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マシュー・ボーン「白鳥の湖」ついに得チケ出ちゃいました~http://mars.eplus.co.jp/ss/kougyou/stoku.asp?kc=003355&ks=27&os=475
2005年03月31日
チェルシーのモウリーニョ監督Jose Mario Santos Mourinho かっこいいですねえ~すごいヴィジュアル系だよね~http://3peace.tv/i-ps/pc/coach.php?c=7CL,ミランVSインテルシェフチェンコが復帰するらしいです!
2005年03月31日
あす朝のNHKの番組でスワンレイク関連の放送があるようです。詳しくはBunkamuraのスワンレイクサイトへ。http://www.bunkamura.co.jp/orchard/event/swanlake/index.html
2005年03月31日
「愛と幻想のシルフィード」公式サイト「英国通信」に舞台映像UP!http://www.la-sylphide.info/ブルノンヴィル版、ひっぱり出して見なくては。ボーンのインタビュー、"tragic" と言う時のボーンのうれしそうな表情ったら。怖ろしいやっちゃ~
2005年03月30日
映画『赤い靴』Movie: Red Shoes [出演]モイラ・シアラー(ヴィクトリア・ペイジ) アントン・ウォルブルック(ボリス・レルモントフ) マリウス・ゴーリング(ジュリアン・クラスター) レオニード・マシーン(リュボフ) リュドミラ・チェリーナ(ボロンスカヤ) ロバート・ヘルプマン(ボレスラフスキー)他[製作&脚本&監督]マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー[音楽]ブライアン・イーズデル 約2時間11分
2005年03月29日
youさま、いろいろありがとうございます。服部君公演、梅芸サイトにe+ の先行販売のお知らせ出ました。http://mars.eplus.co.jp/ss/kougyou/matome.asp?kc=012495
2005年03月29日
コミック、山岸涼子先生の「舞姫 テレプシコーラ」第7巻、買いましたー。
2005年03月28日
4月のWOWOWコリン・ファレルの「フォーン・ブース」が4月3日(日)に登場。監督は「オペラ座の怪人」のジョエル・シュマッカー。クラシコ、レアルVSバルサが4月9、OR 10日。ラッセル・クロウの「マスター・アンド・コマンダー」4月24日(日)に登場。ジム・キャリーの「ブルース・オールマイティー」、4月17日(日)に登場。よっしーさまの大好きな「ラブ・アクチュアリー」4月17日(日)に登場。ステージ情報番組「プルミエール」は4月から初回水曜夜の放送に。4月は毎週土曜朝、ミュージカル映画を特集。「回転木馬」「最高にしあわせ」「ハロー・ドーリー!」「スター」「サウンド・オブ・ミュージック」が登場。
2005年03月26日
youさま、ご覧になりましたか?なんという幸せ!なんという感動。ダンマガ5月号(本日発売)サーシャづくしです!ハンブルク・バレエ特集、わかってらっしゃるよん。騒いでたら娘にフォークで刺されそうになった。マチューガニオのルグリとのリハーサルシーン。愛と幻想のシルフィード、ステージ写真スワンレイクのホセ、ニール、首藤さんの「R&J」連載、「踊る男たち」は首藤さんアダムの「危険な関係」瀬戸さんの写真だらけです。どうしちゃったの、今月号は・・怖いぐらいだ。http://www.shinshokan.co.jp/dance/dance-index.html
2005年03月26日
第5回世界バレエ&モダンダンスコンクール7月9日 愛知万博でオープニング・ガラ http://www.tokai-tv.com/event/bare_modan/7月10日 スーパーガラ公演「メダリストたちの競演」 吉田都 ザハロワ ゼレンスキー ラカッラ ウヴァーロフ http://www.tokai-tv.com/event/bare_modan/02.html
2005年03月25日
4月29日~5月1日、シルヴィ・ギエム「愛の物語」Aプロ、東京バレエ団『真夏の夜の夢』キャストが決定!http://www.nbs.or.jp/news/detail.php?id=186私は、古川さんと小出さんが見られる日ですわ。もう春なのねえ。早いこと。
2005年03月25日
★Bunkamura サイトに首藤さんの動画UPされました。 激うれしいです~ http://www.bunkamura.co.jp/orchard/event/swanlake/syuto.html スワンクバーの前の踊り、見てみてーすてきでしょう。 2幕のジェイスンとのPDD,すばらしいでしょう… ホセもお願いしますだ Bunkamuraさま…★Bunkamura サイトにジェイスンとクリストファーのインタビュー映像がUPされました。クリストファー、かーわいい~ めっちゃ可愛い。KaTyさま、今頃大喜びですねーーー。でもさー、クリスって「ドラキュリア」?犬歯が長いぞ~(KaTyさま、Sorry!)http://www.bunkamura.co.jp/orchard/event/swanlake/interview_cast.html★スワンレイク、リピーター得チケが出ましたね。http://mars.eplus.co.jp/ss/kougyou/stoku.asp?kc=003355&ks=26&os=003★く~てんさんのサイトになんとジェイソン・パイパーのHPのアドレスが…! く~てんさんすごーーーい!
2005年03月25日
服部さんの、「R・Hatter 」詳細キター!http://www.umegei.com/s2005/hattori.html一般前売日 5月21日(土) なるほどなるほど、ふむふむ。1部と2部はがらっと違うのだね。これって「盤上の敵」のようにビデオ発売はあるのでしょうか?
2005年03月24日
zuzuさま~見ました。「ドラキュリア」。すごいおもしろかった~怖かったージェラルド・バトラーさん、もうめっちゃめちゃかっこよかったーー!美しいお顔を堪能~少し今よか?やせてますよね。若いし。今は体を作りすぎでがっちりしちゃったのかなあ…セクシーそのもの。あぁ、私も噛まれたい…(バカ)公式サイト http://www.asmik-ace.com/Draculea/キャスト ドラキュリア :ジェラード・バトラー ヴァン・ヘルシング :クリストファー・プラマー サイモン :ジョニー・リー・ミラー マリー :ジャスティン・ワデル ルーシー :コリーン・アン・フィッツパトリック ソリーナ :ジェニファー・エスポジト マーカス :オマー・エプス トリック :ショーン・パトリック・トーマス ナイトシェイド :ダニー・マスターソン
2005年03月24日
マーラー:大地の歌(リハーサル)Mahler:Lied von der Erde (Probe) [指揮]レナード・バーンスタイン[演奏]イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ) ルネ・コロ(テノール)[収録]1972年5月フレデリック・R.マン・オーディトリアム(デルアヴィヴ) 約1時間55分 2005年3月24日 クラシカジャパンで放送。 超ドアップでカメラを見つめて解説するバーンスタイン。すごく熱烈で陶酔しながら語りかける。銀髪がセクシー。なんて魅力的な人だろう、バーンスタイン。 バーンスタインのナルシステイックな解説パートとリハーサルシーン、本番の演奏シーンが入っている。 高名な歌手にも遠慮なく歌い方を指導する。そういえば絶頂期のホセ・カレーラスが頭にきて帰っちゃったこともあったなあー。 さすがバーンスタイン。 イスラエルフィルなのだが、ベルリンのコンマスのスタブラヴァの若い頃にそっくりな若者がいるけど、見間違いだろうか。
2005年03月24日
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」ワーグナー作曲 第1幕 0000~1:33.13 第2幕 1:33.13~2:42.28 第3幕 2:42.28~0500キャスト ハンス・ザクス、靴職人 :ジェイムズ・モリス(バス) ヴァルター、騎士 :ベン・ヘップナー(テノール) ポーグナー、金細工職人 :ルネ・パーペ(バス) エーファ、ポーグナーの娘 :カリタ・マッティラ(ソプラノ) マグダレーナ、エーファの乳母 :ジル・グローヴ(メゾ・ソプラノ) ベックメッサー、書記 :トーマス・アレン(バス) ダーフィット、マグダレーナの恋人:マシュー・ポレンザーニ(テノール) ほか (合唱)メトロポリタン歌劇場合唱団 (管弦楽)メトロポリタン歌劇場管弦楽団 (指揮)ジェームズ・レヴァイン 2001年12月8日 ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場におけるライヴ収録 2005年3月25日深夜 NHK BS2で放送 演出はオットー・シェンク ワーグナー歌いってどうしてこんな巨漢ばかりなん? ヴァルター、巨漢過ぎる。 ザクスはOK。 3幕、ザクスの仕事場、忍び込んできたベックメッサーの演技が笑える~ 2幕でダーフィトに殴られたのだ。ぎっくり腰かと思たよ。階段の手すりでマンドリン?ギター?を演奏する手付きが面白い。 3幕、ニュルンベルグの城門前、聖ヨハネ祭 マイスタージンガーの入場で思わず感涙。すごい! カルメンの闘牛士の入場シーンのようなすごい盛り上がりで、これがオペラの醍醐味です~ ほんとにすばらしい作品です。歌も合唱も音楽も言うまでもないが、すばらしい美術、演出、何よりデジタル映像の美しいこと。レヴァインのオペラは世界の至宝です。 ザックスのジェイムズ・モリスがすばらしい。この人は2006年のMETの来日公演で「ワルキューレ」に出ます。同じようにルネ・パーペは「ドン・ジョヴァンニ」に出ます。やっぱ3公演全部行かないと…。 2006年も大変そう~~
2005年03月23日
