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2週間ほど前にアマビエ様の御朱印が欲しくて行った、名古屋市千種区の 城山八幡宮 をご紹介します。※「神様仏様巡り」シリーズの前回は、昨年の7月でしたこの城山八幡宮は、今年の大河ドラマ『麒麟がくる』の第12回(4月5日放送)の、織田信長の父・信秀が亡くなった回のラストの紀行で、信秀の居城の末盛城跡として紹介されました。 ⇒ ⇒ こちら それだけでも私には興味深いのですが、今は新型コロナウイルス撲滅のために、この神社ではアマビエ御朱印が緊急授与で登場しています。 ⇒ ⇒ こちら 目的のために実行する力が大事なのはもちろんですが、みんなの祈りの思いも大事ですよね。ここのアクセスは、名古屋の地下鉄の本山から徒歩で行くなら簡単に行けるのですが、車で行くとなると細い路地がいくつもあって、どこで曲がるのか少々わかりにくいです。私も最初は道を1本間違えてしまい、細くて急な坂道を恐る恐る運転する羽目になりました。そしてなんとか幹線道路に戻り、地図を拡大して見直して確認して、神社の駐車場に入れました。城山八幡宮のHPでもアクセスをとても丁寧に説明してありますが、そのぐらい丁寧に書いておかないと、道を間違えてあの細い急坂の路地を迷ってウロウロする車がおそらく続出するのでは?という思いだと想像します。でもたどり着けば、そこは神社という聖なる空間です。この空間の歴史に思いをはせながら参拝してきました。駐車場から行ったので神社の鳥居はくぐらず、門から入りました。この日は太陽がまぶしいくらいの快晴でした。お手水ですが、新型コロナウイルスの影響でひしゃくは使えず、竹筒から細く出る水を直接手で受けて、手や口を清めるようにと案内が置いてありました。城山八幡宮の本殿です。まずここで参拝しました。画面の右手のほうに社務所があり、各種御朱印やお守り等はここで求めます。今日はこれのため、にここに来たのでした。織田家のファンにはたまらない、末盛城時代の織田一族の有名人です。本殿の向かって左側に神楽殿と、その奥に小さな祠があります。奥にある祠です。 神明社(日の神)、山神社(山と海を司る神)、津島社(病気や災難を避ける神)とありました。参拝者を笑顔で迎えてくれる狛犬さんたちです。本殿を横のアングルから。神棚がある奥は閉じてあるけど、手前の扉は気持ちよく解放されていました。神社の出入口となる門で、その向こうに鳥居が見えます。鳥居の向こうに石段があり、徒歩で来る人はこの石段を上ってくることになります。鳥居のところに赤い橋があり、ここに末盛城の空堀の跡があります。神社の門と鳥居の間に、戦争で亡くなった方々を祀る「殉国の碑」があります。この英霊の方々が命をかけて日本を守ってくださったことに感謝してお参りしました。神社の駐車場側からくるとすぐに目に入る赤い鳥居群です。お稲荷様に参拝です。西日を受けて輝く赤が綺麗で、しばし見とれていました。
May 31, 2020
昨日の5月29日の昼、新型コロナウイルスと最前線で戦う医療従事者の方々に敬意と感謝を贈るために、航空自衛隊のブルーインパルスが東京の上空を飛びました。ブルーインパルスの展示飛行に対して経費の無駄遣いなんて声もあるのですが、あれはイザというときに備えて一定時間飛行する訓練の一環で、全く問題の無いことです。これまでも医療従事者の方々に感謝を贈ろうと、いくつかの役所や野球の球団や自衛隊の基地から拍手が送られたり、タワーがライトアップされることがありました。ただ残念ながら、これらでは今一つな部分がありました。今回のブルーインパルスの東京上空飛行が予告されたとき、医療従事者の方の中には「感謝の飛行なんてどうでもいい」という意見もあり、やっぱそうなのかなと思っていました。でもふたを開けてみれば、それは杞憂でした。抜けるような快晴の青空を背景に、東京の空を7機のブルーインパルスは飛びました。ちょうどお昼休みの時間に設定されていたので、たくさんの人が外に出てきて、青空を見上げました。私は直接は見られないので誰かがネットにUPしてくれるのを待っていたのですが、その日の夜には素晴らしい画像をたくさん見ることができました。こちらはブルーインパルスよりさらに上空に自社ヘリを待機させてブルーインパルスの飛行を上空から撮っています。メディアでなければ撮れない素晴らしい映像です。 ↓ ↓産経新聞さん、素晴らしい映像をありがとうございます!ちなみに1機だけ別に飛んでいたのは「全般統制機です。周辺に他のヘリや飛行機等がいないかの哨戒任務、編隊飛行の統制、飛行経路の確認などを行います。」ということだそうです。 ⇒ ⇒ こちら 自分のいる場所の上空をブルーインパルスが編隊飛行をするとなると、特別なファンじゃなくても興味がわくと思います。病院の屋上に集まった医療従事者の皆さん、病室の窓から飛来を待った入院患者の皆さん、一般の皆さんなど、多くの人がワクワクしながら飛来を待ちました。空を見上げ、編隊を組んで飛んできたブルーのエンジン音が聞こえて機体が見えたとき、理屈抜きで感動しました。心のままに歓声をあげた人、自然と涙があふれた人、飛び去る機体に拍手を送った人など、感動の形は様々でした。そしてその感動は、仕事で戦う人々の、入院して病気と戦う人々の、また頑張るぞという気力になりました。航空自衛隊の皆様、関係者の皆様、ありがとうございます。東京の風景にブルーインパルスがコラボした光景は、例えばこんな感じでした。 ⇒ ⇒ その1 、 その2 また河野防衛大臣の呼びかけで、一般の方々からたくさんの投稿がありました。中でもビルの間を抜けていく機体を撮った画像とかを見ると、よくこの場所でピンポイントで撮れたなあと思ってしまいます。 ⇒ ⇒ #みてくれ太郎 昨年11月に小牧基地(愛知県)のイベントで撮った画像です。なにげなく飛んでいるように思えるけど、よく考えたら足が大地につく地面じゃなく空中で、こうして横一列になって飛んでいるって、これだけでもスゴイことだと思ってしまいました。(そのときの記事は ⇒ こちら )先日、名古屋市千種区の城山八幡宮で “アマビエ御朱印” があると情報があったので、私も名古屋に行く用事のついでに、ちょっと行ってきました。コロナと現場で戦う人々やふだんの生活を支える人々がいて、神社仏閣では疫病退散の祈りが日々続けられています。何もできない私はせめて自分が感染しないようにし、神様に祈りを捧げるだけです。
May 30, 2020
