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いや~、今日は暑かったです。日中は28℃まで気温が上がりました。クーラーを入れて、やっと23℃まで下がってくれました。でも、ドイツにしては珍しく湿度が62%もあり、少し蒸し暑さを感じます。今まで肌寒い日が続いていましたが、今日になってやっと夏が来たという感じです。今日はドイツの職人さんを紹介したいと思います。『フラクトゥール(Fraktur)』って聞いたことありますか?でも、皆さんなら、これをどこかで見たことがあるはずです。フラクトゥールとは、昔のドイツ文字のことで、第二次世界大戦終戦ごろまで、印刷物などに使われていました。(左からA, B, C, D・・・)今では博物館や何かの看板、そしてビールのラベルなどで見ることができますが、これらの文字を書ける人は随分少なくなりました。今、突然思い出しましたが、ドイツ語の先生が大文字を書くとき、確かこのフラクトゥールを使っていました。そして、定期券にぽんすけさんの名前を若い従業員さんに書いてもらいましたが、名前の頭文字(つまり大文字)はフラクトゥールを使っていました。ドイツ人って、本当にクセのある字を書く人が多いのですが、おそらくフラクトゥールなまりが今でも抜けないのかもしれませんね。 上の写真のおっちゃんが、今では数少なくなったフラクトゥールを完璧に書ける人です。例えば、レストランのメニュー、ポスター、そしてラブレターもフラクトゥールを使って書いてくれるそうです。1文字書くのにどれぐらい時間がかかると思いますか?このおっちゃんのペースだと、アルファベット1文字書くのに、10~20秒かかっていました。本当に1文字1文字丁寧に書いていくのです。最後の1文字で失敗したら、発狂してしまうことでしょう・・・・。次は加治屋さんです。足踏み式のポンプ(ふいご)で空気を送りながら、石炭を真っ赤に燃やして、その中に金具を入れて軟らかくし、金槌で叩きながら形を整えていきます。今では機械が全てやってくれる作業ですが、特注品のハサミや工具などは今でも職人さんの手によって作られているらしいです。 ちなみに右上の写真の人は、女性です。加治屋さんはちょっとした空き時間を利用して、アクセサリーなどの工芸品を作っているみたいです。彼らの作ったアクセサリーは、年齢を問わず大人気だそうで、どんどん売れていきました。やっぱ、人の手によって丁寧に作られたものは、職人さんの想いがアクセサリーに込められているようで、少々高くても買いたくなりますよね。ちなみに、僕は買いませんでしたが、1つ13ユーロで売られていました。 まっ、このように、ネックレス(そういえば・・・今、ペンダントって言わなくなりましたね?)、指輪などの装飾品から、油絵、陶器などのインテリア品まで幅広く販売されています。名前の知られていない職人さんですが、それぞれの人の個性が作品に現れていて、思わず買ってしまいたくなりますね。実は、ドイツに来た当初は、お金に苦しんでいたので(爆笑)、何も買いませんでした、いや、買えませんでした。 ぽんすけさんは、化学薬品、DNA、タンパク質などを作る技術はもっていますが、これらを一般人に売ることはできないので、ちょっとした小遣い稼ぎができないのであります。終
July 29, 2008
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こんにちは。最近あることを始めました。それは何かと言うと、ドイツ語の勉強です。僕の仕事、つまり化学・生物の研究に関しては、科学分野の共通言語である『英語』を使って、仲間やオオカミたちとコミュニケーションをとっているので特に問題はありません。しかし、研究所から一歩外へ出ると、ドイツ語ができないと、生活に不便を感じます。Muelheimはドイツで2番目にご老人が多く住んでいらっしゃる街だそうです。それはご老人にとって住みやすい街であると同時に、この街には観光名所なんて言うものは無く、海外からの観光客なんて訪れないような場所です。したがって、スーパーやレストランなどで、英語を話してもほとんど通じません。そのため、ドイツ語の習得の必要性を日々感じていたところです。さて、大学時代に2年間ドイツ語を勉強していましたが、その当時はドイツ語が将来必要になるなんて夢にも思いませんでした。時が過ぎるにつれ、一生懸命覚えた単語も文法も段々忘れていき、今ではせっかく学んだことが水の泡と化してしまったのです。何かを再び始めたり、新しいことを始める場合、何らかのモチベーションが必要ですよね。ドイツ語の参考書を家から持ってきましたが、1人で勉強していてもつまらないし、活発に勉強しようなんていう気分にはなれませんでした。ドイツ語よりも、英語の上達の方が仕事上重要ですので、もしそのような生活に支障がないなら英語の勉強に専念したいというのも本音です。そんな時・・・・・・・、運良くドイツ語の先生がわざわざ研究所を訪問してくださって、僕のような外国人たちにドイツ語を教えてくださることになったのです。最初は簡単な打ち合わせ、つまりガイダンスをすると聞いていたのですが・・・・・・。ところがなんと、いきなり授業を始めたのです。ドイツ語の辞書も文法書も何も持ってこなかったので、本当に困っちゃいました。僕は4月に入ったばかりの新人で、ドイツ語はほとんどしゃべれません。でも、この研究所に2~3年以上いる人たちはまぁまぁ上手にしゃべれるのです。この授業を通じて痛感したことがあります。それは、ドイツの教育システムは、『できる人のペースに合わせて、授業が進行する。』ということです。したがって、僕のようなビギナーなんて無視されて、できる人のレベルに合わせて講義が進められたのです。さっぱり講義内容が分からず、何も得られないまま授業が終わってしまいました。僕とほぼ同じ時期に入ったあのインド人女性も、「さっぱり、授業についていけない。」って、ぼやいていました。こんな感じで授業が進められたので、正直なところ、早く授業が終わって欲しかったです(笑)。次回から、もし可能なら、授業に出たくないのですが、1つ悩む事があります。それは出席者の数が少なく、今日講義に出たのはわずか6人です(前回は10人以上いましたが・・・)。あまり人数が少なくなると、わざわざ遠くから足を運んで講義をしに来てくださった先生に申し訳ないような気分になります。だから、授業に出たくないと言う反面、出なくては申し訳ないっていう気持ちでもあり、なんだか複雑な心境です。さぁ、ぽんすけさん、どうする?
