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私の大好きな書の詩人相田みつお様も俗諺ひねりに参戦しました。相田みつおの雅号は意味深な貪不安(ドンフアン)です。ドンファンとは女たらし色事師、美男の好色漢のことですから、貪不安とは、もうすでに、俗諺ひねりの胸中でございます。 相田みつおの「人間だもの」の詩集が爆破的に売れたのは60歳を過ぎてからで、それまでは貪不安の貧しい暮らしだったようで、詩の言葉とは裏腹に、家族を顧みず自分本位にやりたいことをする我儘な人だったようです。 道でころんで足を骨折し、足利市内の整形外科に入院し、脳内出血と診断され急逝、67歳没だそうです。 では、<にんげんだもの>俗諺ひねりの開演にござりまする。~しあわせはいつも自分の心が決める~ しあわせはいつも自分のお金が決めるほうが、ほんとうなんだなあ~来年のことを言うと鬼が嗤う ~ 鬼が笑わったのを見たことがないんだな~三人寄れば文殊の知恵~ 誰でもいいんじゃないんだけどな~他人のものさし自分のものさし~ ものさしはみんな同じじゃないと困るんだな~50歩100歩~ えらい違いなんだな、おんなじなんかじゃないんだな~雨の日には雨の中を風の日には風の中を~ 誰でもそうしてるんだけどなあ、~七転び八起~ 八度目は救急車で運ばれるかもしれないな、諦めるのもだいじなんだなあ~つまずいたっていいじゃないかにんげんだもの~ つまづかないほうがいい、高齢者は骨折して、寝たきりになるんだな~溺れる者は藁をもつかむ~ 無駄なことなんだな、掴んでも沈むんだな~蒔かぬ種は生えぬ~~種さえ撒いておけばいつかかならず芽が出てくるんだな~ 出てこない芽もいっぱいあるんだけどな~一生勉強一生青春~ 老人にならねえと、わからねえだろうが、青春なんてほんの一時のことなんだなあ、勉強してもみな忘れちまうんだなあ みつお先生すみませんでした。作:下肥流行下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。 にほんブログ村
2025.04.28
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僕は四国の高松に住んでいる。どうしても料理人になりたくて、長年その夢を胸に抱き続けていた。だから、高校を卒業すると同時に、叔父の知り合いが経営する東京・神田の寿司屋で修行を始めた。僕の夢はただ一つ、立派な料理職人になることだ。それ以外の目標はなかった。 東京に来て、毎日修行に明け暮れる日々を送っていたが、都会の喧騒の中で孤独を感じることも多いのだ。もちろん、家族の反対を押し切って、家出同然で東京に来た以上、一人前の職人になるまでは故郷に帰るつもりはなかった。 そんなある日、寿司屋の近所の美容院で働く若い女性と知り合ったのである。彼女の名前は柴野美祢子。なんと彼女も四国の徳島出身だった。彼女もまた、東京に出てきて美容師として修行をしていると言う。偶然、同じ四国から来たということで、お互いに急速に親しくなってゆく。 昼休みのひとときやゴミ出しの際に顔を合わせる度、僕たちは少しずつ心を通わせていった。日々の忙しさの中で、彼女の笑顔が僕にとって何よりも癒しとなり、辛い修行の日々を乗り越える力になったのである。♪花の東京のど真ん中、ぐるり回るは山手線 彼女と歩いた銀座や日比谷公園の道。都会の光に包まれて、二人の関係は深まっていった。 そしてある日、いつものように有楽町で会う約束をしていたのだが……。しかしその日、美祢子は現れなかった。いくら待っても彼女は現れず、僕は不安を抱えながらその日を過ごすことになった。そして、その日を境に、僕たちの人生は大きく変わってしまった。 後に分かったことだが、美祢子は住込みで働いていた美容院の「髪結いの亭主」に無理やり関係を持たされてしまったらしい。僕はその事実を知ったとき、言葉を失い、ただただ驚き、悔しさと恐怖で胸が締め付けられた。美祢子はその出来事をきっかけに、突然姿を消してしまったのだ。 僕は、美祢子が徳島出身だということだけは知っていたが、彼女の実家の住所や連絡先を知らなかった。それで、美容院で無理やり実家の電話番号を聞き出し、すぐに電話をかけた。しかし、美祢子は帰っていなかった。もし帰ってきたら連絡をくれるように、とだけ言い残して電話を切ったが、胸がドキドキして、落ち着かない日々が続いた。♪水の都の大阪は、僕にゃあんまり広すぎて 昨日ミナミに 今日キタへ 足も重たくなりまする 一週間後、再度彼女の実家に電話をかけたが、やはり美祢子は戻っていなかった。今度は、母親からなぜそんなに執拗に電話をかけてくるのかと怪しまれる始末だった。 僕は、どうしても美祢子を探し出さなければならないと決意し、寿司屋の店主に事情を話して休暇をもらい、大阪に向かうことにした。美祢子には大阪で天ぷら屋で働いている同郷の親友がいると聞いていたからである。 だが、親友の名前が金子美雪というだけで、大阪のどこに住んでいるのか、その天ぷら屋がどこにあるのかも分からなかった。大阪の街はあまりにも広く、手がかりも少ない。 それでも僕は諦めることなく、必死で彼女を探し続けた。しかし、大阪の街を歩きながら、次第に心は疲れ果て、無力感に包まれていった。 