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Venloの街がすごく気に入ったので、その翌週もそこへ行くことにしました。何事もそうですが、すべてがパーフェクトになることは滅多にありません。どこかでちょっとしたハプニングやトラブルは起こるものです。この日はMuelheim駅からViersen駅まで1等車に乗ってきました。さすが1等車!シートが広く、ふわふわの枕も付いていて、快適でした。はい、確かにここまでは快適でした。 快速列車の1等車 途中、化学プラント前を通過Viersen駅で列車に乗り換えて、Venloへ向かおうとしていたときのことでした。天気は快晴。こんな恵まれた日に、またあの街にいけるなんて・・・と思い、窓の外の景色を眺めていました。Boisheim駅を過ぎたあたりの事です。見渡す限り畑が広がっている中で列車が停車しました。旅中、列車が徐行運転したり、何にもないところで停まることはドイツではよくあります。でも、不思議なことに、いつもより停車時間が長いのです。でも、車内アナウンスは無し。これもドイツ的です。乗客の人達が窓を開けて、何が起こっているのか身を乗り出して見ています。僕も、同じように窓の外へ顔を出しました。その理由が分かりました。Boisheim-Venlo駅の区間は一部単線になっているのです。そのため、上り列車が通過するまで下り列車は待機していないといけないわけです。しかし、信号機が青に変わってくれずに、列車が先に進めないのです。30分ぐらい待った時、怒った乗客が列車のドアを開けて外に出ました。でも、車掌さんに見つかり、列車の中に戻されていました。そして、ここで車内アナウンスが流れました。ドイツ語が駄目な僕ですが、「Taxi」って言う単語は聞き取れました(笑)。つまり、想像力を働かせるまでもなく、タクシーを使ってVenloまで行って下さいということらしいです。そのようなアナウンスが流れると、列車は逆走してBoisheim駅に戻っていきました。こんな田舎の駅に100人近いお客さんが降りたのは、これが初めてだろうと思います。しかも、100人以上のお客さんをタクシーで運ぶとなると、一体何台のタクシーが必要になるのか・・・・・・。僕もこの駅で降りてタクシーを待っていましたが、タクシーが来る気配なんてありません。そこで、思い切った行動に出ました。それは、歩いてVenloに向かうのです!!ここの景色は日本で言うと、北海道の富良野や美瑛とよく似ています。小高い丘に、どこまでも続く畑。しかもとっても静かなんです。途中、牛さんがいたので、道を尋ねました。 道を教えてくれた親切な牛(そんなわけない) どこまでも続く畑すると、「Venloまで歩いて行くの!? ぽんすけさん、やっぱアホだね。そんなところまで歩いていたら、日が暮れてしまうぞ~。」。確かに、この牛さんの言うとおりで、Boisheim駅からVenlo駅まで歩いていける距離ではないんです。まっ、行ける所まで行こうと思い、歩いていると「Venlo方面は右折」を意味する看板を見つけました。しかし、この道、歩道がないのです。しかも、制限速度100キロの看板もたっています。こんなところ歩いて大丈夫なんか!?こんなところで、車に引かれてはたまらないので、右に曲がらず真っ直ぐ行きました。この判断だけは正解でした。Boisheim駅から歩き始めて約1時間半、Kaldenkirchenの街に入りました。本当に、自分が一体どこを歩いているのか分からず、不安になりましたが、こんなとき、線路を見つけると安心しませんか?なぜなら線路沿いに歩けば、どこかの駅にたどり着けるからです。そして、線路沿いを歩くこと30分、Kaldenkirchen駅に到着し、ここで列車を待つことにしました。しかし、1時間ぐらい待っても、貨物列車しかやって来ません。もしかしたら、今夜は生まれて初めての野宿かもって思っていたら、2台のバスが駅にやってきました。これを見つけるとすぐに、バス停に向かって猛ダッシュ。すると、あの駅で降ろされた乗客の皆さんで満員。もうVenloは諦めて家へ帰るつもりでした。それで、「このバスはViersenへ行きますか?」って聞くと、乗客の方が「このバスはVenloへ行くから、反対方面へ行きたいなら、後ろのバスに乗ってくれ。」と言われ、それを信じて後ろのバスへ乗りました。バスに乗ること20分、望んでいないVenloに到着。Muelheimに帰してくれ~って叫びたいところですが、朝から何も食べていないので、どこかで腹ごしらえをすることにしました。これが、ぽんすけさんが召し上がられたディナーです。料理名は分かりませんが、豚肉をボイルして軽く焙ったものに、野菜炒めが添えられていました。そして、オランダで飲んだビールがめっちゃ美味しかったので、おかわりしました。 お酒にはそんなに強くないので、この後フラフラになりながらMuelheimに帰りました。ちなみに、帰りの列車はちゃんと動いていました。完 さて、Venloの旅日記はいかがでしたか? ドイツにいるんだから、お城のことを書かないといけませんね。と言うわけで、明日から2週間ぐらいかけて、僕の住んでいるNordrhein-Westfalen(NRW)州のお城めぐりについて書いていきます。お楽しみに。
June 30, 2008
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昨日、楽天からこのようなメールが届きました。==================================================================■「大阪発 あなたの街へ ぽんすけの一人旅 」が30000アクセスを突破!! http://plaza.rakuten.co.jp/moumau/ ==================================================================あなたのホームページのアクセスカウンターが、30000アクセスを超えました。つぎは77777アクセスを超えたときにお知らせします。今後とも引き続き楽天ブログでお楽しみください。昨日の1:25(日本時間)、このブログの閲覧者が30000人を突破したのです。で、気になる30000人目のお客さんですが・・・・・・。検索エンジンの巡回ロボットでした・・・楽天ブログ会員の中には、キリ番の閲覧者の方にプレゼントをお送りしていらっしゃる方もいるようです。僕もちょっとしたプレゼントを考えていたのですが、巡回ロボットにプレゼントを贈っても意味ないよぉ~。次回は77777人目ですね。多分、2年半後です。さて、Venloの旅日記を書いていきます。これから再びVenlo駅に戻り、列車に乗って隣街へ移動します。お昼ごはんのときに、レストランの中で地図帳を広げて眺めていたら、お城があることを発見しました。でも、歩いてそこへ行くにはちょっと遠いので、列車を使うことにしました。 Venlo市内の小さな銅像 教会の前にも牧師さんの銅像が・・・チケット売り場で往復の切符を買って、駅員さんに「4aホームから乗ってください。」と言われました。確か4aホームって言ったはずです。それで、そこから列車に乗ったんですが、何か変なんです。次の駅がTegelenのはずなのに、他の駅に列車が停まりました。はい、またやってしまいました。逆方向の列車に乗ってしまい、人気のない駅で降りることになりましたウウ・・・・・・。次の列車は30分後。列車を待っている最中、ipodの中にインストールされていたカードゲームのフリーセルをして時間をつぶしました。 Tegelen駅で・・・ 気動車の車内相変わらずこの日もバカなことをしてしまいましたが、なんとかやって着ました、Tegelenです。駅を出ると、何やらノリノリの音楽が大音量でかかっていました。どのようやら、野外コンサートが行われているようです。あんなけ大音量だったら、わざわざチケットを買って中に入らなくても、外で十分に楽しめるのにって思いながら歩いていました。Tegelenは2001年までは独立した街だったのですが、それ以降はVenloに合併されました。日本でもよくある市町村合併ですね。オランダに入ると街並みもガラっと変わりますね。ほとんどの家がレンガ造りで、とてもお洒落な街です。庭にはたくさんの花々が咲き乱れ、小鳥も庭に遊びにきていました。そんな街並みを眺めながら歩くこと15分、お城に到着しました。 美術館 Château Holtmühleレンガ造りのお城の門をくぐると、緑豊かで自然がいっぱいです。このお城の名前ですが、「Château Holtmühle」って言います。実は、お城なんだけど、ホテルでもあるのです。なんと、4つ星ホテル!?僕なんか絶対に泊まれないです。泊まろうとしても、追い払われてしまいます(笑)。 Château Holtmühleホテル ホテルの近くの雑木林で、気になる値段ですが、調べてみました。全ての部屋が2人収容できて、通常料金は220ユーロですが、インターネットから予約すれば格安になるらしく、90ユーロまで値下げされていました。4つ星ホテルにしては、意外と安いですね。ちなみに、今週末は満室!?すごく人気のあるお城のホテルなんですね~。ホテルの敷地内にツボなどを展示した博物館がありました。そして、お城の周りの池にはアヒルやガチョウが気持ちよく泳いでいます。林のほうへ行くと、牧場で羊や牛が居眠りをしています。 この日はVenloの街を散策して、思いっきり楽しみました。家路に着く頃には日が傾き始めていました。次回のブログでVenloの旅のブログは一旦終了します。次回をお楽しみに。
June 27, 2008
