全5件 (5件中 1-5件目)
1

今日はバンドの練習日。風光明媚な森とは雰囲気がかけ離れたスタジオで数時間過ごしました。20年ほど前から続けているので平均年齢も高~くなっており、私は心の中で「生涯学習バンド」と呼んでおります。ビリー・ジョエルの「プレッシャー」や「マイ・ライフ」なんてロック調の曲をやると、終わったとたんに皆ハァ~・フゥ~と息が切れてしまいます。きのこ図鑑のオオモミタケを眺めて「採ってみたいなぁ」とうっとりしていたのは25年ほど前でしょうか。その数年後に最初の一本を見つけた時は感動し、勢い込んで採ったものだから途中から折れてしまいました。大形のきのこなので、すぐに食べきるというのも飽いてしまいます。今回は保存できるように醤油漬けにしました。(数年前にも醤油漬けを書いたような気がします)茹であげたオオモミタケを消毒したビンに入れて醤油と料理酒を煮切ったものと適量の熱湯を加えるという簡単なものですが、冷蔵庫に保存しておくと一か月ほどは大丈夫。コリコリとした食感はアワビのようで、海鮮出汁を効かせた中華料理に入れても美味しいと思います。今回は山葵醤油で刺身風にしていただきました。
2015.09.27
コメント(16)

きのこ歳時記とまではいきませんが、季節に順じて「きのこ状況」を書きつけてきました。最近は、前述しましたように各方面への気配りも必要となってきました。読者限定しない公開ブログとして楽しんでいくためには、今後は少し視点を変えた話題へ移行しようと考えております。身の回りの事柄にきのこ話が混じるというような風に。内包している物が少ないので、どこまで書き付けていけますか微妙ではありますが、できる範囲で続けていけたらと・・・。「昔、おっかぁがこさえてくれた、アマンダレの味噌汁が、とろり、ぺろぺろとして本当に美味かったなぁ~。雨上がりの田圃のあぜ道にでていたきのこ、あれはなんというきのこだんべ」きのこ仲間の「宮さん」が以前に話してくれました。地方独特の名前が多いきのこ。アマンダレとはなんぞやと、その場で話は盛り上がり、ナラタケだろうなぁ~ということで落ち着きました。「宮さん」の出身は新潟県、調べてみるとナラタケの地方名の一つがアマンダレでした。種類が多いナラタケの中、草むらに一本ずつ生えるとなると、ホテイナラタケでしょうか。そこで、先日草っぱらの中から採ってきたホテイナラタケでお味噌汁を拵えてみました。「宮さんのお母さん風、ナラタケ汁」。具はナラタケ・お豆腐・薬味ネギだけというシンプルなものです。見た目は地味ながら、ナラタケの旨味ととろみで味わいは滋味にあふれていて、体の中にジュワーと広がって体が温まっていくようです。因みにお味噌は仲間に頂いた手作りで、そんなところも付加価値となって美味しさプラスになったのかもしれません。「宮さんに」食してもらうのが一番ですが、愛妻手作り夕飯が待っていますので、我が家の自己満足ということで今日の食卓にのりました。あ~~ごちそうさまでした。
2015.09.23
コメント(16)