2020年NHK大河ドラマ 『麒麟がくる』 の感想です。美濃を追われた明智十兵衛光秀(長谷川博己さん)たちの生活も越前で落ち着き、この回は特に大きな見どころとか感動はなく淡々と過ぎるかと思っていました。しかし以外な名場面がありました。登場以来ずっと野心に燃えて苛立ちやあせりばかりだった斎藤義龍を演じる伊藤英明さんが、表情や物腰が柔らかくなって、ガラリと変わったのでした。自分の思い通りにしようと事を急ぐあまり、父と弟二人を殺してしまったことを今は心から悔やむ思いと、父が「誰も手出しができぬような大きな国をつくれ」という大きな志を、嫡男の自分にではなく十兵衛に託したのを自分も認めた思いは、義龍を優しい表情に変えました。そして十兵衛を縛るのをやめて自由にしようと「行け」と行ったとき、義龍自身の心も開放されました。目に涙をにじませながら優しい眼差しを十兵衛に向けて語り合う伊藤さんの演技は、それまでの義龍像を180度変えるもので、いい場面だと感じました。さて新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が全面解除になったことを受け、各地の大河ドラマ館も再開されました。(それぞれにコロナ拡散防止のための注意事項はあります) ↓ ↓ ↓ 岐阜 大河ドラマ館 ぎふ恵那 大河ドラマ館 可児 大河ドラマ館 京都 大河ドラマ館 そして『麒麟がくる』の全国巡回展ですが、6月の上旬に予定されていた甲府が消えていたので、どうやら甲府は中止になったようです。 ⇒ ⇒ 全国巡回展 ※こちらも盛り上がってます。 ⇒ #麒麟がくる元はといえば弟の信勝が自分に毒入りの水を飲ませようとしたために信勝をもう許せなくなった織田信長(染谷将太さん)でしたが、弟を溺愛する母・土田御前(檀 れい さん)からは信勝が死んだことでただ恨まれ責められるだけでした。たしかに親子でも互いの相性があり、親としてはつい相性のいい子のほうを可愛がってしまうしょうが、これだけ露骨な兄弟差別をされ続けてきた信長のことを思うと、実際にきょうだい差別をされてきた視聴者の方にとってはキツイ場面だった・・でしょうね。永禄元年(1558)、越前に逃れている明智十兵衛光秀たちでしたが、朝倉義景の援助を断り、子供たちに手習いを教えて生計を立てていました。称念寺の和尚(野口雅弘さん)が十兵衛殿の教え方は評判が良いと語るのを嬉しそうに聞く母・牧(石川さゆりさん)と、あの子は子供が好きだからと牧が語るのを隣で嬉しそうに聞く妻の煕子(木村文乃さん)がいました。実は熙子のおなかには十兵衛の子が宿っていて、それを聞いた十兵衛は狂喜乱舞でした。三好長慶と和睦した将軍・足利義輝は近江の朽木から5年ぶりに京に戻っていました。将軍・義輝は諸大名たちに上洛を求めたものの応じる大名は少なく、越前の朝倉義景も京に行けば面倒に巻き込まれるからと、十兵衛を自分の代わりに京に行かせました。将軍に献上する鷹を持参して京に入った十兵衛は、三淵藤英(谷原章介さん)や細川藤孝(眞島秀和さん)との再会を心から喜びました。将軍・義輝が公家の二条家に招かれて能見物をするので(室町幕府幕臣の)三淵から同道するようにと言われた十兵衛は、二条家で将軍・義輝と9年ぶりに再会しました。義輝は十兵衛と朽木で会ったことを覚えていて、一緒に能を見るよう声をかけてくれました。ところが二条家での能見物には、十兵衛とかつては友であり主従関係であったものの今は敵対する斎藤義龍(高政・改め)も招かれていました。能見物の後で十兵衛と細川藤孝が二人で語らう時間を持ったときに、十兵衛は藤孝から、上洛する織田信長が斎藤義龍の刺客に命を狙われていると情報を得ました。何としても信長を守ろうとする十兵衛を見て藤孝は、ならば松永久秀殿に相談するとよいと十兵衛に助言をくれました。松永久秀(吉田鋼太郎さん)の元に行った十兵衛は、実に11年ぶりの再会となりました。十兵衛の主君であった斎藤道三を高く評価し、また十兵衛自身も気に入っている松永は、11年前に自分たち主従を助けてくれた(三好長慶襲撃事件)十兵衛への借りを返すべく、十兵衛の頼みを快く引き受けてくれました。松永は斎藤義龍(伊藤英明さん)の元を訪れ、義龍が信長の命を狙っていることを知っていると暗に伝え、義龍の動きを封じました。松永との話の後で義龍は十兵衛を呼び、二人だけで話をしました。次に会ったら殺すとまで言っていた義龍でしたが、美濃を大きくしたい義龍は十兵衛に再度、自分に仕えるよう伝え、十兵衛は改めてそれを断りました。しかし義龍にはかつてのような殺気が感じられず、十兵衛が一体どうしたのかと訊くと・・義龍は美濃を手中にするために弟たちや父・道三を殺したことを心底悔いていました。そして「我が父にあらず」とあれほど拒絶し周囲にもそう触れていた道三を、今は父と認める義龍の目には涙が浮かんでいました。道三が「誰も手出しができぬ大きな国をつくれ」と遺した言葉をしっかりと受け止め、暗中模索ではあるものの前に進もうとしている十兵衛を義龍は優しい眼差しで見つめ、十兵衛に別れを告げて気持ちよく送り出しました。京に到着した織田信長は将軍・義輝に謁見し、挨拶の後で義輝から「わしに何かしてほしいことはあるか」と言葉をもらったので、駿河の今川が今にも尾張に攻め込もうとしている、民のためにも兵を退くよう上様から命じてほしい、と信長は伝えました。しかしそれに対する義輝の言葉は、信長に今川よりも上の官職を授けるというものであり、今の将軍には武家を束ねる器量も実権もないことを信長は察しました。信長が退出したとき十兵衛が挨拶に追いかけてきたので、二人で少し話をしました。今川が尾張の領内に入って出城を築こうとしている、自分では手も足も出ないから将軍に取りなしてもらおうと思ったけどそれは無理だった、尾張が心配だから帰るーー将軍が頼れないならもう自分でやるしかないと、信長は急ぎ去っていきました。信長は京に来て、実は松永久秀とも会っていました。突然「尾張を差し出す代わりに摂津をくれ」なんてとんでもないことを言い出した信長を、松永は「あの男はただのうつけではない」と直感しました。そして十兵衛も、亡き道三が信長のことを買っていて、信長から目を離すなとまで言っていたことを松永に伝えました。
May 27, 2020
