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【中間報告】やっと全部の画像を、画像オプションに移動完了でトップページの画像の入れ替えまで終了残るは、他のページの画像入れ替えマダマダ遠い道のり 汗汗(;・_・;)野口争奪戦へ強力切り札!星野SDが獲得へ出馬も!31日にFA宣言する中日・野口 V2補強に“闘将”も動く! 阪神・星野仙一SD(58)=オーナー付シニアディレクター=が、中日・野口茂樹投手(31)のFA獲りへ、バックアップしていくことが30日、明らかになった。巨人、楽天、日本ハムなどと競合する左腕は31日にFA宣言するが、虎の奥の手は中日時代の深い“師弟関係”。直接&間接的に、球団の交渉を支援していく。◇ 3年ぶりとなる虎のFA市場への参戦。V2、そして日本一奪回のカギとなる左腕の獲得へ、切り札はやはり、この男しかいない。31日にもFA宣言する中日・野口の獲得交渉へ、“恩師”星野SDが、球団を全面バックアップする。 切っても切れない深い師弟関係だ。星野SDの中日第2次政権下で、花開いた野口。97年0勝に終わった左腕を、98年には開幕2戦目に抜てきするなど、世代交代の中で闘将がその素質を見抜き、99年優勝の原動力(セMVP)まで育て上げた。いわば長所も短所も、そして性格まで、すべて知り尽くしている関係だ。 すでにV2補強に向け、手塚オーナーは「できるだけ補強計画ができるよう、オーナーとしても努力したい」と全面バックアップを約束。最大20億円ともいわれる資金はもちろん、必要とあらば、星野SDの支援も確実だ。師でもある阪神・星野SDも球団からの要請があれば出馬の可能性もある 交渉における球団へのアドバイスなど『間接的』な支援はもちろん、もつれた場合には、直々に出馬して口説き落とす『直接的』な支援まで―。中日・落合監督との“不仲”などもあり、近年は力を出し切れていない左腕だけに、獲得へのバックアップだけにとどまらず、虎での再生においても、星野SDの存在は頼もしい。「補強しないといけないのは投手。何人おってもええということよ」今月28日のオーナー報告の会見で、岡田監督が宣言したように、日本シリーズの屈辱に燃える今オフ、虎の明確な補強ポイントは、先発ローテを任せられる左腕だ。強固なメジャー希望で、先行きの不透明な井川。そして、来季は38歳を迎える下柳。若手の三東、筒井和らもまだまだ未知数。だからこそ、実績十分の野口が欲しい。巨人、楽天、日本ハムなどが興味を示し、争奪戦が予想されるが、最大のライバルと目される巨人は、FA市場では西武の守護神・豊田が“大本命”。野口に対して、過激なマネーゲームにまで発展する可能性は低い。それだけに、深い師弟の絆も、カギを握る。ハートの部分から、一気に口説く。タテジマを着させる。岡田阪神を影から支える闘将が、常勝軍団誕生へ向け、静かに動き出す。藤川改造!2段モーション対策は下半身強化!甲子園で軽めの調整を行なった藤川。2段モーション禁止に備え、下半身強化に取り組む 阪神・藤川球児投手(25)が30日、来季から厳格に“規制”される2段モーション対策として下半身強化を挙げた。フォームを1段モーションに戻すことは問題なしとしたが、打者との間を取るタメを消し、150キロ超の速球を維持するために今オフは徹底して下半身強化に取り組むつもりだ。◇ 『ど~する、ア○フル』のCMじゃないが、来年のキャンプインは下半身がムキムキ? トラの中継ぎエース藤川が今オフ、下半身強化に取り組む意向を示した。 日本シリーズで無惨な4連敗を喫してから4日目、甲子園球場に姿をみせた藤川は、続木トレーニングコーチを相手に新室内練習場で約30分、キャッチボールなどで軽く汗を流した。 「この3日間、本当に何もしてなかったんで。札幌での試合(ベストプレーヤーマッチ=4日、札幌D)もありますし、軽めにやりながら徐々にリラックスしていこうと思います」 日本記録となる80試合に登板、2年ぶりのリーグ優勝の原動力となった、その肩を十分に休ませる。だが、気になるのは来季から国際ルールに合わせて厳格に適用される2段モーションの禁止だ。 「下半身を強くしないといけませんね。フォームはシーズン中からキャッチボールとかでやっていたんで」。藤川は、踏み出す左足を上げたときに“一時停止”、グラブで一度ひざをたたくようにしてから投げるが、来季からは一連の動作にしなければならない。「タメというより、バッターとの“間”ですね」と藤川。打者との“間”をなくし、同時に150キロ超のキレのある速球を維持するために下半身強化が不可欠と感じたわけ。 11月3日から始まる秋季練習で、岡田監督をはじめとする首脳陣は藤川のフォーム修正対策を練る。走り込みなどの強化と並行して球児改造計画がスタートする。★辻本ついに“御前”登板実現?体も一回り大きくなった辻本(中央)、タテジマの主力へ着実に駆け上がる 9カ月越しの夢が実現する!? D8巡目・辻本の投球を岡田監督はまだ実際に見たことはないが、秋季キャンプがその舞台となる可能性が高い。辻本も「体力的にはだいぶ、ついてると思います。岡田監督の御前登板もある? そうなればいいですね。頑張ります」当初は2月の春キャンプで予定されていたが、足首ねんざで回避となった。ワンダーボーイも胸ときめかせる、指揮官とのブルペンでの初対面。成長した姿を披露したい。
2005年10月29日
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【お知らせ】楽天広場 画像倉庫は、2005年10月27日をもって「新規登録」のみ廃止とさせていただきました。なお既に登録されている画像については今までどおりお使いいただけます。今後は画像オプションに新規登録をお願いいたします。画像オプションは2005年10月27日より、容量を5MBから15MBに増量し、登録可能な枚数が増えましたので、こちらをご利用ください。※なお画像倉庫は、今後廃止させていただく予定です。 大切な画像はあらかじめご自身のパソコン等で保存をお願いします。 時期などの詳細については改めてスタッフブログ等でお知らせいたしますが、あらかじめご了承ください。と言う事で↑ただ今画像の引越しを急いで行なっています!しばらく書き込みに行けないけどごめんなさ~い \(-_-;)
2005年10月28日
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FA左腕・野口獲りに本腰、JPにも興味!オーナーへのシーズン報告後、記者会見する岡田監督。左は牧田球団社長 阪神の岡田彰布監督(47)が28日、大阪・野田の電鉄本社を訪ね、手塚昌利オーナー(74)=電鉄本社会長=へシーズン報告を行った。2年ぶりのリーグ優勝は果したが、日本シリーズでは屈辱の4連敗。雪辱へ、常勝チーム作りを目指して中日の野口茂樹投手(31)のFA補強に本腰を入れる。さらにはオリックスと残留交渉中のJP(パウエル)投手(29)らにも興味を示しており、今オフも積極補強に打って出る。◇オリックスに移って、今季はチーム最多14勝を挙げたJP。岡田監督が興味を示すのも無理はない まさかの4連敗で逃した日本一のザンゲは、最初だけだった。岡田監督と手塚オーナー。両者の話の中心はすでに来季へと向いていた。「日本シリーズに負けた話をしたら、“それは来年の目標にやれ”といわれた」始めに日本シリーズの惨敗をわびた岡田監督を、手塚オーナーは「リーグ優勝、よくやってくれた」と真っ先に慰労した。「ちょっと拍子抜けしたわ」と指揮官が苦笑いしたシーズン終了後のオーナー報告の場。常勝軍団作りへ、まい進することを改めて誓った。今オフも積極補強へ、動く。岡田監督はオーナー報告後の会見で補強ポイントを明確に掲げた。「補強しないといけないのは投手。何人おってもええということよ。やはり投手や。保険やないけど、戦力として持っておくのに投手は大事や」。獲得手段としては「それはFAか外国人」とまで言い切った。かねてから身辺調査を進めていた中日の左腕・野口のFA補強にも「もう名前が出てるやん」と認める発言を行った。ポスティング(入札)システムでのメジャー移籍を希望するエース・井川、最多勝の下柳も来年は38歳と両先発左腕には未知数の部分が多い。まずは3年ぶりのFA補強へ全力を挙げるゆえんだ。外国人補強も米球界の調査に加え、“国内組”の調査も進めている。岡田監督は「新外国人? 新しいかどうかわからんけどな」と、今季日本で実績を残した外国人投手をターゲットにしていることを明かした。今季、オリックスで14勝をマークしたJPもその一人。残留交渉は難航中だが、交流戦での対戦時から高評価だった岡田監督は中村勝広監督には非公式に打診を行っていた事実も判明。また、広島のデイビーとレイボーンの両右腕が、来季は広島と契約を結ばない方向なのもチェック済み。特にデイビーは、来日前の02年には阪神の候補リストに含まれていた。阪神が攻略に苦しんだ他球団の外国人と新外国人の“二段構え”で最終的に候補を絞り込んでいく。この日の報告会で手塚オーナーからも、積極補強へ全面バックアップも取り付けた。常勝軍団作りへ、オフこそ勝負。岡田阪神が動きだした。
2005年10月27日
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一年間、阪神へ心からの応援ご苦労様でした!勢いの差で、負けてしまいましたが戦力的には、同等以上なので来年こそは日本一になるぞ~~その↑為には、パリーグのプレーオフを止める方向で、検討して欲しいね!ロッテが31年ぶり日本一 阪神に4連勝!聖地・甲子園で屈辱の4タテに岡田監督は思わず頭を抱えた。力なくベンチを引きあげる阪神ナイン 日本シリーズは26日、甲子園球場で行われ、ロッテが3―2で阪神を下し、4連勝で31年ぶり3度目の日本一になった。 阪神は最後まで投打がかみ合わなかった。快進撃を続けたリーグ戦の勢いは、消えてしまった。◇ 一回の拙攻が痛かった。赤星が内野安打で出て、鳥谷のバント安打で無死一、二塁とチャンスを広げる。しかしここからクリーンアップが3者連続で凡退し、絶好の先制機を逃してしまう。 これで流れはロッテへ。その直後の二回に杉山がイ・スンヨプに2ランを浴びて、4戦連続で先制を許した。もうこれ以上負けられない状況でまたも後手を踏む展開に、ナインには焦りが募り、空回りを続けた。 四回には先頭の金本に今シリーズ初安打が生まれたものの、続く今岡が三ゴロ併殺打。五回も一死一、二塁と攻めたが、ここも赤星が二ゴロ併殺打に倒れた。ようやく0―3の六回、今岡、代打桧山の連続適時打で2点を返したが、反撃もここまで。矢野が遊ゴロ併殺打に打ち取られた。 迷いなく振ってくるロッテ打線に投手陣は打ち込まれ、打線は実戦感覚の欠如と厳しい攻めに苦しみ、最後まで本来の力を発揮できなかった。屈辱的日本一となり宙を舞うバレンタイン監督な4連敗で、阪神の日本シリーズは終わった。 この屈辱は来年晴らす!必勝態勢で臨んだ第4戦も流れを変えることができず惜敗。 ロッテにまさかの4連敗を喫し、岡田阪神の05年は屈辱の中で幕を閉じた。連覇を目指す来季へ向け、大きな宿題を残しての終戦。 試合後にナインとともにグラウンドを1周しファンへ頭を下げた岡田監督は「また、1つ目標ができた」とロッテへのリベンジを誓った。【ダンカン】虎党のみなさん、1年間お疲れさまでした! 完敗。そして、脱帽! 千葉ロッテの31年ぶりの日本一に心より拍手喝采です。ロッテの選手は決してボビーマジックのタネなんかじゃなくて、一人ひとりキラキラと輝いていたのだ。素晴らしい野球をアリガトウ! 一方、わが阪神はペナントの10分の1の力も出せないで敗れ去った。要因は語ればすべてが言い訳になるので止めておこう。ただし、この4連敗でセ・リーグの優勝が色あせることは、断じてない。それほど今季の阪神は強かった。それだけはおぼえておいてほしい。 3連敗の後、泣き声で激励の電話を下さった虎党の泉ピン子さん。「実は私も阪神ファンなんですよ。ロッテといえば、前身は毎日ですよ。1950年リーグ分立の時に別当や土井垣をもってかれた恨みを晴らさなくちゃいけません(執念深いなあ)」と知的なエールを下さった石坂浩二さん、そして、全国の街中で「ダンカン、たのむぞ阪神日本一!」と声をかけてくれたみなさんに感謝だ。 唯一極悪だったのは、大阪サンスポ名物、越後屋植村徹也運動部長であった。試合前電話で「悪いけどな、ロッテのベンチに行ってな、ロッテのガムと間違ったって言ってやね、先発セラフィニの左指噛みちぎってきてくれるか」という不らちぶり。何はともあれ、虎党のみなさん1年間お疲れさまでした。シーズンオフみなさんが幸せでありますようにと願いながら(植村部長を除いて)甲子園を後にするオレであったのだ。(たけし軍団)
2005年10月26日
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4回表1OUT 満塁から里崎が打ったショートゴロは HDD最高画質で撮ったVTRを1コマ送りにして見たけど“完全にアウト”でしたなのに岡田監督はベンチを出る素振りも無くこんなん↑じゃ~ 士気も上がらなくて当然!!阪神-ロッテ 第3戦 (ロッテ3勝、甲子園、18:16、47753人) 123456789101112計ロッテ010200700 10阪 神010000000 1日本シリーズ:阪神崖っぷち!3戦連続10失点! 4回回表一死満塁、ロッテ・里崎の遊ゴロからの微妙な一塁判定で点を与え、不満げな阪神・下柳(右端) プロ野球の日本シリーズは25日、阪神甲子園球場で第3戦が行われた。 ロッテは二回、サブローの右中間二塁打と暴投で無死三塁とし、ベニーの左犠飛で1点を先取。2死後、連続打席安打のシリーズ記録を更新中の今江が空振り三振。◇ 阪神は二回、今岡の左前打と檜山の四球などで1死二、三塁とし、関本の三ゴロの間に今岡が還り、同点とした。 だが、ロッテは四回、堀、福浦が連続安打。1死後、ベニーの四球で満塁とし、里崎の遊ゴロが併殺崩れとなる間に1点を勝ち越し。さらに今江の三塁内野安打で3点目を挙げた。 ロッテは七回、今江の二塁打などで無死満塁とし、橋本の中前2点打でシリーズ初登板の藤川をKO。さらに福浦の右越え満塁本塁打などで5点を奪い、3試合連続の2けた得点。 ロッテが継投で逃げ切って3連勝。31年ぶりの日本一に王手をかけた。阪神は打線が振るわず、救援投手陣も崩れて大敗。阪神打線の復調のカギを握る主砲・金本 金本のバットからはこの日も快音が聞かれなかった。1打席目は初球から積極的に狙ったが、最後は低めの変化球に泳がされて二ゴロ。2打席目も二ゴロに倒れ、3打席目はヒット性の痛烈なゴロが一塁線に飛んだが福浦の正面で、運にも見放された格好。最終打席も低めの変化球にタイミングが合わず三振に終わった。「連敗のショックはないし、気持ちも徐々に高ぶっている」と話していた金本。2年前のシリーズでは甲子園に戻った第3戦で初アーチをマークし一気に波に乗ったが、その再現はならなかった。阪神の連敗ストップを託されたベテラン左腕・下柳だが ロッテに傾いた流れを断ち切れなかった。二回に8打席連続安打と絶好調の今江を内角スライダーで三振に仕留めるなど無難な立ち上がり。だが、同点の四回一死満塁から里崎の遊ゴロ併殺崩れの間に勝ち越しを許した。一塁手・シーツの捕球と里崎がベースを踏むのがほぼ同時というきわどいプレー。試合後、報道陣から「微妙な判定だったが」と聞かれた下柳は「あれが微妙か」と吐き捨てるように話し、怒りをあらわに。久保コーチも「あれがアウトにならなきゃ、試合にならんよ」とかばった。5回3失点は及第点の内容だが、リードを保っての継投が至上命題だっただけに、悔やみ切れないプレーとなった。
2005年10月25日