ドキュメンタリー『コンダクティング・マーラー』Mahler:Conducting Mahler [出演]サイモン・ラトル クラウディオ・アバド リッカルド・ムーティ ベルナルト・ハイティンク リッカルド・シャイー他[収録]1995年5月コンセルトヘボウ(アムステルダム)[制作]1995年 約1時間14分 2005年3月25日 クラシカジャパンで放送 ぜいたくな番組です。指揮者に語らせてマーラーの人生を浮き彫りにしようという…マニアックすぎて意味不明なところもありますけど…なにしろ選曲がマニアックだもん。第4番ハイティンクの語る第6番ラトルの語る第7番シャイーの語る第8番ラトルは顔を見てるだけで音楽だよーって。また思ってしまう。アバドは厳しそう~ オケに嫌われてそう。(イメージです)イタリア人のシャイーは大仰。ハイティンクは苦悩… 「ベルリン(BPO)は大きな音を出すのでびっくした。」 「ベルリンは男性的、ウィーンフィルは女性的」 「コンセルトヘボウは澄んだクリアーな音」 ハイティンクのベルリンのリハ、安永さん、スタブラヴァ、ゼーガースなどのお顔が。 「音は抑えていきましょう」 ベルリンの音はほんとに美しい。シャイー 第8番はアルマへの愛。唯一の「オペラ」 マーラーはコンプレックスを持っていたので、こんな曲を書いた。自分を大きく見せたかった。
2005年03月23日
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調Liszt: Klaviersonate h-Moll [ピアノ]ダニエル・バレンボイム[収録]1985年ヴァンフリート館、バイロイト 約36分2005年3月26日 クラシカジャパンで放送。
2005年03月22日
「ダンスの冒険者 ローラン・プティ」2005年3月にNHK BS hi-visionで放送された、ローラン・プティの密着番組。80歳ですよ。すごい。信じられないパワー。「ピンクフロイドバレエ」のマリ・アニエス・ジロとプティの会話。優しいプティ。オペラ座を案内するプティ。入り口、大階段、ステージ、リハーサル室。ステージのセットは「クラヴィーゴ」(わおー)クラヴィーゴのリハをする、ニコラ・ル・リッシュとクレールマリ・オスタ。ニコラはやはりすごい。ニコラの全幕が生で見たい!振り返りでジジ・ジャンメールとの「カルメン」現在のジジ・ジャンメールとプティ。「私の羽飾りのトリック」(1971)ブーグリヨン・サーカスシャンゼリゼ劇場…建築物紹介番組かい?ここはプティが「旅芸人」を発表した劇場だそうだ。「旅芸人」(1945)(映画)ベラールの美術、エディット・ピアフの歌。「デュークエリントンバレエ」ジャーーーズの世界。ラカッラ、ペッシュ、べランガール。こんな美しい映像あったのですね。すごい。この3人とプティのリハ。こんなの見ちゃうとエトワールガラへの未練が…!まじやばいよー。やっぱ行こうかな。プティのこれやらないのかな。サンマルタン運河。80歳なんだから階段二段ずつあがらなくても…。若いね、背筋もまっすぐ。「若者と死」(ヌレエフ、ジャンメール)フィルム、コクトー、美術:ベラールオペラ座の稽古場再度「クラヴィーゴ」リハ。マリー=アニエス・ジロ。指導するプティ。ジロのインタビュー。確かにジロ、大人っぽくなったなあー。2004年2月 東京「ピンクフロイドバレエ」舞台稽古ハナエモリでの衣裳合わせ。森英恵 ジロ、プティ菊地研のリハ。辻本知彦(ストリートダンサー)ドゥガラー、上野水香のパドドゥ、リハ。上野水香インタビュー。牧阿佐美バレエ団「ピンクフロイドバレエ」本番。以上。
2005年03月21日
きのうzuzuさまがおっしゃっていた、「世界を駆けるヒーローたち」首藤康之編、また見ました~ジェイスンとの2幕、王子と白鳥が踊るところのリハーサルシーン、後ろでビッグスワンが踊っている。アシュリー。リハ中で映りこんでいるダンサー。コーディ、サイモン・カレイスコス、ギャビン・パーサンド、あとわかりません、女性はエリザベス・ミシュラーと、カースティ・メイサー?ほんのちょび、なんだもーん。もっと見たい。前回と同じような禁断症状に陥るとは自分でも意外だ。マシューのほかの作品ではこうならなかった。なぜ?関係ないけど、服部君の「広人苑」を見直したら、やはりステグリくん、英語でしゃべってますよ。you さま。ステグリ君っていいよねー。あっというまにプリンシパルになるでしょうね。天性の明るさがある。
2005年03月21日
Georges Bizet "Carmen"Roberto Alagna as Don JoséConducted by Myung-Whun CHUNGオランジュ音楽祭 歌劇「カルメン」(ビゼー)ダイジェスト <出 演> カルメン : ベアトリス・ウリア・モンゾン ホセ : ロベルト・アラーニャ ミカエラ : ノラ・アンセレン エスカミーリョ : リドヴィク・デジエ 他 <合 唱> ニース歌劇場合唱団、ツーロン歌劇場合唱団 他 <管弦楽> フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 <指 揮> チョン・ミョンフン <収 録> 2004年8月3日 オランジュ古代劇場2005年3月20日 NHK教育 芸術劇場で放送ダイジェスト版なのが残念。紙芝居じゃないんだから…きっと完全版がBSで放送されるのでしょう。期待しています。アラーニャ、いつものごとく熱いね~マクヴィカー演出の「カルメン」を思い出しちゃう。あぁDamien!やはりBS-hi で4月に放送されるようです。画質はすごく良かったので期待できる(さすがNHK制作協力)。
2005年03月20日
このサイトの日記が3件まで書けるようになったのはいいのだが、それでもまだ足りないので「Sheva's Blog」を増設してしまいました。書き込んだ件ごとにリンクを貼れないと整理整頓できないので。お片づけが苦手なものでどうしたもんか試行錯誤中。
2005年03月19日
チャンピオンズリーグ、ベスト8(準々決勝)、いきなりミラン-インテル。何それーーーチェルシー VS バイエルンミュンヘンリヴァプール VS ユベントス。
2005年03月19日
2005年2月に都内で行われた、マニュエル・ルグリ ポストカードブック発売記念サイン会が、クラシカジャパン「クラシカHOTリポート-3月号」で3月18日 2400~初回放送されました。再放送もあります。ルグリのインタビューもあり。今後の放送の情報。ピアニスト、マキシムがクラシカジャパン「クラシカ TOP20」に出演。パックンと対談する。初回放送は5月6日。
2005年03月19日
サイモン・ラトル指揮の、ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2004、今晩NHKBS2で再放送されますねーー!きっときょうはラトルのしゃべった独語の訳がついているに違いない。再録画しなくてはです~ドイツ語訳ついていた。爆笑。ラトルさん、言葉に詰まると台本を見てしゃべるのだが、もう後半は英語も混じってきて、"famous English composer---" お客が笑い出す。ジョークになると英語。"little bit overtop"「カルミナ・ブラーナの後のアンコールにいったい何を演奏しろっていうんだよ!」肩をおおげさにすくめる。お客さん大笑い。
2005年03月18日
雑誌「バレリーナへの道」Vol.57 (文園社)¥1800やっときょう入手いたしました~(嬉)ハンブルク・バレエ熱さま、情報ありがとうございました。写真が白黒だったのが残念でしたが、写真も記事も充実。youさま、リアブコさんの「空を裂くような」ジャンプの写真見ましたです。しあわせ~ あのニジンスキーのあの危険な「倒立」まで!「教則本から抜け出した写真」のような5番ポジション… そうよね、そうよね。リハ写真にステグリ、オットー、ウルバン、服部、メグラビアン なんて豪華-レッスンは英語で行われるのですね。納得! インターナソナルですわね。じゃあみんな英語わかるんだー。youさま、またハンブルク行きたい熱が出そうですわ。
2005年03月18日
ローラン・プティ『マ・パヴロワ』Ma Pavlova (1986)[出演]ローラン・プティ ドミニク・カルフーニ デニス・ガニオ ルイジ・ボニーノ マチュー・ガニオ 国立マルセイユ・バレエ[振付]ローラン・プティ[音楽]サン=サーンス、ショパン、チャイコフスキー、マスネ他[制作]1987年、約1時間15分 2005年2月 クラシカ・ジャパンで放送びっくり~2~3歳の頃のマチュー・ガニオが母ちゃんの胸に抱かれて舞台に登場!この頃からエンターテイナー振りを発揮している。可愛い☆☆☆ミニ・アルルカンの扮装で。お宝映像とはこのことだ。ママがとろけそうな顔でいっしょに踊っているの。素だよ。子供は大人の思い通りには育たないものだが、マチューは稀有な例ですよね。すくすくそのまま…。パパとママのめっちゃすばらしいパドドゥもある。
2005年03月18日
いまさらですけど…goo で「オペラ座の怪人」映像が見れます。マスカレード、ポイント・オブ・ノーリターンなどhttp://movie.goo.ne.jp/special/opera/index.html
2005年03月17日
レヴァイン率いるメト、メトロポリタン・オペラが2006年6月に来日。演目はワーグナー「ワルキューレ」、ヴェルディ「椿姫」、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」。 JAPAN ARTS サイトにお知らせが。あかんなー またチケ入手病になりそう。ドミンゴ(ワルキューレ)にルネ・フレミング、演出はゼフィレッリだし(椿姫)。やっぱチケは争奪戦ですかね。今から心配。ラ・トラヴィアータはやっぱ行きたいかも~
2005年03月17日
今頃ですけど…ローラン・イレールさまは今シーズンで引退なのですか?激しく動揺。モーランだけではなく?無知蒙昧ですみません…
2005年03月17日
くーてんさま、ヘスス最新情報サンキューです!!!マッケンジーの「スワン・レイク」も見たいですぅ… Quote from Cleveland com. March, 2005 --- and Von Rothbart (Jesus Pastor) performs a dynamic solo that culminates with an audacious bolt onto the Prince's throne. --- audacious = 大胆な、ずうずうしい culminate = 頂点に達する bolt = 矢ところでサドラーズのスワンレイクパンフ(親切な方に見せていただいたのですが)に載っていたスワンレイクDVDの宣伝写真が、ヘススなのですよお~王子が(ベンライト)背中に抱きついているもの。ちょっとなつかしーです。タイムマシーンに乗りたいわ。トラックバックしてみます。ドキドキ!
