のんびり幸兵衛夢日記

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2006.05.25
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カテゴリ: 読書
思ったとおり、映画公開の日あたりから大騒ぎ。
出来れば、こんな雑音とは無縁の時期に読みたかった。。
それでも、読んでいる最中はまだ、無駄な情報に邪魔されずに済みました。
もうしばらく、読後の余韻に浸っていたかったけど、もう毎日便乗テレビ番組のCMはいやでも目に入るし、今のうちに、カンタンに読んだときのことをメモっておくことに。

文庫本で読んだので、上・中・下の3冊という分量があったのですが、読み出したら止まらず、スルスル~ッと読んじゃいました。

この本は、もうずっと読みたくて、でもタイトルや、内容を紹介した記事などから、きっとロジカルで難解なんだろうなぁ、読者がパズルを解くように難しいんだろうなぁ、と身構えてなかなか手を出せずにいました。

ところが。
読んでみたら、ぜ~んぜん。わりと、軽いではないか。
これは、作者が努めてそのように狙っているように感じました。


ストーリーの大筋自体は、なかなかよく考えられていて、いい小説だと思いました。

ダ・ヴィンチ自体は、素材のひとつとして使ってあるのであって、話の中心はあくまで聖杯伝説であったり、そのような既存の表社会では認知されていない価値観というものであったり、物事の二面性ということであったりするのだろうと思いました。

それにしても、ジャック・ソニエールが一息に殺されていたら、これだけのことを準備していても、ルーブルでの出発点がうまくいかなくなってしまうと思うんだけど。
少しずつ死にゆく状態のなかで、即興で、あれだけの距離を歩きあれだけのことをして最後にあのようにして死のうと、判断できるものなのかな。
そこが、それこそが、この人のすごいところで、この組織の性質を物語る、ということなのか。。

とにかく、堪能、堪能。

『ダ・ヴィンチ・コード(上)』 ダン・ブラウン(角川文庫)





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最終更新日  2006.05.26 13:22:33
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