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余りにもダメージが大きくお返事に行けなくてゴメンなさい下柳が満を持しての先発!25日に先発の下柳。ベテランらしいピッチングでマリンガン打線を翻弄する いかにも照れ屋の下柳らしい振る舞いだった。甲子園のブルペンで最終調整を行った後、報道陣の質問に「…」。たまたま居合わせた御子柴広報を、“臨時通訳”にしたてて対応してのけた。◇ 「『静かにしておいてほしい』ということでしょう。何もないです」 本拠地開幕となる日本シリーズ第3戦で先発。敵地で史上初の2試合連続の2ケタ失点を喫している。負ければ王手をかけられるという重圧ものしかかる。気負いはないが、集中力は戦闘モードに切り替えていた。 対策もある。この日、朝イチの便で帰阪した久保投手コーチは第1、2戦をビデオで研究。「井川も安藤も悪くなかったけど、真っ向勝負にいっていた。ロッテ打線と波長が合っていた。ムキになって向こうのペースになっていた」という結論を見出していた。 打ち気に構える打者に対して“ガチンコ勝負”を挑む。試合慣れしている方が有利なのも当然だ。「下柳なら、かわす投球ができるんで何とかしたい」と久保コーチ。意気込むマスコミを巧みにかわしたのも、マウンド上での予行演習? 自ら首脳陣に本拠地での登板を志願し、満を持しての先発。今季終盤も井川が取りこぼした後に、必ず好投をみせてきた。岡田監督も「負けた試合の分岐点にあたる。踏ん張れば流れがくるような気がする」と、連敗ストッパーとしての期待を口にした。 今季は15勝を挙げて最年長最多勝に輝いた37歳は、無言実行が信条。シーズン同様、のらりくらりと相手の意表をつく老かいな投球術で、ボビー・マジックすらもかわしてみせる。出番なしで藤川燃えた!ロッテ打線ブッタ斬り宣言!シリーズ初登板を待つ藤川。マリンガン打線をぶった斬る! 阪神の中継ぎエース、藤川球児(25)が24日、マリンガン打線ブッタ斬りを宣言だ。シリーズの開幕2試合は出番のないまま大敗。25日からの甲子園決戦はまさに死力を尽くした戦いとなるが、藤川は「相手を寄せつけない抑え方をしたい」。リードされても登板するスクランブル態勢も整え、対戦成績を五分、いや王手をかけて再び千葉に乗り込むつもりだ。◇ このままでは終われない。いや、絶対に3連勝して千葉に乗り込んでやる。藤川の闘志に火がついた。 「ゼロはゼロでも、相手を寄せつけない抑え方をしたい。1本打たれたら、またコイツもかと思われますから」。 千葉マリンでのシリーズ開幕2試合は、出番がなかった。先発が崩れ、2番手の中継ぎも火に油を注ぐ悪循環。22日の第1戦は橋本が里崎、ベニーに、前日23日は江草が李に本塁打を浴びた。2試合連続の2ケタ失点。『本塁打厳禁』を身上とする藤川は、ほぞをかむ思いで、ブルペンで待機していた。 「2試合で20点…。これで(相手を)見ていなかったらアホでしょう」。穏やかな口調ではき捨てた。マリンガン打線をブッタ斬るイメージはできた。後は甲子園のマウンドに立って三振の山を築くだけだ。 この日、虎ナインは気持ちを切り替えて帰阪し、甲子園で前日調整。藤川を核とする『JFK』は、スクランブル態勢を整えた。久保投手コーチは、7戦目突入を見据えたうえで、リードを許した状況でも3人を投入する意向を改めて示した。「先発で3回、JFKで2回ずつという考え方もあるが、まだそこまではね…。(現時点では)3点ビハインドでもいくというくらいかな」。 ロッテ打線の勢いは、誰しもが感じている。それだけにビッグイニングをつくられる前に流れを断ち切りたい。たとえリードを許していても、藤川が出てピシャリと抑えれば、流れを引き戻すことは可能だ。 シーズン最多、80試合登板の日本記録を成し遂げ、92回1/3で奪った三振は、先発の井川に次いでチーム2番目の139個。「まあ、出たところで思いっきりやるだけですわ。できるかどうか分からないけど、怖がらずにいきます」。窮地に追い込まれたからこそ、ここはもう開き直っていくしかない。セのホールド王の意地にかけても、ロッテを叩き潰す。球児の熱いハートが、虎の魂を呼び起こすはずだ。
2005年10月24日
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マダマダ、猛虎は睡眠中だね7試合しかないから、早く目覚めてくれ~~ロッテ-阪神 第2戦 (ロッテ2勝、千葉、18:16、28354人) 123456789101112計阪 神000000000 0ロッテ11000503X 10日本シリーズ:ロッテ2連勝 10-0! 6回、2ランを放ちガッツポーズするロッテ・サブロー。手前は阪神の安藤投手 プロ野球の日本シリーズは23日、千葉マリンスタジアムで第2戦が行われ、ロッテがシリーズ史上初の2試合連続2ケタ得点で大勝し、2連勝した。 ロッテは相手失策で先行し、六回の3本塁打で突き放した。今江は第1戦から8打席連続安打でシリーズ記録を更新。阪神は打撃が湿り、渡辺俊に4安打。勝機を見出せずに終わった。第3戦は移動日を挟んで25日午後6時15分から、舞台を阪神甲子園球場に移して行われる。◇ ロッテは投打がかみ合って2連勝。一回に敵失で先制し、二回は橋本の併殺打の間に1点を追加。六回は打者9人の攻撃で5点を挙げた。サブローの2ランの後、フランコが右越えに2者連続のソロ。ベニーの二塁打に続き、イ・スンヨプが右中間に2ラン。渡辺俊は打者の手元で変化する球を武器に4安打、無四球完封。阪神は三回無死一、二塁、六回1死一、三塁の好機を逃がした。先発・安藤は中盤から球威が落ち、守りのミスも響いた。 先発の渡辺俊(写真)は阪神打線を4安打に抑え、5年ぶりのシリーズ初登板完封勝利を収めた阪神の金本が2試合連続無安打 ロッテ・渡辺俊の高低をつけた投球に全くタイミングが合わず、外野にさえ打球を飛ばせなかった。「2試合やってるんだから、試合間隔が開いているとか言い訳はできない」と厳しい表情。「マリンガン打線」と呼ばれて打ちまくるロッテを横目に、苦しい打席が続いている。3戦目から甲子園での試合が控えている。「ショックはないし、気持ちは高まっている。千葉に帰ってくる? そうだな」。責任感の強い主砲は、ホームでの巻き返しを自分に言い聞かせるように約束した。五回途中6失点で降板した阪神の安藤 一、二回にそれぞれ1点を失ったが、三回から五回までは低めに球を集めて得点を与えず、味方の援護を待った。しかし、六回、サブローに2ラン、フランコにソロを浴びて気持ちが切れた。続くベニーにも二塁打を打たれて、マウンドを降りた。矢野が「いい投球をしていた」と評したように投球自体は悪くなかったが、2日続けて2けた得点のロッテ打線には太刀打ちできなかった。安藤は「ボールは甘くなかった? 結果論でしょう。立ち上がりは緊張したけど、それはシーズン中も同じ」とうなだれていた。変幻自在の投球…渡辺俊介 ロッテの「サブマリン」、渡辺俊がシリーズでも変幻自在の投球を見せ、猛虎打線を手玉に取った。31年ぶりのリーグ制覇を果たしたチームの勝ち頭にふさわしい、4安打完封劇だった。 その自在さは4番・金本への攻めに表れていた。二回の第1打席は内角の速球を2球続けて追い込み、2球粘られた後は外角低めへの変化球で遊ゴロに。四回の第2打席では低めの球速100キロに満たない変化球で追い込むと、3球目は内角高めへのスライダーで二飛。初対決はコーナーを突き、2度目は高低差に緩急も加えた攻めで、難なく敵の主砲を切って取った。 もっとも直球は130キロ足らずだが、無四球と抜群の制球力があった。バレンタイン監督も「素晴らしい投球だった」と手放しでたたえた。 ロッテの今季の快進撃は、渡辺俊が1安打完封をやってのけ、26-0と大勝した開幕2戦目の楽天から始まった。そして積み重ねた白星は15。プレーオフ第1ステージでは初戦で先発して7回1失点。降板後に逆転負けした第2ステージ第3戦も7回を無失点。ここぞと言うところでしっかり結果を残して見せた。 そして先勝した2戦目でも再び快投。「シーズンと変わらず、平常心で投げることを心がけた。(相手が)慣れていない分、高めの球に手を出してくれたので助かった」。ロッテは勢いに乗ったまま敵地・甲子園に乗り込む。ディープインパクト三冠達成! 4コーナーで混戦を抜け出し菊花賞を制覇、21年ぶりに史上2頭目の無敗三冠馬となったディープインパクト 中央競馬の第66回菊花賞競走(G1、優勝賞金1億1200万円)は23日、京都競馬場の芝3000メートルに3歳牡馬16頭が出走して行われ、1番人気で6戦6勝のディープインパクト(武豊騎乗)が2馬身差で優勝。3歳クラシック三冠である春のGI皐月賞、GI日本ダービーに続き、この秋のGI菊花賞を制したことで、1994年のナリタブライアン以来11年ぶり日本競馬史上6頭目の3歳牡馬クラシック三冠を達成した。 さらにディープインパクトはこれで7戦7勝。無敗の三冠馬となれば1984年のシンボリルドルフ以来21年ぶり史上2頭目となる偉業だ。単勝7番はなんと100円の元返しとなった。◇ 2着には横山典弘が騎乗した6番人気のアドマイヤジャパンが入線し、馬連6-7は1290円、馬単7-6は1320円の配当。3着には3番人気で安藤勝己騎乗のローゼンクロイツが入り、3連複は4-6-7の2730円、3連単7-6-4は7090円の配当となった。 ディープインパクトで見事に無敗の三冠を達成し、主戦の武豊は馬上で指3本を立て“三冠”のポーズ武豊騎手 スタートは五分で出て、デビュー以来最高のスタートが切れた。ただ、行き過ぎないようにと我慢させたが、きょうはかなり行きたがりましたね。1周半の競馬は初めての経験で、賢い馬だから最初の3、4コーナーでもうゴールが来たのだと勘違いしたのでしょうね。 1周目は、とにかくゆっくり走ってくれと思いました。きっと途中で落ち着いて走ってくれるだろうと信じて馬群の内に入れましたが、2周目に入ると、いい感じでリラックスしてくれました。3コーナーの坂もいい感じでしたね。ゴーサインは600メートルを過ぎたあたり。550メートルくらいかな。また“飛びました”ね。あとは、もうゴールめがけて走ってもらうだけでした。 1頭の馬で三冠を取れたのは当然初めてで、いつかこんな馬に乗れたらといつも思っていた。その夢がかなってうれしいです。池江泰郎調教師 勝ってくれると信じていましたが、やはり競馬は何があるか分かりませんからヒヤヒヤでしたね。もう、無我夢中で見てました。馬の状態としては十分落ち着いていましたし、体調も維持できていた。 馬の出来には自信を持って送り出せましたね。レースの最初は引っ掛かり気味だったけど、すぐに落ち着いてリズム良く走ってくれたし、4コーナーを回ったら(先頭で)来てくれるだろうという、その気持ちで信じておりました
2005年10月23日
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自分を含め、皆さんが予想していた通り井川で大敗しました!ロッテの勢いから言って5回裏 0OUT、1・2塁からタイムリーを浴びた時点で試合は決まっていたね!と言う事で、第1戦の勝敗は?答え 井川で負ける自分を含めて、皆さん大正解でいた~(本気で怒る気力も無いね)▼ロッテ-阪神 第1戦 (ロッテ1勝、千葉、18:17、28333人) 123456789101112計阪 神0000100 1ロッテ1000315x 10(7回裏一死濃霧コールドゲーム)ロッテが阪神に10-1 7回濃霧コールド! 5回、ロッテのサブローに2点二塁打を打たれ、マウンドでしゃがみこむ阪神先発の井川 プロ野球の日本シリーズは22日、千葉マリンスタジアムで開幕。前身の毎日を含めて31年ぶり日本一を目指すロッテ、20年ぶり頂点を狙う阪神が対決し、第1戦はシリーズ史上初めて濃霧による七回途中コールドでロッテが10-1で先勝した。 ロッテは今江の史上13人目のシリーズ初打席初本塁打で先手を取り、中盤の集中攻撃で阪神先発・井川を攻略。阪神は五回に藤本の犠飛で同点としたが、先発全員安打のロッテの勢いにのまれた。◇ ロッテが4本塁打を含む15安打で七回途中までに10点を奪い、濃霧によるコールドゲームで大勝した。 一回、今江のシリーズ1号ソロで先制。同点にされた直後の五回、今江の右越え二塁打とサブローの左越え適時2点二塁打で3点勝ち越し。七回には2本塁打で決定的な5点を加えた。 先発の清水は七回まで1失点に抑える好投。阪神の井川は勝負球が甘くなり失点を重ね、リリーフの橋本も持ちこたえられなかった。 7回、霧のため視界不良になり、試合はロッテが10-1で阪神に勝利。シリーズ史上初めて、濃霧によるコールドゲームとなった 井川 2年前の汚名返上? まるでビデオテープを再生しているかのようだった。阪神・井川が5失点でKOされた。シーズン中、何度もさらして来たエースらしからぬ投球。2年前の汚名返上を期した大舞台のマウンドで、再び屈辱にまみれた。 制球が乱れた。一回、今江に打たれた先制ソロは、変化球が高めに抜けた。その後は、毎回走者を許しながらも無失点を続けていた。その粘りが途切れたのが、味方打線が同点に追い付いてくれた直後の五回だった。 濃霧に覆われ試合が中断するが懸命に応援する阪神ファン 先頭・渡辺正に安打を許し、次打者に意表を突かれるバント安打を決められると、もう持ちこたえられない。今江の適時二塁打は高め直球。1死後にサブローに打たれた2点二塁打は真ん中よりのチェンジアップ。前の2打席では変化球に手も足もでなかったサブローに簡単に打たれた。 シーズン終了後、休日返上の練習の取り組み、背中が三塁側に反る癖などを修正。変化球を生かす強い直球を投げられるようにしていた。 後半戦は急追して来た中日戦で1度も勝てないなど、ぴりっとしなかった井川。そんなエースを岡田監督は「1年の総決算だから当然」と開幕投手に指名。選手を信じて使い続ける指揮官の期待にも背を向けた。 2年前のダイエーとのシリーズでは2試合に先発したが、両試合とも不本意な投球に終わった。自らの左腕でモヤモヤを吹っ切ろうとした井川の思いは、またも空回りした。
2005年10月22日
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第1戦 10/22 土 18:15 千葉マリンテレビ朝日 18:00(試合終了まで放送、以降番組、休止・変更の時あり)(番組変更の場合あり)井川が今季4度目の“開幕”投手!今季4度目の“開幕”を任された井川 指揮官からの今季最後の檄に応えてみせる。阪神・井川慶投手(26)が22日、日本シリーズ第1戦の先発マウンドにあがる。シーズン開幕戦、交流戦明けの第1戦、後半開幕戦と、すべてを務めてきた。予告先発を受け入れてまで託された一戦。絶対に裏切らない。◇ 井川が1年間の思いをすべて背負い、マウンドに向かう。エースでスタートを切る。今季貫いてきた形は崩さない。 「今年は開幕から節目節目は、井川が投げてきた。シリーズの1戦目は井川やと伝えた。本人もそのつもりやろ」 岡田監督の信頼は揺るがない。ロッテ側が希望した予告先発を受け入れてまで、“井川で開幕”を力強く宣言した。 シーズン開幕戦、交流戦明けの第1戦、後半開幕戦と節目のマウンドに立ち続けた。2勝1敗と勝ち越してはいる。だが、中日との直接対決で4連敗を喫するなど、大事な試合では、結果を残せなかった。藤川は最終調整を終了 「チームが一番大事なときに投げるピッチャーだから。監督やぼくらも期待している」と女房役の矢野も信頼を寄せる。大黒柱への思いは、指揮官だけのものではない。バックを支えるナインも同じだ。 もう裏切れない。すべてを取り戻す最後のチャンスだ。「言われなくても分かっている」とばかりに口を閉ざしたエース。マウンドで雄弁に語る。★藤川は言葉少な 不動のセットアッパー・藤川は最終調整を終え、緊張の面持ちだ。「あした投げてみないとわかりません。矢野さんのリード通りに投げます」。日本新となる80試合に登板した鉄腕も、頂上決戦の舞台は初とあって、言葉少な。だが、矢野との名コンビで三振の山を築いてくれるはずだ。片岡が『7番・DH』で出場へ…清水とは好相性!守備練習でも軽快な動きを見せた片岡 22日に幕を開けるロッテとの日本シリーズ(千葉)へ向け、阪神ナインが21日、千葉マリンでナイター練習。『7番・DH』で出場予定の阪神・片岡篤史内野手(36)は、日本ハム時代に好相性を誇る清水直を相手に、ベテランの意地を見せつける。◇ ひたすら準備を続けてきたバットを、思い切り解き放つだけだ。男、片岡の出番。ひと振りに賭けてきたベテランが、頂上決戦の舞台に『7番・DH』で名を連ねる。 「気持ちの高ぶり? 徐々にな。スタメンの可能性? がんばるわ」 千葉マリンでのナイター練習を終えると、軽く汗を拭った。相手の予告先発は、右腕の清水直。正攻法で挑む岡田監督が選んだ指名打者は、浜中ではなく、百戦錬磨のベテランだった。 日本ハム時代は“カモ”だったロッテ。清水直とは、通算13打数6安打と抜群の相性を残す。 「パ・リーグ時代は“無敵”だからな。月日は人を変えるけれど、それを一番、実感しとるわ」 FA移籍から4年目。主砲として君臨した華々しいパでの活躍から、阪神では何度も辛酸をなめてきた。今季は代打として、ひと振り稼業の日々。無駄なプライドなど捨てて、悔いのない1打席のために、ひたすら地道な努力を続けてきた。だからこそ、自虐的に聞こえるコメントに、強い決意がのぞく。 今年7月12日。千葉マリンで行われたヤクルト戦では、七回に代打で、走者一掃の逆転適時三塁打。右中間を破る値千金の決勝打で意地を見せたが、「いい思い出? そうやな。がんばるわ」と軽く受け流した。 「短期決戦は、そういう(好相性の)データどうこうじゃない。あっという間に、終わってしまう。自分で感じていくもの。代打の経験が生きる? ここまで来たらやれることをやるだけや」 過去はもう関係ない。待ったなしの頂上決戦。たまりにたまった片岡の意地と執念が、千葉で爆発する。6・3快勝の再現!赤星がシリーズでも口火切る!ナイター練習で渡辺俊のマネをする(?)赤星。相手は誰でもOK。走るだけだ 22日に幕を開けるロッテとの日本シリーズ(千葉)へ向け、阪神ナインが21日、千葉マリンでナイター練習。赤星憲広外野手(29)は、先頭打者安打で清水直を沈めた交流戦(6月3日=甲子園)の再現を狙う。◇ ターゲットは、定まった。予告先発は清水直。イメージが膨らむ。千葉マリンのカクテル光線の中、まっさらな打席へ足を踏み入れる。さあ22日、頂上決戦のプレーボール。猛虎不動の1番・赤星が、シリーズの“核弾頭”となる。 「先頭打者なんで、ビジターだし、一番最初に打席に立つことになる。すごく光栄だし、チームを勢いづけるためにも、塁に出らるかが大きい。出られなくても、切り替えていきますけど」 決戦前夜のナイター練習。敵地に足を踏み入れた赤星が、すがすがしい表情で、意気込みを語った。「シーズン中から、やることは一緒。塁に出てホームに帰ってくることが仕事ですから」。 これまで何度も繰り返した言葉だ。やるべきことはわかっている。6月3日、甲子園。清水直に対し、一回にいきなり左翼へ三塁打。一挙5点の口火を切った。交流戦の“再現”が、シリーズへ強い追い風となる。 「予告先発? もちろん相手のエースですし、清水さんと決まって、何か特別なことはない。これからイメージを膨らませていきたいです」 岡田監督も「いい盛り上がりのためには1番がカギとなる。赤星が最初の打席でいいバッティングを見せてくれれば」と大きな期待を寄せるキーマン。フリー打撃の後、最後まで外野に残って入念に守備練習を行うと、「交流戦のこと? 忘れたよ」と笑った。「頼むぞ、相棒」。バットを軽くこづき、バスへ乗り込んでいった。★阪神Vs清水 6月3日、甲子園で対戦。一回、赤星が三塁打で出塁すると、シーツ、桧山のタイムリー、さらに矢野の3ランで一挙5点。三回には金本の右翼線への適時二塁打で加点。清水は4回、被安打7の6失点で降板。試合は6-6の同点に追いつかれた七回、金本敬遠に燃えた今岡が決勝3ランを放ち10-7で勝利した。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月21日