July 28, 2008
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こんにちは。前回のブログですが、あれはぽんすけの冗談であることに気付かれましたでしょうか?おそらく、ほとんどの方が気付かれていると思いますが、あれはMuelheimのBroich城で行われたお祭りの風景です。Muelheimは今年で200周年目(確か200周年と言ってたはず・・・)を向かえたそうで、いろんなイベントが各地で催されています。野外コンサート、キルメス(移動式遊園地)、お祭りなどなど・・・・。さて、Broich城で開催されるお祭りは年に3、4回あり、次回は8月の下旬に行われます。詳しい日時が分かれば、ブログ上でお知らせします。Muelheim在住のspeldorfさんに教えていただいたのですが、民族衣装または戦士の格好をしていくと、無料で入場できます。僕も次回は民族衣装で参加しようかどうか考えているところです。今日はもう少しそのお祭りについて書いて行きたいと思います。今回は、パンの話題です。今では電気オーブンの普及により、町のパン屋さんでは当たり前のようにオーブンでパンを焼いて売っています。それは、日本でも同じです。でも、このお祭りはちょっと違うのです。つまり、このお祭りは、中世の時代にタイムスリップすることが目的ですので、パンの焼き方も中世の時代と同じように再現されています。 左のおっちゃんがパン職人さんです。調理服や帽子も中世スタイルのファッションで、かっこいいです。このときは、クレープを焼いていました。右の写真の煤で黒焦げているものが、パンを焼く釜です。 このお店以外にもパン屋さんがあり、煙突から煙がプカプカ出ていました。 これが焼きあがりのホカホカのパンです。とっても美味しそうですね。美味しいのはパンだけではありません。すごく長~~いソーセージ、陶器でできたジョッキで飲むビール、そして怪しいお酒も売っていて、見ているだけで楽しめてしまいます。 昨日、日本人の皆さんと一緒に、市内のイタリアレストランで夜の12時前までお酒を飲んでいました。昨日の酒がまだ体に残っているので、少しダルイです。では、また。
July 26, 2008
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ここMuelheimは戦闘地域で、たくさんの兵士がいます。戦に勝つためにも日ごろから、剣術のトレーニングをしていなければいけません。芝生の上では剣と盾を手に持ち、戦いの腕を日ごろから磨いています。 小さい子供だって、戦闘に参加することもあります。そのため、大人が戦術を教えなくてはいけません。でも、幼くして戦に敗れ、命を落とすこともあります。 露店では鎧、かぶと、槍、剣などを販売しています。そして、いつ敵が襲ってきてもいいように、常に装備していなくてはいけません。 安いものだと、20ユーロから買えます。もし、Muelheimにお越しの際は、敵にやられないためにも、鎧の1つでも買っておくことをオススメします。 今日も敵に教われないか不安を抱きながら町を歩くことにします。では、また。
July 22, 2008
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こんにちは。お城巡りのブログも今日で最終回を迎えました。今までお城巡りのブログを読んでくださった皆さんに感謝します。最後を飾るのに相応しいお城はどれかなって考えていたのですが・・・・・・やっぱりこの城ですね。 Neuschwanstein城です。と言うのはウソ。こんな遠くまで行くには長期休暇が必要っす。Neuschwanstein城にはとうてい及ばないですが、NRW州を代表するお城であることには間違いありません。そして、僕の1番のお気に入りの城でもあります(今のところ・・・・・・)。 このピンク色の可愛らしいドーム型のお城がBenrath城です。Benrath城の歴史は18世紀から始まりました。意外にもドイツのお城の中では新しいほうです。Duesseldorf中心部から南に約10キロのところにBenrath駅があります。その駅で降り、歩くこと10分、大きな池が見えてきます。この池が見えたなら、Benrath城はすぐそこです。 池には噴水が勢いよく噴出していて、岸辺には白鳥や鴨などのいろんな水鳥が遊んでいました。この日はお天気に恵まれ、とっても気持ちの良い日でした。さて、この城ですが、1756から1773年にかけてBenrath村に築かれました。Benrath村は1929年にDuesseldorf市に吸収合併され、現在に至りますが、この城の名前のBenrathは当時の村の名前の名残ともいえます。その当時、この城の周りはと言うと、森に囲まれた緑豊かな村、悪く言えば寂れた村でした。では、何でこんなところにお城が建ったのか? このお城は、城主がここに定住する目的で築いたのではありません。では、「何の目的で?」と不思議に思うところですが、実は狩猟の小屋として、また夏の避暑地、いわゆる別荘として建てられたそうです。こんなゴージャスな狩猟小屋兼別荘って、普通の生活を送っている僕には考えられないことです。 まず、この城の隅々まで見ると、細かなところまで彫刻が施されています。特に屋根や窓枠に取り付けられた彫刻は本当に素晴らしく、芸術的価値はかなり高いと思われます。この城は当時の著名な庭師兼建築士のNicolas de Piagageによってデザインされました。庭園も素晴らしく、156 acres(約63万平方メートル)を誇り、今でもその広大な庭と、その両隣に隣接する森が残されていて、のんびり散歩をするのに最適です。 このBenrath城ですが、現在UNESCOの世界遺産登録に向けて、いろいろと検討されているそうです。近い将来、ドイツの城ではWartburg城に次ぐ世界遺産に登録されるかもしれませんね。 ここまでは無料です。はい、タダです。タダのものが大好きなぽんすけさんですが(汗)、お城の外は無料で見て回れます。僕がオススメしたいのは、お城の周りを巡回して眺めてくださいと言うことではありません。お城の外は本当に素晴らしく、十分に楽しめますが、僕がさらにオススメしたいのは、お城の中です。でも、お城の中に入るには、7.50ユーロいります。でも、払って見てください。Benrath城は入城料を払えば、自由に見て回っても良いと言う訳にはいきません。ガイドツアー式になっているのです。と言っても、予約はいりません。この城の脇にあるお土産屋さんに行って、チケットを購入すると、毎時実施されているガイドツアーに参加できます。ただし、ガイドはドイツ語のみです。でも、ドイツ語が駄目な方でも大丈夫。英語で書かれた解説書も用意されています。しかし、その英文の解説書ですが、2部しかないので、早い者勝ちですよ。城内は撮影禁止、そして超高級ブランド品が置いてあるために、盗難防止のために手荷物はロッカーに預けるように指示されます。また、床を傷つけないために、専用のスリッパを履かなくてはいけません(これが、すごく滑りやすいので、転ばないように注意です)。城内の感想ですが、何と表現したら良いのか分かりません。超豪華な部屋がいくつもあり、天使や女神が部屋の壁に舞っていて、絵天井、ドーム型の来賓室などなど、もう開いた口がふさがらなかったです。天使の大好きなThe Alfeeの高見沢俊彦さんの喜びそうなお城でした(笑)。約1時間半のツアーですが、見ごたえ十分です。撮影禁止のため、この城内の光景がお見せできないのがとても残念です。ここで、ぽんすけから1つ提案です。もし、このツアーに参加されるなら、英語ガイドを一生懸命に読んだり、ガイドさんの話を夢中に聞いていたりしたら損をします。ドイツ人はお利口さんが多いから、部屋の隅々を見ないで、話をしているガイドさんの顔をずっと見ています。