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太極拳を上海で指導している養芯会の塚本より。先日に引き続き、太極拳との「出会う」事について。そもそも、気の運用とかオカルトに発想してしまう理由は 摩訶不思議が先行しているからだと思います。奇術(手品)やら気功でぶっ飛ばすとかのショー的なアレ。あと、摩訶不思議な治療とかです。ですが、気だのと言うのは生物が普通に持っているものであって、何か特別な能力者がどうしたというものではないのです。昔の中国人はこのへんに気が付いて、「気をコントロールするといいんじゃないだろうか?」と考えて養生方法を色々発見していったのです。一番メジャーなのが「黄帝内経」 次がこれを基にした太極拳太極拳での内力操作については割愛します。これは直接指導するものですから。「手をこう伸ばして、足をこう延ばして、そうすると気が通ります!!」間違ってはいないです。ですが、そんなことしなくても、他のやり方でも同様の効果はあるのです。日本人にとって最もポピュラーなのはラジオ体操。アレをゆっくりやれば同様、若しくは一般の太極拳以上の効果があると私は感じています。太極拳側の私がこんな発言は問題かもしれません。ただし、ラジオ体操第一を二十四式太極拳と同じ速度でするには気力が掛かりすぎます。脱線しました。生物であれば持っている内力とか気と言う力。運動して正しい休息をとっていれば鍛えていける力をコントロールして健康になるには。コントロールする方法。太極拳で最重要なのは気のコントロールではないという事。何が最重要か。ながながと書きましたが、最重要なのは「意志の力」です。修業開始後、はじめに注意されるのが「意念」意思に念じると書きますが、中国語で念とは「声に出して読む」を意味します。すなわち、自分の意志を言葉に変換し、体全体に言い聞かせる、と言う事。これからこうしよう、この場所へ行こう、こういうおもちゃを買おう、こんな仕事の結果を出そう。イメージを具現化するのは日々の生活には欠かせません。太極拳では、無念無想で身体を動かすのではなく、イメージされた姿に向かって全身をコントロールするのです。全身をイメージ通りにコントロールするには、ある程度の「遅い」動きでなければ成立しません。また、高度な要求であるほど、動作開始前に「思考」を沢山巡らせなければならない。正しい意思に向かって力が進んでいく。正しい意思と姿が調和する。そこで調律が生まれる。意思の力を鍛える、そしてイメージを具現化する。イメージを具現化する為の流れが気と考えてOKと。したがって、はじめに気ではなく、意思なのです。病気を治したり、身体を鍛えたりもすべて、意思からスタート。次回は武術的アプローチを書きますが、その前段階として。河南省温県の空白地帯に陳家は強制移住させられて歴史がスタートしました。初代が風水に従い、溝のある場所に居を移し、現在に至ります。そもそも、移住(移民)させられた場所です。決して穏やかな気候で暮らしやすい土地ではないのです。夏は40度を超え、冬は黄河のほとりである為マイナス気温が続きます。その上、黄河からの冷たい風が村全体を包み込むようです。そんなところで「宇宙の神秘」とか言っている場合ではないです。まずは身体を鍛え、健康な状態で自然と共に暮らす自分をコントロールせねばならなかったのです。自分の健康をコントロールし、季節の移り変わりを見極める。そんな毎日からだんだんと「コトワリ」について思索する余裕が出てきます。すなわち、身体が出来てきて初めてなのです。もし、健康を求めて練習するのであれば、そういった厳しさに目を向けると効果が断然違うはずです。陳氏太極拳の場合、養生であっても「戦っている気持ち」が少しでもあると体内コントロールが上手に働いて、調律が導かれるようになっています。・・・・・・説明、長かった。******************************************太極拳にご興味のある方は養芯会HPまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。
2017.01.23
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太極拳を上海で指導している養芯会の塚本より。先日に引き続き、太極拳との「出会う」事について。今回も健康アプローチの方面から。先日の記載で、「気の運用が最重要ではない」と書きました。宇宙の法則と連動して云々とか、そういう事は太極拳の最重要目標ではないのです。気と言うのは誰もが、生物であれば有するもので、何らかの鍛錬をしていれば、加えて正常な生活をしていけば増加するものです。確かに、太極拳は積極的に「内力」と言うのをコントロールできるように練習します。しかし、それでも、気の運用と言うのを最終目的にするのは違う。 上善如水正しい形、正しい身体操作であれば、体内の力は勝手にあるべき状態へと動いていきます。スポーツ、舞踊、武術。優れたパフォーマンスには必ず美しさが伴います。美しい形、あるべき動作。これさえしていれば、内力操作につながるのです。正しい動作・姿勢であって初めて本来のパフォーマンスが発揮されるのは、料理や音曲なども同様と思います。いびつであれば自ずと破城を来たします。