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井川が千葉の風味方に!マリンガン斬り!甲子園で調整した井川は開幕戦に向け、約60球。千葉マリンで威力を増すチェンジアップを追い風にする ロッテ封じに万全対策や! 阪神・井川慶投手(26)が20日、千葉入りを前に、甲子園球場での投手指名練習に参加。ロッテ打線をシミュレーションし、ブルペンで約60球を投げ込んだ。千葉マリンスタジアムの強風も意識した配球で、チェンジアップの有効性を再確認。先手必勝を期して、22日の初戦マウンドにあがる。◇ 小気味いいミット音だけが響くブルペンで、しっかりとイメージを膨らませた。井川が仮想ロッテ打線をシミュレーションしながら、約60球のブルペン投を敢行。シリーズ開幕登板に向け、最終段階に入った。 「ブルペンに入っている時間が長かった? 実戦形式でバッターを打席に立たせて投げた。1番・西岡からイメージしながら、一回りくらいやな」 ブルペンに入ってから40分後、一緒に出てきた中西投手コーチが内容を明かした。前日(19日)のバッテリーミーティングで得たデータを参考に、実戦モードで感触を試した。ストレートの球威回復は、フェニックスリーグで確認済み。効果的なチェンジアップの使い方に重きを置いた。本人は無言だったが、吉田ブルペンコーチは「中の中くらい」と手応えをつかんだ。 風を味方につけ、その威力を倍増させる。千葉マリンスタジアムは海岸に隣接しており、グラウンドには海風が吹き込む。中堅から本塁方向へ強く吹き、バックネットに跳ね返り戻ってくる。強風は、変化球の曲がりを一定にさせない。コントロールが難しくなる半面、操作できれば打者を惑わすことが可能になる。投球練習中に曲がり幅の感覚をつかみ、操縦していく。投手にとっては向かい風の風向きを、追い風へと変える。 「井川のチェンジアップ? 期待してますよ。交流戦のときは良かったですし」と中西コーチ。5月12日の対戦では、今季唯一の完封勝利をマークした。千葉マリンでは、2戦2勝と相性もいい。 開幕を務め続けてきたエースの準備は整った。あとは22日のマウンドで、その成果を出すだけだ。金本、2年前の反省を胸に初戦から渡辺俊撃ちや!きりりとした表情で敵地千葉へ乗り込む金本。スキは見せない もう隙は見せない! 阪神・金本知憲外野手(37)が20日、ナインとともに空路、敵地・千葉入り。03年の日本シリーズ(対ダイエー)で、第3戦から3試合連発4本塁打をマークした主砲だが、不発だった1、2戦目での“出遅れ”を「少し油断があったかもしれない」と分析。2年前の反省を胸に、届かなかった日本一へアニキが突き進む。◇ 同じ失敗は、繰り返さない。鍛え上げられた肉体、熟練された技術。しかし、何よりもアニキの活躍を支えるのは、強いハート、精神力だ。22日に迫ったロッテとの頂上決戦に向け、ナインとともに伊丹空港に姿を見せた金本は、「一番は、油断せんことや」と、きっぱりと言い切った。 「前回? 少し油断があったかもしれん。気持ちの中で。勝てるんじゃないかというな。シーズンをぶっち切りV? そういうのもあったし。(普段対戦のない)パというのもあったし…。でも実際に戦って、ダイエーは強かった」 金本自身、初の日本シリーズとなった03年のダイエー戦(現ソフトバンク)。シーズンを圧勝した勢いが、鉄人の心にほんの少しの油断を生んでいた。1、2戦は計8打数1安打0打点と、出遅れた。「自分が打たなアカン、打たなアカンとなって、やっと3戦目から打てた」。甲子園に戻った3戦目から、3試合連発、シリーズタイ記録の4本塁打。アニキのバットが3連勝を呼んだ。 「(ロッテは)そのソフトバンクを破ってきたチームやし、実際、交流戦では負け越した(2勝3敗1分け)わけやから。今年はそういうの(油断)は、ないわな」 2年前の“反省”。王手をかけた6、7戦目でも、再び計8打数ノーヒットに終わり、頂点を逃した悔しさ。2度目の頂上決戦では、もう“スキ”は見せない。初戦先発の渡辺俊とは今季交流戦で3打数1安打。いきなり右前打を放っている。公式戦終了から、2週間のブランク。不利といわれる中、初戦から気合十分でダッシュをかけ、そのまま最後の4勝目まで走り切る―。球児がシリーズ7連投も覚悟!フランコに雪辱や!千葉へ向かった藤川。シリーズ7連投も覚悟している 阪神の藤川球児投手(25)が20日、ロッテ・フランコにリベンジを宣言した。22日開幕の日本シリーズ(千葉)から、7連投も辞さない構えで、毎試合ブルペンで待機するつもりだ。◇ やられっぱなしでは終われない。願ってもないチャンスは、日本シリーズで訪れた。空路で千葉入りした藤川が、リベンジすべき相手をロックオンだ。 「フランコにリベンジ? そうですね。やられましたからね。まあ、見といてください。フランコが打席に立ったら、ジェフに代わりますから」 冗談交じりだが、その目は本気。屈辱の夜のことは今でも忘れない。6月3日の甲子園。2点リードの七回に、同点2ランを許した相手だ。前日にはソフトバンク城島にも一発を浴びたばかり。今季は5発打たれたが、連続被弾は最初で最後だった。 「全試合ブルペン? そのつもりですけど。先発ががんばってくれるのが一番。いい形でつなげたい」。リベンジに備えて、全試合ブルペンで待機。80試合に登板した鉄腕は「連投といっても、日は開くんで」と、最大7連投も辞さない構えだ。 「楽しみといえば、楽しみ。でもどうなるか、投げてみないと分からない。早く1球投げたいですね」。小さな不安と大きな期待を胸に、球児は雪辱のマウンドを待ち望んでいる。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月20日
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赤星が西岡を“無視”…セ盗塁王のプライドちらり!セパ盗塁王対決にも、自分のスタンスを保つという赤星。ロッテ・今岡を“無視”する 阪神・赤星憲広外野手(29)と、ロッテ・西岡剛内野手(21)の一番打者対決に注目の集まる今シリーズ。5年連続盗塁王の赤星は無視の構え決め込んだ。◇ パの盗塁王から届いた“挑戦状”も受けて立つ!! 5年連続でセの盗塁王に輝く赤星が、シリーズへの意気込みを短いフレーズに込めた。 「がんばります、ガンバリマス、頑張ります」 これまで報道陣の取材に気さくに応じていたが、対戦相手が決まると急変。質問に立ち止まることもない。多くを語るのをやめた。大舞台を3日後に控え、本番モードに入った証だった。 プライドがちらりとのぞく。相手は41盗塁を挙げ、プレーオフ第2ステージでは、5度すべて成功させている。「いい選手ですけど、別に西岡と対戦するわけじゃないんで」。同じ打順の選手を意識している赤星だけに、気にならないわけじゃない。相手の力量を認めた上で、“無視”も決め込んでいる。 雪辱の相手でもあった。セ初の3年連続の60盗塁も、ロッテ戦ではわずか1盗塁だけ。今季11球団に対して盗塁を決めているが、ワーストだった。2年前のダイエーとの日本シリーズでも、負傷した影響もあって1盗塁に終わった。今度こそ、セ界の盗塁王の看板を輝かせてみせる。 10勝投手を6人要するロッテとのシリーズは、投手戦が予想されるだけに、正田打撃コーチも「赤星がカギになる」と断言する。開幕直後の打席についても「シリーズを左右? プレッシャーがかかるけれど、そのくらいの気持ちでいかないと」と赤星。日本一を占う打席の重圧も、追い風にするつもりだ。 17、18日のシート打撃では4打数無安打だったが、この日は甲子園のブルペンに入って、目慣らしを敢行。打って、走って、得点につなげるのがレッドスター。ライバルの挑発を尻目に、黙々と20年ぶりの頂点へ突っ走る。今岡“マリンの風打法”…状況に応じて右へ左へ!千葉の風を味方に! 状況に応じた打撃でチームに貢献するという今岡。打点王のバットがロッテを痛打する 千葉マリンの風も“味方”に変える。阪神・今岡誠内野手(31)が19日、甲子園合宿を打ち上げ。シリーズは、強風で有名なロッテの本拠地で幕を開けるが「(状況に)マッチしたことをやらんとダメだから」と話した。抜群の勝負強さを誇るセ打点王のバットが、不利な状況も追い風とする。◇ 何も特別なことをするわけじゃない。強風も天候も、すべて含めて、状況に対応する、ということ。20日の千葉への移動を前に、甲子園合宿を打ち上げた今岡は、「千葉が風が強いことはみんなわかっている。だけど、試合をやるときの状況が大切。そのときに応じた選択をしたい」と頼もしく話した。 「マッチしたことをやらんとダメだから。(その日の風速が)5メートルなのか10なのか、20なのか。いつも同じじゃない」 甲子園でも他の球場でも、今岡にとってスタンスは変わらない。右翼へ強風が吹いているなら、右方向の打球が伸びるのは当然。例えば最低でも犠飛を打ちたい場面で、左翼へ引っ張っても戻される。それなら、おっつけて右を狙う。難しく考えるのではなく、素直に風を利用すればいい。 「勝ちたいのはもちろんだけど、理想を追い求めるより、まずその時その時の仕事をしっかりやることが大事だと2年前(のシリーズ)感じた。ランナーを進めたり、単純なことをしっかりとできないと、勝てない」 今季、脅威の147打点を稼いだバットだが、すべては、状況に応じた打撃の積み重ね。どうすればより確実に、点が入るか―。強風も、その判断材料の1つだ。 特に相手は、強力投手陣を誇るロッテ。1点の重みは大きい。「右投手がそろっているし、1枚、2枚じゃない」。だからこそ「内容は関係なく、1点でも相手を上回ること」にこだわる。 この日はブルペンにも足を運び、生きた球で目を慣らした。「目とタイミングとポイント。後はロッテの投手に、どう対応するか」。腕をぶす打点王のバットが、虎にとっては不利な条件も、勝利の追い風へ変える。西岡潰せ!岡田監督が『打倒・ロッテ』を豪語!甲子園での日本シリーズ合宿を打ち上げた岡田監督(右)。打倒・ロッテを豪語した 西岡は封じ込めたる! 阪神・岡田彰布監督(47)が甲子園での日本シリーズ合宿を打ち上げた19日、打倒・ロッテを豪語した。スコアラーからの情報をチェック後、ロッテの1番・西岡剛内野手(21)を要注意とした上で、「無駄な四球を出さんかったらええ」と、自信を見せた。チームは20日に千葉入りする。◇ 封じ込めたる! 抑える自信があるからこそ、名前を挙げた。ターゲットはズバリ、西岡だ。 「やはり、1番、3番やろな。プレーオフも大事なとこでな。1、3番を出すとな」。甲子園でのシリーズ合宿の打ち上げ。プレスルームでロッテ対策を語った岡田監督の口から、西岡、福浦の2人の名前が出た。続けて「福浦もカギを握ってるが、西岡を塁に出さんことや」。1番・西岡の出塁を阻止することが、20年ぶり日本一への、最大のポイントと明かした。 日本シリーズの相手がロッテと決まり、阪神も本格的な対策に着手した。 前夜、合宿中の大阪市内宿舎で帰阪したスコアラーの情報をもとに作戦会議。この日の練習前には、バッテリーミーティングが行われて、ロッテ打線の傾向と対策が練られた。 パの盗塁王でもある1番・西岡が出塁してかき回す。そのチャンスを3番・福浦が広げて、ベニー、フランコの両外国人がかえす。阪神とタイプの似た“つなぎの打線”。それだけによーく見えてくる。阪神で1番・赤星が生命線なのと同様に、西岡を封じれば出鼻を挫ける。分析した上で勝算は十分あり、と指揮官は豪語した。 「西岡も交流戦の時は4割近い打率やったけど、最後はそれほどやなかった(最終打率.268)。ひとつの四球とかで塁に出さんのが一番や。攻め方言うても最終打率見たら、そんな打ってないわけやからな」 無駄な四球などミス絡みでの出塁さえなくせば大丈夫、というわけ。飯田スコアラーも「西岡は打つ方の技術はそう高くない。四球を出すのが一番アカン」と口を揃えた。 1番勝負なら、負けるわけがない。こちらには5年連続盗塁王の赤星がいる。「1番を警戒? そら向こうの方がそう思ってるやろ」。岡田監督が挑発気味にニヤリとした。同じタイプのチームだからこそ手の内もわかる。この豪語こそ、日本一への自信の表れだ。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月19日