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こんばんは。僕にとって嬉しいニュースがあります。それは、このブログの閲覧者がもうすぐで3万人になることです。誰が3万人目のお客さんになるのか楽しみでもあります。確か2万人目のお客さんは、楽天ブログ会員以外の方でした。おそらく検索で見てくださった方だと思います。なので、おめでとうメッセージをお送りできませんでした。せめて、Yahooなどの検索エンジンのための巡回ロボットや、出会い系サイトの書き込み者が3万人目にならないことを祈るばかりです。さて、Venloの旅日記の続きを書いていきたいと思います。僕の意見では、Venloを旅してきた中でこのSt. Martinus教会が1番素晴らしかったです。この教会は街のどこにいても、比較的見つけやすいと思います。なぜなら、非常に高い塔が目印になるからです。 今から約600年前、1410-1430にかけてこの教会が建設され、美しいロマネスク様式の教会でした。ロマネスク様式はローマ建築とゴシック建築の間の時代に流行った建築様式で、直訳するとローマ風の様式となりますが、古代ローマ建築とはあまり関係がありません。 Venloの街は第二次世界大戦によって、破壊されたことは昨日のブログでも書きました。この教会も、1945年に空襲により破壊されてしまい、美しいロマネスク様式の姿は一瞬にして消えてしまいました。しかし、戦後、教会や歴史的建造物の修復などを手がけるアーティストのJules Kayserによって見事に復元され、現在に至っています。 この教会の外観はそれほど華やかなわけではありません。でも、この教会の中に足を踏み入れたとき、思わず「わぁぁぁ~。」って声が出てしまいました。頭上に広がる美しいアーチ型の天井、色彩豊かなステンドグラス、黄金に輝く教会の調度品、そしてイエス・キリストの生涯を描いた油絵、これらの全てが素晴らしいのです。ここは教会ではなくて、美術館にいるのではと錯覚するほどです。 この教会の中を一般見学できるのは、日曜日の14-17時です(2008年6月8日現在の情報です)。でも、特別行事などで見られないケースもヨーロッパではよくあるので、訪問する前に公開時間を確かめられてから、お出かけされることをオススメします。ちなみに、無料で見学できます♪ 写真もフラッシュさえ光らせなければOKです。 ここの教会のいいところは、教会の構造が少し特殊なので祭壇の間近まで行ける事です。一般的には神父さん達しか入れない領域ですが、ここは一般の人でも入っていけます。上の写真はイエス・キリストが十字架を背負い、そして昇天され、神になる様子を人形を使って示したものです。黄金に輝く素晴らしい彫刻と、細部までこだわった人形は必見です。 そして、僕が最も感動したのはステンドグラスの美しさです。教会内部は比較的暗いので、その素晴らしさがいっそう引き立てられます。教会の椅子に座り、何時間見ていても飽きることはないと思います。 上の写真には、奥のほうにパイプオルガンが見えますね。ミサのときはこのパイプオルガンの演奏にあわせて賛美歌が歌われます。ヨーロッパのほとんどの教会は、このようなパイプオルガンが設置されています。パイプオルガンの生演奏&賛美歌をStrasbourgの大聖堂で生で聴いたことがありますが、程よくエコーがかかってなんだかすごく神秘的でした。オランダ語で書かれていますが、St. Martinus教会のオフィシャルホームページを見つけたので、このページの写真も見ながら楽しんでください。http://www.sintmartinusvenlo.nl/では、また次回。
June 26, 2008
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こんばんは。今日もVenloの旅日記を書く前に少し私事を書きたいと思います。今日は給料のお話したいのですが、給料明細を明かすわけではありません。実は僕の給料はDuesseldorf大学から出ています。少しビックリすると思いますが、何と4ヶ月分の給料が一括で支払われるのです。ですから、超大金が一度に銀行口座に振り込まれるのです。ただし、それはドイツでも特殊な例だと思います。ドイツ在住の皆さん、そうですよね?一方、アメリカの場合ですと、2週間ごとに給料が振り込まれる会社もあるそうですね。皆さんは4ヶ月分まとめて給料が入るほうがいいか、それとも日本のように月々の振込みがいいでしょうか?さて、今日はDuesseldorf大学に行き、そこの教授の先生にお会いして、実験室を見せていただきました。と言うのは、近々そこの大学でも研究をすることになっているのです。研究所と大学を掛け持ちで実験するのはすごく大変です。でも、一生懸命働いたご褒美として、週末は思いっきり遊ばせてもらえるし、長期休暇もたっぷりもらえるので、文句は言えませんね。でも残念なことに、そこでの研究がスタートしたら忙しくなるので、ブログ更新がほとんどできなくなってしまいそうです。では、Venloの旅日記を書いていきます。この日は、Stadhuis van Venloの近くにあるレストランに入りました。ちなみに、ヨーロッパの国々では、お天気のいい日には、みんな店の外で食事をします。でも、僕は外より中で食事をするほうが好きです。それは、店の中はとてもお洒落で、しかもすごく落ち着くんです。 ここしばらくの間、牛肉を食べていなかったので、ステーキを注文しました。15ユーロぐらいだったと思いましたが、今週頑張って仕事をした自分へのご褒美ということで、思い切って注文しました。お腹がいっぱいになったろことで、街へ出てのんびり散策。ほんとうに街全体がすごく静かで、しかもとっても美しいです。 Venloの中心部の西側を小さなMeuse川が流れています。橋の上から眺めると、遠くに草原が広がっていて、小型のボートがいくつも浮かんでいました。今、この景色を見ると、この小さな川に、昔は大きな船がたくさん往来していて貿易の盛んな街だったとは想像も出来ません。ここも昔はハンザ同盟に加盟した大きな街だったんです。では、なんでこんな小さな町になってしまったのか?それは、戦争による被害を受けたためだと思います。 特に、第二次世界大戦終結時には、連合国軍によってMeuse川にかかる全ての橋が爆撃されました。戦争被害は第二次世界大戦だけではなく、その昔から幾度に渡って攻撃されていました。 戦争の被害により多くのものを失ったわけですが、でも奇跡的に残った建物も多くあります。新しく建てられた建物も生き残った建物と見事に調和しています。 Venloといえば、VVV-Venloって言うサッカーチームがありますね。現在Eredivisieというオランダのサッカーの最上位リーグに入っています。市内のDe Koelスタジアムが本拠地ですが、そこまで行く体力も気力も残っていなかったので、あきらめました。サッカー好きの方ならご存知だとは思いますが、VVV-Venloに日本代表選手でもある本田圭佑選手が所属しているそうですね。 この日、観光客らしい人は僕一人だけ。午前中、天気が悪かったからなのかなぁ~。オランダに誰もおらんだ。なんていうギャグはもう古いですね(笑)。 次回は、Venlo市内にあるステンドグラスの美しい教会を紹介します。では、また。
June 25, 2008
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こんにちは。今日はインド人の悲劇について書きたいと思います。僕の勤めている研究所にはレストランがあります。ここでは、日替わりのメニューでドイツ料理やイタリア料理を食べることができて、ごはんが出るときもあります。でも、日本のような甘みがあり、ふっくらとしたごはんではありません。そして、こちらでは、ごはんonlyで食べることはめったにありません。例えば、バターライス、パエリア、ピラフにしたり、刻んだパセリや香草を加えて食べたりというのが普通のようです。さて、昨日はパスタがメインディッシュでした。ちなみに、日本人ならみんな固めのパスタを好んで食べますよね?。つまり、コシのあるパスタが美味しいと感じる人が多いと思います。ところが、ドイツに来て一度も固めのパスタ、いわゆるコシのあるパスタを食べたことがありません。本場のイタリア人が作っているお店ですら、そんな日本人好みのパスタは出てきませんでした。結論から言うと、コシがあるパスタは日本だけかも知れません。コシのあるうどん、そば、ラーメンが旨いと考える日本人の嗜好から、パスタもコシがないと不味いと感じてしまうのだと思います。本当のところはどうか知りませんが。では、本論に入ります。昨日は実験の都合で、いつもよりも遅い14時前に食堂に行き、一人でスパゲティー・ボロネーゼを食べていました。すると、以前同じアパート(ゲストハウス)に住んでいたインド出身の女性がやって来て、僕の前に座り、一緒に話をしながら食事をすることになりました。その女性も僕と同じくスパゲティー・ボロネーゼを食べています。で、1つ気になっていることがあるんです。確かこの人、宗教の戒律で牛、豚、鶏などの肉を食べてはいけないはずです。それにも関わらず、豚ミンチの入ったスパゲティー・ボロネーゼを食べているんです。その件を指摘しようか、するまいか迷いましたが、思い切って聞いてみることにしました。すると、「このパスタには豚肉なんか入っていないよ。」って言うではありませんか。いやいや、ちゃんと入っていますよ。でも、決して「ハイ、入っていました。」って、自分の否を認めないのは、インド人によく見られるパターンです。僕も調子に乗って、豚ミンチをフォークですくい上げて、「ほれ、これ豚肉だよね?」って言うと・・・・・、その女性は「アンタの食べているパスタと私の食べているパスタは違うものなのよ。これはベジタリアン用のパスタなの。」って言い張るではありませんか。ん?ベジタリアンパスタ?そんなのメニューにないけど・・・・・・。たかがパスタで殴り合いの喧嘩になるのは嫌だから、それはベジタリアンパスタと言うことで、一件落着させました。しかし、その女性ですが、どういうわけか食が全く進まなくなってしまいました。なんか気持ち悪そうにしています。「どうした?」って聞くと、「このボロネーゼソース、不味くて私の好みではない。」って言うではありませんか!?さっきまで、ガツガツ食べていたくせに。そして、とうとう頭を抱え始めました。目が死んでいます。今にも「オェ~」ってなりそうな感じ。まっ、確かにそうなるのも分からなくはないです。例えば、今まで美味しいと思って食べていた肉が、カエルの肉と知らされたときの事を想像すれば、この事態も理解できます。そして、その女性は衝撃的事実を知ってから一口もスパゲティーを食べずに、フラフラしながら食堂を出て行きました。ベジタリアンスパゲティーって言ってたくせに。で、気になることがもう1つあります。それは、彼女が豚肉を食べているところを僕が目撃してしまったのです。つまり、彼女が宗教上の厳しい戒律を破っているところを見てしまったということです。さらに、その事実を誰かに告げ口されるかもしれません(今、ブログで告げ口している最中ですが・・・・・・・)。ということは、「あの男、生かしておくわけにはいかない。」って、殺人計画を練っている危険性も否定できませんよね? これからしばらくの間、なるべく人通りの多い道を歩くように気をつけます。 えっ?そうではないって?彼女が食欲を無くし、気分が悪くなったのは、その人の前にキモイ人(僕)が座っていたから?あっ、納得。また、明日。
