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2005年7月31日(日) 対ヤクルト 14回戦 甲子園 阪神1×2ヤクルト登板過多の藤川を責められませんそれより、打線が早く元の状態に戻る事を祈るだけです。。。。中日の相手が、メチャメチャ弱い巨人だから11連勝も当然だけどヤバイな~▼阪 神-ヤクルト 14回戦 (7勝7敗、甲子園、18:00、47298人) 123456789101112計ヤクルト000000101 2阪 神000010000 1阪神、2カ月ぶりの連敗! ヤクルトは七回2死二、三塁で、代打・ユウイチが中前に同点打。九回、リグスが藤川からソロを放って勝ち越した。阪神は打線に勢いがなく、3安打。6月2日以来となる連敗を喫し、15カードぶりに負け越した。藤川は登板54試合目で初の敗戦。〔 写真:9回ヤクルト2死、リグスが左越えに勝ち越しのソロホーマーを放つ。投手藤川 〕 ◇阪神・快走を続けてきた要因、途切れた試合 6月2日のソフトバンク戦以来となる連敗に加え、15カードぶりの負け越し。阪神が快走を続けてきた要因のいくつかが、途切れた試合だった。 象徴的なのが、同点で迎えた九回に登板した藤川が決勝本塁打を浴びたこと。肩口から入ったカーブをリグスに左翼席に運ばれ、「抜けましたね。一番ダメな所にいった」と藤川。被本塁打は6月3日のフランコ(ロッテ)以来、登板25試合ぶりだ。 もちろん、54試合目の登板だった藤川を責める者はいない。前日は4安打で無得点。この日は3安打で1点。矢野は「おれらが点を取ってやらなアカンのや」、2試合連続無安打の赤星は「打線が何とかすれば……」。岡田監督は打線も投手陣も責めず、「巡り合わせやなあ。打てない時は投手が助けるとか、そういうのが積み重ねなんだ」。 次に甲子園で試合をするのは8月26日。試練を迎えた阪神は、調子を取り戻すことができるのか。不安を抱えたまま、ここ10年間勝ち越していない長いロードに臨む。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月31日
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阪神 被災地の少年チーム招待! 新潟県中越地震で被災した同県長岡市の少年野球2チームの50人が30日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であったプロ野球の阪神-ヤクルト戦に招待され、一塁側スタンドから声援を送った。〔 写真:横断幕を掲げ、阪神に大声援を送る新潟県中越地震被災地の子どもたち=阪神甲子園球場で30日 〕 ◇ 昨年12月、阪神タイガースの今岡誠選手会長が現地を訪れて義援金を届け、野球教室を開いたのがきっかけ。 試合前に今岡選手会長から「雰囲気を楽しんで、野球も頑張って下さい」と激励を受け、“あこがれの甲子園”に大喜び。信江スポーツ少年団の小林大晃君(11)は「いつか僕も甲子園で野球がしたい」。 また選手会は、春季キャンプ中などに集めた募金を日本赤十字社新潟県支部に手渡した。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月31日
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2005年7月30日(土) 対ヤクルト 13回戦 甲子園 阪神0×13ヤクルト防御率4.56の館山昌平に完封されるとは、捕手・野手の状態は最悪だ~!中日の相手が、メチャメチャ弱い巨人だから勝ち続けるしかないのに…▼阪 神-ヤクルト 13回戦 (阪神7勝6敗、甲子園、18:00、47306人) 123456789101112計ヤクルト200301034 13阪 神000000000 0阪神、13失点で完封負け! 序盤からヤクルトのペース。一回に岩村の2ランで先制。二、三回と好機をつぶしたが、四回には宮本が左へ3ランを放ってブラウンをKO。六回は、二死から岩村の二塁打とラミレスの左前打で1点を追加した。〔 写真上:4回、宮本(左)に3ランホーマーを浴び、ガックリのブラウン。写真下:ヤクルトの館山がプロ初完投を完封で飾った 〕 ◇ ヤクルトは八回に3点、九回にも4点を加え、一方的な展開に。22安打は今季最多。先発の館山は両コーナーを突く投球で阪神打線に的を絞らせず、3年目でプロ初完投初完封。阪神先発のブラウンは初黒星。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月30日
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2005年7月29日(金) 対ヤクルト 12回戦 甲子園 阪神5×0ヤクルト下柳の淡々とした投球は安心をして見ていられるね~!4 所載はこちらをクリック 阪神、下柳9勝 シーツ3ランで貯金21! 阪神は一回、連打と捕逸で無死二、三塁とし、シーツの一ゴロの間に1点を先制した。 ヤクルトは六回二死一、二塁と攻めたが、鈴木が二ゴロに倒れた。その裏、阪神は二死一、三塁としたが、桧山が遊飛。〔 写真上:先発の下柳は6回を投げ3安打無失点と好投する。写真中:七回裏阪神2死一、二塁 シーツが左越え3ランホーマーを放つ。写真下:選手たちを笑顔で出迎える岡田監督(中央)と先発投手の下柳(右から2人目) 〕 ◇ 阪神は七回、二死一、三塁とし鳥谷の内野安打とシーツの3ランで計4点を加え、継投で逃げ切り、下柳は低目を丁寧に突く投球で9勝目をマーク。阪神の貯金は今季最多の21とした。阪神・岡田監督 今日の川島相手に、なかなかチャンスが少ない中、少ないヒットで効果的な点の取り方やったですね。 下柳については、頭が下がるというか、この暑い中、自分が投げる時はゲームを作ってくれて、ナイスピッチングと思います。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月29日
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2005年7月28日(木) 対巨人 12回戦 東京ドーム 阪神9×1巨人無四球で、プロ初完投勝利安藤ちゃんに拍手~~!4 所載はこちらをクリック 阪神、イッキ9点で貯金また20! 二回に大量点を挙げた阪神が快勝。今岡の中前適時打や矢野、金本、今岡の3本塁打など打者13人を送る猛攻で9点を奪ってリードした。安藤はプロ初完投勝利で5勝目。〔 写真上:力投する阪神先発の安藤。試合は9―1で阪神の勝利。安藤は初完投勝利をあげた。写真下:2回、金本が中越えに3ランホームランを放つ 〕 ◇阪神・岡田監督 安藤はウチの右投手で一番完投能力がある。二回は、関本、安藤とよくつないだよ。14カード連続で負け越しなし? 先発投手がしっかりしているからだ。阪神、すさまじい破壊力! 1イニング9得点はもちろん、3本塁打も今季初めてのこと。阪神打線が二回、すさまじい破壊力を見せ付けた。 金本、今岡の連打で1点先取。ここまでは、このシーズン幾度となく繰り返された光景だった。ところが2死後、矢野が放った詰まった飛球が右翼席に飛び込むと、打線の勢いが加速した。赤星の四球を挟む4連打で3点追加し、なお2死一、二塁。ここで金本が3ラン、今岡がソロとたたみかけ、マレンをKOしてしまった。「親父の誕生だったから、いいプレゼントになったね」と素直に喜んだ矢野のソロに始まり、実に7打数連続安打。「息つく間もない」と形容するほかない、見事な集中打だった。 最も内容が濃かったのは、金本が放った3ラン。オールスター明けの2試合で2本ずつ安打を記録しながら、自身の打撃には納得していなかった。レフトへ流し打つ安打が続いていることに触れ、「状態は良くないね。まあ、そのうち右方向にも、いい打球が飛ぶんじゃないかな」と話したのは前夜の試合後のこと。しかし、バックスクリーン右に低いライナーで飛び込んだ二回の3ランについては、「手応え十分だった」と満足げな表情。理想を高く置く金本の一打は、巨人の戦意をも打ち砕いてしまった。阪神の安藤が、プロ初の完投勝利をマーク! 変化球で内野ゴロを稼ぐ投球は安定感十分。巨人打線を十川孝のソロによる1点に封じ込めた。2段モーション気味だったフォームをシーズン中に修正した結果、「テンポがよくなり、ストライクが取れるようになった」と言う。「ウイニングボール? 持ってない。完封した時もらいます」と、目標を高く掲げている。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月28日
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2005年7月27日(水) 対巨人 11回戦 東京ドーム 阪神2×5巨人5位に負けるようじゃ~中日には勝てないね~ 福原ちゃ~ん。。。二軍で勉強し直すか~ 福原ちゃ~ん。。。 横浜×中日戦!強いな~ 中日最低でも引き分けか~~~▼阪 神-巨 人 11回戦 (阪神6勝5敗、東京ドーム、18:02、44389人) 123456789101112計阪 神200000000 2巨 人10300001X 5阪神・福原またG戦勝てず11敗目! リーグ打点王を快走する阪神の今岡が、シーズン通算打点の自己記録を更新した。一回1死満塁で高橋尚のシンカーを右前に運ぶ技ありの先制打。球宴前の段階で、自己最多タイとしていた04年の83打点に「2」を加えた。「初回のタイムリーは久しぶりなのでうれしいね」と素直に喜んだ通り、一回に適時打を放ったのは6月23日以来のことだった。〔 写真上:3回巨人1死二塁、二岡(左)が左中間に勝ち越し2ランホーマーを放ち一塁へ向かう。中央は投手福原、右は二走鈴木。写真下:3回、二岡に勝ち越し2ランホームランを浴びた福原(左から2人目)は頬を膨らます 〕 ◇ 試合前の打撃練習で、岡田監督から直接指導を受ける場面があった。「最短距離でバットを出せ、ということ。試合中にアドバイスされるのはよくあるけど、練習で指摘してもらうのは珍しい」と今岡。変化球を引き付けて打てたのはアドバイスのおかげ。監督の指導に選手が即座に反応する。好調を維持するチームの流れの良さが、こんなところにも表れている。阪神の福原が、リーグ最多となる11敗目を喫した 投手の高橋尚に浴びた安打が、つまずきの始まりだった。1点リードした三回1死、直球にバットを合わされ中前打で出塁を許す。暴投で傷口を広げた後、鈴木、二岡に連続長打を浴び、せっかくもらった先制点を吐き出す形になった。 「ほころびというのかな。投手に打たれて嫌な感じはあったよね」と三回の投球を振り返った久保投手コーチは、「6回で4失点か。1点多かったな」と今後の奮起を促した。前回登板した20日の横浜戦は8回無失点と好投しながら、0-1で敗れている。こんな悪い流れを断ち切れるのか。井川と並ぶエース格に位置づけられ開幕からローテーションを守ってきた福原が、正念場を迎えている。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月27日
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2005年7月26日(火) 対巨人 10回戦 東京ドーム 阪神9×3巨人首位 対 5位だから勝って当然!それより気になるのが横浜×中日戦!横浜じゃ~ 勝たないだろうな~4 所載はこちらをクリック 阪神・シーツが3発!後半白星発進! シーツの3本塁打を含む2ケタ安打を放った阪神が快勝した。一回、シーツの中越え2ランで先制。四回には桧山の右越え2ラン、八回に矢野の左中間二塁打などで加点した。阪神先発の井川は7回を3失点で、4年連続2ケタの10勝目。巨人は自力優勝が消滅した。(笑〔 写真:1回、阪神のシーツが巨人先発の上原から中越えに先制の2点本塁打を放つ。9回の12号などを含め、シーツは3発で4打点 〕 ◇首位・阪神が、華々しいアーチ攻勢で後半戦のスタートを切った まずは一回。1死一塁で、シーツが上原のスライダーをバックスクリーン左に運ぶ先制2ランを放つ。今月3日以来となる本塁打が、よほどうれしかったのだろう。台風7号が接近していたことに引っ掛けて「入るとは思わなかった。(東京ドームにも)強い風が吹いていたからホームランになったのかな」と話すなど口も滑らか。これで一気に調子に乗り、六回にもバックスクリーン、そして九回には左越えと計3本塁打を放ち、「パーフェクト」と胸を張った。 1点差とされた直後の四回には、桧山が右翼席に2ランを放っている。こちらは実に6月3日以来となる本塁打。「完ぺきだった。天井に当たるかと思ったよ」と本人が振り返ったほど迫力のある一撃だった。 残り55試合について、岡田監督は「相手は関係ない。これまで通り自分たちの野球をやるだけだ」と話している。チーム本塁打数でリーグ5位だった阪神が見せた、巨人のお株を奪うかのようなアーチ攻勢。八回には5連打も飛び出している。少ない好機を確実に、という「自分たちの野球」とは少し違った攻撃。とはいえ、これだけ打てば監督に何の文句もなかったはずだ。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月26日
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阪神ニュースの前に台風情報!阪神・金本、後半戦は猪木イズムだ! イチ、ニ、サン、ダーッ! で3連勝発進-。阪神・金本知憲外野手(37)が25日、A猪木戦法で後半戦に挑む決意を示した。「元気があれば何でもできる」と発言。前半戦は満身創痍だったが、アニキに元気が出れば、もう怖いモノはなし。26日からは敵地で巨人3連戦。G倒で闘魂注入や!〔 写真:金本は猪木に負けじと、“闘魂野球”でV奪回を誓った 〕 ◇ 頼もしいアニキが決意を新たにした。休養を終え、チームに合流した金本に、燃える闘魂が宿っていた。 「後半戦は一戦、一戦が優勝に直結する。1つのプレーで、ガラッと(流れが)変わることもある。オレの場合は、体調や」 前半戦は数々のトラブルに見舞われた。その度に鉄人ぶりを発揮したが、だからこそ、言葉に重みがある。「アントニオ猪木じゃないけど、『元気があれば、何でもできる』。気持ちが前向きになるし、試合でもハッスルできる」-。 まさに猪木イズム。ここまで来たら精神面。運もツキも、気持ちが呼ぶ。アニキの心からの叫びだった。 内転筋から左太もも、ふくらはぎにかけての故障を抱えながら前半戦91試合をフル出場で駆け抜けた。満身創痍。だが金本は「そう書かれているのをみると、ホンマにそういう気分になる」と最も忌み嫌う。だから弱音は吐かない。自戒の念もある。 「前半戦の終わりごろにバカみたいに熱を出してしまったからな」 18日からの横浜3連戦は37度の熱を押して出場した。試合後の日課となっている素振りはできなかった。だから自分に、そして同僚に「最後は精神面の差で決まる」と説く。 26日からの巨人3連戦は、優勝への第1関門。そこには東京Dに滅法強いアニキがいる。優勝した03年は50打数20安打で打率.351。昨年は打率.269だったが、本塁打は前年倍増の6本。「風がないし、慣れているドームやしな」。相性の良さも好材料だ。 G倒の先にみえるのは光輝くVロード。気合充実の金本。そこにGからの白星が加われば、最高のカンフル剤となる。『元気ですか-』の大号令のもと、猛虎は実りの秋へと突き進む。赤星にブレーキ解除で“GOサイン”出た! 思う存分走ってエエでェ~。阪神・岡田彰布監督(47)が25日、赤星憲広外野手(29)に“フリー切符”を交付した。左わき腹の負傷もあり、盗塁を制限してきたが、26日からの巨人3連戦(東京D)で解禁する。球宴も含めて5連投の藤川球児投手(25)も、G倒へ準備万端だ。〔 写真:赤星に岡田監督から“GOサイン”が飛び出した 〕 ◇ リミッターを外せ!! 好きなときに走れ。それが虎の得点パターンなんやから-。左わき腹を痛めながら出場するレッドスターに、岡田監督が二塁への“スチール許可証”を手渡した。 「だいぶん、よくなってきたな。