2005年03月16日
e+ からメールで来た「愛と幻想のシルフィード」リハシーン。すてきです~ ウィル君、踊りまくってるじゃん。くるみみたい。これがいいんです。踊らないボーンは私は…。はよ見たい~ボーンもこんなに踊ってるのはない、と2幕に大自信でした!http://mars.eplus.co.jp/ss/kougyou/syosai.asp?kc=011731&ks=01「シルフ」はくるみメンバーが中心。くるみメンバー、PWWメンバー、スワンメンバー、それぞれカラーが違って、味のある New Adventures。くるみメンバーも捨てがたいぞー。ギエムの「愛~」のBプロ。ジョナサン・コープこないんですね。ギエムとのマノンの組み合わせもNBSサイトに出ました。http://www.nbs.or.jp/news/detail.php?id=184世界バレエフェス、リアブコさんとウルバンさんを呼んでくださいね。お願いします。演目はリアブコさんは「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」を入れてくださいね。あと2つはノイマイヤーのクラシック振付変更作品とコンテンポラリー作品で。ウルバンさんのパートナーはユルゲンセンさんでお願いします。(勝手に決めるなー)
2005年03月15日
スワン・ロスです~淋しい! きょうから人生が砂漠だ。 ホセ~ ニール~ ドミニク~ コーディ(w)~ アシュリー、ショーン、クリス(キーリー)、ニコラス、ピーター、レイン、 サミュエル、and etc etc そして日本の至宝、首藤王子殿。 Swans, 早く東京にまた飛来して! 中休みでこんなんじゃ、全部終わっちゃったらどうなるのでしょう。 キャストはせめて2、3時間前に発表してください。駆けつけようにも駆けつけられません。1H前はダメよ~ 僭越でございますが、どうぞお願いいたします。Bunkamuraさま! 皆様の貴重な書き込みをネタ別に保存させていただきたいと思っております。BBSはこの楽天のサイトの場合、80件ぐらいしか残らないので…作業が不手際で申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします。 訂正もしくは削除をご希望の方は遠慮なくおっしゃってください。下記を参照してください。 きょうの更新 Adam Cooper's Dangerous Liaisons Guest Review Matthew Bourne's Swan Lake in Japan Guest Review Neumeier and his Hamburg Ballet in Japan Guest Review The Phantom of the Opera Guest Review Musical Theatre Guest Review Drama Guest Review Happy Birthday, Damien!!! XXX Matthew Bourne's Swan Lake in Japan Guest Review 2今、だらだら、クラシカでやっている「エトワール」を久しぶりに見ていたら、いろいろ発見がありますね。今ハンブルク・バレエのセバスチャン・ティル、前はパリオペだったのですねえ。ラコット版の「ラ・シルフィード」も出てくるし、(ジョゼ~!)ルグリも鋭くリハしているではないですか。シアラヴォラもアッバニャートも映っている。ヤン・サイズがインタビューに答えている。Hamburg Ballet 6月前半までのスケジュール出ましたね。サーシャのマキューシオ見たいよおおおお…ウルバンのオデッセウスも…(ハンブルク・バレエ熱様、maddieさまありがとうございます!)
2005年03月14日
もうめっちゃめちゃ美しい「スワンレイクの」写真アルバム発見!カメラマン、ロイ・タンさんのサイト。http://www.tanphotos.co.uk/hp18.htmクリックしたらどんどん別の写真に飛ぶようになっている。Wow-- Incredibly beautiful pictures. Breathtakin'--Highland Fling もありまっせ。もうアートですなあ~これはもうどっかに既出ですけど、Ballet.coのスワンインタビュー。http://www.ballet.co.uk/magazines/yr_05/jan05/interview_tirado_westmoreland_piper_marney.htm
2005年03月13日
Neumeier Illusions Like Swan Lake Part 4 -Act 2-N:僕がいくら しようとこの2幕は劇中劇(theatre in theatre)シーグフリート、(ノイマイヤーの発音)はキャラクタリスティックでもちろん金髪。衣装は王が幽閉された時に着ていたブルーの衣装に大変よく似ている。ここで王は信じられない出来事を眼にする。一羽のスワンが美しい人間に姿を変えたのだ。(アンナ・ポリカルポヴァ)王は強い反応を示す。(S;椅子から立ち上がる)これは完璧にアーティフィシャルなもの。芸術作品のようで、人間ではない。王はたちまち魅了され、次第に恋に落ちていく。王が舞台に足を踏み入れても劇は続いていく。ジークフリートはみなが期待するとおりの、このバレエで果たすべきノーマルなリアクションを示す。「スワン・レイク」のオリジナルの振付はどんなだったかとは、よく言われることであるが、我々は本当にそれを知っているとは言いがたいと私は思う。当時のドキュメントが再構築できるほど明瞭でないからだ。それに主要なステイティックス(?)が変わっていて、我々が眼にしているものは19世紀の終わりごろに上演されていたものとはアナトミカリー(=anatomical)には違うものだ。だから語れるのは伝統についてだけだと思う。セント・ピーターズバーグのマリインスキー劇場やモスクワのボリショイ劇場やロンドンのロイヤルバレエでは残されていた(=preserve)伝統。このバレエがどう踊られるべきか、受け継がれてきた。たとえばスワンクイーンがプリンスと話すパントマイムのシーンだ。これはとても美しい、言わばサイン・ラングリッジで、イギリスの伝統だ。これはロシアがソビエトであった時代に失われたものだ。なぜなら彼らは作品の退廃的な(=decadent)デカダントな要素を捨てて、単純な動きに置き換えたかったからだ。もっとわかりやすい言葉で置き換えるべきですね、--- 彼らはアーティフィシャル(作り物)っぽいジェスチャーを捨てて、もっとリアリスティックな形のパントマイムにしたかった。ここで強調しておきたいのは、この舞台上で展開されているのは、ほんとのドラマじゃないということです。我々のフィルムの中でのほんとのドラマはキングのこの(バレエ)パフォーマンスとの関係性なのです。S:ノイマイヤーが初めてアメリカで見たスワンレイクの話を語る。S:プリンセスナタリアがアレクサンダー伯爵に案内されてこの秘密の劇場に入ってくる。彼女は王を理解するために来た。そこで眼にしてしまう。スワンクイーンと踊るキングの姿を。パントマイム"Prince Siegfried, please, please don't shoot my girlfriends, my swans."パントマイムを解説するノイマイヤー。「私はあなたのスワンは二度と撃ちません」「ありがとう」(中略)N:(2幕のスワンたちの群舞を見ながら)もちろん、この馴染み深いダンスの振付が何であるかを語ることは難しい。どのバレエ団のヴァージョンもよく似ている。よく調べて見るとタイミングとか、音楽性とか、腕の動きとか、かなり違いが細部(subtle = 微妙な)においてあるのだが。私は今日(こんにち)のクラシックバレエに携わる振付家の仕事は、私が思うに、バレエがどのようにものになるのか、自分の選択、自分のテイスト(好み)をまっとうすることなのではないか。どんな可能性でもある。その振付家がわれわれ観客に何を見せたいのか。それは振付家の選択とテイストにかかっている。「白鳥の湖」の2幕や、「ジゼル」の2幕や、アシュトンの「リーズ(の結婚)」、「眠れる森の美女」において振付家の選ぶタイミングなのだ。さて、我々は言ってみれば中核の部分に達した。あらゆる「スワンレイク」において有名なスワンプリンセス、オデットと王子のパドドゥだ。これはバレエの歴史においてかなり重要な瞬間だ。なぜなら我々は最初にパントマイムを見ましたね。サイン・ラングリッジを用いて、「私は白鳥の女王です。」涙を流し、湖を指差す。ゆりかごの動作をして母親を表す、しかし、このもっとも有名な白鳥と王子のパドドゥもうこれにはパントマイムは必要ないのです。なぜならこのすばらしい、純粋なダンス作品の振付を通して、愛、状況、感情の高まり、それらはまったく明快で、ひとつのものとなっているのです。動き、感情、緊張、欲望、意味が。このいわゆるパドドゥに関しておもしろいのは、私がさきほど説明したモンテカルロのバレエの祭典で上演されたオリジナルヴァージョンでは、男2人で始まるということです。伝統的なスワンレイクでは、王子はいつもべノーという友達といっしょにいるのです。ある意味、私はグラフ・アレクサンダー、アレクサンダー伯爵のアイディアをここから思いつきました。1幕では王子はある種信頼感を持っている。この信頼しあっている(=confide)親友がいる。そしてこのパドドゥで私たちはショッキングなものを見る。王がバレエをただ見て感じているだけでなく、その舞台に入り込んでいく。その瞬間を見ると、DVDを巻き戻してくれればわかるのだが、コールドバレエが止まってしまう。何か変なことを王がしているのだということがそれでわかるが、やらせるほかはない。彼は王なのだから。彼がやりたいことはスワン・プリンセスのイメージとのダンス。彼女は人間的でなく純粋に白い。非現実で美しい。だからこそ、彼女が非現実だからこそ、王は愛せるのだ。これは人々が映画や本のキャラクターに恋するのといっしょだ。実際にルートヴィヒはワーグナーのオペラのキャラクターに魅了されたのだったが、ここでは、彼は自分の個人的なパフォーマンスのために舞台に踏み込んでいく。現実と幻想との奇妙な融合を目の当たりにする。私が思うに、私にとっては、これは、コンテンポラリー(現代)の振付家がこのスワンレイクのようなすばらしいクラシック作品にアプローチすることが可能であると決意した瞬間だった。私はできたと信じている。