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本日のワインはセネス・カンノナウ・ディ・サルディーニャ・リゼルヴァ2013年、生産者はアルジオラスです。サルディーニャ州の州都カリアリの近郊に位置するワイナリーで、イタリアワインの頂点の一つ「トゥーリガ」の生産者として有名です。こちらのワインは2012年モノが初リリース、トゥーリガと同様カンノナウ主体のワインです。さて、感想です。暗く深い色合いのルビー色。グラスからはスミレとダークチェリー、インク、ヴァニラの割とスタンダードな香り。しかし、口に含むとサンジョベーゼでもカベルネでも、メルロでもない独特な味わいがあります。果実味は、ブラックカラントな黒系果実とブルーベリーの様な赤系果実との奇麗なブレンド。そしてインク、黒コショウ、そして柔らかなコービーラテ。飲み口は柔らかくまろやか、果実の濃厚さやボディのしっかり感はありますが、どこかさらっとしてて葡萄で言うと巨峰ではなくピオーネな感じ。そして、じわじわと時が経つごとに旨みが染みてくるのです。美味しいです。
2017.09.24
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本日のワインは、ラ・リコルマ2014年、生産者はサン・ジュスト・ア・レンテンナーノです。ガイオーレ・キャンティ地区との事ですがほぼ南端、むしろシエナの方が近いと思います。主力商品はキャンティクラシコとそのリゼルヴァですが、サンジョベーゼ100%のペルカルロとこのメルロ100%のラ・リコルマは、トスカーナ中央部最良のワインのひとつとして数えられています。さて、感想です。とても濃いルビー色。まったく向こうが見えません。グラスからはダークチェリーやヴァニラの香り。口に含むと、ブラックベリーやプラム、プルーンなどの濃縮した黒系な果実味。ちょこんと味わうだけで、その至福な凝縮感が感じられます。後はハーブ、柔らかいスパイスとミルクをたっぷり入れたエスプレッソ。酸はメルロらしくまろく、タンニンは膨大に存在するのですが、今飲める位には十分に丸みを帯びています。同じトスカーナでもボルゲリの「どーんと果実」なパワーで押してくるタイプではなく、凝縮感の中にも優しく柔らかい旨みを持っています。
2017.09.18
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本日のワインは、ロッソ・ディ・ヴァルテッリーナ・テイ2015年、生産者はサンドロ・ファイです。ヴァルテッリーナといえば、ただでさえ寒いロンバルディア州の最北。かの地ではピエモンテ(というか一般的に)でネッビオーロ種と呼ばれている「キアヴェンナスカ」メインのワイン造りがなされています。こちらは、キアヴェンナスカ90%の他は、メルロ、ブルノーラ、ロッソーラ、ピノーラ(メルロ以外知らない)との事です。さて、感想です。ネッビオーロらしい透明度の高い暗めのガーネット色。グラスからは甘めのバラの香りとヨード香が漂ってきます。口に含むと、ストロベリーやクランベリーのフレッシュな香り、そしてプルーンも。活き活きとした酸味がありますが適度に丸みを帯びているため、大変飲みやすいです。ザ・ミディアムって感じで、コクやボディもそんなに強くはないですが、果実由来で主張しすぎない甘さや旨みをうまくサポートしているような印象です。
2017.09.12
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本日のワインはロザート2016年、生産者はモンテラポーニです。この3年位で知られるようになったラッダ・イン・キャンティの生産者です。サンジョベーゼ100%となります。さて、感想です。とても明るいですが若干くすんだ色合いのレンガ色。ストロベリーやチェリー等の赤い果実。それがとても(よい意味で)瑞々しくかつ、きゅっとプチ凝縮した旨みを感じさせます。少し甘みもありますが、きちんとタンニンや酸が締めてくれておりとても飲みやすいです。冷やして飲むのも良いですが、少し温度高めでじんわりといただくと、夏の終わり的(どんなや!)なニュアンスを少し感じました。
2017.09.04
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