 「3・・・・」 「2・・・・」 ぎゃあぁぁぁーーー!!!と、ここで汗だくになって目が覚めました。 で、このブログのタイトルからして、皆さんは「な~んやそれが悪夢やったんか~」と思われるかもしれません。 甘い・・・・・・・・・・ 私はこんなすばらしい夢から汗だくになって飛び起きると、横にはスポンジ・ボブのパジャマを着たスパイダーマンが、くーすかよだれたらして眠っておりました。(これだけでも悪夢ですよ・・・・・) (←ブレちゃんは、スパイダーマンのこの人に似ていると、よくいわれます。) しかもブレちゃんはどういう訳か、眠る時、右の目が完全に閉じません。で、「座といち」みたいなスパイダーマンです。 よ~く見てみると、今、レム(REM)睡眠中なのか、薄く開いた右の目が左右に動いています・・・・・・・・ きょえ~~~、きしょく悪い~~~、ホラー映画のようです。 でも、ゲテモノ見たさに「じ~」と息をひそめて近づいてみると・・・・・・・・・ 「暑い、暑い、暑いぃぃ!!」と大声出したかと思うと、ガバっとベッドから飛び起き、パジャマのズボンとパンツを脱ぎ、下半身スッポンポンでベッドに戻ってきました・・・・・ 「・・・・・・・・・」びっくりしたの、なんのって・・・・これは流石の私も怖かった・・・・・ で、これはもうほっとくしかないだろうと思い、私は出来るだけベッドの片隅に擦り寄って、バクバクと心拍数のおさまらない一夜を過ごしました。(今日しんどいー) 今朝、出勤前シーツを洗っている私を見て、 「あれ?なんでシーツ洗ってんの?」とブレちゃんは全然記憶にございません。 「ごっつ悪い夢みたから!」アホ!
2007年01月31日
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ちょうど「会員制デート」3回目の更新のお知らせ書が届いた頃(うそ)、ブレちゃんの就職が決まりました。 夢にまで見た一流航空会社です。欲のないブレちゃんは、今考えると、破格な額のお給料を鵜呑み的に受け入れました。たぶん清掃員のおじさんより、100ドル多かっただけ。 でもやっぱりうれしくて、足は地につかづ、引越しの心配をします。 「ハンガー、ハンガーがいるで、ハンガー」と何に取り付かれたのか、明けても暮れても「ハンガー」の心配ばっかりしています。(アホ) 私はというと、コレも何かの運でしょうか、ほぼ同時に、実家から私の旅行保険が切れる、という連絡がありました。 両親にすると、「保険も切れるよって帰ってきなはれ」というところでした。 うちの両親はブレちゃんに一度会って、なかなか気に入っていましたが、まさか結婚するとは思ってなかったようです。 で、私はブレちゃんに言いました。「保険切れんねんて」 と、ブレちゃんは、「じゃ、こうしよう」 私:(出た出た、またか・・・・・話なごなるな・・・・)と思いきや、 こともアッサリブレ:「結婚して僕の社員保険に入ればいいやん」 私:「はぁ~~~~???」こ、これがいままで長年夢にまで見た、白馬の王子のプロポーズってヤツですか? しかも今回は的をついてた・・・・ のでちょっと驚いた・・・・ ので聞き直しました。 私:「ブレちゃん、それって結婚してくれっていうプロポーズ?」 ブレ:「おー、したい?してもいいよ。」どうもハンガーのことで頭がいっぱいで、なにを聞いても生返事です。 というわけで、結局私たちは健康保険の為に結婚することになりました。 数日後、二人でお役所まで結婚届の提出に出かけました。 待合室でイチャついている若いカップルを横目に、順番待ちします。 私たちの順になり、書類を持ってカウンターまで歩み寄りました。 お役所の女性も「おめでとうございます」と言ってくださいました。私はその祝辞にはじめて酔いました。小さいことですが、幸せな一瞬です・・・・・ と、そのとき、お役所の女性が「25ドルです」と言わはりました。これで私の幸せな瞬間は吹っ飛びました。 ブレちゃん、待合室に響き渡る大声で、「え゛ーーーーーー!結婚すんのにお金いんのーーーー?」と言いました。(お、おまえなぁ・・・・・なめとんかー!) キャーーーー恥ずかしいーーー!確かに私も25ドルいるとは知らんかったけど、そんなに大声ださんでも・・・・ そして今度は私に向かって、続きます・・・「5ドルしか持ってないでー!どうする?」 ど、どうするって言われても・・・・・ちょ、ちょっと声落としてよ・・・・しかも、その5ドルは私が払ったデート費用からのへそくりと見た。 こうして私は・・・・・ブレちゃんの就職を担保に・・・・・25ドルをブレちゃんに渡し・・・・・・・ブレちゃんはその25ドルをお役所にはらい・・・・・・私たちは晴れて結婚しました。 で、晴れて結婚したので(?)ブレちゃんはお役所からの帰り、スーパーでへそくりの5ドルをはたいてハンガーを50本買いました。 めでたし、めでたし。 <番外編>この後、見かねた両親が結婚式を挙げてくれたのですが、結婚式の当日も、私:「ブレちゃん、結婚指輪は?」ブレ :「知らん」私: 「知らんことないやろー、昨日渡したやん」ブレ:「アー、アレ?大切なもんやっていうから、ホテルの金庫に入れてきたでぇ~」こうして私たちは、母の指輪と写真屋さんの指輪を借りて、末長い結婚生活を誓ったのでした。アホーーーー!!!(おわり)
2007年01月30日
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私は中学校のころから、「理想の男性像」がしっかりありました。 先ずはめがねをかけている人。どういう訳か、私は裸眼の人の顔を見るのが照れくさかったからです。 「父さんは眼鏡無しでも競馬の新聞が読めるぞ」と変な自慢するじい様を除いて、家族みんなが眼鏡をかけていたからかもしれません。 その次はお笑いのセンスがある人。これは関西人には必須だと思います。 最後は頭のいい人。 たったの3つです。いくら行き遅れの私でも、たった3つの条件くらい、満たせる男性は見つかるでしょう・・・・・・・(甘かった・・・) ブレちゃんとお付き合いするちょっと前に、この条件を完璧にそろえた人と出会いました。 「恋に落ちる」ってほんとこのことです。毎日、目、ハート型でした。結局は振り回された挙句、失恋しました。 「今頃、ハゲでデブになっていますように」と亡くなったおばあちゃんの写真の前で、毎日手を合わせています。「奥さんもデブでブスでありますように」と付け足す日もあります。 行き遅れた女の呪いは怖いでっせ。 さて、それに比べ、ブレちゃんはこの3つの条件をどれ一つとして満たしておりません。 ただ、コンタクトを眼鏡に代えてもらいましたので、やっとこさ1つは満たされた感じです。 ブレちゃんの頭の良し悪しは、未だに疑問です。 普通の人が持ち合わせないような思考回路を持っているのは確かですが、それが超人的にすごいのか、焼きそば定食についてくる白いご飯のように全く無駄なものなのか、判明していません。 一番お手上げなのが、なんといってもブレちゃんの笑いのセンスの無さです。 ブレちゃんはお話を始めるとき、必ず最初に「すっごい面白い話あんねん・・・」と言ってしまいます。 コレは関西人なら誰でも心得ていますが、はっきり言って致命的です。 こういう時は限って、話が的を得ず長く、オチのしょうもないことが予想されます。 さて、もう一つ、困ったのは、ブレちゃんのお付き合いに対する心意気でした。 まだ若かったブレちゃんは、軽い気持ちでお付き合い始めたのでしょうが、「行き遅れ」「結婚適齢期」「オールドミス」などという言葉にピリピリしていた私ですから、プレッシャーを掛けまいと思っていても、ブレちゃんがお粥(ポリッジ)を食べるたびに、「えっ!今ひょっとして『結婚(マリッジ)』って言うた????」とプレッシャー掛けまくりです。 ある日、些細なことからケンカになりました。私はここぞとばかり日常の不安をぶち明けました。 結婚が前提かどうかもわからんお付き合いなんてやってる暇ないねん!(ひ、ひまの問題やったのね・・・・) ブレちゃんは相変わらず落ち着いた口調で言いました。 ブレ:「じゃあ、こうしよう。」 私:(またか・・・・・話なごなるでぇ~) ブレ:「ぺラ、ペーラ、ぺラぺラぺラ・・・・(延々つづく)・・・で、一年付き合ってみて、それでもお互い続けていきたいようであれば、リニューアルしよう。」 案の定、筋は通ってないわ、的は得てないわ、真剣に聞いて損した。 しかも、人様のことを、街角のレンタルビデオ屋さんとまちごうてますえ~。 こうして私の「会員制デート」は毎年リニューアルしながら、3年続くのでした。 (つづく)
2007年01月29日