June 24, 2008
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今朝、監禁されて、無事釈放されました。このように書くと深刻な事態(事件)が発生したかのように聞こえますが、コレはマヌケなぽんすけが犯した失敗から始まりました。今朝、早起きできなかったので、トラム(路面電車)に乗ることにしました。研究所に向かうトラムが来たので、それに乗ったのはいいのですが、イスに座ってからあることに気づいたのです。あんなにたくさんの人が停留所で待っていたにも関わらず、誰も乗ってこないんです。慌ててドアの開閉ボタンを押したときにはすでに遅し。停留所にいたドイツ人達に笑顔で見送られて、トラムが発車しました。もう、お気付きだと思いますが、回送車に乗ってしまったんです。結局、なんとか降ろしてもらえましたが、相変わらずマヌケなので、ぽんすけと一緒に旅をする人がいれば気をつけたほうが良いです。さて、今日も僕のバカ話からスタートしましたが、Venlo(オランダ)の一人旅記を綴って行きたいと思います。Venloをネットで検索すると何故だか日本語で書かれたオフィシャルホームページが出てきます。その理由は分かりません。Duesseldorfのように日本人がたくさん住んでいるような街にも思えませんが。 Venlo Station 街にはたくさんの旗が・・・・・Venlo駅は近代的で、ヨーロッパでよく見られるレトロな駅ではありません。ちょっと期待ハズレ。駅舎内には売店や花屋さんがあり、きっぷ売り場(日本で言う、みどりの窓口)にはオランダ列車のグッヅ(マグカップ、マグネット、トランプなど)が販売されていました。日曜日でも売店が開いているのが嬉しいです。この日は売店でVenlo市内の地図を買って、散策を始めました。 ここの街、本当に素敵で、好きになりました。← いい歳したおっさんがハートマークとは・・・・・・。ドイツに住んで2ヵ月半経ち、今までブログでドイツのメリットばかり書いてきました。でも、ドイツのデメリットを1つ挙げるなら、ゴミのポイ捨てが多いことです。でも、このVenloの街にはほとんどゴミが落ちていなくて、本当にきれいなんです。街が綺麗だと、誰もゴミを捨てませんからね。 また、犬のクソの処理についても、ドイツ側とは異なるようです。ドイツはフランスほど犬のフン害が顕著と言うわけではないですが、道に大きな地雷(犬のクソ)が落ちていることがしばしばあります。今は夜でも明るいから地雷を避けて歩けますが、冬になると4時ごろには暗くなってしまうらしく、地雷に気づかずに踏んづけてしまってゲームオーバーになってしまう危険があります。Venlo(オランダ)ですが、そのような地雷は1つも落ちていませんでした。その理由は、Venloの公園には犬のクソを処理するための「紙袋」が置いてあって、それを無料でいくつでも持っていくことができます。このサービスが地雷除去に一躍買っているというわけです。さて、汚い話の後は、メシの話です。えっ、駄目ですか?じゃ、次回にします。オランダに来たのはいいのですが、英語はもちろんドイツ語ですら通じないのではないかと心配をしていました。ところが、ここの人たちは母国語のオランダ語はもちろん、英語とドイツ語もちゃんとしゃべれるんです。バイリンガルじゃなくて、トリリンガルだ!?僕もドイツ語さえちゃんとしゃべれたら、トリリンガルなのに・・・・・・。ちなみに、僕が入ったレストランには英語とドイツ語のメニューが置いてあり、食事の不安は一気に解消。次回、そのレストランを紹介します。でも、誰もわざわざVenloまで来ないよね。みんなオランダを観光するなら、アムステルダムへ行っちゃうよね?この前のEuro2008でオランダ代表がロシア代表に負けてしまいましたね。この写真は敗戦前の写真ですが、オレンジ色の旗や、オランダの国旗が街全体を彩っていました。オレンジ色はオランダのユニフォームの色なので、オレンジ色の旗、Tシャツ、帽子などが売っていました。 Venloを代表する建物といえば、この「Stadhuis van Venlo」で、いわゆる市役所です。でも、只今改築中らしく、この市役所の周りにいろんな機材が置いてありました。お城のような外観をしていて、とても市役所には見えませんよね。このようなお天気がよい日には、外でのんびりとコーヒーを飲んで過ごしたいですね。でも、ヨーロッパの人たちはコーヒーなんかよりも、アイスクリームを注文して食べています。日本では、アイスクリームを食べているお年寄りは滅多に見ませんね。でも、こっちでは、その逆なんです。アイスクリーム店にいる人は、そのほとんどがお年寄りなんです。あんな冷たくて、甘いものは老体に良くないのでは?と日本育ちの僕は考えてしまうのですが、どのようやらオランダやドイツではそのような考えはないようです。まっ、豚肉も生で食べてしまうドイツ人なんだから、何を食べても・・・・・・なんて考えてしまいます(笑)。次回もVenloのお話を書いていきます。お楽しみに。
June 23, 2008
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おはようございます。ドイツに来て2ヵ月半経ちました。こっちの生活にも慣れ、友達もたくさんできて、楽しくやっております。僕のブログを最初から読んでもらっている人は、もうお気付きだと思いますが、実は列車の旅が好きなんです。だから、ちょっと珍しい列車が走っていたりすると、すぐに写真を撮ってしまいます。さて、この前の日曜日に国境越えをしました!?しかも列車で。どこへ行ったかと言うと、オランダです。僕の最寄り駅から約1時間、そして1回の乗換えだけでオランダへ行けます。Muelheim Hbf駅からRE(快速列車)に乗り、Viersen駅を目指します。 Moenchengladbach Hbf行き快速列車 車内も綺麗です。僕の住んでいる街を走っているREですが、全てがこの2階建て車両です。しかも、長距離列車の1つでもあるので、乗り換えなしで遠くへ遊びに行けます。日本で言うと、滋賀県の長浜から姫路まで走っている新快速のような列車です。日本にも2階建て車両がありますが、それと比較してドイツの車両は天井が少しだけ高く、しかもシート幅も広いので快適に過ごせます。特にMoenchengladbach Hbf発着の列車はカフェも付いています。でも、この日は休日のためか、カフェはオープンしていませんでした。いつもは、10分~20分は遅れてくるのですが、この日は時間通りに列車が来て、びっくり!?列車はぽんすけを乗せて、巨大な化学工場沿いに走り、大きな教会が3つもあるKrefeld Hbf駅でしばらく停車し、そして、オランダ行きの列車の乗換駅、Viersen駅に到着。 オランダVenlo行き列車 2等車に座っている変なおっさん(僕)外観は少し古い列車ですが、内部は新しく作り変えたらしく意外と綺麗でした。僕が座っているのは2等席です。1等車はどんなもんかなって見に行きました。すると、ガラス張りになっていて、6人掛けの個室になっていました。 2等車 1等車この日はお天気が悪いためか、あまり人が乗っていません。でも、静かだからいいのです。オランダまでの車窓は、のどかな田舎の景色。列車ものんびり走っていきます。そして、記念すべき国境超えですが、僕は何をしていたと思いますか?実はトイレの中で過ごしました(笑)。この列車のトイレですが、水を流すと線路の枕木が見えるんです!?つまり、垂れ流し式トイレ!?・・・・・・と言うことは、オランダとドイツの国境にぽんすけの落し物が転がっていると言うことですね~。世界各国の国境にそんなモノを落としたヤツは、僕以外誰もいないような気がします。ちなみに、Duesseldorfのようなたくさんの人々が乗り降りする駅に、列車が停車しているときにトイレをしたらどうなるのでしょうか?ホームで列車を待っているたくさんの人が、その悪臭に悩まされることになるんでしょうね。まっ、それは良いとして、Venlo駅に近づいたとき、列車が停車しました。すぐ目の前が駅だと言うのに、なかなか動いてくれないんです。お客はもちろん、車掌さんまでも怒り出し、運転席の方へ向かって歩いていきました。20分ぐらいして、ようやく列車が発車。そして、無事オランダに入国できました。実は、旅友達を探しているんですが、誰も見つかりません。でも、一人旅なので、自分の思い通りに行動できるからいい面もありますね。まして、彼女がいたら、おごってあげないといけないし(笑)。 ドイツ列車(赤)とオランダ特急(黄)の競演 いい歳してピースとは・・・ちなみに、あの散髪事件後、初めての顔写真ですね(笑)。この変わり果てた姿を見てください(笑)。珍しいモノ好きなので、オランダの特急列車に乗り込み、車内の写真を撮りました♪♪。革張りのシートってすごくないですか!? 2等車 1等車この後、数分で列車はどこかの街へ向けて発車していきました。あと数分、列車から外へ出るのが遅かったら、車内に閉じ込められて、見知らぬ街へ行ってしまうところでした。次回は、Venloの街並みを書いていきたいと思います。お楽しみに。
June 21, 2008