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球児『ロッテ斬り』万全!金本、今岡バッサリ!藤川がシート打撃に登板。完璧なピッチングを披露した ロッテ撃退へ、準備OKや! 阪神の藤川球児投手(25)が18日、甲子園球場でのシート打撃に登板。金本、今岡ら主力打者5人を相手に、無安打と完璧なピッチングを披露した。最強セットアッパーが実戦最終登板で見せた万全の仕上がり。22日に迫ったロッテとの頂上決戦に視界は良好だ。◇ 聖地が緊張感に包まれた。迫りくる頂上決戦。伸び上がるような球道が、猛虎の日本一への道標だ。2日のヤクルト戦(神宮)以来、16日ぶりの実戦マウンドで、藤川が金本、今岡ら主力級を力で圧倒した。日本シリーズまでの最後の実戦登板で、万全の仕上がりを披露。ロッテ撃退へ、死角は見当たらなかった。 「最初はよくなかったけど、徐々によくなった。まっすぐはあと一つ二つよくなる。金本さん? 力が入りましたね。あれは金本さんのミスショットでしょ」今岡を二飛に打ち取る藤川。打者5人を完全に封じた “夢の対決”を制した。シリーズ合宿2度目のシート打撃に初登板。「直球勝負したい」という意気込み通り、金本、今岡とガチンコ勝負を挑んだ。金本を148キロ直球で中飛。今岡を148キロ直球で二飛。セ・リーグ最強の4、5番コンビを詰まらせる圧巻の内容だった。「(初球打ちで)後悔したわ。勢いがあった」と金本。今岡も「球の回転が良かった」と脱帽した。藤川の快速球が、ロッテの勢いを食い止めることを予感させた。 打者5人を相手にノーヒット。MAXはシーツを見逃し三振させた外角低めの149キロだった。テーマに掲げたように、全15球中、直球13球(カーブ2球)を投げて、シーズン同様の直球の走りをチェックした。歴代最多の80試合登板の疲れも感じられなかった。岡田監督も「全然心配してない」と、打倒・ロッテの“命綱”の仕上がりに目尻を下げた。 リベンジの思いが強い。交流戦のロッテ戦に3試合に登板し、防御率6.00と不本意な成績が並んでいる。6月3日の同カードの七回、フランコに同点2ランを浴びた因縁の相手だ。さらに、ウィリアムス、久保田の『JFK』にも劣らない安定感を誇る薮田、藤田、小林雅の『YFK』の存在も闘争心を燃え上がらせる。「後ろの3人で負けているとは思わない。足技? クイックは大丈夫ですよ」と、盗塁王の西岡らが駆使するロッテの機動力も“一蹴”した。 (短期決戦は)打たれたらきついんで」と球児。一人の走者も許さない。猛虎の命運を託された右腕が、最高の状態で大舞台に立つ。浜ちゃん右投手でも出番ですよ!シート打撃で左翼へ本塁打する浜中。ミスターオクトーバーの予感が漂う 右投手でも任せなさい! 阪神・浜中おさむ外野手(27)が18日、甲子園球場でのシート打撃で本塁打&二塁打。レギュラー野手が軒並み打ちあぐむ中、日本シリーズ初戦からのDH出場を改めて猛アピールした。◇ 右腕でも、左腕でも、すべて打ち返してみせる。浜中がシリーズを前に、絶好調モードに突入。この日のシート打撃でも大きなアーチを描き、岡田監督に十分すぎるアピールを行った。 「調子はいい。バットがいい感じで出ている。(シリーズまで)あとちょっとの期間、崩さないように慎重にやっていきたい」 実戦勘が鈍っている野手陣の中で、ひとり異次元にいる。無死走者なしで迎えた1打席目。フルカウントから、左腕の能見の128キロスライダーを左翼席ヘたたき込んだ。球場に快音を響かせ、ゆうゆうと手に残る感触を確かめた。2打席目も同じく能見から右翼線に二塁打を放ち、振ればヒットの状態だった。 決戦までのブランクを有効活用した。開幕から参戦した宮崎のフェニックスリーグでつかんだものが、形になっている。右手の握りを微調整。少し開き気味にし、バットの出をスムーズにした。新打法で一発も放ったが、試行錯誤の末に元の深めに握る形に戻した。「これだという形が固まった。あの期間はすごくいいものになった」。16日のヤクルト戦(西都)でも本塁打を放ち、手応えを手土産に戻ってきた。金本“千葉マリン限定ライナー打法”で渡辺俊撃ち!ウルトラのアニキに変身!? 金本が渡辺俊撃ちに自信をみせた 阪神の主砲・金本知憲外野手(37)は、18日のシート打撃でも2打数無安打。調整舞台では快音なしに終わったが、強風に左右されない千葉マリンスタジアムを意識した弾丸ライナー打法で、開幕投手が濃厚の渡辺俊介投手(29)撃ちに自信をみせた。◇ 千葉マリン特有の強風も恐れることはない。球場の特性に対応するのは一流の打者なら当然のこと。金本が千葉マリン限定で、打撃をチェンジすることを宣言した。 「マリンスタジアムは風。打つほうも工夫しようかなと思っている。つぶし気味にな。低いライナーを打とうと思っていく。もともと弾道は低いけどな」 千葉マリンは、地表から高い部分はセンターからホームへの逆風で、グラウンドレベルは打者に有利な追い風という“二重構造”になっているのが特徴。「レフトに打ち上げたらホームランにならない。低い打球は伸びていく。地の利を生かすということ」と正田打撃コーチ。低弾道の打球を心掛けるという金本の意識改革は、強風対策に必要な要素だ。 千葉マリンでの第1戦ではロッテ・渡辺俊との激突が予想される。交流戦では3打数1安打だったが、「角度だけ。迷っても仕方がない」と攻略に自信を見せた。シート打撃では2打数無安打。志願して第3打席(結果は四球)を“おかわり”する念の入れようだった。「今日はわりと真剣モードだった。気持ちは高ぶってきた」。今季は自己最多の40本塁打を放っている。頼れる主砲が千葉マリンを“制圧”する。岡田監督…ボビー予告先発提案に、こだわらない!シート打撃で左翼へ本塁打する浜中。ミスターオクトーバーの予感が漂う 22日開幕の日本シリーズで予告先発を要望するロッテのバレンタイン監督に対し、阪神・岡田彰布監督(47)も「こだわらない」と、敢えて受けて立つ姿勢をみせた。◇ 腹の探り合いなんて不要だ。パ・リーグで行われている予告先発を日本シリーズでも求めるバレンタイン監督に対し、岡田監督は柔軟姿勢を示した。 「どっちでもいい。向こうも知りたいんやろ。監督会議までに投手コーチに聞いてからだけど、オレはそうこだわってない」。この日の甲子園練習後、ロッテ側の要望を伝え聞いた指揮官。日本シリーズでは基本的に予告先発はないが、あえて受けて立つ構えをみせた。 「向こうは(投手の左右で)打順を変えるけど、こっちは損かもわからんな」 相手の先発投手や各野手の状態によって日替わりオーダーを組むロッテに対し、岡田阪神の今季の戦いは右翼手と二塁手以外は固定。情報提供は相手に有利に働くが、それでも拒否しないのは先発投手陣とほぼ不動のオーダーへの絶大な信頼があるから。実際、相手が決まる前から開幕に井川を指名。「ローテも決めてる」と公言していた。打順にしても「変わるのも1つか2つ。右左関係なしに、調子のいいもんから使う」。DHには浜中を起用する方針。駆け引き無用の構えだ。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月18日
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逆転勝ちで ロッテが日本シリーズの相手に!ロッテが31年ぶりパ・リーグ優勝! プレーオフを制しパリーグ優勝を決めて胴上げされるロッテ・バレンタイン監督 プロ野球パ・リーグのプレーオフ第2ステージ最終戦が17日、福岡ヤフードームであり、レギュラーシーズン2位の千葉ロッテマリーンズが、同1位の福岡ソフトバンクホークスを3-2で降し、対戦成績を3勝2敗として31年ぶり3回目(前身の毎日、大毎を含めると5回目)のリーグ優勝を果たした。ロッテは22日に千葉マリンスタジアムで開幕する日本シリーズで、セ・リーグの覇者・阪神タイガースと日本一をかけて対戦する。◇ ボビー・バレンタイン監督(55)率いるロッテは、プレーオフ第1ステージで昨年日本一の西武ライオンズに連勝した勢いで第2ステージでも連勝スタート、早々に王手をかけた。その後、五分に戻されたが、総力戦で最終戦をものにした。ソフトバンク(昨年はダイエー)は、プレーオフで2年連続シーズン2位チーム(昨年は西武)に敗れた。阪神・日本シリーズ先発の杉山、下柳が調整登板! 教育リーグの日本ハム戦に登板し笑顔を見せる阪神・下柳 日本シリーズでの先発が確定的な阪神の杉山と下柳が17日、宮崎県で開かれている教育リーグの日本ハム戦に調整登板した。久々の実戦ながら、両投手とも無失点投球で順調さをアピールした。◇ 先発した杉山は5回を2安打に抑え、8奪三振。序盤は変化球を多投するなど、課題をこなしながらの好投に「(準備は)OKです。やり残したことはありません」と満足そうだった。 リーグ最多勝の下柳は3回を1安打、4奪三振。球を低めに集めて打たせるだけでなく、切れの良い直球で空振りを奪う場面も。数日前に首を寝違えた影響もまったくなし。久保投手コーチも「これで体にいい張りが出来たんじゃないか。あとは(本番に)臨むだけ」と話した。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月17日
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ソフトバンクがまた勝った~ こうなったらソフトバンクが出て来~い!▼ソフトバンク-ロッテ 第4戦 (2勝2敗、ヤフードーム、18:00、34772人) 123456789101112計ロッテ100100000 2ソフトバンク01020000X 3安藤、井川が3回無失点! 教育リーグのヤクルト戦に4回から登板し好投した阪神・安藤 阪神の安藤、井川ら先発陣が16日、宮崎で行われている教育リーグ、ヤクルト戦に登板し、日本シリーズに向けて順調な調整ぶりを印象づけた。◇ 一昨年に続き、シリーズ第1戦の先発が確実な井川は、3回を1安打無失点。体重移動や上半身の使い方などの面でフォーム矯正に取り組んできた成果が表れつつあるようで、直球には本来の力強さが戻ってきた。 試合後は無言を貫いたが、投球を受けた矢野は「状態はよくなってきている。これから気持ちも高まっていくだろうし、心配していない」。今季は13勝したものの安定感を欠いたエースの復調に、手応えを感じ取っていた。 10勝を挙げた安藤も負けじと3回を2安打無失点。レギュラーシーズン終了後は、走り込みやウエートトレーニングで体を絞り込んできた。変化球で新たな握りを試す余裕もあり「シリーズに最高の状態にもっていければいい」と意欲的だ。 岡田監督が見守る中、野手では指名打者での活躍が期待される浜中、若手の成長株の林が、ともにソロ本塁打含む2安打の活躍でアピールした。視察したロッテの立野スコアラーは「きょうの中では浜中。先発で出てこられると嫌」と警戒感を強めていた。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月16日
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ソフトバンクが勝ったのは良いけど 試合から離れている時間が長くなるのは阪神が不利になるからパリーグのプレーオフは考え物だね~~!ソフトバンクがロッテに逆転サヨナラ勝ち! ソフトバンク十回1死二、三塁、川崎が右前サヨナラ適時打を放つ ロッテの2連勝で迎えたパ・リーグのプレーオフ第2ステージは15日、福岡ヤフードームで第3戦を行い、ソフトバンクが延長戦をサヨナラ勝ちで制した。九回に押し出し四球などで4点差を追いつき、延長十回に川崎が決勝打を放った。◇ ソフトバンクが延長戦を制した。九回に押し出し四球などで4点差を追いつき、延長十回にはバティスタの左前打を足場に1死二、三塁。川崎が右前にサヨナラ打を放った。ロッテは九回登板の救援エース・小林雅が崩れ、逆転負けを喫した。ソフトバンクは対戦成績を1勝2敗とした。 第4戦は16日午後6時、福岡ヤフードームでプレーボール。ロッテの先発は小林宏、ソフトバンクは和田。王手をかけているロッテが勝てば31年ぶりのリーグ優勝が決まる。10回、ソフトバンク・川崎がサヨナラ打を放ちナインに祝福される もう誰もがあきらめていた。八回、ロッテに点差を4点に広げられると、スタンドの観客は潮が引くように帰り支度を始めた。王監督も「追いつめられていた」と振り返る。しかし、ドラマは起きた。 九回。ロッテのマウンドは守護神の小林雅。プレーオフ4連続セーブと波に乗っている。先頭のカブレラはバントの構えを盛んに見せて揺さぶった。そしてフルカウントから中前打。まだ小林雅には余裕があった。続く代打・バティスタが打ち取られ、代打・大道もボテボテの投ゴロ。これを焦った小林雅が一塁へ悪送球(記録は内野安打)して、流れが変わった。 途中出場の大村の右前打でまずは1点。川崎、代打・荒金が積極的にバットを振って連打で1点差に迫った。「荒金のヒット? 大きい、大きいですよ」。指揮官も興奮で言葉にならない。2死満塁からズレータが押し出し四球を選んで、ついに同点に追いついた。 連敗で窮地に立った王監督は、バティスタを外してまで左打者を並べるなどカンフル剤を打った。それでも、八回まではいいところがなかった。「このままで終わりたくないという気持ちがあった」と王監督。その目は充血していた。十回に川崎の右前打でサヨナラ勝ち。ロッテの優勝ムードさえ漂っていた4点差をひっくり返した。まだ後がないことには変わりはないが、ソフトバンクが何か大きな力をつかんだ。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月15日
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村上、楽天騒動に岡田監督怒った!フェニックスリーグ視察のため空路、宮崎入りした岡田監督。シリーズ前にゴタゴタ続きの球界に、怒りをぶちまけた 決戦前に、ええ加減にせぇ! 阪神・岡田彰布監督(47)が、教育リーグのフェニックスリーグ視察に宮崎入りした14日、球界再編ムードの再燃に“激怒”だ。電鉄本社の村上ファンド問題に始まり、今度は楽天のTBS問題…。リーグ優勝、そして、日本シリーズへ挑む時期のゴタゴタに我慢の限界。だらしのない球界首脳を痛烈に斬った。◇ もう我慢できん。日本シリーズを前に何でや! もう言わせてもらう。岡田監督が憤りの表情でまくし立てた。 「球界再々編の動き? いかに去年ちゃんとやらんかったか、ということやろ。そやから、今度は株の力でこんな話が出てくる。いかに去年おざなりにしてたかや。たった1年で、またこんな話が出るんやから」 前夜、パ・リーグのプレーオフの視察を終えて、今度はフェニックスリーグ視察のための宮崎入り。15日から日本一を目指して、井川ら主力投手がこの地で調整する。指揮官にとっても、いよいよ日本シリーズモードへ気持ちを引き締めたい。 なのに、だ。プロ野球界にとって、もっとも大切な試合を邪魔する出来事が次々と起こる。リーグ優勝の前後に、村上ファンドによる電鉄本社株の大量保有の発覚、そして球団の上場騒ぎ。この時は「中のことはようわからん。何とも言えん」と沈黙を守っていた。そして、前日の練習後も、「そろそろ(村上ファンド問題とかは)関わらんようにせんとな」と日本シリーズへ集中する意気込みを示したばかりだった。 その矢先に、今度は楽天のTBS株問題が発覚。巨人・渡辺恒雄球団会長は阪神も含めた球界統廃合の問題を指摘した。まさに株にからんで、水を差されっぱなしの指揮官が、ついに激怒したのだ。 怒りの矛先は、矛盾だらけの事態を招いた球界首脳へ向けられた。昨年、あれほど再編問題でもめたはず。結局、根本解決に至らなかったからまたゴタゴタしてしまう。ならば、いっそのこと、と阪神球団では“禁句”である1リーグ論までブチ上げた。 「1リーグ制しか無理やと言うことやんか。12球団なんか無理やって…。オレが選手会やってた頃から8球団とかの話は出てたんやから。そやから言うてるやないか。(球団を)減らす方向やないとむつかしいのに、逆に増やそうとしたんやからな。そんなん、経営がもたへんねんから」 プロ野球の再編元年と言われた今年。見事にV奪回を果たして、人気回復に大いに努めたという自負がある。現場として命を懸ける思いで戦っているのに…。とうとう堪忍袋の緒が切れた。現場の思いを代表した指揮官の心の叫びだ。最多勝の下柳「すべての人に感謝」いざ日本一へ!「ちゃんとカッコ良く撮ってよ」カメラマンに注文をつける?下柳 セ・リーグは14日、全日程を終了、各タイトルが確定した。阪神からは下柳剛投手(37)が最多勝利、今岡誠内野手(31)が最多打点、赤星憲広外野手(29)が最多盗塁、藤川球児投手(25)が最優秀中継ぎと、4部門で栄冠を手にした。◇ 雲ひとつない秋晴れのように、37歳左腕の表情も晴れわたっていた。プロ15年目にして初のタイトル獲得。リーグ優勝の原動力として自己最多の15勝を記録した下柳が勲章を勝ち取った。 「何年か前は引退することも考えていた。でも…。この年(37歳)でタイトルを獲ることができて嬉しい。チームメート、球団関係者、友人の協力があってこそできた。すべての人に感謝」 シーズンでは先発の一員としてローテの座を死守。2年ぶりの優勝に大きく貢献。勝ち星では黒田(広島)に並んだものの、37歳での最多勝獲得は史上初の快挙だ。 「矢野がよくリードしてくれた。矢野のサインについて行けるように投げた。自分の力を引き出してくれた」 阪神での最多勝獲得は03年の井川(20勝)以来2年ぶり。規定投球回数に到達しない投手では88年の伊東(ヤクルト)以来17年ぶり2人目だ。だが、すでに気持ちは日本シリーズへ向いている。前日13日には軽い寝違えで練習を早退したが、この日の練習では別メニューながら、遠投、ダッシュも再開した。 きょう15日にはブルペン入り。そして、17日にはフェニックス・リーグ、日本ハム戦(アイビー)で調整登板する。「(首は)良くなっている。シリーズへの影響?ない、ない」。短い言葉の中に込められた日本一への意気込み。ベテラン左腕が再びペースを上げる。球児が最優秀中継ぎ投手に決定!初代ホールド王に輝いた藤川。シリーズでフル回転する 阪神・藤川球児投手(25)が14日、オフの契約更改に向けて中継ぎ投手の評価アップに期待を寄せた。セ・リーグの全日程がこの日終了し、初代ホールド王(最優秀中継ぎ投手)に決定。日本記録となる80試合登板で優勝の原動力となっただけに、今季年俸2200万円(推定)からの大幅アップも確実だ。◇ ふり返ってみると改めてモノ凄い記録だと実感した。「53ホールドポイントですか。来年以降、上回るのは難しい、自分も含めて。とてつもない数字です」。今季からセ・リーグに新設された最優秀中継ぎ投手賞。46ホールドに救援勝利7勝を加えた53ホールドポイント。積み上げた数字に、成し遂げた藤川自身が驚いていた。 鉄腕・稲尾を超える、日本記録となる80試合登板でV奪回に貢献。ウィリアムス、そして抑えの久保田の3人による勝利の方程式。『JFK』こそが05年・阪神の象徴となった。 「チームの流れで、たまたま(タイトルが)僕になっただけ。みんなのおかげですよ」。22日からの日本シリーズでは、1985年以来20年ぶりの日本一という大目標があるが、その後も藤川に与えられた“使命”が残されている。 中継ぎ投手陣の評価アップだ。ウィリアムスは藤川に次ぐリーグ2位の75試合登板で40ホールドポイント。久保田はリーグ3位の27セーブ。JFK以外にも江草、橋本、桟原と最上級のセットアッパーがVを後押しした。オフの契約更改。その“リーダー格”となるのが藤川だ。「(球団が)どう評価してくれるか、というのはあるけどね。できればいい形にしたいですね」。 タイトルに優勝、そして日本記録のシーズン最多登板。MVPの可能性もあり、すべてが揃えば、今季年俸2200万円から、1億円プレーヤーへの夢もみえてくる。 牧田球団社長も中継ぎ投手について「ことしはホールドなど評価の指標になるものがありますから」と話しており、相応の評価を下す意向を示している。 「一戦一戦ということだけで、積み重ねという意識すらなかった」と藤川。無我夢中で成し遂げた成果が、中継ぎ王国のモデルケースとなる。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月14日
