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休みますと書いておきながら連投しているので、やめるやめる詐欺みたいですが。なぜか突然に時間が出来たんですよねえ。これは書けと言われているみたいです。エネルギーと情報の流れ前回の記事で、ロウセルフとミドルセルフの位置関係、情報の流れを説明しました。ではロウセルフの発生させるマナはどのように流れるのでしょうか。フナの扱うエネルギーはマナですが、この正体は生命力です。仙道で言う精にあたります。ロウセルフにマナを発生させるよう命令すると、”胃の裏側辺り”から発生するのが感じられます。ここは仙道でも気の発生場所として指摘しています。先程、マナは精であると書きました。そして発生場所が気と同じと書いています。なぜこの両方が同じ場所で発生するのでしょうか。実は仙道で言う精と気に厳密な区別はありません。精を集めると熱を発生し、気に変わるとあります。つまり精と気はシームレスな関係であり、同じエネルギーを指している可能性が高いのです。これは私も盲点でした。もっとはっきりと区別できるものだとばかり思っていましたから。意識で気を集め、収縮させると強烈な熱を帯びてきます。この段階で放置すると、あっという間にエネルギーを失い消滅します。なので呼吸法によって発生する熱エネルギー以上の気を送り込まなくてはいけません。フナでは、ロウセルフにマナの発生を命じると同時にそれを集中させ溜め込むようにさせられます。仙道で意識的に行わなくてはならなかったことをまさしく無意識に行わせる事ができます。結果は同じなので、どっちが楽なのかは言うまでもありません。前回に書いた瞑想法を行うと、ロウセルフから流れてくるエネルギーも脳下垂体や視床下部で感じ取れます。つまりマナの流れが情報と共に脳へと上がってくるのです。マナの発生部位から脳までを直接に繋ぐものはそんなに多くありません。脊髄や、ある種の神経だけです。脊髄は途中で神経の接続が途切れ、途中でシナプス接続に乗り換えています。ということは残るものは迷走神経と呼ばれる脳神経の一種だけとなります。これは内臓に広く広がっていて、求心系の信号を脳へと伝達しています。(末端から中枢への神経伝達)つまりもともと情報を脳へと送る仕組みがあるという事ですね。瞑想を行う前に精神を落ち着けたり、呼吸を整えるようにするのは、実は潜在意識を落ち着かせるためなのですが、おなかに意識を軽くかけてみると、意識が少し下がるのが感じられます。おなかの中が充実する感覚というか、心が落ち着く感じがするはずです。これはロウセルフ(潜在意識)が落ち着くことで、迷走神経を通じて脳へと送られていたロウセルフの雑念が軽減するためです。なので瞑想を行える状態なのかどうかは、この精神の落ち着きが得られたかどうかで判断できると言うわけですね。私が自分で感じた結果として、どうも迷走神経を通じてマナも一緒に送られてきているように感じるのです。では今までの小周天ルートは何だったのかと思われるでしょう。でもそもそも小周天のルートには決まったものはありませんし、任脈、督脈を使うのは仙道の中でもごりゅう派だけです。迷走神経のルートは衝脈と呼ばれる経絡にちかく、昔から最難関であると言われてきました。その理由は明白です。潜在意識をコントロールできなければ通せないのですから。逆に言うと潜在意識に命令さえできれば、ロウセルフは自然とこのルートを利用しようとすると言うことです。これは顕在意識主導で修行を行うか、潜在意識主導で行うかの違いでもあります。また仙道は途中から潜在意識への乗り換えを行いますが、わざわざそんなことをしなくても、最初から行えば行はもっとシンプルで簡単にできるはずです。それができていないと言うのは、潜在意識のコントロール方法を知らないからであり、先に進んでも修行を継続できない可能性が高いとも言えます。さて。ロウセルフから送られてくるエネルギーはマナだと書きました。それを得たミドルセルフはどうしたら良いのでしょうか。それを明確にするため、基本に戻ってみましょう。ミドルセルフの役割フナではミドルセルフの働きを次のように説明しています。1:顕在意識、いわゆる自分と呼ばれるもの。論理的な思考や先の事を見通す力がある2:精神力によってロウセルフの制御を行う少し解説します。ミドルセルフが自分自身だと言う事は今さらなので省きます。先を見通す力とは時間の概念を理解していると言うことです。動物には時間の概念がほとんどありません。過去から未来を予測したり、予定行動を考えたりすることはほぼ皆無です。(一部の霊長類や鳥類には時間の概念を理解するものもいるそうですが、ここでは割愛します)ロウセルフは動物の意識ですから、未来を見通して物事を考えたりすることは出来ません。だからミドルセルフからの命令が未来を考えてのものだったとしても、自分にとって不都合であれば抵抗しようとします。