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ちょっと、つづき物のお話の途中で申し訳ありません。でも、これは言っておきたい・・・・・・ ブレちゃん・・・・・、結婚してもう7年になります。知り合って10年です。「銅」の結婚記念らしいです。 で、一言いわせていただきます・・・・ ブレちゃん、自分のBodily Functionをいちいち私に、しかも自慢げにレポートするのは止めとくれやすぅぅぅぅ~・・・・・・ 右の鼻の穴から鼻水が止まらんとか・・・・・ 汗止め忘れたから脇が匂うとか・・・・・・・ 今日はおならが多いとか・・・・・・ 今日のおならはくさいとか・・・・・・ たしかに「にぎりっぺ」を教えたのは、他ならぬコノ私やねんけど。で、最初知らずに、思いっきり深呼吸で私のゲンコツを匂って、せきづかせたのは悪うおました。 けど、ほやからいうて、毎回ゲンコツにぎって、追いかけるのはやめとくれやす。わたしはカレーを作るのが嫌になりますよって。 それから、 おへそに綿ぼこりたまってるとか 耳の穴オレンジ色やとか 足のつめはチーズの匂いがするとか 今日は3回うんちをしたとか うさちゃんみたいなうんちだったとか 赤子を産むような苦しい便秘だったとか 貨物列車のようなうんちだったとか ピーナッツが混じっていたとか・・・・・ わたしゃ聞きたかないのよぉぉぉ~~~!!!!!来る日も、来る日も・・・・・・・ たぶんブログをお読みになった方々も聞きたくなかったと思います。申し訳ございません。クレームはブレちゃんにどうぞ。
2007年01月27日
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名前すらわからない、ぎこちない第一回目の(グループ)デートでしたが、これでブレちゃんと私は、正式にお付き合いしている、と言うことになります。(と、思うんやけど・・・) ブレちゃんはロマンチックですから、週末ごとのデートといえば、もっぱら公園の散歩に出かけたり、海辺で夕日を見たり・・・・・・・・ なんかきしょく悪いくらい、ウキウキしています。(ア~、そんなにはしゃがんといて・・・・・頭痛い・・・・) こういう行事は「へ」とも思わない私とは、月とスッポンの差です。 たぶん私のおでこには毎回、「しょうもないで~」と書かれてあったと思います。(だから私は嫁に行き遅れた) そのうち、このロマンチックデートの原因がブレちゃんの懐にあることがわかりました。 確かに学生だったブレちゃんは、親の限られた仕送りでやりくりしていて、お金がなくなってくると、食パンかじって飢えをしのんでいたそうです。 スポーツマンらしい、引き締まった体格だと思ったのは大間違いで、ただ食に飢えてはっただけです。 実はブレちゃん、スポーツが大の苦手です。ブレちゃんのぶ厚い胸板とカモシカのような長い足は、見掛け倒しもいいとこです。 知り合ってこの方10年、ブレちゃんの走る姿を、私は見たことがありません。 それどころか、ブレちゃんを見ていると、スローモーションの映像かと勘違いするくらい「とろい」です。 これではいけないと、1年前、「大人のサッカー・リーグ」に勝手に申し込んで、ブレちゃんを放りこんだ夜、ブレちゃんは、ズタズタにされて帰ってきて、「お母しゃ~ん、もう行きたくな~い」とグズりました。 で、それなら、と今度はフェンシングのクラスに放り込みました。と、今度は手首に重症を負って、お医者さんに連れて行く羽目になりました。 ほんとブレちゃんほど見掛け倒しの塊のような人間はいません。 さて、そのブレちゃん、平日は家で食パンをかじっていても、やっぱり週末になると、新しいバーフレンド (婆ーフレンド)をデートに誘いたいわけです。かといって、映画や夕食をおごるほど持ち合わせてなかったブレちゃんでした。 私はいくらデートに誘ってもらったからといっても、毎回、公園で蚊にさされてボリボリ掻きながらのデートも嫌ですし、夕日も、何回見ても同じ夕日やし・・・・・・(だから私は玉の輿乗れなかった。) それよりも・・・・・・・・・・・ なんか食べさしとくれやすぅ~!!!食い意地はってますから。 おなかキュルキュルいわせてデートするのも悲しいので、デートの費用は私がもとう、とブレちゃんに提案してみました。 すると、流石、ブレちゃんも男のプライドがあります。頑固に「僕に払わせてください!」とゆずりません。 で、結局、デートの日は・・・・・・・・ 私が前もって50ドルをブレちゃんに渡し、 ブレちゃんはその50ドルを自分のお財布に入れて、 そのお財布から払うことになりました。 た、たしかにブレちゃん払ってるけど・・・・・・なんか狐につままれたようです。 は~、それでよろしおすの?・・・男のプライド・・・? しかも、ブレちゃん、すごいことを考え付かはった。 私をファミレスに連れて行っといて、 デート代しまつして、 そのお釣りで来週まで食い延びる生活を考えついたのでした・・・ こうして私のピンプばら色生活が始まりました・・・・ (つづく)
2007年01月26日
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あれから数日が過ぎ、せっかくのお誘い断ったのを流石の私もちょっと後悔し出しました。 日本でいう結婚適齢期など、とっくの昔に別れを告げていましたから、全くあせらない、というとうそになります。 かといって、古い人間ですから、自分からお誘いするのには、ちょっと抵抗を感じるんです。難儀やな~・・・ 私は美智子さんに相談してみました。私と美智子さんは何でも話せる仲でしたし、美智子さんは心の底から、年増の友人の将来を心配してくれてはりました。 美:「OOさん、テレビにお嫁にもろてもらうんですかっー?」と叱られました。 私:「そ、そやけど、2時間の特番で・・・」 美:「また、コマーシャルちゃうから、とかいうて、居留守つこたんでしょー?」 私:「ぐ・・・・」美っちゃん、流石によくご存知・・・ で、美っちゃんが自分にまかしときなはれ、とおっしゃってくださるので、私はアパートに帰ってテレビを見ました。(反省の色無し) それから数日後、美っちゃんから連絡がありました。 どういう手はずを取って下さったのかは知りませんが、美っちゃんと2人で行くことになっていたミュージカルに、ストーカーとその友人も誘ってくれたらしい。 美っちゃんほんとに良いお友達です。デートに挑むに当って、アドバイスもくださいました。 美:「OOさん、これがチャンスですよ!まずは怖い顔をしない!」(ふむ、ふむ、メモ、メモ) 美:「その次は、トゲのある話し方はしない!」(ふむ、ふむ、メモ、メモ) 美:「もうちょっとヘニョヘニョってしてください!」 私:「?・・・・・」 美:「それはグニョグニョです。」 私:「こ、こんなん?」 美:「それはヘラヘラです。」 私:「こ、こう?」 美:「もういいです。最後のは忘れてください。(--;)」 私:「な~んや、簡単、簡単、朝飯前やん。ニコニコ笑って、歯に衣かぶせたようなお世辞、連発しといたらええねんやろ?」 美:「だ、だから、それがトゲトゲしいって・・・もういいです。聞かへんかったことにしといてください。」 全然把握できてません。 私:「ところで、美っちゃん、ストーカーのお名前は何?」 美:「さぁ・・・・・・・」 私:「ん?美っちゃんお名前知らんの?」 美:「知らんわ・・・・・・たぶん『OOXX雄さん』やったような・・・・・・」 で、今になってこそ笑えますが、美智子さんがこの時言った名前は、例えば日本語に訳すと、 「絞屋牛雄さん」とか、「米屋刈男くん」とか、もっとひどいところで「水物助平さん」に類似したもので、とても口には出せるような名前ではなく、それから1ヶ月以上もの間、「名前無男くん」は私たち二人から「You」という代名詞で呼ばれるのでした。 ブレちゃんの苦労は絶えません・・・・・ (つづく)
2007年01月25日
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せっかくゴールデンタイムのテレビを楽しんでいるのに、10分ほどするとまた電話が鳴ります。 (え~また~ぁ・・・・ブツブツブツ・・・) よっこらせっと。(←昔からの癖で、こう言わないと立てない) 今度はストーカーのお友達です。 「今晩、ディナーにいかがですか?」 ん、また?今日はなんか特別な日?「ディナーの日」か?(そんなもんあるわけないやろー) 私はテレビのコマーシャルを確認しながら返事しました。 「いや、だからぁ~、美智子はん今日は風邪。寝込んではりまっせ、えらい風邪で。」 ストーカーのお友達が「くすっ」と笑いながら付け足します。 「ブレちゃん、今日は美智子さんでなくて、OOさん(私のこと)に是非来ていただきたいんですって。」 こ、これって・・・・・ まさか・・・・・・ うっそぉーーー!!!・・・ ちょっと待ってよぉ~・・・・ えーーーーーー!!!!・・・ ひょっとして・・・・・・ ステーキ食べれるってことーーーーーー??? うそ、うそ、ちゃんと「デートのお誘い?」と気づきましたよ。 気づいて、うれしいことはうれしかったんですが、なんといっても相手はゴールデンタイムのテレビですからね・・・・・・ 「今日は堪忍しとくれやす。」と断ってしまいました。ブレちゃんの「テレビには勝てない」人生のはじまりです。(つづく)