私がバレエの中心的なシーンをどう踊るか定義する時に、(define= 定義する)ボリショイ・バレエやセント・ピーターズバーグでどうやってるかビデオを見て、ステップを教える前に、もっとも私が知っておくべき重要なのはなぜ、彼らがそうやっているのか、そのステップの背後にあるものは何か、そのステップが最初にそう創作されたのは何が理由なのかだ。私が思うに、基本的に、オリジナル版の台本(=libretto)のすべてのアイディアはピーター・チャイコフスキーの音楽の中にある。間違いない。それは到達できない愛、成就できない愛というアイディアで、この作品の悲劇たるゆえんだ。それは同時にチャイコフスキーの人生の悲劇であり、ルートヴィヒ2世の人生の悲劇でもあると思う。そしてすべてが合わさってこそ、私がこのヴァージョンを製作できたのだ。翻訳し、歴史的な人物像を参照し、チャイコフスキーの信じがたいほどすばらしい音楽を用いて。1幕の最後の王のナタリア姫とのパドドゥを思い出すと、彼の不安定さ(=insecurity)、彼の愛への渇望、何かを感じているある種の渇望、それらはこのパドドゥではまったく異なっている。伝統的なダンスにおいては、彼の感情は明らかだ。あけっぴろげに感情をあらわにする、なぜなら彼は強い存在だからだ。(群舞についての解説、アレクサンドラ・ダニロバが教えてくれたこと、)(ポリカルポヴァについて)オデット姫を踊っているアンナ・ポリカルポヴァはマリインスキー劇場のワガノワバレエスクールでバレエを習った。彼女はそこのすばらしい組織の典型的な作品と言える。特に上体の腕の動き。すばらしくスワンプリンセスとして西側社会各国でも受け入れられている動き、美しく、言ってみれば、ロシアのクオリティー、コーディネーションが彼女の腕にある。それはその学校のおかげなのだ。しかし彼女は長年ハンブルク・バレエのメンバーだ。でも、おかげさまで、我々が変えない確かなものがそこにあるのだ。(オデットと王のパドドゥが終わり、傷ついたナタリア姫は退場する。)ナタリアは経緯をじっとあまさず見ていた。しかし後に我々は、彼女は帰った後もちゃんと宿題をしていたのだと知ることになる。(四羽の白鳥の踊り)いつもショッキングだと思っていたのは、もっとも記憶に残るパドドゥの後にチャイコフスキー、イワノフがこの四羽の白鳥を持ってきたことだ。もちろん大衆の好む踊りだ。コールドバレエの若い女性たちの一体となった正確なすばやい動きで技巧を披露する踊り。…あのパドドゥのあとの冷たいシャワーだと解していた。---しばしば微妙な、しばしば大きな違いが見受けられるが、あらゆる大きなバレエ団の確実な(=authentic)演目であるだろう。(二羽の大きな白鳥の踊り)----ジャンプの技巧、エネルギッシュな の披露。この映画では、ただ客席に座って見ているだけではないよう、カメラを用いて違うダイナミックなイメージを、見せている。(オデットのソロ)さて、非常に有名なオデットのソロだ。難しい、超絶技巧、ゆっくり、それだけでなく、何か感情的なもの、シチュエイション、女性の、彼女の感情、彼女の望み、ジャンプに翻訳してイメージはこの動きをするのは何を考えているからか教える、とてもドラマティックなものを。典型的な、強調したい、マネージュ、サークル、デモンストレート、感情的な特別なクライマックスだ。グループダンス、四羽のダンス、二羽のダンス、「白鳥の湖」において、スワンのスカートはどのくらい長くあるべきか、という問題がある。元々は、チュチュは、バレエのスカートは比較的長かった。そしてかなり大きなシェイプだった。前世紀の中頃にはロシアでは短いチュチュになった。ユルゲン・ローズと私は復元しようと決めた。その頃のバレエのチュチュの長さに1890年代頃のものに。これらのキャラクターは劇中劇の登場人物なのだと分からせるためだ。そしてまた王は舞台に入っている。王は突然、完全に幻想の白鳥の湖のジークフリート王子になってしまった。有名なキャラクター、王は完全に飲み込まれた。彼はオデットに反応する。彼は「あなたを愛しています。あなたと結婚します」と結婚指輪をする指を指差す。ロースバルト彼が、オデットをスワンプリンセスに変えた。時間切れが迫っている。今や、彼女白鳥の姿に戻らねばならない。王は何もできない。悪の力が強い。そして王は完全に劇場と幻想の区別がつかなくなった。 <第3幕解説に続く>
2005年03月13日
きのうのスワンレイク、ソワレージェイスンと首藤さんの公演の模様はカーチャ様の「スオミの散歩道」→寄り道へ→BBS NEO に詳細が載っています~ カーチャさま、ありがとうございます! ネーミングに笑ろた!しかし…病気再発!花粉症も再発したけど、スワンレイク病もしっかり再発!きのうのホセでもうだめ。なおみさま、お仲間です。きょうはボーンのサントラ版聴きまくり。しかし蛾のバレエはリアブコの幻想白鳥のすばらしい1幕のダンスがよぎっちゃって…ハンガリーの女王との「ロシアの踊り」、これも昨日見ていて、リアブコ、シルヴィアの幻想白鳥がよぎりまくり。しかしホセ・首藤コンビ見たい。クラシカルダンスの究極同士のダンスが見たい、どうか東京公演でお願いします。首藤さんのリフトは振付変えていいですから--。きょうはホセの出る「KAZAHANA」がNHK芸術劇場で2251から放送されます。againさま、情報ありがとうございます!
2005年03月13日
第3幕王宮での舞踏会に次々にやってくるセレブたち。スペインのエスコートが幼年の王子、サイモンだったのでびっくり。スパニッシュダンサーが足りないのだろうか。スパニッシュダンサーを踊れるショーンとコーディがそっちに回ったのか。きょうもイタリアンエスコートはアシュリー。ハンガリーエスコートはレイン。客たちが入場し、ニール王子は1幕とは別人になっている。笑みを浮かべ穏やかだ。うれしそう。宮廷のダンスが始まる。センターはイタリアンエスコートカップル。しっかしニール王子はGFにはすごい冷たい!女王に紹介する時の冷たい仕種。ストレンジャーが現れる。ストレンジャーの振付のオリジナル度もすごかった。ストレンジャーは酒をあおると、女王のところへ戻ろうとする。あくまでも目的は女王。そこにハンガリーの王女がモーションをかけてくる。むちのダンス。ハンガリーの次は友近…じゃなくて、エリザベス・ミシュラー、ドイツの王女。でかい女性。でもホセとじゃ釣り合っていた。ホセ190センチだものね。ダンサーとサッカー選手の共通点。背が高いがあまりにも細いためにあまりでかく感じないのだよねー。3番目はルーマニアの王女、エマ・バウン。王子が介入しようとすると、ストレンジャーはひとりで踊りだす。ホセのソロ。オリジナル!の4回転ピルエット。グランジュテが美しい。最後に腰をくねっとしてから女王のテーブルに向かってシェネするのだが、「くねっ」がホセはおとなしめ。ヘススはエローくやっていたが。ホセのストレンジャーはけっこうノーブルなのよね。最後にテーブルに乗るところは足が長すぎて飛び乗る、というより、そのまま座る。女王が退出し、スペインの王女が手をパンパンパン、と3回叩いてスペインの踊り。サイモン・カライスコスがエスコート。ナポリの踊り。アシュリーとホセの関係性も進化していて、アシュリーとカースティが踊っている時、テーブルに座ったままだったホセがテーブルから降りてきて接近する。ねめつけるアシュリー。ふん、と興味なさそうにテーブルに戻るホセ。アシュリーの「勝ったね」ってのがまたおかしかった。アシュリーもだんだんいろんなこと追加してくる。きょうは更に追加でホセにガンつけていたー。そんなこんなでチャルダーシュ。ホセの相手はソフィアで、ニールの相手はメリアム。前回も書いたがメリアムうまーい! 体の反らしとか、美しい。叙情ある踊りもうまそう。女王が戻ってきて、「今度は私と踊ってもらうわよ。ストレンジャーさん。」ここのホセ、涙だらー。すばらしいダンス!最初の女王の横での鋭いジャンプ。ウツクシー。これを見るだけでもお金を払う価値がある。そして! 付け加えていた回転を。女王を舞台上手でホールドするために近付く前で中央で1回転オリジナル。もう絶好調。自信にあふれていてどこまでも進化していきそう。あのヘススのように。王子とのタンゴ! いや、美しい。顔にタバコを塗った後のダンス。パシーン、パシーンと革のズボンを打ち鳴らす。キレがあって、ちゃんと2幕とつながっている。つまり2幕のソロのダンスと同じ振付で、しかも違う性格であることを踊って表さなくてはならないところなのだ。王子を狂気に追い込む大事なところなのだ。「おまえの好きな白鳥はこの俺だ。俺はお前がだいっ嫌いだけどな!」ニール王子は腕をねじ上げられ、嘲笑される。フットライト来たーー!!そこで女性たちの踊り。黒鳥の32回転の音楽での男女の群舞。いやーホセ、美しい。テーブル越えも余裕。王子が壊れて乱入。GF死亡。王子を拳銃で張り倒すホセの動作が弱々しく劇くさい。ホセは演技はまだまだ勉強中って感じか。それともホセが優しすぎるのか。3幕了4幕かわいそうなニール王子。ベッドから這い出す白鳥たち。クリスがいるよー。ショーンがいないよ。センターはニコラス、ドミニク、???左サイド手前 コーディ 左サイド奥 ピーター 右サイド奥前 アダム 右サイド奥 クリス、アシュリー白鳥がいなくなると王子が目覚める。ここのダンス、違った! 手を奇妙なもののように眺めていた。スコット・アンブラーがやったような手が勝手に動く、という強迫神経症のように手をこねくり回す、というのはやってなかった。そして腕がねじあげられる(さきほどのストレンジャーの侮辱の再現)はやっていた。だから首藤さんのはスーパーオリジナルだよーん、やっぱり。ベッドから白鳥が出てくる。やっぱホセスワンは優しい。最初はとっつきにくいけど、慣れるとすごくなつくー!ニール王子、白鳥が死んだら大泣き。涙だらだら、口を大きく開けて何事か叫んでいるのか泣いているのかのようなすごい演技。すごい、ほんとすごい。お客さんは打ちのめされたと思う。ペトルーシュカを見ているリアブコのニジンスキーもこうだったのよねー(脱線)。そしてすごいのは最後ベッドの上で白鳥がいなくなってから死ぬ前に笑顔になるの。にこーって。白鳥が迎えに来たんだね。そしてばたっと倒れる。幕切れあのねー、ニールの王子はもう行きすぎちゃってるね。観客は胸をつかまれ、沈黙させられる。甘ーい同情の涙ではない。暗澹とした涙だ。「よかったねー」というより「すごかったね」という感想になる。そう、あのノイマイヤーの「ニジンスキー」のように。カーテンコール。ニールがはじけちゃって大変。めずらしい。スワンに抱きつき、女王に抱きつき、手を振ってバイバーイ!カーテンが下りると腰を折って手を振っていた。以前のニールでは考えられない。ちょっと無理している?ゆっくり休んでください。ホセは対照的に恥ずかしいのか手振らないんです~お疲れさまです~ ほんとにありがとう!