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために政府から緊急事態宣言が出され、この3か月間、私たちの生活は激変してきました。しかしその緊急事態宣言は明日の5月25日にも全面解除が出される方向になり、私たちの生活も通常に戻ろうとしています。緊急事態宣言が出されていた間、感染拡大防止の対策として在宅で仕事をする方が増えたのですが、なんか話によるとなんかイロイロあったようです。例えば在宅勤務が始まった最初は「たとえ出社しなくても、ちゃんと着替えて化粧しなきゃ」だったのが「化粧くらい無しでいいか」になり、だんだん「もう部屋着のままでいいよね」と。あるいはペットがいる家では、ペット(主に猫)が作業の邪魔をするからちっとも進まない、という話もよくありました。人間とパソコンの間に陣取って寝る、作業の手を枕にする、ペンタブレットの上で寝る、でもその事情を画像で送れば許される、みたいなことも。ひところは「ニャンサムウェア」と言われたのが、今では「テレニャーク」とか「ゴロにゃウイルス」と呼ばれているそうです。でも「テレニャーク」は、お膝にいる猫をモフモフしながら作業してたらリラックスできて逆に集中して作業がはかどったとか、画面のどこかに急に猫が入り込んだら会議が和んだとか、・・etc好意的な意見が多かったようでした。(猫に限らず、ワンコも鳥さんもハムスターも、テレワーク参加には好評だったと思われます)私のコレは仕事ではありませんが、テレニャークではこのような状態だったであろうと想像しています。(出演:フクちゃん)ただ、急に在宅ワークになったおかげでラクができて楽しかった部分があれば、それは通常勤務に戻ったときに厳しい世界に戻ることになります。通勤の必要がなかった今までは朝ゆっくりできたのに、そんなわけにもいかなくなります。(これは子供たちを学校に送る親御さんも同じ)通勤の満員電車や車の渋滞、高層ビルのオフィスではエレベーターの混雑、会社内で人間関係が辛い人だと今まで会わずに済んだ人とまた会うことになります。学校に通う子供たちも、この3か月間、たとえ授業がなくても家できっちり自分で勉強をやってた子はいいけど、毎日ゲームやらネットやらでまるっと遊び呆けてきた子は、本当に大丈夫かな?と思ってしまいます。まあ、そんなこんなも徐々に身体も心も以前の生活に慣れて、厳しい中にもどこかに自分の楽しみを見つけて、日々を過ごしていくようになると思いますが。ちなみに私の場合、今年は幸いにも仕事が少し減っただけで、ほぼ変わらない生活リズムです。昨年のように仕事が激減したときの辛さはホント勘弁ですから、今は助かってます。嗚呼、有り難や。昨年の7月末に子猫で我が家に迎えたスモモちゃんは、オトニャになる試練として2月半ばに避妊手術を受けてきました。手術の当日に退院し、まだ麻酔が効いているので帰宅してぐっすり寝ているところです。ところが翌朝、スモモちゃんのおなかの傷口を止めていた細いワイヤーが、全部きれいになくなっていました。どうやらスモモちゃんが夜中に、気になって自分で引っこ抜いたようです。開腹手術をした後に傷口の留め具を自分で抜くなんて、人間では絶対にできないですよね。スモモちゃん、強いなあ。
May 24, 2020
新型コロナウイルスの猛威も少しずつ収まってきて、5月15日の段階では特別警戒の8都道府県を除き、39の県は非常事態宣言が解除となりました。2月の後半から激変してきた私たちの生活も、徐々に通常に戻りつつあります。これまでのようなオープンで自由な生活ではまだまだ先のことで、マスクや手の消毒やうがいは欠かせないですが、それでも安堵感は大きいものです。この春は外出自粛でありえない時間が流れました。寒い冬が過ぎて気候も良くなって各地でのイベントが始まり、満開の桜を楽しむはずだった頃は「桜はまた来年も咲くから」と花見をあきらめました。GWになり、例年なら帰省や旅行で遠出する、またはお買い物で街に出るなんて頃は、県を越える移動を控えるために、多くの人が家の近くで過ごしました。社会基盤を支えるエッセンシャル・ワーカーの方々を除き、国民みんなで頑張って極力外出を控え、各自が工夫して “ STAY HOME ” しました。その甲斐あって、コロナも収まってきたと思いますところがそう思っていたときに、どう考えてもこれは酷いと思う話をツイッターで目にしました。 ⇒ ⇒ こちら 宅配の仕事で朝から晩まで忙しく働くお父さん。あるお宅に荷物を届けに行ったら、そこの家の人からいきなりファブリーズをかけられた。つまりお父さんはバイ菌扱いされたのです。ちなみにファブリーズは、除菌といってもウイルスには効果は確認されていません。仮にウイルス除菌効果のある薬剤だとしても、それをいきなり人に向けて吹きかけるなんて、失礼にもほどがあるというものです。以前TVや週刊誌でモノからの接触感染を避けるために、宅配で荷物を受け取ったらまずアルコール消毒をという記事を見たことがあります。それに影響されたとしても、自分がバイ菌扱いされたらと思うと、相手への対処を考えると思います。まるで考えないというのは、つまり自分のほうが立場が圧倒的に強くて偉いんだ、と相手を限りなく見下しているということですよね。私の嫌いな極力関わりたくない人種でありますが。このツイートにあったハッシュタグを見てみたら、他にもまだ配達の人が酷い扱いをされた話がありました。ただ同時に、こういった話を酷いと思う人がたくさんいて、配達員さんに思いやりを持とうという意見が多く見られ、感謝を伝えるメモや、来たら持っていってもらう飲み物やマスクなどを用意されている方もいて、ツイートを読んでいても救われる思いがします。 ⇒ #涙の配達員 この春、私たちは “ STAY HOME ” で頑張りました。でも家でほぼふつうに生活を送れたのは誰のおかげなのか。それはエッセンシャルワーカーさんたちの、中でも宅配をしてくれていた運送会社さんの頑張りなのですよね。ネットで注文したものが出荷されたら、大型トラックが深夜のうちに運んでくれて、営業所からは各家の希望する時間に荷物を届けてくれていたのです。運送業者さん、毎日ありがとうございます。そして「STAY HOMEでお世話になる機会が増えた配達員さんに、感謝を伝えられるアイテムを製作しました」というサイトもありました。ドラえもんの関係者様、ありがとうございます。 ⇒ ⇒ こちらこれから蒸し暑くなっていく時期で、マスクをしたまま特に外で動き回る業者の皆さんは本当に大変だと思います。私は宅配さんにはふだんは「ご苦労さまです~。助かります~。ありがとう~。」ぐらいに軽くお礼を言ってます。でも感謝という思いはあまりなかったので、これからはお顔を見たら感謝の思いも言葉に乗せて気持ちよく伝えられたら、と思っています。私は相変わらず布マスク作りに励んでいます。作って、一度洗濯して、そして使ってみると、この生地は息苦しいとか、この生地は暑いとか、いろいろわかって面白いです。
May 23, 2020