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こんばんは。Japan-Tagについてずっと書いてきましたが、今日でその話題はおしまいにしたいです。さて、その話に入る前に、また少し日々の出来事を書きたいと思います。ドイツの列車やバスに乗っていて、いつもビックリすることがあります。それは、車内で誰も寝ていないんです。みんな目がパッチリで開いています。日本の場合、列車やバスの車内を見渡すと眠っている人が結構いますよね?僕、ドイツの列車の中でどうしても我慢できずに眠ってしまう事がありますが、やっぱ駄目ですかねぇ?Duesseldorfでトラム(路面電車)に乗ったときの話ですが、すっかり眠ってしまって、気がついたら車内がすごく静かなんです。で、あたりを見回したら誰もいません。はい、終着駅を通り越して、トラムの待機所まで乗ってきちゃいました||||||||||||||||||。ここまで乗車した人は、僕が初めてでしょ~。そして、慌ててドアの開閉ボタンを押しても、ドアが開かず、2度目のビックリ。アホな人に気づいた運転手さんがドアを開けてくれて、脱出成功。それで、もう1つハプニングがあったのです。これもまたトラムの中での出来事ですが、発車時刻になってもなかなか出発してくれません。そして、運転手さんが後ろの方を気にしているんです。そして10分ぐらい待ったでしょうか、なんと警察が乗り込んできました。そして、後ろにいた男性に声を掛けています。どのようやらその男性が完全に眠ってしまって、起しても起きないんです。そして、何とか起きてくれて、警察官と一緒に下車していきました。えっ、列車の中で寝ると警察に捕まる?なんか、ちょっと怖くなってきました。さて、前置きが長くなりましたが、Japan-Tagのお話(最終回)を書いていきます。坂田明さんってご存知ですか?僕は失礼ながらこの日まで知らなかったのですが、すごく有名な人らしいです。日本を代表するサックス演奏者で、あの山下洋輔と一緒に活動していたこともあるそうです。そして、ゴキブリ用殺虫剤「コックローチ」のCMに輪島功一と共に学ラン姿で出演したこともあるそうです。彼は水産学科を卒業していて、その名残かミジンコの研究を普及してきたそうです。その功績が称えられて、日本プランクトン学界から表彰もされたこともあるそうです。その略歴が紹介されたとき、ドイツ人達は大笑いしていました。 今回は「つるとかめ」のお二人が演奏する三味線と和太鼓とサックスの競演をしてくれました。ドイツ人たちもすごくノリノリ(死語)で、楽しんでいました。 その後、東京音頭をドイツ人達に教え、いっしょに踊ろうという企画があったのですが・・・・・・。あれを覚えるのは日本人の僕でも難しいことです。残念ながら、踊っているドイツ人はほとんどいませんでした。 この後が、この日のメインイベント、花火大会です。ライン川の空高く打ち上げられた花火は、日本で見るのと同じぐらい迫力がありました。ドイツ人達にとって、花火は良い想い出があります。昔、ベルリンに壁があった時代、「空には壁がありません。西の人も東の人も一緒に花火を楽しみましょう。」とアナウンスされて、東西のドイツ人達が空高く上がった花火を楽しんだというエピソードがあります(うちの名物母が言っていました。) この日は偶然にも、日本人の友達と駅で会ったので、彼らと一緒に橋の上から眺めていました。橋の上から見ると、夜景も花火も同時に楽しめますので、オススメです。 この日は家に到着したのが夜中の1時過ぎ。と言うのは、花火が始まったのが23時だからです。ここの日没は22時頃で、完全に暗くなるのは23時ごろですので、日本のように19時や20時に見れるわけではありません。さて、Japan-Tagのブログはいかがでしたか?実は、花火や爆笑ハプニングの動画があるのですが、動画を圧縮する方法が分かりませんので、お見せできないのが残念です。では、また
June 20, 2008
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こんばんは。今日はいつもより早い帰宅です。なぜなら、今日は週に1度の洗濯日だからです。僕のアパートでは毎週木曜日、共同の洗濯機を使用することが出来ます。週2回洗濯機を使うなら、あと5ユーロ払わなければいけませんが、一人暮らしだし、たくさん下着や服をもっているので、洗濯も週1でいいかなと思っています。さて、夜になって外に出ると、あちらこちらで「ギャーーー」と言う叫び声が聞こえてきます。何だろう?って最初思ったけど、どのようやらサッカーの国際試合Euro2008のテレビ中継を見て興奮しているそうです。僕の街にはドイツ人はもちろん、トルコ人、フランス人、イタリア人などいろんなヨーロッパの国の人が住んでいます。ですから、自分の国のチームを応援するのはもちろん、試合に勝った時は大騒ぎするんです。サッカーのテレビ中継が終わるのがいつも23時前です。そして、眠くなってきたので、布団に入ろうとすると、車のクラクションを「ビービービビー」って鳴らしながらたくさんの車がストリートを走っていきます。これは、勝った国の人たちが、夜中にもかかわらず車のクラクションを鳴らしながら、街を走り回るという一種の伝統らしいです。寝ている人もいるんだから、静かにして欲しいですね。でも、0時をまわると街は再び静かになります。さて、Japan-Tagのブログの続きですが、この日は日本のスポーツの紹介、つまり相撲、弓道、そして柔道などのデモンストレーションが行われていました。特に日本の武道はドイツでも人気が高く、道場があちらこちらにあるそうです。僕の同僚も空手を習っています。 実は、柔道は高校生の時にやったことがあります。柔道部に入っていたわけではありません。体育の実習ですよ。毎週1回、1年間やりました。柔道の投げのテストがあると、みんな僕を指名してきて、何度も畳に投げつけられました。それが理由でアホになったのではありません(笑)。別に憎まれていたわけでも、いじめられていたわけでもありませんよ(一応フォローしておきますが)。 この空模様を見てください!?今にも雨が降り出しそうですね。案の定、この柔道の実演中に大雨になり、大勢のお客さんがレストランや地下鉄の駅に避難していきました。彼らの実演を見ている人はほとんどいません。なんだか可愛そうだった。僕は、傘をさしていたにもかかわらず、びっしょり濡れちゃいました。この日の気温はかなり低く、このままでは風邪を引いてしまうので、服を着替えるためにわざわざ家へ帰りました(往復2時間ですが・・・・・・)。次回はコンサートでの出来事を書きたいと思います。お楽しみに。
June 19, 2008
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こんばんは。前回のブログで、スパゲティーを作ったけど、不味くて食べられなかったってお話しました。それで、昨日そのリベンジをしましたよ。PLUSというスーパーで、塩、にんにく、バジル、マッシュルームを買いました。このとき、店員さんに「塩が欲しい」ってドイツ語で言ったら、「Bitte? (もう一度言ってください)」って、2回ぐらい聞き返されました。Salz(塩)の発音が駄目だったみたいだけど、でもちゃんと通じたからいいです~♪。前回は塩を入れなかったから(普通入れるだろっ)、全く食べれたものではなかったですが、今回はちゃんと塩を入れて、そしてニンニク、マッシュルーム、パプリカ、スクランブルエッグを加えて、さらにバジルを振りかけて完成!?見た目も前回に比べ良くなりました。で、肝心のお味ですが・・・・・・塩っ辛い明らかに塩の入れすぎ。でも、今回はそれを食べないと飢えてしまうので、我慢して食べました。やっぱ、料理の才が無いので、誰かに作ってもらわないと駄目です。その後、喉が渇いて仕方なかったので、ハーブティーを5杯も飲みました。さて、今日もバカな話でスタートしましたが、Japan-Tagでの出来事を書いていきます。日本の歴史をドイツ人に紹介するなら、やっぱコレでしょ。ドイツ人にとって、鎧兜、袴、着物などの和服は注目の的です。さすがに「ねじりハチマキにふんどし姿」はありませんでしたが、これを進んでするドイツ人はいないでしょう~。やっぱ、僕がやらないと駄目か!? ラストサムライでしたか?確か映画でありましたよね。あと、黒澤映画の影響もあって、みんな興味深々で見ています。やはりこれらの衣装は日本人が身に着けないと少し違和感があります。 このお祭りに参加して、一番嬉しかったことは、日本の国旗を手に持っていたり、あるいは日本の国旗をマントのように肩からかけているドイツ人達にたくさん出会えたことです。また、わざわざこの日のためにサッカー日本代表のユニフォームを買って、お祭りに参加しているドイツ人たちもいました。サッカー強豪国の人達が日本のユニフォームを着てくれるとは嬉しいことです。最後は、この写真で締めくくりたいと思います。ドイツに来て、まさかバカ殿ではなくって、バカ姫君に出会えるとは思いませんでした。志村けんとの競演を願いたいところです。では、また。
June 18, 2008
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こんばんは。先週末はホントに寒かったです。なんと最低気温が4℃でした(infoseek天気予報発表)。あの寒さに耐えられなかったので、3月に日本で着ていた服装(コート&耐寒性シャツ&Yシャツ)に着替えて、出かけました。僕の住んでいる街は日本最北端の北海道よりもはるか北に位置しますが、北海道のように冬が厳しいわけではありません。でも、このように夏にも関わらず、急に冷え込むことがしばしばあるので、体調を崩さないように気をつけなければいけません。では、Japan-Tagのブログの続きを書いていきます。僕が楽しみにしていた1つに、日本食の屋台が出て、久しぶりの日本料理が食べられるということです。特にたこ焼きは、しばらく食べていなかったので、楽しみにしていました。 たこ焼き用の鉄板で日本人の方がジュージュー焼いています。たこ焼きと言っても、本場の大阪で売っているものと比べると少し異なりますが、学園祭で学生が作ったたこ焼きと言ったところでしょうか。5個でなんと5ユーロ(約800円)。高すぎるけど、しばらくたこ焼きを食べていなかったから、我慢できずに買ってしまいました。たこ焼き1個が1ユーロ(約160円)で、日本では考えられない値段ですね(笑)。ちなみにお寿司は、巻き寿司セットと握り寿司セットがあり、いずれも8ユーロ(約1300円)でした。マグロ、サーモン、鰯の酢漬けなどが握られていましたが、これで8ユーロは日本では考えられない値段です。日本で1300円も出せば、4人前は食べられるはずですね。でも、日本食に飢えている人たちや、日本好きのドイツ人達にとってはありがたいことです。 Japan-Tagでは日本食だけではなくて、ソーセージや照り焼きのような西欧料理も食べられます。たこ焼きだけでは飢えてしまうので、このボリューム満点のビーフステーキ(3ユーロ)を食べてお腹いっぱいになりました。また、お腹が出てしまう・・・・・・。キリン一番絞りビールも飲めますが、あまりにも寒かったのでビールは延期です。Duesseldorfにはキリンビールを振舞うレストランがあるはずです。というのは、以前に街を歩いていたら、キリンマークの看板が出ていましたから。 日本人なら調味料として醤油は欠かせないものです。ありがたいことに、醤油はドイツでも手に入ります。キッコーマンのハッピを着た皆さんが、焼きそばを焼いていました。もちろん、お醤油の宣伝もちゃんとしていました。この日はいろんな日本食を見てきましたが、僕が今、日本料理で食べたいものは、トンカツ、肉じゃが、鯖の味噌煮、味噌汁、うどん、辛子明太子、刺身の盛り合わせなどなど。でも、そんな料理をしたことが無いので、帰国までの我慢ですね。味噌汁すら作れない、駄目な男です。トホホ・・・・・・。「ぽんすけに食わせる日本食なんか、ねぇ~」っていう、ギャグが聞こうてきそうです。 では、また。