故障の後は(2番・鳥谷に)“待て”のサインなしで自由に打たせていた。(赤星は)走らさんかった。でも、もう走れるからな。自由に走らせる」 6月15日の西武戦で骨折して以来、試合序盤での盗塁に“待った”をかけた。勝負を決する「ここぞという時」に限定していた。21日の再検査で「骨がくっつき始めている」(赤星)。球宴で初安打と盗塁を決める回復ぶりにGOサインを出した。 この日、赤星は甲子園で汗を流した。「大事なところで走らなきゃいけない場面が増える。走って点になれば、勝ちにつながる。いかにポイントで走れるか」。待っていた“解禁”に、はやる思いを抑えきれなかった。藤川は悲願Vへ“タイトル”封印! 球児が欲しいのは個人の冠じゃない。ペナントあるのみだ。敵地で迎える後半戦開幕を前に、藤川が改めて初心に戻った。〔 写真:甲子園での練習で笑顔を見せる藤川 〕 ◇ 「38ホールドポイント? そういう数字よりも失敗しないように自分の仕事をすること。優勝したらそれでエエです」 最優秀中継ぎ投手賞の評価基準となるホールドポイントでは、独走態勢を築いている。しかし、あえて今はタイトルへの思いを封印する。 03年は右肩の故障で歓喜の輪を見つめるだけだった。だからこそ、今年は貢献したい。その輪の中心にいたい-。それが藤川の狙う“タイトル”。もちろん、G戦での3連投も覚悟できている。赤星には盗塁の許可が出た。藤川は指揮官から、その名を告げられるのを待つ。バース氏、V期待「オカダの胴上げ見タイ!」 オカダの胴上げが見たいんやっ!阪神の後半戦スタートに向け、戦友ランディ・バース氏(51=オクラホマ州議会議員)が25日、V奪回への熱いエールをチームと岡田監督に送った。〔 写真:「サントリーモルツ ドリームマッチ」に参加したバース氏 〕 ◇ 「いい試合を続けてきたのは知っている。85年はパワフルな打線のチームだったが、今年は投手力とスピードのチーム。5ゲーム差は油断禁物だけど、ぜひとも優勝してほしいね」 03年の優勝も大阪で見届けたバース氏。今年はともに85年を戦った岡田が監督としてチームを率いている。「オカダの胴上げを見たい」。その気持ちは「サントリーモルツ ドリームマッチ」参加のための来日とともに膨らむ一方だ。 「コーチ、2軍監督としっかりキャリアを積んできたオカダにはぜひとも成功してほしい。それはタイガースのためにもなるはずだ。野球をリスペクト(敬愛)しているオカダは、選手にリスペクトされる指揮官になるはず。このチャンスを絶対に生かしてほしいね」 5ゲーム差死守のポイントはバース氏も経験した8月のロード。「何が起こるか分からないのがロード。苦しいときこそ一致団結してほしい。26日からの巨人戦は意識せずに、これまで通りの守りの野球で臨むことが必要だ」とアドバイスした。 今回はきょう26日に帰国するが、優勝へ大詰めの9月には再来日を計画中。岡田監督と祝杯をあげる日が来るのを信じていた。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月25日
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阪神・岡田監督が井川に最多勝指令! 井川よ、最多勝を獲れ!! 阪神の岡田彰布監督(47)が甲子園球場で練習を行った24日、目下9勝でハーラートップを並走する井川慶投手(26)に奪最多勝指令を下した。26日の後半戦(巨人戦、東京D)の“開幕投手”起用を明言した左腕に、後半戦の逃げ切り優勝を託す。エースの自覚でVをもぎ取れ、と指揮官がゲキった。〔 写真上:3度目の“開幕投手”に指名された井川。写真下:岡田監督は井川に最多勝指令を出した 〕 ◇ 後半戦の開幕も井川に託す。V奪回へ、岡田監督の熱い思い。これがエースへの最多勝指令となって表れた。 「最多勝? 当然いくと思うし、狙っていかないかん。後半戦も井川中心でいくからな」 この日、甲子園での練習では、ブルペンでのチェックに時間を割いた。井川の投球に「(これまでより)今の方がいい、全然な」。予定通り、“3度目の開幕”への仕上がり具合に満足げ。26日の巨人戦の先発を明言した。 「隠す必要ないやんか。井川や」 4・1のシーズン開幕、そして、6・21の交流戦後のリーグ再開、そして、今度の後半戦と3度目の“開幕”に井川を指名した。そのいずれもが予告先発となった。特に今回はいよいよ2年ぶりのV奪回をかける勝負の後半戦。これまでも周囲に「井川がいないと優勝できない」ともらしていた指揮官が、エースを全面に押し立てて、ペナントを奪い取りにいく。 ブルペンでの投球練習を終えた井川は、外野でダッシュを繰り返し、大粒の汗を流した。岡田監督の最多勝指令を伝え聞いても、あえて無言で球場を後にした。 今季シーズン序盤は不調で、6月2日から二軍落ちの屈辱も味わった。一軍復帰後の14日の西武戦(インボイス)から6試合に登板して5連勝と結果を出し、ハーラートップタイの9勝で前半戦を終えた。序盤のつまずき、そして、二軍落ちを境にしての復調。 チームの大黒柱の気持ちの整理がついた以上、後は勝ってV奪回ロードを突っ走るだけ。井川が20勝して最多勝ほかタイトルを総ナメした一昨年のリーグ優勝の形にどこまで迫れるか。「勝っていくのがエースや」。ゴールへ向かって、岡田監督がムチを入れた。阪神・藤川が後半戦もフル回転宣言! 後半戦も球児はいつでも行きます-。阪神・藤川球児投手(25)が24日、26日に再開するリーグ戦(対巨人、東京D)に向けて、「前半戦みたいに行きます」と頼もしく宣言した。前半戦91試合中51試合に登板し、4勝無敗、防御率1.04。シーズン換算で81試合と日本記録を上回るハイペースも、若き鉄腕はV奪回まで投げ抜く覚悟だ。〔 写真:球宴での連投ダメージを打ち消した藤川。後半戦もフル回転宣言だ 〕 ◇ 後半戦に入ろうが、だからと言って、登板ペースは緩めない。配慮はノーサンキュー。このままV奪回まで投げきってみせる。球宴でもセ投手最多得票を得て、2試合連続で好投した藤川が、後半戦スタートを前に気合を入れ直した。 「前半戦みたいに行きます」。その勢いが持続されれば、これほど頼もしいことはない。今季の球児が築いた足跡に誰も文句をつけようがない。91試合中51試合に登板した鉄腕。4勝無敗、防御率1.04と賛辞の嵐だけが背番号22を包んでいた。 「前後に休みがあったし、球宴の連投は別ものなんで。後半戦には全然問題ないです」。前半戦最後のカードの横浜3連戦と球宴2試合と合わせ、5連投と休ませてもらえなかった。だが、その分、たくさんのファンから声援という形で“力”を分けてもらった。それが疲労が蓄積していてもマウンドに上がる藤川の原動力となる。 登板試合数をシーズンで換算すると、何と81試合。稲尾(西鉄)、菊地原(当広島、現オリックス)が持つ78試合の日本記録の更新も視野に入ってきた。目下、38ホールドポイントと最優秀中継ぎ投手賞の最右翼はこのまま自身初の戴冠&歓喜の胴上げまで突っ走る。阪神・浜中の“完全復活”間近! 完全復活を目指す阪神・浜中おさむ外野手(27)の守備復帰が早まる可能性が出てきた。24日に甲子園球場で行われた練習で、後半戦は右翼を争うことになるスペンサーが右肩に違和感を訴えるアクシデントが発生。状況次第では26日からの巨人3連戦(東京D)で右翼の守備につく。〔 写真:右翼の守備練習でも明るい表情を見せる浜中 〕 ◇ ライバルの思わぬ離脱が、浜中の背中を後押ししそうだ。球宴というお祭りの後、グラブに収まる球の音だけが響く静かな甲子園でアクシデントが発生した。シーツとキャッチボールをしていたスペンサーが右肩に違和感を訴えて、練習を切り上げたのだ。 26日から始まる後半戦。V奪回に向けた再出発の直前に生じた、右翼を守る助っ人の異変。岡田監督は軽症を強調したが、状況次第で浜中の完全復帰プランが前倒しされる可能性も出てきた。阪神・安藤、久保コーチから大目玉! 投内連係の練習中、本塁へ返球するグラブトスを“空振り”。ボールの上に足が乗っかり転倒した。左足首を痛めそうになるヒヤリとした場面だったが、幸い大事には至らなかった。「足は大丈夫。やばかったら自分が焦っている」と、その後の練習もメニューどおりにこなした安藤だが、久保投手はお怒りモード。〔 写真:甲子園で行われたこの日の練習で、後半戦の柱として期待される安藤 〕 ◇ 「(後半戦に向けて)もう一度しっかりやろうと、入れた練習だったのに。『こういうプレーがいちばん、気の緩みやと言われるんやで』と言っておきました」 来季から禁止される2段モーションをいち早く修正。その効果もあって、交流戦後は好投続きの安藤。V奪回に向けた正念場となる後半戦は、井川、福原に続く主軸として期待される。それだけに久保コーチの叱咤も激しかった。阪神・能見が一軍残留アピール投! 2005年フレッシュオールスターは24日、サンマリンスタジアム宮崎で行われ、4-4で規定により九回引き分けとなった。セ選抜の6番手・阪神の能見篤史投手(26)は九回の1イニングをピシャリで一軍残留をアピール。同じく阪神の岡崎太一捕手(22)はダイブキャッチを披露した。〔 写真:能見は九回から登板。1回を見事3者凡退で抑えた 〕 ◇ 一軍の熱気を知る能見にとっては、ただの宴ではなかった。26日から始まる後半戦に向けての真剣勝負。セ選抜のしんがりとして九回から登板し、未来のスラッガー候補を見事に3者凡退に料理した。 「江川君とかはいいバッターなんで、打ち取れたのはよかった。でも2-3とかになったんで、コントロールをもうちょっと、ですね」 まずは昨年度ソフトバンクのD1巡目・江川との対決。キレ味抜群の直球で追い込むと、最後は129キロのスライダーで空振り三振に斬った。続く日本ハム・市川は右飛、インボイス・星は空振り三振に。すでに一軍で9試合に先発し、2勝(1敗)を挙げている猛虎のだて男は、高卒1年目ルーキーの3人に格の違いを見せ付けた。 前半戦最終カードを目前にした7月17日に一軍登録され、後半戦も一軍戦力として首脳陣から期待されている。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月24日
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2005サンヨーオールスターゲーム第2戦 甲子園 全セリーグ5×3全パリーグ▼セントラル・リーグ-パシフィック・リーグ (全セ2勝、甲子園、18:12、45296人) 123456789計オール・パ0002010003オール・セ30011000X5【投手】(パ)杉内、小林宏、帆足、吉武、藪田-城島、里崎(セ)黒田、下柳、川上、工藤、五十嵐、藤川-古田、矢野【責任投手】(勝)黒田1試合1勝(S)藤川2試合1S(敗)杉内1試合1敗【本塁打】(パ)李承ヨプ1号2ラン(4回、下柳)、城島1号ソロ(6回、工藤)(セ)阪神勢の活躍で全セが連勝! プロ野球の2005サンヨーオールスターゲーム第2戦は23日、阪神甲子園球場で開かれた。全セが5-3で全パを破り2連勝。通算成績を全セの63勝73敗8分けとした。最優秀選手(MVP)は3安打2打点の前田(広島)。全セは一回に今岡の適時打など集中打で3点を先取。一発攻勢で追い上げた全パを継投でかわした。〔 写真上:プロ野球オールスターゲーム第2戦の1回、全セ・今岡が先制適時打を放つ。捕手・城島。写真中:プロ野球オールスターゲーム第2戦の4回、この試合2本目の適時打を放ち、笑顔の全セ・今岡(右) 。写真下:八回、1死一塁の場面で代打を告げられると、公式戦では使えない黄金のバットを持って登場。打席では、バットをスタンドに向けて高く掲げて本塁打を予告し、尻もちをつくほどのフルスイングを見せた 〕 ◇ 全セが終始リードを保って2連勝。一回、金本の右中間二塁打など5長短打を集めて計3点。四回2死二塁から今岡が右前適時打。五回は無死三塁から前田が左前適時打を放った。全パは四回、李承ヨプの球宴第1号の中越え2ランなどで追撃したが及ばなかった。 ▽全セ・落合監督 選手が頑張ってくれました。球宴の監督だけはやりたくない。無事(選手を)返さないといけないからね。 ▽全パ・伊東監督 勝負なので、2連敗も仕方がない。交流戦が終わったばかりで盛り上がりという点で心配だったが、お客さんがたくさん来てくれて良かった。オールスターはオールスターだよ。トラ反攻の”球宴ジャック” 先制劇から抑えまで 赤星、今岡、金本の3連打で先制し、最後を藤川が3人で締める。下柳がマウンドに立った三、四回は、実に7人の選手が守備に就いていた。打順や登場するイニングは普段と少し違っていても、戦いなれた甲子園で行われたオールスター第2戦は、まぎれもなく阪神のためのものだった。 全パの先発は杉内。赤星が速球を中前にはじき返すと、すかさず二盗。今岡は先制適時打、金本は中堅右に二塁打とたたみ掛け、5月31日の交流戦で完封負けを喫した左腕を一気に攻略して見せた。「1打席目で満足してしまって後がダメだった。まあ、シーズンにとっておきます」と振り返ったのは赤星。また、第1戦に続く登板となった藤川は、九回を3人で切り抜けセーブを稼いだというのに「がっかりです」と。3者三振という高い目標を掲げていたからだ。 オールスター前の5試合で計9得点と打線が下降気味だった阪神の選手たちが放った安打は実に8本。しかも収穫はこれだけではない。赤星は球宴で初安打、初盗塁をマーク。藤川は初出場で優秀選手賞を、同じく初出場の鳥谷は2試合で3安打を放ち新人賞を獲得した。これまで球宴で実績を残していなかった選手たちが、最高のメンバーが集う場で結果を残した。後半戦に向け、チームにもう一度活を入れるきっかけになるかもしれない。 本塁打競争は、ズレータ(ソフトバンク)の3本塁打の活躍で全パが制し、前日の雪辱を果たした。先頭で打席に立ったズレータは、投手役の礒部(楽天)の球を慎重に選びながら、4球目を左翼席中段へ放り込むと、9球目は左翼上段、10球目も左翼中段と、ケタ違いのパワーと飛距離で観客を沸かせた。ロッテのフランコ、李承ヨプもさらに1本ずつを追加した。後攻めの全セは、力みが目立って谷繁(中日)、金本(阪神)の1本ずつで終了。外国人トリオの前に屈した。 昨年、本盗を決めて球宴の主役となった日本ハム・新庄が、今年も派手なパフォーマンスで観客を沸かせた。八回、1死一塁の場面で代打を告げられると、公式戦では使えない黄金のバットを持って登場。打席では、バットをスタンドに向けて高く掲げて本塁打を予告し、尻もちをつくほどのフルスイングを見せた。結果は二ゴロ。右手首の故障で今年は出番が少なかったが、阪神時代をすごした思い出の地での球宴に「育ててくれた場所だし、打席に立ちたかった」と新庄。その打席での大歓声に、「盛り上がってすごくよかった。それが一番うれしい」と、“パの宣伝部長”は満足げだった。…表彰選手… 【最優秀選手】前田智徳(広島)【優秀選手】今岡誠(阪神)、藤川球児(阪神)、李承ヨプ(ロッテ)、城島健司(ソフトバンク)【新人賞】鳥谷敬(阪神)、平野恵一(オリックス) 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月23日
