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2019.10.28
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第46話「侍女の門出」

金玉妍(キンギョクケン)が失脚し、穏やかさを取り戻した後宮。
侍医・江与彬(コウヨヒン)は献身的に惢心(ズイシン)を介抱していたが、惢心はどこか距離を置いていた。

一方、皇太后・鈕祜禄(ニオフル)氏は思わぬ知らせに動揺していた。
実は訥親(ナチン)が金川(キンセン)の戦で失策を重ねたうえ、僧侶の派遣を要請したという。
勝利を焦って神頼みに走るなど言語道断だが、状況はさらに悪化した。
訥親は無断で帰京、皇帝が激怒しているという。
「愚か者め、処刑されに戻ったか」

しかし戦に関わることではさすがに皇太后も口を挟めない。
確かに訥親は鈕祜禄氏の繁栄のために多大な貢献を果たしたが、以前とは時勢が異なっていた。
今や皇帝が権力を握り、独断で物事を運んでいる。
「酌量を求めれば皇帝は訥親の罪を許すであろう、だがあいじゃとニオフル氏が疎まれてしまう
 そうなるとこの先、厄介だ…」

季節は冬…。
乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は訥親が戦況の判断を誤りながらその責を認めないと憤慨していた。
仕えていた舒嬪(ジョヒン)・葉赫那拉(エホナラ)意歓(イカン)は黙々と墨をすっていたが、弘暦はなぜ黙っているのかと聞く。
「政事には口を出せませんから…」
「では後宮の話だ、訥親を殺せば皇太后は朕を恨むだろうか?」
弘暦は皇太后が送り込んだ意歓に探りを入れたが、意歓は皇太后を慰めれば十分だと答えた。


皇太后が訥親の処刑を知ったのは執行された後だった。

確かに訥親の処刑は軍の綱紀粛正(コウキシュクセイ)を図るという大義があり、文句のつけようがない。
「これであいじゃは朝廷への影響力を失ってしまった…皇帝の周到なやり方には舌を巻く」

やがて惢心はゆっくりだが歩けるようになった。
江与彬は順調な回復を喜んだが、宮中では満足に治療することができないと切り出す。

「…ごめんなさい」
惢心は足が不自由になった自分では釣り合わないと断り、江与彬を追い出してしまう。

中庭にいた烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)は肩を落として歩いている江与彬を見つけた。
「どうしたの?惢心は何て?」
「断られました…」
「あなたが尽くせば尽くすほど気後れするのね…私からも説得するわ」
「感謝します、にゃんにゃん」
そこでその夜、如懿は惢心の偏殿を訪ねた。
すでに休んでいた惢心は驚いて起き上がると、如懿から珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)が作った膝当てをもらう。
暖かそうな毛皮の膝当てに嬉しそうな惢心、すると如懿はなぜ江与彬を遠ざけるのか聞いた。
「彼の人柄はよく知っているはずよ?あなたの生涯を託せる人でしょう?
 …江与彬は誠実な人、脚のせいで心を閉ざさないで
 惢心、あなたは後宮を出て愛する人と穏やかに暮らせるのよ?
 私はそんな暮らしを心から望んでいる、でも一生、叶わないわ…」
如懿に説得された惢心はようやく素直になり、愛する人に嫁ごうと決めた。

花の季節がやって来た。
翊坤(ヨクコン)宮は婚礼用の赤い布で飾り付けられ、如懿と親しい妃嬪たちも駆けつけている。
そこへ美しい花嫁姿の惢心が現れ、主人に旅立ちの挨拶をした。
いつまでも名残惜しい如懿だったが惢心に面紗(メンシャ)を掛け、盛大に送り出してやる。