June 17, 2008
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こんばんは。先週の土曜日はブログでもお伝えしたようにDuesseldorfでJapan-Tag(日本デー)がありました。今日から数日に渡って、そのときの出来事を書いていきたいと思います。日本の漫画はドイツでもブームになっているようです。ちょっと大きな本屋さんに行けば日本の漫画の独訳版が手に入ります。それらの漫画ですが、売れるから販売されているわけで、特に若い世代に人気があるそうです。Mangaという単語はほとんどのドイツ人は知っていて、おそらくドイツ語辞典にも載っていると思います。ドイツ人って、本当に日本の文化が大好きってことを、このJapan-Tagに参加して改めて感じました。 華やかな着物や浴衣を着た女性もこのお祭りに参加していました。和服って日本人が着ても、西洋人が着てもよく似合います。彼女達は和傘と扇子を手にもって、祭りの雰囲気の中に溶け込んでいました。一方、日本ではお馴染みの変身モノ、例えばゴレンジャーのようなものですが、それらの衣装を着ている人たちもいました。彼女達にカメラを向けると、ちゃんとポーズをとってくれるんです(笑)。 上の写真は、ヨーロッパ風のコスプレですね。おそらくハロウィーンにもこういうのを着て街を歩いていると思います。衣装は自分達で作くったり、Japan-Tagの出店で手に入れたりしているそうです。 上の写真は、まさに秋葉原でよく見かける光景ですよね?という事は、彼女達に「秋葉原」と言えば、通じるのでは? ドイツ人がコスプレをしても、ちゃんと似合っているし、しかも色白で金髪の美形の人が多いから、こっちの方が本物(発祥の地)のように思えてしまいます。 この日は和服姿のドイツ人や、面白いコスプレ姿のドイツ人をたくさん見ました。このようなコスプレをしている人は、ほとんど女性です。男性はと言うと、普段着を着ていて、そのコスプレ姿を見て楽しんでいます。この日は和服姿の彼女達に少し惚れ惚れしちゃいました。でも、このセーラームーンのコスプレをしている人の姿を見て、目が覚めてしまいました。
June 16, 2008
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おはようございます。今日はJapan Tag(日本デー)がDuesseldorfで開催されます。夜には打ち上げ花火が予定されていますが、少しお天気が心配です。ここ最近、半袖シャツでは過ごせない気温です。日本では夏だと言うのに、ここではトラム(路面電車)の中は暖房をしていて、僕の家もヒーターを付けています。天気もすごく変わりやすく、さっきまで晴れていて青空が広がっていたのに、今では空は厚い雲に覆われていて、今にも雨が降り出しそうです。5月初旬~中旬は良いお天気が続き、半袖シャツで十分過ごせたのに、本当に変な気候です。さて、今までHagenの旅日記を綴っていましたが、僕の街をもっと紹介しておかなくてはいけませんね。と言うことで、今日はMuelheim市内の街の風景を見ていただきたいと思います。Broich城周辺では、お祭りがよく行われています。ドイツ人って、お祭りが好きで、アルコールの力も借りて、いつもハッスルハッスルしています。 さて、上の写真のお店は酒屋さんで、ドイツ製の冷たくひえたビールが飲めます。ワインももちろんありますよ。ビールは大ジョッキで5ユーロ。ん?少し高くない?と思うかもしれませんが、ビール専用のお洒落な陶器(ジョッキ)にビールを注いでくれるので、そのジョッキ代が3ユーロだけ含まれていることになります。つまり、ビール代は2ユーロで、そのジョッキがいらない人は、返却すると3ユーロ返金されます。 上の写真は民族衣装を着た女の子です。暑い日にはこのように裸足で歩いています。屋台では日本では手に入らないようないろんなものが売られていて、見ているだけで楽しいです。あっ、ちなみにこの日は大ジョッキでビール2杯飲みましたよ。美味しいからついグイグイいってしまうんです。さすがに2杯目は、目が回っていましたが(@o@;)では、また。
June 14, 2008
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こんばんは。Hagenの旅日記も今日で最終回です。実はHagenにはまってしまったので、その翌日もHagenに行ったのですが、そのときのエピソードはまた機会を改めてしたいと思います。旅日記の前に、このことを言っておかねばなりません。昨日、自炊を試みました。ドイツに来てはじめての自炊です。それで、何を作ったかと言うと、スパゲティーボロネーゼです。大阪に住んでいたとき、スパゲティーはよく作っていたし、僕の得意料理でもあるので、絶対に失敗しないという自信がありました。と言うわけで、家から数分のところにあるALDIという激安スーパーで、材料を揃えました。パスタを茹で、パプリカを刻み、80セントぐらいで買った激安ベーコンを切って炒めました。そして、ボロネーゼソースとあわせて出来上がり。なんとシンプルなクッキングでしょう。で、気になるお味ですが・・・・・・激マズイこんなまずいスパゲティーは初めて食べました。実は、塩を買うのを忘れてしまい、まぁいいやと思いそのまま作りました。これが駄目だったのです。まったく味のないスパゲティーになってしまいました。これだけなら、まあ食べられたものですが、極めつけは、格安で買ったベーコンです。そのベーコン、なんとスゴイ薬品の匂いがするのです。おそらく防腐剤だとは思うのですが、ソーセージ、ハム、ベーコンなどに誇りを持っているドイツ製とは思えないぐらい、臭いのです。結局、数口食べただけで、もったいないけどゴミ箱に捨てました。以前のブログにも書きましたが、この家、換気扇がキッチンに無いのです。だから、窓ガラスが真っ白にくもってしまい、キッチンはサウナ状態。昨晩は悲惨な夜でした。今日は、近くのレストランで食べることにします。その方が安心・安全。やっぱ、料理を作ってくれる人を見つけなくては・・・・・・。さて、Hagenの日記(とりあえず最終回)を書いていきます。ここの1番の見所は小高い丘の上にあります。だから、ここまで坂道を登ってこなければ、この景色は楽しめません。ちょっとしたハイキング気分で楽しめるので、ここまで来るのにそんなに疲労感はありません。 そこにはレストラン、アイスクリーム屋、ドリンクバーなどがあり、旅の疲れを癒すことができます。僕が着いた頃には、もう店じまいの準備をしていました。なので、ここでの食事はまた次回のお楽しみにとっておきます。そして、ビールかワインかよく分かりませんが、ここでお酒を造っているそうです。その工場も見学できます。 そして、この野外博物館の最後を飾るべく、景色は抜群にいいのです。緑に囲まれた大自然の中で、のんびり出来て最高でした。 ドイツに来てから、すっかり木組みの家の大ファンになってしまいました。街の中にある木組みの家もいいけど、やっぱり大自然の中にある方がずっといいです。今度は秋に訪れてみたいですね。きっと紅葉していて美しいだろうなぁ。 では、これにてHagenの旅日記を終わりにします。そして、スパゲティーのリベンジもいつの日か・・・・・・・。
June 13, 2008
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こんばんは。ドイツ料理の代表と言えば、誰もが思い浮かべるソーセージ。日本人はジューシーなソーセージを好むらしく(僕もそっちのほうが好きですが)、Made in Japanのソーセージは比較的脂っこいような気がしますが、本場ドイツではその逆で、あっさりしています。そして、ハーブやレモンなどを加えて香りにもこだわっています。お祭りがあると、すごく長いホワイトソーセージを炭火で焼いて、パンと一緒にして売られています。日本では朝食にソーセージを食べますよね?弁当箱に入りきれずに残ったものを食べている場合がほとんどだと思いますが。また、日本のホテルの朝食にも、たいていの場合ソーセージが付いてきます。特にバイキングで。少し前の話ですが、家から研究所までの通りにある売店で、朝食のためにサンドイッチを買いました。いつもは、ハムやサラミが挟んであるのを食べていますが、この日はソーセージを挟んでもらいました。 これを持って研究所に行きました。すると・・・・・・・受付にいたおばちゃんが「朝からそんなの食べたらHeavyだぞ!?」と呆れた顔で言うではありませんか!?そして、階段付近にたむろっていた人たちが、このソーセージを見て、「Ohhhhhhhhhhhhhh~」と悲鳴をあげています。まるでドイツ代表チームがゴールを決めたときのような歓声です。そして、あのオオカミギャングさんにも見つかり、「朝からアレを食べるとは可笑しな奴だ。それは毒だからやめなさい。」と忠告を受けました。結論として、ドイツで朝から大きなソーセージを食べると変人と思われるそうです。
June 12, 2008