2020年NHK大河ドラマ 『麒麟がくる』 の感想です。今年の大河ドラマを私は毎週とても楽しみに見ています。ただそれとは別に、多少なりとも???と思う部分もあったりしています。例えば先週、帰蝶が伊呂波太夫に明智十兵衛の一行が無事に落ち延びるように手助けせよと命じるシーンで、帰蝶は太夫に「褒美は望みのままに」と言いました。これは妻・帰蝶の好きにしてよいという夫・織田信長の度量の大きさを間接的に表すいいシーンではありますが、ところで帰蝶の従兄弟を織田家の大金を使って助けるための「大義名分」は何なのかなと。(大義名分のない金遣いは人々の不満を招く元なので)それと駒が登場するシーン。駒のように市井の人の登場もいいのだけど、十兵衛の父との絡みが無理やりすぎて、感動が減ります。そして今回も、駒が美濃に寄ったまではいいけど、なぜ駒がわざわざ一緒に越前へ?いつ敵方や山賊に襲われるかもわからない危険な移動で、菊丸はいざとなれば戦えるけど駒はそうじゃないのに。まあドラマの中では、尾張への国境封鎖を十兵衛に伝え、伊呂波太夫との顔つなぎ、熙子の怪我の手当て、熙子に質入れを教えるなど役割はありましたが。でもそんな???を吹き飛ばしてくれたのが、ラストの15分の織田家の場面でした。信長と信勝の兄弟の対立に帰蝶がさりげなく絡みます。帰蝶は義弟・信勝を排除する気マンマンだけど、夫であり当主である信長にそう示唆することはできないし、最初からそう言うと、いざとなったら兄弟の情で逆に助けるかもしれないから、あえて夫には「会ってからお決めになればいい」と判断を委ねました。そして信長(染谷将太さん)信勝(木村 了さん)の、兄弟の互いの思いをぶつけ合うシーンへ。これまで織田信長のドラマをいろいろ見てきたものの、この場面をじっくり描いたものは見たことがなかったので、互いに思いをぶつけ合う染谷さんと木村さんのお二人の演技に見入ってしまいました。ところで『麒麟がくる』の全国巡回展ですが、新型コロナウイルスのために中断していたのが、6月5日から甲府市で再開の予定になっています。(甲府と同じ日程で名古屋でもあったのですが消えてしまいました・泣) ⇒ ⇒ 全国巡回展 ※今週も楽しい意見がいっぱいです。⇒ #麒麟がくる尾張への道が敵方に封鎖されたと聞いた明智十兵衛(長谷川博己さん)たちの一行は、とりあえず北へ向けて逃げることにしました。十兵衛の母・牧(石川さゆりさん)は亡き夫の弟の光安が明智城とともに果てることを聞いて深い悲しみに沈みますが、十兵衛は先を急ぐよう母を促し、炎に包まれる明智城に向かって一礼してその場を後にしました。十兵衛一行が敵の目をかいくぐりながら山中を移動している途中で、帰蝶から指令を受けた伊呂波太夫と合流でき、十兵衛らは越前に向かうことになりました。その途中の空き家で宿をとることになり、十兵衛が水を汲んでいると駒と一緒に同行していた菊丸(岡村隆史さん)が、もうここで皆と別れて駿府に帰ると言います。(菊丸には駿府で人質となっている松平家の若君の竹千代を守るという役目があります)菊丸は駒への言伝を十兵衛に頼み、十兵衛も菊丸の思いを受け取りました。十兵衛一行はなんとか越前に落ち延び、伊呂波太夫(尾野真千子さん)のつなぎで朝倉家当主の朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)と対面できました。太夫が義景に十兵衛一行をかくまうよう頼んだら、実は義景の元には京の細川藤孝から十兵衛のことを頼みたいという文がすでに届いていたのでした。そして藤孝は友の十兵衛を救うために、方々の大名に同じ文を送っていたのでした。義景は十兵衛に生活費の援助も言ってくれましたが、十兵衛はあえてそれを断りました。自分が援助を受ければ、それは藤孝や帰蝶が受けるのと同じことになると言って。そして十兵衛たちは一乗谷で暮らす間の空き家を与えられたのですが、そこはあまりにも朽ち果てた家で、生活のための道具もろくにない家でした。とりあえず生活に必要なものを買うためにお金がいるので、駒(門脇 麦さん)が市場の質に行ってくるので何か質ぐさをと言いました。十兵衛は母の反対を押し切って、亡父の形見の数珠を質入れすると言い、そのやりとりを聞いていた煕子(木村文乃さん)は今後のために自分も質屋に行きたいと言い出しました。(実は熙子は、十兵衛の大事な数珠の代わりに自分の帯を質入れするためにでした)皆が出払って家で母と二人きりになったとき、十兵衛はなにもかも失った今の自分の無力さを母に愚痴をこぼしました。そしてそれを聞いた牧は、亡き夫(十兵衛の父)の言葉を十兵衛に伝えました。「人には浮き沈みがある、武士には勝ち負けがある、沈んだ時にどう生きるか、負けた時にどう耐えるか、その時その者の値打ちが決まると・・」その母の言葉を聞いた十兵衛は、幼いころに父・光綱(尾関伸次さん)と馬を走らせたときの、父の言葉を思い出しました。「馬は誇り高き生き物ぞ、勝っても負けても己の力の限り走る、遠くへ、それが己の役目と知っておるのじゃ、我らもそうでありたい、誇り高く、誇り高く。」亡き父の言葉は、打ちひしがれていた十兵衛に再び生き抜く力を与えました。永禄元年(1558)織田信長(染谷将太さん)の元に弟・信勝の側近である柴田勝家(安藤政信さん)が参上し、織田の内部に再び謀反の兆しがあると知らせました。それは勝家にとっては主君・信勝を裏切ることになるけれど、尾張の行く末を案じた死を覚悟のうえでの注進でした。信勝は斎藤道三の死の直後にも信長に対して挙兵していて(稲生の戦い)、信長はその時も母・土田御前に頼まれて信勝を一度許していたのでした。信勝のことをどうしからよいものかと考えあぐねる信長に妻の帰蝶(川口春奈さん)は、先の戦でどれほどの兵を失ったことか、周囲におだてられて己を見失った哀れな男にまだつきあうのか、いくら兵を失えば気が済むのかと夫・信長に詰め寄ります。ではどうしたら?と信長が妻・帰蝶に問うと、なんとしても信勝に会うこと、会ったときどうするか決めればよい、と帰蝶は答えました。信長が仮病を使ったので、信勝(木村 了さん)は母・土田御前とともに、兄・信長を見舞うために清州城に来ました。信勝が部屋に入ると信長は仮病であることを話し、自分の胸の内を語り始めました。「そなたは美しくて賢くて母上が贔屓して口惜しかった、わしは醜い子で母上の気に入ることはできず、外を走り回って汗臭い子じゃと遠ざけられた、そなたを妬んだ、殺してやろうかと何度も思うた、わかるか?」と。そんな兄に信勝も自分の胸の内を明かしました。「私も兄上が妬ましかった、いつも自分の先を進んでいた、戦に勝ち、国を治め、自分がやろうと思うことを全部成し遂げてしまう、兄上が疎ましかった」と。親(特に母親)の愛を独り占めする弟が妬ましい兄、仕事ができる兄が妬ましい弟。互いに相手を妬ましく思っていたのですが、これはどうにもならないことでしょう。領地をくまなく駆け巡って土地を熟知し、下々と付き合って心をつかむ術を体得してきた信長が戦に強く統治ができるのも当然だし、母が好むことを得意とする信勝が母に可愛がられるのも自然なことでしょうから。自分を妬ましいと思うだけでなく、信勝は自分と敵対する斎藤高政と手を結んだ。そして今日は見舞いと称して毒入りの水を持ってきて自分に飲ませようとした。信勝は兄・信長に許しを乞うものの、信勝をもうこれ以上生かしてはおけないと信長は判断し、信長の側近たちが一斉に部屋の扉を閉めてた後、信勝は最期を迎えました。