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阪神・岡田監督が日本一へ自信!パ2強の最終決戦を、阪神の関係者はスタンド上段の特等席から視察する 阪神の岡田彰布監督(47)と矢野輝弘捕手(37)が13日、プレーオフ第2ステージ(ヤフーD)の第2戦を視察。ソフトバンクに連勝したロッテの日本シリーズ進出を確信させられたが、虎の指揮官は交流戦とは明らかに違うバレンタイン野球のインプットに成功。20年ぶりの日本一に向け、情報戦で優位に立った。◇ パの激闘の“空間”に、あえて自らを足を踏み入れた。その熱気、張り詰めた空気…。五感で感じ取った全てのものを、頂上決戦へのエキスとして指揮官は吸収した。 「収穫あった? おう。ロッテはきっちりした野球やったな。攻め方も交流戦とは全然違うわ」 甲子園での練習を終えて、岡田監督は福岡へ飛んだ。久保、嶋田両コーチ、矢野らとも合流してプレーオフ第2ステージの第2戦を視察。バックネット裏、最上段にあるスーパーボックスから身を乗り出して激闘を見つめ続けた。ロッテの王手に、リーグ優勝決定から約2週間待ち続けた照準が、これでようやく定まってきた。隣の久保投手コーチと配球面について確認する岡田監督(右端)。左端は矢野 「きょうの試合がホンマに大事やな。勝った方が一気にいくんちゃうか。ロッテの方が勢いがある。やっぱり、勝ち上がってきた方がな。きょう勝てばそのままかもしれん」。福岡移動前の伊丹空港ですでに、ロッテ有利を予言していた。レギュラーシーズン1位が決まり、第2ステージを待っていたソフトバンクに対して、第1ステージで西武を退けてきたロッテ。勢いというものが短期決戦では特に重要なことは、熟知している。 「ロッテの方が投手がいい。チームのバランスもとれて、いろんな形で何でもできる。ソフトバンクはどっしりと構えてドーンと(一発攻勢と)いうのかな。でも、城島がいないのは痛いわ」 内野守備コーチだった03年のリーグ優勝でも、2度、ダイエー(現ソフトバンク)の試合を視察した。今回は15、16日の宮崎のフェニックスリーグ視察も兼ねて、1試合の予定で福岡に立ち寄った。「やはり、実際見ると違う」。王手をかけたロッテ、後のなくなったソフトバンク。ともに交流戦では負け越しているが、岡田監督には最高のチームを作り上げた自負がある。「やっぱり、ピッチャー。攻撃のバライティーもある」。中盤から勝ちパターンに持ち込めるJFKの存在、長打力を誇りながらも今岡の打点を引き出す4番・金本、赤星の相手投手に与える重圧…。両チームとも交流戦は負け越した相手だが、今度は負けない自信がある。指揮官直々の敵情視察で短期決戦の備えもできた。20年ぶりの日本一へ、思いは確信に変わった。金本きっちりリフレッシュ!盗塁するでぇ!グラウンド上で平田ヘッド(左)と談笑する金本。足の状態もよく、頂上決戦では盗塁にも意欲満々 “走”でも魅せます! 阪神・金本知憲外野手(37)が13日、甲子園での全体練習に参加。日本シリーズでは40本塁打を放ったバットだけでなく、盗塁にも「隙があれば…」と意欲を見せた。5日の全日程終了後から、体調面は確実にアップ。爆弾を抱える下半身もきっちりリフレッシュし、短期決戦を駆け抜ける。◇ 豪快な一発だけではない。打って、走って。それが本来の姿。甲子園での練習後、金本は日本シリーズでの盗塁について「足がええけん、やるかもね」と意欲を見せた。 「状況によって、隙があればいくわ。後先考えず? そんなことはないけれど、体調はいいし。逆に休んで、動けなかったりしてな」 明るい笑顔が、リフレッシュを物語る。37歳にして連続フルイニング出場を896試合まで伸ばした今季だが、好成績と裏腹に体は常に悲鳴を上げていた。特に下半身。「走れない選手と思われたくない」と走塁では全力疾走を貫き、今岡の打点にも大貢献する積極的なベースランニングを見せたが、盗塁にはやはり“怖さ”があった。今季の盗塁数はわずか3。しかし、5日の全日程終了後、体のケアとトレーニングで、体調は確実にアップ。この日は三塁で内野ノックも受けるなど、軽快そのものだ。 「プレーオフ? 見たよ。野村さん(広島)の引退試合とチャンネルを交互しながら」。敵はソフトバンクか、ロッテか。「セラフィニは荒れ球で嫌だから、ソフトバンクを応援したり、杉内の直球を見たら、こりゃ打てんとロッテ応援したり…」。どちらにしろ、パの覇者には、金本の“本当の怖さ”を、バットと足で見せつけてくれそうだ。鳥谷が積極果敢な走塁披露!三回一死から、一塁走者の鳥谷は続く関本のヒットで三塁を陥れる 日本シリーズ仕様の足回りやで!! 阪神・鳥谷敬内野手(24)が13日、秋季教育リーグのフェニックスリーグのインボイス戦(サンマリン)に『2番・遊撃』で先発出場。七回に左中間への打球で積極果敢な走塁を披露して、適時三塁打とした。ロッテヘと傾いた日本シリーズ(22日開幕)の対戦相手。機動力のある相手を、赤星だけでなく、鳥谷も足で威嚇する。◇ 日本一の“架け橋”となるため、ためらいなく鳥谷は二塁ベースを蹴った。三塁ベースに左足からスライディング。土煙が上がる。それが短期決戦、日本シリーズ仕様の足攻の、ノロシとなった。 「いつも次の塁を狙うことに変わりはないですから」。試合後、室内練習場での約30分間の特打を終えても、そのポーカーフェイスは崩れなかった。だが、ユニホームの左足についた黒土が、鳥谷の頂上決戦を意識した本気走りを物語っていた。七回無死二、三塁の追加点機に、鳥谷は左中間を破る適時三塁打を放つ 七回無死二、三塁。鳥谷はインボイス4番手・杉山の直球をコースに逆らうことなく、弾き返した。打球は左中間を一閃してフェンスまで到達。二塁でストップかと思いきや、左翼・柴田が処理をもたつくのを見ると、スピードを緩めず二塁を蹴って、三塁を陥れた。2者が生還したが、それよりも大きな収穫があった。 三塁ベースコーチャーを務めた一軍の吉竹外野守備・走塁コーチは「球場の広さと相手の動きを見れば、チャレンジするのは当然だけど」と前置きしながらも、「二塁打から三塁打になれば…、1つでも先の塁に行けば、次の打者にとっては楽だからね」と“前哨戦”で魅せた背番号1の警戒な走りに目を細めた。三回の第2打席でも右前打を放つと、続く3番・関本の右中間方向へのヒットで三塁を陥れた。次の塁を虎視眈々とうかがう姿勢が伝わってきた。 5日のレギュラーシーズン終了後、3日間の休養をはさんだが、シリーズに向け、実戦で感覚を取り戻すために準備もぬかりはなかった。「甲子園でしっかり準備してましたし、(教育リーグの)試合に出ることを想定させてましたから」と吉竹コーチ。この日、1番で4打数1安打に終わった赤星も「トリはすごいよね」と舌を巻くほど、鳥谷は充実している。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月13日
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虎がFA中日・野口獲り!V2補強の目玉!99年に19勝をあげてMVP獲得。実績十分でまだ若い野口が、阪神のターゲットとなる 阪神が今オフ、02年以来3年ぶりに、FA市場に参戦することが12日、明らかになった。最大のターゲットは中日・野口茂樹投手(31)。99年のMVPながら、近年はトレード要員に挙げられている左腕。巨人、日本ハム、楽天も興味を示す中、阪神も常勝軍団作りを見据え、本格調査の構えをみせている。◇ 盤石の投手王国建築へ-。2年ぶりのセ・リーグ制覇を成し遂げた岡田阪神が、来季の連覇へ向け、さらなる補強に動き出す。金本を広島から獲得した02年オフ以来、3年ぶりのFA参戦。その最有力候補に挙げられているのが、中日の99年MVP左腕・野口だ。 「優勝しても補強? それは当然。FA参戦? 検討している」と球団首脳。03年のブッチ切り優勝の後、昨年は4位に甘んじた。昨年Vの中日が2位に終わったように、セでは92、93年のヤクルト以来、連覇はない。優勝したからこその、常勝へ向けた補強だ。 「今オフの補強ポイントは投手? そうやな、やっぱり」とは黒田編成部長。「日本シリーズもあるし、まだ先や。みんなで話し合いもしていない。まだ、動く時期ではないし」。現状ではタンパリングとなるため、FA資格選手へ、明確な獲得意思などは出来ない。しかし、投手、特に左腕獲得は、阪神にとって重要な問題だ。 今季はエース・井川が13勝、下柳が最多勝獲得の15勝など“左腕王国”の虎投手陣だが、井川は昨オフからのポスティング(入札)によるメジャー志望など、先行き不透明。下柳も来季で38歳を迎える。ブラウンに代わる先発投手獲得を狙う助っ人も、昨オフは右腕に絞っていたが、今は左腕も視野に入れている。右腕の安藤、杉山に先発ローテ定着のメドが立った今季、『左』が補強のキーワードになってきていることは、確かだ。 だからこそ、野口。投手が豊富な今オフのFA市場で、西口、石井貴(西武)らがいる中で、実績十分の左腕に真っ先に白羽の矢を立てた。 球団内では「野口が獲れれば…」との声が上がっているのだ。 落合監督との“軋轢”が表面化し、トレード要員と名指しされるなど“窓際”へ追いやられている野口も、来季でまだ32歳。今季推定年俸が1億80万円と“割安感”もある。巨人が編成担当を二軍戦数試合に派遣していたほか、日本ハムと楽天も興味を示しているといわれ、激しい争奪戦が予想される。 しかし、阪神も譲れない。中日時代の恩師・星野SDの存在もある。左腕王国維持へ、積極補強。06年連覇へ向け、岡田阪神が野口獲りへと動き出す。下柳の最多勝獲得が決定!下柳剛投手(37)の最多勝獲得が12日、決定した 今季15勝(3敗)を挙げた阪神・下柳剛投手(37)の最多勝獲得が12日、決定した。勝利数で並んでいた広島・黒田博樹投手(30)が同日、横浜との今季最終戦(広島)で敗戦投手に。セ・リーグの残り試合は14日のヤクルト-横浜戦だけ。下柳と黒田がタイトルを分け合うことになった。◇ 下柳はプロ15年目で初タイトル。阪神では03年に20勝を挙げた井川慶投手(26)以来の最多勝。 下柳は今季最終戦となった5日の横浜戦(甲子園)で延長10回を2失点に抑え15勝目をマーク。試合後に「みなさんのおかげ」と感謝の気持ちを口にしていた。防御率も2.99と、1年間を通して安定感のある投球を見せ、ローテーションの柱として活躍した。9月29日のセ・リーグ優勝を決めた巨人戦(甲子園)でも先発し、Vに貢献。円熟味のあるピッチングは若手の手本となった。 37歳での最多勝は、1944年、阪神・若林忠志の36歳を更新する最年長記録。また、132回1/3と規定投球回数に満たない最多勝は、88年のヤクルト・伊東昭光以来、17年ぶり2度目で、登板すべてが先発という条件をつければ史上初。赤星ロケットスタート!シリーズ勝負は第1打席!フェニックス・リーグ参加のため宮崎空港に到着した赤星(左)と鳥谷 “実戦モード”で頂上決戦ロケットスタートだ。阪神・赤星憲広外野手(29)が12日、フェニックスリーグ参加のため宮崎入り。短期決戦・日本シリーズでの第1打席へこだわりを見せ、教育リーグで実戦カンを取り戻すつもり。出場は13日のインボイス戦(サンマリン)、15日の湘南戦(アイビー)の2試合だ。◇ ゴングと同時に、パの覇者をかき回す。岡田阪神の野球をする―。そのためにも大事な“模擬シリーズ”だ。フェニックスリーグ参加のため、赤星が鳥谷らと宮崎へ出発。伊丹空港で「結果なんて求めていない。感覚を取り戻すことだけ」と明かした。5日に全日程を終了。シリーズ開幕は22日。16日間の空白を埋める絶好の調整舞台だ。 「向こう(パ)は、プレーオフを戦って、いい形で来るわけですから。こっちは試合から遠ざかっている。守備は何とかなっても、打撃だけは実戦でやらないと。しっかり試合という形で2試合、やっていきたい」 苦い思いがある。03年、ダイエー(現ソフトバンク)に屈した日本シリーズ。「あの時はこういう機会はなかったし。短期決戦では実戦カンを取り戻すのに時間がかかったら、終わってしまう」。1戦目の守備で左ひじを故障。その影響もあり23打数4安打(打率.174)、0打点、1盗塁に終わった03年。「ハマってしまった。悔しかったし、僕が打っていれば、日本一だった」 だからこそ今年にかける気持ちは強い。「変わったことをしようとは思っていない。塁に出て、かえってくる。その間に盗塁も出来たらベスト。シーズン通りやれば得点できる。ソフトバックもロッテも投手がいいし、緊迫した中で少しの点を取っていけたら」。そのために大事なことが、シリーズの“入り方”だ。 「初戦はすごく大事。早い段階で(1本)出ると違う。そこにどれだけベストの状態で臨めるか。1戦目の1打席がシリーズを左右? そこまで言われるとプレッシャーがかかるけれど、そのくらいの気持ちでいかないと」 1戦目、1打席目で、初出塁、初得点。初盗塁も決めれば最高。敵地で1番・赤星がいつも通りの形でスタートを切れば、流れは大きく虎に傾く。その準備を、宮崎で行う。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月12日
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阪神上場:村上氏がトップ会談でファン投票を提案!村上ファンドの村上世彰氏(左)と阪神電鉄の西川恭爾社長(右) 阪神電気鉄道株を大量取得した投資ファンド「MACアセットマネジメント」(村上ファンド)を率いる村上世彰氏は11日、大阪市福島区の阪神電鉄本社で開かれた西川恭爾・阪神電鉄社長との初めてのトップ会談で、阪神タイガースの株式上場をめぐってファンを対象にした上場の是非を問う投票実施を提案した。◇ 会談で、村上氏は「私見では上場すべきだと思うが、ファンの支持を得られないなら、抵抗はしない」と柔軟な姿勢を見せた。一方で、「最初から上場は無理だというのは困る。上場の利益があるかどうかを考えてほしい」と阪神電鉄側に要請した。具体的な方法については、プロ野球協約により株主の変更のたびに届け出が必要なため、設立した持ち株会社を上場して傘下に球団を置く方式や、株式購入額を5000円程度に小口化する案などを示した。 これに対し、西川社長は「(上場はしないという)基本的な考えは変わっていない。完全子会社がいいと反対申し上げた」と引き続き上場に反対する姿勢をみせた。しかし、「関係者の意見をうかがいたい」と検討の余地も残した。 この日は、タイガース上場以外の企業価値向上策について具体的な話はなかったというが、村上氏は西川社長に対し「最も電鉄の企業価値を高める方法を探してほしい。電鉄、タイガースブランドを向上させるプランが私のところに寄せられているので、紹介する」と検討を要望。西川社長は「不動産の有効活用などの方法になると思う」と、今後共同歩調で取り組むことに合意した。 また、村上氏は株を中長期的に保有することを言明。「このぐらいまでは買いたいと伝えてあるが、実際に買うかどうかは不明」と述べ、場合によっては株をさらに買い増すことを示唆した。上場問題:星野氏ファンとともに反対を訴えていく!阪神タイガースの星野仙一・オーナー付シニアディレクター 阪神タイガースの星野仙一・オーナー付シニアディレクター(SD)は11日、兵庫県芦屋市内で報道陣の取材に応じ、7日に村上氏と会談したことを認めたうえで、「ファンとともに反対を訴えていく」と球団株上場に反対する姿勢を明らかにした。◇ 星野SDによると、7日の会談は一部報道で電鉄株の大量取得に異議を唱えた星野SDに対し、村上氏が持ちかけて実現した。この席で星野氏は現行の野球協約では上場は事実上不可能などと反対し、会談は平行線のまま終わったという。 村上氏は11日の「トップ会談」後、「(星野SDに)激怒されたので会った。考え方は星野さんに近いと思っている」と述べたが、星野SDは「一致したのは、球界の透明性確保や振興など誰もが思うこと。上場について意見が一致するわけがない」と切り捨て、村上氏が提案した持ち株会社による上場も「実体は同じこと」と語った。 また村上氏が主張したファン投票についても、「賛同が得られると思わない」。今後、阪神の選手が日本シリーズに集中できる環境づくりを望み、「(上場反対などの情報)発信はオレが引き受ける」と表情を引き締めた。阪神株保有率は39・77%に! 村上世彰氏が率いる投資ファンド(村上ファンド)は十一日、阪神電気鉄道株の保有率が39・77%になったと、関東財務局に届け出た。 三日の届けでは38・13%となっていたが、十一日提出の株式大量保有報告書によると、三日にさらに六百九十万四千株を新たに取得し、保有比率が上がった。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月11日