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Hagenの旅日記の前に、少し小話をします。母からのメールですが、ケータイ購入当初は1日に10通以上のメールが届いておりましたが、最近では1日に2~3通まで減りました。やっぱり、飽きっぽい性格なので、長続きはしないなと思っていましたが、その推測が見事に的中しました。それで、僕からメールを返信すると、「メールを返信するとは、仕事もしないで・・・・。暇なのか?」という返事が返ってきました。もう1つ小話をしたいのですが、新居に引っ越した事は以前のブログに書きましたね。この家の設備ですが、なんだか変です。それは、換気扇がないのです。バス・トイレに換気扇がないので、シャワーを浴びたあとは、ドアを開けっ放しにしないと、トイレがサウナ状態になってしまいます。実は、最近便器の後ろに謎の穴があることを発見しました。そして、玄関には謎のスイッチがあります。もしや!?と思って、その謎のスイッチを押しましたが、音沙汰なし。あの便器の後ろの穴から、豪快に換気してくれるのかと思いましたが、その予想は大ハズレ。トイレばかりではないんです。キッチンにも換気扇がありません。なので、何かを焼いたら、家中煙だらけになってしまいます。ゲホゲホ・・・・・・。まっ、困った家に、困った人が住んでいるわけです(笑)。さて、前置きが長くなりましたが、Hagenの旅日記を書きます。木で出来た靴は、ご存知でしょうか?ヨーロッパの方では、昔はこのような木製の靴を履いていたそうです。でも、こんな硬い靴を履いていたら、足が痛くなるのではないかと心配になってしまいます。しかも、走れないでしょ?ちなみに、女性の方がよく履いているハイヒールですが(男性でハイヒールを履いている人はまだ見たことないですが)、あんなの履いていて足が痛くならないのかいつも不思議に思います。この木製の靴ですが、作るのも大変そうです。木をノミでくり抜き、サンドペーパーで磨いてツルツルにします。その後、いろんな模様を靴に描いて出来上がりです。 さて、こちらの建物(下写真)は印刷工場です。ここで、昔ながらの方法で印刷をしていて、工房の中はインクの香りがしていました。ハガキや本の印刷を中心に行っているそうで、その機械は今でも現役です。右下の写真はその印刷工場で出来た本の挿絵です。さすが、うまく印刷できています。ここでは、お土産に絵葉書を自分で印刷できるのです。僕も3枚作りましたよ。でも、まだ誰にも送っていません。と言うのは、相変わらずドジなので、住所録をこっちに持ってくるのを忘れてしまったのです。いつもは、海外から友達に絵葉書を送っていたのですが・・・・・・。 僕がこっちに来ていつも驚くのは、教会の素晴らしさです。巨大で、しかもいろんなところに彫刻が施された建物を、現代の建築技術がなかった時代によく作りあげたなと、いつも感心してしまいます。これらの教会も、その当時では全て手作業でした。例えば、教会の屋根は、職人さんの手によって、1つ1つ丁寧に作り上げられていったのです。「この屋根、俺が作ったんだぞ。」って言わんばかりの誇らしげな職人さんの顔も、ついでにブログに載せておきました。あなたの業も立派ですが、髭も立派です。 僕も職人さんのお手伝いを。この建物で布を作っていたので、それをたたむ仕事をさせていただきました(下写真)。って、誰でも出来ますよね。今日は、この辺で。じゃ、また。
June 11, 2008
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こんばんは。そういえば、ドイツに来てもう2ヶ月経つんですね。旅行といっても、近場ばっかりで、そろそろ遠くへもいきたいなって思っているところです。最近、Ticket2000と言う定期券を買いました。僕が買ったのはMuelheim市内の全ての公共の交通機関を使えるという定期券です。 この定期券ですが、なんと次のような特典が付いているんです。(1) 自転車の車内持ち込が無料。(僕は自転車を持っていません) (2) わずか2.10ユーロ払うだけで1等車(日本で言うグリーン車)に乗れる。(3) Muelheim市外へ行く場合、2.10ユーロ払えばOK。(4) 平日の19時以降、土日祝日は終日Rhein-Ruhr全区間を乗り放題で、大人2人と15歳未満の子供3人まで利用できる。この(4)の特典が気に入ったので、思い切って42.60ユーロ(1ヶ月有効)を支払ってTicket2000を買いました!Rhein-Ruhr全区間というとかなり広範囲を旅することが出来ます。オランダのVenloの国境まで行くこともできます。Duesseldorfからオランダ行きのRE(快速列車)が30~60分に1本出ているので、追加料金を払えば、オランダ入国も出来ます。でも、僕の場合は、大人2人&子供3人まで有効と言う特典がちょっともったいない。と言うのは、嫁さんはまだいないし、恋人もいない、まして一緒に旅に出る友達もいないのです。ちなみに僕が買ったのは朝9時以降から使える定期券です。それにはちょっとした理由があります。最近、お腹が膨らみ始めてきたので、毎朝30分のウォーキングを兼ねて通勤しています。夕方は疲れてしまってヘトヘトなので、トラム&地下鉄で帰ります♪ 次回はHagenの旅日記を書きたいと思います。では、また。
June 10, 2008
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こんばんは。昨日、街のいろんなところで、サッカードイツ代表のユニホームを着た人や、ドイツ国旗をマントのようにかぶっている人たちに出会いました。UEFA欧州選手権(こっちではユーロ2008と呼んでいます)が今月から始まり、ドイツ代表がポーランド代表と対戦しました。普段は静かな街ですが、窓の外から「Ohhhhhh」とか、「Gyaaaaaaa」、「○$%&#&」のような叫び声が聞こえてきました。そして、街の公園には大型スクリーンが設置されて、ビールを飲みながら興奮してサッカー観戦をしている人たちで溢れていました。結果は、2対0でドイツが圧勝。今日、仕事をしに研究所に来たら、早速「昨日、テレビでサッカーの試合を見たか?」とドイツ人の同僚が聞いてきました。もし、この試合に負けていたら、そんなこと聞いてこないでしょうが。さて、前置きが長くなりましたが、Hagenへの旅日記の続きを書いていきます。僕が、こっちに来てから訪れた街は、Duesseldorf、Essen、Dortmundなどですが、これらの地域はRuhr(ルール)工業地帯に属していますので、街並みは都市開発されてしまったようで、自然があまり残されていないように思えます。 Hagenの中心部は工業地帯の拡大に伴い近代化されてしまいましたが、郊外へ行くにつれて、まだまだ豊かな自然が残されていることを知りました。この写真のように、大自然の中にポツンと建つ家なんて、上記の都市ではあまり目にすることはできません。 さて、前回のブログでもお話したように、ここはドイツ職人の業を紹介する、いわゆる博物館です。主に鍛冶業の工場を見ることができます。石炭を燃やす時に出る煙を外へ逃がすために、こんな大きな煙突が建っておりました。この家の中は煤だらけ。きっと鍛冶職人さんって、煤にまみれて真っ黒になって仕事をしていたんですね。 僕も鍛冶職人の見習いとして、石炭を炊いた釜戸でお仕事を。そんなわけないですよね~(笑)。相変わらず不器用なので、こういう類の仕事はできません。 鍛冶業をするには、こういった石造りの工房が適しているんですね。なぜなら鍛冶業だけに火事の心配がいりませんから。ちょっとシャレを言ってみましたが、ウケが悪いようなので、今日はおしまい。
June 9, 2008
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こんにちは。昨日は新居の模様替えのため、IKEAという名前の家具屋さんに行ってきました。関西で言う、ニトリや湯川家具のようなお店で、ドイツはもちろん欧州諸国のいろんなところにあるそうです。僕の街の近辺ではEssenという町にありますが、すごくでかくて、品揃えも豊富、そしてお値段も大変リーズナブルなんです。昨日はその家具屋さんへ地下鉄で2往復して、カーペット、照明、ソファークロスなどを買いました。帰宅後、かなり疲労でヘロヘロになっていましたが、頑張って部屋の大掃除&模様替えをして、ぽんすけ色の部屋に生まれ変わりました(祝)。さて、Hagenへの一人旅記の続きを書いていきます。今日は、今回の旅の中で一番行きたかった場所を綴っていきます。Hagen中央駅からバスに乗り、賑やかな繁華街をゆっくり走っていきます。やがて、街並みは住宅街へと変わり、そしてバスはどんどん山を登っていきます。そうです、この山腹に僕の行きたかったFreilichtmuseumがあるんです。ちなみに、オーストリアのSalzburgにも同じ名前の博物館があります。山の中腹にあるバス停で下りて、博物館へ向かうと牧場があります。そして背後には南Hagenの街並みが見渡せます。 この博物館に向かう途中、たくさんの子供連れのお客さんが帰ってきました。もう、夕方の4時をまわっています。でも、遅く来て正解でした。なぜなら、混雑の中で見てまわるよりも、静かな町なんだから一人でのんびりと過ごしたいですから。受付で入場料を払い、中に入りしばらく歩くと、この水車小屋が目に入ります。実は、この博物館は、ドイツの職人さん(Meister:マイスター)の仕事を紹介する目的で建てられました。 職人さんと言ってもケーキ職人、工芸職人、建築職人など様々ありますが、こちらでは加治屋さんの仕事を中心的に紹介しています。 ちなみに、この水車小屋の中に入ることが出来ますよ。さて、加治屋さんと言っても、近代的な設備(電気炉、電気のこぎり、大型機械など)を使って金具の細工をするのではなく、伝統的かつ古典的な手法を使って金物の製造をしている様子が見学できます。 すべての職人さんの工場は、昔ながらの木組みの家や、石造りの家ですので、工房の外観を眺めているだけで十分に楽しめます。中に入ると作業場になっていて、様々な種類の工具がたくさん置いてありました。細かなところまでこだわるドイツ人は、金具の細部まで修飾をします。そのため、たくさんの種類の工具の中から1つ選び、それを使って仕上げていきます。 小さな金具1つでも、天使、動物、鳥、花などの修飾を加えます。小さいものばかりでなく、大きなものも作っていきます。例えば、右上の写真ですが、石造りの工場の壁に、すごく大きな馬のレリーフが飾られています。ちょっと写真が小さいから見づらいと思いますが・・・・・・。 山の中にあるので、ちょっとしたハイキング気分で工房を見学できました。でも、山を上り下りしないといけないので、ちょっとしんどいです。ちなみに、一番上まで行かないと、飲み物が手に入らないから、入場口の隣にある売店でちょっとした飲み物を買っておくことをオススメします。って、日本からわざわざこんな所に来ませんよね(笑)。 石炭を燃やし、金物を真っ赤になるまで暖めて、そしてトンカチでキンキンという音をたてながら叩いて、工具や金物を作っていきます。近代化されてしまった日本では、こういう作業風景はなかなか見られないですね。ドイツでは今でも手作業の加治屋さんがちゃんと実在します。 続きはまた次回書いていきます。では、また。
