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第14話「温めてきた想い」

その夜、傅九雲(フキュウウン)は首の封印がうごめき、慌てて宿を抜け出した。
真夜中の林の中で気を整える九雲、すると黒衣に着替えた覃川(タンセン)が走って行く姿が見える。
一方、覃川は九雲が密かに出かけた隙に1人で旅立つことにした。
しかし突如、九雲が現れる。
「言っただろう?傷が治ったら一緒に探すと…」
「口先だけじゃない!」
「私のそばにいて欲しいんだ、何の心配もなく平凡な幸せを味わって欲しい」

覃川は九雲に指図する資格などないと反発した。
すると仕方なく九雲は明日の朝、一緒に霊灯を探しに行くと約束する。
「だからそんな顔をするな…な?」

左相国(サショウコク)は息子たちを連れて豊(ホウ)城の左府に到着した。
秋華(シュウカ)夫人は立派な屋敷に目を輝かせたが、あえて長居はしないと遠慮してみせる。
すると左相国は息子の世話をしてくれた玄珠(ゲンシュ)への恩返しに、このまま留まるよう勧めた。

母娘が偏殿へ向かうと、左相国は前庭にある妖神の像を詩人の像に替えるよう命じた。
しかし左紫辰(サシシン)は無用だと止め、居所へ行ってしまう。
すると左相国は密偵にしばらく息子から目を離さないよう指示し、どこへ行って誰と会ったか、何を話したか報告するよう命じた。
「…玄珠との会話は重要だ」



九雲と霊灯探しの旅に出た覃川、しかし何もない高原を永遠と歩かされ、やがて日も暮れる頃、山頂へ到着した。

その頃、意識は混沌とし、自分は何者なのか、孤独も喜びも悲しみも何も知らなかったが、一瞬で音もなく落ちて行く星々を見て、どんな偉大なものもいつかは滅ぶと悟った。
「じゃあいつ孤独を感じたの?」
そこで九雲は近くの岩に腰掛けると、覃川も隣に座った。
「師父の絵を見た時だ…師父は人間界を描いた、絵の中の多くの人から様々な感情を学んだ
 そして生命の意味を悟った」

しかし九雲は仙界と人間界の境界を越えて運命を変えることなどできないと教える。
覃川はならば一度も誰かの運命を変えたいと思ったことはないのか聞いた。
「…ある」
九雲はそれが覃川だと教えなかったが、不思議なほどひどい運命を持っていた人間だと話す。
最初はもがいている姿を楽しんでいたが、やがていつ諦めるのかどうしても見たくなった。
そして先に待つ苦しみを知らず、その人間がただ運命にあらがう様子を見ている時、初めて孤独を感じたという。
「…でもその人間は孤独ではないと思う
 あなたは全てを見渡せるけれど、その人が味わった思いまでは分からない」
「違う、全てが見えるから私には分かる、あらゆるものが最後には無に帰すると…
 闘うより今を楽しむほうが良い、今を大切にしていないのはそなただ」
「何が言いたいの?」
九雲は覃川に平凡な幸せを感じて欲しいと訴え、それが自分の願いだという。
まさか九雲が運命を変えたい相手とは自分なのだろうか。
覃川は困惑し、思わず立ち上がった。
「私は驪国の帝女よ、それに仙人のあなたに私の幸せなんか関係ない、よっぼど暇なの?
 それとも…私が好きなわけ?」
「ふっ、好きなもんか」
九雲は覃川と向き合うと、ついに千年の想いを告白する。
「…そなたを愛している」
しかし激しく動揺した覃川は逃げるように走って行ってしまう。

下山した覃川と九雲、しかし夜も更けたことから九雲は明日の朝から探そうと提案した。
気がはやる覃川はこのまま霊灯を探すと反対したが、九雲が止める。
「小川、やめろ…本当の霊灯はここにある」
九雲は覃川に盗まれないよう香取(コウシュ)山で偽物とすり替えておいたと暴露した。
「そなたを死なせたくなくてな」
驪国滅亡は天命であり、誰にも変えられない。
九雲は幸せな道を選び、人生を全うすれば良いと説得した。
「私の人生は今しかないの…」
九雲が自分の望みを知りながら騙し続けて来たと知った覃川は激情に駆られ、白紙仙術を放った。
しかし九雲は迫り来る白虎を避けず、肩を噛まれて倒れてしまう。
「小川、忘れなくてもいい…私はただそばにいて、そなたの苦しみを減らしてやりたいだけだ
 確かに短くうわべだけの幸せもある…それでもいい…」
「何を言ってるの?!私が生きようが死のうがあなたに関係ない…だって…
 私はあなたを愛していない!」
「構わない…全て私が望んだことだ…霊灯は渡せない…恨むなら私を恨め…
 長旅をして探す必要はない、私はここにいる、殺すのは簡単だ
 小川には私がついている、どうなろうと一緒にいるよ…ただ霊灯だけは渡せぬ…」
すると九雲は意識を失った。