つまり、西洋人は話をしているときは、話している人の顔、特に目を見ないと失礼なのです。でも、よく考えるとガイドさんの顔を見に来ているのではなく、城内を見学に来ているのだから、少し歩き回って隅々まで見納めておくべきです。僕もそうしました。おまけNRW州のお城を巡ってきましたが、いかがでしたか?でも、ここで紹介したのはほんの一部のお城です。まだまだ、素敵な城がたくさんあります。さて、この日は運良く吹奏楽団の演奏が行われていました。しかし、楽曲にあまり詳しくないので、何の曲が演奏されているのかさっぱり分かりませんでした。でも、1つだけ、曲名が分かったものがあります。その曲はアンコールで演奏されたのですが、「One Moment in Time」です。皆さん、知っていますか?Whitney Houston(ホイットニー ヒューストン)の名曲で、1988年に行われたソウルオリンピックのテーマソングとして作られた曲です。その後、多くのアーティストによってカバーされましたが、僕はElizabeth Urbanczykが歌っているものが一番好きです。このブログでは2回目になりますが、You Tubeのアドレスを貼り付けましたので、もし興味がありましたなら、聞いてみてください。Elizabeth Urbanczyk: http://www.youtube.com/watch?v=JF3rph-PqoUWhitney Houston: http://www.youtube.com/watch?v=8EbYmMb4lR4&feature=related
July 20, 2008
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こんにちは。今日はDuesseldorfにあるJaegerhof城について書いていきたいと思います。Jaegerhof城に向かうため、トラムに乗っていました。すると後ろから3人の人がやってきました。彼らは無賃乗車の客を摘発する(と書くと大げさかもしれませんが)ための係員なのです。この時、彼らの姿を見て、慌てて停留所で降りようとする40代ぐらいの男性がいました。彼らは決してそのような人を逃しません。すばやく捕まえ、切符を提示するよう求めましたが、予想通り無賃乗車の客で、係員と一緒に停留所で降りていきました。一方、通路を挟んで隣に座っていた70歳ぐらいの男性ですが、彼は係員が来ても逃げようともせず、しかも平気な顔をして切符を提示していました。ところが、彼が持っていた切符は、運賃より安い切符を持っていたらしく、彼も摘発の対象となりました。では、彼らにはどんな罰則があるのか?まず、常習性がないかどうか確認するため、身分証明書を提示させます。そして、小型のコンピューターに何やら入力していましたが、おそらく違反者リストに名前を載せているのだと思います。罰則もあり、40ユーロ(約6000円)の罰金が課せられます。日本では手数料無しで車掌から切符を買うことができますが、こちらではそうはいきません。僕は定期券を持っているので大丈夫ですが、でもそのような係員がくると何故だか緊張してしまいます。さて、Jaegerhof城ですが、僕のお気に入りの1つでもあります。昨日のブログにも書いたように、Duesseldorfにあるほとんどの城がピンク色にペインティングされています。この城もそうで、淡いピンク色に塗られていて、そして、入り口には赤絨毯がひかれていて、いかにも優美なお城であることを感じさせてくれます。 入城料を払い、中に入ると代々伝わる宝物が展示してありました。特に陶器、いわゆる皿、ポット、カップなどは素晴らしく、骨董品に興味のある方や、ドイツの名窯マイセンのブランド物に憧れている方には、是非オススメしたいです。と言っても、僕自身、ブランド食器を見る目が全くないので、素人感覚での評価ですが・・・・・・、でも城の主が集めてきたコレクションだから、変なものはないはずですよね。 ここはJaegerhof城というよりもむしろ「Goethe-Museum」として名前が知られているようです。“Museum”、つまり博物館と呼ぶのに相応しく、約5万のコレクションを所蔵しています。でも、その全てを見せることはできないので、その一部が公開されているとのことです。また、代々この城に住んでいた人々の肖像画も展示してあり、油絵に興味のある方も楽しめるお城だと思います。本当に、髪の毛の1本まで細かく描かれていて、多くの優れた芸術家を生んだ国であることが理解できます。 Jaegerhof城は3階建てで、すべてが博物館になっています。そして地下1階にはトイレがあります(そんな事、どうでもいいですね。)。階段を上がるたびに、段々豪華さが上がっていって、最上階の3階はいかにもお城らしい風格の大広間を見ることができます。僕がびっくりしたのは、フランスのストラスブールの風景画や大聖堂のスケッチも展示されていたのです。実は、3年前までストラスブールに留学をしていました。ですから、これらのコレクションも僕にとっては思い出のあるものです。何故、フランスのコレクションがここにあるのか?それは、かつての城主がフランス革命やナポレオンのDuesseldorf訪問に関わっていたからだと推測できます。 Jaegerhof城の無料パンフレットをもらってきたので、ちゃんと翻訳してブログを書きたかったのですが、うまくまとめきれず放棄してしまいました。なんだか自分の感想ばっかり述べて、全くお城の解説をしませんでしたが・・・・・・。一見は百聞にしかず!もし、Duesseldorfにお越しの際は、是非ここに行って見てください。と言ってごまかすしかないですね(笑)。次回は、お城巡りのブログの最終回です。最終回に相応しい素晴らしいお城を紹介したいと思います。お楽しみに。
July 19, 2008
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お久しぶりです。今日は、Duesseldorfにあるお城の1つ、Kalkum城について書いていきたいと思います。Duesseldorf中央駅からUバーンと呼ばれる地下鉄と路線バスを乗り継ぐこと約1時間、Kalkum城に到着しました。Duesseldorf中心部は大きなビルが建ち並び、通行車両も多くて慌しいですが、この城の周りにはそのような中心街の風景は残されていません。本当に静かで、自然が豊かで、空気も美味しいのです。このお城は観光目的で行くのではなくて、のんびり散歩をするために訪れたい場所ですね。と言うのは、Kalkum城の周りは公園になっていて、芝生が茂っていて、小さな池も造られていました。堀の周りをランニングしている人や、犬を連れて散歩している人たちもいます。 Duesseldorfの城の特徴を挙げるとするならば、カラーですね。つまり、色のことです。何故だか知りませんが、Duesseldorfを代表する3つの城は、いずれもピンク色にペインティングされていて、そのメルヘンチックな感じがとてもいいのです。 Kalkum城にかかる橋の手前には、狛犬らしき彫刻が置かれていて、いかにも城を守っているかのようです。ちなみにこのような狛犬ですが、Kalkum城だけではなく、他のお城でも時々見かけます。日本では神社の本殿の前でよく見かけますよね。 ドイツでは、アヒルは縁起の良いものとして見なされているらしいです。それが理由かどうか分かりませんが、Muelheimの商店街で、アヒルをベビーカーのようなモノに乗せて買い物している人を見かけました。アヒルはおとなしくベビーカーに座っていましたが、あまりにも滑稽なので、他のお客さんの注目の的になっていました・・・・・・。次回もDuesseldorfのお城を紹介したいと思います。では、また。
July 18, 2008