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これが金本流シリーズ対策!シリーズの相手はテレビ学習や。金本はG対策をそのまま活用して臨む “G倒流”で日本シリーズ対策や!! 阪神の金本知憲外野手(37)が10日、シリーズ対策としてテレビ観戦を挙げた。シーズン中もデーゲームの後、巨人戦をテレビで観戦。G戦に強いアニキが、同じ手法でパの王者をつぶしにかかる。◇ これもアニキ流のやり方だ。ジッとテレビを見るだけでいい。イメージを膨らませ、心の中でバットをフルスイングしてみる…。金本が日本シリーズ対策を明かした。 「プレーオフ? テレビは見るよ。阪神がデーゲームのとき、巨人のナイターをみとったから」 G対策が、そのままシリーズ対策だ。巨人戦のほとんどがナイター。阪神がデーゲームのときは、テレビでナイター観戦ができた。12日からのソフトバンクとロッテとの、プレーオフの第2ステージはいずれもナイター。練習後に、じっくりと観戦することができる。 数字が、その効果を実証する。巨人戦22試合で91打数36安打で、打率.396は驚異的だ。7本塁打、25打点。19試合連続安打中で、無安打に終わったのは2試合のみ。「巨人(戦)になると燃える」というが、精神的な要因以外に、対策もしっかり講じていた。 「いっぺんやっているしな。スコアラーの話は聞くよ」。交流戦での印象も残っている。4人のスコアラーがプレーオフには派遣されており、データも照らし合わせる。 この日、練習を終えた金本がロッカー室のテレビをつけると、ロッテ対西武のプレーオフが…。「え、今やってんの? なんや、再放送か」。幻の第3戦に驚きの声を張り上げる一幕もあったが、常に画面の向こうに倒すべき敵をにらみつける。JFK前倒しプラン!六回から投入も!早期投入の可能性もある藤川。JFKも短期決戦に向け、スクランブル・シフトだ JFKの早期投入で日本一や! 阪神・久保康生投手コーチ(47)が10日、JFKの起用法を日本シリーズシフトに変更するプランを披露した。ペナントレースでは七回からの投入が多かったが、日本シリーズでは六回からに前倒しする。20年ぶりの日本一へ、JFKの出し惜しみはしない。◇ 猛虎が誇る最強トリオを惜しげもなくつぎ込む。相手にわずかなスキも与えない。圧倒的な安定感で、セ・リーグの打者を震え上がらせた藤川、ウィリアムス、久保田。日本一への“秘策”として、JFKの起用法をシリーズモードに変更する。 「シーズンと同じ起用? (日本シリーズでは)変わることはあるよ」 投手部門を統括する久保投手コーチは、JFKの投入時期の前倒しプランを明かした。 ペナントレースでは、リードした七回から、藤川もしくはウィリアムスを起用。九回を守護神・久保田が締めるパターンが確立されてきた。 その黄金リレーを短期決戦の日本シリーズに限り変更。六回からJFKを投入して、逃げ切り態勢を整える。 「昨日よりは全然いいですよ。明日、ブルペンに入ります」 藤川は11日の全体練習からブルペンでの投球を再開する。いよいよシリーズへの本格的な準備がスタートする。岡田阪神がJFKのフル回転で一気に頂点に駆け上がる。浅井が“右の代打”アピール弾!一回、左越えの本塁打を放った浅井。シリーズの右の代打候補が頼りになる一発だ 浜ちゃんだけじゃない!! 阪神・浅井良捕手(26)が10日、秋季教育リーグ「フェニックスリーグ」の開幕巨人戦で先制弾。日本シリーズの、右の代打1番手は浜中だが、目の前で宣戦布告アーチ。『4番・DH』の浜中は3打数無安打1四球だったが、12日には右翼スタメンで出場する。◇ ゴングが鳴った瞬間、浅井が先制パンチを繰り出した。ファウルで粘り、8球目。言葉で表すならドンピシャ。両翼100メートルのサンマリンのフェンスを軽々と越える推定飛距離120メートル驚愕弾。ネクストサークルに控えていた『4番・DH』浜中のお株を奪い、日本シリーズの『右』の代打争いに向け、スタートダッシュを決めた。 「打席でどういうことを意識? 特にないです。ホームランが出てよかったです。日本シリーズに向けてもよかったと思います」 0-0の一回二死。巨人先発の西村に、3球目でカウント2-1と早々と追い込まれた。そこから4球ファウルで必死に喰らいついた。そして甘く入ってきた変化球に体が自然と反応した。打球は左翼スタンドの通路に着弾。最終的には3打数1安打も、まばらな虎党のハートをも射抜くような、鮮やかなアーチだった。 今年は開幕一軍から1度も二軍落ちすることなく、レギュラーシーズンをまっとうした。キャンプ中から吉竹外野守備走塁コーチの指導を受け、外野でノックを受ける浅井の姿があった。「浅井は今年は捕手、外野、代打の3つをやらせる。少しでも実戦経験を増やすために」(同コーチ)。本職の捕手(先発7試合)のほかに、右翼でも1試合先発。そして代打としても打席に立った。嶋田バッテリーコーチとのショートバウンド捕球などの基本練習も決しておろそかにしなかった。まさに“3足のワラジ”を履いた。そして自らの手でつかんだ35試合で代打本塁打を放つなど一軍に定着した。この日も試合終了後、暗闇の中、宿舎のプールサイドで約30分間バットを振った。手に残った感触を少しでも忘れないように。 捕手は不動の正妻・矢野がどっかり構える。右のDH、代打1番手は元4番・浜中。そして桧山がスタメンの場合、舶来砲のスペンサーもいる。ベテラン町田も…。「出たところで結果を出すだけです」と浅井。控え、故障者要員というラベルを、大舞台ではがしてみせる。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月10日
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日本シリーズ第1戦井川で決定だそうだけどメチャメチャ不安なのは自分だけでしょうか??第1戦・井川、第2戦・下柳を基本構想に!実戦感覚を呼び覚ます井川。開幕投手確実となった “王道ローテ?”で日本一へ。阪神の岡田彰布監督(47)が、日本シリーズ(22日開幕)の開幕戦に井川慶投手(26)、第2戦に下柳剛投手(37)の先発を基本構想に掲げていることが9日、明らかになった。さらには甲子園最終戦となる第5戦に、中4日で井川を投入する考え。エースのフル回転とハーラートップタイ15勝の大ベテランを全面に立て、虎党に誓った甲子園胴上げに突き進む。◇ “王道”を歩んで、2年前の忘れ物をつかみにいく。揺るぎない自信の表れだ。秋晴れの甲子園球場。明るい表情のナインの動きを見つめていた岡田監督は、『日本一奪還ローテ』の基本バージョンを練り上げていた。描く理想は、ペナントレースの再現だ。 「3日間(の練習は)はこんなもんや。まだ相手が分からんしな」 シーズンの最終戦(5日、対横浜)後、3日間の休養日を挟んで日本シリーズに向けて全体練習を開始した。フリー打撃など約2時間の軽めの練習。岡田監督の表情は穏やかだったが、日本一への準備は進んでいた。 井川、下柳の順番のローテで、シリーズの流れをつかんでいく。この日までに、15、16日、17日の3日間に、先発投手陣を宮崎で行われるフェニックスリーグに派遣することが決定した。15日の湘南戦(アイビースタジアム)に井川、16日のヤクルト戦(西都)に下柳が先発することが明らかになった。1週間後の日本シリーズから逆算した最後の調整登板となる。 相手はソフトバンク、ロッテの2球団に絞られた段階だが、シーズンの終盤同様、井川、下柳の並びは変えない方針が見てとれる。今季は開幕戦や首位を争った中日との初戦で炎上するなど背信投球を繰り返した井川だが、「最後にいい形が出た。ぐっと(調子が)上がった」と久保投手コーチが口にするなど、首脳陣の評価は上昇中だ。例え、井川で取りこぼしても第2戦には抜群の安定感で、チームトップタイの15勝をマークした下柳をスタンバイさせる。最低でも1勝1敗で甲子園に戻ってくる計算。短期決戦といえども、井川、下柳の順番は動かさない。シーズンと同じ戦い方を貫く。 フィナーレは甲子園も想定。リーグ優勝を決めた9月29日。岡田監督は優勝インタビューで「なんとか甲子園の皆さんの前で胴上げできるように頑張りたい」と地元ファンに約束した。できれば甲子園での3連戦で、決着をつける。福原はシーズンでも試した中継ぎに配して、第3戦に右腕エースの安藤、第4戦に杉山を先発させる。そして甲子園最終戦となる第5戦に中4日で井川を起用。聖地胴上げへ、指揮官はこだわっていく。 「まずは体調管理をしっかりすること。つまらないケガをしないことですよ」と、久保投手コーチも手駒にムチは入れていない。これも王者の風格。井川、下柳の力を信じて、20年ぶりの頂点に駆け上がる。JFKvs猛虎打線!甲子園シート打撃で実現!練習中、言葉を交わす久保田(左)とウィリアムス。猛虎打線に立ちはだかる JFKと猛虎打線がガチンコ勝負する。阪神ファンなららずともワクワクする夢の対決が実現することが9日、分かった。セ界を震撼(しんかん)させたリリーバーと金本、今岡らが火花を散らすことで実戦勘を呼び起こすのが狙いだ。22日開幕の日本シリーズに向けて、チームは再始動。投打とも万全の調整過程を踏んだうえで、2年前逃した20年ぶりの日本一奪回を成し遂げる。◇ JFK対猛虎打線。オールスターでも拝むことができない、ドリームマッチが日本シリーズ前に実現する。抜群の安定感を誇った中継ぎ陣とリーグトップの731得点をたたき出した強力打線が甲子園を舞台に、ガチンコ勝負だ。 「フェニックス(リーグ=宮崎県)? 行きません。こっちでシート(打撃登板)があるので」。この日からシリーズ練習を開始した藤川が、今後の調整について言及した。当初は、10日から宮崎で始まるフェニックスリーグで調整登板する予定だった。だが、一線級の投手を残してほしいとの野手サイドからの要望を受け、JFKに白羽の矢が立った。フリー打撃で快音を響かせる金本。ビルドアップしJFKと対決する フェニックスリーグの参加選手は、二軍主体の若手がほとんど。セ・リーグの並み居る打者を封じてきた3人には、物足りない相手だ。例え身内であっても、歴代2位の272打点を稼ぎ出した金本、今岡らが中軸の猛虎打線の方が格好の調整相手となる。「コンディションはいい」というウィリアムスも、パ・リーグの猛者相手のシミュレーションを17、18日に組まれた甲子園のシート打撃で行う考えだ。 迎え撃つ金本、今岡にとってもそれは同じだ。「シリーズまでの時間? ちょっとウエートをしようかな。シリーズ終わってからオフも短いし、今のうちから体を作っておかんと。パワフルシリーズや」。86年のバース以来の40本塁打を放った鉄人は、ウエートトレに重点を置いて更なるパワーアップを図る。狙うはシリーズ記録の5本塁打だが、藤川、久保田らとの手合わせは願ってもない緊張感の場となる。 マジック1とした巨人戦(甲子園)のお立ち台では「打てないと思います」と藤川を評した今岡も、自らの調子を図る相手として不足はない。 リーグVの原動力となった投打の主力同士の真剣勝負。5日にシーズンを終えたチームにとって、実戦勘を呼び覚ますという意味でもメリットは大きいはず。「ピッチャーもゲームモードでやるし、本気で投げてくれると思います」と久保投手コーチ。斬るか、斬られるか。豪華絢爛(けんらん)のガチンコ対決。20年ぶりの日本一奪還へ、趣向も凝らしている。赤星“細心装備”や!右ひじプロテクター!右ひじをガードして打撃練習を行なった赤星。頂上決戦を前に故障は避けたい 日本シリーズに向けて練習を再開した9日、阪神・赤星憲広外野手(29)が、右ひじにプロテクターをつけてフリー打撃を行った。目的はもちろん、決戦に向けたケガ予防。2試合に出場するフェニックスリーグでも装着する予定で、打撃フォームの微調整とともに細心の注意を払って決戦への準備を整える。◇ 約2週間後に開幕する日本シリーズ。大事を前に赤星が、ケガ予防に乗り出した。3日間のオフを経て猛虎軍団がこの日、再始動。右ひじにプロクターをつけて打撃ケージに入る赤星の姿があった。 「シリーズまでにケガをしてはいけないから」。入団1年目はつけていたひじあては、締めつけられる違和感を嫌って2年目以降は使用せずにきた。だがここからの2週間は細心の注意を払う。 12日に宮崎入りしてフェニックスリーグに参加する。13日のインボイス戦、15日の湘南戦に出場予定。「何があるか分からないし、つけますよ。向こうの投手もアピールしようと必死でくるだろうし。ただこっちも行くからには逃げてられないんで。そのための準備ですね」。自ら願い出て参加する実戦。死球でケガでもすれば、それこそ一大事。日本シリーズではこれまで通り、ひじあてなしで出場するが、それまではケガ防止が最優先だ。 「シーズン終盤はヒットを打ちたいという気持ちが強く、当てにいっていた」。この日の打撃練習では正田打撃コーチの助言を得ながらフォームのトップの位置を確認した。「自分たちの調整がまず大事。相手のことはそれから考える」と赤星は話した。 パのプレーオフは第1ステージでロッテが西武を下し、ソフトバンクとの第2ステージへと駒を進めた。が、相手が決まらないうちからあれこれ気を巡らすよりも、自分の状態をベストに持っていくことが先決だ。「フェニックスリーグでは8タコでもいいから、自分の形で打てるようにすること」。ケガ防止につとめ、同時に万全の状態を整える。日本一へ向けて、決戦へのカウントダウンが始まった。
2005年10月09日
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ファーム日本選手権 虎弟の日本一ならず!6回、4失点で降板する阪神の先発・能見=スカイマーク 2軍の日本一を決めるファーム日本選手権は8日、スカイマークスタジアムでイースタン・リーグ優勝のロッテがウエスタン・リーグを制した阪神に7―5で逆転勝ちし、初優勝を決めた。最優秀選手には勝ち越し打の辻が選ばれ、賞金50万円を獲得した。◇ ロッテは4―5の七回二死三塁から竹原の二塁打で追いつき、続く辻の右前打で勝ち越した。さらに大松の右翼線への適時二塁打で突き放した。阪神は投手陣が踏ん張り切れなかった。九回は一死満塁と粘ったが、後続を絶たれた。阪神優勝で万歳と拍手!御堂筋パレードに参加し、六甲おろしを演奏しながら行進する「阪神タイガース私設応援団」=9日午後、大阪市中央区 大阪市のメーンストリート・御堂筋で九日、「御堂筋パレード2005」が行われ、色づき始めたイチョウに彩られた大路を一万人がにぎやかに練り歩いた。◇ 二十二カ国から集まった十六団体を含む八十五団体が参加。今年は戦後六十年と阪神大震災から十年に当たるため、出発前に大阪市役所前でゴスペルとバレエによる「追悼と祈りのセレモニー」が行われた。 パレードは午後二時すぎにスタート。「阪神タイガース私設応援団」が登場すると六甲おろしが大路に響き、沿道に集まった家族連れや若者たちから阪神の二年ぶりセ・リーグ優勝を祝って、万歳や拍手が起きた。信州では珍しい物を売っていてので写真UPします!写真:タイガース勝めし4 順位表はこちらをクリック
2005年10月08日