2007年01月24日
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ストーカーのパーティに行ったので、美智子さんは正式にストーカーとお友達になったのでしょうか・・・・・(疑問) やっぱりストーカーは、やれディナーに行こう、ほれ映画をみにいこう、(ほれ、って正しい日本語かな~)と美智子さんを誘ってきます。 美智子さんも半分は断り、残りの半分は私の怖い顔に頼ることにしていました。 ボーイフレンドもいない暇な私は、毎回、誘われる度に美智子さんに同伴しました。 ある日、美智子さんがインフルエンザかもしれないほど重症な風邪をひいて寝込んでしまいました。 私はといえば、遊び友達の美智子さんが寝込んだので、アパートで一人テレビにかじりついていました。 と、電話が鳴ります・・・・・ もちろん、無視。コマーシャルじゃなかったからね。 少したって、また電話がなります・・・・ あんまりリンリンうるさいのでテレビのボリュームどんどんUP。 でも、まだひつこく電話は鳴ります・・・・・ 今度はたまたまコマーシャル中だったので、電話にでると、電話の向こうはストーカーです。 な~んや・・・出て損した。 「今晩、ディナーにいかがですか?」と言ってきます。 私はコマーシャルも終わりに近づいているのでなるだけ早く電話を切り上げたい訳です。 オバサン丸出しの口調で、「今日はあかん、あかん、美智子はん風邪で寝込んではるさかい~。」と言うと、 ストーカーは黙り込んでしまいます。 「・・・・・・・?」 あーーーっ!ちょっとーー!テレビはじまったでーーー!と思っていると、 私のイライラが伝わったのか、ストーカーはやっと、 「じゃあ・・・また」と消え入るような声で言います。 「ハイ、じゃあね~!」 ブツッ! 受話器をおくが早いか、怖い顔のオバサンはテレビの前に戻ります。 あ~、極楽、極楽。 (つづく)
2007年01月23日
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さて、ストーカーに誘われたと言う(ちがうって!)美智子さんと一緒にパーティに行きました。ここまでのお話はこちらから。 目ざとく辺りを見回して、「どの人?」と美智子さんに聞いてみます。 美智子さんが指差したその男性は、几帳面そうで、清潔そうで、背は185センチくらい、いかにもスポーツマンといった体格で、肌はかすかに日に焼けて、そして、そして・・・・ えらい男前~~~!!!(あかん、あかん、顔緩んだ) それに比べると、美智子さんが付き合っていたマイクは、チビやし、ガリガリやし、ぶっきらぼうやし・・・・ アンさん、ちょっと熱あんのんちゃう?と思うほど、どう見ても、このストーカーの方が数倍上ですよ。(だからストーカーじゃないって!) 私は(よだれを拭い)、「はじめまして」と怖い顔で、ストーカーに事務的この上ない挨拶をしました。 いくら男前といっても、この世の中わかりませんからね。それに、私は一応、美智子さんのボディ・ガードとして行ってる身ですから、それを忘れてはいけません。 ところが、この人、ストーカーどころか、ものすごい恥ずかしがり屋さんで、美智子さんにろくに話も出来ないほどシャイです。(と、私は思った・・・・) で、この夜はボディ・ガードの出番も無く、楽しい飲み食いの会を終えて帰宅しました。(と、私は思った・・・・) ブレちゃんはこの時の思い出を、今でもひしひしと涙、涙で語ります。(うそ)(ブレちゃんが「うそとちゃうで~」とバックグランドで言ってます) 「僕はせっかく、美智子ちゃんをお誕生日パーティに誘ったのに、美智子ちゃんみたいな、可愛い日本人と一緒に来てくれるならまだしも、凍るような眼差しの、怖いおばさん連れてきて、僕は食べたものがのど通れへんかったわ・・・・・・」 え~? 何ですか~ぁ?お座布の下からもの言う時はもっと大きい声でいうてくれはらな、聞こえまへんぇ~。 怖い顔、またしても大成功です。 (つづく)
2007年01月22日
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ブレちゃんと結婚して7年が経ちました。知り合って10年になります。 「すごい長かったなぁ~」と感想を述べたブレちゃんが、ひどい目にあったのは言うまでもありません。 私たちは10年前、お友達の美智子さんを通して出会いました。「~通して」という言い方には多少語弊があります。いえ、すごい語弊です。 私より8歳年下のブレちゃんは、そのころ自分の年に近い美智子さんに一目ぼれしました。 10年たった今、私にはケンカの切り札が2枚あります。 もちろん1枚目は、涙で「離婚する~」ですが、2枚目は、「どうせ私は美智子さんじゃないからぁ~」です。 これでケンカに負けたことは、未だかつてありません。 美智子さんは以前お話に出ましたように、ボーイフレンドのマイクとお付き合いして、ちょうど4年目になるところでした。 それを承知のうえで、なぜブレちゃんが、美智子さんをひつこくデートに誘ったのかは、今でも世界七不思議の一つです。 「ストーカーやったん?」(そ、それは犯罪やろ・・・・) 「英語わからんかったん?」(いえ、英語が母国語です、ブレちゃんは・・・・) 「自分のほうがイケルとか思ってたん?」(自信過剰やな・・・・・) とブレちゃんは、一生この件でなじられるのを覚悟しています。 このブログを書くにあたって、もう一度聞いてみました。「ねーねー、なんで~?もう二度と持ち出せへんから教えてぇ~」(絶対うそ・・・・) 私のこの手口には、結婚当時なんども引っかかっているブレちゃんです。 「絶対怒れへんから、言うてみ」 と世界中のお母さんたちが使うアノ手口です。 以前は、意図も簡単に引っかかってくれましたが、最近では敵も賢くなってきました。 ブレちゃん、まともらしい答えを3つ挙げます。「A-そんなこと覚えてないわ、B-そんなこと今となってはどうでもいいねん、3-晩御飯はなんやねん!」と安物のお笑いのようなオチです。 美智子さんは、誘われるたびに、「ボーイフレンドがいるから」とお誘いを断っていたのに、それはそれは何度も懲りずに誘ったブレちゃんでした。 ある日ブレちゃんは、またしても美智子さんを自分の誕生日パーティに誘いました。 美智子さんはさりげなく「ボーイフレンドに聞いてみないとわかりません」と交わしてみましたが、是非来てくれ、とひつこいブレちゃんです。 で、美智子さんも、「ただお友達になるだけなら」と半強制的に行くことにはなったものの、やっぱり怖い顔のOOさんもついてきて欲しい、と私がお誘いを受けたわけです。 私はこのいきさつを聞き、ブレブレに憤慨して、いつもの怖い顔をもっと怖くしてバースデーパーティに行ったのでした・・・ (つづく)
2007年01月21日