June 8, 2008
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こんばんは。今日はHagenへの旅の日記はお休みします。今日は、ドイツに来て初めて、散髪をしてきました。もちろん海外で髪を切るのは生まれてはじめてのことです。それに関していろいろと言いたいことがあるので、文章が長くなってしまいましたが、頑張って読んで下さるとありがたいです。 散髪に出かける前、インターネット検索をしました。検索キーワードとして『ドイツ』、『散髪』と入力してクリックしたら、たくさんの件数が引っかかってきました。その中にはブログや個人ホームページのものがほとんどで、ドイツで散髪をした時の体験談が書かれていました。それで、肝心の感想(体験談)ですが、それを読んで、目ん玉が飛び出してしまいした。そこに書かれているもののほとんどが、ドイツの理髪店は下手クソ、いい加減、日本と全く異なる・・・・・・などの苦情が綴られています。彼らの意見をまとめると、ドイツで散髪をするのにはかなりの勇気が必要らしく、髪を切らずに帰国まで伸ばし続けるのも1つの手段とさえ思わせる内容でした。しばらく考えた後、決断しました・・・・・・思い切って、理髪店に行くって。今日は僕の良きアドバイザーのオオカミギャングさんは出張のためにお休み。そのためか、ドイツ人の同僚たちは早く帰ってしまい、彼らのお勧めの理髪店を聞くことが出来ません!?そして、僕がとった行動は・・・・・・ネパール出身の学生に、オススメの理髪店を聞きました。ある意味、それは妥当な判断と言えるでしょう。なぜならドイツ語が全く話せない彼にとって、散髪時のリスクは僕と同じはず。ちなみに何故か、彼は日本語が少しだけ話せます(理由は依然として不明)。彼の意見を伺っていると、横からインド出身の女子学生が割り込んできて、両者から散髪の際の注意点などをご指導していただきました(笑)。とりあえず、大型ショッピングセンター前に安く散髪のできる店があるので、そこに行けとおっしゃいましたので、行かせていただきました。そこは、男女兼用のヘアーサロン。日本のような設備は全くないです。イスも普通の腰掛!?ペダルを踏んだら上下にイスが動いたり、リクライニングしたりする機能なんてございません。とりあえず、順番を待っている間、前の客の散髪を観察することにしました。その一部始終を見てビックリ仰天。なんと、あご髭を剃るのに、リクライニングさせずにイスに腰掛けたまま剃っています。そのため、お客の顔は天井を向いています。あれじゃ~、首が痛くなるぞ!髭剃りの後、彼の顔に霧吹きをベタベタになるまで吹っかけて、タオルで拭いておしまい!?日本ではありえない。一方、その隣のお客は70歳ぐらいのおじいさん。ちょうど散髪が始まったところです。すると、バリカンを取り出して、髪を剃り始めました。で、仕上がりを見てびっくりこいたです。70歳にして、坊ちゃん刈り!?10分ぐらい待ったでしょうか、とうとう恐れていた僕の番です。逃げるなら今のうち。でも、ここは勇気を振り絞って、イスに向かいました。そして、勢い良く指差して、「あのポスターのようにして下さい。」と元気良く英語で言いました。すると、カリスマ理容師なんていう風格は全く感じさせない普通のおっちゃんが、首を縦に振ってうなづきました。本当に分かっているのかなぁ~なんて思いながら、ドキドキしていました。まず、頭にベタベタになって雫が落ちるぐらい霧吹きで水をぶっ掛けました。そして櫛で髪を整え・・・・て・・・・ ん? なかなか切ってくれない||||||||||||||||||!? このおっちゃん、どこから切るべきか迷っている~~。横にハサミを入れようとすると、止めて、今度は頭の上にハサミを入れようとするが躊躇する・・・・・・。何だ、この人!?そして、もう一つびっくりしたことがあります。それは、タオルを首に巻いてくれましたが、そのタオルは前の客が使ったものなんです。そのタオルで、僕の顔や髪の毛をご親切に拭いてくれるんです。「やめてくれ~っ」って叫びたかったが、されるがままにしていました。髪の切り方は日本と同じ。髪を指の間に挟んで、長さを合わせながら切っていくと言うやり方です。ちょっと安心です。時々、ドイツ語で「○#&%▲@%$ ?」って聞いてきますが、何を言っているのか分からないから、適当に「Ya, Ya」と言っておきました。すると、どのようやら終了したらしく、頭の上の髪の毛をドライヤーで吹き飛ばしてくれました。日本ではブラシで落としますが、こちらでは風圧で落とします(笑)。で、また何かドイツ語で聞いてきたから、適当に返事すると、ヘアワックスを塗りはじめました。って言うか、髪を洗っていないのに、ヘアワックスを付けるのって、意味あるの?まっ、ここまでは僕の中では許容範囲だったのです。次の瞬間、ありえないことが起きました。また、髪を切り始めたんです。さっき、ヘアワックスを付けたっていうのに、また髪を切りだすとは・・・・・・。そして、鏡に映る理容師の真剣な顔を見ていたら、笑いがこみ上げてきました。笑いを必死にこらえる姿を理容師が見て、ちょっとムッとした表情で髪を切っております。そして、頭上の切った髪は、前の人が使ったタオルできれいに拭い、ようやく完了。どうもありがとうございました。髭剃り、シャンプーなしで、8.5ユーロ。日本より安いかな?散髪後、店を出ると前から中国人留学生が歩いてきました。しかし、僕の変わり果てた姿に気づいてくれない。僕の方から声を掛けて、ようやく気づいてもらえました。髪形についてはノーコメント。そして、研究所に戻り、その理髪店を教えてくれたネパール人&インド人に会いに行きました。すると・・・・・・、ものすごい笑顔で迎えてくれました。「おぉ、いいじゃん」と言ってくれたものの、インド人の「へへへへへへへへへへへ・・・・・・・」と言う、怪しげな笑い声。今、ブログを書いていますが、「へへへへ・・・・・・」の笑い声が、頭の中をこだましています。以上、ドイツ理髪店レポートを終わります。
June 6, 2008
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では、今日もHagenへの一人旅記を書いていきます。次の目的地に向かうため、HA-Vorhalle駅に引き返しました。でも、せっかくここまで来たんだから、小さな町だけど、少し散策をすることにしました。陸橋を渡ると、ここに車両基地があるらしくたくさんの貨物列車が止まっていました。 しばらく歩くと、何やらモニュメントがありましたが、何の目的で建てられたのかは分かりません。ドイツに来てからいくつもの教会を見てきましたが、そのほとんどが大きくて、彫刻が素晴らしいのです。しかもどの街にも少なくとも1つは教会があり、街のシンボルになるのにふさわしいぐらい立派なものです。こんな小さな街にも、すごく大きな教会があります。 Vorhallerstrasseにある教会天高くそびえたつ教会の塔は、おそらく15~20階建ビルぐらいの高さはあると思います。そして黒ずんでいるところが、歴史のある教会なんだと感じさせてくれます。日曜日はミサあるために、ほとんどの教会の中に入ることが出来ます。でも、ここはちゃんと鍵が掛かっていて、中に入れませんでした。きっと内部も豪華な彫刻や装飾品が施されているんでしょうね。ヨーロッパではごくありふれた風景なのかもしれませんが、2ヶ月前に来た僕にとっては、目に入るもの全てが珍しいのです。例えば、まるでディズニーランドのような建物が、普通のアパートだったりして、そういうところがすごく面白いんです。 Reichsbahnstrasseの家 Reichsbahnstrasseの家よく、こんな家を建てたなぁっていつも感心してしまいます。きっと手間が掛かるのでしょうが、日本ではなるべく短時間に家を作ってしまう傾向があり、このようなユニークな外観にこだわっている家はなかなかお目にかかれません。まして、日本でこんな家を建てたら、楳図かずおさんの家みたいに「色彩の暴力」なんていう意味の分からない理由で、地元の住民が反発するんでしょうね。広い世界ではこういう家が普通に存在しているのに、狭い日本しか知らない人から見れば、びっくりするんだろうなぁ。 さてさて、再びローカル線に乗り、Hagen中央駅にやって来ました。ここはICE(ドイツの新幹線)も停まる大きな駅です。その外観も素晴らしいです!? Hagen中央駅駅舎の中はアーチ型の純白の天井が美しいです。HA-Vorhalle駅とは比べ物にならないぐらい大きく、人も多く賑わっています。この駅舎の中にはスーパーやパン屋さんがあり、日曜日でも営業していました。この日、昼食にグラタンのようなものを注文して食べました。わずか3ユーロちょっとでしたが、これだけでお腹いっぱい。ドイツのレストランはどこでも量が多いのです。次の目的地は、この旅の中で僕が一番かった場所です。そのお話は、また次回にします。
June 5, 2008