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新兵器!?今岡がバットに“焼き”入れた! 今岡のバットがこげ茶に焼けたとき、天下無敵の打ち出の小槌となる? これぞ燃える闘魂!? 阪神・今岡誠内野手(31)が表面に“焼き”を入れたバットを発注したことが7日、わかった。形、重さは従来の使用バットと一緒だが、表面を火であぶったことで、色はこげ茶に変わり、硬質感もアップ。飛距離アップのイメージも持てる。日本シリーズでの使用は今後の感触次第だが、頂上決戦で“秘密兵器”となる可能性もある。◇ 今岡が“焼き”を入れた! といっても、物騒な話ではない。焼いたのは、バット。今まで使用していたバットの表面を火であぶったタイプを、日本シリーズを前に新たに入手していた。 「今年からボールが変わって、縫い目が高くなったから。どうしてもバットがえぐられる感じがあるし、だから少しでも硬い感じの方が、いいかなというのがあって」 今季、球団新記録となる147打点を稼ぎ出したバットだが、そこに改良を加えた。すでに5日の最終横浜戦(甲子園)の試合前に、メーカーから手元へ。長さ34インチ、重さ約900グラムは全く変わらないが、表面を火であぶったことで、色は白木から焼けた茶色になり、硬質感もアップした。 バットの模様やマークひとつで「持ったときのイメージが違う」とこだわる今岡だけに、日本シリーズでの使用に関しては「どうかな。まだわからない」と、お披露目は、今後の試し打ちでの感触次第。それでも、前日6日に「10打点? そのくらい挙げられれば」と語り、シリーズ最多打点も視野に入れるポイントゲッターにとって、頂上決戦の“秘密兵器”となる可能性もある。 契約を結ぶローリングス社の担当者は「イメージチェンジですね。硬くなったといったら、語弊があるかも。(硬い)イメージの問題ですから」と説明。実際、火を入れたことで硬度が大きく増すことはないが、硬質感のアップは、イメージ重視の今岡にとって大きな変化。03年首位打者など安打製造機の印象から、5番を任された今季は、147打点に自己最多29発と新たな一面も披露。新バットはシリーズだけでなく、来年へ向けても進化を図る試作品だ。 つかの間の3連休中のこの日も、恒例の有馬温泉などでゆっくり体を休めた今岡。今季、セ5球団を恐怖に陥れた勝負強いバットが、燃える炎を注入されて、まさに『鬼に金棒』となるかもしれない。中村豊は9・7“決勝弾バット”をシリーズで使用!9月7日、中日戦の延長11回に決勝ホームランを放った中村豊、このバットでシリーズでも一発を狙う 今岡が“焼きバット”ならこちらは“決勝弾バット”。中村豊外野手(32)は甲子園で練習を行い、9・7中日戦で決勝本塁打を放ったバットを、日本シリーズで使用することを明らかにした。◇ 「日本シリーズでも使いますよ。まだ折れないで残ってますから。中日戦の一発? あれは奇跡ですよ」。虎党の記憶に新しい9月7日の中日戦(ナゴヤD)。竜虎のマッチレースに事実上の決着をつけたのが、3-3で迎えた延長十一回、中村豊の決勝アーチだった。その縁起物を、勝負所での代打起用が予想されるシリーズで使う。 この日は休日返上で新室内練習場に足を運び、ランニング、マシン打撃で汗を流した。「片岡さんとかウチのベテランのかたは素晴らしい人ばかり。僕は便乗、便乗でいこうと思っています」と謙虚に語った。控えの充実ぶりも岡田阪神の強さの秘訣。虎の仕事人が勝利を呼び込む“相棒”を手に、20年ぶりの日本一に貢献する。ベンチ狙う!若虎、ファーム日本一でアピール! 先発予定の能見。ファーム日本一はルーキーの腕にかかっている 球団初の親子日本一達成へ、まずは若虎が先陣を切る。8日の「ファーム日本選手権」(スカイM)で2年ぶり4度目の栄冠を目指す木戸阪神。MVP獲りを宣言した喜田剛内野手(25)を始め、日本シリーズのメンバー入りに向けモチベーションは高い。◇ MVPゲットで日本シリーズのメンバー入りへ猛アピールだ。喜田が大暴れを誓った。「MVPの100万を狙う。日本シリーズへのアピール? もちろん。そこが最終目標だからね。絶対勝つよ」ウエスタン・リーグの球団記録を塗り替える21本塁打を放ち、打点王との二冠を達成。9月30日に一軍に昇格したが、出場3試合ではアーチを描けず。スタメン2試合に1安打ずつでは、インパクト不足は否めない。だからこそ、ファームの集大成となる場での一打にこだわる。「チームの勝利に貢献する一本を打ちたい」。一軍初本塁打は、一緒に昇格した林に先を越された。4番の意地の見せ所だ。シリーズ切符にかける思いは、その林も同じ。4日の横浜戦のアーチで「左の代打としての戦力」と岡田監督の評価を得た。「いままでやってきたことを心がけてやるだけ」と自信を胸に臨む。首位打者と盗塁王に輝いた赤松も「得点に絡みたい。シリーズ? 日本一になって、また呼んでもらえるように」と気合十分。まずはファームで日本一の胴上げを成し遂げ、次のステージの扉を開く。★「ゼロに抑える」能見は必勝を誓う ファーム日本選手権で先発する能見は、スカイマークスタジアムで最終調整。雨が舞う中、ランニングなどで登板に備えた。「緊張はない。自分の内容どうこうよりもゼロに抑えることです。一発勝負だし、絶対に勝たないと」。日本シリーズは意識しない。「まずはあした」と必勝を誓った。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月08日
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阪神増資1000億円!週明けにも村上氏と会談! 甲子園を、阪神タイガースを誰にも渡さん!! グループが総力戦で球界の“至宝”を守る 筆頭株主となった村上世彰氏(46)率いる投資ファンド(通称・村上ファンド)に対し、阪神電鉄は新株予約権を発行することで1000億円を増資、徹底抗戦することが6日、明らかになった。週明けにも西川恭爾本社社長(66)が村上氏と都内でトップ会談し、その旨を伝える。グループが総力を挙げて本社と球団を死守する。◇村上ファンドの株取得問題で阪神電鉄本社は揺れに揺れた 来週にも行われるトップ会談。その時こそ、阪神電鉄本社の猛反撃の宣戦布告だ。 「電鉄を、タイガースを守るために、徹底抗戦する、と思ってもらってもいい。その考えを今度の会談で伝えることになると思う」 電鉄関係者が明かした。村上ファンドによる電鉄株式の約38%の大量保有。このままでは保有比率が半数を超える可能性もある。“乗っ取り”への危機感に、電鉄本社で対策プロジェクトチームが組まれ、大和證券SMBCと協力して対抗策を練ってきた。その結論は徹底抗戦。対抗手段として、新株予約権の発行に踏み切ることになったのだ。 これで村上ファンドの持ち株比率低下をはかる。現在の約38%の比率を、約20%にまで下げるのが当面の目標だ。もちろん、新株発行には巨額の資金が必要だが、すでに支援を打ち出している関西経済連合会の秋山会長(関西電力会長)や、メインバンクの三井住友銀行など、関西財界の協力を仰ぎ売却する。約1000億円の資金を投入して新株を発行、3分の1強の株式保有で、経営上の重要案件に関する特別議決権の拒否権を取得。村上ファンドの影響を排除する。来週にも予定されている村上氏とのトップ会談で西川社長が新株予約権発行の方針を伝えることになった。 「これは決して経営陣の保身ではありません。うちは公共性のある事業。タイガースもそう。上場すれば株主以外のファンはどうなるのか」(同関係者)。持ち株比率低下を目的とした第三者に対する新株予約権の発行は、ライブドアのニッポン放送買収劇で、経営陣の保身の狙いが司法から指摘された。しかし、阪神電鉄の場合は鉄道事業という公共性のため。かねてから進めてきた甲子園リニューアル計画、西大阪線延伸の2大プロジェクトも、あえて来週早々にも発表することにした。 村上ファンドの大攻勢に、守勢一方に思われた阪神電鉄が、ようやく反撃の牙をむく。阪神、そしてタイガースを守るのが、ファンのため。いよいよ宣戦布告だ。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月07日
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下柳完投15勝!37歳、最年長最多勝“当確”や! 小雨のシャワーが心地いい。自己最多の148球を投げ終えた下柳を、スタンディングオベーションが出迎えた。最終戦でJFKの援護も借りず今季初の完投勝利。最後は自らの手で、タイトルを大きく手繰り寄せた。〔 写真:下柳は延長十回を投げ抜きハーラー単独の15勝目をマークした 〕 ◇ 「いけるところまで行こうと思ってた。でもあの回(延長十回)で終わりだった」 あと1勝に意味があった。768日ぶりに9回を投げ終えると、「もう1回」と、久保投手コーチに続投を志願した。チームのためだけに投げてきた男が、146試合目で初めて口にしたわがまま。岡田監督も「最多勝がかかっていたしな」と、親心をみせた。 誰もがわかっていた。九回二死。打席に立った37歳に大歓声がわく。そして、2-2で迎えた延長十回。マウンドへ向かう37歳の背中を拍手が後押しした。 最後は14歳下の鳥谷のサヨナラ弾。ベンチからベルトを締めながら飛び出し、「本当にありがたい。みなさんのおかげです」。最高のプレゼントに笑顔が弾けた。 単独トップの15勝目。1差で追う広島・黒田の残りの登板数は1。44年に阪神・若林が36歳で記録した最年長最多勝の更新も間違いない。規定投球回に満たない最多勝は88年のヤクルト・伊藤以来、17年ぶり2人目。先発のみなら、史上初の快挙となる。 9月の月間MVPを受賞し、「日本一をホークスを倒したい」と古巣へのリベンジを誓った。体力、気力ともに衰えを知らない左腕は初の勲章を手に、シリーズの舞台へ向かう。鳥谷サヨナラ弾!公約通り皆勤賞! 爛々と輝く目が打球の行方を追っていた。雨上がり、ひんやりとした空気が一気に熱気へと変わった。大歓声が渦巻くなか左中間スタントに消えた白球が、シーズン146試合の締めくくりだ。〔 写真:サヨナラ弾を放ち、生還する鳥谷はヘルメットを取って、“祝福攻め”の衝撃を和らげる 〕 ◇ 「奇跡ですわ…」。勝っても負けても、そう、いつもクールな鳥谷が、この日ばかりは胸にグッとくる熱いものを感じていた。延長十回一死。劇的すぎるサヨナラアーチで、レギュラーシーズン終了の幕を引いた。 ホームベース上にできた歓喜の輪を抜けると、ユニホームを脱ぎかけていた下柳が、胸をはだけさせてベンチを飛び出してきた。がっちりとかわした握手。15個目の勝利を得た大ベテランが、2年目の若手に「ありがとう」と頭を下げた。 「まさか最後にホームランを打てるなんて思って打席には入ってませんから。最初はヒットでいいと思った。1-3になってフォアボールでも。2-3になって三振もヒットも同じだと思って、とにかく思い切りいこうと」 横浜の2番手・加藤の投じた外角高め、144キロを完璧にとらえた。六回、バックスクリーンへ運んだ同点ソロに続く9号サヨナラ弾。6月23日の大阪ドーム。中日戦でみせた1試合2発、延長十二回のプロ入り初のサヨナラアーチと同じ光景が、甲子園で繰り返された。しかも今季の最終戦で…。 「最後にいい形で、一番いい終わり方やな。本当にいい一発やったね」。1年間、1試合も休まずスタメン・ショートで使い続けた岡田監督も、この幕切れだけは想定外だったはず。遊撃で全146試合出場は、鳥谷自身もことし掲げた大目標。延長十回一死二塁。下柳のグラブをかすめた種田のヒット性の当たりを、二塁ベース寄りの守備で難なく処理。これも成長の証しだった。 その達成感も、まさかの一発でかき消されていた。「1年の満足感というより、今日の試合が…。なんでホームラン打っちゃったんだろう」。“後悔”なんてすることはない? 約2週間後には最後の大仕事が待っている。さあ日本一へ。この日の興奮を日本シリーズでもう一度味わえばいい。今岡が球団新の147打点!藤村さん抜いた! V奪回を導いた選手会長が、猛虎史に新たなレコードを刻んだ。最後の試合で、初代ミスタータイガースを超えた。2点を追う四回一死三塁。今岡が門倉のフォークを右前へ。今季147打点目は、50年・藤村富美男を抜く球団新記録だ。〔 写真:今岡は右前に適時打して球団のシーズン打点記録を樹立 〕 ◇ 「汚いヒットだったけど。チャンス? あそこはもう絶対にね。金本さんのアシストのおかげ。優勝が決まってからは、記録を意識してやっていたので嬉しいです」 無死二塁から、4番・金本が一ゴロで進塁打。「金本さんが前にいなかったら、絶対にありえない数字」と言い続けた今季を象徴するような、つなぎ。146試合を終え、タイトル当確の147打点。岡田監督から任された5番の責任を、周囲の期待を、はるかに超える数字。それは、自身の想像も超えていた。 「改めて、とんでもない数字と思う」と素直に驚く。03年首位打者など3年連続3割。安打製造機の印象が強かったが、今季は29発もマーク。しかし打率は.279に終わった。「どっちが本来の姿? わからない。意識が違うから。今年はとにかく打点を意識していたからね」。走者無しの3安打より、1安打でもここぞの一打を求めた。 「年間でヒット打つ本数っていうのは、ある程度限られていると思う。その中で、どんな場面で打つか、ということ」。あっさりした凡退と、ここ一番での恐ろしいほどの勝負強さ。今岡の集中力が勝利に凝縮された、『147』だった。 「ひと息つくけど、まだ日本シリーズがあるから。がんばります」 この日は9月月間MVPも受賞。思い出の試合を「胴上げの日」と言い切った。岡田監督を、再び空へ。数々の勲章を引っさげ、シーズンを終えた今岡が再び、戦闘モードに入る。【ダンカン】阪神タイガースはサイコー!! 身体中がガタガタと震えた。これほど魂のこもったペナントレース最終戦を、おれは今だかつて見たことがないのだ。 9月21日のお立ち台で「勝てたらいいな」とおどけ、阪神ファンをドッとわかせたあの下柳とまるで違う男が、マウンド上にはいたのだ。 「勝てたらいいな」ではなく「何が何でも勝ったるわ!!」と腕も折れんばかりの148球を矢野のミットに下柳がほうれば、バックの猛虎ナインも「絶対に下さんに白星をつけたらなアカンのや!!」と必死の守り。プロ野球の選手は一匹狼といわれるが、その前に野球は団体競技であることを改めて教えてくれたのだ。 鉄人下柳、いえ、いえ哲人下ちゃん(彼の野球に向き合う姿勢、そして周囲を引っぱる力は、もはや哲学です)。心・技・体そろった武士道最多勝(まず確実)心からオメデトウ。 エースと呼ばれている髪の長い方、真の男の生きざま、しかと、その眼で見たでしょう!! ならば、日本シリーズでその答えを虎ファンにキチンと見せてくれよ!! 最終戦で今岡が球団新の打点をたたき出し、若虎・鳥谷が今季の成長ぶりを見せつけるようなサヨナラアーチをかけてくれた。全国の虎ファン、胸を張って大声で叫ぼうぜ。「阪神タイガースはサイコー!!」そして「たのんだぜ、日本一!!」を。(たけし軍団)4 順位表はこちらをクリック
2005年10月06日
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2005年10月5日(水) 対横浜 22回戦 甲子園 阪神3×2横浜完投でリーグ単独トップの15勝目を挙げた阪神の下柳あの粘りの投球と精神力に“感動した”粘りの投球に答えるように鳥谷がサヨナラホームラン!優勝以来、涙腺が緩んだ!!▼阪 神-横 浜 最終戦 (阪神13勝6敗3分、甲子園、18:00、47284人) 123456789101112計横 浜0002000000 2阪 神0001010001X 3阪神・87勝シーズン最多の球団記録タイ! 横浜は四回一死満塁から種田、村田の連続適時打で2点を先取。阪神はその裏、今岡の適時打で1点を返し、六回に鳥谷のソロで追いついた。〔 写真1:要所を抑え、完投でリーグ単独トップの15勝目を挙げた阪神の下柳。阪神は最終戦を3-2でサヨナラ勝ちし、リーグ優勝に花を添えた。 写真2:4回阪神1死三塁、今岡が球団打点新記録となるタイムリー打を右前に放つ。 写真3:十回裏1死、サヨナラ本塁打を放ちホームベース付近でナインから手荒い祝福を受ける鳥谷(中央下) 〕◇ ともに追加点が奪えず、試合は延長戦に入った。 阪神は十回、鳥谷のこの日2本目の本塁打でサヨナラ勝ち。2003年に並ぶ球団タイの87勝目を飾った。下柳は今季初完投でリーグトップの15勝目。今岡・球団打点新記録 打点王を確実にしている今岡が、四回の適時打で147打点目。初代ミスタータイガースの藤村富美男の球団記録146打点を更新した。 一死三塁から門倉のフォークボールをしぶとく右前に運んだ。「汚いヒットやけど…」と今岡。「(記録は前を打つ)金本さんのおかげ。優勝が決まってからは記録を意識してきたのでうれしい」と喜んだ。恐怖の5番打者の次の目標はもちろん日本シリーズ。「まだ日本一があるから頑張りたい」と力を込めた。阪神・鳥谷がサヨナラ本塁打 阪神がサヨナラ勝ちし、球団最多タイの87勝で全日程を終えた。同点の延長10回、鳥谷のこの日2本目の9号本塁打で決着をつけた。阪神・下柳は5年ぶり-プロ野球月間MVP! セ、パ両リーグは5日、9月の月間最優秀選手(MVP)を発表。セの投手は下柳、打者は今岡の阪神勢、パの投手は新垣、打者は松中とソフトバンク勢が占めた。〔 写真:プロ野球のセ・リーグ月間MVPに選ばれ、笑顔で会見する阪神の今岡三塁手(左)と下柳投手 〕◇ 下柳は4勝、防御率0.65が評価され、日本ハム時代の2000年8月以来2度目の受賞。今岡は30打点をマークし、中日との競り合いを制する原動力となった。受賞は03年7月以来3度目。 新垣は2完封を含む4勝、リーグトップの39奪三振で昨年7月以来3度目。松中は月間3冠王で7月に続き今季2度目、通算5度目の受賞となった。ソフトバンクからは、パでは初めて毎月MVP選手が選ばれた。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月05日