その後、僕は仕方なく東京に戻り、再び寿司職人の修行に身を投じることになった。だが美祢子と会えない毎日は、どんな厳しい修行よりも辛く悲しかった。それでも、僕は彼女のことを絶対に忘れないと誓った。いつか一流の職人になれば、きっと再会できる日が来ると信じて……。 それから10年。僕は真面目に修行を重ね、ある程度名のある寿司職人へと成長することができた。さらに、運よくテレビの料理番組にも出演する機会が訪れ、少しずつ名を上げることができた。 先日、久しぶりに両親に電話をすると、大喜びしてくれた。両親も年を取っていた。そろそろ故郷に錦を飾って帰る時が来たのだろう。そこで、僕は10年ぶりに故郷の高松に帰ることを決めたのである。♪船が着く街 高松に、今日の泊りは決めました たとえ三年 五年でも 逢えるつもりの逢うつもり 高松港の薄ら明かりを見た瞬間、僕の胸は温かく、柔らかな掌に包まれたような気がした。そしてこの街こそが、僕にとってもっとも懐かしく、安らげる場所なのだと感じた。東京の喧騒の中で過ごしてきた僕には、このゆったりとした空気がとてもありがたく思えた。 その時、僕は無意識に港にある土産店に足を運んでいた。平日だからか、店内はまばらで、淡々とした雰囲気が漂っている。ふと、レジの方を見ると、なんとそこに美祢子に似た女性が立っているではないか。僕は驚き、思わずレジに駆け寄った。「ああ、美祢子! この日を、この日を、どんなに待ちわびたことか!」 美祢子は静かに僕を見上げ、涙を浮かべながら微笑んだ。そしてあの頃の懐かしい笑顔が、今も彼女の顔を覆い尽くしているではないか。僕は、ようやくこの瞬間を迎えることができたのだと心から実感し、人目もはばからず思わず彼女の肩を抱きしめていた。作:五林寺隆下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。 にほんブログ村
2025.04.23
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「おや、今日もお散歩ですか?いいご身分ですね、暇つぶしが趣味なんて、他にやることないんですか?」 散歩するなんてのは暇人のやることなんですね。仕事もせずに、家のこともせずに、ぶらぶらと歩くだけの荒唐無稽な散歩。 健康のためだって? 体を無理やり動かさなければ健康になれないのは、怠慢病、贅沢病に罹っている人のやること、家の用事でもいい、病院や買い物にも歩いていけばいい、肉体労働すれば体のためにもなる。 ああ、おっしゃるとおり、散歩などまったく無益、無駄、無用、働いてる人から見れば、馬鹿馬鹿しくって見ちゃいられない。この世でこれ以上の無意味なこともありませんね、どうも、すみませんねえ、、、 てくてくてくてく、 それでも、今日もぶらぶら閑人散歩に出かける。「他に、やることもないんですから、」 ただ歩くだけの無駄歩きに出かけよう、花が咲き、緑が頭を擡げ、蕾が膨らみ、春真っ盛りの散歩道。歩く道がちがえば、ちがう春に出合う。 煌びやかな春、絢爛な春、晴れ晴れしい春、ひっそりとした春、陽の当たらぬ暗い春。「さほど意味のある人生でもなかったかな?」春遠い鬱な老人が俯きかげんで散歩している、 てくてくと心温もる里の道 大根干すや藁屋根の軒 冬凍れ病逃れの六千歩 もすこし生きれるか安堵する日々 作:朽木一空下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。 にほんブログ村
2025.04.18
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僕が美奈子と交際するきっかけとなったのは、高校二年の夏休みだった。関川が僕の名前で美奈子にいたずらのラブレターを送ったからだ。最初はまさか本物だとは思わなかったが、美奈子から返事が届いた。その返事にはこう書かれていたのである。「私も以前からあなたと付き合いたいと思っていました」 その一文を見て僕は驚いた。だが、どう考えてもこれは関川の仕業だと思った。僕は彼がこんなことをするのをよく知っていたから、しばらく放っておくことにした。 二学期が始まり、関川にその手紙を見せると、彼は嬉しそうに言った。「これは彼女から送られてきた本物だよ、相思相愛で良かったじゃないか」 僕は激怒した。「ふざけんなよ、この女は安野が片思いしている女だぞ! 僕は全く興味ないんだ、どうしてこんないたずらをしたんだよ! どうせなら安野の名前で出せばよかったじゃないか!」 ところが関川は平気の平左で馬耳東風、そしてニヤニヤしながら答えた。「安野は内気でまだ女とはロクに口もきけないんだ。それにお前、あんな可愛い子を放っておいてはもったいないじゃないか」 その「もったいない」の一言で、僕は自分でも驚くほど簡単に納得してしまった。確かに、美奈子は明るくて素直な女の子だった。あまり興味がなかったはずなのに、関川の一言で、僕は彼女と付き合うことに決めた。 実際に付き合ってみると、美奈子は予想以上にさっぱりしていて、気立てが良くて明るい女性だった。最初の手紙が関川のいたずらだと打ち明けても、彼女は大笑いするだけで、気にする様子は全くなかった。