静まりかえる森の中で、聴こえそうで聴こえない音を聴く。じっと耳を澄ませば、胸の中から想いいずる音と目前の景色がピタリと重なり、私も静寂な森の中の一員になれたようで、心が深静と大地に吸い込まれていきます。よく見かけるカンバタケですが、発生から分解されるまでどれほどの時間がかかるのでしょうか。この個体は、ふかふかと柔らかくてスポンジのようでした。カベンタケは、山の秋の深まりを知らせてくれるきのこ。その色鮮やかさとはうらはらに、残り時間の少なさを感じて寂しくなります。見つけました、名前の通りのオオキノボリイグチ。枯れ木ではありますが、てっぺんに佇む姿の美しさに、どこぞに森の精が隠れているのではと周りを見回してしまいました。木漏れ日の中で愛らしい姿を見せてくれるサクラシメジの群生。同行していた仲間が見つけてくれました。私のカメラでは捉えきれない(カメラではなくて・・腕かな)ほどの行列が広がっていて、収穫云々よりもこんな景色が心の栄養になっていきます。山の秋が進むにつれて、仲間達との時間が多くなるような気がします。無意識に、過ぎゆく季節の寂しさを楽しい語らいで埋めようとしているのでしょうか。セシウム問題による「きのこ狩り自粛」が呼びかけられている中、変わらず山散策を続けている私。きのこが森に在ることの美しさ、そんな自然の中で遊べる楽しさ、食文化として培われてきたもの様々と、拙くもブログアップしております。限定閲覧という方法もありますが「きのこが好き・森が好き」という観点と、私から「きのこ」を取ったら何も残らないということで、このまま迷惑が掛からないよう工夫して開放閲覧を続け、散策に於いても、そのように心がけていきたいと考えております。
2015.09.20
コメント(10)

今日彼岸花の蕾を見ました。燃えるように咲く花姿ではありますが、萎れはじめてからの風情にはどこかもの悲しさがあります。私にとっては、「いよいよきのこが盛りで楽しい時間もあと少しですよ」と教えてくれる花。野に咲いている様子を見るにつけ、しんみり寂しくなる花です。先日の山はまさに秋本番、ツバアブラシメジやヌメリササタケが雨上がりの森を飾ります。「いぶし銀な奴」という愛称で呼んでいるクロカワ。先週は駐車場待機組でしたので、今回は期待大で斜面を登ります。数は少ないものの、状態がいいものを見かけました。ハナホウキタケやキホウキタケを逆さにすると、どこか日本髪に飾る「花かんざし」に似ていて、森の中で髪に飾りたくなります。もし森の中でホウキタケを挿している人に出会ったら、何気なくスルーしてください。ナラタケ、通称ヌメリンボウ、ハナイグチ、アミハナイグチ等が目を楽しませてくれました。まだ膝が本調子ではなく短時間集中きのこ探索。10時には帰路につくという、何とも高速代金が勿体なくなるような遠出でした。次回あたりから樹々も色付き始めていると思われ、これからは例年のごとく「寂しさをつれた散策」となります。
2015.09.12
コメント(14)

秋をまとい始めた森。吹き抜ける風の中に、心をツンと刺すような寂しさが含まれていました。つややかな苔の中のツガタケ。特に雨を好むのでしょうか。時々見かける群生は姿形の美しいものが多くて、「きのこが点在する、深い森の中に佇む私」という自己満足を多いに刺激してくれました。たっぷりと潤ったタマゴタケのカサは、今にも緋色がトロリと溶け出してきそう。中にあんこが入っているのかな?と思わせるようなショウゲンジ。数はまばらでしたが、親しみやすく愛嬌のある形を見かけると、何年経っても「あ~ショウゲンジ」と声にしてしまいます。苔むした森の中は、後一歩冷え込みが進むとハナイグチが一面を彩るかも・・という気配に満ちていました。クロカワ三兄弟の図。数日間雨を受けたであろうと思われるカサの質感には、イマイチ食欲が湧いてきません。先に出たホウキタケを鹿さんが齧ったのか、周りに崩れたものが散らばっていました。膝痛を抱えての散策は今後に支障が出そうと、敬遠していた整形外科に行ったのは3日。(お仲間の皆さんの声に励まされ、力を貰えたのがキッカケです。)「それでは両膝にヒアルロン酸を打ちましょう」「・・・・はい」(顔も心も曇る私)「じゃぁ針を射しますよ」「・・・・うぅ」(両手で顔を隠す私)という感じで一回目のヒアルロン酸注射を受けました。口ほどにもない弱虫な大人であります。そして翌日の4日に山歩き。後半には痛みが強くなりましたが、それでも予定していた場所は歩くことができました。後二回の注射が必要、魅力的なきのこ達に逢いに行くために注射の痛みを克服していきます。(宣言したからには、必ず病院行かなくちゃ・・・)
2015.09.05
コメント(16)
全5件 (5件中 1-5件目)
1