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サンヨーオールスターゲーム第1戦 インボイス西武ドーム 全セリーグ6×5全パリーグ全パリーグ-全セリーグ 1回戦 18:32 123456789計安打23101302113全セリーグ1100130006全パリーグ1031000005安打11421000110終了 全セリーグ1勝 観客:25761人[投手]全セリーグ :上原-藤井-五十嵐-藤川-石井-岩瀬-クルーン全パリーグ:松坂-清水-西口-渡辺俊-小林雅[HR]全セリーグ:清原1号[ソロ]全パリーグ:小笠原1号[ソロ][勝ち]全セリーグ:五十嵐[負け]全パリーグ:西口[S]全セリーグ:クルーン全セが6―5で全パを降す MVPは金城! プロ野球の2005サンヨーオールスターゲーム第1戦は22日、インボイス西武ドームで行われ、接戦の末に全セが6―5で全パを降し、通算成績を62勝73敗8分けとした。最優秀選手(MVP)には逆転二塁打を含む3安打3打点の金城(横浜)が初めて選ばれた。清原(巨人)は球宴通算13本目の本塁打を放ち、歴代トップの山本浩二・現広島監督に1本差に迫った。 第2戦は甲子園球場に舞台を移し、全セは黒田(広島)、全パは杉内(ソフトバンク)の先発で行われる。〔 写真上:8回全セ2死、藤本がこの試合3安打目となる中前打を放つ。写真中上:全セ・清原(右)が全パ先発の松坂(手前)から先制適時打を放つ。写真中下:全パ・小笠原(左)が全セ先発の上原(右)から右へソロ本塁打を放つ 。写真下:3回、全パ・松中が適時三塁打を放つ 〕 ◇ 全セがシーソーゲームを制し、連敗を2で止めた。一回、清原の左越え適時打で1点を先取。2点を追う六回1死満塁から青木の一ゴロの間に1点を返し、さらに金城の右中間への2点二塁打で試合をひっくり返した。全パは三回、礒部の中前適時打や松中の右翼線への適時三塁打などで3点を挙げてリードを奪ったものの、投手陣が踏ん張り切れなかった。 松坂、清原の対決は”引き分け” 試合前に、二人はこう話していた。松坂は「清原さんには真っすぐ一本で」、清原は「バックスクリーンを狙います」と。今季から交流戦も始まったが、好投手と強打者が駆け引きなしで向かい合えるのは、オールスターという舞台だからこそだろう。ともに言葉通りの真っ向勝負を見せた。 まずは一回1死一、二塁での対決。カウント1―2からの高めへの148キロを清原は強振。打球は上がりすぎたが、それも並外れた上がり方だったから左翼の天井にまで達して落ち、和田が見失うラッキーな先制適時打に。これも、力のぶつかり合いのたま物か。こん身のスイングをした清原は一塁上で苦笑いを浮かべた。 2度目の対決は二回2死満塁で、再び松坂は直球一辺倒。2球で追い込み、そして3球目は外角高めへ147キロの直球。清原は「中途半端なヒットでなく、バックスクリーンを超える打球を打とうと思った」。今度は完全に松坂の球威が勝り、バットは空を切った。 昨年の球宴最終戦では七回、スタンドからパ・リーグの連盟歌が流れた。1リーグ制移行の可能性があった時期で、「最後のセ、パでの球宴」を惜しむかのようなムードが色濃く漂っていた。 それから1年。セ、パの対決は今年も続き、見応えのある場面をファンの前に披露した。西武から巨人に移籍した清原と、6年前に西武ドームで球宴デビューを果たした松坂。新旧の「パの顔」が、その主役だった。 西武・和田が「幻の本塁打」を放った。五回1死一塁で、中堅フェンスを越えたかに見える大飛球。ボールは観客が差し出した帽子に当たってからグランドに戻ってきたが、本塁打と判定されなかった。「(中堅手に)捕られたか、(グラブに)入ってから落ちたと思った」と和田。本塁打の可能性があったことを指摘されると、「ぜいたくは言わない。3本打っただけで十分」と3打数3安打の結果に納得した表情を見せていた。 五回終了後、恒例の野球殿堂入り表彰式が行われた。 競技者表彰で元ロッテのエース村田兆治さん、西武監督を務めた森祇晶さん、特別表彰で元NHKアナウンサーの志村正順さんの計3人が花束を受け取った。監督時代に慣れ親しんだグラウンドで晴れがましい日を迎えた森さんは「僕にとっては最高の舞台。一番、思い出のある球場だね」と感慨深げに話した。日本ハムの小笠原が自慢のフルスイングで魅せた。一回、上原の142キロの高めに浮いた直球を右翼席へ。「打った瞬間、行ったなと思いました」と自賛した豪快な一発。5月31日の交流戦でも上原から右越えソロを放っており、相性の良さを大舞台でも発揮した。その後もヘルメットが飛ぶほどのフルスイングを披露して観客を沸かせた小笠原。今季は打率2割6分と振るわないが、7年連続出場の球宴で自分らしさをアピールし、復調を印象づけた。前半戦を2位で折り返したロッテからは球団史上最多の10人が選出された。リーグトップの28盗塁を記録ししている初出場の西岡は「ビッグスターの集まりだけど、10人もいるから和気あいあいできます」とリラックスムード。試合前にはセ1位の40盗塁を決めている阪神・赤星と健闘を誓う握手を交わし、「(メッツ・松井稼頭央の持つ)1試合4盗塁の記録を抜かしたい。赤星さんの盗塁技術も勉強させてもらいます」と自己アピールに意欲満々。球宴恒例の本塁打競争は全セが制した。井端(中日)、金城(横浜)がゼロに終わった後、岩村(ヤクルト)がサク越え3本を放ち、小笠原(日本ハム)による1本の全パを上回った。パは昨季の3冠王・松中(ソフトバンク)や和田(西武)に快音が聞かれなかった。岩村は昨年の第2戦の本塁打競争でも1人で5本を稼いだ「お祭り好き」の本領を発揮した。球宴のチケットが当日まで売れ残った。インボイス西武ドームによると、前日の段階で3000枚強が売れ残り、当日券も販売した。収容人員は約3万2000人。最少観客試合の1万6065人(92年、仙台)は超えそうなものの、関係者は「祭典なのに……」と困惑の表情。取材に来た記者に「もっと早く(記事を)書いて、(販売を)アピールしてくれなくちゃ」と嘆いていた。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月22日
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阪神・入場者数200万人突破! 虎党は日本一や。延長戦の末、敗れはしたものの、47271人とぎっしり詰まった甲子園は最後まで満員だった。この日、48試合目の主催試合で入場者数が200万人を突破した。12球団最速で、その内訳は甲子園での40試合で182万6881人、地方で8試合が組まれ、21万3513人。計204万394人となった。〔 写真:観客動員200万人を達成したタイガース。ファンの応援もヒートアップ 〕 ◇ 最も速い200万人到達は、04年7月1日の39試合目(甲子園36試合、地方3試合)。今年から入場者は実数発表となり、地方球場での開催が多くなったものの、7月中に到達できたのは熱烈な阪神ファンのおかげとも言える。 前半戦が終了し、貯金19を保っての堂々たる首位ターン。岡田監督のさい配も当たり、交流戦で波に乗った。 球宴を挟み、いよいよ勝負の後半戦。「優勝」の2文字を確信している虎ファンが戦士たちに無限のパワーを注ぎ込む。阪神復刻ユニホームを出品! 阪神タイガースが今季のセ・パ交流戦で使用した往年の復刻ユニホームを、阪神百貨店(大阪市北区)が21日、慈善オークションに出品し、1階ショーウインドーに展示、ファンからの入札を募っている。〔 写真:ショーウインドーに展示された慈善オークション出品の阪神タイガース復刻ユニホーム=大阪市北区の阪神百貨店 〕 ◇ ユニホームは岡田彰布監督やコーチ、選手らの92着で、いずれも直筆サイン入り。袖口や首に黄色の線がある1979―81年の懐かしいデザインで、ファンには垂ぜんの限定品になりそう。 応募は8月3日まで百貨店8階で。8月1日からは同店のホームページ上でも受け付ける。金額は最低1000円から。収益金はすべて「あしなが育英会」に寄付される。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月21日
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2005年7月20日(水) 対横浜 12回戦 甲子園 阪神0×1横浜福原の8回0封も報われなかった前半戦の貯金は19か~~~!▼阪 神-横 浜 12回戦 (阪神7勝3敗2分、甲子園、18:00、47271人) 123456789101112計横 浜00000000001 1阪 神00000000000 0阪神“余裕の1敗?”Vターン!貯金19! 「優勝やで!!」「頼むで!!」。甲子園のベンチ裏の通路に届く熱いエールを、手塚オーナーも背中で聞いていた。目の前を歩く背番号『80』が、頼もしく、大きくも見えていたに違いない。〔 写真上:延長十一回、クルーンから左前打した鳥谷。岡田阪神の象徴が前半最終戦で意地の一振りだ。写真下:熱い声援を送るファンも、優勝を信じてまっせ 〕 ◇ 「前半戦? よくやってくれている。後半もやってくれるでしょう。(成績は)満足です。きょう(の負け)は、勝負ごとですから」 前夜は延長十二回の末にドロー。この日は前半最終戦とあって、甲子園へ足を運んだ。2試合連続の延長戦。0-0で迎えた十一回一死二塁から、ウィリアムスが、佐伯に痛恨のタイムリーを浴びた。これまで観戦した試合は7連勝中。後半戦まで担ぎたいゲンも途切れてしまった。それでも、虎の総帥の思いは揺るがなかった。 この日は電鉄本社を訪れた星野SDから「優勝した2003年よりいい」と、うれしい報告を受けていた。八回二死二塁。4安打無失点と好投する福原に、代打・片岡がコールされた。同点の九回から、3連投となる中継ぎエース・藤川に託す。少しの迷いもない指揮官のタクトが、自信を確信に変えてくれていた。 藤川-ウィリアムス-久保田の『勝利の方程式』が、快進撃を支えてきた。3人が投げた試合は17連勝中。久保田を投入すれば完結する不敗神話も、途中で崩壊。敗れはしたが13カード連続の負け越しがないまま、首位で折り返し。中日に5ゲーム差にまで詰め寄られたが、総帥が思いを託す岡田監督も迷いはない。 「ピッチャーはがんばっていた。点が入らんかったらどうしようもない」と調子の落ちてきた打線を嘆いたものの、「最初は経験のない選手に不安があったけど、試合を積み重ねるうちに自信をつけて貯金ができたことが収穫」と、手ごたえたっぷりに前半戦を振り返った。指揮官が、開幕から遊撃に起用した鳥谷が2番に定着。1点リードされた延長十一回には161キロ男・クルーンから意地の左前打で魅せた。 21日から5日間は球宴休み。26日の巨人戦から後半戦がスタート。8月2日からは14泊15日の“死のロード”が待っている。「夏のロードがポイント、ジンクスを打ち破りたい」と指揮官は語気を強める。阪神が前半戦を首位ターンしたのは過去6回。そのうち優勝したのは2回だが、V逸したのはいずれも1.5ゲーム差以内。5ゲーム差の首位ターンならV確率100%。岡田猛虎はまばゆい頂点に一直線だ。阪神・福原報われぬ8回0封 ツキのなかった前半戦を象徴するかのような展開だった。福原の先発試合では、すっかりおなじみとなってしまった投手戦。援護なく、イライラする状況にも、蒸し暑かった聖地のマウンドで我慢し続けた。8回4安打無失点。後半戦につながる価値ある122球の熱投だった。 「何もないです…」 延長戦の末、チームは惜敗。斎藤と互角の投げ合いを演じた。それでも、前半戦の最終戦を勝利で飾ることができず、福原は唇をかみ締めた。 投球テンポのよさ、コントロールなど、文句のつけようのない内容だった。横浜打線を三回から六回までパーフェクト。八回一死から斎藤に左前打を許したが、石井琢、小池を打ち取った。その瞬間、グラブをたたいて喜ぶなど最後まで闘争心を失わなかった。 右のエースとして期待されながら、前半戦は5勝10敗に終わった。成績だけを見れば、注文の一つもつきそうだが、「分かっているけど、もっと援護してやらないと。いいピッチングをしていた。かわいそう」と矢野が野手の心の内を代弁した。前回先発で川島と投げ合った13日のヤクルト戦(千葉)の0-1での完封負けを筆頭に、ことごとく打線の援護に見放されてきた。好投を続けても、援護がない。それが前半戦の福原だった。 「勝敗が逆でもいいくらい」と岡田監督も思いは同じだ。「次、頑張ります」と福原。どんな苦境にも仲間を信じて、前を向く。たまりにたまった悔しさを後半戦にぶつける。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月20日
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2005年7月19日(火) 対横浜 11回戦 甲子園 阪神1×1横浜中日がジワジワ迫って来ているのにワイルドピッチか~~何所に投げとんじゃ~ 井川!▼阪 神-横 浜 11回戦 (阪神7勝2敗2分、甲子園、18:02、45474人) 123456789101112計横 浜0000010000001阪 神0000001000001阪神、悔しい悔しいドロー! 見応えのある投手戦は、規定により引き分けとなった。横浜は六回、井川の暴投で先制点。一方、阪神は七回、赤星が押し出し四球を選んで追いついた。横浜の三浦は141球で9回を1失点。阪神は救援陣の踏ん張りが光った。〔 写真:2回、村田の打球にグラブを出す井川 〕 ◇阪神・井川が暴投、思わぬ形で先制点献上 阪神が思わぬ形で先制点を失った。六回の守備。2死三塁で井川が種田に投じた初球が、バックネットを直撃する、とんでもない暴投に。三塁走者の金城は労せずして先制のホームを踏んだ。 何となく、こんな展開を予感させる雰囲気ではあった。走者を三塁に進めた形が、余りにも悪かったからだ。 先頭の小池を左前打で出したこの回、次打者の金城は遊ゴロに倒れている。ここで「6-4-3」の併殺を焦った二塁・藤本が一塁に悪送球。打者走者を二塁に進めたことが後になって響いてくる。金城の足を考えれば、無理に送球する必要はない場面だった。 1日の横浜戦を最後に、この日まで14試合連続無失策を続けてきた、守備のほころび。投手を含めた守りの総合力でリーグ首位を走ってきた阪神にとって、この日飛び出したような「ミスの連鎖」は無縁だったはずだ。まだ球宴前。焦ったり、重圧を感じたりする時期ではない。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月19日
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阪神・藤川が圧巻の5奪三振ショー! ♪スタジアムに響く歓声を吸い込んで-。すっかり耳慣れたフレーズが流れれば、『勝利の方程式』の合図だ。マウンドに上がった藤川が腹筋のあたりに、グイっと力を込める。圧巻の5奪三振ショーで、横浜打線をひとひねり。今季8度目の零封勝利を演出してみせた。〔 写真:この右腕が出てくれば勝ったも同然。藤川が2回をパーフェクトに抑えた 〕 ◇ 「中5日? 全然大丈夫です。元気いっぱいという感じ。“5日も”という感じですかね。早く投げたかった」 疼いていた。12日のヤクルト戦(千葉)以来、5日間出番なし。49試合目となるが休養十分だった。1点リードの六回。緊迫した場面もなんのその。佐伯をカーブ、種田を150キロの真っ直ぐ、内川をフォークで3者連続の空振り三振にしとめた。 七回も先頭の村田を左飛に打ち取ると、相川、門倉を空振り三振。「変化球もよかった? 珍しく」。2回をパーフェクトに抑え、自らの連続試合ホールド記録を15に伸ばし、ウィリアムス、久保田へと勝利のバトンを託した。 マウンド上で躍動するリリーフエースも試合前に1分間だけ動かない時間がある。空気を吸い込んで、お腹に力を入れ、息を止める。『腹圧』のトレーニングだ。血行もよくなり、疲れにくくなる。連投もへっちゃらな秘密の1つだ。普段は特別なことしない藤川だが、これだけは日課となっている。 「球児の場合は腹圧を毎日鍛えないと、投げるとき後ろに反って姿勢が悪くなる」と檜作トレーナーは説明する。外から見える筋肉ではないが、体を内部から支える大事な力。スポットが当たりにくい役割ながら、しっかりチームを支えるという意味では、今の藤川の置かれたポジションと不思議と似通ってもいる。 これが猛虎の強さだ。1点リードの六回からでも、勝ちパターンを投入できる。他球団ではできない芸当だ。14試合連続無失策と守りも堅い。岡田監督も「藤川は少し休んでた。昨日、嫌な負けをして、6回から行こうと思ってた」と、0点に抑えていた先発ブラウンの降板に迷いはなかった。 前日の延長戦での敗戦の残像を振り払い、貯金も最多タイの『20』に戻した。「これから中継ぎをドンドンつぎ込む」と指揮官も宣言。「自分の仕事をするだけ」と藤川。後半戦まで残り2試合。本拠地で3連勝を決め、前半戦を折り返す。今の猛虎には、それができる力が備わっている。鳥谷だ!シーツだ!そして金本だ!怒涛の3連打! 勝利だけでは満たされないプライドを、炎の3連打が示した。前日17日は0-1の敗戦。そしてこの日は、暴投でもらっただけの1-0という不甲斐ない展開…。磐石投手陣の快投で、守りの方が大観衆が沸く“逆転現象”が起こっていた甲子園。八回二死走者無しからの2得点が、攻撃陣の譲れぬ意地だった。〔 写真上:金本がトドメの一撃。写真中:鳥谷の二塁打でチャンスを作り、写真下:シーツの中前打で一点 〕 ◇ 「最近、投手にばかり助けられていたからね。あまり得点できていなかったから、これからは打者が投手を助けたいよ」 チーム21イニングぶりの適時打を放った3番・シーツが、力強く“反攻”を宣言した。横浜・門倉の前に、もどかしさが続いていた八回。簡単に二死となってから口火を切ったのは鳥谷だった。 「ラッキーです。とにかく自分の打席として、しっかり打ちたいと」 左翼線にフラリと上がった打球は、振り抜いた分だけ、野手の間にポトリと落ちた。13打席ぶりの『H』。一気に二塁を陥れてチャンスメークをすると、続くシーツが初球のストレートを中前に弾き返す。鳥谷の劇走で間一髪ホームベースをかすめ取り、待望のバットによる1点を奪った。 そして締めは、4番・金本だ。二死二塁から、6球目のフォークをフルスイング。低空の弾丸があっという間に中堅手の頭上を越えていき、3点目となる適時二塁打。快音が、4万7275人の留飲を下げ、ボルテージを最高潮に引き上げた。 「全部フォーク? よくあることや。まあきょうはアンディ(シーツ)やろ。俺はおまけや」。そう謙遜した主砲だが、最後に1本が出たことに「どうやろな。点が入った分だけ、良かったけどな」。この日は、恒例の試合後のスイングチェックはなし。ナインに混ざって、満身創痍の体を引きずるように戻っていくアニキの背中に、主砲の意地が浮かんでいた。 試合前に行われたミーティング。「打つ方が投手を助けてやれ!!」。号令を発した岡田監督と、それに、二死から応えてみせた打線。指揮官は頼もしそうに「これで、あしたの試合にいい感じで入れるわ」と、眼前に伸びるVロードを見つめた。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月19日