(遊園地などで、早く帰らないと電車に乗り遅れてしまうと分かっている親、もっと遊びたいとぐずる子供を考えればすぐに分かるでしょう)ミドルセルフはその優れた論理力、洞察力によってロウセルフを導こうとしますが、その時に使うのが意思の力です。これはマナマナと言うエネルギーをベースにして産み出されます。強い精神力はロウセルフを制御できますが、感情が爆発している時は不可能です。肉体が健全で論理思考の優れた人は、その考え方が極めて合理的であり、感情をうまくコントロールしているのは分かると思います。このような人物は感情の抑制が強すぎるあまり、ロウセルフに多大なストレスをかけてしまいがちです。結果として病気を発祥したり、精神的な問題を引き起こしたりしやすいとも言えます。大事なのはロウセルフに納得してもらいながら制御を行うことなのですが、これはほぼすべての人が行えていません。フナでは、きちんとロウセルフとの対話を行って修行を進めるようになっています。次回は瞑想におけるロウセルフの制御についてお話します6
2019.10.19
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フナ式瞑想法これから書く瞑想法は、ロウセルフとミドルセルフの融合を促すことと、ミドルセルフの本来の位置を自覚するためのものです。仙道やヨガの目的とは少し違う、と言うよりも、精神の本質をきちんと理解していないために正しい方法になっていないのだと思われます。下準備:ロウセルフを落ち着かせる感情が高ぶっていたり、不安があったり、肉体的な不調のある時は行わないようにしましょうできるだけ静かな場所、意識を集中できる環境を作ってください椅子に座る、座禅のように足を組む、好きな格好で行いますが、呼吸を妨げず、一時間程度は動かなくても大丈夫な体勢にします。ただし、寝た格好は慣れないうちは止めた方が良いでしょう(疲れてると集中できないため)目を閉じます。呼吸は自然に任せますが、少し深めにゆっくりと行ってください。両手をお腹に当て、ロウセルフの意識中心を感じます。おへその奥にあるロウセルフの意識を感じ取るよう、自分の意識を向けます。じんわりと熱を感じられるまで行います。次に意識を脳の中心に置き、”自分”のある位置を確認します。この段階ではおそらく頭の中にあると感じるはずです。その状態で後頭部に意識を向けます。体外にあるミドルセルフの感じ方目の前にもう一人の自分がいるとイメージします。その自分のすぐ後ろに近づき、前の自分の後頭部に顔をくっつけるようにしてみます。できれば少し顔がめり込むようなイメージです。前にいる自分の後頭部を感じ、髪の毛や皮膚の感触、体温を感じてみましょう。今度は自分の後ろにもう一人の自分がいると感じます。その自分が後ろから近づき、自分の後頭部に顔をくっつけていると感じます。”自分の意識”が後頭部の少し後ろにあり、そこから前にある肉体を感じているイメージを取るのです。ロウセルフと肉体の感じ方意識の位置がだいたい感じられたら、次は肉体の方を感じます。ミドルセルフである自分が、前にある肉体を見て、ロウセルフとの接続部分であるトルコ鞍を見てみましょう。そこを通じて、お腹にあるロウセルフの意識中心から感覚が流れてくるのを感じ取ります。ちょっとややこしいのですが、瞑想中に意識を脳の中心に置く理由は、そこに自分と言う意識があるためではありません。”そこを通じてロウセルフとつながっている事を自覚するため”です。何度も書きますが、脳下垂体や視床下部と言う臓器に意識があるわけではありません。単なる情報の通路であるという事を忘れないでください。そこに意識を集中しても何の意味も無いのです。”私”であるミドルセルフの位置を理解し、ロウセルフの意識中心であるお腹から流れてくる感覚が脳の中心を通って来るのを感じるのです。するとミドルセルフとロウセルフに少し変わった状態が生じます。変性意識と催眠普段の私たちは、ロウセルフに抑圧をかけて生きています。それはミドルセルフが肉体そのものを自分だと思ってしまって、ロウセルフを酷使しているからです。しかし瞑想を行い、ミドルセルフとロウセルフの意識が別だという事が自覚できると、脳の中心部分を流れる情報から少し解放された状態になります。そうするとロウセルフにかかるストレスが減じられ、負担が軽くなります。ロウセルフは催眠命令を受け入れやすい状態、変性意識の状態となり、二つの意識の融合を行いやすい状態となるのです。ようやくこの段階で二つの意識の融合にたどり着きました。この状態を起こしているときにカヴァを利用するとやりやすい事にも気付いたのですが、意識の肉体からの分離方法について解説するときにでもお話しします。
2019.10.13