2005年03月12日
マシュー・ボーンの「白鳥の湖」2005年3月12日 マチネ 東京・渋谷 Bunkamuraオーチャードホール※ネタバレしていますので、ご注意ください。The Swan/The Stranger :ホセ・ティラードThe Prince :ニール・ウエストモーランド女王:キャンディス・エヴァンス執事:アラン・モーズリーガールフレンド:ソフィア・ハードリー幼年の王子:サイモン・カレイスコススペインのエスコート;サイモン・カレイスコスイタリアのエスコート:アシュリー・ベインアンサンブル(2幕) 1、コーディ・チョイ … 白鳥(Cygnets)(四羽の白鳥) 2、アダム・ルサフォード … 白鳥(Cygnets)(四羽の白鳥) 3、ベン・ディクスン … 白鳥(Cygnets) 4、ショーン・ウォルターズ … 白鳥(Cygnets)(四羽の白鳥) 5、ドミニク・ノース … 白鳥(Medium Swans)(四羽の白鳥) 6、ヘンドリック・ジャニュアリー … 白鳥(Medium Swans) 7、インラッド・ティンバーレイク … 白鳥(Medium Swans) 8、ニコラス・カフェツァキス … 白鳥(Medium Swans) (大きい四羽の白鳥の踊り) 9、サイモン・ハンフリー … 白鳥(Medium Swans) 10、ディビッド・リース … 白鳥(Medium Swans) 11、サミュエル・プラント … 白鳥(Medium Swans) (キャスト表にない) 12、ピーター・ファーネス … 白鳥(Big Swan)(大きい四羽の白鳥の踊り) 13、レイン・ド・ライ・バレット … 白鳥(Big Swan)(大きい四羽の白鳥の踊り) 14、アシュリー・ベイン … 白鳥(Big Swan)・イタリアのエスコート(大きい四羽の白鳥の踊り) 15、クリス・キーリー … 白鳥(Big Swan) アンサンブル(1・3幕) 1、コーディ・チョイ … スパニッシュダンサー 2、アダム・ルサフォード … スパニッシュダンサー 3、ベン・ディクスン … スパニッシュダンサー 4、ショーン・ウォルターズ … ジョー・オートン・スパニッシュダンサー 5、サミュエル・プラント … Kray(クレイブラザーズ)・テレビ司会者・スパニッシュダンサー 6、ヘンドリック・ジャニュアリー … ドアマン・スペインの踊り 7、インラッド・ティンバーレイク … ヒモ(アフロ男)・モナコのエスコート 8、ニコラス・カフェツァキス … 女王のエスコート・水兵・スパニッシュダンサー 9、ドミニク・ノース … クラブオーナー・ルーマニアのエスコート 10、ディビッド・リース … Cheeky Chap・ポップアイドル・フランスのエスコート 11、ピーター・ファーネス … 服装倒錯者・ドイツのエスコート 12、レイン・ド・ライ・バレット … ソーホーパパラッチ・ハンガリーのエスコート 13、アシュリー・ベイン … イタリアのエスコート 14、クリス・キーリー … Kray(クレイブラザーズ)プレス 15、サイモン・ハンフリー … ??? 女性 1、メリアム・ポーリアン … メイド・フランスの王女・蛾の乙女・パーティガール 2、エマ・バウン … メイド・ルーマニアの王女・蝶の精・パーティガール 3、トレイシー・ブラッドリー … メイド・スペインの王女・森の化け物の従者・ファンダンサー 4、ローリアン・ディルトィユ… メイド・ハンガリーの王女・蛾の精・ジューン 5、エリザベス・ミシュラー … メイド・ドイツの王女・蝶の精・ホステス 6、カースティ・メイサー … メイド・イタリアの王女・森の化け物の従者・ホステス 7、ヘザー・レジス・ダンカン … メイド・モナコの王女・蛾の精・かわいこちゃん 8、ローリアン・ディルトィユ … バッグレディ?きょうスワンレイク マチネー!ホセ・ホセ・ホセ! きょうはホセ・デーでした。きょうのホセはぜんぜん2日目に見たホセと違ってすごく柔らかかった。進化していた。すばらしかった。神が宿っていた。(言っちゃった、カーチャさん。)スワンの踊りがもうもうほんとすばらしい。あと100回見たい。すべての軌跡を眼に焼き付けたい。アダムみたいなんて言ってごめんなさい。アダムじゃなかった。ホセだった~!!ストレンジャーも余裕たっぷりで、ヘススのように回転を付け加えていた。さすがあー。ホセとかヘススクラスだと、あのスタンダードな振り付けにいくらでも超絶技巧を入れられるだろう。きょうのストレンジャーの3回転ピルエットは4回転していた(気がした)。アンヘルなら調子こいて6回、回ると思います。アンサンブルは総力戦。配られたものと違う人も出ていたし。いろんな役が通常といれかわっていました。例えば幼年の王子が、スペインのエスコートを踊り、女王のエスコート(ニック)がビッグスワンも踊った。クリスがビッグスワンだったのに踊ってなくて、4幕の群舞にはクリスがいた。ショーンは14羽の4幕の群舞にいなかった。ショーンはジョー・オートンとスペインのダンサー、スワンも2幕はやっていた。サミュエル・プラント名前が出てないのにいた。きょう発見したが中スワンのドミニク、めっちゃかわいー!四羽の白鳥の時、(配られたのでは順番で言えばベンなのでベンなのか? 自信ない)メイクし忘れか?ってぐらい素で可愛かったー1幕きょうのニールはすごく最初からかなり落ち込んでいるプリンスだった。最初に登場して手を振るところから、もうつまらない、という表情。退屈というのではなくて、かなりローテンション! ガールフレンドに最初に会ったときも反応薄(うす)! 「でもまあそんなに言うならちょっとつきあってやってもいいか、どうせつまんないだろうけど。」…というノリ。ここ首藤さんはおもいっきり目をきらきらさせてGFに対していたのに。そして蛾のバレエではますますGFに冷(つめた)!PrinceYasuはGFに親切にしてあげようとしていたが、ニール王子は女王の邪魔にならないようパンフをとってあげたり。GFがおかしを女王に差し出すとお菓子を思い切り押さえる。結局女王の機嫌の方が大事なニール王子。またこの氷の瞳が似合うのよねー。女王のエスコートニックはきょうも丁寧にパンフのほこりを払っていた。蛾の乙女はメリアム、きこりはサイモン。王子の私室。いらいらしながら上着を脱ぎ捨てるニール王子。ニール王子さー、ほんとどんどん役作りが深まっていくよね。もうほとんどストレートプレイよ。鏡を見つめると鏡の女王の姿が映りびくっとする。女王とのダンスもほとんどもうダンスじゃなくてストレートプレイ。スワンク・バーニール王子はほんとスワンクバーで浮いてる。自分ひとり出したくないロイヤルのオーラを出してしまっている。いわく、近寄りがたいという。ほかのお馬鹿な漫画のようなキャラたちに紛れ込んだ人間。すごく哀れ。だんだん酔っ払ってカウンターで飲みつづける。ジョー・オートン、首藤さんの時はじっと見てたのに、中央に離れていった。ニール王子はジョー・オートンをも寄せ付けない。酔っ払ってGFにキスしようとするが拒否される。そしてバーの前でのソロ。ここで王子のすすり泣く声が聞え始めた。入ってます。絶望の中にスワンの姿を見る王子。手を伸ばす。少し微笑みが浮かぶ。やがて笑顔いっぱいになる。2日目に見たときとも異なる演技。演技も一期一会なのね。ニール。公園にやってきて、遺書を書く。左利き。遺書をさかさまに留めないでね、ニール。笑えた。ザ・スワンの出現。いやーもう書けないよ。すばらしすぎて。ホセ・スワン。力強く、しなやかで、美しい。ポール・ド・ブラが美しい。まさにこれが王子の理想そのものだ。そしてすごく動物なの。ホセ・スワンは動物。人間じゃない。人間でなくなっている!! 本能で、匂いで動いている。ムーヴメントが抑制が効いている。王子はたまらず踊りだす。ここ、ニール王子うまかったよ。王子は白鳥を真似して同じ踊りをワン・テンポ遅れて踊るのだ。そしてパを、3回ぐらい踊っているとホセが「何さらしてんじゃー」と思いっきりはたく。自然の反撃。あいた~ ニール倒れる。白鳥が上手に逃げると、ニール王子は追って走る。白鳥たちが出てくる。ビッグスワン、スモールスワン、ミディアムスワンA,B。ごめん段取り書きます。ロットバルトのファンファーレでザ・スワン2度目の登場。舞台奥から2,3歩出てきてグラン・ジュテ~! わあああ… 小さいジュテ2回。そしてばたばたと羽根を振って急停車。スワンたちが次々に飛来し群れのリーダーの後ろに固まる。そしてゆーらゆら、揺れ始める。リーダーが動くと群れが崩れ、ザ・スワンを追った王子を思い切りはたいてまた舞台の奥に行ってしまうホセスワン。そこでアラベスク。照明当たってないよー。いっつもだけど。いいんか?そしてスワンたちが次々に現れ、王子を威嚇する。王子はついに捕獲されつつき殺されそうになる。ここでリーダが出てきて群れは静止する。ここって伝統版白鳥の湖ぽいのよねー。群舞が身をのけぞらせて静止するところが。ザ・スワンは舞台の前に進み出てくる。王子を救う。