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2005年7月18日(月) 対横浜 10回戦 甲子園 阪神3×0横浜89試合終わって、防御率3.22でダントツの一位今更あらためて思うけど阪神は投手力のチームだね~特に、藤川は完璧!4 所載はこちらをクリック 阪神"完封リレー"貯金再び20! 横浜先発の門倉に序盤を抑えられた阪神は五回、一死から藤本が左翼線へ二塁打。続く代打・片岡の打席で、門倉が2暴投と乱れ、その間に藤本が先制のホームを踏んだ。〔 写真上:先発のブラウンは5回を無失点に抑え4勝目をあげる。写真下:5回阪神1死三塁、打者片岡のとき門倉の暴投で藤本(中央)が先制の生還 〕 ◇ 阪神は八回二死二塁から、シーツ、金本の連続適時打で2点を加えた。八回途中から救援の久保田は17セーブ目。ブラウンは5回を5安打無失点で4連勝。阪神・岡田監督 ブラウンは余り良くなかったが、ラッキーも勝ちのうち。(球宴休みまで)3試合なので、どんどんリリーフをつぎ込むつもりだった。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月18日
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2005年7月17日(日) 対広島 11回戦 甲子園 阪神0×1広島負けたけど先発、安藤はよ~く頑張った!▼阪 神-広 島 11回戦 (阪神8勝3敗、甲子園、18:00、47291人) 123456789101112計広 島0000000001 1阪 神0000000000 0阪神は安藤好投も打線の援護なく! 広島は0-0の延長10回、東出が右中間に均衡を破るソロを放ち、連敗を5で止めた。初先発のレイボーンは7回無失点と好投。8回から救援の永川が3勝目。阪神は9回まで2安打と力投した安藤が10回に痛恨の一発を浴び、打線の援護もなく、今季2度目の完投負け。〔 写真:延長10回無死、安藤は東出に痛恨のソロホームランを浴びぼう然とスタンドを見つめる 〕 ◇阪神・岡田監督 こちらがゼロではなあ。安藤はナイスピッチング。9イニングを投げ切る感覚をつかんだんじゃないかな。次は打つ方が援護してくれるよ。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月17日
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2005年7月16日(土) 対広島 10回戦 甲子園 阪神5×2広島ウィリアムスは調子が良かったけど久保田は相変らず安定感が無いな~~!!4 所載はこちらをクリック 阪神、2連勝で貯金20、杉山5勝目! 阪神が2連勝を飾り、貯金を20にした。二回無死一、二塁、矢野の二塁打で2点先取し、その後も今岡の犠飛などで加点。杉山は内角を強気に攻める投球で、5勝目をマークした。〔 写真上:阪神・先発の杉山が7回を1失点の好投。写真下:二回裏阪神無死一、二塁 矢野が左翼線へ適時二塁打を放つ 〕 ◇阪神・矢野 チームの士気を鼓舞 甘く入った初球を、矢野は逃さなかった。二回無死一、二塁の先制機。「ファーストストライクから打っていこうと思っていた」という矢野の打球は、左翼線ぎりぎりに入る二塁打になり、今岡、檜山が相次いでホームを駆け抜けた。 そして、矢野らしさを感じさせたのが、ここからのプレーだった。1死一、三塁と場面は変わり、矢野は三塁走者。赤星の打球が前進守備の二塁正面を突いたゴロになると、矢野は迷わずスタートを切った。ところがホームに間に合わないと判断すると、三塁方向に戻り、三本間にはさまれる。この間に、走者をそれぞれ二、三塁へと進めた。 併殺封じの基本的な走塁ではあるが、自分を犠牲にしてでも、というプレーをきっちりこなした。こんな矢野の姿がチームの士気を鼓舞しているのは間違いないようだ。 交流戦が終わってから前日まで、矢野が打点を挙げた試合は7勝1敗。本塁打や適時打を放った試合に限れば実に7連勝という結果が残っている。体を張ることをいとわないベテランが、チームに刺激を与え続けている。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月16日
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阪神・赤星が虎打線に点火! レッドスターの先制パンチが赤ヘル軍団の戦意を喪失させた? 初回に赤星が放った左前打を導火線に打線が爆発。自身も12日のヤクルト戦(千葉)以来、両リーグトップの今季13度目の猛打賞も決めた。〔 写真:初回に赤星が放った左前打を導火線に打線が爆発 〕 ◇ 「最初は大切ですからね。一回表を0点に抑えたあと、流れを決める大事な回ですから。毎日出塁したいと意識はしています。初回に僕が出ると点になるケースが多いですし、よかったです」 広島・先発のロマノの出鼻をくじく一打は、まさに赤星の理想とするヒットだった。三回の第2打席は中前打。第6打席目となる七回に中前打を放つ。「この最後のヒットは自分の中では大きいですね。凡打で終わるのとは違いますから。あすにもいい感じでつながると思います」。これで111安打となり、安打数でもセ・パ通じてトップに君臨する。 7点の大量リードがあるため、3安打を決めると代走が出された。快方に向かっているとはいえ、肋骨にひびが入っている状況をベンチが考慮して、お役ごめんとなった。その後もベンチの中でチームメートを応援して、最後まで試合に集中。そして、ベンチから大きなショルダーバックをかついで引き揚げてきた。肋骨の痛みが強かった時はかつぐことさえ、できなかっただけに、その姿からも今の赤星の状態がわかる。 「首脳陣の方の配慮には感謝しています。その分、明日頑張らないといけないんですけどね」 現役最高のヒットメーカー&盗塁王がチームを引っ張っているのだから猛虎は強いはずだ。今岡だ!桧山だ!先発全員17安打で14得点! 暑くて“熱い”甲子園の夜には、短く刈り上げた頭がよく似合う。お立ち台の桧山が「思い切ってカットしてきました~!!」と、帽子をとった。2タイムリー含む猛打賞。これが、男のケジメのつけ方だ。毎回の17安打で、今季最多タイ14得点。爆勝劇に、汗ビッショリで大声援をくれた4万7283人の大観衆を前に笑顔が弾けた。〔 写真上:今岡は二回、8試合ぶりの16号2ラン。写真中:桧山が、初回一死満塁から左中間へ2点適時二塁打。写真下:お立ち台の桧山はファンの声援に笑顔で応える 〕 ◇ 「千葉は自分ひとりで負けたような試合だったから。気持ちも入れ替えて、髪も切って、スッキリして臨みました」 0-1で敗れた13日のヤクルト戦(千葉)。6番・桧山は初回二死満塁、四回一死二塁で、連続三振。守備でも捕れた飛球に頭を越され(二塁打)1失点の足がかり。「甲子園で切り替える」と帰阪した前日14日、足は自然と理髪店へ。 「髪切る時って、みんなそうじゃないの?」 その一般論? は別として、この日は見事。1点を先制した初回一死満塁から左中間へ2点適時二塁打。六回二死一、三塁でも右前適時打。四回の右翼線二塁打と合わせ、6月3日のロッテ戦(甲子園)以来、今季2度目の猛打賞だ。「今季初でしょ。2度目? 全然覚えていないわ…」。 スペンサーとの併用が続き、チャンスに飢えたベテランの面日躍如。「久しぶりに強い打球を引っ張れた。調子とか言っていられないし、機会がある時に結果を出さんと。今日を悪い流れを断ち切る1日にしたいね」。 さらにスッキリした男がもう一人。5番・今岡。二回、左中間へ8試合ぶり16号2ランに、五回一死満塁で右中間2点適時二塁打。計4打点で両リーグトップ82打点。自己最高に1打点と迫った。 12日のヤクルト戦。一死満塁で浅い中飛に倒れるなど、波に乗り切れないモヤモヤ続きの最近。この日のフリー打撃では軽いミートを徹底し、「力が入って、犠飛も打てないような男だから。基本に戻らないと」と気合を入れ直していた。 それが、初回無死満塁でも浅い右飛に倒れていただけに…。「1打席目に失敗しているからね。少しはスッキリ? まあね。毎度毎度だけど、金本さんのおかげです」。 ポイントゲッター5、6番の計7打点で、勢いにさらに拍車がかかる。貯金19、2位中日とのゲーム差を7.5に広げ、「久々に最初から打線が機能した。甲子園でネジを締め直して、あと(球宴まで)5試合や」と岡田監督。次々と“スッキリ”していく猛虎の勢い。もう止まりそうもない。下柳・内容に不満も2年ぶり8勝目! 自分に対する怒りが収まらず、マウンドの土を握って、思い切り叩きつけた。5回3失点。球宴前にして早くも昨年を上回る8勝目(1敗)も、下柳は憮然とした表情でマウンドを降りた。〔 写真:味方の大量点をバックに5回3失点の下柳、何とか8勝目をあげる 〕 ◇ 「調子は普通でした。五回の四球2つが余計でした。みんなに申し訳ないです」 五回二死走者なし。それまでベテランは持ち味を随所に見せ、1失点で乗り切っていた。だが、ここから想定外のことが待っていた。福井の打ち取ったはずの打球が、三塁キャンバスに直撃し、二塁打となった…。それからストライクが入らなくなった。下位打線に2者連続四球で満塁のピンチを背負い、先頭・森笠に中前に運ばれ、2点適時打を浴びた。木村拓を見逃し三振に斬り、何とか勝利投手の権利を得る5イニングは投げきったが、全く納得はいかなかった。 同級生バッテリーを組んだ矢野は「調子はよくなかった。(四球は)厳しいところにいった結果」と擁護。岡田監督も異口同音に「あの回、二死からの四球2つが余分よ。きょうは球数も少なかったし、七回ぐらいまでいって欲しかった」。下柳はこれで広島戦は03年から足掛け5連勝。だが、最後まで不甲斐ない自分を許すことはできなかった。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月16日
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2005年7月15日(金) 対広島 9回戦 甲子園 阪神14×5広島広島相手にチョッと点を取られ過ぎだな~~!!4 所載はこちらをクリック 阪神、猛打爆発で14点を挙げ 貯金19! 阪神は一回、押し出し四球や桧山の2点二塁打、下柳の適時打で4点を先制した。二回、1点を返されたが、その裏、今岡が2ラン。 広島は五回、森笠の2点適時打で反撃するが、阪神はその裏、連続押し出し四球に続く、今岡の2点二塁打などで5点を加えた。〔 写真上:味方の大量点をバックに5回3失点の下柳、8勝目をあげる。写真中:2回に2ランホーマーを放ち、金本(左)に迎えられる阪神・今岡。写真下:5回阪神1死満塁、今岡が右中間に2点二塁打を放つ 〕 ◇ 阪神は六回、金本らの適時打でリードを10点に広げた。広島は七回、木村拓の適時打で2点を返す。 阪神が先発全員、今季チーム最多の17安打で最多タイの14点を挙げる圧勝で 貯金19。下柳が8勝目を挙げた。今季充実の今岡 途切れない集中力 相手投手の制球難で序盤から一方的な展開に持ち込んだ阪神。こんな大味な試合の中でも、今岡は集中力を持続し続けた。二回2死一塁、真ん中やや内寄りに入ってきた初球。素直にバットを出した今岡の打球は、左翼席に飛び込む文句なしの16号2ランになった。 セオリー通り、「四球の後の初球」を狙った一打だった。広島の先発・ロマノは、一回に押し出しを含む4与四球4失点と大乱調ムード。二回は何とか2死にこぎつけたものの、金本に四球を出した。今岡がとらえたのは、この次の一球だった。「1打席目に失敗しているので、打てて良かった」と今岡。無死満塁で浅い右飛に倒れた一回の第1打席を帳消しにする、価値ある一発だった。 8試合ぶりの本塁打で、今季86試合目にして打点を80台に乗せると、五回にも2点二塁打を放つなど勢いは止まらない。今岡の自己最多打点は、138試合に出場した昨シーズンの83。今季の充実ぶりを、数字が証明している。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月15日