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老夫婦をラスベガスに連れて行った時のお話のつづきです。 父のおかげでセキュリティーチェックに手間取りましたが、家を早めに出たおかげで時間は充分あります。 ほっ・・・ え~と、ゲートは二階か。2階建ての空港やけど、老夫婦に負担のないように、エレベーターで上がろう・・・ さて、家族旅行は、毎回そうですが、私はとても疲れます。 マイペースなじじ様とアメリカ合衆国、おばすて山州に捨てられると妄想して私のそばを離れないばば様はまあ、しょうがない、と諦めもつきます。 納得いかへんのは、ブレちゃんが必ず「手取り足取りツアー」のお客さんになることです。 このお三方が、私のことを農協ツアーのバスガイドさんと勘違いして、何から何まで頼りっぱなしです。私は家族旅行をすると、いつもゲッソリ痩せます。 じじ様とばば様に、疲れが出ないようにエレベーターを探します。 4人でエレベーターに乗り込みました。メキシコ人らしい清掃係りのおばさんが大きなくず入れと一緒にエレベーターに乗り込もうとします。 私たちも精一杯詰めて見ましたが、くず入れが大きすぎて、どうみても乗れそうにありません。 諦めたおばさん、エレベーターから降りて私たちにニコニコ顔で言います。 「Wish you well.」(ご多幸をお祈りします。) まぁ、なんてご親切な方なんでしょう!しかも、私たちがラスベガスに行く事をまるでご存知な様な発言じゃないですか~。 私はこういうとこ純・日本人ですから、深ぶかおじぎをしながらお礼をいいます。エレベーターのドアが閉まるなか、まだお辞儀をしています。 さて、2階についたかと思いきや、ドアが開くとまだメキシコ人のおばさんが立っています。 「ん?」 おばさん、またスペイン語訛りの英語で「Wish you well.」とおっしゃっいます。 私はまた一人、深ぶかお辞儀をしながら、おばさんのお心遣いに感謝します。 ところが・・・・・ ドアが開くと、またおばさんがくず入れ抱えて立っています・・・・・ 再び、「Wish you well.」とは言ってくださるものの、お顔はちょっとご機嫌斜めです。 相変わらずお礼を言って、お辞儀をしていた私がふと見上げると、ツアーに参加なさっているお三方、「ボー」っと立っているだけで、行き先のボタンも押していません。何度も同じ階でドアが開くはずです。 慌ててボタンを探すと、2階建ての空港内のエレベーターには「UL」(Upper Level = 上階)と「LL」(Lower Level = 下階)というボタン表示がされています。 そこで私はやっと気づきました・・・・ メキシコ人のおばさん、私たちの健康・幸運を祈ってくださったのではなく、 「Push UL!」(上階のボタン押さんかい、このアホ!)と言っておられたのでした。 ハハハ・・・道理でご機嫌斜めなはず(汗)。 それにしても・・・・エレベーターのボタンぐらい押せるやろ~、おのぼりさん御三方!
2007年01月20日
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今日は、仕事の後、ブレブレの買い物につき合わせられました。 これが私は大嫌い!今回は商用で使う、プレゼントの購入らしい。 ブレちゃんは、あーでもない、こーでもない、と悩みます。「コロンは?」 「う~ん・・・」「Tシャツは?」 「う~ん・・・」「手帳は?」 「う~ん・・・」「名刺入れは?」 「う~ん・・・」「ネクタイは?」 「う~ん・・・」結局今までかかって(大方10時)、何も買わずに帰ってきました。 ちょっと、ブレちゃん私、こういう買い物はストレスたまるのよーーー! パアーっと買ってよ、パアーっと! 私が3時間買い物したら、車のトランクいっぱいになるくらいあるよー! おかげでブログも手抜き。クレームはブレちゃんまでどうぞ。
2007年01月19日
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先日おしゃべりの話が出ましたので、これもちょっと。今日は真面目ですよ。(え~、しょうもない~、とか思ってませんか?)でもこれだけは、是非言わせてくださいね。 英語圏で現在Epidemicな言い回しが、「....like....」と「....you know....」です。 どういうときに使うかというと、例えば、「I’m like, get out!」(私はね、『うっそー!』って感~じ。) とか、 「It’s not that easy, you know, ’cause I’m in California, you know....」 (そんなに簡単なもんじゃないよ、でしょ、カリフォルニアにいるし、でしょ・・・) これはですね、今ですね、英語の勉強をなさっている方々のですね、頭のですね、どこか片隅にでもですね、入れておいていただけるとですね、ありがたいのですね・・・・・・と、同じくらい、とても耳障りな言い回しです。 「I’m like....it’s like....」と連発されるのもよく耳にしますし、うちのお客さんで、3語おきに「you know」を挿入される方がいて、いつも「I don’t know!」と逆ギレしそうです。 確かにこうも氾濫していると、全く使うな、と言う方が無理な話で、注意していても、無意識に使ってしまいます。 普段のカジュアルな会話では問題ありませんが、重要な会議でのスピーチや、書面上はもちろんのこと、あらたまった場所では出来る限りお控えになることをお勧めします。 私自身は、単に若者の表現(日本で言う『ため口』ですか?)ぐらいにしか思っていませんが、厳しい上司などに言わせると、「教養の低い人間の使う言い回し」だとおっしゃいます。 ですから、面接などでは極力お控えになられたほうが良いかと思います。 たぶん英語圏ではどこもそうだと思いますが、どれだけはっきりと自分の言わんとするところをArticulate 出来るかで、将来成功への道が決まるのではないかと思います。 生意気言ってすみません。でも、皆さん、正しい、きれいな英語をご習得くださいね。
2007年01月18日
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ちょっとここ数日、風邪引いてました。3日降り続いた氷雨で、あかんたれな私はダウンしてしまいました。 氷雨というと、なんとなく「しとしと」という感じがしますが、これはそんな甘っちょろいモノではありませんでした。降ってくる氷が窓に当って「パシパシ」音を立て、うるさくてテレビが聞こえないくらい、激しいものでした。(もちろんテレビはちゃんと見てた) 三日降り続いて、とける模様もまったくなく、そこらじゅう一面、スケート場のようです。(スケート靴持ち出して、路上で滑っている人もいます) がんばろうと思えば、出勤できないことも無かったのですが、ひょんなことがきっかけで、「今日はゆっくりしとこう」と思いました。 と言うのも、私、実はCreature of Habitで、小さい時に習った事とか、迷信とか、習慣の一部になっていることは、どうしても守らないと気持ち悪いんです。 例えば、 パーティが夜だった為に、わざわざパーティ用に買った新品の靴をおろせず、普段の履きなれた仕事靴でパーティに行ったことが数え切れないほどあります。 お葬式に行かなければならない時は、台所の卓上塩(アメリカンサイズなので、でかい!)を必ずハンドバッグに押し込んで行きます。 迷信だけでなく、習慣もそうです。 大の月、小の月があやふやな時は、未だにこぶしの上をなぞって確認します。 「東の空に見る日の出が・・・」などという発言をする前は、必ず頭の中で、 「西から上ったお日さまぁ~が~、東に沈~むぅ~」と天才バカボンのテーマソングを歌って確認します。 それから、これもお恥ずかしい話ですが、寝過ごした朝は、必ず「走れコータロー」の歌を口ずさみながら仕度します。 これは小学校時代、運動会のかけっこの時に流れた曲で、これを聞くと「ア~、早くせな!」と潜在意識が呼びかけます。だからといって、この曲を口ずさんで、10分はやく仕度が終わったと言う記録は未だかつて無いのですが・・・ あと、ロッシーニのウイリアム・テル序曲を口ずさむこともありますが、こちらはオーケストラ仕込みで、複雑になるので、結構几帳面な私は余計時間とる気がして、結局シンプルな「走れコータロー」に変わります。 反対に、朝どんなに急いでいても忘れずにすることは、シャワーに入って足の指の間をきれいに洗うことです。 これは小さい時、お母さんに「足の指の間をきれいに洗わんと、色んな病気にかかる」と教わったので、毎朝、足の指の間をタオルでゴシゴシあらいます。 しかも、小さい時からの癖で、「いーち、にー・・・・」と数えながら洗います。 さて、昨日の朝、風邪っぽくて、なんとなく頭がすっきりしなかったのですが、欠勤するほどでもないと思い、いつも通りシャワーに飛び込みました。 お母さんに教わった通り、足の指の間もきれいにあらいます。 いーっち(ゴシゴシ・・・・・) にーっ(ゴシゴシ・・・・・) さーっん(ゴシゴシ・・・・) しーっ(ゴシゴシ・・・・・・・・・) ぎゃーーー、一本足らーーーっん!! これで朝から大騒ぎをして、ブレちゃんに「休んだほうがいい」といわれ、それもそうだと欠勤することに決めました。 いらんことを教わって、えらい目におうた。
2007年01月17日