覃川は深手を負った九雲を抱きしめながら、その愛情に心が揺れた。
霊灯を使えば魂が霧散し、永遠に苦しむことになる。
確かに身寄りのない普通の娘である覃川が苦しむ必要はないのだろう。
しかし覃川になる前は驪国の帝女だったのも事実、帝女にとっては大きな意味があった。
「もう2度と…苦しませない…」
九雲は意識を失いながらも涙を流し、うわごとで覃川を心配していた。
…九雲、何度も何度も私の命を救ってくれた、小川は恩知らずじゃないわ
…霊灯のことは怪我が治るまで待つから



一方、左相国は紫辰に思わぬ贈り物を渡していた。
「分かっておる、それはお前の大切な物なんだろう?だから取り戻した」
木箱には手放したはずの燕燕(エンエン)との思い出、玉のかんざしが入っていた。
感激する紫辰だったが、左相国はそれとなく燕燕の消息を聞き出そうとする。
「あれから会ったか?元気だったか?」
左相国は驪国が滅んだ後に後悔したと吐露し、両国の紛争に幼い公主まで巻き込んでしまったと反省した。
しかし父の思惑に気付いた紫辰は黙ってかんざしを箱に戻してしまう。
「失明してから公主には会っていません」

九雲が目を覚ますと、宿に戻っていた。
枕元では覃川が居眠りしている。
安堵した九雲はそっと覃川のおでこに口づけしようとしたが、急に覃川が目を覚まして頭を上げた。
「(ガツン!)うっ!」
「(はっ!)どうしたの?大丈夫?」
「小川、どこにも行かないでくれ」
「行かないわ、ここで看病する」
九雲は涙を拭うと、またいつもの傲慢な仙人に戻った。

紫辰は人が変わったように優しくなった父に困惑していた。
そこで玄珠に父から燕燕のことを聞かれたが教えなかったと話す。
「何か裏があると感じる、玄珠?誰かに聞かれても燕燕や香取山のことを話さないでくれ」
しかし2人の話を密偵が聞いていた。

九雲は覃川と幸せな時間を過ごした。
しかしある夜、気を巡らせていると、再び国師が放った黒煙のせいで封印がうごめきはじめる。
九雲は不穏な動きを察知しながら、それでも甲斐甲斐しく尽くしてくれる覃川の姿に目を細めた。

そんなある日、沐浴していた九雲は覃川に着替えを頼んだ。
「持ってこないなら裸で出て行くぞ?!」
「あーもう分かった!メンドクセ〜ブツブツ」
すると覃川は偶然、九雲の衣の上にある巾着を見つける。
巾着が気になる覃川だったが、結局、中を確認せずに元に戻した。
「傅九雲!持って来たわよ?…傅九雲?!」
覃川は返事がないので湯殿に入ると、隠れていた九雲が突然、現れ、覃川を抱きしめて口づけした。



玄珠は夜食を届けに来たが、紫辰はどこか上の空だった。
「燕燕を探したいのね?」
「心配なんだ、まだ復讐するつもりなのでは…」
紫辰はあの無鉄砲さが気がかりだった。
香取山に潜入したのも、何か命懸けのことをするためだったのだろう。
しかし玄珠は例え燕燕を見つけ出せたとしても、今の紫辰には何もできないと現実を突きつけた。

九雲は覃川の夕食を楽しんでいた。
しかしなぜか覃川が口をつけていないと気づく。
九雲は何か企んでいると怪しんだが、覃川は料理くらいで九雲が満足するなら、この世も悪くないと思ったと笑った。
「ならば出ていかないんだな~」
すると覃川は黙ってうつむいてしまう。
「あの日の話は気にするな」
「…分かってる、私を引き留めたくて心にもない告白をしたのよね?
 本心じゃないことは知っているわ、仙人が人間を愛するわけないもの」
「本心だ…小川と食事ができて幸せだよ」

つづく


(  ̄꒳ ̄)気がつくと見入ってる、やっぱり上手いな~ルースー(←そればっかりw
そしてまたしても周深、だけど今回はエンディング曲が好き(^ꇴ^)





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最終更新日  2021.04.28 15:10:50
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