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阪神・安藤&杉山が初完投を目指す! 前半戦で貯金20へ、虎投が締めの6番勝負に挑む。15日から対広島、対横浜(いずれも甲子園)と続く甲子園でのオールスター直前の6連戦。広島戦に先発予定の安藤優也投手(27)、杉山直久投手(24)ら先発陣は14日、甲子園で調整を行った。安藤、杉山の両右腕はプロ初体験となる完投でリリーフ陣の勤続疲労を軽減。大台貯金にスタミナ面でもひと役買う気構えだ。〔 写真:お互いの脂肪をつまみ、ふざけあう安藤(左)と杉山 〕 ◇ ここまで85試合を戦い、蓄えた貯金は『18』。2位・中日とは7ゲーム差をつけた。15日からは前半戦最後の本拠地6連戦。15日の広島との初戦は下柳に託すが、ここまでともに4勝4敗の両右腕はとりわけ、気合をこめた。第2戦(16日)に先発予定の安藤はブルペン調整。投球モーションを1段に変えてからは2連勝。テンポのいい投球に、本人も新たな目標を掲げた。 「そろそろ初完投? 今のテンポと球数でいけば、ある程度完投もないこともないかな。とにかく1球1球頑張ります」 51日ぶりの3勝目を挙げた3日の横浜戦(横浜)は、8回1/3で降板。口調は控えめながら、今度こそ初完投を狙う。 第3戦に先発予定の杉山も同じく、ブルペン入り。ここ2試合は勝ち星から遠ざかっているが、ここまでの安定感は光っている。「先発のときは、少しでも長いイニングを投げたいと思っている。まずは五回までいって、1イニングずつ伸ばしていきたい」。自らを奮い立たせるとともに、藤川、ウィリアムスら勝ちパターンの中継ぎ陣の“休養”に配慮をみせた。 本拠地に居座った6連戦で、ともに6勝2敗と相性のいい広島、横浜(1分けを含む)相手に4勝2敗以上ならば、今季初の貯金20をクリア。究極の独走ターンへ、先発陣はまさに全力投球する。浜中が8月中の完全復活へ! 阪神の岡田彰布監督(47)が空路帰阪した14日、浜中おさむ外野手(27)の完全復活プランを明かした。16日にいったん出場選手登録を抹消、17日の二軍戦(対サーパス神戸)で右翼スタメン出場など、二軍の実戦形式で外野守備を徹底チェックさせる。後半戦開幕の26日に再登録後、8月中の一軍スタメン復帰へ、構想は具体化する。〔 写真:東京駅から帰阪する浜中、完全復活に向け17日のウエスタンで守備につくことが決まった 〕 ◇ 浜中の完全復活プラン。その具体化へ、岡田監督がついにゴーサインを出した。 「浜中はシートノックでも、影響は全然問題なかった。17日はウエスタンに出すよ」 千葉から帰阪する直前、羽田空港で方針を明かした。右肩故障のため現在も代打要員として一軍帯同中の浜中だが、シートノックを2度もこなすなど、外野の守備を含めた完全復活へ着々。その過程のひとつとして検討されてきた17日のウエスタン・サーパス戦出場に、『4番・右翼』としてスタメン出場することが決まったのだ。 さらに26日の後半戦開幕までの期間、外野守備の実戦形式に集中させるために、あえて16日に出場選手登録を抹消。二軍で10日間、ウエスタン出場ほかに紅白戦など実戦で慣らしていく。 「前半戦、残り5試合いないことになるけど、今の(代打専門の)形は本来の形ちゃう。打って守ってに戻すのが、こっちの仕事や」 球宴までの5試合、代打の切り札の浜中不在は確かに痛い。しかし、今後を見据えてあえて岡田監督は抹消に踏み切る。浜中も「もう肩は問題ないです。大丈夫です」と盛夏の二軍調整に意欲的。当初の26日巨人戦のスタメン復帰案からは多少ズレ込んだが、8月中の完全復活に向け、レールが敷かれた。虎・鳥谷『球宴グラブ』できた!藤本とお揃い! 『2005 サンヨーオールスター(22日・インボイス、23日・甲子園)』に初出場する阪神・鳥谷敬内野手(24)の球宴仕様グラブが14日、完成した。先発で全セの二遊間を組む藤本敦士内野手(27)とお揃い。インパクト(衝撃)を意識したデザインはお祭り男(MVP)すら予感。晴れ舞台でまずは西武・松坂撃ちからハクをつけ、V軌道を加速させる。〔 写真上:入団2年目で守備力も安定感が光る鳥谷。藤本(右)との呼吸もピッタリ。写真下:これが2人のオールスター仕様グラブ(下が鳥谷のもの) 〕 ◇ プロ野球選手なら誰もが憧れる球宴の舞台。かつて江夏、江川、清原、イチローや松井秀らスーパースターが伝説を刻んだ夢空間に虎の若大将が初登場する。遊撃部門ファン投票1位。43万3304人から支持を得た鳥谷がド派手な球宴デビューを狙う。狙うは虎祭りにいざなう主役だ。 「まさか選ばれるとは思ってなかった。主役? 思い切ったプレーをしたいですね。自分のやれることをやりたい」 クールな言葉で胸の高ぶりを表現した。ここまで全85試合に先発出場、打率.287。2位・中日に7ゲーム差をつける独走の原動力になっている。阪神ではセ最多の8選手が出場。『球宴=猛虎祭』の趣のなか、背番号1が輝きを放つ。 球宴仕様のグラブも完成した。形状は公式戦と同タイプだが、「インパクトを意識した」と久保田スラッガー社の和田卓也さん(27)。15日に手元に届けられる新グラブは、シンプルな黒色で親指部分に『ALL STAR』の文字が銀色に光っている。鉄壁の二遊間を組む藤本と同じデザイン。パの遊撃のファン投票1位は同級生のソフトバンク・川崎。「実績は向こうのほうが全然上ですよ」。ニューグラブを手に、“イケメン対決”を制し、全国の野球ファンに衝撃を与える。金本、球宴前貯金20でターンへ全力尽くす! 球宴までの甲子園での6連戦。金本の頭にあるのは広島にも横浜にも勝ち越して、今ある貯金「18」を「20」に乗せて前半を折り返すことだけだ。2本差の2位で追う24本塁打の新井との直接バトルは、まだ勝負づけは先送りでいい。〔 写真:遠征を終え、帰阪する金本。広島戦では新井との師弟キング争いよりもまずはチームの球宴貯金20ターンへ全力を尽くす 〕 ◇ 「新井?ハハハッ、今はまだ個人記録はどうでもええよ」 前回の鳥取・米子決戦の際には、5試合連発で乗り込んできた愛弟子に対して「バッティングを教えてもらおうかな」と、実際に5月28日はアーチ競演を楽しんだ。もちろんホームランを打つに越したことはないが、ともに4番打者として迎える今回はチームの勝利が最優先だ。 ボディーは満身創いの状態。キャンプ中に痛めた左ふくらはぎに、右太ももなど万全ではない個所を探すのが大変なくらい。「公表すると、打てなかった時とかに、それが原因じゃないのにヤジられるのが腹が立つんや」。鉄人ゆえに弱点はみずからはバラさないが、岡田監督が「今はかなりひどいみたいや」と明かす。 月間MVPを獲った6月の勢いは何ら衰えない。10日の中日戦(ナゴヤドーム)では三盗を決めるなどグラウンドに立てば、全力プレーを欠かさない。というわけでプレーボールがかかれば、新井との直接対決にも真剣になるはずだ。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月14日
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2005年7月13日(水) 対ヤクルト 11回戦 千葉マリン 阪神0×1ヤクルト現在防御率2.82で2位の投手相手に初回のチャンスを活かせなかったのが敗因でしょう… 残念!!▼阪 神-ヤクルト 11回戦 (阪神6勝5敗、千葉マリン、18:16、12376人) 123456789101112計阪 神000000000 0ヤクルト00001000X 1阪神完封負け 福原の好投実らず! 阪神は福原、ヤクルトの先発は地元・千葉県出身の川島。序盤は両右腕の投げ合いが続いた。 均衡が破れたのは五回。ヤクルトは無死から小野が二塁打で出塁。宮本が中前適時打を放って、1点を先制した。〔 写真上:5回、宮本(左端)に先制打を浴び、矢野捕手と話す阪神先発の福原。 写真下:宮本選手が挙げた1点を、守り切ったヤクルトの川島 〕 ◇ ヤクルトの川島が、阪神打線に的を絞らせずに8回を5安打無失点の好投。抑えの石井につないで逃げ切り、ヤクルトの連敗は5でストップした。川島は6勝目。阪神の福原は10敗目となった。勝負を分けた阪神・二つのミス 0-1。ヤクルトを最少失点に抑えながら、黒星を喫した阪神。勝負を分けたのは、攻撃の際に犯した二つのミスだった。 五回、先頭打者の藤本が一塁線にセーフティーバントを決め、打席に投手の福原が立った場面。福原は初球に送りバントを失敗し、捕邪飛に倒れてしまった。「福原の投球内容は良かったよ。責めるべき点を強いて挙げるとすれば、あの送りバント。投手みんなに練習させます。自分の生命線を握ることになるんだから……」と、久保投手コーチは言った。 ヤクルトがその裏、二塁打で出塁した小野を、投手の川島がきっとり送って決勝点をもぎ取っただけに、阪神の拙攻が一層際立つ形になった。 もう一つのミスは、1死二塁の同点機を作った七回に飛び出した。藤本が浅い左直に倒れた際、代走に起用されていた上坂が飛び出して封殺されている。「少しあわててしまった。スミマセン」と恐縮するばかりの上坂に対し、吉竹外野守備・走塁コーチは「あれはいけない。戻れるところにいないとね」と苦言を呈した。 もちろん阪神にとって致命傷となる敗戦ではない。しかし、ペナント奪還への歩みを緩めないためには、この試合で顔を出たような小さなほころびをいかに防ぐかが大切になってくる。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月13日
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2005年7月12日(火) 対ヤクルト 10回戦 千葉マリン 阪神7×5ヤクルト片岡~~~お帰り~~~4 所載はこちらをクリック 片岡が満塁一掃打、阪神50勝一番乗り! 阪神は一回、立ち上がりに制球が定まらないヤクルト先発の藤井を攻めて、押し出しと矢野の2点適時打で3点をリードした。しかし、ヤクルトはその裏、岩村の適時二塁打と鈴木の2点適時打で、追いついた。〔 写真上:7回阪神2死満塁、代打片岡が右中間に走者一掃の二塁打を放つ。 写真下:1回、矢野は左前に2点タイムリーを放つ 〕 ◇ ヤクルトは六回、青木がこの日3本目の安打で出塁。岩村が中前適時打を放って、勝ち越しに成功した。 阪神は1点を追う七回、金本の死球を足場に2死満塁と攻め、代打・片岡が走者一掃の右中間突破二塁打を放ち、試合を引っ繰り返した。 ヤクルトはその裏、代打真中の左前適時打で1点を返したが 阪神は、先発の井川から藤川、ウィリアムス、久保田とつないで逃げ切り、井川はリーグトップタイの9勝目。阪神は50勝一番乗り。阪神の先制点は、スペンサーの押し出し四球 一回2死満塁、2ストライクに追い込まれてから藤井の変化球を2球カット。2-2になってからは、ストライクからボールになる沈む球をきっちり見送るなど内容の濃い打席だった。不振を極めた6月から一転、7月は出場全試合で安打を記録するなど上昇気配。辛抱強く起用し続けたベンチの期待に、選球眼で応えた。阪神の片岡が存在感をみせた 1点を追う七回2死満塁で代打に起用されると、甘く入ったスライダーを右中間に運ぶ走者一掃の二塁打を放つ。今季は故障で大きく出遅れ、実戦復帰は6月10日。翌11日に記録して以来の打点となった。「久しぶりに戦力になれた気がする。ホッとしました」と片岡。価値ある逆転打に安堵(あんど)の表情を浮かべた。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月12日
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阪神・井川、25歳ラスト登板飾るぞ! 阪神・井川慶投手(25)が、変化球の「ツーシーム」をバージョンアップさせていたことが11日、明らかになった。まっすぐ落ちるだけでなく、左右にも変化する『新球』を引っさげ、12日のヤクルト戦(千葉マリン)で、ハーラートップの9勝目を目指す。〔 写真:千葉マリンで調整練習を終えた井川。25歳ラスト登板を勝利で飾りたい 〕 ◇ 進化を遂げていた。5年ぶりの二軍落ちという屈辱を味わった前半戦。逆境で井川はツーシームの達人に変身し、2年ぶりの優勝へ導く“秘球”をマスターしていた。 まずは“体験者”の弁。7回1失点で8勝目を挙げた5日のヤクルト戦(甲子園)。ツバメナインは、初めて見る魔球に驚きを隠せなかった。 「内にくるツーシームが多かった。まっすぐ落ちるのもあった」と宮本。右打者には、ひざ元からスライダー気味に視界の外に消える…。一方、左打者の青木は、「シュート気味に落ちるツーシームはデータにはなかった。ビックリして振ってしまった」。今度は懐で沈む。“七色”の変化をするわけだ。 ツーシームは打者の手元で微妙に変化させ、バットの芯を外してゴロを打たせる変化球。投げてみないと、どう変化するか分からないのが“欠点”だが、井川の場合は、「自分で意識してシュート気味に落とすことができる」と関係者。それに加えて、握りや指先の力加減で、球速140キロ前後で左右に変化もする。これが井川流の“新ツーシーム”だ。 星野政権時代の2年間、闘将から「ツーシームを投げろ」と指令を受けていた。時間をかけて、じっくりと開発。今春キャンプで手ごたえをつかみ、井川も今年5月に「今年はツーシームがいい。どんどん投げていきたい」と語っていた。やっとマスターできた“逸球”が、本人はもちろんのこと、ゴールにひた走るチームにとって、大きな原動力となることは間違いない。 この日は千葉マリンでランニングなどで最終調整を行った。13日は26回目の誕生日。12日のヤクルト戦が25歳のラスト登板となる。相手も研究してくるが、それを乗り越えれば、本モノになる。 勝てば、ハーラートップの9勝&チーム50勝で10カード連続勝ち越しに王手…。舞台は整った。携える武器もある。いざ出陣。魔球が千葉で舞う。鳥谷に「2番」でさらなるレベルアップを! 強い日差しが照りつける千葉マリンで、気持ちいいほどバットを振り抜いた。指名練習に参加した鳥谷がロングティーを敢行。正田コーチが至近距離で投げる山なりの球を68球、打ち込んだ。〔 写真:鳥谷はロングティーで68球の打ち込み 〕 ◇ 「思い切り振ることだけを意識しました。球宴まで残り8試合? それが区切りというより、最後までこのまま勝っていくことが大事なんで」 15試合連続安打の後、2試合ノーヒット。正田コーチは、「打席で考えすぎ。始動が遅くなっていたから」と、ロングティーを説明し“三振指令”でハッパをかけた。 「将来はクリーンアップを打ってもらわなアカン選手。いつも『三振でも内野ゴロでもアウトはアウト』と言っている。変化球をチョコンと当てるより、気持ちよく三振しろってな」 まずは振り抜くこと。2番・鳥谷が、さらにステップアップを目指す。阪神・岡田監督「勝負は8月」Vへ普段着野球! 首位を独走する阪神・岡田彰布監督(47)が11日、カード連続勝ち越しの球団記録更新に意欲を見せた。現在、球団新の9カード連続勝ち越し中だが「いつもの感じでやったらいい」と自信。〔 写真:球場に向かう岡田監督(中央)は暑さに顔をぬぐう 〕 ◇ 相手とか、星勘定を考えるのは8月に入ってからやろ。優勝?今はそんなの全然考えていない。9カード連続勝ち越し中?勝てる試合を確実に勝っていくだけ。積み重ねや。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月12日
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阪神が前半戦首位ターン決めた! 急募、強敵! 負けパターンなしに付き-。岡田阪神が上位打線が完黙の中日戦で貫禄勝ち。球団新となる9カード連続の勝ち越しを決めた。4番の金本知憲外野手(37)が三盗と二塁打で2度得点に絡み、8試合を残しての前半戦首位ターンを演出や。日本シリーズまでが長過ぎる…。〔 写真:虎が走る。アニキも走る。金本は二回、激走で三盗を決めた 〕 ◇ ドームに響き渡る六甲おろし。『鬼門』ともオサラバや。97年の開場から、29勝目(74敗1分け)をマークしたナゴヤドームで球団史に新たな1頁を記した。7月8日にマジックを灯した03年の星野阪神でも成し得なかった球団記録の9カード連続勝ち越し。金本の激走が、歴史を動かした。 「一塁にいるときから狙っていた? スペンサーが走者が二塁にいるのと、三塁にいるのとどっちが楽か」。二回、先頭打者で四球を選ぶと、相手先発・野口の暴投で二進。打点王の今岡が三振に倒れるや、続くスペンサーへの初球にスタートを切った。バッテリーのスキを突き、土煙を上げながら三塁へ。S砲の左前への先制打を、“足スト”してみせた。 「サインじゃない」と岡田監督。金本自身は今季2度目の盗塁企画。三盗となると、昨年4月4日の巨人戦(東京D)以来、1年3カ月ぶり。2000年に3割・30本塁打、30盗塁を成し遂げた“武器”は37歳になった今も健在だ。バットでも七回無死から中越え二塁打。両リーグ最多105安打の赤星に、ついに1本差まで肉薄。続く今岡の右翼線への二塁打で2得点ともに絡んだ。 筋肉の鎧をまとう鉄人ゆえに、脚力の鍛錬は怠らない。オフは180キロのバーベルを担ぎ、スクワット50-60回を平然とこなす。シーズン中は負荷を140-50キロに減らして続けている。分厚い胸板よりも強靭な足腰が、833試合連続フルイニング出場する礎(いしずえ)になっている。 広島時代から通い続けるジム「アスリート」(広島市内)の平岡洋二社長(51)も「走ろうと思ったら、走れる。ただ、ケガをしたらチームに迷惑をかけるので、少ないだけ」。わき腹を痛めている赤星に代わって、ここ一番で宝刀を抜いたアニキの思いを代弁する。 「9カード連続勝ち越しは球団新記録? そうらしいな…」と素っ気なかった岡田監督も「相手(野口)のモーションが大きかったり極端やから、判断していったんや」と主砲の勇気を賞賛。2位・中日を再び、8ゲーム差まで突き放した。昨季、10勝18敗といたぶられた落合竜に引導を渡して、03年以来となる首位ターンも8試合を残して決定。6月3日から29試合も連敗を知らない岡田阪神。