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先日、テレビを見ていると(またテレビの話です)こういうトピックがありました。 Do women talk more than men?Are women disposed to talk more?Is it in their genes? 女性は男性よりおしゃべりですか?女性は生まれつきおしゃべりなんでしょうか?[おしゃべりは]遺伝的なものでしょうか? 最初は、「失礼やなぁ~」と思いました。 ところが色々な研究の結果が発表されており、なんと、女性は平均、1日に20000語しゃべるんだそうです。(と、いうことは、私は「ほっといて」を6000回、「面倒くさい」を7000回、「しんど~」を7000回言ってるわけかぁ~・・・) 余談ですが、私はブレちゃんの映画鑑賞の時、おしゃべりするのが大好きです。サイファイ映画の時は、特におしゃべりも弾み、楽しい。 あと、ブレちゃんの読書の時に、横にべ~ったり座って、「今ここ読んでんの?」、「それともこの辺?」と本を指でなぞってあげるのも大好きです。あ、これはイタズラの話ではありませんでしたね。失礼・・・・ それに対し、男性は平均、1日に7000語しか話さないんだそうです。大方、女性の3分の1です。(もちろん、その7000語も、私たちの耳には雑音程度にしか聞こえてないと思います) で、ナレーターが言います。「街中で出会ったカップルに同じ質問をしてみました。」 確かに、「Where did you two meet?」 (どこで出会いましたか?)という質問に対し、 男性は「School」(学校で)とか「At a bar」(バーで)とか「Through mutual friends」(共通の友人を通して)とかなり簡略な答えが返ってきます。捻出してやっと3語というところです。 ところが、同じ質問に対し、女性は「3年前、たぶんクリスマスの前々日だったと思います、高校時代のお友達3人とクラブに出かけていって、バーのカウンターで飲んでたら、どうも後ろから視線を感じるんですよ。で、振り返ったら、彼もまた高校時代の友人と、たまたまクラブに来てて、それで一緒に飲もうっていうことになって・・・・ペラペラペラペ~ラ」と延々続きます。 なるほど、確かに私たちはよくしゃべります・・・ 先日も1語のすきも与えない喋りを、一人舞台で繰り広げていた私が(好きなんよ~、コレ)息継ぎをした瞬間、ブレブレは私に聞きました。 「Is it my turn?」(僕の出番?) 私は即答しました。「文章が『?』で終わったらブレブレの出番。それまでお口はチャック!」 それからというもの、ブレブレは「今の文章『?』で終わってた?」とひつこく聞いてくるので、余計にしゃべりの腰を折られてうっとうしい・・・(だからブログをはじめたといううわさも無いでもない。) 男性の皆さん、私たちの20000語、毎日聞いてくださって、ありがとうございます。
2007年01月14日
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私、アメリカに長年住んでおりながら、アメリカ人の男性とお付き合いさせていただいたことがありません。 アメリカ人にはじぇ~んじぇんモテません。(「アメリカ人には」という表現自体が間違ってるというスルドイご指摘ありがとうございます。) 結果から言うと、抜群なスタイル、ブロンドの髪とBubbly な性格の女性がもてるアメリカでは、私はほぼ0点ということです。 ブレブレいわく、私のおでこには「なんか文句あんの?」と太字で書かれてあるそうで、そのふてぶてしい態度と、毒舌と、刺さるような視線に、一般の男性は「係わらずが無難」と思うんだそうです。(よーそこまで言うた!ちょっと放課後、校舎の裏まで来てもらおかー!) で、それにもめげず、結婚まで踏み切った自分は、「Very courageous」なんだそうです。 「僕が結婚してあげへんかったら、モンキーは今頃、猫8匹と寂しく暮らすオールドミスや。」というのがブレちゃんの大好きな言い回しです。(これは通学路で待ち伏せやな。) たしかに・・・・ 私の日々の発言、統計を取ると、第3位は「ほっといて」、第2位は「面倒くさい」、第1位は「しんど~」やと思います。私の毎日はこの3語で用が足せます。間違ってもBubblyとは言えません。 その上、体型はその辺の小学6年生の男子に、おいどを付け足したような魅力のかけらもないルックスです。 で、体型を変えるのはメスの助けと数千ドル、いえ、数万ドルが必要になるので、取りあえずはBubbly なかわいい女の子になる練習だけしてみようと思いました。(無理無理・・・) まず、毎日のパンツスーツをスカートに変えてみました・・・・ あかん、あかん、スースーして。 慣れないハイヒールも履いてみました・・・ ブレちゃんが、おカマちゃんみたいな歩き方はやめろ、と言います。 かわいいチョーカーのネックレス付けてみました・・・・ つば飲み込むごとに、ねずみを丸呑みした蛇のようです。 それから憧れのカチューシャも付けてみました・・・・ 下向く度にずり落ちて、スタートレックのラフォージュ中佐みたいです。 ちょっと胸元の開いたブラウスを着て、肩をすくめて「キャハ」っと笑ってみました・・・ ん? 何や、これは? 今朝、ちょっと欲張りに入れた胸パッド、日の出のように顔出してましたァ~。 う~ん、女の子になるのはなかなか難しい・・・
2007年01月13日
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そういえば、うちの両親、ラスベガスにも連れていきました。(すごい親孝行なところをアピール・・・)老夫婦のことご存知でない方は、こちらから。 さて、うちの父を飛行機の旅に連れて歩く時、とても困ることがあります。 おトイレが近いことと(がぶ飲みすな~)、ギフトショップに目がないことも(もうほっとくで~)団体行動の敵ですが、それより数倍困るのが、父のポケットです。 荷物を持つのが嫌いな父は、何でもかんでもポケットに入れて持ち歩きます。 父はポケットのついてない洋服は絶対買いません。 しかもポケットの数が多ければ多いほど「好し」なんです。ありとあらゆる物がポケットに入っています。 こんな物なんでいるん?と思うものが入っています。 ハンカチ、ちり紙はもちろん入っています。 半日飛行機に乗るだけなのに、小型爪切りが入っています。(足の爪切るんとちゃうやろなぁ~) 碁の対戦表も入っています。(誰と対戦するんや?) アメリカでの金額単位に慣れない父は、財布がはちきれんばかりに小銭がはいっています。(武器になりそうです。) 昨夜行った中華料理屋のフォーチュンクッキーもはいっています。(クッキーだと知らんかっただけ) で、どうしてこれが困るかと言うと、飛行場のセキュリティーチェックです。 ポケットの中身を全部出さなければならない父は、金属探知機をクリアーするのに、20分は軽く掛かります。 その間私たち3人は探知機の向こう側で、イライラ待ちします。搭乗時間が迫っている時などほって行こうかと思います。 父のポケットには以前何度も痛い目にあっているので、今回は出発の前日に父のポケットを抜き打ち検査しました。すると出てくる、出てくる・・・・ こうして事前検査をしたにもかかわらず、容疑者は出発直前にまたポケットいっぱいに「ブツ」を隠し持ちました。 私たち3人が金属探知機を難なく通り、後ろを振り返ってみると、案の定、父は引っかかっております。 しかもイカツイ無愛想な黒人のおばさんに捕まってます。ポケットを指差して中身を出せとジェスチャーなさいます。 父はズボンのポケットの中身を出して探知機をくぐります。 「ビー!」 黒人のおばさん、怖い顔で今度はジャンパーのポケットを指差します。 ジャンパーのポケットを空にして、探知機をくぐります。 「ビー!」 こんなことを数回繰り返したもんですから、おばさんもあきれ返ったのでしょう、イカツかった顔が緩んで、みんなに聞こえる大声で、 「What are you? Houdini?」(あんた、何者や?マジシャンか?)Houdini = 1890年代に有名になったハンガリー生まれのマジシャン。 隣にいたおじさんも、「Go ahead, pull your rabbit out too!」(ほれ、ウサギも出しなはれ!)と大笑い。 自分が笑われているとも気がつかず、まだビービー探知機を鳴らす父。 それにしても、ちょっとおかしい・・・・ポケットも全部出したし、ベルトもはずしたし、靴も脱いでるのに、まだ鳴る。 黒人のおばさんも、もうそろそろ他のお客さんも通してあげなければ、と思ったのでしょう。 最後の手段と、金属探知のバトンを取り出しました。 バトンで体中をなでられると、父の胸の辺で「ピーパラピー」と鳴ります。 「ん?」と皆思います。 「あ~、これかぁ~・・・」とニタニタ顔で、父がカッターシャツの胸ポケットから取り出した物は金属製の櫛でした。 ちょっと待ったァ~!!! 5本しかない毛に櫛はいらんやろ~!!!櫛は!!!