May 20, 2020
約2か月前になりますが、3月末に名古屋市の 東山動植物園 に行ってきたときの画像のご紹介です。東山動物園の前回のUPが4月5日で ⇒ こちら その後すぐに新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が愛知県にも出されたため、東山動物園はそれ以来ずっと休園になっていました。誰もがお出かけを我慢しているときに、お出かけネタでブログをUPするのも気が引けたため、それからずっと中断したままでした。しかし5月14日に愛知県は緊急事態宣言が解除となり、東山動植物園も6月2日(火)から制限を設けながらではあるものの開園となるので、続きの画像をUPすることにしました。さて、私がなぜ3月の末に東山動物園に行ったのかというと、昨年オーストラリアの大規模森林火災で被害を受けた野生動物への募金が東山動物園で行われていて、それに寄付するためでした。1月24日から3月31日までの期間中に835万円が集まり、オーストラリアのタロンガ動物園に全額寄付されることになりました。動物を愛する私としては、被災した動物たちが1匹でも多く救われることを願ってやみません。では、東山動物園の動物たちの続きをどうぞ♪コアラ舎からキリン舎に移動したら子供たちが柵の前に並んでいました。みんなで一斉に何を叫んでいるのかと思ったら、キリンさんに振り向いてもらおうと、アミメキリンの名前を見て「アミメさ~~ん!」と叫んでいました。(密な状態ですが、全員がキリンさんの方向を向いているので問題ないと思います)ベニイロフラミンゴたちが、以前の場所より引っ越してこちらに来ていました。天気の良い日だったので、赤系の色がよりいっそう映えています。アカカンガルー舎です。ここは全体が網に囲われていて、人間がその中に入るので、柵無しで見ることができます。オスのカンガルーがよくやる「オヤジ寝」。リラックス全開ですね~。アジアゾウです。長いお鼻をにゅ~んと目いっぱい伸ばしています。こちらにカメラ目線をくれて笑ってくれました。可愛い♪北園のほうに行ってみました。天気が良かったからか、カバさんは日光浴をしながらお昼寝でした。コビトカバです。東山動物園のHPには、めっちゃ可愛い姿が載っています。 ⇒ こちら 檻とコビトカバが水に映りこんでいたのでパチリカリフォルニアアシカのプールです。私が東山動物園に行くときはいつもお天気イマイチかナイトZoo なので、お天気の良い日に行くとこんなにも綺麗な色が出るのかと、ちょっと感動でした。
May 17, 2020
一昨日の火曜日の朝ですが、当サイトのアクセス数が200万を超えていました。 *・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・* わーい♪ここを覗きにお越しくださる皆様、本当に感謝です。自分の思うままに書くだけの趣味のブログでありますが、励みになり、素直に喜んでおります。o(*^▽^*)o~♪ これからもどうかよろしくお願いいたします。さて最近の私ですが、時間があるとせっせと布マスクを作ることに励んでおります。いろんなタイプがある布マスクを一通りやってみようと思って続けているのですが、やってみると本当に次々と新しい発見があるのです。種類の違う布を縫い合わせるのはミシンでも難しいとか、私の持ってる古くて安いミシンでは厚みのある生地を無理して縫うと故障しそうなので手縫いにしなきゃいけないとか、私の腕ではミシンでも手縫いでも真っすぐに縫うのは難しいことなのだとか、etc・・あるいはとりあえずこれでいいかなと思って作ってみて試しに装着してみたら、この生地では暑くて夏場は長い時間はつけていられないとか、息苦しいとか、とにかくまあイロイロと発見があります。裁縫に限らずどんなことでもそうですが『ただ見ているだけじゃなく、自分でやってみなけりゃわからんことがいっぱいある』、今まさにそんな状態です。いろんな生地で試してみて、木綿の手ぬぐいがいちばん心地よいと思いました。前回、手ぬぐいを切らずに四つ折りにしてみましたが、これでは暑いし重たかったのでカットして作り直しました。ピンクのは裏にガーゼを縫い付けてあります。(ゆがんだ針目が・・泣)さて庭を見渡すと、植物たちが一斉に成長していました。5年くらい前に?買った2代目のアジサイです。もうツボミが出ています。初代のアジサイは10年くらいして植え替えに失敗して?ダメになった気が。今年、本格的に植えてみた期待のユリたちです。いろんな種類の球根が入っていたので、どんな花が咲くのか謎です。丸い芝生に見えるアイリッシュモスです。小さな花を咲かせています。いつの間にか伸び放題になってた、私の大好きな薬味のミョウガたちです。そろそろ地面を覆うワラをしかなくちゃ。ワンコ組では1匹になってしまったけど、マロ坊も元気です。
May 15, 2020
2020年NHK大河ドラマ 『麒麟がくる』 の感想です。今回は斎藤道三と高政の親子での戦いとなった長良川の戦いが話のメインで、どんな展開になって、どんな盛り上がりが、と放送開始からワクワクでした。ただこの前半は思ったより感動が少なくて、まあこんなものかなと思っていたのですが、その思いは後半で想像以上の感動があり、大満足でした。明智十兵衛(長谷川博己さん)の叔父・明智光安を演じる西村まさ彦さんが名演技で、視聴者の心をドラマの中の思いに連れてってくれました。明智城の落城を覚悟した光安は甥の十兵衛に当主の座を譲り、自分のふがいなさを詫びつつも、十兵衛に逃げて生き延びるよう命じ、明智家の再興を託しました。「わしも後から行く、案ずるな、早う行け!」視聴者だってこの言葉が嘘だとわかるから、叔父上はもう後から来ないってわかるから、自然と感情移入して余計に泣けるんですよね。ええ、本当に素晴らしい演技でした。そしてラストで、逃げずに自分もここに残ると言い出した牧(石川さゆりさん)を家来の藤田伝吾(徳重 聡 さん)が心をこめて説得しました。牧の誇りとこの土地への愛着を十分に理解した上で、逃げ延びてほしいとは言わずに「旅に出てくださりませ」と。言葉一つで、こんなにも思いが変わるのですね。視聴者も思わず泣けた、名場面でした。※涙腺崩壊の方が続出でした。 ⇒ #麒麟がくる 弘治2年(1556)4月、斎藤道三は2000の兵を率いて、嫡男・高政と戦うために鶴山を出て、長良川の北岸に陣を構えました。高政の軍勢は12000で、尾張の織田信長は舅・道三を助けようと出陣していました。そして竹腰道鎮の軍勢600が先陣を切って長良川を渡りはじめ、開戦となりました。叔父・明智光安とともに道三軍について斎藤高政と戦うことを決意した明智十兵衛は、家臣の藤田伝吾(徳重 聡 さん)らを率いて急ぎ叔父の後を追って長良川に向かいました。