頼れるアニキが、無敵の虎を支えている。ニュー安藤が6回無失点で4勝目! 尾張で刻んだ小気味よいテンポが、バックの野手を、虎党を、快適にさせた。ニュー安藤にとって、落合竜は敵ではない? 強竜打線を相手に、ハイテンポのリズムを武器に6回3安打無失点で4勝目。“鬼門”だったナゴヤドームでの第3ラウンド。野口との投げ合いを制して、チームを球団新記録の9カード連続勝ち越しに導いた。〔 写真:テンポよく投げた安藤は6回を3安打で4勝目 〕 ◇ 「テンポよく投げた。完投を逃した? (代打を送られた七回は)すごいチャンス。点数が入ったほうがいい。次頑張ります」 わずか73球。七回から盤石のリリーフ陣にマウンドを譲ったが、省エネ投法に余力十分。中日戦は3年ぶりの勝利だったが、涼しい顔で名古屋のファンの歓声にこたえた。 新しい投球テンポが体に染み付いてきた。6月下旬に二軍落ち。そこで2段モーションから1段モーションの修正に取り組んだ。復帰登板した3日の横浜戦(横浜)に続くハイテンポ投法で2連勝だ。シーズン中にもかかわらず断行した“賭け”に成功。安藤が生んだリズムが、中日3連戦で2度目の完封リレーにつながった。 6日にはかつて在籍した社会人野球・トヨタ自動車が東海地区予選で敗退。6年連続での都市対抗野球への出場機会を逃した。だが、自分を育ててくれた尾張で、開幕から続いたモヤモヤを払拭した。これで今季4勝4敗のタイにも戻した。 「テンポもいいし、コントロールもいい。ナイスピッチングやった」と岡田監督。「このまま自分もチームも勢いに乗って勝ち続けたい」と安藤は胸を張った。生まれ変わった背番号16が、岡田阪神の独走ムードを確かなものにする。今岡が竜の息の根止めるタイムリー! しばらく、遠ざかっていた打点をマークした選手会長の顔に笑みがひろがった。1点リードの七回無死二塁。右翼へ上がった飛球がライン際へ落ちた。右中間を破る二塁打で出塁した金本を、今岡が二塁打でかえす、値千金のタイムリー。〔 写真:今岡が今季78打点目となるタイムリーを放ち追加点 〕 ◇ 「1打席目に失敗していたからね。なによりここ数試合、タイムリーが出ていなかった。打点がついたことで、またノっていけると思うよ」 リーグトップを走るポイントゲッターが、5試合ぶりに記録した今季78打点目で2-0。六回まで4安打1失点に封じ込まれた中日先発・野口の息の根を止めた。 二回の無死二塁の好機に空振り三振。スペンサーの適時打で先制点は奪えたが、責任を感じていた。四回の第2打席は、一塁にヘッドスライディングして遊ゴロ内野安打。得点にはつながらなかったが、4月12日の巨人戦以来となる今季2本目の内野安打は、戦う姿勢の表れだった。 打点王をチームメートの金本と争うという相乗効果。Vへの“好条件”は、いたるところに転がっている。ウィリアムスが、球児が、久保田が、完封リレー! どうやっても、へし折れない。虎自慢の“3本の矢”はこの日も竜打線に突き刺さった。ウィリアムスが、球児が、久保田が、打者9人でピシャリ。6月28日の広島戦(米子)でセットアッパーの藤川が失点後、3人で計22回を連続無失点。まさに鉄壁トリオで完封リレーだ。〔 写真:救援したウィリアムス、藤川、久保田はそれぞれ1イニングを3人斬り。1カード2度目の完封勝ちを演出だ 〕 ◇ 左打ちの福留からの巡りで、七回はウィリアムスが先陣。角度とキレでバットに当てさせない。「安藤さんが抑えていたんで、自分もゼロに抑えてつなごうと」。ウッズ、立浪とクリーンアップを3者連続空振り三振に切る最高の滑り出し。 続いては、藤川。いつもと逆の順番での登板も関係なし。「いつも通り抑えられてよかった」。二死後には、谷繁の大飛球をスペンサーが好捕する守りにも助けられたが、連続試合ホールドも『13』にまで伸ばした。 最後は守護神・久保田が仁王立ちだ。一死後、この日2安打の荒木も剛球で空振り三振。「ずっと(シーズンが)終わるまで続けたい」と、6試合連続セーブに充実感をにじませた。 「一番心配していたのは経験だが、慣れてきた。もう普通に送り出せるし、あの3人も七回以降は自分たちという気持ちだやってるから」。岡田監督も信頼の2文字のもとに、送り出している。歓喜の胴上げ日の“リハーサル”は延々と続く。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月11日
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2005年7月10日(日) 対中日 12回戦 ナゴヤドーム 阪神2×0中日安藤-ウィリアムス-藤川-久保田でまたまた、零封リレーひいき目無しに、凄いね~~4 所載はこちらをクリック 阪神、安藤快投!9連続勝ち越し! 阪神が投手戦を制し、球団新となる9カード連続の勝ち越し。二回にスペンサーの左前適時打で先制し、七回には金本、今岡の連続二塁打でリードを広げた。先発の安藤が4勝目。中日は3安打で二回以降、二塁を踏めなかった。〔 写真上:6回でわずか73球。3安打無失点で4勝目を挙げた阪神先発の安藤。 写真下:2回1死三塁、スペンサーは左前にタイムリー打を放つ 〕 ◇安藤、後半戦先発の柱に マウンドの姿がよほど頼もしかったのだろう。「違うピッチャーが投げているのかと思った」と久保投手コーチ。首脳陣もべた褒めした安藤の快投で、阪神が独走態勢を固めた。 安藤は唯一の試練が一回の一死三塁。打席には福留。だが、飛距離が出にくい外角低めのフォークで狙い通り、浅い左飛に打ち取り生還を許さなかった。先頭打者を出した四回はウッズを初球の高めストレートで誘い、二ゴロ併殺で切り抜けるなど、大胆さと慎重さがほど良くマッチしていた。 昨年までの二段モーションからシンプルなフォームに改造。スムーズな体重移動からテンポ良く投げ込み、中日打者に考えるゆとりを与えない。「どんどん攻め込む姿勢が良かった。完投できたかもしれんな」と岡田監督。6回でわずか73球が示すように、体力を温存しての交代だった。 安藤自身は「ストライクを先行させたのが良かった」と振り返ったが、早めの交代については「リリーフ陣が調子いいから仕方ない」とやや複雑な表情。前回の横浜戦で九回1死までこぎつけながら、逃がした完投勝利への未練が残っているようだった。 とはいえ、磐石のリリーフ陣が控えているからこそ、ペース配分を気にせず実力を発揮できる。「安藤は後半戦の先発の柱として期待できる」と久保コーチ。球宴前の最後の中日3連戦。阪神は2勝1敗と勝ち越し、勢いの差を見せつけた。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月10日
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2005年7月9日(土) 対中日 11回戦 ナゴヤドーム 阪神2×3中日藤川-久保田は腕が千切れるまで投げるって言っているのに何で??江草なの???岡田監督????立浪が右越えにサヨナラ本塁打を放ち両手でVサイン(下:写真)を出しているのを見て悔しくないのかな~~??岡田監督???▼阪 神-中 日 11回戦 (阪 神5勝6敗、ナゴヤドーム、15:00、38300人) 123456789101112計阪 神011000000 2中 日110000001X 3阪神、サヨナラ被弾で連勝は6でストップ! 中日が今季5度目のサヨナラ勝ち。同点の九回、立浪が江草から右越えソロ本塁打を放った。朝倉が7回2失点と好投。岡本はリーグトップの9勝目。阪神は金本のソロなどで2度追いついたが、勝ち越せず連勝は6で止まった。〔 写真上:9回中日無死、投手・江草は立浪に右越えサヨナラ本塁打を浴び、ガックリと肩を落とす。 写真下:九回裏中日無死、立浪が右越えにサヨナラ本塁打を放ち、両手でVサインをし本塁に向かう 〕 ◇阪神、岡田さい配もこの日は裏目 阪神・江草が立浪に喫したサヨナラアーチは真ん中に近い失投だった。「球種も読まれていたな」と久保投手コーチ。有利なカウント2-0から3球連続ボールとなり、最後は四球を出したくない心理を見透かされてしまった。 勝機を手繰り寄せる機会はあった。八回には先頭の赤星が粘って四球で出塁。だが、鳥谷はバントを決められず、追い込まれてから強攻策に切り替えて遊飛。「決めないといけない場面。送れなかったことが負けにつながった」と鳥谷はうなだれた。 連勝中は勝負どころで決まったさい配もこの日は裏目に出た。七回、内野安打と暴投などで2死三塁の場面。岡田監督は好投の杉山に代え、浜中を起用。だが、浜中は1、2球目の直球を簡単に見逃すと最後は高めの変化球に三振。積極性に欠けていた。 重苦しい展開を引きずってのサヨナラ負け。岡田監督は「先に勝ち越せれば良かったが……。まあ、そんなにうまくはいかんよ」と言葉少な。中日に先勝している余裕か、悔しさはぐっとのみ込んだ。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月09日
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2005年7月8日(金) 対中日 10回戦 ナゴヤドーム 阪神3×0中日下柳-藤川-ウィリアムス-久保田!完封投手リレ~~ バンザ~イ\( ^O^ )/4 所載はこちらをクリック 阪神6連勝、2位中日と8ゲーム差! 阪神は四回、矢野の中越え適時二塁打で2点を先制。中日は六回、荒木が中前打でこの日初めて先頭打者が出塁したが、盗塁に失敗しチャンスをつぶした。〔 写真上:6回無失点の下柳が約1カ月ぶりの7勝目。 写真下:4回、矢野は先制の2点タイムリー二塁打を放つ 〕 ◇ 阪神は九回、二死満塁から鳥谷が左前適時打。 阪神はその裏を守護神・久保田が抑えて、今季初の6連勝。貯金を最多の18に伸ばし、2位中日とのゲーム差は今季最大の8に。先発の下柳は7勝目。矢野がチームをけん引 “阪神キラー”の異名を持つ中日先発・山本昌を攻略するためのキーマンが、首脳陣の期待に応えて見せた。 四回2死一、二塁。山本昌の低め直球を矢野がすくい上げると、打球は一直線にバックスクリーンへ。背走するアレックスが懸命に伸ばしたグラブの先をかすめ、一気に走者2人を迎え入れた。 第1打席で矢野は、緩い球で追い込まれてからの同じ球種にタイミングが合わず空振り三振。だが、同じ失敗を繰り返さなかった。「自分たちのペースを作りたかった。1打席目にバットを振り過ぎていたので修正した」と矢野。試合の主導権を引き寄せる先制打だったが、淡々とした口ぶりだった。 試合前まで中日戦で4割7分1厘のハイアベレージ。中日投手陣は前回対戦した大阪ドームでも勝ち越し打など矢野に痛打を浴びている。阪神戦で昨季7勝、今季も2勝を挙げている百戦錬磨の山本昌も細心の注意を払っていたが、勝負強さに屈した形だった。 矢野は守備面でも存在感を見せた。六回無死一塁。井端には1-2と不利なカウントとなりながら、下柳にウエストボールを要求。二盗を試みた荒木を素早い送球で刺したのだ。ベテランでもプレッシャーがかかる首位攻防戦。攻守にわたって持ち味を発揮した矢野がチームをけん引した。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月08日
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2005年7月7日(木) 対ヤクルト 9回戦 甲子園 阪神4×2ヤクルト江草-藤川-ウィリアムス-久保田!完璧な投手リレーだったね~~4 所載はこちらをクリック 矢野だ!浜中だ!虎祭りで5連勝! やればやるほど強くなるでぇ。猛虎、強虎、神虎や。阪神がヤクルトに3タテを食らわせ、今季2度目の5連勝。四回の満塁機に、矢野輝弘捕手(36)が逆転の2点二塁打。“満塁男”の浜中おさむ外野手(26)も代打で追い打ち。8日からは、今季最大の7差をつけた2位・中日との3連戦(ナゴヤドーム)。首位攻防戦? なにいっとんねん。貯金「20」にするだけや。〔 写真上:四回裏阪神2死満塁 矢野が左翼線に適時二塁打を放つ。 写真下:4回阪神2死満塁、代打浜中が追加点となる遊撃内野安打を放つ 〕 ◇ 七夕だけにチャンスは1度だけ!? 虎が怒涛(どとう)の勢いでツバメに襲いかかる。 打者一巡、一挙4点の逆転劇だ。今季最大貯金『17』、2位と最大ゲーム差『7』を勝ち取った7並びのロマンチックな夜。岡田阪神の強さが際立った。「秋にはみなさんとおおいに喜んで、泣きたいと思います」 殊勲打の矢野が、お立ち台で誓った。2点を追う四回。1点を返してなお二死満塁。石川の初球を振り抜いた。三塁線を破る逆転の2点二塁打。さらに二死満塁から、岡田タクトがキラリと光った。 そこまで2失点の先発ブラウンを引っ込め、代打・浜中。打球は三遊間に転がり、二塁へ滑り込んだ藤本の足が送球より一歩“先着”だ。「藤本さんのおかげ」とは浜中だが、これで今季、満塁では8打数6安打。「相性がいいというのはあるかもしれないですね。(四回でも)準備はしていました」。“満塁のハマちゃん”が笑った。 結局ヒットが出たのは四回だけ。2人の勝負強さは際立つ。4位に終わった昨季、チームは満塁機に打率.294、99打点。今季はここまで.354、90打点。これが首位独走の原動力のひとつになっている。 8日は前回優勝、平成15年の記念すべきマジック点灯日。今季3度目の同一カード3タテの勢いに乗って、さあ中日戦だ。ナゴヤドームは平成9年の開場から27勝73敗1分けという“鬼門”だが、岡田監督は「また、みんなでやっていくしかない」と揺るぎない自信を見せた。 「ナゴヤで思いっきり暴れてきます」と矢野。七夕の夜、去年はまな娘に『パパがんばって』の短冊を渡されたお父さんは「今年はあるかな。もう寝ているかな」と急ぎ足で家路へ。「自分で書くなら? 日本一しかないでしょ」。7月7日の勝利。願いは必ず、かなう。球宴ファン投票:阪神から最多6人選出! プロ野球のサンヨーオールスターゲーム(22日・インボイス西武、23日・甲子園)のファン投票最終結果が7日、発表された。最多得票は、パの捕手部門で70万5999票を集めた城島(ソフトバンク)が輝いた。セでは首位を走る阪神から12球団で最多の6人が選ばれ、パは首位を争うソフトバンク4人、ロッテ3人で人気を分け合った。昨年に続いて100万票を超える選手はいなかった。監督推薦選手は8日に発表される。〔 写真:オールスターにファン投票で選ばれた(左から)金本、赤星、鳥谷、藤川、藤本、今岡=阪神甲子園球場で7日 〕 ◇ 得票順では、トップの城島に続いてパ外野手部門の新庄(日本ハム)が61万1856票、セ外野手部門の赤星(阪神)が60万5468票。 中継ぎ部門の藤川(阪神)と藪田(ロッテ)▽二塁手部門の西岡(ロッテ)▽遊撃手部門の鳥谷(阪神)の4人が監督推薦を含めて初選出で、礒部はファン投票では初。清原(巨人)は02年以来3年ぶり、古田は01年以来4年ぶり、前田は96年以来9年ぶりのファン選抜。球団別では中日、横浜、オリックスからは一人も選ばれなかった。阪神からは球団史上3位タイとなる6人が、ファン投票で選出された。 初出場は鳥谷と藤川。鳥谷は「試合に出られるかどうか分からない状況で今季はスタートした。それだけに驚いています」、藤川は「(中間発表で自分の)数字が増えるのを見て、ファンやチームの信頼が厚くなっているんだと感じた。三振を狙いたい」と強気の発言も飛び出した。 また、今岡、赤星、藤本の3人が、対戦したい選手にロッテの下手投げ・渡辺俊を挙げた。「交流戦でキリキリ舞いさせられたので、今度は打ちたい」と今岡。従来と一味違う、真剣勝負も楽しめそうだ。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月07日