2007年01月12日
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先日、私は実家の母に「ブログを始めたから、読んで」と言いました。 コンピューターの使い方を知らない母は、何が書かれてあるのか気になります。 「何書いたん?」とひつこく聞いてくるので、「お母さんとお父さんの事書いた。」というと、もうあたふたしています。 と、言うのも、母には昔、苦い経験があるんです・・・・ 私が小学校1年生のとき、七夕も近いある日、学校のみんなで短冊を作ることになりました。おちびちゃんたちは一生懸命、長方形の紙に願い事を書きました。 1学期も終わりに近づいた学級参観日に、私の母はおめかしをして、すまし顔で私の教室に現れました。 ちいちゃい子供たちの書いた、夢のある七夕の願い事が、教室の壁狭しとばかりに貼られています。 かなり教育ママだったうちの母は他人のお子さんがどんなことを書いているのか気になって、一つ一つ読んでいきました・・・・ 学君は、「入学試験に合格して東大に入れますように。」と書きました。(もちろん全部ひらがなで)おいおい、君はまだ小学校にやっとこさ入ったとこやで・・・学君のお母様も負けない教育ママだったんでしょう。 真治君は、「弁護士かお医者さんになれますように。」と書きました。おいおい、そんな掛け持ちして生意気な・・・まずは小学校に遅刻せず登校することから始めてください。 女の子はもっぱらロマンチストですから、「かわいい幼稚園の先生になりたい。」とか「歌手になって紅白歌合戦にでたい。」とかいう現実離れしたものがダントツです。 私の母は、物心つくころから幼児教育に力を入れてきた、我が子(私のことです)の願い事にどんなすばらしいことが書かれてあるのか気になります・・・・ ひょっとしたら、上出来すぎて、ちょっと高いところに、金色の枠なんかで囲まれて貼られているのかもしれない、ホッホッホー、とワクワクドキドキします。 が・・・・ 何のことはない、普通のところに貼られてある私の短冊を、私の筆跡からみつけました。 ところが・・・・ それを読んだ母は、目の前が真っ暗になって血の気が引いてしまいました。 なんと、自慢の我が子(ひつこいようですが私のことです)の短冊にはしっかりとした文字で、 「早く大人になって、子供を叱りたい。」と書かれてありました。 ひょえ~!・・・・ もちろん穴があったら入りたいほど恥ずかしい母ですが、授業の後で先生との面会もあるので、消えるわけにもいきません。なるべく私の書いた短冊が、ご近所のお母様方の目に付かないように、背中で隠すのでした。 このあと母は、担任の先生との面会で「お子さんをよくお叱りになりますか?」と問い詰められたのは言うまでもありません。 で、参観日から帰ってきた母に、その晩、私は叱られたの、なんのって・・・(ねぇ、やっぱりおさな子を叱りすぎよ、アンさんは。) 「お母さんのこと学校で書いたらあかへんがな!!」と叱られたので、その次は、 「太っちょのお兄ちゃん」という題で長編作文を書いたら、これまた学校で大人気で、NHKのラジオにも取り上げられました。 私は幼少の頃から家庭内の失態を暴露するくせがございます・・・・・
2007年01月11日
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先日、私の55歳になる上司の話が出ました。とっても良い方です。ご自分が苦労なさっているだけに、他人への思いやりがあり、それこそ「情」の深い方です。 仕事はハードでストレスたまることもありますが、この上司あってこそ、がんばっていこう、と思えるものです。 ただ、彼の元で仕事をしていくのは、別の意味で手が掛かることが多いんです。 というのは、うちの上司、テクノロジー一般が超苦手です。いわゆる、Technology Challengedってやつです。この時代、うちの両親を除いて、こういう方もいらっしゃるのか、と思うくらい苦手です。私も大きな口がたたけるほど得意ではありませんが、仕事に差し支えないくらいの知識は持っている(つもりです)。というか、わからなかったら、「ま、いいか」と諦めてるだけ・・・ 上司は、もちろん2本の指を駆使して打った、パソコンの書面を指差して、 「この書類、FAXの紙にプリントして送りたいねんけど、どうしたらええの?」と聞きます。(私のブログの登場人物は父以外みんな大阪弁ですみません) ちょっと手が離せなかった私は、「Cut and paste して下さい。」と言いました。 15分ほどたって、上司の様子を見に行ってみると、なんと私の言葉通り、プリントした書面をジョキジョキはさみで切って、FAXの用紙に糊付けしているところでした。 こんなこともありました。 イギリスの駆け出しロックスターの方からお仕事を依頼されたことがありました。お礼にと、自分のCDを私たちにプレゼントしてくださいました。 CDには今では当たり前になった、「Interactive CD」という表示がされていました。 それを見た私の上司、 「これなんや?Sing-Alongか?」という化石のような発言をしたこともありました。(Sing-Along=童謡などのCDで、歌のお姉さんと一緒にうたうようになっているCD.) 一緒に歌えば、確かにInteractiveやけど・・・ またある日は、内線電話の使い方もいまいちな上司は大声で私をよびました。 「昨日書いた書類、どうやって探すの~?」 私も大声で、「My Computer(アイコン)を右クリックしてくださ~い。」とオフィスの壁越しに言いました。 「あかんで~」と上司。 「My Computer、右クリックしましたかぁ~?」と私。 「したでぇ~、けど、あかんで~」と上司。 このド忙しい時に・・・とぶつぶつ言いながら上司の様子を見に行くと、モニターの画面のど真ん中を一生懸命クリックしています。もちろん、モニターのど真ん中には、なんのアイコンもありません。 私:「だからぁ・・・・I told you to right-click "My Computer"」("My Computer"を右クリックしてください、って言いましたやん) 上司:「クリックしてるやん、ほらぁ・・・(クリック、クリック、クリック・・・)」 と、まだモニターのど真ん中をクリックしながら、 上司:「This IS my computer, isn't it? I think I paid for it・・・」(これわしのコンピューターちゃうの?わしが買うたと思うで・・・) 私:「・・・・・・・・・」イヤ、そういう意味じゃなくて・・・ もうギブアップ!もうギブアップ!