もっとぶち上げると、別に太極拳を学ばなくても、正しい姿勢・正しい動作を心掛けて生活・鍛錬すれば内力操作にはつながるという事。では、なぜ太極拳は「内力操作」につながるのか、そしてそれが最重要ではないのはなぜか。先ず、前段で述べた上善如水を再度用います。太極拳の動作・形は極力に体内と外観・筋力・内臓等に歪みなくバランスのとれた状態であろうとするようにできています。若しくは運動によって「調律」が発生するように出来ています。正しい形・動作・調和が取れているほど効果が発現します。これに内力操作が加わると、当然ながら効果が増すという事。調和・調律が太極拳の健康方法の柱です。エネルギー吸収はご飯を食べたり楽しく過ごす、血行を良くするなど。人間なので、手から相手のエネルギーを吸い取ったり、宇宙の気を吸収するとかは期待しない方がイイです。であれば、気の運用とは、最も重要な事とは何か。と言うより、気の運用ってなんかインチキくさいと思いませんか?先ず、この「怪しげ」が、「本当に?」となる様な納得・得心が必要なのですが、長くなったので次回に続きます。******************************************太極拳にご興味のある方は養芯会HPまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。
2017.01.21
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太極拳を上海で指導している養芯会の塚本より。先日に引き続き、太極拳との「出会う」事について。「太極拳は中国にある伝統的な健康法」「体内の気をコントロールすることで循環を良くし・・・」が、太極拳の持つ意味合いの一部であって重要ではないという事について。 なんだって??? 気をコントロールするのが大事なのでは??と反論沢山だと思います。前回にも書いたように、健康を求める人のうちで神秘的な事を期待する人が太極拳を求める人の大半と思います。ですが、神秘性は後についてくるものなのです。型を動いていれば宇宙の神秘が身に付くというものではない。もともと、陳氏太極拳が創始された背景を見れば、当然ながら、そんな平和で余裕な希望は無いです。家族を、村を、皆を護るために生まれたのが太極拳です。 何があっても生き延びる、若しくは護り切る。地域の特性と歴史が解らないと、ピンと来ないと思います。その過程の中にあるのが、健康を回復したり、保持したりする力なのです。続きます。******************************************太極拳にご興味のある方は養芯会HPまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。
2017.01.20
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太極拳を上海で指導している養芯会の塚本より。先日に引き続き、太極拳との「出会う」事について。「有縁千里来相会 無縁対面不相逢」と言う言葉があります。この成句は中国・中国文化圏では非常にポピュラーです。中国語を学んだり、中国に関わった事のある人ならば、聞いたことのある人が多いはずです。一般には人と人との縁を表す成句として知られています。しかし、この言葉は文化との出会いやビジネスなどのチャンスについても表しています。ただ、この縁についても間口が広い・狭いがあります。連続して携わる機会が多い(マスメディアなどで頻繁に触れる事ができる)、何らかの流行と連携のある内容、関係者の中に携わる人がいる、特定の事情により接する機会があった。。。。等等。野球・サッカー等は当然にテレビや新聞で頻繁に取り上げられています。やってみたい、やらせてみよう!となる機会は最も高いでしょう。 これと同様に最近流行りそうなのが例えばラグビーであったり、テニスであったり。若しくは百人一首とかもそうかもしれません。時代劇で剣道やってみたいとか。料理の番組もたくさんありますので、料理に興味を持つ人も出るでしょう。学校にある部活とかで興味を覚えたり、イロイロ。・・・・・太極拳は?なんのきっかけが太極拳と人をつなげるのでしょう?漫画で!と言う人もいると思いますが、今回は一般的な「年齢的に健康に良いという太極拳に興味を持った」「身体を壊したので太極拳が良いと聞いて」こんな感じと思います。そこで初めてウィキペディア等のネット情報やら書籍やらで太極拳の情報を集めるのだと思います。大体、こんな感じで書いてあると思います。「太極拳は中国にある伝統的な健康法」「体内の気をコントロールすることで循環を良くし・・・」と言った感じに神秘でスピリチュアルなイメージで書かれる事が多いと思います。それはそれで間違っていませんし、太極拳の一つのあり方です。ただ、太極拳の根っこは野生であり、自然と共生し日々に挑戦する力です。宇宙の神秘に思いを馳せても、頼るのではなく、鍛え、克服を目指しています。この辺の事は太極拳の成立過程が解らないとピンと来ないと思います。実際、私の症状もあのフィールドでなければ結果が出るのも遅かったと思うし、理解に至るに更なる障害があったと思います。続きます。下記養芯会のホームページ上のブログにて、別の側面から書いています。2017年1月15日の書き込みです。******************************************太極拳にご興味のある方は養芯会HPまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。