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Gよサラバ!!阪神の時代! 強い阪神がまた勝った。キング争いでトップに並ぶ金本“アニキ”知憲外野手(37)の勝ち越し弾で、ヤクルトに快勝。この日も敗れた弱い巨人に今季最大の10.5差をつけ、早くも『9・13in長崎(巨人戦)』の胴上げXデーまで視界に入ってきた。低迷を続ける巨人よサラバ、球界の盟主の座もトラに任せなはれッ!〔 写真上:どやッ!! 決勝弾を放ち、マスコットをスタンドに投げ入れるアニキ金本。これぞ頼れる男の後ろ姿。写真下:久保田を笑顔で出迎える岡田監督。9・13に宙を舞う!? 〕 ◇ 糸を引くような超高速の弾道が、右翼ポール際に突き刺さった。七夕のイブに、金本が放った彗星(すいせい)のごとき魅惑のアーチ。4万3249人を酔わせる、これがアニキの豪快弾!! ヤクルトに引導を渡すキングタイの決勝21号。ヒーローは甲子園の『カネモト』コールに、思わず白い歯を浮かべた。 「ランナーもいなかったので長打を狙ってもいいところ。打ててよかった。完ぺきだった」 同点の六回。昨季、対戦打率.176と苦しんだ川島を攻略した。カウント2-1から「フォークを意識せずストレートを待っていた」。冴える読みに、鋼鉄の肉体が自然と反応した。 4試合ぶりの21号ソロで広島・新井、横浜・多村に肩を並べた。昭和61年のバース以来となる阪神からのキングも現実味を帯びているが「この時期は意識しない。大先輩の新井さんに追いついて光栄です」と広島のまな弟子の名前を出して笑わせた。11年連続100安打にも「そうなの?」とそっけない。大事なのは今季最大となったチームの貯金『16』。今は独走ロードしか眼中にない。 「4番の打球。持ち場持ち場で力を出しているのがこの結果になっている」は岡田監督。中日とは6.5差だが、ヤクルトには7.5差と“致命傷”を負わせた。 この日の試合前、岡田監督は今季131試合目となる巨人との“長崎決戦”を口にした。「130(試合)くらいまでに勝負はつくやろ。長崎もある」。まるで胴上げのXデーが9月13日、長崎での巨人戦であるかのように…。リーグ制覇した平成15年と並ぶ8カード連続勝ち越し。この強さなら、あながち皮算用とも言い切れない。 7日から阪神が4連勝し、巨人が3連敗すれば、10日にも巨人の自力優勝が消滅する。長かった暗黒時代に別れを告げ、いまや立場はまるで逆。このままなら3年間で2度優勝の阪神に対し、巨人は優勝ゼロ。伝統の両球団の“いま”はあまりに対照的だ。福原7回1失点…今季初の連勝で5勝目! 勝利のハイタッチで福原の笑顔がはじけた。7回を1失点に抑える粘りのピッチング。5勝目(9敗)を挙げ、今季初の連勝だ。〔 写真:福原が7回を1失点に抑える粘りのピッチングで5勝目を挙げた 〕 ◇ 「調子は普通でした。テンポよく投げることを意識して、早く追い込もうと思っていた」 開幕2戦目のヤクルト戦(大阪D)後、白星に恵まれずに6連敗。その後もオセロのように勝ち負けを繰り返し、迎えた6月23日の中日戦(大阪D)でどん底を見た。8与四死球と乱れて五回途中に降板。「自分でも訳の分からない状態」に陥った。その後、自分の投球をビデオで見て、投球のテンポアップを意識した。 初回は無難に立ち上がるも、二回以降は毎回安打を許したが、「矢野さんのミットだけを見て投げた」という背番号28を、バックも堅守で支えた。三回に2本の内野安打と犠飛で先制されても動じず、味方の反撃まで七回を粘投。 開幕12カード目でようやくそろい踏みした先週の広島戦に続き、このヤクルト戦も左右の二枚看板で2連勝。「きのうの井川と同様勝ちがつき始めた。2回連続で勝つと次はゆっくり見られる」と岡田監督は懸案事項解消のきざしにホッとした様子。 「次の登板もまた頑張ります」。これまで何度も耳にしてきたコメントも力強く聞こえる。二軍落ちの屈辱を味わった左腕とどん底を見た右腕が、2年ぶりのVロードの先導役に躍り出た。ウィリアムスが3者三振…久保田2戦連続12S! 1点のリードがあれば最強の救援陣に十分だ。先発・福原の後を受け登板したウィリアムス、久保田が、ツバメ打線の前に立ちはだかった。〔 写真上:ウィリアムスが八回、3者三振の快投。同下:久保田が九回を締め、2試合連続の12セーブ目 〕 ◇ まずは八回だ。4試合ぶりに登場のウィリアムスが3者三振の快投。藤川と並ぶ左のセットアッパーとして、存在感を示した。「しびれる場面で抑えるのが自分の仕事。打たれる気がしなかった? ああいう場面は気持ちが大事だよ」と胸を張った。 「自分の場所がとんでいって、期するものがあったんじゃないか。球児を休ませられたし、いい回転になってきた」とは久保投手コーチ。高いレベルでの切磋琢磨が、中継ぎ陣のより高いステージでの争いを生んでいる。 九回は久保田が締め、2試合連続の12セーブ目。だが、二死から安打を許し「悔しい。とにかく悔しいです」と唇をかんだ。カウント2-1と追い込んでいただけに、余計に悔いが残った。前日も先頭打者に出塁させた。ただ抑えるだけでは満足いかない。ぜいたくに思える悩みだが、それが優勝を争うチームの証でもある。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月07日
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2005年7月6日(水) 対ヤクルト 8回戦 甲子園 阪神2×1ヤクルト福原は、7回を無四球、1失点!金本は決勝21号ソロ!攻守のバランスがイイね~~4 所載はこちらをクリック 阪神が逆転で4連勝! ヤクルトが三回、川島の内野安打をきっかけに一死一、三塁とし、岩村の犠飛で先制した。 阪神は四回、鳥谷、シーツの連打などで二死満塁と攻め、スペンサーが押し出し四球を選んで同点。六回、金本の本塁打で勝ち越した。〔 写真上:力のある直球を軸に好投した福原は、5勝目を挙げた。 写真下:6回阪神1死、金本が右越えに勝ち越しのソロホーマーを放つ 〕 ◇ 阪神は8回表に福原からウィリアムスに交代、9回表には久保田が締めて4連勝。福原が5勝目を挙げ、8カード連続の勝ち越しを決めた。阪神・岡田監督 ヒット11本か。タイムリーが出てたら、もっと楽にいったんだが。福原は、勝ちが付き出すと辛抱強く投げられるんだ。藤川を休ませることができたのも大きいな。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月06日
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阪神3連勝!今岡復活15号! 不振を極めた選手会長が、高らかに一発! 今岡誠内野手(30)の15号3ランで、阪神の貯金は15。2位・ヤクルトに最大6.5差だ。この勢いはとまらない。ヒーローは雨の甲子園のお立ち台で優勝宣言までしてくれた。〔 写真上:今岡はセ独走の77打点目となる3ランで、スランプから脱出。写真下:試合後にはお立ち台から優勝宣言も飛び出した 〕 ◇ 曇天の空に打ち上がった大花火が、虎の未来を照らした。今岡の豪快3ランで、今季最大貯金15、最大ゲーム差6.5。2位ヤクルトとの第1R、21打席音ナシとドン底だった選手会長が、フルスイングで決めた。 「ここ何試合か全然打ててなくて…。打ててホント嬉しいです。すっきりしたというか、少しはスカッとしました」 雨のお立ち台。大歓声に向かって「胴上げ? まだ早いですけれど…いいです。期待してください」と力強く誓った。 待望の快音は四回、1点を先制しなお一死一、二塁。藤井の内角低め直球をすくい上げ、完璧な放物線で左翼席に叩き込んだ。4試合、22打席ぶりの安打。6試合ぶりの15号、そしてセ・トップの打点は、5試合ぶりの77。防御率1位の左腕を沈めた豪弾に、小さく右手を握った。 「結果を出さなアカンからのう。ここまで来たら、やるしかない」と試合前。今岡の語尾が『~ね』ではなく『~のう』になる時、その気合は最高潮だ。この日は、練習前に新室内で早出特打も行った。清原打撃投手に緩い球を投げてもらいスイングチェック。前日4日のオフも没頭したイメージ作りが「形になってきたから確かめたかった」と感触を掴んでいた。 気持ちの切り替えと精神力が抜群の今岡でも、悩むことも落ち込むこともある。しかし「いい時も悪い時も打席に立つんだから。悪い時は開き直って、いい時は集中してやるだけ」。自宅で布団をかぶって悔しがっても、グラウンドで“弱さ”を見せたら、もうプレーする資格はない。 例え話で「1年間全打席センター返しを続けたら3割は野手の間を抜ける」と話したことがある。いい当たりをしても捕られたら終わり。調子と結果が必ずは結びつかないのが野球。しかしひたすら信念を貫けばまた、必ず通じるのも野球だ。 「打ってくれると思っていたけど、一番いい所で打ってくれた」。改めて信頼を示した岡田監督は「球宴までみんなで気持ちを引き締めてやっていきたい」と話した。 ベースを回りながら「正直、この1本で終わったらアカンなと。僕は上がっていくしかないんだから」と思ったという今岡。八回の中前打は、次への大事な一打。「これを明日につながないといけない」。言い切ったその視線は、すでに先を見ていた。井川ハーラートップタイ8勝! カクテル光線に光る雨粒も、この男にとっては清涼剤なのか。屈辱を味わった聖地のマウンドで、トラのエースが完全復活だ。球宴前のヤマ場、ヤクルト-中日と続く6連戦。週の頭のエース対決を、井川が制した。〔 写真:井川は軽快なピッチングでハーラートップタイの8勝目を挙げた 〕 ◇ 「相手ピッチャーが藤井さんだったので、大量失点だけはしないように気をつけた。低めを意識しました」 6月1日のソフトバンク戦で8失点KO。二軍落ちを命じられて以来となる甲子園のマウンドだった。報道陣に口に開くことなく沈黙を貫き通している男が、球団広報を通じた発したコメントに、自信が蘇っていた。 一軍に再登録された同14日の西武戦から毎週火曜に登板。エースの存在が優勝への絶対条件と考える岡田監督の英断が、実を結んだ。松坂に投げ勝って復活の“産声”をあげてから4連勝。今季8勝目で広島・黒田らと並ぶハーラートップだ。 「井川が先陣を切っている。西武で復活してからは、タイガースのエースとしてある程度の仕事はしてもらっている。6連戦の最初は1週間の流れをつくるから。信じられんよな、4、5月からの内容をみると」。4月28日の中日戦で大逆転負け(8-9)を喫し、その後のヤクルト戦で3連敗。悪い流れを作っていたエースが、本来の姿に戻った。 マイナーチェンジに、ツバメ打線が凡打の山を築いた。直球を生かすために控え気味だったツーシームをこの日は多投した。四回だ。初回に内野安打を許した1番・青木のバットを内角低めで空を切らせた。シュートしながら落ちる球に青木が「すごい球がきた」と舌を巻けば、ヤクルト・杉村打撃コーチは「スコアラーのデータにはまったくなかった。やられた」と脱帽した。 七回にラミレスに一発を浴びたが、その後の追撃を許さずマウンドを降りた。5安打6奪三振の好投。雨のなか大声援を送った4万540の虎党の目に映るエースの姿は、頼もしくそして大きく見えたはずだ。藤川八回ピシャリ2奪三振! 月間MVP御礼ピッチングだ。花束の代わりに虎党から万雷の拍手が送られた。リリーフエースの藤川が、3点リードの八回、1回2奪三振でピシャリ。矢野と話し合い、フォークを多投。「もう一生ないでしょう」と自ら言ったメモリアルデーをパーフェクトな内容で飾った。〔 写真:6月の月間MVPを受賞した藤川。疲れ知らずのセットアッパーの勢いは7月に入っても衰えない 〕 ◇ 「いや~、よかったです。投げるとは思ってなかったですけど」。 試合前の受賞会見では、堂々とV宣言まで飛び出した。 「優勝できる? (シーズン)最初からそう思っています。失速することはない。大丈夫だと思います」 マウンド同様、頼もしく言い放った。断言するだけの裏づけもちゃんとある。4月の赤星、5月の金本に続いての受賞。猛虎勢が3カ月連続で選ばれるのは、18年ぶりの優勝を成し遂げた03年以来の快挙だ。6月は15試合に登板、3勝と8試合連続含む10ホールドを記録。先発投手らはいずれも3勝どまりで、藤川を活躍を凌げる者はいない。この日で10試合連続ホールドと自身の持つ日本記録は更新中だ。 「ボクだけじゃなく全員の力で頑張っているから」と背番号22。右腕にかかる期待は「重いです」と自覚している。だが、期待が大きい分だけ、やりがいもある。優等生がこれからも白星に導き続ける。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月06日
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2005年7月5日(火)対ヤクルト 7回戦 甲子園 阪神4×1ヤクルト今岡が左越えに3ランホーマーを放つ選手会長!あんたはエライ!4 所載はこちらをクリック 阪神、今岡復活の3ランで3連勝! 阪神は四回、シーツの中前適時打で先制。さらに、今岡が15号3ランを放って、この回4点。ヤクルトは七回、ラミレスが井川からソロ本塁打を放って1点を返した。 阪神は八回から藤川、久保田とつないでヤクルトに反撃を許さず、3連勝で貯金を今季最多の15とした。好投の井川は4連勝。〔 写真右:4回阪神1死一、二塁、今岡が左越えに3ランホーマーを放つ。写真下:4回、3ランを放った今岡(右)はシーツ(左)、金本の出迎えを受けホームイン 〕 ◇今岡、復調のきっかけ6試合ぶりの一発 今岡にとっては「打ち直し」といったところか。二回の第1打席で、内角高めに入った甘い球を打ち左飛に倒れた。少しシンを外れていたためスタンドには届かなかったが、打球の角度は申し分なし。この一打が兆しだった。 シーツの中前打で先制し、なお1死一、二塁とチャンスが続いた四回。内角低めの直球をフルスイングした打球が、左翼ポール際を襲った。今度は文句なし。「飛距離に問題なし。あとは切れるかどうか」という3ランだった。 6月末から、ちょっとしたスランプに陥っていた。本塁打は6試合ぶり、安打でさえ5試合22打席ぶりの感触だった。「うれしいの一言です」という短いコメントを残した今岡にとって、復調のきっかけとなる一発だ。 選手会長として昨年末、「台風23号」と「新潟県中越地震」の被災地を訪問し、野球教室を開催した。その縁で、現地の少年野球チームを7月と8月の2度にわたって甲子園に招待する。「去年は激励に行った先で、反対にパワーをもらった。甲子園の素晴らしい雰囲気を味わって思い出をたくさん作ってほしい」と今岡。子どもたちを招いた時、バットが湿っていては話にならない。スランプは短ければ短いほどいい。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月05日