主戦場の上流に着いたとき高政軍の兵士がいて前進できなかったため、伝吾らが応戦してその間に十兵衛は叔父・光安の元に向かいました。明智十兵衛(長谷川博己さん)がようやく叔父・明智光安(西村まさ彦さん)の元に着いたとき、そこは激戦地でした。早く渡河して道三の元に駆け付けたい十兵衛でしたが、光安はここでは無理だと。「なんとしても道三様をお助けせねば!」ーー光安は十兵衛に敵が手薄な川下に行くよう命じ、大怪我をしている光安のことを側近に頼んで十兵衛は馬を飛ばしました。一進一退の攻防を繰り返していた戦いでしたが、高政自らが大軍を率いて動きだしたら道三軍は一気に崩れてしまい、道三の近習たちは道三に退陣を訴えました。道三は近習に馬を引くよう命じ、累々と死体が横たわる長良川を単騎で駆け抜けました。道三が向かった先は、敵の高政の本陣でした。道三は高政に一騎打ちを挑み、高政もそれを受け家臣たちに手出し無用を命じました。組み合いになったとき道三は改めて高政に問います。「そなたの父の名を申せ」と。しかし高政は相変わらず父・道三を「油売りの子、成り上がり者」と卑下し、自分の父は土岐頼芸であると繰り返し主張しました。「この期に及んでまだ偽りで己を飾り、皆を欺こうとするか、おぞましき我が子よ!」ーー父・道三の言葉に我慢がならなくなった高政は家臣たちに道三を討つよう命じました。刃を受けた道三は絶命し、その後で十兵衛がたどり着きました。高政は十兵衛の寝返りを責めつつ直ちに自分に与すれば許すと言いましたが、道三を慕う十兵衛はそれを拒否したので、ならば明智城は即刻攻め落とすと高政は言いました。十兵衛は道三の亡きがらに礼をして高政の元を去っていきました。尾張の清州城では帰蝶(川口春奈さん)が前田利家(入江甚儀さん)から長良川での戦の結果の報告を受けていました。父・道三が亡くなったことを悲しみ、父を助けに行った夫・信長は間に合わなかったが無事に尾張領内に戻ったことに安堵しました。そして隣室で控えていた伊呂波太夫を呼び、再び美濃に行って働いてほしい、褒美は望みのままに出すというほどの難題を頼みました。十兵衛が明智城に戻ると、光安は十兵衛を力づくで主の座に座らせました。そして光安は、今日からこの城の主は十兵衛だ、間もなくこの城は高政方に攻められるがとても勝ち目はない、このまま皆が討ち死にすれば明智家は途絶える、それを座視できぬ、十兵衛は城を出て逃げて生き延びよ、と命じました。光安は十兵衛に精一杯の思いを伝えます。「生き延びたら明智家の主として再び城を持つ身になってもらいたい、そなたならやれる、許されるなら(自分の嫡男の)左馬助(間宮祥太朗さん)も明智家再興の一員に加えてもらいたい」ーーそう言って十兵衛に明智家の旗を渡しました。そしていよよ敵が近づいてきて、光安は「わしも後から行く、案ずるな、早う行け!」と十兵衛たちの脱出を促しました。「わしはこの城の最期をしかと見届け、後を追う!」ーー光安の覚悟を悟った十兵衛は涙ながらに今生の別れを告げ、左馬助とともに城を脱出しました。屋敷に戻った十兵衛は、長年仕えてくれた村の皆と別れを告げました。自分たちも明智家の方々のお供をしてお守りしたいけど田畑を捨てては行けないと言う伝吾。そう思ってくれるだけで何より有難かった十兵衛は、皆との再会の約束をしました。しかしいよいよ出立となったときに十兵衛の母・牧(石川さゆりさん)が急に「自分もこの地を捨てられない、ここに残る」と言い出しました。牧は「ここで死ねるなら本望」とまで言いますが、牧が残るとなると十兵衛も妻・熙子も家人たちも、明智家の皆は揃ってここに残ることになります。それを見かねた伝吾が優しく牧を諭してくれました。「お気持ちは皆同じでございます。大事な田や畑や、山や川や、この先10年20年、皆で守っていこうと思うております。いつの日か大方様がまたお戻りになられたとき、何も変わらずこの里は、村はあります。それをまた見て頂くために、今日は旅に出てくださりませ。どうか。」自分たちがこの里を必ず守っているから、早く出立を。伝吾の思いを受け取った牧は屋敷を出て生き延びる決心をしました。しかし高政勢はもう明智城まで来ていて、叔父・光安が残る城には火矢が放たれていて、城から立ちのぼる煙を十兵衛は屋敷から見届けていました。
May 12, 2020
全国での新型コロナウイルスの1日ごとの感染者数が、少しずつではありますが減少してきています。毎年GWになると、海外旅行に出かける人の空港での様子や、帰省ラッシュで大混雑する新幹線や高速道路のニュースが定番でした。しかし今年は、安倍総理が「GWは外出の自粛を」と、法的拘束力はない「お願い」をしたことに国民が応えて、みんなで STAY HOME していました。その結果、新幹線特急利用はナント95%の減少、高速道路もガラガラに空いていて、トラックの運転手さんも気持ちよく走れたそうです。もし感染したらと互いのことを考え、社会全体と先々のことを考えて感染拡大防止に努め、お出かけしたくても頑張ってひたすら我慢する、これが日本人なのですよね。さて最近の私ですが、家で時間があると布マスク作りにチャレンジしています。私、料理は好きですが、針仕事は苦手です。裁縫が趣味の方なら布マスク作りはお手の物でしょうが、私の場合はふだんほとんどやらない針仕事なので、この布マスク作りはチャレンジなのです。20年ほど前に買ったっきり、棚に置いたまま全く使っていなかったミシンをやっと使いだしました。糸通しの手順がちょっと違っただけで動かなくなるミシンという機械を考えた人、スゴイですわ。そして小・中・高校でやる技術家庭科の実習は、無駄ではないことを理解しました。女子だってDIYで家の中のちょとした家具を作ったり、男子だって空腹を満たすちょっとしたものを自分で作れば、なにかと手っ取り早いものです。男女問わず、どんなに時代が便利に楽になっても、家での最低のことは自分でやれると助かる、と実感しました。そして今は何でもネットで検索できる時代です。「布マスク 作り方」とやれば、実にいろいろ出てきます。立体マスク、プリーツマスク、折り上げ式、手縫い、縫わない、切らない、などなどいろんな方法が YouTube にすごくたくさんUPされています。私もあれこれ見ながら、とりあえずやってみました。そして「やってみたらわかった」ことが、まあホントにいっぱいありましたわ。家にある生地で、まずは超カンタンなのからやってみました。生地としては日本の手ぬぐいが気持ちいいです。手ぬぐいは切らずに四つ折りですが、これは横がかなり長いです。タオル地はミシンで縫うと糸が絡んでやりにくいです。そしてタオル地は顔につけると意外に暑いので、冬ならちょうどいいかも。顔の中心でカーブする立体マスクを作りだしたら、あまりに面倒でいったん中断。裁縫へたくそな私にふさわしく、まずは平型マスクにしました。