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(2000年米) ロバート・デ・ニーロ と ベン・スティラー が競演するラブコメディです。シカゴの病院で看護士をしているグレッグ・フォッカーは、恋人で小学校の教師をしているパムとの結婚を認めてもらう為に、彼女の実家があるニューヨークへと向かう。到着早々も、パムの妹の結婚式を控えて親族が和やかに集まる中でも、グレッグはどうしようもないドジばかり踏んでしまう。ロバート・デ・ニーロ が パムの父親のジャックを演じているが、元CIA職員の超堅物な人間で、グレッグを最初から信用していない。[感想] 自然な演技でのバカっぷりがなんとも言えず面白い。パムの実家のような堅物親父のいる上流志向の強い家も心が休まらなくてイヤだけど、グレッグのようなソコツすぎる彼氏にも、ちょっと引いてしまう・・・。<ミート・ザ・ペアレンツ2> (2004年米) グレッグの両親を、ダスティン・ホフマン と バーブラ・ストライザンド が演じる、豪華キャストで贈る続編。ジャックにパムとの結婚を承諾してもらったグレッグは、今度は自分の両親にジャックら家族を合わせようとマイアミへ向かう。グレッグの父バーニーはジョーク好きの陽気な人間。 グレッグのちょっとした嘘が発端で、気性の全く違うバーニーとジャックの激突が始まり、お互いの飼い猫や飼い犬なども巻き込んで事態は収拾つかない方向へ・・・。コメディですが、ホットな家族愛を感じさせてくれる映画でした。
2007.09.25
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遺伝子工学が進歩した近未来社会を描くSFサスペンスです。個人の一生を記録する遺伝子の情報を精子の段階で操作し、精神的・身体的、あらゆる病気の発症率、寿命などに関係する劣性な部分を全て排除して、100%優性な遺伝子だけを選び、生命を作り上げれるようになった近未来社会。科学に背くように、自然な愛の形でこの世に誕生したヴィンセント・フリーマンは、宇宙飛行士になる夢を持っていたが、遺伝子の劣性で「不適正者」と診断される。夢を捨てきれないヴィンセントは、宇宙開発企業 「ガタカ」 で清掃員として働き、宇宙への思いを抱き続けていた。ある時、DNAブローカーからジェローム・ユージーン・モローという元水泳選手の超優秀な「高級遺伝子」提供の取引を持ちかけられる。 10年前の作品だが、リアルな未来への問題提起なので古さを感じず、引き込まれて見た。愛の結晶として生まれた主人公のヴィンセントは、劣性遺伝子なので希望ある未来がない。両親は後悔し、彼の弟の出産は最先端医療技術の遺伝子操作に頼る。空しさを感じるが、優性遺伝子を提供したジェロームにしても、エリートがゆえに苦悩す日々を送っている。環境も努力も関係なく、持って生まれたDNAで人間が選別されたり、劣性要因を完全に取り除いた優秀なDNAだけで人間が作られる感情の無い怖い未来を描いているが、ラストでは、遺伝子レベルでは永遠に解読されない人間同士の心のかよった計らいが、ヴィンセントの未来を応援している。印象に残るSF映画でした。
2007.09.21
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「海の上のピアニスト」・・・(海で生まれ船の上で生きたピアニストの愛の奇跡) が有名。 ティム・ロス主演のサスペンス・ミステリー。ジェームズ・W・ウェイランドという、TLE (てんかん発作のひとつで、側頭葉に起因するもの) の病気を持つ29歳の男が、娼婦殺しの重要参考人として取調べを受け、その供述に大いなる疑いがあるとしてポリグラフ(嘘発見器)に掛けられることになる。娼婦の遺体は、二つに切断され別々の場所で発見された。男は当日、アルコール度数の高いアブサンを飲酒しており、その時刻の記憶が曖昧であった。男は、プリンストン大学を首席で卒業したIQ151の秀才で、大変裕福な家に育っている。二人の刑事のうち、エドワード・W・ケネソウは、勤続20年、ポリグラフ歴1,500件(自白率92%)のベテラン刑事である。もう一人の刑事、フィリップ・W・ブラクストンは、勤続2年の新米刑事だ。ポリグラフ検査による質問が始まり、容疑者と刑事との何気ない頭脳戦が次第にハイレベルなものへと展開していく・・。TLE治療で用いられている向精神作用性抗てんかん剤のカルバマゼピンの服用でポリグラフが正確に反応しないことがわかる。非常に孤独で、頭脳明晰だけど脳に病気を持ち、興奮すると発作を起こしやすい男の役をティム・ロスが、不気味にも知的にも変化させて熱演している。密室の取調べ室で供述する男。二人の刑事を挑発し、そのIQの高さが成せる事件の真相への取引に、この映画のスリルある面白さ感じた。
2007.09.16
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=ホステージ(人質)= ブルース・ウィルス主演のサスペンス・アクション。元ロサンゼルス市警の人質交渉人ジェフ・タリーは、ある事件の過失から職を退き、今は、ブルスト・カミールという犯罪の少ない町の警察署長をして暮らしている。ある日、この町で三人の若者が、スミス邸に二人の子供(14歳の姉と10歳の弟)を人質に取って立てこもるという事件が勃発。時を同じくして、邸の主人ウォルター・スミスを巡り、闇の犯罪組織が絡むもう一つの人質事件が起こり、ジェフ・タリーは、再び命を懸けて犯人側との交渉に挑むことになる。人質を奪還する為、常軌を逸した凶悪な犯罪者に対し、緊迫の交渉をする主人公の非常にスリリングな映画でした。ブルース・ウィルス、はまり役の映画っていう感じです。
2007.09.12
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2005年12月に全米SF専門局(サイ=ファイ・チャンネル)で放送された壮大なSFサスペンス・ミニシリーズ。バミューダトライアングル(Bermuda Triangle)=フロリダ半島の先端と、大西洋にあるプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ約283平方kmの三角形の海域。伝説では、多くの人や船舶や航空機がこの海域で忽然と姿を消したとされている。別名 魔の三角海域。実際の研究として、リチャード・マッカイバー博士によって唱えられた、メタンハイドレート説・・(メタンガスが高い圧力で水に溶け込み固体物質になったもの。氷状物質の中には膨大な量のメタンガスが閉じ込められている。バミューダ海域にはこのメタンハイドレートが広く大量に堆積している。暖流の影響でメタンハイドレートが崩壊し、それによってメタンの泡が大量に発生して船は浮力を失って沈没する。航空機の墜落は、メタンガスが空気よりも軽いために海面から上昇し、航空機のエンジンがそのメタンを吸い込んで不完全燃焼を起こし、出力低下から揚力を失い墜落する。) があるが・・、この映画は、軍事的実験要因で引き起こされたプラズマによるSF的物理現象を中心に描かれている。そして、プラズマから発せられる高磁場は、脳波にも影響して幻覚症状を引き起こす。バミューダ海域の謎を、4名のエキスパートが究明していくというサスペンスで、なかなかおもしろかった。第1話 結集 第2話 予兆 第3話 帰還 の、全3話で構成されています。
2007.09.08
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