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阪神・井川、燕斬りで8勝目狙う! 阪神・井川慶投手(25)が4日、甲子園での指名練習に参加した。セ・リーグのハーラー争いは広島・黒田と中日・岡本が8勝でトップ併走。5日のヤクルト戦(甲子園)に先発する井川が白星を飾ると、並ぶことに…。2年ぶりの最多勝が視界に入る。〔 写真上:井川が最多勝?納得いかない虎党も過去を忘れて応援しましょう。写真下:6連戦の先発予想 〕 ◇ 近畿地方は梅雨前線に覆われ雨模様。しかし背番号29には“晴れ間”が差し込んでいる。井川がツバメ斬りに成功すれば、8勝目となり、ハーラートップタイに浮上。開幕から不安定な状態が続き、二軍落ちも味わった左腕は、“ごっつあん勝利”の連続で、いつの間にやら、7つの白星を積み重ねていた。 2年ぶりの最多勝に“追い風”が吹いている。最大のライバルとなる広島・黒田は戦線離脱中。6月28日の阪神戦(米子)で四回に桧山の打球を右手に受け、負傷退場。「右手手根部挫傷」でリタイアしているとあって、オニのいない今は、稼ぎ時というわけ。 この日は甲子園の新室内練習場でランニングとウエートトレで最終調整を終えた。井川は無言を貫いたが、岡田監督は「(井川、福原の)あの2人で(米子を)勝ったのは大きい。今後もあの2人が中心で行く」と明言している。 現在、7勝3敗で勝率7割はリーグトップ。ハラハラドキドキ、イライラカリカリさせながら、井川が球宴前に2冠に立つかも…。赤星、守備練習を封印でフル出場だ! ノックは無用!! 阪神・赤星憲広外野手(29)が4日、球宴までの14試合、ゲーム前の守備練習を“封印”する考えを明らかにした。左わき腹を骨折しながらもスタメン出場を続けるが、「万全で出たい」と体力温存のため、練習で守備には就かず、本番に臨む。〔 写真:赤星は試合前の守備練習を休養して、ゲームで走る 〕 ◇ グラウンドという舞台上で、最高のパフォーマンスをする。そのために、何をすればいいのか…。球宴までの14試合。左わき腹痛を押して出場を続ける赤星が、折り返しまでの秘策と決意を口にした。 「守備練習は入らない。今は、試合前にノックを受けるのはムリ。万全の状態で、試合に臨むことだけを考えてる」 6月15日の西武戦(西武)の一回に盗塁を試みた際に、遊撃手と交錯。一度打撲と診断されたが、同27日の再検査では、ろっ骨にひびが入っていたことが判明した。それから、試合前はできるだけ体力温存に努めてきた。 痛み止めを飲みながらの戦いが続く。6月28日の広島戦(米子)では、失敗したものの三盗を敢行。1日の横浜戦(横浜)では、守備でスペンサーと激突。96キロの巨体の“浴びせ倒し”を食らい、周囲をヒヤリとさせたこともあった。 しかし、ここ4試合はフル出場。2試合連続の盗塁も決めている。全力投球はまだできないが、「カットマンまで、すばやく投げる」ことでカバー。「試合になれば、大丈夫」。プレーでは弱みを一切みせない。金本から受け継いだ鉄人魂を奮い立たせてきた。 両リーグトップの72得点、101安打のリードオフマンは、チームの得点源。岡田監督は「状態はあんまりよくない。大量得点差がつけば休ませる」というものの、「球宴まではがんばってもらわんと」と、祈りに似たゲキを飛ばした。 「やることは一緒、けがをしているけど変えることは何もない。がんばるよ」 この日は完全オフ。病院へ行かず、自宅で休養に当てた。前半戦のゴールは、見えている。それまでは練習で守備に就かない。小さな省エネの積み重ねが、試合では大きなエネルギーとなり、セ界をひた走る猛虎の活力源となる。藤川30HP…セの「初代ホールド王」へまい進中! 阪神の誇る最強セットアッパー、藤川球児投手(24)がセ・リーグの『初代ホールド王』へまい進中だ。今季からセ・パ両リーグでは、救援投手の新たな評価基準となる「ホールド(H)」を採用。このホールド数と救援勝利を合計した数字を「ホールドポイント(HP)」と定め、最多HP獲得者を「最優秀中継ぎ投手賞」として表彰する新タイトルが設立された。これまで脚光を浴びることの少なかった中継ぎ投手にとって大きな励みになっていることは間違いない。〔 写真:現在12球団トップの30HP!!セの初代ホールド王へ向け、ばく進する藤川 〕 ◇ 【ホールドの定義】以下のどちらかを満たすこと。(1)セーブ条件(※注)を満たした状況で登板して、1死以上のアウトを取ってリードを保ったまま降板。(2)同点時に登板して、1死以上のアウトを取り、登板以降、前任投手の残した走者を含めて無失点に抑えて降板(自軍が得点すれば、点を取られてもリードを保てばいい)。 【注】(1)3点以内リードの場面で1イニング以上の登板。(2)迎える2打者に連続本塁打された場合に同点または逆転される状況での登板。(3)点差にかかわりなくリードした状況で3イニング以上の登板。 新ホールド制の導入と合わせて今季からはセーブポイント(SP)が廃止されている。SPとはセーブ数と救援勝利数の合計。昨季までは、最多SP獲得者を「最優秀救援投手」として表彰していた。しかし、セーブの付く場面での登板が大部分を占める抑え投手にとっての救援勝利は、救援失敗の“副産物”という見方ができる。そこでセーブ数のみで決定する「最多セーブ投手賞」が新設された。鳥谷、2番死守でV奪回だ! 2番死守で優勝や! 阪神・鳥谷敬内野手(24)が4日、サンケイスポーツに心境を激白した。5日から始まるヤクルト、中日との直接対決を前に、新たな打順、日々進化する打撃への思いなどを吐露。2番を全うして、岡田監督を胴上げする-。背番号1の新たな誓いだ。〔 写真:鳥谷はシーズン折り返しを前に新たな誓いをたてた 〕 ◇ 折り返し地点が視界に入る。5日から始まるヤクルト-中日-ヤクルトの8番勝負を指揮官はヤマ場と位置づけた。頂までの第一関門を前に、休養を楽しんだ鳥谷は自分の“働き場所”を見つけていた。 「2番と8番では全然違う。(8番は)次が投手だったので、自分でランナーを返したいという意識があった。2番は次がクリーンアップ。なんとかいい形でつなぎたいという気持ちがいい結果になっていると思う」 救世主、ラッキーボーイ…。どんな言葉もあてはまらない。それほど、一気にブレークした。6月5日のロッテ戦から2番。21試合で95打数31安打で打率.326。現在、自己最長の11戦連続安打を記録。チームも15勝5敗1分けで2位・ヤクルトとは5.5ゲーム差。独走の原動力となった。 だからこそ、最後まで2番を全うしたい。当初は遊撃手で全試合出場が目標だった。今は、「2番で…」が加わった。クリアすれば、優勝が見えてくる。この座を死守することがVへの近道。2番で岡田監督を胴上げする-。虎の貴公子の新たな誓いだった。 「赤星さんとは何度も話をしている。赤星さんからも(盗塁を)待たなくてもいいし、打ちにいってもいいと言われた」 赤星の後。クリーンアップの前…。難しい打順だが、“相棒”に恵まれた。6月22日の中日戦(大阪D)の延長十二回、左翼席に自身初のサヨナラアーチを放り込んだ。打ったボールは平井の147キロ直球。一走は赤星…。 「相手が赤星さんを警戒して直球が多い。それをうまく打てている。バントの練習をやっていかないといけない。2番らしくね」 いよいよ眼下の敵との戦いが始まる。「ヤマ場? そうなるやろ。一戦一戦や」と岡田監督。準備は整った。指揮官の描くVシナリオに欠かせない人物が鳥谷だ。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月05日
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阪神、今季最大5・5差!安藤復活3勝! 独走の虎や!! 阪神が横浜に連勝。貯金を今季最多の14とし、2位ヤクルトとの差を最大の5.5に広げた。安藤優也投手(27)が復活星を飾り、独走Vロードへ誘う。〔 写真:安藤の活躍で阪神は2位に今季最大の5.5差と独走態勢 〕 ◇ 「リズムよく投げることができた。長い間勝てなかったので、我慢、我慢と言い聞かせてやった」。鳴り止まない六甲おろし。ヒーローインタビューで声を上ずらせたのは自己最長の8回1/3、5安打3失点で3勝目をあげた安藤だ。 中継ぎから先発に転向して迎えた今季。開幕ローテをつかんだがテンポの悪さが目立ち、6月23日に二軍落ち。自ら、首脳陣に2段モーションから、1段モーションへの変更を申し入れていた。同28日のサーパス戦で調整登板して、巨人・上原を意識した新フォームを完成させてきた。 取り戻した投球リズムで、三回から6イニング連続で3人でピシャリ。九回に2失点し、プロ初完投勝利は逃したが、「やっと勝った。長かった」。再登録即先発でつかんだ5月13日の楽天戦以来の白星を喜んだ。 横浜に連勝し、7カード連続勝ち越しで、貯金は今季最多の『14』に膨らんだ。2位・ヤクルトとのゲーム差も今季最大の5.5。独走態勢を固めつつある。矢野がホームラン打ったら8連勝! 試合終了と同時にあふれる笑顔と充実感が、矢野にとっては最高の瞬間だ。安藤の好投を導き、最後は守護神・久保田で押し切った。打っては“神話”の先制弾。36歳、守備の要が、横浜で価値ある連勝の軸となった。〔 写真:矢野が二回、3年連続の2ケタとなる10号先制2ラン 〕 ◇ 「初球から打っていこうと思っていた。少し詰まり気味だったけど、よく入ってくれたよ。ホームランを打てば8連勝? 何かしらんけど、続いているからね。きょうも何とか勝ったしね」 二回二死一塁。秦の初球フォークを振り抜いた打球は、曇り空を突いて黄色く染まった左翼スタンドへ吸い込まれていった。3年連続の2ケタとなる10号先制2ラン。自身最多の14本(03年)を上回る19本ペースで、いまだ進化を続ける衰えないパワーを証明した。 なにより、「先発のためにも早く点を取りたい」と常に話している正妻にとって、勝ち星から2カ月近く遠ざかり、フォームも大幅に改造した安藤を助ける意味で、大きな一発。「援護になったと思う。安藤も、今までと変えようといろいろやってくれたし(安藤の)頑張りがよかった」とうれしそうに汗をぬぐった。 リードは、さらに光った。シュートを織り交ぜ、グイグイと内角をえぐらせる。さらに1段モーションの安藤に合わせるように、絶妙のリズムでボールを投げ込ませ、小気味よく、面白いようにアウトの山を築いた。 「テンポは意識していた。もともと(安藤は)中継ぎだったから、1球1球を大事にして(間合いが)長くなるのは仕方ないが、先発はチームのリズムも作るからね」 今年12月で37歳を迎える矢野の存在感。「ピンチでも、矢野さんが自信満々にサインを出してくれるので、ああ大丈夫だと思うんです」と。ルーキーながら中継ぎで奮闘する橋本。“投手王国”を築こうとしている虎投にとって、ホームに座るその姿が、精神的な柱だ。 九回二死一、三塁で村田を迎えた場面では、ベンチに走って岡田監督と“密談”も…。「企業秘密だよ」とけむに巻いたが、直後にきっちり仕留めた。夏場へ突入したV戦線。矢野の動きから、これからも目が離せない。鳥谷止まらん11試合連続打! 鳥谷の2年目の進化だ。こう着ムードの七回一死満塁、赤星を敬遠気味に歩かされ、勝負を挑まれた鳥谷が、左腕・セドリックの内角141キロを鋭く振り抜いた。鋭く一、二塁間を破る貴重なタイムリー。自己最長をさらに更新する11試合連続ヒットと、快音が止まらない。〔 写真:鳥谷が自己最長をさらに更新する11試合連続ヒット 〕 ◇ 「打てるボールを打っていなくて、それまでの3打席を凡退していたんで。いいところで1本出て、よかったです。内角球をさばいた? 飛んだコースがよかったんで。前進守備でしたしね」 涼し気な表情で振り返ったが、好調な2番の存在は、セ首位を快走するチームの中で、大きい。「いいときもあれば、悪いときもあります。少しでも波を少なくしていきたいです」 力強く語り、バスに乗り込んだ背番号1。Vに導く2番打者へ、今は無心で駆け上がる。金本100安打にリーチ!体調不安もどこ吹く風! 虎の4番が、無言のプレッシャーで横浜投手陣を震え上がらせた。先頭打者として迎えた二回。横浜の先発の秦から四球を選び、矢野の先制の左越え2ランで、ホームを踏んだ。〔 写真:金本が九回、右前打を放ち今季100安打にリーチをかけた 〕 ◇ 八回には、横浜の2番手・セドリックが投じた3球目が頭部付近を通過した。体をのけぞらせて、死球を回避した金本が、虎党の大ブーイングをバックに、マウンド上のセドリックをにらみつけた。びびった助っ人左腕は、ストレートの四球で勝負を避けた。今季54四球は両リーグトップ。抜群の選球眼が、金本の好調を支えている。 九回の第5打席では、横浜の4番手・龍太郎から右前打を放った。今季99安打目で、100安打にリーチをかけた。7月戦線を前に「体調が悪い。体重が落ちている」という不安もどこ吹く風だ。 5日からは2位・ヤクルトとの直接対決が待つ。不動の4番のバットが、眼下の敵であるツバメをふり払う。4 順位表はこちらをクリック
2005年07月04日
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2005年7月3日(日) 対横浜 9回戦 横浜 阪神6×3横浜詰めが甘いけど安藤ちゃん、よ~く頑張った!4 所載はこちらをクリック 阪神7カード連続勝ち越し! 阪神は安藤が初完投勝利こそ逃したが、9回途中3失点で3勝目。久保田が10セーブ目。打線は2回に打撃好調の矢野が、先制の10号2ランを放って先制、終盤の加点で突き放し、7カード連続の勝ち越し。〔 写真右:完投を逃したものの3勝目を飾った安藤。写真下:2回阪神2死一塁、矢野が左越えに先制2ランホーマーを放つ 〕 ◇阪神・矢野 「最初から打っていこうと思っていた。少し詰まり気味だったが、よく入ってくれた」。打球は、阪神ファンで埋まる左翼席に吸い込まれた。それにしても、バットが振れている。リーグ戦再開後の11試合で、ヒットがなかったのは1試合だけ。本塁打も3本放つなど、勝負強さが光っている。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月03日
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2005年7月2日(土) 対横浜 8回戦 横浜 阪神5×4横浜藤本がしぶとく中前に落とし、決勝点藤本に感謝感激!4 所載はこちらをクリック スペ砲同点弾に藤本が決勝打! 阪神が延長戦を制した。4-4の延長十一回、檜山の右越え二塁打と矢野の犠打で1死三塁とし、藤本が決勝の中前適時打を放った。4番手の久保田が3勝目。〔 写真右:7回阪神1死、代打スペンサーが左越えに同点ソロホーマーを放ち、ファンの声援を受けホームに向かう。写真下:延長11回、藤本は中前に執念のタイムリーを放つ 〕 ◇のどから手が出るほど欲しい1点を先に奪ったのは阪神だった。 延長十一回1死三塁。打たせるもあり、スクイズもありの場面。だが、「そんなに何回もチャンスはない」と腹をくくった岡田監督は、打席に向かう藤本にこうアドバイスして送り出した。「スクイズとかはない。思い切って行け」。横浜・加藤の5球目、高め直球をたたいた藤本の打球は、詰まりながらも中前にポトリ。「汚いヒットでしたけどね」と藤本は照れたが、迷いのない、思い切りのいいスイングが、値千金の決勝タイムリーを生んだのだ。 首位を守り続ける条件の一つ、連敗を喫しなかったのが大きい。通算9勝29敗と大きく負け越している横浜の先発・三浦を相手に、四回まで2点のリードを許しながら、五回に4長短打と鳥谷の犠飛で逆転。再び勝ち越された直後の七回には、代打・スペンサーの左越えソロで試合を振り出しに戻して見せた。 ホームラン打者がズラリと並ぶ巨人打線のような威圧感はないが、粘っこく食らいついてくる猛虎打線の方が穴が少ない。「勝利の方程式」を担う藤川ら中継ぎ投手陣もしっかり仕事をし、これで延長戦は4連勝。夏バテの気配も感じさせない強さだ。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月02日
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2005年7月1日(金) 対横浜 7回戦 横浜 阪神4×5横浜橋本が打たれたのは誤算だったな~~ヤクルトが勝てなかったのも誤算だったな~~▼横 浜-阪 神 7回戦 (阪神4勝2敗1分、横浜、18:00、16109人) 123456789101112計阪 神000031000 4横 浜12000200X 5金本の一発も橋本打たれ連勝止まる! 横浜が、二回までに石井の3打点の活躍で3点を先行。阪神は五回、関本の左翼線への2点二塁打と赤星の中前適時打で同点。六回に金本の20号ソロで勝ち越したが、その裏、相川の左越え2ランで再び勝ち越した。阪神は下柳を救援した橋本が逆転弾を浴び、連勝は3で止まった。〔 写真右:5回、左ろっ骨にひびが入っている赤星が、中前に適時打を放つ。写真下:6回阪神無死、中越えソロホーマーを放ち二塁へ向かう金本。投手土肥 〕 ◇ シーソーゲームとなった横浜・阪神戦は、五回に3点差を追い付いた阪神の粘りが試合を面白くした。 この回先頭の今岡が選んだ四球から好機を広げ、1死二、三塁から関本が左翼線へ2点二塁打。次打者は三回以降、立ち直った先発投手の下柳で、凡退ならこの回無得点に終わっていた可能性もあっただけに、効果的なタイムリーだった。 下柳がたたき付けた当たりが内野安打となる運も味方すると、今度は赤星が同点適時打を中前へ。6月中旬に左脇腹を痛めたが、実は左ろっ骨にひびが入っていることがこの日発覚した。 体調は万全でないが、セ・リーグ首位を走るチームのリードオフマンとして、しっかり存在感を示した。 4 順位表はこちらをクリック
2005年07月01日
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