2007年01月10日
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私は、主人ブレブレの出張が非常に嫌いです。都会育ちの(うそつけ~!)私としては、周りにひとけが無いというのが、どうも怖くてしかたありません。ほんとは、テレビの見すぎなだけです。 今まで私のブログを読んでくださった皆さんは、「うそこけ~」と思われるかもしれませんが、私は、それは、それは怖がりです。 今朝も道に飛び出してきたリスに「ぎゃぁぁぁぁぁ~!!!」とびっくり。(おいおい、リスの方が怖がってやるで。) 「私ってほんまに怖がりやな~」とブレブレにいうと、どうもブレちゃん、「~がり」の部分が聞こえなかったらしい。 「うん、確かに怖い。あの機嫌の悪い時にブッチ切れる顔なんか、自分で見たことある?超怖いでェ~。ぼく、背筋凍るもん。」といらん事を言い、早朝からまた、そのブッチ切れた顔を拝見する羽目になってしまいました。ブレちゃん、口は災いの元って、知らんの? 話がそれました。 以前、某航空会社に勤めていたブレブレは、出張があっても、たいがいの場合、ヒョイと自社の飛行機に飛び乗って日帰りができました。 ところが今の仕事についてから、出張があると、日帰りできないんですよ。(当たり前ですね。日帰りできたら出張と言いませんよね。) で、ブレブレが出張に出た日は、「出張時完全防備体制」 (すごい漢字いっぱい)なるものを組むんです。 まず戸締りを何回もチェックします・・・・・それから玄関先の電灯をつけっぱなしにします・・・・家中のテレビもつけっぱなしです・・・・・それから電話の子機を枕の下に入れます・・・・・携帯はベッドの下に隠します・・・・・ペッパースプレーは靴下の中にいれます・・・・懐中電灯はスタンドの横に置きます・・・・・車の鍵はガレージの近くの隠し場所に入れて・・・・・それから避難路の復習をします・・・・(延々続きます・・・・) そうこうしているうちに、寝床に入るまで1時間は軽くかかります。その上、余計にハイパーになって全然寝つけません・・・(O-O) 今回も、この完全防備対策のおかげで(?)無事ブレちゃんの出張を乗り越えました。ブレちゃんが帰ってきて、安心して寝床につけます。 旅に疲れてベッドに飛び込んだブレちゃんが、「痛っ!!!」と叫びます。 手で押さえている首筋を見ると、血がにじみ出ています。 し、しまった・・・! 「出張時完全防備体制」のひとつとして、台所のありとあらゆる包丁をベッドの至る所に隠しておいたのですが、そのうちの一本、ブレちゃんの枕カバーから取り出すの忘れてましたぁ~ この一件があってから、ブレちゃんは出張から帰ってくる度に、台所の包丁の数を確認しないとベッドに入れません。 ごめんねぇ~、ブレちゃん。
2007年01月09日
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ブレちゃんが私のことを「モンキー」と呼ぶのは以前お話しました。これは日本人に対する侮辱ではなくて、私が動物園のサルのように、よくいたずらするので、つけられたあだ名です。 ただ、ここでお断りしておきますが、私は面白半分でいたずらをするわけではなく、ケンカの仕返しなどに、いたずらをするんです。(だからと言って正当化できるもんでもありませんが・・・) 例えば・・・・・ 朝起こしてくれなかったときは・・・・・ ブレちゃんの目覚まし時計いっぱいに、ミッキーマウスのシールはりまくっておきました。(はがすのに1時間かかったらしい・・・) 週末の掃除手伝ってくれなかったときは・・・・・ 寝ているブレちゃんの爪をマジックで真っ黒に塗っておきました。(何回手を洗ってもとれなかったらしい・・・) これも週末の掃除手伝ってくれなかったとき・・・・ ブレちゃんの靴、片方だけ磨いておきました。(次の朝もう片方磨いたので遅刻したらしい・・・) 食料の買出しを手伝ってくれなかったときは・・・・ブレちゃん大好物のクッキー、粉々にくだいておきました。(コーンフレークのようにして食べたらしい・・・) 私の枕を床に落としたまま拾わなかったときは・・・ ブレちゃんの枕カバーにその日一日履いたソックスを入れておきました。(数日気づかなかったらしい・・・) 私が見ていた映画、最後まで待たずにチャンネルを変えたときは・・・・ ブレちゃんの読んでいた本の最後5ページ、ジョキジョキ切り取っておきました。(スパイ小説だったらしい・・・・) ブレちゃんの無駄遣いが発覚したときは・・・・ お財布からお金を全部抜き取って、代わりにおもちゃのお金を入れておきました。(たまたまその日は出張だったらしい・・・・これは怒られた。) ブレちゃんがキレたと言えば、一番怒られたのはこれです=> パソコンの取り合いでケンカをした次の朝・・・・・ ブレブレの仕事用カバンからパソコン出して、代わりに私たちのラブラブ結婚式写真集をいれておきました。(その日は重要な会議があったらしい・・・・) で、怒られて余計腹が立ったので、次の日は、書類の代わりに、ぬいぐるみを入れておきました。 皆さん、ブレちゃんはとっても我慢強いです。はいっ・・・!
2007年01月08日
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うちのブレちゃんはほぼ1人っ子で、優しい穏やかなお母さんの愛情をいっぱいに受けて大きくなったので、のんびりして、性格もとても穏やかです。 女の子は皆、かわいくて、やさしくて、ロマンチックだと勘違いして私と結婚しました。 そこへくると、私は、合理的、経済的、道理的を「美」とする両親と、長男で甘やかされた兄の影で大きくなっていますので、なにかにつけて、ブレちゃんよりふてくされていることがあります。 知り合って10年になりますが、ブレちゃんは毎年私のお誕生日とクリスマスに、ぬいぐるみをくれます。 確かにかわいいことはかわいいぬいぐるみですが、母のよく使う言葉を借りると、「こんなもんもらっても痛くも痒くもない。」と言うのが私の本音です。 食べれるわけでもなし、使えるわけでもなし、棚においてかさばるだけで、何の用途もないので無駄、と、夢の無い私たちは思うのです。 ある日、あんまりかさばってきたぬいぐるみを、近くのボランティアグループに寄付しようと、箱に詰めているところをブレちゃんに見つかってしまいました。 ブレちゃん、顰蹙顔で「それ、どうすんの?」(--”)と聞いてきます。 答えにつまった私は「場所が狭くなってきたから、ちょっとお泊りに行くだけ。」とブレブレの視線が刺さる中、屋根裏にもって上がったのでした。 こんなこともありました。 2ヶ月ほど前、食中毒なるものを、生まれて始めて経験しました。熱は出るは、おなかは痛いは、吐き気はするは、と苦しんでる私を、それはよく介護してくれたブレブレです。 「気分わるい~」を連発する私に向かってブレちゃんは言いました。 「Think of strawberries.」(イチゴのこと考えたら良いよ。) 私: 「?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「そんなもんで良うなったらお医者さんいらんのや~!!!」とキレました、私。 子供のとき、転んだり怪我して痛がるブレブレに、朗らかなお母さんが、言ってきかせた言葉なんでしょう。なんて夢のある発言・・・・ またある日は、じんま疹を出して痒がる私に、ブレちゃんはクマのぬいぐるみを手渡しました。 「?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ブレちゃんは言います。「Scratch your Teddy insteadand you won't itch.」(かわりにクマちゃんを掻いたら痒くなくなるよ。) 開いた口がふさがらん、とはこのことです。痒くてイライラしていた私は、キレまくりました。 「ほんならあんさんも、おなか空いたら親指吸うときなはれぇ~!!!」
2007年01月07日
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「退屈」を連発する両親を、フロリダに連れて行くことにしました。老夫婦はフロリダ大好きですから、かなりエキサイトしています。老夫婦がアメリカにやってきた時のお話のつづきです。ご存知でない方はこちらを。 フロリダと言えば、オーランドですが、オーランドは他の土地と違って、観光客を連れて行きやすいところです。 それこそ毎日、休み無しのエンターテイメントがありますし、出し物も、世界中のお客さんが理解できるように、英語も簡潔ですし、見て理解できる場合がほとんどです。 要するに、ほっといても遊んでくれるので楽なんです。 ただ、オーランドで一箇所だけ困るのが、ケネディー・スペース・センターです。 これはうちの老夫婦だけではありません。知り合いや親戚を連れて行ったときも、やっぱり英語がちと難しいので、フルに楽しめないと言うのが皆さんの本音です。 もちろん航空関係に興味のある方には、たまらないほど楽しいと思います。 一度、友人に頼まれて、友人のおじ様をケネディー・スペース・センターにお連れしたことがあるのですが、友人のおじ様、宇宙飛行士の格好をしてご登場になり、照れたのなんのって・・・ 他の観光客の方たちも、「毛利さんのご親戚ですか?」とか聞いてきはって、その都度説明が大変でした。 友人のおじ様は、私のそんな苦労も知らず、子供のサイン帳にサインなさっておりました。 話がそれました。 老夫婦も一応フロリダまで来たので、ケネディー・スペース・センターにも行きたいとねだります。で、私、あまり気は進みませんが連れて行くことにしました。 着いてみると、案の定、私のことを美人通訳嬢のように扱います。(美人は余分ってか?) 「これはどういう意味?」「あれは何て書いたあんの?」と休み無し。 半分聞こえへん振りすると、向こうも負けてません。 「聞こえてるくせに、いけずやな。」とささやいたりします。 また話がそれました。 と、その時、通訳疲れした私の目の前に、IMAX の文字が輝きました。 これや!IMAXに入っておけば、静かに映画を見てくれるだろう、しめしめ、と4枚チケットを購入しました。 外は暑い、中に入りゃ寒いと、相変わらず文句の多い老夫婦ですが、やっと席に落ち着き、スペースシャトルの映画「Blue Planet」を見ることに。 さすがIMAXだけにすごい迫力です。老夫婦もじーっと画面を見つめています。 スペースシャトルから撮った地球の映像が映し出されます。世界中の国々の美しい画像がナレーターの声に添って紹介されます・・・・・ スペースシャトルはヨーロッパへ向います。NHKのナレーターを思わせる、ぎょうぎょうしい声が、ヨーロッパの紹介をします。 「宇宙から見るイタリア・・・」と長いブーツの形をしたイタリアがIMAX の大きな画面に映し出されました。 うちの父もそのすばらしい画像に感動したのでしょう。し~んと静まり返った映画館に鳴り響く大声で 「あ!フロリダだぁ~」と感想を述べてしまいました。 いくら日本語で感想を述べたとはいえ、「フロリダ」は生憎、他のお客さんにも通じてしまいました。し~んと静まり返っていた映画館がドッと笑いの渦にまかれました。 似てんのは地形が長いとこだけやんかぁ~・・・・ お恥ずかしいぃ~!!!! しらんよぉ~、この人。赤の他人よぉ~!!!