やがて城門が見えてくると、如懿は惢心を呼び止めて手を握った。
「惢心…ここまでよ、これからは穏やかに過ごせるわ」
「如懿様のことが心配でなりません、側仕えが蕓枝(ウンシ)と菱枝(リョウシ)だけだなんて…」
「後任はゆっくり探すわ」
そこへわざわざ勤めを代わってもらった李玉が駆けつけた。
すると2人の門出を祝い、自分が持っている田畑を贈る。
江与彬は驚いて断ったが、惢心は李玉の気持ちを素直に受け取ることにした。
「惢心、覚えているかい?以前、幸運のお守り代わりに君にかんざしを贈ったね…」
「もちろん、そのおかげでご利益があったわ」
こうして長年、如懿の側で仕えて来た惢心は紫禁城から出て行った。

あの一件以来、皇帝は一度も金玉妍を訪ねていなかった。
皇帝のために弾いていた琴も今ではひとりで奏でている金玉妍…。
しかし侍女・麗心(レイシン)は貞淑(テイシュク)の分まで精一杯、仕えると言って主人を喜ばせた。
「私が失脚したと思ったら大間違いよ…」

陳婉茵(チンエンイン)と衛嬿婉(エイエンエン)は嬪に昇格した。
嬿婉はこれで名実ともに永寿(エイジュ)宮の主となり、正殿に住むことが許される。
一方、弘暦は如懿に今回の昇格について説明していた。
2人は才も子もないが、婉嬪は年数が長いことが考慮され、炩(レイ)嬪は如懿の酌量を求めたからだという。
すると弘暦は嘉貴人が降格となり半年が経ったことから、嬪に戻すと言った。
何より2人の皇子の母であり、玉氏から嫁いだ初めての女子、玉氏への恩情だという。
如懿は不満が残るが、皇帝の決めたことなら受け入れるしかない。
ただ弘暦は再び金玉妍が過ちを犯した時は決して許さないと約束した。

如懿は気の合う海蘭、意歓と翊坤宮で談笑していた。
そこへ炩嬪が訪ねてくる。
如懿が拒むことはないものの、自分たちと相入れない炩嬪の登場に一同は急に静まり返った。
すると嬿婉は大罪を犯した金玉妍の復位を不公平だとぼやき、再び虐げられるのではと訴える。
「嘉嬪には母国の後ろ盾があります、寄る辺なく子も授からぬ私とは違います
 ぁっ…でも皇貴妃娘娘と舒嬪姐姐ならお分かりでしょう?」
何とも微妙な空気が流れる中、如懿は舒嬪と炩嬪ならまだ若いので希望を持つよう励ました。
しかしあれほど懐妊を望んでいた意歓はさすがに子を求める気持ちが失せて来たと漏らす。
実は皇帝から賜る子宝の薬も長らく飲んでいなかった。

翊坤宮を後にした衛嬿婉は確かに舒嬪と同じ子宝の薬を飲んでも一向に懐妊しないと気づいた。
「そう言えば嘉嬪も侍医に薬を求めているとか、処方が漏れぬようにね」
しかし侍女・春嬋(シュンセン)は舒嬪の薬の方が嘉嬪の侍医院の薬よりも効き目があるはずだと言った。

一方、昇格しても相変わらず寵愛とは縁遠い陳婉茵、今夜も黙々と皇帝の画を書いていた。
鍾粋(ショウスイ)宮の主である純貴妃(ジュンキヒ)・蘇緑筠(ソリョクイン)が寵愛を失うまでは皇帝と会う機会もあったが、今ではそれも叶わない。
侍女・順心(ジュンシン)はそんな主人を心配しているが、当の本人は皇帝なら自分の心にいると取り合わなかった。

