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宮里藍がエビアン・マスターズで優勝した。マスコミ各社がこのニュースを報じる時にまるで談合したように使われた言葉が‘悲願’の米ツアー初優勝だ。‘悲願’をそのまま読むと‘悲しい願い’なのでやや妙な感じもする。調べてみると‘悲願(仏)’とあるように本来は仏教上の言葉から転じて、今のような意味で使われるようになったらしい。私はこの(仏)に反応してしまった。この大会はあくまでも米ツアーだが、開催されたのはフランス(仏蘭西)⇒(仏)なのだ。悲願(仏)が達成された舞台は(仏)というのも洒落ているではないか・・・(^。^)私が文句無しに強く応援している3大スポーツ選手と言えば、松井秀喜、宮里藍、浅田真央だ。だから今回の藍ちゃんの優勝は実に嬉しいことだが‘スポーツ観戦はライヴに限る’が信条なのに、それができなかったことが惜しまれる。リアルタイムで観戦していたら1打毎に一喜一憂して優勝決定の瞬間は、素直に涙するくらい感動できたと思う。いつも笑顔が魅力の彼女が見せる泣き顔。いつも意志の強さを感じさせる彼女が見せる涙。いつもはきはきとした口調で語る彼女が感激の余りに陥る無言。自分では遠回りではなかったと振り返る4年間だが、やはりそれらを凝縮させた感情が伝わってくる。個人競技であるゴルフ、ライバル意識も高く嫉妬の世界になりがちだろうが、今回の優勝を水を掛けて祝福する上田桃子や他の日本人選手たちの表情も実にいい。これも藍ちゃんの人徳なのだろう。昔は‘巨人、大鵬、卵焼き’、今は‘松井、藍ちゃん、アイスクリーム’ ~朝日新聞の‘最後の良心’~これは2005年の秋に書いたものだが、この朝日のコラムニストの‘新語’は定着するどころが、その後の展開を見ると完璧に滑ったと言っていいだろう。かつては‘藍ちゃんと松井秀喜の調子はシンクロする’と唱えていた波動アナリストのナリポンも、近年はその分析をする気も起きないほどだった。しかしここは再びそのシンクロ説に密かに期待してみよう。そう、松井秀喜の‘悲願達成’だ。去年はその権利取りにさえ失敗したヤンキースだが今年は今のところ順調と言える。11月の初めにでも‘ほら、言った通りになったでしょ’と書きたいものだ。問題は(仏)が文字通り‘仏’になった時だね・・・(-_-;)
2009.07.27
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今日も「サンデーモーニング」ネタを取り上げてみた。3週間前にこんな記事を書いた。MLB蔑視の張本がイチローにツンデレの滑稽~「サンデーモーニング」で‘みんなダメジャー’発言~このブログの読者は基本的に松井ファンが多いせいもあるが、コメントを書いてくれた人達からも張本は大不評だった。あんな奴相手にしちゃダメというおとなの意見もあったが、何故かこの件に関してはガキになってしまうのだ。松井が歓喜のサヨナラ弾を打った時から‘イチロー以外は全員ダメジャー’だと大見えを切った張本がどう出るか注目していた。別にこんな低レヴェルの男の‘あっぱれ!’が見たい訳ではない。寧ろ逆だ。ニューヨーク紙の1面を派手に飾っただけでなく、全米の各紙にもHideki Matsui、Godzillaの名前が躍った価値あるWalk-Off HR。それを評価しないことで、張本が単なる頑迷固陋*なオヤジで、MLBを語る適性に欠けた人間だということが証明された方が面白い。私の事前予想は張本がスルーして、親分が‘あっぱれ!’といったつまらないものだったが、その親分が夏休み。これで全責任が張本になる理想的な展開。そして‘ダメジャー’‘エエジャー’のコーナー。勿論、松井のサヨナラHRは取り上げられたが‘あっぱれ!’は無し。期待通りにこの男の価値観がMLBの本場と乖離していることが露呈した。先週ミニ・張本化したことを親分に揶揄された関口がネタフリするといやぁ、イチローだけですねあとはシーズン終わるまでこの程度の成績で終わると思いますよ松井の連続HRは‘たまにはそんなこともありますよ’で切り抜けたが、さすがに今回はそれでは乗り切れない。何しろ松井よりもメジャー歴が長く、2000本近い安打を製造しているイチローがサヨナラHRどころかヒットも打ったことが無いのだ。イチローの失策はスルーしていたし‘イチロー以外は全員ダメジャー’の自説を死守するためには何でもするようだ。逆にそこまで張本をツンデレにさせたイチローはスゴイとも言える。しかし、日本人メジャーリーガーが毎週、毎週いろいろなことをやっても、この張本にかかると結論はいつも同じ。