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「Win-Win」が大事と良く言われています。それに関する本も出ているし、ビジネス雑誌の記事でも見かけます。それだけ取り上げられるということは、それだけできてない人がいるということです。先日、ある出版社の人と会食をしていて面白いと思ったのは、そういう本や記事を読む人は元々「Win-Winに敏感な人たち」で、問題は「Win-Winができてない人たち」に、その自覚がないことだそうです。だから読まない(笑)。自分の弱点に気づいてなけりゃ勉強しようと思うはずないですからね。近年、外国人観光客を呼ぶために全国で様々な団体や企業がセミナーを開催するようになりました。私たちもそういう場で講演を依頼されることが増えています。こうした観光事業は、あまり予算がない場合が多いので、安い講演料で頼まれることも多々あります。(他のテーマの講演を比較して)そういう「予算がない時」ほど、どのようにして「Win-Win」に近づけるか?企画力が問われます。ある東北の地方都市でのセミナーで講演した時のこと。会場は、予算不足からホテルのような会場は借りれなかったらしく、古びた公民館でした。よくある「◯◯先生講演会」のような印刷された大きな垂れ幕はなく、前方の黒板に、色とりどりのチョークで「レジャーサービス研究所 斉藤所長…」と書いてありました。明らかに「女性文字」で可愛らしく暖かさが伝わってきて、殺風景な古びた公民館の会議室が明るくなるわけです。終了後、参加者の方々と集合写真を撮影しました。数日後、セミナーの担当者の女性から郵送物が届きました。中にはお礼の手紙と集合写真と参加者の方々の感想文とDVDが入ってました。DVDは、私の講演をビデオで録画して焼いてくれたものでした。お金は低予算であっても、全体としてはこちらも得した気分になりました。この担当者の方、前年にセミナーの講演に呼んでくれた時は、ビデオがなかったので、自分のスマホに私の講演を録音して、それを書き起こして講演内容を小冊子にして送ってくれました。そしてそのファイル自体も。同封の手紙には「何もできませんが、せめてこの冊子を今後の活動に役立てて頂ければ幸いです」と書いてありました。(実際にその小冊子はその後大変役に立ちました)毎度、彼女が担当するセミナーは素晴らしいと返事を送ると、「いつも低予算のセミナーの運営をやらされているお陰で、お金以外のそうした企画力が身についたのかもしれません」との返事でした。また、ある企業の担当者は、韓国人従業員向けの研修を企画して、なぜか私を呼んでくれました。理由を聞くと「ようするに外国人にサービスを指導する方法と言う意味では韓国人も中国人も同じだから」とのことでした。それで問題は、私の用意している資料(パワーポイント)でした。主に中国で指導することが多いので、PPTは中国語だけしかありません。すると「私が翻訳します」と合計80ページの資料を全て翻訳してくれました。研修終了後に、「この翻訳したファイルをどうぞ」とくれました。今後、韓国人の研修で使ってください、と。いくら予算が少ないからとは言え、大変の労力がかかります。80ページの資料の翻訳は業者に依頼すればかなりのお金が必要になります。大変ありがたいことでした。現に、後日、韓国企業からの研修依頼があって、さっそくそのPPTを使用させて頂きました。さらに、後日、その企業の社内報が送られてきました。見開きで私の研修会の様子と概要が写真入りで掲載されていました。個人的に記念品としてもうれしいものです。そして5ページのレポートも同封されていて、今後、韓国人に指導する際の注意点がまとめてありました。それは私の知らないことばかりで、ノウハウの固まりでした。ありがたいことです。するとこちらも何かお礼をしたくなります。それで「先日、こういう番組がありました。録画したので送ります」というように、自分ができることでお礼をします。こうしてWin-Win回り出すと、仕事がどんどん楽しくなるのだと思います。こういうのは一例ですが、何か人に依頼する場合にも少しでもWin-Winに近づける努力をする人というのは、本当に貴重な存在だと思います。 こうした人たちの共通していることは、「自分から先にやる」ということです。相手が何かしてくれたら「お返しにやる」のではなくて、最初は自分からアクションしてます。「先手必勝」ですね。これこそ社会人で最も必要なスキルだと思います。日常の仕事の中で、小さなWin-Winを積み上げられる人を目指してもらいたいと思います。===就活セミナーの講演内容より抜粋でした。★レジャーサービス研究所のホームページ★ 中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術”価格:1,470円(税込、送料別)
2013/02/14