そして王子とスワンは踊り始める。この時のニール王子のうれしそうな顔ったら!満面に笑みをたたえて白い歯がこぼれている。群舞。デュエット。群舞。ハープのメロディ。ザ・スワンのソロ。上手からザ・スワンが後ろ向きに出てくる。アダージョ。美しい。すばらしい。魅入られたように見つめる王子。(でもごめんここだけはニールを見ていられない)パ・ド・シャ、美しい。ヴァイオリン、テンポが速くなり、ザ・スワンに誘われて王子がデュエットを踊りだす。小さい白鳥。キャスト表では、アダム、ベン、ショーン、コーディだが、アダム、ドミニク、ショーン、コーディだったようだが… 自信ないけど、とにかく左の前のスワン、めちゃ可愛い。ドミニクですよね?ここでスワンのソロなのだが、なんと!舞台上手奥からスワンが一羽出てきて舞台に後ろ向きに座った。あれ? 間違い? スワンは上手に消えた。と、袖から大きな笑い声だか?が聞こえたのでやはりミスだったのだろう。そして下手奥からホセスワンが出てきて舞台を横切り、定位置へ。これがまたすっばらしかったのよ。ホセのアラベスク・パンシェ。こんな振付なかった! オリジナルでしかも美しい!ビッグ・スワン。キャスト表では、ピーター、レイン、アシュリー、クリス、のはずだったが、クリスがいない! 代わりにニコラス・カフェツァキスが踊ってた。コーダ。群舞。白鳥の群れが大集合して踊り狂い去っていく。残された王子。ニールは白鳥がいなくなると思いっきり笑いながら戻ってくる。ベンチに座り、また笑う。コートを羽織る。さっきの踊りを踊る。スワンと踊った踊り。同じ振りをやっている。幸せそう!バッグレディーにキスして、遺書を破くと、バッグレディーの周りを回って(こんなんあった?)ジュテなしで駆け去っていく。2幕了。
2005年03月12日
カーチャさま、レスありがとうございます(~ってここに書くなー)カーチャ様お薦めの、「タイムライン」今見ましたーやっぱジェリーは黒髪でした。そんでもって巻き毛。オペラ座ではべったりなでつけていたのね、ポマードで。歴史物が似合うジェリー。「トゥームレイダー2」のボウズジェリーより、やっぱ髪の毛あって両眼がいいですね。川の中のシーンがお気に入り。「君の目の中にいる人はいるの?」なんて。いったい何語で話してるんじゃ君たちは。フランス語かい、英語かい?どんどん脇役から死んでいくの、何のひねりもなかったねー。思いっきりB級ですね。リチャード・ドナー監督。主役の考古学者の女性はフランセス・オコーナー。しかし米映画なのに英仏100年戦争(14世紀)でフランスの味方なのよねー、イギリス人嫌いなのかしら。「俺たちはスコティッシュだ」と主張してたけど---アングロサクソンの王は野蛮でフランスのアルノー(実在の人物なのかな?)がいい人?わからん---。「ダーム・クレアー? きみはレイディ・クレアー?」クレアーといえば幻想白鳥のシルヴィアがプリンセス・クレアーダームといえばダーム・カミーリア、(レディ・オブ・カミーリア)と連想がやっぱハンブルクに飛んでいく。スワンレイクもリアブコ王子にイリ白鳥とかウルバン白鳥が見たいとか、リアブコスワンに首藤王子とかも捨てがたいとか妄想の嵐で困ってしまいます。ほんとすみません。zakuroさまも夢見たんですよね~
2005年03月11日
チャコットWebマガジンに ハンブルク・バレエ団の来日公演「冬の旅」「ニジンスキー」のレポが出ました。 http://www.chacott-jp.com/magazine/around/tokyo_27_4.htmlニジンスキーの写真はリアブコさんですよね?「踊るアンテナ」さま、いつもありがとうございます。 「ABTはレアル・マドリードだ」と、このあいだzuzuさまに言ったら大笑いされましたが、レアルCL負けちゃった~ Best8進出ならず。 今の私にとって、「ACミラン」は「ハンブルク・バレエ」なんです。 「パリ・オペ」が「ユベントス」、 わかりますよね、7月後半はこの三者が三つ巴なんです。 「ロイヤルバレエ」はもちろん「マンチェスター・ユナイテッド」です。
2005年03月10日
Bunkamura HP にジェイスンとホセのバックステージツアー動画がUPされました。ジェイスンってほんっといいやつ。あの犬はやはりコーギーでしょうか、カーチャさん。KaTyさまお誕生日おめでとう! 今年のプレゼントは何かな…きょうはCLありましたーーバルサVSチェルシーの死闘が早く見たい…清水玲子「輝夜姫」27、最終巻。電車の中で泣けちゃったよ、恥ずい。「既にそこにない」さんに服部さんの7月舞台「R・Hatter」詳細出ました~ほんとにいつもありがとうございます。 http://still_life.typepad.jp/blog/***********************************************************************「幻想 白鳥の湖のように」ノイマイヤーの解説 Part34幕 ノイシュバンシュタイン城、幽閉された王の部屋捕らえられ幽閉された王の下にナタリアがやってくる。ノイマイヤーは囁くような声になっている。N:(中略)しばしばパドドゥはセレブレイトのために用いられるが、私は人間の関係性の変化を示したかった。ナタリアは愛の誠実さ、純粋さ(=sincerity)を示す。何も求めない。彼に。王は彼女に優しくしようと努力するがそれは愛ではない。 僕がはっきり示したかったのは、オデット、スワンプリンセスは作られた(=artificial)役である。劇中の登場人物に過ぎない、しかしこの2人の主役はほんとの人間である。バレリーナではなく、プルミエ・ダンスールではなく、人間なのだ。踊っている人間なのだ。エリザベス・ロスカヴィオやイルジ・ブベニチェクのような人間と仕事する場合大事なのは 彼らは内なる声に従う。グラマーには従わない。彼らはパフォーマンスをより人間的で、深遠にする。それによってもっと人々を感動させる。大事なのはナタリアの彼に対する時の優しさだ(=gentleness) もちろんクラシックバレエの技術を使っているが19世紀のバレリーナは床に引きずられたりはしなかった。突然は王は影と戦い始める。我々には見えないが、多分、王には見えるのだ。ここの音楽はチャイコフスキーだが「スワン・レイク」の音楽ではない。物語を終わらせる前に、私は示したかった。この2人のダンス・ダイアローグを2人のそれぞれのシチュエイションを示したかった。音楽は、 チャイコフスキー、エレジー (※)だ。※注! チャイコフスキー 「サマーリンの栄誉のための悲歌」 Elegy, for string orchestra in G major ("In Memory of Ivan Samarin") またまたyouさま、教えていただきありがとうございます。僕の振付でじっとして動かないのは初めてかもしれない。ひとときの休息を与えたかった。ナタリアはS:王の眼を塞ぎN:ナイトビジョンから遠ざけようとする。S:そして王がナタリアに口付けしようとした瞬間、N:この時が一番2人が近付いた瞬間なのだが…王は王であることに戻ってしまう。S:儀礼的なお辞儀をし、ナタリアも礼を返す。N:彼女と観客にもう終わりだと告げるのだ。彼女ももちろん王女として返礼しなくてはならない。彼女は出て行きかけるが戻ってくるのだ。何も語らないのだがただそこにいる。王の傍らに。しかし王はもうそこにはいないようだ。(自分の世界に行ってしまった)私が思うに、彼女の訪問は王にとって現実の世界の終わり。(= end of reality)この時点で完全に王の現実の世界は破綻したのだ。(= complete eruption complete break in reality)そして文字通り、牢獄がまっぷたつに裂けて、彼の愛した白鳥の幻想が現れる。むき出しの柱のセットの中に。それはとてもシュールな光景だ。(= surrealistic vision)その光景の中心にいるのは影だ。このミステリアスな美しい若い男性は細部まで王と同じで後を付いてきた。王は彼の肩に顔を埋める。そして自らを身を影に預ける。(この幻想を振付けた)1976年にはこの話を根本的に変えた者はいなかった。伝統的なスタイルを変えた者は。だからショッキングだった。バレリーナでなく男2人のパドドゥで話が終わるなんてありえなかった。私はこの影が何者でどういう意味を持つかなんて説明したことはない。みなさんの思索やイマジネイションを妨げるつもりはない。しかしこれが、ルートヴィヒや、あるいは、チャイコフスキーの人生の局面と関係がある、内包する(= connotation)ものを持っているのは確かである。王は影から走り去ろうとしたり、身を預けたり、同じ振りを踊ったり、まるでひとつの生き物のようである。突如美しいブルーの巨大な布がキングと黒衣の男に降ってくる。これは意味深だ。この深い青色は実際にルートヴィヒが入水自殺した湖を思い起こさせる。しかし私に大事なのは歴史的側面よりもより強い影の存在だ。