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今日はRheydtという小さな町にあるお城のことを書きたいと思います。Rheydt城に向かっている途中、少し旅の疲れを癒すために、駅前のアイスカフェで休憩をとることにしました。以前のブログにも書きましたが、どの町に行っても必ずアイスクリーム屋さんがあります。そして、どんなに寒い日でも、たくさんのお客さんがアイスを食べています。日本ではどちらかと言うと子供に人気がある食べ物ですよね?でも、こっちではご老人に人気があるらしく、お店の約7割は年配の方で埋め尽くされています。 これが、Waldfrüchteというアイスクリームで、5ユーロです。フルーツの下にはモンブラン状のアイスが山盛りになっていて、これを食べたらお腹がいっぱいになります。実物はこの写真の大きさの10倍はあります。あっ、忘れていました、・・・・・・お城の紹介ですねRheydt城は1180年、ケルン大司教Philip1世によって建てられました。ちなみにヨーロッパ各国にあるお城の中には、現在もオークションなどで売買されているものがあります。お城のような歴史的価値のある建造物は、市町村が管理しているものと思われがちですが、でもその一部は一般庶民が所有しているケースもあります。 Rheydt城もかつては、一般庶民(と言えども、大富豪でしょうが・・・)によって所有されていました。特に19世紀には、オークションなどで、一般の人がRheydt城を買い、そこに住んでいました。でも、不思議なことに、新しいオーナーが決まっても、すぐにこの城を売り払うという事態が何度も繰り返されたそうです。つまり、Rheydt城のオーナーが次々と換わっていったのです。この城に何かが出るのかもしれませんね。 問題は、Rheydt城の修復を誰も行わず、どんどん荒れ果てていく一方でした。そこで、1917年、この城をRheydt町が思い切って買い取り、それ以来この町が管理・運営をするようになりました。Rheydt城もきれいに修復され、現在はお城の調度品などを展示した博物館になっています。料金はわずか3ユーロで、見ごたえのある品々を見物することができます。例えば、高級食器、鉄砲、かつてこの城に住んでいた人の肖像画(油絵)、美術品、コレクションなどを見ることができます。内部は撮影禁止ですので、それらの品をお見せできないのが残念です。 この日(7月6日)は陶器市が開かれていて、趣味で作られた陶器をフリーマーケット形式で売っていました。ドイツの名窯「マイセン」とまではいきませんが、個性豊かなお皿、マグカップ、庭に飾る置物などがたくさん販売されていました。そして、ビアーガーデンもあり、僕のオススメのPilsビールが目に入ったので、早速ぐいっと飲んでしまいました。このビアーガーデンでは、ドイツ風BBQも味わえて、とっても楽しいですよ。 そして、このお城には孔雀がたくさん飼われています。雄は1匹しかいないようですが、運がよければ大きく翼を広げている姿を見ることができるかもしれませんね。この日は全く翼を広げてくれませんでした。ここ最近、お城巡りについて連載していますが、どこかで打ち切りにしたいと思います。次回からはNRW州で一番大きな都市、Düsseldorfにあるお城をいくつか紹介して終わりにしたいと思います。では、また。
July 12, 2008
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今日はMönchengladbachにあるお城について書きたいと思います。Mönchengladbachって、なんだかすごく長い都市名で覚えにくいですよね。実はこの都市名には次のような面白いエピソードがあります。当初はこの一帯をGladbachと呼ばれていましたが、ライン川の右岸に同名の街があり、よく間違えられたそうです。そこで、そのような混合を避けるためにMünchen-Gladbachと改名されました。しかし、あのドイツを代表する都市、バイエルン州のMünchen(ミュンヘン)と混合してしまうということで、üをöに変えて、「Mönchengladbach」という地名に変更され、現在に至っております。今日のお城はオススメです。Niers川の近くに位置するWickrath城ですが、本当に素晴らしいお城です。この季節はピンク色の花(おそらくバラだと思いますが)が咲き乱れ、薄紅色のWickrath城と調和しています。 実は本物のWickrath城は1859年に崩壊してしまい、今では残されていません。何故崩壊したのかと言うと、誰もWickrath城を修復しようとせず、長年放置していたために、自然崩壊してしまったのです。その後、同じ場所に、王侯の主馬頭の家が建てられました。ですから、現在この地に建っているのは、正確にはお城ではなくて主馬頭の家ですが、それがWickrath城と現在呼ばれています。 上の2つの写真ですが、同じ建物ではありませんよ。よ~く見比べてください。一番上が東側のお城、その下の写真が西側のお城です。つまり、噴水を挟んで2つの類似したお城が建っております。Wickrath城の崩壊後、王侯の主馬頭の家が建てられたと書きましたが、今でもその役目は果たしていて、このお城の一部は馬小屋になっています。そして、城公園内には乗馬コースも設けられていて、乗馬を楽しむこともできるそうです。 馬小屋は外から見学できて、毛並みの美しい馬がたくさんいました。動物は馬だけではありません。水鳥も多く生息し、この日は天気が良かったので、水鳥一家(親鳥と小鳥)が城公園の中を散歩していました。ここのオススメは、お城のレストラン&カフェです。天気がいい日にはドイツ人の皆さんは外で食事をしていますが、このレストランに限ってはどんなに天気が良くても、店内で食事をして欲しいです。その理由は・・・・・・ 上の写真を見れば、もうお分かりですね。店内はまるでお城のような豪華な内装になっているのです。シャンデリアがとってもお洒落で、冬には暖炉も炊かれるらしく煤で黒くなっていました。大人数用の広間では、大きな油絵が飾られていて、食事の雰囲気を盛り上げてくれます。ウエイターさんに「店内の写真をとってもよろしいでしょうか?」と尋ねたら、「警察?」って聞き返されました(笑)。ジョークの上手いウエイターさんで、「それとも、どこかの国のスパイではないよね?」なんて言われたりして、とっても面白かったです。写真OKの許可を得たので、店のアチコチを写真に収めました。お客さんはみんな外で食事をされていたので、邪魔することなく撮影ができました♪♪僕が注文したのはアイスコーヒー(2.50ユーロ)です。日本でアイスコーヒーを注文すると、ほろ苦いコーヒーが出てきて、それにミルクやシロップを適当に加えて飲みますよね?でも、ドイツではそうではなくて、よく冷えたアイスコーヒーの上に、ふわふわのホイップクリームがたっぷり乗っているものが出てきます。あのふわふわ感がとってもよくて、コーヒーも香りが豊かで、すごく美味しかったです。また、ここに来たいです。お城の話はこれでおしまい。最近、仕事帰りのビールが旨くて、いつも道草しています(笑)。ビールを飲むと、仕事が終わったぞぉぉっていう気分になって、「今日もご苦労さん、明日も頑張ろう」っていう気持ちになります。ちなみに僕のオススメはPilsビールです。オオカミギャングはAltビールが旨いといってよく飲んでいますが、若者はやっぱPilsビールが旨いと感じるのです。何でかって?Altはドイツ語で「老年・古い」という意味があるからです。なんちゃって・・・な事を書いてしまいましたが、またいつの日かドイツビールについて書きたいと思います。では、良い週末を。
July 11, 2008