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先ほど実施したSkypeセミナーでの20代の若者からの意見。「若者の自動車離れ」が話題になっているけど、それは元を正せばバイクの規制をやり過ぎたからだと思います。僕の父とその友人たちは、高校時代からバイクを楽しんでクルマも楽しんでます。「いい時代だった」らしいです。それで、今でも仲間たちとクルマとバイクをイジって乗るライフを満喫しています。子供の頃、いつもドライブやツーリングに連れて行ってくれました。しかし、僕の世代はもうバイクの規制が厳しかったから、周囲では誰も乗らなかった。もちろん、クルマをイジるような友人もいなかった。だから仲間で楽しむほど好きな人はいません。そういう経験がないから正直言って通勤に使う程度でクルマやバイクの楽しさはわからないです。そういう意味では父たちが羨ましいんです。父たちは一生クルマとバイクを乗り続けるでしょう。しかし、僕は通勤さえなかったらほとんど乗りません。移動手段だけで考えたらバスと電車で十分だと思うからです。そういう世代にならないようにするには、やはり楽しさを奪わないことが大事なんではないでしょうか?道交法とかでどんどん厳しくした結果、バイクに乗る率が下がればその結果としてクルマ率も下がるのではないか?そう考えて実は大学の卒論でこのテーマを書きました。移動手段として必需品以外の人々に販売できなければ、ますます売れなくなると思います。いきなり「なんとかキャンペーン」をやって解決するような問題ではないでしょう。どんな分野でも「好きな人」を大事にしなければならないし、それを極力阻害しない法律の整備も重要というのが僕の意見です。世界に名だたる自動車とバイクのメーカーがあっても、今や地上波ではF1レースもバイクの世界選手権も放映されてません。そして、僕の世代の人はそれに興味がない。ロマンがどんどん薄くなってしまっているのは確かだと思います。メーカーや政府が勝手に考えた戦略でなく、ファンからモノを考えていくようにしなければ日本の特徴はますますなくなってしまいます。日本が世界に通用してきたあらゆる分野(カメラでもアパレルでもお菓子でも)は、実はファンが支えたものであって、もしファンが消えたらどんなに公共事業をやっても経済は復活しないと思います。(クルマもバイクも乗らないのに高速道路はいるのか?と)===ちなみに、彼は通勤用に5年落ちの軽自動車を所有。ただ父の影響で多少はクルマ好きなので、近所のレンタカーの会員になって、新車が出る度に借りてドライブに行く、という楽しみ方だそうです。★レジャーサービス研究所のホームページ★中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術”価格:1,470円(税込、送料別)
2013/02/03
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「どうやって講師になるための勉強をしたんですか?」と聞かれます。講演会などえ一方的に話す講演家、あるいはセミナーの講師ならプレゼンテーションのうまさとか、極端に言えば話しがうまければできます。ある種「芸人」に似ているところがあるでしょう。対して、1日8時間で数日間ぶっ通しで行う研修の講師の場合は、そうは行きません。カリキュラムの作り方から、実習の進め方や質疑応答の取り方など、参加者ときっちりと向き合って進めなければなりません。そういう意味ではセミナーの講演講師よりもはるかに高度だと思います。私の場合、将来講師になりたいというような目標はありませんでした。ただし、運営コンサルタントになって仕事の一部として社員研修が求められるようになってきたので勉強を始めた、というのが正直なところです。課題は、あくまでも仕事をしながら勉強しなければならないので、よくある「アメリカの大学で学んで来ます!」と留学などすることはできませんでした。そうしてジックリ学べればそれはそれでいいのかもしれませんが、すでにプロジェクに参加していたので、をそうした機会はありませんでした。そこで考えたのが、私自身が20代に受けた研修の中でも特に良かった講師、つまり先生に「研修の仕事を依頼する」というものです。私のクライアントに対して、研修の提案書を書いて営業して、そのお目当ての先生にやってもらう研修そのものを受注してしまおう、というものです。そして、その研修のアシスタントとして私を使ってもらう、、、。これならたいていの先生はOKしてくれます。それで3カ年計画を提案して、受注して仕事として堂々と研修のアシスタントにつきました。しかも、受注の合計はなんと金額も9桁ですから、先生たちも喜んでアシスタントとして迎えてくれました。それを丸3年間くらい約250回(日)のアシスタントをやることで、カリキュラムの作り方や実習の進め方、質疑応答の対応方法など、自分で企画実施できるだけのノウハウを学ぶことができたのです。お金と時間がある人は留学したり、なんとかトレーナー研修に通うのもいいけど、こうして教えて欲しい先生の仕事を受注してしまうのが、最も効率的だと思います。しかも給与をもらいながら正々堂々と学べるわけです。自分の尊敬する師匠についてガッチリ勉強するのが本当の「OJT」です。これは別に、講師業だけの話ではなく、どんな職種でも当てはまるでしょう。それが直接自分の上司ならラッキー。上司や社内に師匠が見当たらないなら、社外でもOKで、何とかその人たちと一緒にできる仕事を作る、あるいは受注すればいいのです。このようにお金をもらいながらしっかり教えてもらえるような「仕事術」こそ、ガッチリ身につけて欲しいと思います。===就活セミナーの講演内より、一部抜粋しました。★レジャーサービス研究所のホームページ★ 中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術”価格:1,470円(税込、送料別)
2013/02/01
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