マスクのゴムの代わりに「タイツの1cm輪切り&伸ばし」で代用しています。気を取り直して再度、立体マスクにチャレンジです。(まだ途中)生地は、破れて捨てようと思った掛け布団カバー(綿)を洗って再利用です。マスクがなくて皆が困ったときに、こうして惜しげもなく作り方を見せてくださる皆様、ありがとうございます。また布マスクではありませんが。中にはこのような高度な技術のアイデアの披露もあります。スゴイですね~。 ↓ ↓ 3Dプリント可能なマスクをデザインしました ところで、この春にふと思い立って庭でやっていることがもう一つあります。それはプランターでの野菜作りです。長年育ててきたイチゴが、プランターの数はたくさんあるものの美味しいイチゴが作れないので、イチゴの栽培はあきらめて苗を少しだけ残して、代わりにホウレンソウとミニカブを植えてみました。ホウレンソウはなかなか伸びないのですが、カブは「直径2~3cmになったら」とあったので、収穫してみました。生でかじったら、同じアブラナ科のダイコンと味が似ていました。カブの葉っぱはインコさんが喜んで食べています。カブは今回は、薄切りにして豚肉と一緒に味噌炒めにしました。
May 9, 2020
2020年NHK大河ドラマ 『麒麟がくる』 の感想です。斎藤道三と高政の親子の対立からいよいよ戦が避けられなくなった今回の、大きな見どころは2つありました。1つは、斎藤高政が城主となってからの政策で、突然領地替えを言われたことにより、自分は高政にはついていけない、道三様の元へ行くと決めたときの、叔父上・明智光安を演じる西村まさ彦さんの演技でした。いずれ甥の十兵衛に城を譲るために明智家を守り、そのために主家・斎藤家の中で波風を立てぬように配慮して苦心してきた光安だったけど、最後は己の武士としての意地を貫く決心をしました。可愛がっていた小鳥を空に放ち、「道三様のためなら心おきなく一踊りできる」と言い切ったときの西村さんの演技に多くの人が涙しました。ふだんは華のある役者の演技を立て、ここぞというときに見る側に感動を与えてくれる、まさに名優の演技でした。そしてもう1つは終盤で、斎藤道三(本木雅弘さん)が出陣を前にして十兵衛に語ったシーンです。人の上に立つ者は正直であれ、家督を譲る相手を間違えた、その間違いを自分が正す、そして、誰も手出しができぬ、大きな国をつくれ、この言葉に感動で涙して、さらにそう言い残して十兵衛に後を託した安心からか少し表情を緩めて「さらばじゃ」と告げて走り去ったときのモッくん道三のカッコ良さに、しびれた視聴者が続出だったと思います。あと私は、このときの一連の場面での音楽が、まるで大スクリーンで映画を見ているかのような、壮大で美しい音楽で、TVの前で感動がますます高ぶっていきました。映像の演出、音楽の演出、うーん、素晴らしいです。※今週も盛り上がっています。 ⇒ ⇒ #麒麟がくる 弘治元年(1555)秋、二人の息子を嫡男の高政に殺された斎藤道三は家臣とともに稲葉山を脱出し、美濃北部にある大桑城に入りました。それにより道三と高政の対立は避けられなくなり、明智十兵衛(長谷川博己さん)と叔父の光安は、どちらの側につくべきか迷っていました。身内同士の戦をなんとしても避けたい十兵衛は、これは道三の娘で織田信長の正室である帰蝶(川口春奈さん)次第だと考え、尾張の清州城に行きました。しかし兄・高政が岩倉城の織田信賢や今川と手を組んで夫の信長を滅ぼそうとしていると見抜いている帰蝶は十兵衛と対立し、十兵衛を追い返しました。その話を隣室で聞いていた織田信長(染谷将太さん)は、双方の言い分を認めつつも、今自分は親父殿(道三)の加勢に動けない、御身を守られることが肝要と。しかしそうは言ったものの、その方法がわからないから、話を文学にすり替えてごまかして退出しようとしました。(信長さん、典型的な理系男子か)ただ帰蝶さま、夫君に怒って言い返してさっさと先に退出なんて、土岐家の血筋のプライドばっかり高くて器量の小さい前夫だったら、絶対にできないですよね。帰蝶さまがノビノビ行動できる今の夫君のほうが絶対にいい。良い再縁をなさいました。そのころ駿府では今川義元の軍師の太原雪斎が病死したのですが、その死が他国に情報で洩れないよう、望月東庵(堺 正章さん)と駒(門脇 麦さん)は寺に軟禁されていました。今川家で人質として暮らす松平元信(池田優斗さん;幼名・竹千代)の元には、水野家に仕える忍びの菊丸(岡村隆史さん)が薬屋として出入りし、世の動きや今川家の動きの情報交換をして元信を守っていました。一方、美濃の稲葉山城では城主・斎藤高政(伊藤英明さん)や側近たちが酒盛りをしていて、明智光安(西村まさ彦さん)が余興で踊って場を盛り上げていました。光安が意味ありげに十兵衛に視線を送りましたが、そのときは意味が分かりませんでした。高政は宴会を中座し、十兵衛と話をするために武器庫に行きました。高政は尾張に行った十兵衛の行動は把握していて、十兵衛から尾張での話を確認し、さらに自分だって父・道三と戦はしたくないと言いました。そして高政は、自分が土岐源氏の血を引く者であることを皆が望んでいる(←いえ、自分が望んでいるだけですよね)、いずれ守護の座に就けるよう将軍家に願い出るときに土岐源氏の流れは聞こえが良い、と十兵衛に本音を語りました。そしてさらに明智家には領地替えを考えている、そのときに跡を継ぐのは十兵衛だと。美濃を治めるために高政なりに政を考えているのは十兵衛も理解できるのですが、話があまりに一方的で十兵衛も納得がいかないし、これまで明智の領地を守るために精一杯やってきた叔父・光安がなにより深く傷ついていました。そんな折に斎藤道三が息子・高政と一戦を交える決意をした、そして光安の様子が尋常ではないと左馬助から聞いた十兵衛は急ぎ明智城の光安の元に行きました。光安は何かを決意したように、可愛がっていたメジロを籠から空に放していました。そして光安は十兵衛に、自分は高政に命を預けようとは思わぬ、自分は大桑城に行く、道三様のためなら心おきなく一踊りできる(=なんだってできる)と言います。しかし勝ち目のない道三の側につくというのは死を意味することであり、事は明智家の存亡に関わる、どうか2日待ってほしいと十兵衛は光安に強く訴えました。十兵衛は馬を飛ばして道三のいる大桑城に行きました。帰蝶は伊呂波太夫に話をつけて父・道三を越前に逃がす手立てを用意していましたが、道三はそれを断り、息子・高政との戦の決意を固めていました。そして高政が自分の父は土岐頼芸と周囲に言いふらすその考えを見抜いているけど、人の上に立つ者は正直でなければいけない、偽りを申す者は人を欺きやがて国を欺くと十兵衛に説きました。そして道三は、自分は老いぼれた、だから高政に家督を譲った、しかし譲る相手を間違えた、間違いは正さなくてはならぬ、と十兵衛に静かに語ったら突如立ち上がり、「皆の者~!