影は溺れて死んだ王の亡骸を抱き上げ、闇の中に運んでいく。カーテンが閉じる。出演者カドリーユ ジョエル・ブーローニュ ウラジミール・コチッチ イザベラ・ミレウスカ グイド・ウォルサニー アデーラ・ポルレルトワ アントン・アレクサンドロフ道化 服部有吉 アーセン・メグラビアン ヨハン・ステグリ グイド・ウォルサニーボレロ ナタリア・ホレチナ エミール・ファスディノフ アデーラ・ポルレルトワ アントン・アレクサンドロフ ニウルカ・モレド ヤチェック・ブレ蝶 ラウラ・カッツァニガ大工の棟梁 ピーター・ディングル四羽の白鳥 シルヴィア・アッツォーニ イザベラ・ミレウスカ アデーラ・ポルレルトワ リサ・トッド大きな白鳥 ラウラ・カッツァニガ ナタリア・ホレチナ皇太后 アンナ・グラブカレオポルド王子 ロイド・リギンズクレアー王女 シルヴィア・アッツォーニアレグザンダー伯爵 アレクサンドル・リアブコ影 カーステン・ユングオデット姫 アンナ・ポリカルポヴァナタリア王女 エリザベス・ロスカヴィオ王 イリ・ブベニチェク振付 ジョン・ノイマイヤー 伝統版振付 レフ・イワノフ マリウス・プティパコール・ド・バレエ オデット・ボルシェー エレーン・ブシェー ジョージナ・ブロードハースト ピッパ・クック キャサリン・デュモン アンナ・キャサリン・ホーラー ゲイレン・ジョンストン ステラ・カナトゥーリ アリソン・カッペス カーリー・モルガン 清水さくら ジェイン・スタンディシュ ナターシャ・ウォルドロン ディナ・ザリポワ アントン・ベリス ロリス・ボナーニ マッシモ・ガロン アンドレイ・グロスニャック ヤロスラフ・イヴァネンコ ミラン・ジャロシュ マシェイ・シェズコウスキ ダーク・ウェイヤーショウゼン
2005年03月09日
Bunkamura HP に首藤さんの王子役デビュー写真が載っています。 それにしてもトスカの心境ですよ。「おぉ神よ、この私がどうしてこんな試練を与えられなければいけないのでしょうか…」イリとサーシャどちらかを選べなんて。 ガラはコルネホ狙いでとったのではずせないし。究極の選択とはこのこと。ひどいよ、ひどいよ。***********************************************************************「幻想 白鳥の湖のように」ノイマイヤーの解説 Part2N:(中略)ついに王(イリ・ブベニチェック)は役に入り込んでしまう。彼はオデット姫(アンナ・ポリカルポヴァ)に永遠の愛を誓おうとする。しかし悪のパワーには王ですら勝てなかった。なぜならその「悪」ロースバルトは王の影だからだ。マントと仮面を脱ぎ捨てたそのハンサムな若い男(ユング)は自分自身の影(狂気)なのだ。いつのまにかまたあの幽閉された部屋に戻っている。これで2幕の終わり。劇場ではみんな幕間にシャンペンを飲むのだが、このフィルムでは場面を続けることにした。つまり、3番目の現実(幽閉された部屋のシーンの3回目)から話が続いていく。第3幕どこからかかすかに音楽が聴こえてくる。王は狂おしく窓を開ける。第3幕の舞踏会の曲が流れてくる。S:しかしノイマイヤーはここで残酷なことを告げる。N:この音楽は(現実には)レオポルド王子(ロイド・リギンス)の到着を告げるパレードの音楽なのだ。S:王は耳を抑える。絶望の中で彼は自分の19歳の頃の(即位の頃?)肖像画を見る。N:実際に僕たちがこの部屋に行ったときに、ユルゲン・ローズがカバーをはずすとそこにルートビヒ2世の肖像画があったんだ。そしてルートヴィッヒは自分の3番目の幻想に入っていくのだ。S:「ルートヴィッヒって言わないようにしなくちゃ」といってたくせに、ノイマイヤーさん。N:ルートヴィヒはたった一人でだたっぴろいホールの玉座に座る。何千もの人々が「王に神のご加護あれ」と叫ぶこともなく、だれもいない。おびただしい、鏡。とキャンドル。突如ホールが人で満たされる。この舞踏会はいろんな国の衣装を着て人々が登場する。しかしキングだけは自分の好きな「ジークフリート王子」の衣装を着て登場するのだ。アレクサンダー伯爵とクレアー姫がどこの国の衣装なのかは後でわかりますよ。S:そうか、みなさん各国のやんごとなきお方たちで、アレクサンダー伯爵とクレアー姫はロシアの衣装だが、ほんとにロシアの出身なんですね。リアブコはウクライナ出身だから興味深いですね。N:ナタリア王女がなんとも奇妙な衣装で登場する。彼女がどこの国の衣装を着ているのかわからない。ただ、彼女の着ているブルーは王のブルーだ。S:これは後の伏線です。N:この場面のダンスはクラシックバレエが元だが、この時代の社交ダンスを研究して取り入れた。5人の道化が登場する。4人の白い道化と、1人と黒い道化。マスターオブセレモニー、座興として、この舞踏会の序曲的なものとして。S:白い道化はステグリ、服部、など。黒い道化は影(ユング)が化けたもの。N:皇太后が踊るのはハンガリーのダンスだサローン・チャルダーシュ、社交ダンスの要素を入れた。ナショナルダンス(国をあらわすダンス)だ。カントリーダンス、ブルジョワダンスではない。そして、レオポルドも踊っている。今、ジャンプした…。S:ノイマイヤーさん、レオポルドが出てくると必ず言及する。N:そして有名なスペインのダンスだ。とってもダイナミックで力強い。S:踊っているのはメインの女性は上野水香さんに体型も雰囲気もそっくりな背の高い女性。ド迫力。そしてニウルカ・モレド、アントン・アレクサンドロフ、エミル・ファスディノフ、男3女3のダンス。N:この舞踏会を1幕にも現れた黒い服のミニスターたちが嗅ぎまわっているのにきづいたでしょう?またクラウンたちが周りで踊っているのもユニファイング・ディヴェルティスモンなんですよ。(unify;一体にする、統一する)彼らが真似して踊っているのは、スレッド・スルー・ジ・ホール・アクト(全幕を通してつなぎ合わせるもの)なんですよ。さあ、次はタランテラ、イタリアの踊りですね。これはコート・レディたちが寸劇を演じている。この場合は「蝶」なんですけど。S:蝶のリーダーにラウラ・カッツァニガ、蝶のコールドにヘザー・ユルゲンセンを見たと思ったのは私の錯覚でしょうか。ラウラを大きな虫取り網で捕まえようとやっきになる黒の道化(ユング)。N:蝶はペティパも好んだキャラクターで、彼は1894年に1幕と3幕の振付で輝かしい成功を収めたのです。S:さっきも聞きました、ノイマイヤーさん。N:アレクサンダー伯爵とクレアー王女のダンス。ロシアの踊りです。ロシアの結婚の踊りです。忠実に再現しました。S:真打登場~ これ見た。ニジンスカの振付けた「結婚」ではない?N:このロシアのダンスで典型的なのはセレモニアルで最初はすごくスローなのです。-------------------------S:黙っちゃった。ノイマイヤーさん、リアブコとアッツォーニのすばらしいダンスに黙ってしまいました~N:ダンスは純粋に芸術的な妙技(=virtuosity)を見せるものである一方で、彼らの人間性、人との関わり方をも示している。そしてロシアンダンスの激しい部分が始まった。彼らのお互いへの思いの激しさ、エクサイトメントを表している。このダンスをキングとナターリアが踊ったらどうなるか、彼らは自分の感情を隠すのに苦労するだろう。アレグザンダーがこのようにジャンプするのは彼がクレアーにどういう思いを抱いてるかを表している。S:ここの連続180ど真横の開脚ジャンプす・ば・ら・し・い!N:黒衣のクラウンの登場。舞踏会は続いていく。有名なブラックスワンの音楽が流れる。ここでバレエファンはとまどうだろう。黒鳥の踊りでなく、始まったのはワルツ。クラウンがナタリアと踊り、王は蝶と踊る。しかし、王が狂おしくなりダンスをやめるとその背後に飛び込んできたのはあの白鳥!S:すごく痛々しいシーンです。ここは。ノイマイヤーは天才だ。N:ナタリアが白鳥の衣装を着て現れたのだ。ここから伝統的なブラックスワンのダンスになる。この踊りの特徴は、もちろん超絶技巧の披露もあるのだが、「ディスガイズ=騙し」だ。伝統的なスワンレイクでは2幕では白いチュチュで3幕では黒いチュチュ、ジークフリートはその白鳥の手の動きであの白鳥だと錯覚するのだ。ナタリアは賢い女性だ。彼女は2幕で王が白いチュチュを着た白鳥に恋したのを見た。だから考えた。このマスカレードで白鳥の衣装を着れば、王の愛を勝ち得ることができると。私がこのフィルムで表現したかったのは技巧の披露だけではなく、感情の表現である。プリンスナタリアは王の愛を勝ち取りたい。王のソロ、これは伝統版といっしょだが、ブベニチェック、キングはナタリアに対する愛を感じていてそれを表現している踊りである。ソロが終わってもイリ・ブベニチェーックは観客にお辞儀をしない。彼はキングはナタリアだけを探している。ナタリアのソロ。これも伝統版と同じだが、私が思うにこれはもっとも難しいソロだ。長いし、技術が要るし、ステップが、ピルエットとか、バランス、体のライン。衣装は興味深い。