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台風のおかげで思いがけずまとまった休みが取れました。忘れないうちに重要な修行方法を書いておきます。物理世界と異世界の違いについてヨガでも仙道でも瞑想を行うためには脳の中心に意識を置いて行えとあります。前のブログにも書きましたが、チャクラと呼ばれる部分に意識を集中したり、そこにエネルギーを集めたりすることで意識の変革を促すことを目的としているのです。でもこれって本当に正しいのでしょうか。私は実際に気を集めて練りこみ、それが別のエネルギーへと変換される体験をしています。催眠における変性意識が肉体へ作用を行う経験もあります。何百年もの間に、修行者が得た経験から仮説を立て、それに沿って修行方法を組み立てているのがヨガと仙道ですが、これらには大きな欠点があります。理論は仮説にしか過ぎず、実際にその修行を行っても、狙った結果が出ないことの方が多いという現実です。もしもその仮説が正しければ、修行者の努力に応じて必ず結果が得られるはずなのですが、そうはなりません。ごく一部の才能にあふれた人間が、偶然にたどり着くことがある程度です。つまり、これらの仮説は事実を表してはいるのですが、全体から見ると枝の一部分でしかありません。なので経験に無い出来事が起こると応用が利かないので、それ以上先に進むことができなくなります。では仮説には何が足りないのでしょうか。それは意識の数とその位置、そして物理世界以外に広がる意識の性質についての考察が足りないためだと私は思います。意識の位置とはフナのおさらいになりますが、次の絵を見てください。これは人体を正面から見た二つの意識の位置です。ロウセルフはお腹、小腸に広がる神経にその意識中心があり、ミドルセルフは目と目の間の奥にあります。この二つの意識は脳の中心から少し下に下がった部分、トルコ鞍(あん)と呼ばれる骨のくぼみだと伝説では言われているようです。仙道やヨガの過去の修行者たちは、トルコ鞍の部分、脳下垂体に意識を集中して意識の変容を促そうとしました。その結果はどうなったでしょうか。たいていは何も起こらないか、ホルモンバランスが崩れてしまい、病気になったりしてしまったようです。内分泌器官を調節している脳下垂体に意識を集中すると、その部分の血流が増加します。潜在意識が行っているホルモン調整機能が狂わされてしまい、体調がおかしくなるのは当然ですよね。これは物理的な肉体の機能と、異次元にある意識の作用を混同しているから起こるミステイクです。では次の絵を見てみましょう。これは横から見た意識の位置です。ロウセルフは体内にありますが、ミドルセルフが体の外にあるのが分かりますね。つまり、”普段、自分だと思っている意識は肉体上には無く、体の外にある”んです。”そんなことあるわけないだろ。どう考えても体の中にあるし!”と思いますよね。私もそう思っていました。では実際に検証してみましょう。自分はどこにいる?まず、今の自分の意識がどこにあるか感じてみてください。普通なら目の奥ですよね。そのあたりに自分だと感じている意識があります。それは間違いありません。では目を閉じてみましょう。ただ目を閉じて自分の位置を感じてみてください。さっきよりもかなり前にあるような気がしませんか?では次にイヤホンで音楽を聴いてみましょう。目を閉じて音楽を聴いているとき、自分はどこにいるでしょうか。おそらく左右の耳をつないだ中心あたりに感じられるはずです。その状態で両耳を手でそっと抑えてみます。すると自分の位置が少し後ろに感じられます。以前にもお話ししましたが、意識というのは感覚によってその位置をとらえているだけなので、感覚器官の情報が無ければ簡単にずれてしまいます。これは意識だけでなく体感も同じです。自分という意識が体内に感じられるのは、ロウセルフから送られて来る感覚器官の情報が、ロウセルフとミドルセルフの接続が行われているトルコ鞍を通るため、あたかもそこに意識の中心があるように感じるからです。実はそこは単なる通路でしかなく、本体は体外(実際は少し体内にめり込んでいる)にあります。少しまとめます。意識(ミドルセルフ)は感覚(物理刺激)によって位置を感じているロウセルフからの感覚は、両方の意識が接続しているトルコ鞍を通っているなので、自分という意識は目と目の中心の奥、トルコ鞍付近にあると思ってしまう接続部分はかっちりと決まったものではないので、だいたいそのあたりにあると感じています。ミドルセルフの存在する世界ミドルセルフは送られて来る感覚刺激により肉体の一部だと感じていますが、本来は別のところにあり、物理刺激とは基本的に無縁な世界にいます。ロウセルフは肉体制御を行っているので、その世界は現実世界であり物理世界とも言えます。逆にハイセルフは肉体がありませんから、完全に精神的な働きのみであり、その世界は異次元です。では、本来のミドルセルフを感じるための瞑想を次回に行ってみましょう。基本的には仙道の瞑想法ですが、意識の使い方が少し違うので注意して行ってください。
2019.10.12
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