2007年01月06日
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先日、私の車の調子が悪くなりました。ブレちゃんは一生懸命日曜メカニックになって、修理に挑みました。 ところが、ある日の帰宅時、ラッシュアワーの渋滞にもまれながら運転していると、どうも車の調子がおかしい・・・ 「ん?」なんか色々電気点いたり、チャイムが鳴ったりして、怖くなってきました・・・ お恥ずかしい話ですが、私、車の運転が大嫌いです。で、なんで嫌いかというと、私の車は、いつかきっと煙を吹いて、アクション映画のように橋の上から吹っ飛んでしまうと信じきっているので、運転するのが怖くてしかたありません。(単にテレビの見すぎ、という説もありますが・・・) もう私はパニック状態です。 「やっぱり私の車、吹っ飛ぶんやぁ~」と、半泣きです。 と、そうこうしてるうちに、吹っ飛ぶどころか、「しゅぅぅ~ん」と言わんばかりに全く動かなくなってしまいました。 後ろは何マイル後まで、車が渋滞しています。 私は泣き声でブレちゃんに電話しました。「たずげでぇぇぇ~!」 こういう時、ブレちゃんは私のスーパーマンです。とても頼りになります。(というか、後で聞いた話では、自分の修理に責任を感じたらしい。)すぐに『S』の字のついたレオタードと赤いマントで飛んで来てくれました ブレちゃんがたくましく言います。「僕が後ろから押すから、モンキーはハンドルきって、横の駐車場まで入れるねんで。」 「オーケー・・・」と、まだびーびー泣きながら私。 「うーん・・・」ブレちゃんが車を押しますが、車は全然動きません。 ブレちゃん運転席のドアから首を突っ込んで言います。「ハンドブレーキ引いてあるんとちゃう?」と、とても落ち着いています。 もちろん私は「引いてないぃぃぃ~」と、どろどろの顔で答えます。 「うーーーん・・・」ブレちゃんまた後ろから車を押します。すごい力持ちです。なんとなく車が揺れるのですが、まだ動きません。 ブレちゃん再び運転席まで来て言います。「パーキングになってない?」まだクールです。 クールなどとっくの昔に失くした私は、「ニュートラルに入ってるぅぅぅぅ~」と、もう見れた物ではありません。 ブレちゃん諦めずにまた後ろから車を押します。「うーーーーーーん・・・」これでもか、と言わんばかりの力で押すので、車の後部が地面から30センチくらい浮き上がってます。それでもどういう訳か車は1cmも前進しません。 ブレちゃんもう一度運転席まで来て言います。「アホなこと聞くようやけど、足はブレーキ踏んでないよな?」 「ブ・・レ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」 ふ、踏んでたぁ~!!!ごめんなさ~い!!! あまりのパニック状態に、私の手はしっかりとハンドルを握り、足はブレーキペダルを踏みつけておりました。 「ブ、ブレーキは正常みたい・・・(笑)」と引きつり笑いをする私がかわいかったのか、お化粧と涙と鼻水の混じった私の顔が見苦しすぎたのか・・・ ブレちゃんは周りの車の運転手に向って、「超人ハルクの練習です。」と言って、そそくさまた車の後ろにまわって行きました。 ブレちゃん、ごめんなしゃ~い!!!あなたはヒーローよ~!!
2007年01月05日
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うちの上司が最近ハーレー(バイク)を買いました。Middle Age Crisisってやつでしょうか・・・ 55歳で。しかもこの職で。(尊敬される専門職です) 「乗せてやる」ってしきりに言うのですが、それはちょっと実家の親も泣くでしょうから、ご遠慮させていただいております。 ハーレーを買ったら、もうほとんどrequisite(必須)なのが、刺青なんやって。ふぅ~ん・・・ 漢字でモチーフを書いてくれないか、と頼まれました。(ぎょえ~・・・漢字苦手・・・)学生の時、お習字『3』やってんけど・・・まぁ外人にはわからんからいいか・・・ それでも人様の腕に、これから一生何十年と残る刺青です、あんまりへたくそ過ぎてもはずかしい・・・で、色々インターネットで調べました。 2文字書いてくれ、との依頼です。 1文字目は「Strong」「Strength」と言う意味で。これは簡単。どう考えても、「強」ですよね。よ、よかった・・・小学校で習う漢字で・・・(冷汗)(‐-;) 2文字目は「Compassion」「Compassionate」という意味で。これはちょっと迷いました。「哀(れみ)」というのも変ですから、結局、 「情」と決めました。「あの人は情が厚い」とか「人情が深い」とか言いますでしょ。(よかった、これも比較的簡単な漢字・・・) で、上司はクリスマスの休暇中に滞在先で刺青をしてもらうんだ、と私の書いた 2文字のモチーフを手に飛行機に乗っていきました。バ~イ・・・・ 数日後、実家の母から電話があり、この刺青の話をしました。「それって、一緒に読んだら『強情』やわなぁ~」と母。し、しまった~!!!そこまで考えへんかった~!!!どうしょう・・・これは上司に電話すべきかなぁ・・・それともほっとこうか・・・ かなりのジレンマでしたが、ほっとくことにしました。(そ~なんや~・・・・私は結構あきらめが早いですから。)2文字続けて片腕に入れてくるなんてことは50%の確立ですしね。ラスベガスに居る気分で、この残りの50%に賭けることにしてみました。(無責任~!!!) さて、お休みもあけ、今朝、上司も無事出勤してきました。「おはよう」も言い終えないうちから、早速、「刺青見せてあげよう」とシャツの袖をめくりはじめました・・・・・ はい。案の定、その腕には、デカデカと「強情」と彫り物がされておりました。しかも刺青のお兄さんも漢字が気に入ったらしく、ゴージャスな桜吹雪なども追加されており、とても extravagant・・・ 皆さん、これは私、遠山の金さんに白状して、お裁きを受けるべきでしょうか?
2007年01月04日
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