のんびり幸兵衛夢日記

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2006.02.23
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カテゴリ: アトピー
一昨日行った病院は、精神科のクリニック。
そこの医師は、私が視覚異常を起こしたときに診てもらいに行った何軒目かの病院で、脳波を見る事に関して詳しいと紹介されて、以後十数年、診てもらっています。

最初に会ったときは、私は中学の終わりか高校に入ったくらい。
高校生のときは、ずっとアトピーに悩まされ続けたものの、体育も遠足も修学旅行も文化祭も、みんなと同じように楽しんで、いわゆるフツーの高校生でした。

そういうときから、こちらのことを知っている、精神科の専門医のところに行きました。

私は常々、アトピーの人に、安易に「精神的ストレスが原因」といってくれるな、と思っています。
これはあくまで、私の個人的な気持ちだけども、私という一人のアトピーに悩まされているニンゲンは、ずっとそう思ってます。

アトピーの症状で悩まされている人にとって、何より「アトピーの症状が出ている」ということこそが一番のストレスであって、これがなくなれば、心に常に重くのしかかっていた暗雲は晴れ、グッと晴れやかな気持ちになれるに決まっているんです。

「ストレスが原因」と言われると、アトピーという身体の不調を訴えているのに、「ストレス耐性が弱い」として精神的な面に原因があるかのように、すりかえられているように感じられて、不快だし、そんなことを言う医師には不信感を持ちます。


でももちろん、みんながアトピーになるのではなく、なりやすい体質などがあるのであって。
そのような人に、「今出ているアトピーはストレスが原因かもしれないから、考えてみて取り除くように」、といっても、できることがあるのは稀では。

よく「ストレスの原因が分かれば治ったようなもの」なんていう人もいるけど、よくよく分かっていても自分で解決できることなんてたかが知れてて、ほとんどは我慢したりあきらめたりするしかないのでは。。

でも、そんなことで生活に支障をきたすほどアトピーが出るような人が、こんなに世の中にたくさん出るのか。
何か、問題のすり替えがおこなわれているんではないか。
そういつも、ムシャクシャと思って、いろんな病院の待合室で、不信感の塊となって耐えているわけです。

こういう私を、ずっと十数年診察してきた精神科の医師は、私のことをどう見ているかっていうと。
ちっとも、自分の対象物としてない、ですね。

もうちっと、丁寧に話をしたっていいんじゃないかとも思うけど、ほかの患者さんはみんな、何十分も懇々と話し込んで、その医師もドアの向こうでずい分声を張り上げてなにやら言っているのに、私には、「発作もうないですね」「じゃあまた3ヵ月後」で終わりです。
愛想のない私が悪いのかなと、こちらから情報提供を試みたこともあったけど、どうやらそうでもないみたいです。

皮膚科の先生は、手に負えなくなると、「精神的ストレスが原因では」と安易に言うけれど、その精神的ストレスの専門家の目からは、そうは映らないみたいです。





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最終更新日  2006.02.23 12:11:47
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おやま。  
Jem211  さん
私は「アトピーのコドモの母親には4年制大学卒の人が多い」という記事を読んで怒り狂ったことがありますが。
まぁ,ストレスではほんとに様々な症状が出るものですけれど。 (2006.02.23 21:26:34)

Jem211さんへ   
幸兵衛。  さん
副腎皮質ホルモンというのは、ストレスが高まったときに分泌されるものなんですね。
これがいっぱい分泌されすぎると、免疫力が落ちて、体調を崩したりするわけで、関連性はよく分かってるんですが。
でも面倒なことも避けてばかりいられないのが人生だし。
いやなことや嫌いなものがあるたびに、アトピーと繋げる思考回路が出来ると生きづらくなると思うんです。

私の母は高卒ですが、私は立派なアトピー(笑)。
社会全体で見て、昔よりオナゴの大学進学率が上がったグラフと、アトピー患者の増加のグラフを、関連性がないのにくっ付けたんでしょうかね。
その手のものは、ほかにも、「アトピーはゼイタク病だ」っていうのもありますよね。
社会全体が豊かになったことと、アトピー患者が増えたことを関連付けるわけですけど、贅沢三昧の生活をしたり食べ物を食べた人から順にアトピーになるわけでなし。むしろ環境悪化などの犠牲になっている面があるわけで。
あほらしいですが、こういうこともやっぱり、ちゃんとアトピーの治療方針とか考え方が統一されていないことが原因で、医療側に責任があると思います。
患者側が対立するような論調の記事を書くのは、愚かなことですね。
(2006.02.24 09:10:34)

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