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今日はEssen(エッセン)にあるお城を紹介します。Essenは僕の住んでいる街Muelheimの東隣にあり、ショッピングをするためにそこへよく出かけます。このお城へ行くのも簡単で、僕の家の近くのトラムの停留所から約10分、乗り換え無しで行くことができます。このBorbeck城について簡単に説明をしますと、1360年にEssenの西側に完成しました。このお城の裏側には42ヘクタールの大きな庭があり、そこに人口の小川が流れ、野うさぎ、リス、野鳥などたくさんの生き物が生息しています。現在見られるバロック建築様式のお城は1744年に再築れたもので、今ではEssen-Borbeck地区のカルチャーワークの会場として利用されています。1999年からはFolkwang音楽学校としての役割も担っているそうです。 また、このお城で演奏会、ダンス、ジャズなどのイベントも披露されているらしいです。さらに、このお城にはレストランも併設されていて、お城の玄関にメニューが掲げられていました。料理の値段は少し高めですが、雰囲気のとても良いお城の中でディナーが楽しめるから、何かの記念日や特別な日には、ここでお食事をするといいかもしれませんね。 でも、少し気になることがあります。僕がここに来たのは日曜日の夜10時前でしたが、レストランは閉まっていました。もちろん、レストランに入るつもりで来たのではありませんよ。だって1人だもん。ホームページによると、日曜日も22時まで営業しているはずですが・・・・・・。まさか、廃業していないと思いますが、もしここでディナーを楽しみたいと思われている方がいらっしゃるなら、お出かけ前にお問い合わせください。レストランの情報は以下のホームページを見てください。ちなみに月曜日は休業で、それ以外の日は12~14時および18~22時まで営業しているはずです(僕のドイツ語の翻訳が正しければ・・・)。レストランURL(Gastronomie im Schloß Borbeck) http://www.schloss-borbeck.essen.de/gastro.htmお城のURL http://www.schloss-borbeck.essen.de/
July 10, 2008
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7/9 817/8 1377/7 557/6 797/5 757/4 857/3 58こんばんは、ぽんすけです。今までNRW州を代表するお城をいくつか紹介してきました。そして、ぽんすけにとって快挙、いやいや怪挙なことがありました(笑)。左の棒グラフは、楽天ブログ会員の方ならお馴染みですが、会員専用ページを見ると、僕のブログへの訪問者数、つまり1日のアクセス数を表示してくれるんです。毎日、60から80人の方が、僕のブログにアクセスして下さるのですが、不思議なことに7月8日のブログについてはズバ抜けてアクセス数が多かったのです。7月8日に更新したブログは、何だったかと思い調べてみたら、「怪城 ぽんすけ城」のブログでしたぇ~~~。NRW州を代表するお城、Broich城、Vondern城などを紹介した記事を抜いて、ぽんすけ城のブログが、お城巡りのブログの中で最も多く読まれたと言うことになります何故だ~。さて、気を取り直して、お城巡りのブログを今日も書いていきます。今日は、Brüggen城という古城について書きたいと思います。Brüggen城はViersenという小さな町に1289年に建設されました。小さな池の畔に建つ古いお城です。お城の表には芝生が覆い茂っていて、そこでアヒルや鴨がのんびり遊んでいました。昼食に食べようと思って買ったパンを細かくちぎって、アヒルや鴨にあげました。すると、喧嘩しながら食べています。そして、ガァ~、ガァ~って鳴いて、パンを催促してきます。ちょっと余談になりますが、ドイツに来てビックリしたことがあります。それは、カラスがほとんどいないのです。3ヶ月ドイツに住んでいて、Essenという隣町で1匹見ただけです。その理由は、なんとなくですが想像がつきます。日本では生ゴミを路上に置いていますよね。それをカラスが狙って、生ゴミを食べて、どんどん繁殖していくわけです。それに対して、ドイツでは生ゴミを路上に置いたりしません。専用の蓋付ゴミ箱があって、その中に生ゴミを入れるシステムになっています。だから、カラスが生ゴミを突っつくことができないから、カラスの生息率が日本に比べ少ないのだと思います。 すっかり、話がそれてしまいましたが・・・・・。昔は、お城の周りは高い壁に囲まれ、東西南北に監視塔付の門がありました。でも、それらの門は1つを残し、他の3つはすべて崩壊してしまいました。その残された門をくぐれば、古風なレストランが左側にあり、しばらく歩くと芝生に覆われた地に堂々とお城が建っております。 このお城の中は、観光案内所になっていて、この周辺の観光情報やイベント情報を集めたり、地図も入手できます。さらに、自然博物館もお城の中にあり、NRW州に生息している野鳥、動物、昆虫などの剥製を見ることができます。確か大人1人3ユーロだったと思いますが、かわいい小動物を見ることができて、この博物館はオススメです。 鹿の親子 カワウソ クマ オオカミギャング 山猫 鼬(イタチ)お城の中の1~3階部分が、このような自然博物館になっていて、この他にもたくさんの動物を見ることができます。自然観察に興味のある方には是非オススメしたいお城です。そして、お城の最上階へ続く螺旋階段を登ると、360度Viersenの街を一望できる展望台があります。天井が付いているので、雨の日でも安心です。 最近ドイツの天気は不安定のようですね。この時期に新婚旅行や、有給休暇などで遊びに来ていらっしゃる方には少し気の毒のように思います。でも、日本と比べるとかなり涼しい(寒い)ので、避暑地としてはいいと思いますが・・・・・・。では、また
July 9, 2008
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こんばんは。今日は大雨が降った後、一度晴れてきたのですが、また雨が降って、そして今晴れています。このように、ドイツNRW州の天気はとっても変わりやすいので、傘は手放せません。昨日は23時ごろに家に帰りましたが、その途中でイタリアレストランに入りました。昨晩は本当に寒く、テラスでの食事を好むドイツ人達も、あの寒さに耐えられないらしく、みんなレストランの中に入って食べていました。レストランの中は7月だっていうのに、暖房が付いていて、僕は暖房装置にへばり付いて食事していました。あの寒さのせいで、少し風邪気味です。さて、今日はKempenにある古城を紹介したいと思います。KempenはDuisburgから西へ、Duesseldorfからは北西に数10キロのところにあります。そこは典型的な田舎の町で、今でもその当時を偲ばせる建築物がたくさん残っていて、散歩しているといろんな発見があり、楽しいです。いわゆる観光名所はKempen駅を降りてすぐのところにあり、すべて徒歩で見て回れますので、ちょっとした散歩に最適です。さて、右の写真の塔ですが、「The Cow Gate」と呼ばれている北側の門です。城下町へ入る4つの門のうちの1つで、敵の侵入を防ぐ目的で建てられました。この地に最初に建てられたのは1350年で、今残されている門は1896から1898年にかけて再建されたものです。 肝心のお城が建てられたのは、この門が出来てから約50年後で、1396年から1400年にかけて建設されました。このお城の名前(英語名)ですが、「Cologne's electorate country castle」と言いますが、少し長いので簡略化して、「Kempen城」と呼んで親しまれています。ただ、残念なことに1851年にこのお城は焼け落ちてしまったのです。現存するお城は1863年に再建されたものです。1863年から1925年まではグラマースクール、つまりエリート中等学校の校舎として使用され、1929年から1984年までは役所として活用されていたそうです。 このお城には堀が作られていますが、今では水が枯れていて、その代わりに芝生が茂っています。お天気が良ければ、お城を見ながら芝生の上でお弁当を食べたいですね(笑)。Kempenの街は本当にきれいなので、1時間程度の散歩に最適だと思います。特に、ピンク色の教会がこの街のシンボル的な存在ですので、それも見逃せません。またの機会に街の全貌を紹介したいと思います。今日は、お城だけの紹介とさせていただきます。では、また。