そして、関川に感謝しながら、僕たちは一年間以上交際を続けている。♪赤い夕陽が 校舎を染めて ニレの木陰に 弾む声 だが、どうしても一つ、心に引っかかることがあった。それは、安野だ。彼はずっと美奈子に片思いをしていたが、僕が美奈子と付き合うことになったことで、彼の気持ちを裏切ってしまったような気がして、ずっと後ろめたさを感じていたのである。 ある日、関川に相談してみると、彼は言った。「お前、安野のために何かしてやれよ。最近、やつは吉野由理香のことが気になってるみたいだぞ」 安野は内気で、相変わらず由理香にも自分の気持ちを伝えることができずにいるという。さらに関川は続けた。「お前、吉野由理香と安野をくっつける手助けをしてやったらどうだ? それで、安野の片思いも成就するし、お前も気持ちが楽になるだろう」 僕はすぐにその提案に乗った。僕が美奈子と付き合うことで、安野に対する罪悪感があるからこそ、今度は彼の幸せを手伝ってあげたかった。 卒業式の数日前、僕と関川は安野を呼び出して、彼が片思いしている由理香のことを話した。そして、二人を引き合わせる計画も立てた。「安野、実は美奈子に探らせたのだけど、吉野由理香は、君のことが気になってるみたいだよ」 そう言って、僕は由理香の気持ちを安野にそれとなく伝えた。安野は最初びっくりしていたが、徐々にその気持ちを信じるようになり、勇気を振り絞って由理香に告白することができたのだ。 そして奇跡的に、その日から二人は付き合い始めたのだった。安野の表情は明るくなり、まるで新しい人生を歩んでいるようだ。僕は彼の幸せそうな顔を見て、心の中でほっと胸を撫で下ろしたものである。 卒業式の日、僕たちはみんなで最後の記念写真を撮った。美奈子と並んで立ちながら、僕はふと過ぎ去った高校生活を振り返る。そして、関川のいたずらがきっかけで始まった僕たちの関係、そして安野の心を救ったことにも、少しだけ誇りを感じた。 高校三年生の最後の日、僕たちはそれぞれ新しい一歩を踏み出す準備をしている。僕の心には、青春の思い出と共に、これから先の未来への希望が広がってきたのだった。♪ああ 高校三年生 ぼくら 離れ離れに なろうとも クラス仲間は いつまでも作:五林寺隆下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。 にほんブログ村
2025.04.10
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どの子かな下校の群れに一歳の孫の未来を探す夕暮れ嬉々として掃除洗濯育児のみどこへ行ったのキャリアウーマン作:成風下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。 にほんブログ村
2025.04.06
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櫻花がこれでもかとばかりに咲き誇る満開の桜の木の下、春の爽やかな気分に包まれ、やる気が産まれ、元気がで、上着を脱ぎ、心軽くなり、酒を呑み歌い踊り、夢と希望に向かって旅立とうという季節に片手に縄をぶらさげ、どの桜の枝で首を吊ろうかと、墓地の岐路をうろついている蕾のままの暗い青年もいた。~桜の樹の下には屍体したいが埋まっている!~~何故なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか~~この爛漫と咲き乱れている桜の樹の下へ、一つ一つ屍体が埋まっていると想像してみるがいい~ 梶井基次郎の「桜の樹の下には」の文言が脳裏をかすめていた。そうだったのか、櫻花は屍体を肥やしにして花が咲いていたのか、桜の花で笑顔が溢れるひともいるだろう、桜の木の下で死体になるひともいるのだろう。 自薦選り抜桜花の名句名歌 桜の句や歌には桜を謳歌したものより虚しさ儚さを歌ったものが多いと感じているのは小生だけだろうか、、~散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき~伊勢物語~明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは~親鸞聖人~願わくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ~西行~散る桜、残る桜も 散る桜~ 良寛~さまざまの こと思ひ出す 桜かな~ 松尾芭蕉~桜花 何が不足で ちりいそぐ~ 小林一茶~花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき~林芙美子 以下拙作の桜句、~咲きそびれ 桜蕾に 月の声 ~~残桜の 花びらが舞う 酔人に~~闇桜 徘徊助くる 月明り~~霊園の花ながめつつ足うつろ~ ~花咲けどいろいろありて花屑に~ ~花嵐 手に持つ酒に ちりぬるを~~生きてきて よいことあるか こぼれ花~作:朽木一空下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。 にほんブログ村
2025.04.02
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