如懿が養心殿に差し入れを届けると、ちょうど弘暦と意歓が談笑していた。
2人は弘暦が好きな納蘭容若(ナランヨウジャク)の″飲水詞(インスイシ)″を読んでいたという。
すると意歓が中でも好きな1編を紹介した。
「ようやく分かりし過ちに 心 寂しく戸惑う…」
弘暦は本来なら酒を飲みつつ歌を詠みたいところだが、旧臣がうるさくて敵わないとこぼす。
しかし明日に張廷玉(チョウテイギョク)を辞職させるため、静かになると言った。
そこで如懿は政務の方が落ち着いたなら大皇子・永璜(エイコウ)の見舞いに行ってはどうかと進言する。
実は福晋から永璜の病が悪化していると報告があったのだ。
「邪(ヨコシマ)な私心を抱くから病んだのだ
 斉汝(セイジョ)にも診に行かせ、心穏やかに静養するよう伝えさせた
 …心配ならば純貴妃と見舞うがいい」
弘暦はまさか永璜が重篤だとは思いもせず、頑なに会うのを拒んだ。

永璜が危篤との知らせが届いた。
如懿は慌てて駆けつけたが、永璜はすでに昏睡状態となってうなされている。
そこへ侍医・斉汝が駆けつけ、永璜に気付け薬を飲ませた。
「大阿哥は最期になるやも…お話があればお早めに」
すると薬のおかげか永璜の意識が戻った。

永璜は如懿と2人きりにしてもらうと、これまで隠して来た胸の内を全てさらけ出した。
「私は幼い頃、生母を亡くしたため虐げられました…母様が引き取ってくださり生き永らえたのです
 母様の恩情を忘れたことはありません…でもお詫びしなくては…
 私は野心を抱いていた、そして母様を利用しようと考えたのです
 …今となっては孝を尽くすこともできません、お許しください」
「何も気にしなくていいの、あなたは考え過ぎてしまうのね
 あれこれ気を回さず、養生に専念することが私への孝行よ」

如懿は永璜を励ましたが、永璜は自分の命の灯火が間もなく消えると分かっていた。
しかし母の元へ行く前にどうしても如懿に伝えておきたいことがある。
「母様…母様…母上を殺したのは孝賢皇后です…」
如懿はようやく永璜が葬儀で泣かなかった理由を知ったが、その話はただの噂でしかないと教えた。
すると永璜はある人が真相を教えてくれたと訴える。
「母上は孝賢皇后に先んじて私を産んだ…
 私が大皇子となってしまったせいで孝賢皇后の恨みを買ってしまったと…
 そして母上が再び懐妊した際、策が弄されたのです
 その結果、母上と妹はこの世を去った…」
永璜はこの話を聞いたのが孝賢皇后の死後だったことから、復讐することも叶わなかったと嘆いた。
「母様…悔しい…私は…無念でならぬ…」
「″ある人″とは誰なの?」
「嘉…嘉…嘉嬪…」
これが永璜の最後の言葉となった。

乾隆15年、皇長子・愛新覚羅(アイシンギョロ)永璜が逝去、後に定安(テイアン)親王に追贈された。
知らせを聞いて駆けつけた弘暦だったが間に合わず、寝殿に到着した時には中庭で皆が涙に暮れている姿を見る。
結局、弘暦は永璜とは対面せず、そのまま引き返していた。

弘暦は放心したまま何も手につかなかった。

するとその夜、永璜の葬儀を終えた如懿が養心殿にやって来る。
弘暦は如懿に親子の獅子の玉(ギョク)を渡し、実は哲憫(テツビン)皇貴妃の玉だと教えた。
哲憫皇貴妃は孝賢皇后と同じ富察(フチャ)氏だったが家柄が低く、決して高価な玉ではない。
しかし生前いつも身につけていたことから、弘暦は埋葬の際に外して形見として手元に置いておいたという。
如懿は弘暦の辛い気持ちを察しながら、これで哲憫皇貴妃と永璜が再会できたと慰めた。
「ルーイー、葬儀に出なかったのは朕の本意ではない、向き合えぬのだ
 永璜が伏せっていた時、朕は病状を知ろうともせず、見舞いもしなかった
 永璜が朕を恨んでいると思ったからだ…そしてこれ以上、我が子の死を見たくなかった」
「分かっています、皇上のお気持ちを伝えた上で葬儀を進めました」

つづく


( ತ _ತ) ったく朕は…





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最終更新日  2019.11.02 22:02:51
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