July 8, 2008
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こんばんは。 今日は試験的にスペシャルバージョンのブログを書きたいと思います。ドイツに来て、今日で3ヶ月目です。日本にいた頃は3ヶ月って、あっという間に過ぎ去って行ったのに、こっちに来てから時が流れるのがゆっくりのように思えます。そして、今日7月7日に、なんとブログ開設777日目を迎えました。ラッキーセブン尽くしの1日です。それで、何かラッキーなことでもあったのかと言うと、はい、ありました。でも、私事なので、ブログでは言わないことにします。さて、今日のお城は、怪城「ぽんすけ城」をお見せします。ぽんすけ城も、あの日以来、次第に改良が進み、すっかり住み心地のいい部屋になりました。でも、まだまだ殺風景な部屋で、花の1つでも飾りたいところですが、花の手入れなんてしたことがないから、多分駄目でしょう。そう言えば、大阪にいた頃、サボテンを育てていました。水やりを忘れても元気に育ってくれる植物です。でも、枯れてしまいましたが・・・。 部屋のカラーですが、なるべく統一するため、座布団、テーブルクロス、ソファーカバー、カーペットなどは黄緑色にしました。ちなみにバストイレはワインレッドに統一しました。一人では少し広すぎる部屋ですが、家具付きの割りに値段が安いし、トラムと地下鉄の駅は徒歩5分、中央駅には徒歩7分のいい場所に建っているので、文句は言えません。 いつも「大の字」になって寝ています シャンデリアもお洒落ですここに引っ越す前の話ですが、布団を買っておかないと引越し当日眠れないので、引越し前に布団を買うことにしました。でも、ベッドのサイズが分からなかったからどのサイズの布団を買うべきか分かりませんでした。そこで、オオカミギャング(上司)に「布団のサイズが分かんないよ~」って言ったら、「140 cm X 200 cmだ」って応えました。それを信じて、そのサイズの布団を買って、アパートに持ち込みました。ところが、正しくは160 cm X 200 cmだったのです。でも、僕はデブではないので、布団の横幅が140 cmもあれば十分ですが・・・。ちなみに横幅が160 cm なので、背の低い人なら、横に寝ても大丈夫です。今考えると、オオカミギャングが人の家の布団のサイズを知っているはずがないよね?(笑)。あっ、忘れるところでしたが、今日はスペシャルバージョンでした。今日は試験的にYou Tubeを張り付けてみようとしましたが、うまくいかず・・・・・・。なので、URLを貼り付けましたので、興味のある方だけ見て頂けたらと思います。記念すべき第1回目の歌ですが、随分昔に流行った歌です。昔、大阪に住んでいた頃、FM802(関西限定)でよく流れていた曲です。FM802を知らない人にちょっとだけ紹介しておきますと、そのラジオ局のポリシーとしてアイドルやジャニーズの歌う歌は一切流さないのです。またいつの日か、邦楽・洋楽問わず、思い出の曲をブログに書いていきたいと思います。ぽんすけの思い出の曲 URL http://www.youtube.com/watch?v=FfBFLCXWdbM&feature=relatedYou Tubeは2008年7月7日現在有効です。
July 7, 2008
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こんにちは。今日は「美味しいお城」と題してOberhausenを代表するお城を紹介します。実は、このお城は僕のお気に入りの一つで、今までに3回ぐらい行った事があります。さて、お城の外観ですがシンメトリカル(左右対称)で、つまり日本で言う平等院のような造りになっています。ピンク色の壁、白い縁の窓、そして黒の屋根・・・・・全てが調和していて、とってもお洒落なんです。 このOberhausen城ですが、その外観はNRW州を代表するあの豪華絢爛なお城によく似ています。おそらく、それを真似して作ったのかもしれませんね。では、NRW州を代表するお城って何なのか?それは、トリにとっておきたいので、数週間後にブログ上で書きたいと思います。 このお城、内部は美術館になっています。芸術作品は季節ごとに入れ替えられているそうです。ちいさな美術館ながら、入場料が6.50ユーロで、ちょっと高め。ちなみに、僕はまだそこの美術館に入ったことはありません。では、何がオススメなのか?それは・・・・・・ ここです。はい、お城のレストランです。夜はこのようにライトアップもされてすごく雰囲気がいいのです。まさにデートスポットに相応しいレストランです。僕には関係のない話ですが・・・・・・。 窓辺にはいろんな花が飾られていて、とてもきれいです。このレストランでは、大人数のパーティーも出来るようで、大部屋も完備されています。その大部屋ですが、いかにもお城らしい豪華な設定になっています(下写真)。この日は空気の入れ替えのために窓が開けられていたので、運良く窓の外から大部屋の写真を撮ることができました。 ここには、僕のような一般客は入れません。一般客はその隣にある比較的小さな部屋か、あるいは外で食べることになります。最近、NRW州では突然雨が降り出すので、僕は中で食べるようにしています。でも、9割以上のドイツ人の皆さんは外で食べています。 小さな部屋・・・・・と言っても、バカにしてはいけません。雰囲気はとってもいいのです。窓際には可愛い人形が置いてあり、キャンドル、花、そして絵も飾られていて、とってもお洒落なレストランです。外で食べるよりもこの部屋の雰囲気を楽しんで食べたほうが絶対いいと思います。しかも、静かで、さらにこの空間を独り占めできるもいいです。ここのウェイターさんもすごく親切でフレンドリーな人です。英語もしゃべれます。一人で退屈そうにしている僕を見て、時々話しかけてきてくれるんです。日本から来たことを告げると、「おはよう」、「ありがとう」などの片言の日本語を話してくれました。 それで、気になる料理ですが、ウサギ丸ごと一匹が出てきます・・・・・・と言うのは冗談で、ここのパスタがめっちゃ美味しいのです。名前がちょっと長いのですが、「Spaghetti in Knoblauch - Kaperoel, scharf mit Rucola und Parmesan」で、9.90ユーロです。オリーブオイルがたっぷりで若干オイリーではありますが、僕の味覚ではパーフェクトです。ちなみにパスタはこのメニューしかありませんので、「スパゲティーを下さい」と言えばいいです。食後はお城の裏庭で散歩するのがいいですよ。そこにはたくさんの野うさぎがピョンピョン跳ねているので、見ていて楽しいですよ。小さくて、目がまん丸で、とっても可愛いです。人の姿を見かけると逃げていってしまうので、静かに歩かないと見られませんよ。では、次回をお楽しみに。
July 6, 2008
