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2020.08.09
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梦回 dreaming back to the qing dynasty
第1話「灯籠と豪雨」

徐薔薇(ジョショウビ)は北京で働く見習い設計士。
その朝も通勤バスがいつものように大好きな故宮の前を通りかかった。
すると薔薇は故宮の前にたたずむ辮髪の青年と目が合う。
薔薇は驚いて振り返ったが、その時にはすでに青年の姿はこつ然と消えていた。

↓ヒロイン・徐薔薇


会社に到着した薔薇は次のコンペのテーマが「故宮と時間」だと知った。
締め切りは明日、すると上司・蒋茗蕙(ショウメイケイ)から見習いでも設計案を出すよう命じられる。

故宮へ行くと不思議と昔の人を身近に感じ、あの赤い大きな扉を見ると、なぜか前世はあの扉の向こうで働いていた気がするからだ。

↓綺麗な上司は好きですか?


薔薇は蒋茗蕙から故宮へ行って資料を借りて来るよう頼まれた。
すでにもう午後4時、会社を飛び出した薔薇は何とか閉館時間ぎりぎりに資料室へ滑り込んだが、担当者からあと7分で資料を集めるのは無理だと追い返されてしまう。
そこで薔薇は自分で探すと申し出た。
「ふん、いいわ…」
担当者はお手並み拝見とばかりに高みの見物を決め込む。
すると驚いたことに若微は閉館時間の5時ぴったりに資料を集めて戻って来た。
「すごいわね!」
「昔、よく来ていたんです…あ、ところで他にも係りの方がいますか?」
「え?いないわ、私だけよ」


薔薇は無事に資料を借りて帰ることにした。
するとどういう訳かなかなか出口へたどり着けない。
しかし目を閉じても歩けるほど通い詰めている故宮、自分が道に迷うとは思えなかった。
「北は万歳山(バンセイザン)、南は金水河(キンスイガ)…間違いないのに(ブツブツ」
やがて日も暮れると、薔薇は携帯のライトを照らして歩き始めた。


すると偶然、灯りのともった部屋を発見する。
「ニーハオ、誰かいますか?」
「やっと来たね…お入り」
部屋には銀髪の老婦人がいた。
老夫人はなぜか薔薇をずっと待っていたという。
困惑する薔薇だったが、ともかく出口の方向を教えて欲しいと頼んだ。
「…この場所は1度入ったら簡単には出られない
 大勢が道に迷い、閉じ込められ、永遠に出口にはたどり着けぬのだ」
「出口をご存知では?」
しかし老婦人は首を横に振る。
「自分で探してみます、お邪魔しました」
「…お待ち」
すると謎の老婦人は薔薇に古い灯籠を渡した。
「この灯籠で照らせば進む道が見つかるはずだ…あげるから持ってお行き」

薔薇は灯籠の明かりを頼りに歩き出した。
人の気配もなく、白い靄がかかる宮道、すると屋根に留まっていたカラスが急に鳴き始める。
灯籠の玉飾りがなぜか光を放っていることなど知る由もなく、薔薇は怖くなって小走りになった。
その時、目の前にわずかに開いた扉から光が差し込んでいるのが見える。
薔薇はついに敷居をまたいで門から出ると、背中で扉が勝手にバタンと閉じる音を聞いた。
「幻覚よ…幻覚を見たんだわ…」

薔薇は無事、自宅に到着した。
とりあえずテレビを点けて、老婦人から借りた灯籠を壊さないようハンガーに掛けておく。
その頃、テレビのニュースではまもなく土星と月が大接近し、土星と月の磁場の相互作用で地球に影響が出ると伝えていた。
『月と土星の大接近は古文書にも観測の記録があり、七月流火(シチガツリュウカ)と呼ばれ、
 古代では希望の象徴とされていました
 輪を持つ土星がオレンジ色に輝き、月の傍らで舞うように見えます
 2つの天体が寄り添う様子は、まるで恋人同士の逢瀬であるかのようです
 …土星は太陽系で最も美しい惑星で月よりも遠くにあります
 月も土星も空間を移動しており、月は他の惑星や恒星よりも移動速度が速いため、
 一定の時間ごとに…』
ニュースに耳を傾けていた薔薇だったが、早速、資料に目を通すことにした。
するとある本から古い設計図のような物を発見、しかしあまり深く考えず、元に戻しておく。
『今回の土星と月の大接近は非常に特殊で、前回、観測されたのは康熙(コウキ)45年とのこと
 約300年ぶりに見られる美しい天体ショーです
 その夜、天気が良ければ東南の夜空を見ると、丸い鏡のような月が見えます
 土星と月は一見、近づいて見えますが、三次元的には15億キロも離れています…』

その夜は警報通り大雨となり、激しい風が吹いた。
薔薇は徹夜で作業していたが、やがて雷鳴が轟いたかと思うと停電してしまう。
するとなぜかあの灯籠がともり、くるくると回り出した。
その時、暴風に煽られて窓が開いてしまう。
薔薇は慌てて窓を閉めたが、その時、窓ガラスに誰かが映っていることに気づいた。
驚いて振り返ると、バスで見かけたあの辮髪の青年が立っている…。
ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ<助けてーっ!