毎週やる番組でこれは無いだろう。最後、再び関口に松井に関してネタフリをされて‘頑張ってほしいですね’と言った時の白々しさは笑止そのものだった。TBSはいつまでこんな男を起用し続けるのだろうか。メンバーの入れ替え無しの長寿番組はマンネリ化するだけでなく、権力と同じで腐敗する。実は前回番組のKディレクターと電話で話をした時に、恣意的にMLBの凡プレイ映像を流して、張本が嬉々として‘喝!’を入れるのは偏った作り方だろうと指摘した。その意を汲んでかどうかは分らないが翌週以降、ファインプレイも平等に流すようになった印象がある。製作者の努力にも拘わらず張本は相変わらずだ。なにしろ凡プレイはMLBの程度の低さの証明に使い、ファインプレイは‘民族の違いだからしょうがない’と言ってのける。何がしょうがないのかも不明だし、何と戦っているのかも理解不能だ。アメリカは多民族国家だし、MLBプレイヤーがアジアを含む多国籍なのは常識。そもそも‘民族’という概念を持ち出すことに違和感がある。やはり日本人には理解しがたい特殊な感情があるのだろうか。というわけで、今回も最後はハリーチックにこの一言で総括しよう。所詮、張本なんてその程度ですよ・・・(>_
2009.07.26
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ヤンキースの観戦記を書かなくなって久しい。実は、ヤンキースが地区単独首位になるか、松井秀喜が地元紙の1面を飾るまで‘ブログ断ち’をしようと考えてのことだった。というのは‘真っ白なウソ’で他に時間を取られることがあるのが主たる理由だ。但し冒頭で書いた‘願掛け’がほぼ今日現実になった。松井秀喜が対BAL戦で9回裏にサヨナラとなる15号HRを放ち、チームも単独ではないがア・リーグ東地区の首位タイになったのだ。オールスター前の対LAA3連戦でスィープを喰らい、前場の引け味は最悪だったが、後場の寄り付きは良い感じだ。何れも接戦だが終盤でのHRが勝利を呼び込んで3連勝していた。HRを放っているのは3番テシェイラと4番のA-Rod、お日柄的にはそろそろ5番松井の出番だと思っていたが、それが今日実現した。それもサヨナラだから感激も一入だ。2003年の7月17日以来のキャリア2度目になる。松井本人は‘甘い球’‘ラッキー’‘完璧’のインタヴュー‘3大必須単語’を使っていたが、今日はそれ以上に満足し自分でも喜びを隠しきれない様子だった。喜びの表現としては驚くべき光景が有った。ホームプレートでは他の選手やコーチ達が松井を待っていたが、松井がその手前でヘルメットを脱ぎ高々と空中に放り投げたのだ。へぇ~、松井がこんなことするのか・・・(^。^)現地のファンの書き込みにもI have never seen Matsui ever show that much emotion.↑こいつは例のゴジ・ジャンプを忘れてるけど・・・。その後VTRを良く観ると、エロ、カブレラ、ポサーダが脱げ脱げと煽っているのがわかった。放り投げたメットをキャッチしたのはカブレラだがそれをエロが強奪。観客席に噂の女優のKate Hudsonがいたので張り切ってしまったのかもしれない。まるで結婚式のブーケ・トスだな・・・(^。^)試合後の松井は初めてのヘルメット投げについて‘ヤンキース流’に従ったと言っている。同じく‘ヤンキース流’と言えば今年からバーネットが始めた顔面パイ攻撃がある。過去8回他の選手たちが餌食になるのを見ていた松井もいざ自分がその主役になると、すっかり忘れていたようだ。これまた現地の書き込みにあったが、That pie’s gonna have to be extra large!日本ならわかるがあちらでは松井の顔なんてマイケル・ケイに比べれば‘小顔’に見えるのだが、やはりデカイという印象を持たれているようだ。実際今日のバーネットはコントロールも悪かったのか顔の1/4も白くなっていなかった。何れにせよこのパイはサヨナラを演出できた成功者だけが味わえる。それにしても、もう何度映像を観なおしたかわからない。HR打球もいいが、それを懸命に追うチームメイトやファン達の眼差しが素晴らしい。そして歓喜の輪の中心で会心の笑みを浮かべる松井がいい。来年のことなど考える前に、今のチームで今日のようなシーンを何度見せてくれるか、やはり応援し甲斐のある男だ。ヤンキースが勝利した時点ではBOSは2-1とリードしていたが、その後TEXに大逆転を喰らい敗れた。これでまったくの相星になったのだ。この流れを生んだのも松井の一撃と言いたいところだが、ナリポン的にはすべての流れを作ったのは、実は‘ヤンキースの山口’ことアセヴェスのような気がしている。さて、もうひとつの願掛けのNY紙の1面ジャックだが、Newsdayの裏1面、DailyNewsの表1面の1/3は確認できた。NY Postも裏1面にきた・・・(^O^)/