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おはようございます。今日はHagenにあるHohenlimburg城について書きたいと思います。ちなみに、この旅日記は5月12日のものです。Hagen中央駅から私鉄に乗り、Hohenlimburg駅にやってきました。でも、このお城への行き方が分からなかったので、近くのピザ屋さんの中に入り、そこのオーナーらしきおじさんに尋ねることにしました。すると、外へ出て、「あそこだ」と言わんばかりに山の頂を指しました。実は、駅前からお城が見えていました。なんと、山のてっぺんに建っているので、全く気付きませんでした。せっかくここまで来たのだから、山を登りお城に行くことに決めました。踏切を渡ると、閑静な住宅街が続き、いかにもヨーロッパらしい街並みです。そして、問題の坂はお城に近づくにつれて、段々厳しくなってきます。この日は本当に暑い日で、お城まであと半分もあるというのに、汗でびっしょり・・・・・・。歩くこと、30分。お城の入り口へ到着。そこで入城料を支払い、門の中へ入ると、Hagenの街並みが一望できました。「こんな高いところまで登ってきたんだ!」って感激しながら、眼下に広がる景色を眺めていました。 砦のトンネルをくぐり抜けると、石造りの立派なお城が姿を見せてくれました。このお城は1240年頃からずっとこの地に建っているんです。 お城の中は嬉しいことにレストラン&カフェになっていたので、そこで旅の疲れを癒すことにしました。よく冷えたヨーグルトの上にたくさんのフルーツがのっているデザートが目に入り、迷わずそれを買いました。ひんやりしたヨーグルトを少しずつ食べながら、お城の雄大な姿を眺めていました。ここで、変なモノが売られているのを発見しました。それは何かと言うと、この写真を見てください。小さくてよく見えないって(笑)? まず左の写真ですが、苺の串刺しです。苺だけの串刺しならOKですが、苺と一緒に刺さっているものは何だと思いますか?実は焼き鳥なんです ゲエ~。苺と焼き鳥の組み合わせって、どうなの? さらに、右側の写真は焼き鳥にヨーグルトの組み合わせです。ヨーグルトの上には刻み葱が添えられていました。日本人がこれらの料理(デザート?)を見ると、ドイツ人の味覚って大丈夫なの?って思ってしまいますよね(笑)。 このお城のもう1つの魅力は塔の上まで登っていけるんです。狭い階段を登り、狭い通路を歩き、塔へ向かいますが・・・・・・。僕、高所恐怖症なんです。だから、しっかりと手すりに捕まってでないと歩けないんです。しかも、細い鉄パイプを組み合わせた超いい加減な手すりで、しかも足元の遥か下が見えるんです。もう、足がガクガクです。この狭い通路で対向客が来たら、もうおしまいです。 でも、お城から見下ろす景色は絶景です。このお城ではいろんなイベントが催されているそうなので、それを狙っていけば、さらに楽しめると思います。Hohenlimburg城はいかがでしたか?次回もドイツNRW州にあるお城を書いていきたいと思います。お楽しみに。
July 5, 2008
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今週から、頼れる男のオオカミギャングが2週間いないので、ちょっと退屈です。日本ではゴールデンウィーク、お盆、お正月といった特定の日にしか長期休暇が取れません。そうですよね?でも、ここドイツでは、自分の好きな季節に好きなだけ休暇が取れるらしいです。ですから、お盆前の大混雑、大渋滞なんていうのはこっちではあり得ないそうです。僕もいつ長期休暇を取ろうか、そしてどこを旅しようか迷っているところです。さて、NRW州のお城巡りですが、今日はKastell Holtenを紹介したいと思います。でも、そんなにスゴイお城でもないので、ここには行かないで下さい(笑)。だったら紹介するなって。 Kastell Holtenの解説ですが、今日は無しです(笑)。実は、マイナーなお城のために、英語の解説が得られなかったのです。そのため、ドイツ語を英語に自動翻訳し、それをさらに自力で日本語に翻訳しょうとしましたが、ドイツ語→英語の自動翻訳が滅茶苦茶なため、さっぱり分からないんです。そのため、今日は写真を見てお城の雰囲気を楽しんでいただけたらと思っています。この日は、仕事帰りにちょっと道草をして、ここまで来たのです。バスを乗り継いで、そして歩くこと数分、Kastell Holtenに到着しました。誰もいないだろうと思っていたのですが、この日は窓が開いていて、あかりが燈っていました。そして、お城の中からワイワイガヤガヤ楽しそうな声が聞こえてきました。なんだろう?って思い、窓の外から中をのぞくと、ご老人クラブの方々が楽しそうにディナーパーティーをしていました。確か、昨日紹介したお城では、BBQパーティーをしていましたよね。Oberhausenって言う街は、ご老人クラブのお楽しみ会がたくさん開催されているのですね。 僕ももうすぐ60歳だから、ご老人クラブのメンバーに入れてもらおうかなぁ・・・・・・。年齢詐欺は駄目ですね。次回はOberhausenを代表するお城をご紹介します。では、また。
July 4, 2008
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こんばんは。昨日、Muelheimのトルコ料理屋さんで、お持ち帰りのトルコ料理盛り合わせ(またこんなに食べると太るって言うの・・・・・)を作ってもらっている時の話です。雷がゴロゴロと鳴り出し、雨が降ってきました。そして、雨の勢いは強まるばかりで、やがて土砂降りの大雨になりました。トルコ料理店のおばちゃんが、「持ち帰りはやめて、ここで食べていく?」と聞いてきましたが、夜の10時をまわっていたので、自分の家で食べたいと伝えました。この判断が大きな誤りでした。お金を払って店を出ると、車道が川になっているんです。もう、引き返すわけには行かずに歩きました。おかげでAdidasのスニーカーの中には大量の雨水が浸水!もう、裸足で歩こうかと思ったけど、雨で流された大きな犬のウ○チを踏んだらゲームオーバーなので、そのまま歩きました。今までの経験から、ドイツNRW州が大雨になる傾向がつかめました。大雨の数時間前、厚い雲で空が覆われます。大雨の30~60分前には強い風が吹き始めます。そして、数10分前には雷の音が遠くから聞こえてきます。こうなったら、高い確率でスコール並みの大雨になりますので、早めに非難したほうがいいでしょう。僕がここに来てから月に2~4回はこのような大雨が降ります。さて、今日からOberhausenにある3つのお城を紹介します。OberhausenはMuelheimの北側に接した街で、Muelheim Hbfから列車(DB)で3駅でOberhausenの中心街へ行けて、またバスやトラムでも行けます。Oberhausenの発音はオーバーハウゼンのはずですが、列車などのアナウンスではウーバーハウゼンと言っています。ドイツ語ってよく分からんです。今日のお城はオススメです。その名前は「Burg Vondern」って言います。もちろん、日本で市販されているガイドブックには紹介されていませんので要チェックです。 まず、ロケーションが申し分無しです。Burg Vondernは民家から少し離れた林の脇にポツンと建っています。その背後には小さな山があり、その前には静けさに包まれた草原が広がっています。この日は、ご老人クラブの皆さんが、このお城でBBQパーティーをされていたそうで、僕が行った時にはその後片付けをされていました。あと1時間早ければ、ご老人に紛れこんでBBQが食べれたのに~。ご老人の1人が「こんわちわ」って言ってきましたが、おそらく「こんにちは」の事だと思いますが(笑)。僕ってそんなにジャパニーズな顔をしているのかなぁ?顔を見ただけで日本人って分かるそうです。 それはいいとして、このお城について簡単に解説したいと思います。このお城は13世紀からここに存在しているのだろうと推定されています。現存しているBurg Vondernの門と南側の壁は16世紀になってから建築されたものと考えられていて、敵陣の攻撃を遮るために頑丈に造られています。 門をくぐり抜けると小さな広場があり、その奥にお城の中心部、Haupthaus(母屋)があります。現存のHaupthausはバロック建築様式で、17世紀後半に建てられたものだそうです。Burg Vondernの周りには堀が巡らされていて、今は水が枯れていますが、その当時は深い堀がお城を囲んでいて、敵の進入を防いでいました。このお城ですが、毎週木曜日の18-19時にはガイドツアー(おそらくドイツ語onlyだと思いますが)もあるそうです。小さなお城ですが、見ごたえはあると思いますよ。さて、Oberhausenを代表するお城、Burg Vondernはいかがでしたか?僕の隣町にもこんな素晴らしいお城があるんですよ。次回もOberhausenのお城を紹介したいと思います。では、また。Burg VondernURL: http://www.burg-vondern.de/burgvondern/TEL :+49 (0)208 896297e-mail: burg-vondern@t-online.de (2008年7月3日現在)
