のんびり幸兵衛夢日記

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2004.12.18
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カテゴリ: 読書
気がつけば、今年のうちに土曜日は今日を含めて2回だけ、となってしまいました。


全く信じられません。

今年は何年かぶりに、本を何冊か読みました。

数年前には、身体の不調から、一日何も出来ない期間が、年単位であったので、その期間は家でできることを探して過ごしており、その当時、家の本棚に眠っていた、少し時代遅れになったような本を、パラパラとめくって暮らしていました。

それもやり尽くして、少しだけ元気になって、ほかの趣味にも目覚めるようになり(ビーズとか、懸賞とか)、しばらくまともに本を読まなくなっていました。

今年の前半に、腐りかけた頭を何とか引っ掻き回し、資格試験なるものを受けました(もちろん惨敗♪)

終わったとたんに電池が切れてしまい、全身ひどい状態に。
で、また読書の生活が復活した、というわけです。



すでにいろんなところで書評を見かけており、内容はだいたいわかっているつもりでいたのですが、この本は基本的に、スジを追うような種類のものではなく、あらすじを知ってしまっていることは、本を読むうえで何ら支障はありませんでした。

また、読み終わったら終わり、というのではなく、読み終わった後に、何度も何度も思い返す、というような、味わい深い小説でした。

そして、本文中にはそれほど書かれている量が多くはない、義姉の存在感が、最後まで読み終わったあとに、増してくるように感じられて、この小説のうまさを感じました。

この小説を読んでうまいと感じるのは、その義姉の例のように、決して多くの言葉で語ることなしに、読む人にたくさんのことを伝えているところにあると思います。

つまり、それをどれだけ感じとって、この本の面白さを堪能できるかは、その人次第、というわけです。

今の私には、この本は、希望を抱かせる内容のように感じられました。

今年、この『博士の愛した数式』に出会ってよかったです。

来年は、どんな本に出会うんでしょうか・・・





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最終更新日  2004.12.19 17:25:15
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