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暑い日が続いています。先週の散策にて熱中症かなと思われる軽い眩暈と吐き気を感じたので、今日は遠出を休止。暑さをものともしない相方は、いつもの時間に独り山へと向かいました。「写真を沢山撮ってきてね。」のお願いに応えてくれ、それを見た私は、自分も出かけたような高揚感と、「月見草の群生や飛び交う蝶を観たかった。無理してでも行けばよかったかな・・」という複雑な気持ちを抱えます。月見草が咲くころは、お花畑として一番好きな頃です。先週見かけたアサギマダラの姿はなかったとか。「○○・・ヒョウモン」蝶、正式名が分かりません。(ミドリヒョウモンだと、ドクターTさんからお教えいただきました。)毎年お決まりの場所の野ばら。いつもは花びらの縁が薄いピンクなのですが、今年は白色。気候や、樹齢によって花色に変化があるのでしょうか。夏の盛りといえば、チチタケ。この場所に出るのは主にヒロハチチタケです。「ねぇ・・・あなた」「うん、なんだい」という声が聴こえてきました。蒸せるような暑い森なのに、なぜか涼やかに感じるカップルタマゴタケです。「母さん、あのね、僕ね・・」「ほらほら、もっと近くによってね。」その内、僕ちゃんベニテングタケのほうが大きく育つかもしれません。出掛けなかった分、撮ってきてもらった写真を楽しむ事ができました。単独行のほうが急かされることなくじっくりカメラを構えることができるそうで、写真に関しては、私が彼の足を引っ張っていることが判明した日でありました。
2015.07.25
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這うように斜面を登っていくと、廃頽と新生の景色が・・・何度歩いても、森の中の景色は見飽きることがありません。柔らかい木漏れ日を受ける苔。音符のような花から、メロディが聴こえてきそう。ギンリョウソウが見られる今の時期が、きのこ人にとっては期待が膨らむ一番いい季節です。タマゴタケのタマゴ発見、しかも大きい。以前は白い膜を剥いで紅色を確認したものですが、今はそのままそこに。こんな感じでタマゴタケがでていました。我が家は食菌として採っていないので、撮るだけ。頼まれた時だけ、数本持ち帰ります。しっとりと濡れた樹林に期待しましたが、アンズタケは二カ所で見ただけ。アンズタケやヤマドリタケは乾き気味のほうが元気がいいようです。「そろそろ時間を延長した散策を」と欲をだしたら、後半に軽い熱中症のような症状が出て、急いで車に戻り保冷剤で体を冷やしました。秋の本番に向けて、ゆっくり体を慣らしていったほうがいいようです。
2015.07.20
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週末の早朝はこんな山中を歩いています。長雨と梅雨寒の影響か、多くのきのこファンが歩いた後なのか、先週末はきのこの姿は少なく、そんな時は苔の観察となります。「苔の花」というジャンルがあるほど一部マニアがいるようで、そんな人々にはもふもふ苔が見られる梅雨時の山はお勧めです。ミニチュアチガヤを思わせるような花を見せる苔・・・名前は判りませんでした。スギゴケの瑞々しい生命力溢れる鮮やかさは、種子のゆりかごとなっており、特にシダ類とは相性がいいようです。短時間散策なので歩く範囲が限られ、逢えるきのこの種類も限られてきます。ヤマドリタケやタマゴタケは見つけられず、ドクベニタケやモリノカレバタケ・ハナビラダクリオキンを多く見ました。普通に山歩きができることの幸せを噛みしめ、久しぶりに会えた仲間たちと楽しいランチタイムを過ごしてきました。今週末は台風の影響がでそう。雨が降っていたら、インドアとなります。
2015.07.12
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先日は、ベニバナ探訪しながらしっかり地面も見渡してきました。小粒ながらここまで群生していると、いちご畑も見応えがあります。遠目にも分かる大きなハナビラタケ。出始めの小さいものは、「大きくなぁれ」とじゅ文をかけて置いてきました。標高がある場所に今頃出るのは、ハルナラタケ或いは秋に採れるナラタケ?…どちらに分類したらいいのでしょう。近くには株立ったものもありました。コガネヤマドリタケやアメリカウラベニ等イグチ類も見かけましたが、そろそろ姿を見せるタマゴタケはいずこに。郷の花々の開花は早いと言われているようですが、4日の山は肌寒いほど。梅雨寒が一段落したら、紅色のカサを開いてくれるかな。一面ヒヨドリバナが揺れているお花畑には、アサギマダラもふわりふわりと舞っていました。樹林は植生循環に時間を要しますが、その点草花の循環は短時間で、数年で生命力があるものに入れ替わるのを見ることができます。ヒヨドリバナが幅を効かせ始めたのは昨年から、数年後はどんな花畑に変化するか楽しみです。
2015.07.05
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「ベニバナヤマシャクヤク恋しい~」という私の気持ちを察してくださった無茶1さんが、大切にされてきた開花ポイントを教えてくださいました。「あの場所を過ぎて、カーブを曲がり、ほら、あそこに車を止めて・・・」と。道や山をある程度分かっていましたので、目星をつけてのベニバナ探索。「たぶん此処」という山中。緑あふれかえる斜面に、ポワァと灯りがともったようなベニバナが佇んでいます。早朝なら開いていた花びらは、大切なものを包み込むようにふんわりと閉じ始めており、そうっと手のひらを添えたくなるような風情。勿論触れることなく写真だけでしたが・・・。おかけさまで、感激のひと時を過ごすことができました。今も目を瞑ると、凛としながらも可愛らしい立ち姿をはっきりと思い出せます。無茶1さん、ありがとうございました。
2015.07.04
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