July 3, 2008
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こんばんは。昨日と今日はめっちゃ暑かったです。とうとうドイツも春が終わり、夏になったのかなって思わせるぐらいです。さて、今朝、ロシアからの研究員とおしゃべりをしていました。そのときの話を少し書きます。彼女のご主人はペルー人で、まさに国際結婚ですね。それで、そのご主人ですが、日本の大ファンだそうです。「うちの主人、日本のカルチャーにすごく興味を持っているの。特に、けんしんむらのファンなの。」と言いました。けんしんむら?はて、そんな日本人いたかなぁ? で、もう一度聞きなおすと、「チャンバラで有名な人。」のような説明を付け加えてくれました。ここは想像力を働かせて、「上杉謙信だ。」 と言うと、彼女は首を横に振り、違うと言いました。もう一度、考え直すことに・・・・・けんしんむら、けんしんむら・・・・・・・ 志村けん!?チャンバラって、もしかしてバカ殿のこと? そこで、まさかとは思いましたが、「志村けん?」って聞くと、「Ya, Ya, Ya・・・・・・」と言うではありませんか!? これまた、マニアックな人もいるもんだ! それで、「あのコメディアンがすきなの?」って尋ねると、いやいや違うと言いました。結論から言うと、漫画の主人公の一人のファンだと言うことでした。とんだ勘違いでしたが、ペルー人で志村けんを知っている人はどれぐらいいるのだろうって考えながら、仕事をしていました(笑)。さて、本論に入ります 昨日はMuelheimを代表するお城、Broich城を紹介しましたが、この街にはもう1つお城があります。Broich城と比べると有名ではありませんが、魅力的なお城なんです。その名前はStyrum城といいます。 僕がMuelheimに来て間もない頃、ここを訪れました。したがって、写真も今年の4月に撮ったもので紹介させていただきます。ツタで覆われたお城で、少し古めかしい感じがします。でも、内部はすごく豪華絢爛なんです。実は、このお城、高級レストランなんです。と言っても、すごく料理の値段が高いわけでもなく、リーズナブルな料金でディナーが楽しめます。いかにも、レストランに入って、食事をしてきたかの書き方ですが、まだここの中に入ったことはありません。だって、一人でこんなレストランに入れないでしょ?友達の誕生日や、彼女とのデートに行くような場所ですよね。料理のメニューやお城の屋内の写真はホームページで見ることが出来ます。あとでアドレスを教えます。 このお城のあるStyrumという地区は、Muelheim市の西側に位置し、フランク時代に大変繁栄した街です。でも、今では静かな住宅街となっています。Styrum城が築かれたのは1067年で、繁栄したフランク時代よりも数百年後に建てられたことになります。Styrum城は緩やかに流れるルール(Ruhr)川の北側の土手にあります。このお城ではレストランでの食事はもちろん、小さな美術展やお祭りの会場としても活用されているそうです。 僕の知る限り、Muelheim市にあるお城はこの2つだけです。今日ご紹介したお城は「Aquarius Wassermureum(水の博物館)」の裏手にあります。この博物館はもともとはレンガ造りの貯水塔で、一際高くてよく目立つので、それを目印に行けば見つかると思います。お城の見学という目的で行くと、ちょっとガッカリすると思います。むしろ、ディナーを楽しむ目的で行かれたほうがいいでしょう(ぽんすけの個人的意見と思わせて、ひそかにディナーの感想を聞きだそうとしているところが、やらしいです)。Styrum城のホームページです。http://www.schloss-styrum.com/start.htm
July 2, 2008
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こんばんは。今朝、ある人に出会いました。その人、日本人です。性別は女性です。そして、僕の知り合いです。ブログを読んでいる人の中に、「えぇっ!」って悲鳴をあげていらっしゃる人がたくさんいると思いますが(笑)。その人、日本から遥々彼氏を追っかけてドイツまで来てくれたんです。すごいでしょ?しかも、3ヶ月間(ビザ無しで最大3ヶ月間ドイツに滞在できます。)、Muelheimに滞在するんです。ところで、彼氏って誰?って質問が聞こえてきました。はい、ぽんすけさんです。と言うのは、真っ赤なウソで、僕と同じ研究所で働いている男性です。あぁ、やっぱりなぁって言う声が聞こえてきましたが・・・・・・気のせいでしょうか?。ちゃんとお話しますと(白状しますと)、その人とは偶然街でよく出会うんです。で、今朝も駅前で偶然会ってしまって、これからライン川下りへ行かれるそうです。ライン川下りといえば、ドイツの代表的な観光名所で、すごい絶景だそうです。こんなお天気のいい日に、ライン川の絶景を見れて、本当にうらやましい限りです。僕もいつの日か、イカダを作って、ライン川を下って行きたいと思います。えっ?アヒルのボートの方がいいって?ちなみに、日本から僕を追っかけてきてくれる人は、誰もいません。笑うなさて、予告通り、今日からしばらくの間、お城について書いていきます。記念すべき第1回目は、僕の住んでいる街、Muelheimにある古城、Broich城です。では、早速その城の写真とともに解説していきます(英文の解説書をテキトーに要約します)。 Broich城はカロリング建築様式のお城ですが、ドイツ国内に現存するカロリング風の城の中では最も古いものです。このお城の歴史が明らかにされたのは、1965-1969年にかけての発掘調査です。その調査結果によると、この要塞は883-884年にかけてバイキングの侵略を防ぐ目的で建設されました。それ以降このお城がどんどん成長していったのです。 1200年頃には大きな円形の城壁が付け加えられ、さらに1400年頃にはゴシック建築様式の宮殿が完成しました。ところが、1443年になると紛争が勃発し、ケルンからの軍人約20000人の攻撃により、落城してしまいました。それ以来、復元および修復が繰り返され、お城のオーナーも何度か替わったようです。 築城から1000年以上経った1938年、Muelheim市がこのお城を買い取り、管理するようになりました。その後、第二次世界大戦のために一時的に荒城となりましたが、今ではきれいに修復され、お祭り、演劇、そして野外コンサートの会場として活用されています。 この日はお城で演劇がありました。青空の広がる下で、崩落した城を背後にして、演技が披露されていました。また、Broich城では、たくさんのイベントが行われています。何か面白いイベントがあれば、ブログで紹介したいと思います。では、また。
July 1, 2008
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