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2005年10月4日(火) 対横浜 21回戦 甲子園 阪神4×6横浜アニキ金本がバース以来の今季40号本塁打を放った進化する37歳!衰退する26歳!井川慶!!井川がいると、士気が下がるから中日の未来ある中田とトレード出来ないかな~それが無理ならメジャーの話が出る前に解雇だな!!▼阪 神-横 浜 21回戦 (阪神12勝6敗3分、甲子園、18:00、47286人) 123456789101112計横 浜000012111 6阪 神000200101 4阪神・林、プロ初アーチ!金本40号! 阪神は四回、林のプロ初本塁打で先制。金本も40号ソロで続き、2点を挙げた。 横浜は五回、多村の30号で1点を返し、六回には金城の2ランで逆転。七回には村田の適時二塁打でリードを広げた。〔 写真上:4回1死、阪神金本が今季40号となる本塁打を中越えに放つ。 写真下:横浜の6回、金城(左奥)に2ランを打たれた阪神先発の井川が呆然とする 〕◇ 横浜は、1点差に迫られた八回に小池のソロ、九回には万永の適時二塁打で追加点を挙げた。 阪神は勝負どころで井川に力みが見られ、リードを守れなかった。阪神・金本が大台の40号に到達 四回、プロ初本塁打を放った林に続き、2者連続となるアーチをバックスクリーンへ。この日は無風。普段の浜風なら失速していたであろう打球を「ラッキー。入るとは全然思わなかった。目標にしていた40本を打ててホッとした」と素直に喜んだ。 これまでのシーズン最多本塁打は、99年と04年に記録した34本。それを37歳で大幅に更新し、「体力の衰えは感じていないし、技術と研究でカバーしている面もある」と胸を張った。阪神・林 (四回、プロ3年目で初本塁打)カーブは頭になかったが、来た球を思い切り振った。プロ1号、うれしいです。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月04日
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阪神は近大付・鶴を一本釣り! アイツには負けん!! 阪神は3日の高校生ドラフトで近大付の151キロ右腕・鶴直人投手(18)を単独1巡目指名した。ライバルは当然、ドタバタ劇の末に巨人から指名を受けた大阪桐蔭・辻内崇伸投手(17)。「勝負する機会があれば思い切って投げたい」。新時代に入ったTG戦。伝統の一戦を前に早くもG倒を誓った。〔 写真:仲間から祝福される鶴。聖地でのG戦登板が待ち遠しい 〕 ◇ 右と左、新たな豪腕対決がTG新時代の目玉になる。投手王国の継承者として、猛虎がイの一番でコールしたのが「鶴直人」。巨人が引き当てた大阪桐蔭・辻内にも劣らない、MAX151キロのエース候補が誕生だ。 「TG戦には伝統がある。(辻内とは)高校でやってないですし、ぜひ投げ合いたいですね。勝負する機会があれば思い切って投げたい。高校では甲子園に出ていないので、思いは強いです」 指名の瞬間は東大阪市の学校で5限目の日本史の授業中だった。授業後に会見場入り。阪神の印象を問われると「今、その質問で(阪神だと)知りました」。西武など複数球団からの評価が高くどこに決まるか一日中ソワソワ。“就職先”は報道陣の質問でわかった。 知名度では辻内に劣るが、阪神の評価は同等だった。スカウト間で先に騒がれたのは鶴で2年夏から継続してマーク。今春以降は右ひじ痛で失速したが、投手出身の山口スカウトを派遣し、追跡調査を続けていた。 最終決断はこの日の朝だった。「ウチは左投手が多いので、右投手」と岡田監督。投手陣の構成メンバーを考えた上で白羽の矢を立てた。 ドタバタ劇の末、Gに決まったライバルとは高校時代、一度も対戦することがなかった。“ナニワの四天王”に数えられたが、勝負はプロの世界、それも最も伝統ある舞台で実現する。 「将来は先発の柱になりたい。スピードよりもコントロールに自信があります。2者連続で四球を出したことはない」 控えめな18歳が唯一力を込めたアピールポントは、まさに「辻内にはなく鶴にある」ものだ。完成度の高いフォームに抜群の制球力、けん制を含めた投手としての総合力…。右ひじ痛も腕の振りの速さに筋力が追いつかなかったのが原因。早期一軍昇格へ、指揮官も体作りを求めた。 「まず故障を治して何とかは早く一軍に。投手王国というか、いい競争相手がいるので早く一軍ローテに入れるようになってほしい」 3年連続勝ち越しで猛虎上位となったTG戦。黄金時代が続くかどうかは、鶴の右腕にかかっている。148キロ右腕・育英の若竹“球児2世”に立候補! 放課後の校舎。六甲おろしの大合唱に包まれ、育英のMAX148キロ右腕・若竹竜士投手(17)が“球児2世”に立候補だ。阪神の3巡目指名に「一番行きたかったチーム」と声を弾ませた。〔 写真:“球児2世”を目指します。若竹は早くも力強く、抱負を語った 〕 ◇ 「先発投手はチームに5、6人いる。でも中継ぎは2、3人。少ない中で毎日投げる、大事な役割。だから憧れます。僕は抑えの方がいい。藤川さんのような投球ができたら、ベストです」 実は「とちらかと言えば、なんですけど」と苦笑いで、巨人ファンだったことを告白。しかし、若竹の心を捉えて離さない理想像は、タテジマのユニホームに身を包んで投げていた。 「打者に、どんどん向かっていく。コントロールもいいし、テンポもいい。すごく気持ちがいいピッチングですよね」 目をつぶれば光景が浮かぶ。聖地で大歓声を受け、マウンドに向かう藤川。真っ向勝負で三振の山を築く。その名を聞くだけで、虎党は喜び、相手は肩を落とす。そんな存在になりたい-。G党だったから、甲子園で応援した経験もない。それでも藤川のいる阪神だから、どうしても行きたかった。 会見中、報道陣が藤川に電話を入れた。「一緒に頑張ろうな」-。受話器から聞こえた激励の声に、若竹の決意が、一段と強くなった。 「あれだけ毎日投げられるコンディション作りとか、すごく優れているんでしょうね。そういうのを見たい。僕も短いイニングを、全力で、毎日でも投げたい」 MAX148キロの本格派右腕。未来の勝利の方程式は、藤川と若竹の“師弟”が担う。樟南・前田が鳥谷に弟子入り志願! 鳥谷さん、よろしくお願いします-。九州最南端・鹿児島からトラの若大将へ熱いラブコールだ。4巡目指名を受けた樟南・前田大和遊撃手(17)が、目標とする先輩の胸に飛び込む。〔 写真:前田は守備だけでなく打撃も鳥谷に教えを請う 〕 ◇ 「鳥谷さんを目標に、いろいろ聞きたいです。印象? 優しそうな人かなと」 実際に会ったことはない。しかし、テレビでは何度も見た。同じ遊撃手。あの笑顔に親しみを感じる。まずは会いたい。そして聞きたい。そう思うのは当然だった。 二塁手として野球を始めた。だが、「遊撃手が一番よく動くし、ボールもよく飛んでくる。昔からやりたいと思ってました」と高1からショートに転向した。 「プロに入ったら自分が一番下。何が何でも這い上がってレギュラーを獲りたい」と向上心も旺盛で、練習熱心。岡田監督についても「内野手出身で内野に詳しい。今岡さんが二軍時代に教えてもらった偉大な人」と語り、目を輝かせた。 恩師の枦山(はぜやま)監督から「責任が3倍にも4倍にもなって行動しないといけない。これからが大変だけど、逃げ出すな」とゲキを飛ばされた。 目の前に、最高の手本がいる。だから逃げ出さない。“鳥谷2世”と呼ばれる日が来ることを、そして本家を脅かす存在になれることを信じて、薩摩男児がトラの門をくぐる。村上ファンドが阪神株38%取得! 村上世彰氏が率いる投資ファンド(通称・村上ファンド)は3日、阪神電気鉄道株の38・13%を取得した、と関東財務局に届け出た。議決権ベースでも3分の1超を確保した。株主総会で重要事項の決定を拒否できることになり、プロ野球の阪神タイガースなど阪神グループ全体の経営に決定的な影響力を持つことになった。〔 写真:村上ファンド村上世彰氏 〕 ◇ 村上ファンドは、この日「(阪神には)徹底して株主価値を向上させてほしい。私たちも経営陣と緊密に協力する」とコメント。阪神電鉄は大阪・梅田の商業施設や阪神甲子園球場など優良な不動産を保有しており、ファンドは多額の含み益を狙いに、今後さらに株を買い増す可能性もある。 届け出によると、村上ファンドは、阪神電鉄株の大量取得が明らかになった9月27日以降も連日、株式を買い増し、既に取得していた転換社債も株式に転換した。阪神電鉄によると、自社で保有する株式を除いた議決権ベースでも、保有比率は約38%に上るという。 議決権の3分の1を超えた場合、株主総会で合併や取締役の解任といった重要事項を決める特別決議の際、拒否権を行使できる。阪神電鉄側は、村上ファンドが3割超を保有したことについて「当惑している」(広報担当)と話している。★タイガース株式上場も!? 村上ファンドは今後、さらに阪神電鉄株の過半数を取得すれば、取締役会に役員の半数を送り込め、経営権を握ることができる。グループ運営に決定力を持つのは必至で、一部でささやかれる阪神タイガースの株式上場も現実味を帯びてきそうだ。阪神球団の沼沢正二取締役はこの日、村上ファンドの電鉄株38%超取得について「その情報についてまだ本社と事実確認が取れていないので、今の段階ではコメントのしようがない」と話した。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月03日
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2005年10月2日(日) 対ヤクルト 22回戦 神宮 阪神7×0ヤクルト今岡が今季146打点目を挙げ、1950年に藤村富美男が作った球団記録に並んだ!新記録は時間の問題でしょう!話は変わるけど、久保田は相変らずピリッとしないね~▼ヤクルト-阪 神 最終戦 (阪神12勝10敗、神宮、18:50、31321人) 123456789101112計阪 神002203000 7ヤクルト000000000 0阪神・球団タイ87勝へあと1勝! 阪神が連勝。三回に鳥谷が先制2ラン、四回は今岡のソロと関本の適時二塁打で2点を加点。六回は2死無走者からの5連打で3点を挙げ、試合を決めた。杉山は6回を3安打の無失点で9勝目。〔 写真上:先発の杉山が6回無失点で9勝目を挙げた。 写真下:4回阪神無死、今岡が中越えにソロホーマーを放つ 〕◇ 阪神の今岡が四回に今季29号となるソロ本塁打を放って今季146打点目を挙げ、1950年に藤村富美男が作った球団記録に並んだ。 四回の先頭打者で打席に立った今岡は、ヤクルト・藤井のストレートをバックスクリーンに打ち込んだ。セ・リーグ記録の161打点(50年松竹・小鶴誠)には届きそうにないが、今岡の146打点は落合博満(ロッテ、現中日監督)が持つパ・リーグ記録に並ぶ数字。 打点部門ではダントツのリーグトップを走っており、自身初の打点王は間違いなさそうだ。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月02日
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2005年10月1日(土) 対ヤクルト 21回戦 神宮 阪神10×5ヤクルトアニキ金本ホームラン40本に王手!!▼ヤクルト-阪 神 21回戦 (阪神11勝10敗、神宮、18:20、32099人) 123456789101112計阪 神200032003 10ヤクルト000005000 5阪神・猛打爆発17安打10得点! 阪神は一回、金本、今岡の連続適時打で2点を先制。五回には、金本の39号3ランで突き放した。 阪神は六回にも、鳥谷、林(りん)の連続適時打で加点したが、ヤクルトはその裏、死球を挟んだ5連打で一挙に5点を返した。〔 写真:5回は金本が39号3ランを放った 〕◇ 阪神は六回にも、鳥谷、林(りん)の連続適時打で加点したが、ヤクルトはその裏、死球を挟んだ5連打で一挙に5点を返した。 阪神は九回、代打桧山、藤本の連続適時打で3点を加えて逃げ切った。安藤は11勝目を挙げた。阪神主砲・金本 金本がシーズン本塁打を39本に伸ばし、自身初の40本の到達に王手をかけた。金本は一回に先制適時打を放った後、第3打席の五回に3ランを運んだ。 ゴンザレスの初球の145キロを狙いすましたように引っ張ると、打球は打った瞬間にそれと分かる弾道で右翼席へ。ゆったりとした足取りでベースを一周する金本に惜しみない拍手が贈られた。イチロー5年連続200安打達成! 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(31)=本名鈴木一朗=は30日、本拠地セーフコ・フィールドでのアスレチックス戦で大リーグ史上5人目の5年連続シーズン200安打を達成した。〔 写真:アスレチックス戦の2回に右前打を放ち、大リーグで5年連続200安打を達成したマリナーズのイチロー。5年連続200安打以上は大リーグ史上6人目で、デビューの年から5年連続は初めて 〕◇ 大リーグ最高はウエード・ボッグス(レッドソックスなど)が1983-89年に記録した7年連続。6年連続はなく、5年連続はイチローが4人目となった。主に19世紀に活躍したキーラーが8年連続で記録した例があるが、1900年以降の近代野球で5年以上は5人目で、昨年のシーズン最多安打262の新記録達成に続き、今年も大リーグの歴史に名を刻んだ。 イチローは記録まで「あと2」で迎えた試合で一回に中堅右へ二塁打を放つと、二回にサールース投手から右前打して、記録を達成した。今季160試合目で、これは大リーグ5年目で最も遅い200安打到達だった。イチローはさらに2安打し、今季安打数を202まで伸ばした。 試合後は日米の報道陣と記者会見に応じた。シーズンの目標を常に200安打に置いているイチローは5年連続で目標をかなえホッとした表情。愛用の扇子を使いながら「最高の気分ですよ」と喜びを語った。ただ、今季は5試合連続無安打の“スランプ”にも見舞われただけに「苦しかった」と偽らざる心情も明かした。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月01日
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2005年9月30日(金) 対ヤクルト 20回戦 神宮阪神4×8ヤクルトヤクルトには申し訳が無いけど夜遅くまで、TVへの出演等でお疲れモード全開だったのでしょう!次の試合から頑張ろう!!▼ヤクルト-阪 神 20回戦 (10勝10敗、神宮、18:20、30406人) 123456789101112計阪 神010030000 4ヤクルト01000250X 8阪神はお疲れ!?連勝ストップ! ヤクルトが逆転勝ちし、連敗を7で止めた。1点を追う七回、ラミレスの左前適時打やリグスの左越え3ラン、米野の犠飛など6長短打で大量5点を奪った。阪神は五回に3点をリードしたが、江草の投球が誤算で連勝は6で止まった。〔 写真:試合中、ベンチであくびをする阪神の岡田監督 〕◇ 二回に適時二塁打を放ち、チームに先取点をもたらした阪神の関本。2死三塁で、石川の直球にタイミングが合わず、やや振り遅れ気味で右翼へ上がった打球は右翼線にポトリと落ちる幸運な一打に。「難しいコースの球に手を出し、タイミングも合っていなかったが、適時打になってよかった」と笑顔。3点を奪った五回には無死一塁で左前打を打って、しっかりチャンスメイク。胴上げから一夜明け、試合前のベンチには安堵(あんど)感が漂っていたが、プロ9年目の27歳の働きぶりが「起爆剤」となり、岡田監督も目を細めていた。6番・右翼で久々の先発出場を果たした阪神の浜中は「チャンスをもらい、結果を出さないといけないと思っていた」。二回の第1打席で左越え三塁打を放って先取点をおぜん立てし、五回の第2打席でも左前打を打つなど3打数2安打2得点の活躍ぶり。歓喜の胴上げから一夜明け、日本シリーズに向けて気持ちを切り替えている岡田監督は「当然、浜中は戦力として日本シリーズのメンバーに入るわけだから。今日はいいものを見せてくれた」と満足した表情だった。4 順位表はこちらをクリック
2005年10月01日
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