、集え!、これより鶴山(稲葉山城のほぼ北、約4km)に向かう!、鶴山に陣を張る!」ーー道三は家臣たちにそう下知しました。それから十兵衛のほうを向き直って言いました。「父がよく申しておった、美濃も尾張もない、皆一つになればよい。近江も大和も。さすれば豊かな大きな国となり、誰も手出しができぬ。わしは美濃一国で終わった。しかしあの信長という男は面白いぞ、あの男から目を離すな。大きな国をつくるのじゃ。誰も手出しができぬ、大きな国を。」道三は十兵衛にそう言葉を残したら「さらばじゃ」と告げ、自分についてきてくれた皆とともに出陣していきました。十兵衛が明智荘に戻ると、村人たちが騒然としていました。藤田伝吾の話では、道三が出陣したとの知らせを聞いた光安が武士の意地を貫くために、嫡男・左馬助と足軽50名を率いて、道三のいる鶴山に出立したということでした。道三か高政か、自分はどちらにつくべきか、十兵衛は悩みました。そして鉄砲を手に取り、十兵衛の脳裏に思い起こされた出来事は・・なんのかんのと言いながら自分の考えを認めてくれていた道三のことでした。母・牧も妻・熙子も家臣たちも皆、覚悟はできていて、自分の決断を待っています。迷いが消えた十兵衛は戦支度を整え、家臣たちを集めて下知をします。「叔父上の後を追う、鶴山へ!、敵は、高政様!」
May 5, 2020
我が家のブルーレイレコーダーが昨日、何の前触れもなくいきなり故障しました。お気に入りの番組でもちろん他にダビングしてはあるものの、これまで消すに消せなくて残してあった大河ドラマ『真田丸』や、フィギュアスケートで羽生君や昌磨君が出ている男子シングルの名場面も、これで見られなくなりました。今時の機械です。保証期間が過ぎたら、修理に出して日数と数万円を取られるくらいなら、もう新品を買ったほうが早い、というものです。前回の日記でやたら “ STAY HOME ” を語った私でありますが、気になる番組は見たい/保存したい私なので、急ぎ電化店に行ってきました。コロナで営業自粛のため閉店時間は早まっていたけど、電化店は開いているので助かりました。そういえば昨年のGWのときにはパソコンが壊れて買い替えて、あのときは10連休という特殊な状況で店はやっているのか心配してて、でも電化店はやっていたから助かった、ってことがあったのですよね。この事態になって知った言葉があります。それは『エッセンシャルワーカー( Essential Worker;生活必須職従事者)』。essential とは「欠くことのできない、必須の」という意味で、人々が生活していくうえで欠かせない仕事に就いている人たちのことです。(電化店も私にとっては必須のお店です)医療に従事する人、インフラを動かす人、日用品を売る店の人、公共交通を動かす人、運送業の人、ゴミ処理の人、介護職の人などは頭に浮かびました。でも同じゴミ処理でも、感染者の汚物を処理するゴミ処理作業者というのもあったのですね。こんな有事でも私たちがふつうに暮らせるよう世の中を動かしてくれている皆さん、日々お疲れ様です。本当にありがとうございます。※こちらのツイートをどうぞ。 ⇒ こちら ところで、そのゴミ処理に関してですが、従事している方からこのようなツイートがありました。「ゴミに除菌と称して漂白剤や洗剤をかけるのをやめてください」 ⇒ ⇒ こちらゴミ収集車に入れるとき圧縮すると袋が破れ、液体が飛び散って薬品が顔にかかったりして、特に目に入ると大変危険だとのことです。漂白剤や台所用洗剤を薄めれば消毒薬の代用をするとは紹介がありますが、それは拭き取り掃除で使うものであって、ゴミ袋にはかけないで、ということです。自分ではよかろうと思ってやっていても、実はよろしくなかったということはありますからね。ゴミ回収の方はこれから暑い季節になると、ただでさえ汗だくになるからマスクするのも大変ですよね。暑くて臭う厳しい作業を、本当にご苦労様です。でも家の中も街も綺麗になって、ありがとうございます。もう5月になりました。去年の5月の末にチビ子嬢が虹の橋に旅立ったから、もう1年になるのですね。時の流れが早いです、ホント。
May 3, 2020
新型コロナウイルスが一向に衰えず、4月17日に全都道府県を対象に緊急事態宣言が出されてGWを迎えました。コロナ発生以来ずっと、医療従事者の方々がウイルスとの戦いの最前線に立って、体力的にふらふらになりながら本当に頑張って働いてみえます。私たち一般人にできることは、医療従事者の方々の負担をこれ以上増やさないよう、一人でも患者を出さないように努めることです。そのためにも今はとにかく “ STAY HOME ” です。ちょうど晴天続きで気温も上がって、海や山なら広くて心地よいと思ってしまうでしょうが、やはり思いがけないところで誰かの負担を増やしてしまいます。自分が我慢できず行動して誰かに迷惑をかけてしまったなんてことよりも、コロナが収束して自分が歓迎されるときに存分に楽しむほうが断然いいと思いますので。さて、その “ STAY HOME ” なのですが、人口が多い都会では、どうしても買い物に人が集まってしまいます。別に買いだめ目的じゃなく、ごくふつうに必要なものを買いに行くだけなんだけど、人が互いに距離が必要な今は普段通りでは問題になるのです。一昨日ホームセンターに行ったときは、店内放送で「お買い物は原則お一人で、お連れの方は車の中でお待ちください」と、本当に絶え間なく連呼していました。でもね、一昨日から急に暑くなってて、屋根なし駐車場で車の中での待機は暑いかエアコンかけてアイドリング状態かになります。かといって駐車場で、特に子供が車外でウロウロしてたら他の車の運転手だってヒヤヒヤさせられるし。ということは “ STAY HOME ” で退屈でも、留守番できる人は家にいるよう互いに努力するのが、全体のためにいいってことですね。互いに配慮しあって店側も客側も、そして感染拡大防止で社会全体がうまくいくほうが、やっぱいいと思います。私を退屈させない我が家の四つ足組です。冬の寒い間、朝起きたとき30分ほどエアコンをかけていました。リリーちゃん(白猫)は、この機械が動き出すと心地よい風が吹いてくると知っているので、真夏と真冬はすぐここに飛んできます。まだ寒い時期だった頃の画像です。フクちゃん(左)と小太郎(右)は、基本的に仲が悪いのですが、互いに顔を見なければ近い距離でもOKなようです。(フクちゃんは20cm高い台の上にいるので、余計に大きく見えてます)小太郎(茶トラ)とぴったり寄り添って寝ているのは、昨夏に入ったスモモちゃんです。大好きな小太郎兄ちゃんをスモモに取られたので、リリーちゃんは不機嫌です。
May 2, 2020
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