2017.01.16
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太極拳を上海で指導している養芯会の塚本より。今回からしばらくはツラツラと太極拳と私の関りと太極拳のイメージを少々。修業開始して早15年。私の技術もやっと形になってきました。教わって、修正されて、新しい事を覚えての繰り返しです。道長いなあ・・・・と感じたのが12年前。今ようやく、伝承と言うのは大変なことで、伝統文化と言うのは門をくぐるまで大変だけど、門をくぐった後も大変だなあと。師父が常々「かの楊露禅も30年かけて身に着けた技術だ、数年で体得できるわけがないだろう!」と訓戒を学生一堂に口酸っぱく話していました。そうはいっても、ある程度練習していると、そりゃ、武術ですから。何となく動く力は身について、それが段々威力が増すと勘違いしちゃうのです。しかし、それは全くの早計。しばらく続けていると、ドンと壁にぶち当たって、その時に「新しい術理」を教わる。かつて、先々代が「陳家の技術、三代に渡って共に過ごしたが、まだまだ学ぶ事がおわらん」と言う言葉を壁にぶつかるたびに思い起こします。中国に興味があった事。北京留学中に出会った友人達の繋がりが洛陽に結び付けた事。ガンに罹って今までの自分が鍛えた力と決別せざるを得なかった事。たまたまそれまでの縁で「洛陽の学校の職場」を紹介された事。洛陽の学校がグダグダの管理の一方で私が指導システム構築が出来たのでその他の時間が勉強に回せた事。様々な矛盾を体験する中で中国文化に突っ込んでいくチャンスに恵まれた事。武術や格闘技の才能に恵まれていない事。仕事で中国に残ると決めた事。継続して学ぶには不便な上海を選択した事。事情合って仕事では有利な地区から浦東へ引っ越した事。ゆるい繋がりながら、これはサダメと考えても私の場合は納得せざるを得ません。そもそも、中国に関わったのも、中国に渡ったのも学生時代に「経済発展」に興味があったからですし。この世界を目指す人は最初から強い目的意識が有って中国の武術家を探し、修行に入ります。それであっても、経済的な理由をはじめ、様々な事情で数年で帰国しなければならない。その世界で関係を作るだけでも大変な苦労なのに。私の場合はそうではなかった。苦労は相当でしたが、たまたま巻き込まれたし、強い目的意思「武術をものにするぞ!」からスタートはしていない。現在も、伝統文化を学びたい。更に健康になる、養生についてより深い力を持ちたい。。。。そんな感じでアグレッシブな発想が出てきません。ただ、自分の学生さん達に自分の技術を伝え、親戚筋の次世代とつなげていきたい。それから、すごく苦労して学ばれた諸先輩や道を開いてくれた先達の財産を更に大きく育てる一翼になりたいと考えています。例えば、私も学生の頃「拳児」と言う漫画に出会っていなければ、どんなに繋がりがあっても「太極拳」には意識が向かなかったと思うのです。文化には物語がある。伝統文化には特にそうです。物語に触れて、人は興味を持つ。技術を見て入る人もいると思います。ですが、それぞれの物語を知ると、更に興味がわくと思うのです。つらつら書いてみました。続きます。******************************************太極拳にご興味のある方は養芯会HPまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。
2017.01.15
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上海で陳氏太極拳を指導する養芯会。会発足から既に3年目に突入です。人が減り続ける上海で、うちは会員数を微増ながら増やしています。昨年はたくさんの出来事がありましたが、結果を見ればよい事ばかり。先週の土曜が稽古始、正月直後で来られなかった人もいますが、気合の入った練習になりました。かつては私がジタバタと動き回っていましたが、現在は師範代が養芯会にいるため、にぎやかな教室になっています。練習後は、チュニジア料理のレストランに移動し、年次総会。かなり、真面目な話し合いを1時間近く設け、その後乾杯となりました。師父、師娘、師伯、師叔に電話で挨拶をしたり、各位と今年の予定やら、全く関係ない雑談をしてみたり。気が付いたら、予定の時間をはるかにオーバーして解散となりました。仲の良い事はいい事です。私は11月から緊張が続いていたので、翌日の師範代向け強化練習後、風邪で数日寝込む羽目に!!とは言え、養芯会、そして陳氏太極拳塚本、頑張ります。******************************************太極拳にご興味のある方は養芯会HPまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。
2017.01.13
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