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shuz1127さん
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nana's7さんKeyword Search
「アマデウス」でアカデミー賞監督賞などを受賞したミロス・フォアマン監督ということで非常に期待していた作品。アマデウスは1984年の作品なので、公開されたとき私は高校生だったのか大学生だったのか忘れたけれど、勉強してきた中世の歴史、それを映像で見せてくれた、想像でしかなかった世界をリアルに見せてくれた本当に天才だと思いました。内容も素晴らしく良くて、ロバートデニーロの「フランケンシュタイン」と共に長らく私の映画ベストファイブに入る作品だったのですが、最近ベスト5落ちした映画です。そしてゴヤの関係する映画ということで美術・絵画にうるさいと自認している私は行かなければならない強迫観念に駆られていたことも事実です。趣味に誇りを持ち始めるとその誇りっつうかプライドを持続させるために派生していろいろと行かなきゃいけないから酷なんですよね。。。あとナタリー・ポートマン。スターウォーズ「ファントムメナス」のアミダラ王女役だったあの可愛い彼女が成長した姿を見たい!!そんな重なる想いでスバル座へ。
空いていました。大体こういう歴史+重厚な作品をロードショーで見る人間というのはそもそも屈折していて世間とはある意味ズレているっていうのは私も分かっているつもり。ホント、奇怪な感じの観客しかいない(失礼)です。中世ヨーロッパの教会の強大な絶大な権力、気持ち悪いですが、そういうものなのでしょう。ハビエル・バルデム扮する枢機卿の下ぐらいの聖職者=大司教ぐらいなのかな?そういう立場で異端審問所にナタリー・ポートマンが拘束されていたら、間違いなく私でもそういう間違いを犯すでしょうね。したがってロレンツォ神父には私は共感するところもあります。スペインというカトリックが強い国柄もあるでしょうが、家族のこと、運命のこと、戦争のこと、権力のこと、人間の弱さ、怖さ、誠実さとは何か、家族の強さとは何か、いろいろと考えさせられる映画です。リアルさもあり、非常に良い映画らしい映画です。余韻はやや暗い感じがします。今年では「 イントゥ・ザ・ワイルド」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」辺りと同じくらい暗いです。私は暗い人間なのでこの辺りの暗い映画は嫌いではありませんが、客観的に高評価は出来ないです。えー高評価が出来ないと書いたのは暗い映画の集団に対してであって、この映画についてはかなり高評価できます。中世の画家というのは動乱の中、自分の立ち位置を確認しながら生きていかなければならなかったのかな?と思わせる作品で、良いと思います。。ハビエル・バルデムの男が39歳とは驚いたなあ。あのおっさん臭さで俺より一つ下だもんね。86点
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