薔薇は驚いて部屋を飛び出し、親友・小秋(ショウシュウ)の家に逃げ込んだ。
しかし企画案の締め切りは明日、そこで小秋に一緒に家に来て欲しいと頼んだが、話を聞いた小秋は怖くてとても行けないという。
薔薇は仕方なく徹夜続きで幻覚を見たのだと自分に言い聞かせ、なかば自棄になって帰ることにした。

薔薇は恐る恐る家のドアを開けた。
すると辮髪の青年が腕組みをしてテレビの前に立っている。
青年は帰って来た薔薇を一瞥だけすると、興味深そうに土星と月のニュースを見ていた。
「来ないで!あなたなんかちっとも怖くないんだからね!」
薔薇は青年の動向に注視しながら机にたどり着くと、青年も自分の机に座って書物を読み始める。
それにしてもなぜ自分の部屋に清朝時代の机や茶碗、灯籠があるのだろうか。
しかし今は企画案を完成させねばならない。
薔薇は幻覚が気になりながらも、いつしか仕事に集中し、ついに設計案を完成させた。

設計案を見た貝(バイ)先生が目を留めたのは薔薇の企画だった。
「この案を採用したのは奥行きがあり、王者の気風を感じるからだ
 時空の変化を主軸に据え、現代と古代の美を結びつける発想がいい」
とは言えまだ完璧とは言えず、貝先生は蒋茗蕙にサポートするよう頼む。
しかし薔薇がまず自力で修正したいと訴え、貝先生も認めてくれた。
誰もが驚いた薔薇の大抜擢、しかし上役たちにとって見習いの台頭は面白くない。
薔薇への風当たりが強くなる中、それでも薔薇は仕事にまい進した。
…古代と現代の融合ね〜
…時の循環が無限の可能性を生む
…幻覚なんて怖がることないよね〜

時をさかのぼること300年、ここは康熙45年の紫禁城、十三皇子・愛新覚羅(アイシンギョロ)胤祥(インショウ)は昼間からのうのうと居眠りしていた。
見かねた四皇子・胤禛(インシン)は気付け薬を嗅がせて起こし、近頃、様子がおかしいと訝しむ。
すると胤祥は最近、夢の中で何度も妙な場所へ行くと話した。
「妙な場所?どんな場所だ」
「…それはその~(´゚艸゚)∴ブッ」
実は胤祥は夢の中で現代を訪ねた時、ちょうど薔薇は入浴中だった。
思わず思い出し笑いしてしまう胤祥、すると四皇子は今日が何の日か忘れたのかと聞く。
( ゚д゚)<あ!勝負の日!十四弟との約束が…



芝生に矢倉が建てられ、一番上には大きなくす玉があった。
十四皇子・胤禵(インテイ)と胤祥、先に矢倉を登ってくす玉を割った方が勝利となる。
その勝負を四皇子と八皇子・胤禩(インシ)、九皇子・胤禟(イントウ)、十皇子・胤䄉(インガ)が見守った。
くす玉を真剣に争うなど子供のようだという四皇子、しかし八皇子は何かを争うのが人の常だという。

胤祥は十四弟と激しく競合いながら、矢倉に先に手をかけた。
しかし四皇子は最後まで勝負は分からないという。
予想通り後から駆け上った胤禵は十三兄を捕まえ、引きずり下ろした。
すると八皇子が知勇に優れる十三弟と冷静な四兄が皇太子の右腕なら清は安泰だという。
四皇子は思わず八弟も十四弟がいて心強いだろうと返した。
「だが我ら兄弟は皆で清を支えねばならぬ、そう思わぬか?」
「四哥、もちろんです」
八皇子は同意したが、とは言え十三弟と十四弟の勝負はどちらが勝つだろうかと牽制する。
「くす玉はひとつ、誰の手に落ちるやら…」


つづく


(^ꇴ^)始まったよ~!
さて念のためここでおさらいで~す

八皇子派→九皇子・十皇子・十四皇子
四皇子と十四皇子は同腹の兄弟





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最終更新日  2021.02.18 22:44:33
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