2009.07.21
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4月にMLB.TVに関して記事を書いた。MLB.TV Premiumの魅力と問題点~MLB視聴環境は自分で整える時代~グーグルのアクセス解析を見るとそれなりに読まれている感じだが、今日はその記事のフォローアップだ。Live-game blackout lifted in Japanオールスターのどさくさに紛れて飛び込んできたニュースだが、日本がblackout規制の対象国から外れた。オールスターだけかと思ったが今年のポストシーズンまで有効だという。今までは規制の対象になっていたので、対象になっていない国のプロキシ、通称串を刺す必要があった。コレデ、ワタシ中国人ニナリスマス必要ナクナッタアルヨ・・・(^。^)今日から始まった後半戦、ヤンキースは試合が無かったが早速試してみた。確かにプロキシを使わずに視聴が可能だった。今日の試合の一覧から次々とサーフィンしてみたが問題無く観られた。私は規制下でも既に慣れていたのでそれほど大きな支障なくライブ視聴できていたが、通信の安定性からいっても串を探す煩わしさが無くなる点でも大きな改善といえる。或いは、MLB.TVに興味や関心が有りながらもプロキシに関してやや不安を抱いて今一歩踏み切れなかった人達には朗報だろう。今からだとMLB.TV Premiumで残りのシーズン全部で$69.95、1か月更新だと$19.95だ。ノーマルヴァージョンだとそれぞれ$49.95、$14.95となる。応援しているチームによっては既に‘圏外’になって今更という人もいるかもしれないが・・・(-_-;)私のような捻くれ者だと、この改善によって‘今日もメシウマ、串刺し成功!’といった喜びを味わえなくなることも懸念されるが、それも最初のうちだけだろう。不必要なハードルを越えるエネルギーを無駄に使う必要は無い。恋愛にはそういうエネルギーも大事だけどね・・・(^。^)
2009.07.17
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今年も巡ってきた林美雄の命日。去年はアナウンサーの場合、役者や歌手と違って生前を懐かしむソフトが無いことを嘆いたが、実は元気なミドリブタに会える映画が少なくとも2本はある。「太陽を盗んだ男」(1979年)昔観たことがあったが今回再び観てみた。‘隠れた名作’として定評がある。しかし、この言い方はかなり‘曲者’だ。商業ベースで成功した作品、誰もが異口同音に誉める作品を貶すのは捻くれ者や通を気取る輩には逆に快感になることもある。一方で‘隠れた名作’を批判することは、自分の理解力や感性が実は劣っていることを証明するようでやや恐怖がある。そんなひとつのプレッシャーを割り引いても中々の作品だと思う。実際ウィキで調べたら、「1979年度キネマ旬報 日本映画ベストテン第2位、キネマ旬報読者選定邦画ベストテン第1位、映画芸術誌ベストテン第3位、映画人が選んだオールタイムベスト100(キネマ旬報/1999年)日本映画篇では13位に選ばれた。」とあった。肝心の林美雄の出演シーンだが、これは自分で目を凝らして見つけてください。ヒッチコック作品でヒッチコックを探すよりは簡単だ。「ザ・レイプ」(1982年)この作品は今回初めて観た。リアルタイムでは日本に居なかったし、田中裕子という女優が余り好みでなかったこと、あとはタイトルがやや生々しくて手が出なかった。何しろ高校生の頃平凡パンチやプレイボーイを書店で購入するのが恥ずかしくて友達に頼んでいたナリポンですから・・・。田中裕子といえば「火火」(2005年)で演じた陶芸家の役が最も印象深い。そこから20年以上時間を‘逆走’して観る彼女は文字通り若々しく、裸体も瑞々しく、井上陽水の‘青空、ひとりきり’に合わせて踊る姿もしなやかだった。実際の自分の人生ではすべてのものが時の経過とともに枯れて衰えていくのが現実なので、妙に新鮮に感じられた。原作は落合恵子で彼女の著書なんてろくに読んだことが無いのに何故か彼女らしいといい加減に感じてしまった。監督は東陽一、他の作品も数多く観ているが、これまた安易に彼らしいと思った。この映画での林美雄はしっかり役をもらっている。オープニングのクレジットにも名前が出てくる。田中裕子の上司で秋山という役だ。登場シーンは、25分、43分、74分の3つある。