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すっかり更新を怠ってしまったHagenへの一人旅記を、今日こそは書いていきたいと思います。こっちに来てからいろんなところに行ってきましたので、どんどん旅ネタが溜まっていく一方、記憶はどんどん消えていってしまいます。たまに、パソコンの中の写真を見て、「あれ?これどこだったかな?」なんて、パニックにならないうちにどんどん書いていかなくては。前回はHagenの水城をご紹介しましたが、今日は、僕のお気に入りの景色を発見しましたので、それを見ていただきたいと思います。皆さんの中で、北海道の景色が嫌いと言う人は、ほとんどいないと信じています。あの雄大な自然、そして静けさ、すべてがパーフェクトです。Hagenも例えるなら、北海道のような、あるいはそれ以上の景色が期待できる場所なんです。水城から歩いて小さな森の中を抜けると(徒歩5分ぐらいです)、一面に畑が見晴らせます。 遥か彼方までつづくこの光景は、誰もが足を止めることでしょう。そして、思い出に写真をいくつか撮りたくなります。実は列車の車窓から、丘の上にいくつもの白い家や教会が立ち並ぶ景色が目に入り、あの景色をゆっくり眺めたいとずっと思っていました。まさに予定外の旅になってしまいました。そして、ここまで歩いてきたんです。40分ぐらい歩いたでしょうか、この景色は写真だけでは十分に伝わりません。水が岸辺に寄せる音、、風の心地よさ、そして済んだ空気、全てがHagenの小さな町でしか味わえない光景だと思っています。 ここは、僕の街にも流れているRuhr川です。そこに何隻ものヨットが浮かんでいて、長い春が終わり、これから夏の始まるドイツでの水辺の景色はとっても心地いいのです。ヨットハーバーに腰掛けて、気持ちのいい冷ややかな風が吹く中、旅の疲れを癒しました。対岸には教会、純白の家が木々に囲まれていて、何度でも訪れたくなります。 実はこれらのヨットに一般の人も乗れるそうです。一人で乗っている人もいました。一人旅中の僕にとってはラッキーな話ですが、残念ながらヨットの舵(かじ)のとり方をしりません。そのため、日本まで流されていっては困るので、今回は岸辺で眺めるだけで満足して、次の目的地へ向かいました。ちなみに、岸辺に小さなレストランがありますので、アイスクリームやビール、軽食とともにこの景色を眺めるのもいいと思います。つづく。
June 4, 2008
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大阪からやって来た僕にとっては、たこ焼きが恋しいです。ドイツで日本料理店を見つけるのは難しい上、普段タコを食べないヨーロッパではたこ焼き店なんてあるはずがないです。でも、年に1度ドイツでもたこ焼きを食べられるチャンスがあるんです。それは、6月14日です。何の日かって?実は日本デー(Japantag)なんです!詳細は下のバーナーをクリックしてください。Duesseldorfには日本人が約6千人住んでいることは前にもブログで書きました。つまり日本の企業が集まる都市でもあり、日本料理店はもちろん、日本語の通じる病院、美容院、そして日本の書物や雑貨、食料を販売するお店もあります。その街で、年に1回、いわゆるお祭りがあります。このお祭りの目的は、日本の文化をドイツの皆さんに紹介するというものです。例えば、着物を体験してもらったり、活花、書道、武道、漫画、琴や三味線の演奏、そして、たこ焼き(笑)。でも、やっぱり一番のメインイベントは花火です。日本から花火職人を招いて、本格的な打ち上げ花火を披露してくれるんです。ただし・・・・・・、問題は時間です。夜11時から花火大会が始まるのです。何でこんなに遅いのかというと、ここの日没は夜10時!?。だから、完全に真っ暗になるのは夜11時ごろなんです。まっ、それまで待っているしかないですね。終電に間に合わないのでは?という心配があります。でも安心です。ここでは終電と言うのはありません。24時間列車が走っています。でも、深夜の列車はちょっと怖いですけど。誰か付いていってくれないかな~。と言うことで、今日もHagenへの旅日記はお休みします( ̄ー ̄ )・・・。
June 3, 2008
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Hagenの旅日記を連載してますが、今日はお休みします。 昨日は僕のお世話になっている教授(オオカミギャングさん)が引越しを手伝ってくださって、無事すべての荷物を新しい住まいに移しました。実は引越し前にちょっとした騒動があったのです。同じ研究所にいる女性が退職して別の国へ引越しをするというので、その跡地に僕が住むことになっていたのです。そして、その部屋の鍵を僕の職場の机の上に置いてくれることになっていました。しかし、机の上を隅々まで探しましたが、鍵らしいものはありません。おかしいなぁと思いつつ家(旧居)に帰ると、すでにオオカミギャングさんが車を家の前に止めて待っていました。お風呂上りなのか、髪の毛がベタベタに濡れていました(笑)。でも、そんなことは、どうでもいいのです。鍵がないんです。そのことを告げると、ちょっとびっくりした表情()で、その女性のケータイへ電話をかけてくれました。でも、電話に出てくれません。そこで、一旦研究所に戻り、新居の大家さんに電話で問い合わせることにしました。電話帳で大家さんの名前を探してもらいましたが、困ったことに複数の同姓同名が載っていました!?次の手段は、直接大家さんの家、つまり僕の新居に行って事情をお話しをすることにしました。オオカミギャングさんの車に乗せてもらい、新居へ。そこで、オオカミギャングさんが大家さんとドイツ語でなにやらベラベラと話をしていますが、僕にはサッパリ分かりません。それで、何を話していたのかをオオカミギャングさんから伺うと、その女性は今引っ越し先にいるらしいです。でも、まだ部屋の掃除をしていないので、昼過ぎにその女性が戻ってきて掃除をし、その後で部屋の鍵を渡してくれると言うことらしいです。とりあえず、僕の荷物を新居の部屋へ入れるために、再び僕の旧居へ戻り、荷物をとりに行きました。すでに、旧居ではお掃除のおばちゃん(メイドさん)が、綺麗に部屋の片付けをしていました。日曜日だと言うのに、すみません。そして、布団、衣類、本などの入ったスーツケースとカバンを持ち出し、車に詰め込んで、再び新居へ。これで2往復目です。大家さんから合鍵を受け取り、新しい部屋に入ると、案の定、ゴミがまだ残っていました。まだ、掃除もしていない様子。とりあえず、荷物を部屋に入れて、お引越し完了。その後、研究所に戻り、日曜だって言うのに仕事をしていました。すると、その女性が現れ、「19時ごろには掃除が終わるから。」と告げて、帰っていきました。そして、20時になり帰宅すると、まあまあ綺麗に片付いていました。隅々まできれいとは言えませんが・・・・・・。しかも、いらないものは部屋に置いていったらしく、ワイン、テキーラ、そしてウイスキーが置いてあります。強いお酒は飲めない僕にとっては、不要なものなので、テキーラとウイスキーは台所に流しました。ワインはいつの日か飲んでみます(笑)。オレンジジュースもありましたが、去年の8月製造なので、飲んで良いかどうか怪しいです。バス・トイレに行くと、バスローブが置いてありました。僕のタイプの女性が使っていたバスローブなら僕が喜んで使います。でも、今回は捨てることにしました。極めつけは冷蔵庫を開けてびっくり!? ソーセージ、ケチャップ、レモンなどまだ食材が残っていました。僕にこれらを食べろって言うのか?もちろん、全て処分しました。これで驚いてはいけません。今度は冷凍庫を開けると、びっくりして飛び上がりました。なんと、シアノバクテリアの遺伝子が入っているではありませんか!?この女、将来大物になると確信しました。
June 2, 2008
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おはようございます。Hagenへの一人旅記を綴っていく前に、「ここが変だよドイツ人 その2」を書きたいと思います。少し前まではドイツでは暑い日が続いていて、その暑さの中、Essenという街にある博物館に行ってきました。そこでの出来事ですが、一人の女性が展示品の数々を見ていました。ごく普通の30代の女性でした。その女性の足元を見て、開いた口がふさがらなくなったんです|||||||||||||||。なんと、裸足なんです。その博物館のお宝、つまり展示品よりも、その女性の方がすっと印象的でした(笑)。それから数週間後、同じく暑い日にHagen中央駅で列車の時刻を見ていました。すると、20代位の女性がホームからスーツケースを引きながら、こっちにやってきました。なんと、その人も裸足で歩いているんです。5月初旬は暑い日が続き、あちらこちらで裸足の女性や子供たちを見かけました。ただし、裸足の成人男性はまだ見かけておりませんが。何で裸足で街中を歩いているのか?理由は分かりません。足ツボ健康のためかなぁ?では、Hagenへの一人旅記を書いていきます。菜の花畑を抜けると、緑豊かな雑木林があります。その中にWasserschloss(水城)があり、その名の通り水辺に浮かぶ小さなお城です。小鳥のさえずりが聞こえる中、雑木林の中を通っていくと、水の溜まった小さな堀があります。 堀の外からWasserschlossの名は愛称で、正式にはWerdringenと言います。ここは堀の外から眺めても美しいのです。お城の周りを1週出来るお散歩コースがあり、ベンチが置いてあり、そこに腰掛けてゆっくり眺めてもいいでしょう。運がよければリスなどの動物に会えることも。夏にはカエルがたくさん現れるそうで、カエル注意の看板(標識)が出ていました。 メガネ橋を渡ると、そこには石造りのお城が天高くそびえ建っていました。Hagenという街は考古学と化石の町でも有名で、発掘された貴重品や資料などが展示されている博物館もここに併設されています。そこの一番の見所はマンモスの展示です。この日は、博物館へ立ち寄っている時間がないので、またの機会に訪れることにしました。 ぽんすけとWasserschlossお城の中に入って、びっくり!鎧が入り口に立っていたのです。階段の前にいたおじさんに「入場料はいくらですか?」と尋ねると、「タダだからゆっくり見て行って」と返事が。タダって聞くと嬉しいですよね。その中には様々なジャンルの絵画が展示されていました。でも、お城の中はすでに改築されてしまって、その当時の面影はなかったです。 お城の窓は素敵です。この日、お城の中を散策していたのは、僕一人だけ。他の人はと言うと、お城の外に併設された喫茶店でアイスクリームを食べていました。花より団子はどこの国でも共通です。つづく。
June 1, 2008
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