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本日のワインはオータムカラーズ・ルージュ2016年、生産者はKidoワイナリーです。長野県の塩尻市にある家族経営のワイナリーとなります。このオータムカラーズは同ワイナリーのスタンダードラインとなります。セパージュはメルロー47%、マスカットベーリーA30%、カベルネソーヴィニヨン23%とのこと。さて、感想です。僅かににごりのあるガーネット色。グラスからは甘い生の果実そのままの香り、口に含むと「紫」的なニュアンス、赤系果実を中心にタラゴンのような優しいハーブが感じられ、フレッシュなクリーム的な優しい樽香が全体を包み込んでいる感じです。タンニンは細かく滑らかで温かみがあり、果実の甘味や酸味とのバランスが良いです。強さはありませんが飲み疲れのない、しみじみとした旨みを持っています。食事としては、パンにブルーベリー又はレーズンのクリームチーズ、レーズンと松の実のパスタ、鶏や豚のシンプルなローストにいい感じに合うように思います。
2017.05.29
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本日のワインはレガレアリロッソ2014年、生産者はタスカ・ダルメリータでシチリアを代表する老舗ワイナリーとなります。非常に沢山のラインナップを誇る生産者ですが、昔からのベースラインであるレガレアリシリーズのネロ・ダーヴォラ100%のワインで、ほぼ毎年、複数本飲んでいます。ちなみに、レガレアリビアンコはインツォリア、グレカニコ、カタラットとシャルドネの混醸、レガレアリロゼはネレッロ・マスカレーゼとなります。最初にレガレアリに目覚めたのはこのロゼ(昔はロザート)だったでんですよね~(遠い目)。さて、感想です。かなりなダークルビー色。香りはアセロラや野生の苺、インクと例年通り、口に含むとプルーンやダークチェリー、ブラックカラント等の黒果実と柔らかいカフェラテのニュアンスが中心です。このワインは何といっても食事に合う!イタリアンなら、重すぎない肉からお魚のバルサミコ系ソース、トマト系のパスタやズッパ、シーザーサラダなんかにも大丈夫。白身魚のカルパッチョの様な淡泊でフレッシュな酸味系の前菜以外には大抵大丈夫だと思います。
2017.05.22
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本日のワインはブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2011年、生産者はピアン・デッレ・クエルチです。このワインを始めて飲んだのが2006年、当時三千円ちょうどの価格でブルネッロとしては破格でした。で、飲んでみると非常に美味しい。まだまだコスパの高いイタリアワインもあるんだな、と思ったものです。さて、感想です。透明感のある落ち着いた色合いのルビー色。エッジは僅かに茶色がかっています。グラスからはバーブやヨードな香り、そしてバニラ。口に含むと、ぐみやダークチェリー等の小さな赤果実にドライプラム、そしてブラックカラントな風味がちらほらと見え隠れしています。そして非常に滑らかでエレガントなバニラ香によって全体が包み込まれています。かなりな旨味分が含まれており、遠い何かに思いをはせながらちびちび頂くのが良いかと思います。
2017.05.14
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本日のワインはカンティコ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2010年、生産者はカンティーナ・ムッチです。カンティコと言えば、トスカーナはカッペッラのトップキュベ(メルロ100%)がまず頭に浮かびますが、こちらはワイン名の通り、アブルッツォ州のモンテプルチアーノ100%、同蔵においては単一品種ラインの上級キュベとなります。さて、感想です。向こうが全く見えない暗いガーネット色。グラスからはバニラ、墨汁と枯葉、加えてどこか蒸留酒のような香りも。華やかな感じではありませんが、よく薫っています。口に含むとラムレーズン、桑の実等の黒果実や甘草の様なハーブ香が中心ですが、チェリーのような赤系果実も見え隠れしています。粒子感のあるしっかりとしたタンニン、年を経て柔らかくなってきていますが膨大な酸と高いアルコール感。繊細さはさほど感じませんが、モンテプルチアーノ種のパワーをストレートに感じる事ができるワインだと思います。
2017.05.09
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