3つめが最もミドリブタを堪能できる。ヴォリュームたっぷりの髪型、茶色の大きなメガネ、あれが80年代前半のファッションだった。誰かに似ていると思いながら余りにもマイナーな人なので思い出せず、突き止めるのに苦労したが、大木凡人(オオキボンド)というレポーターだった。普通は答えに辿り着くと達成感を味わえるものだが、これに限っては永遠の謎にしておいたほうが良かったと反省した。じゃあ、わざわざ書くなよとミドリブタファンに言われそうだが実際にそう思ったことだから仕方ない。因みに彼は古田敦也の従弟だそうだ。アナウンサーという職業柄しゃべるのは得意な筈だが、やはり俳優として台詞になるとやや勝手が違う。それでもどこか素の男としての林美雄を感じさせる部分もある。ところで2本の映画の主役は沢田研二と田中裕子。あれっ、このふたりって夫婦だよね。陽水と石川セリはミドリブタのお陰で結ばれたが、もしかしてジュリーも・・・。な~んてことは全くなく同じ年の「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」(1982年)での共演がきっかけらしい。さて、今年は幸いはっきりしたネタがあったが来年の7月13日は何を書こうか。まあ、1年じっくり考えましょう。林美雄を忘れない~あの夏の光と影は何処へ逝ってしまったの♪~続・林美雄を忘れない~愛はいつも束の間、今夜遠く旅立つ♪~続々・林美雄を忘れない~それは小林千絵ちゃんのお陰だった~又・林美雄を忘れない~あれから5年、命日には線香一本、花一輪~又々・林美雄を忘れない~年に一度はミドリブタの美声と懐かしさに酔う~
2009.07.13
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TBSの「サンデーモーニング」のスポーツコーナー「週刊 御意見番」は人気がある。大沢啓二と張本勲が1週間のスポーツシーンを振り返りながら‘喝!’と‘あっぱれ!’を出す。妻は欠かさず見ているようだが、私は今朝久々に見た。そもそもNPB出身のジジイ二人がスポーツ全般を語ることに無理がある。大沢は勉強不足だし、張本はどこかでコネタを仕入れてきてはいるが、それ以前に独断と偏見に満ちている。広角打法が売りの男だったのに、今は視野の狭い男に堕した・・・(-_-;)張本のMLB蔑視は昔から有名だ。但し蔑視する根拠は希薄で具体的な論理は聞いたことが無い。恣意的とも思える凡プレイ映像を流しては‘所詮メジャーなんてこの程度です’が口癖だ。NPBの優秀な選手がMLB移籍を希望した時点で‘悪人’扱い。甚だ語弊はあるが、敢えて刺激的な表現を借りれば‘脱北者’を批判する彼の国の人と同じだ。メジャーで安打を確実に積み上げるイチローに関しても、‘試合数も違うし飽くまでも参考記録’‘いわゆる逃げ打ちだから’‘内野安打が多く単打ばかり’‘数は多いがいいところで打ってない’等々、認めていなかった。松井秀喜は2006年のWBC不参加で完全に嫌われた。人格批判ともとれる極端な発言をして、逆に江川紹子が噛みつく‘事件’があった。そんな張本がイチローに関しては態度が豹変する。彼はいわゆる‘張本越え’の瞬間をセーフコで観戦していた。記録達成の直後電光掲示板で張本が紹介されたが、その時の顔がなんとも気持ち悪い。普通の人なら単に微笑ましい光景だが、あの‘喝!’を連発していた張本がやるから問題だ。なにこのツンデレ・オヤジ・・・(・o・)その後はイチローを礼賛するだけは飽き足らず、相対的にイチローの価値を高めようとしてか、他の日本人メジャーリーガーを貶めにかかる。代表格の松井秀喜は格好の餌食だ。今日の放送でもはっきりこうほざいたのだ。みんな‘ダメジャー’でしょイチローぐらいのもんですよ偶には良いところもありますけどね大体全体的にダメで・・・それは偶にはありますよ何十回も、何百回もやるんだからイチローだけですよそしてメジャーの放映長いよ日本国内ちょっとこれからやりましょうよ(関口:いやいやこっちで十分やりましたよ)全然少ないよイチローが松井の‘直撃弾’を落球したエラーには‘喝!’どころか一切言及しなかった。番組の大半をNPBに充てている現実があるのに、最後の一言にはさすがに関口をはじめスタジオ内が呆れた様子だった。もしイチローがサイクル安打を達成でもしようものなら、それを繰り返し流しても何も言わないような気がする。ツンデレを通り越して‘張本、必死だなw’状態に突入、滑稽でさえある・・・(^_
2009.07.05
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