2幕の白鳥の女王(スワン・クイーン)をイメージしているが、同じではなく、しょせんはマスク・ボールでコート・レイディの着る衣装になっている。私はレオン・バクストがデザインした衣装を見た。彼はディアギレフバレエのために作ったのだが、とても変わっている(ビザール)。黒い石がいっぱい付いた衣装だ。このエレメンツを取り込むことにした。バレエ・コスチュームではなく舞踏会で着るコートレディの衣装として。黒い服のミニスターたちはまだいて、コメントを述べている。コーダのキングのソロ。これをカットすると客がフラストレーションがたまるだろう。ナタリアはお辞儀するが皇太后(クイーン・マザー)に対してと支えてくれる客に対してである。このブラックスワンの32回転は 年に が初めてやってそれ以来これを踊るダンサーの悪夢になったのだ。32回転のフェッテはこんな幸せなことはないという彼女の意思表示。王は彼女と結婚したい旨を告げる。しかし皇太后とレオポルドはそうハッピーではない。レオポルドは王の神経がおかしくなるのを待っている。(nervous break down = 神経衰弱)そうすれば彼は王室に飛び込んでいってその窮地を救うことができるからだ。王はシンプルに、とってもとってもナタリア姫と結婚したいとゼスチャーで示す。王とアレクサンダー伯爵の間はいつもの自然さ(=spontaneity)がある(彼らは抱き合って喜びを分かち合っている)。何もかもうまく行ってる様だった。祝福のラスト・ワルツが始まった。この舞踏会の目的、ナタリア姫が王のもとに訪れた目的はすべて達成されたかに見える。ナタリア姫は賢い女性だ。彼女は王の心にたどりつく道を発見したのだ。しかし不幸なことにその道は「幻想」をたどる道だったのだが。もう真夜中だ。仮面を脱ぐ時刻だ。人々は相手が誰かわからずに踊っていたが、いっしゅの無礼講で、男女が輪になって楽しく踊りだす。楽しく踊っていた黒衣の道化が「影」の正体を現す。王はすっかり取り乱してしまう。誰も何が起こったか理解できないまま、照明もカメラが捉える映像も、現実は消失し、混乱、悪夢に変わったと示唆している。執政官たちが乱入し、王を現実世界に連れて行く。このバレエの一番最初に我々が見た場面に。ここで、王は、自ら作った城の牢獄に自分が戻ったことに気が付く。(ノイマイヤーの声が囁き声になる)
2005年03月08日
服部有吉さんとハンブルク・バレエ団ダンサーの夏の来日公演の日程が発表されました。http://www.umegei.com/s2005/hattori.htmlオーマイガッ!*********************************************************Prince Yasu Part 3「スワンク・バー」王子のソロ。ここは伝統版ではゆっくりゆっくりアダージョで踊る。もの哀しいメロディーで、白鳥に出会う前の王子の孤独、人生の物足りなさを表している。映画「エトワール」でニコラがリハで踊っている。踊り終わって舌を出すのが可愛いんですけど。ヌレエフはフォンテーンとの「白鳥の湖」で踊っている。2003年のブノワ賞でジョゼ・マルティネズが踊っている。こないだのマラーホフの東京バレエ団との公演でも見た。ゆっくり踊るのは難しいのです。アラベスクが多用され、スピードとか勢いを押さえ込んで力を出さなくてはいけないから大変。まさにダンスール・ノーブルの真骨頂ともいえるのだが。一方マシュー・ボーンの振付は基本的に酔っ払いの自暴自棄の踊り、だからクラシックのようにパがきれてない。納豆のようにずーっ、ずーっと引っ張って踊る。別の意味で難しいと思う。日本舞踊みたいなあとをひく踊りというか…ここの踊りは基本的にうまいなあと思った人はあまりいなくて、強いて言えばトム・ワードだけど。だからニールの踊りに私はすごく期待したが、そうでもなかった。どっちかいうとニールはすごく感情がまさっていた。首藤さんのはほんと美しかった。深いグラン・プリエ、美しいー。回転。鋭い。伸ばした手が、足が美しい。うわああ、という感じだった。ヤス王子の3幕のダンスだと思うが、ア・ラ・スゴンドがむっちゃくちゃきれいだった…
2005年03月07日
マシュー・ボーンの「白鳥の湖」2005年3月6日 マチネ 東京・渋谷 Bunkamuraオーチャードホール※ネタバレしていますので、ご注意ください。The Swan/The Stranger :ジェイソン・パイパーThe Prince :首藤康之女王:オクサーナ・パンチェンコ執事:アラン・モーズリーガールフレンド:ソフィア・ハードリー幼年の王子:ギャブ・パーサンドアンサンブル 1、コーディ・チョイ … 白鳥(Cygnets)・スパニッシュダンサー 2、サイモン・カレイスコス … 白鳥(Cygnets)・スパニッシュダンサー 3、ベン・ディクスン … 白鳥(Cygnets)・トロール・スペインの踊り・プレス 4、ショーン・ウォルターズ … 白鳥(Cygnets)・スペインのエスコート 5、サミュエル・プラント … 白鳥(Medium Swans) ・Kray(クレイブラザーズ)・テレビ司会者・スペインの踊り 6、ジョー・コラサンティ … 白鳥(Medium Swans) ・ドアマン・スペインの踊り 7、インラッド・ティンバーレイク … 白鳥(Medium Swans) ・ヒモ(アフロ男)・モナコのエスコート 8、ニコラス・カフェツァキス … 白鳥(Medium Swans) 女王のエスコート ・水兵・スパニッシュダンサー 9、ドミニク・ノース … 白鳥(Medium Swans) ・クラブオーナー・ルーマニアのエスコート 10、ディビッド・リース … 白鳥(Medium Swans) ・Cheeky Chap・ポップアイドル・フランスのエスコート 11、ピーター・ファーネス … 白鳥(Big Swan)・服装倒錯者・ドイツのエスコート 12、サイモン・ウィリアムズ … 白鳥(Big Swan)・ソーホーパパラッチ・ハンガリーのエスコート 13、アシュリー・ベイン … 白鳥(Big Swan)・イタリアのエスコート 14、クリス・キーリー … 白鳥(Big Swan)・Kray(クレイブラザーズ)プレス 女性 1、マリアム・ポーリアン … メイド・フランスの王女・蛾の乙女・パーティガール 2、エマ・バウン … メイド・ルーマニアの王女・蝶の精・パーティガール 3、ピア・ドライヴァー … メイド・スペインの王女・森の化け物の従者・ファンダンサー 4、キャンディス・エヴァンス… メイド・ハンガリーの王女・蛾の精・ジューン 5、エリザベス・ミシュラー … メイド・ドイツの王女・蝶の精・ホステス 6、トレイシー・ブラッドリー … メイド・イタリアの王女・森の化け物の従者・ホステス 7、ヘザー・レジス・ダンカン … メイド・モナコの王女・蛾の精・かわいこちゃん 8、ローリアン・ディルトィユ … バッグレディ・ロイヤルウォッチャー きょうは首藤さんが王子! 可愛かった。美しかった。泣けた。 きのうソワレで王子初登板だったとのこと。1幕から4幕まで彼に眼が釘付け。 首藤さんはこの役をかなり研究して演じていると見た。幕によって王子の雰囲気が異なるのだ。この変化がまるでカメレオンみたいですごい。 そして、ヤス王子はダンスうますぎ。美しかった。彼が踊るたびにため息が出たほど。 1幕 現れたヤス王子は、とても繊細でびくびくしている。はにかみ屋でロイヤルプリンスなのに引っ込み思案で超マザコン。思いっきり猫背で小股でちょこちょこと歩く。このへん全部計算していると思う。人々に手を振る。毎日毎日手を振り続ける。もう手が勝手に動くぐらい。これもあとの伏線だ。 彼に対する人々の熱狂も彼にとっては重圧でしかない。(このへん現実の首藤さんとかぶっているのかな。) 現れたガールフレンドに対する無邪気な微笑み。子供のように喜んでいる。女王に紹介する時も思い切りうれしそう。でも女王の冷たい態度に怒る。 観劇。 蛾の乙女はマリアム・ポーリアン。きこりさんはギャブ。 女王のエスコート、ニコラスはいつものように取り繕った表情で女王のパンフを丁寧にふいて、女王に渡す。潔癖症? ガールフレンドは女王のパンフを覗き込んでいる。女王が気づいてパタンとパンフを閉じる。ヤス王子は優しくソフィアにパンフを渡す。しかしソフィアはバサバサバサと音を立ててめくる。 だんだんいづらくなってきたヤス王子。決まり悪げ。 GFの携帯が鳴り始め、おかしを食べ始め、大笑いし、拍子をとり始める頃には彼女以外のロイヤルボックスの全員が今すぐ撤退したいと心から望んでいる。 GFがハンドバッグを落とすとみんなそそくさと退散する。取りに行こうと足をひっかけたところでヤス王子が危ないと押さえる。カーテンコール時に戻ってきた女王のエスコート、ニコラスにスポットが当たり、思わず「Hi~」。ニコラスはGFのバッグも丁寧に拭いている。潔癖症? 鏡の前の王子。酒を飲む。女王にすがるが冷たくされる。「しゃきっとするのよ、ヤス!」 GFのメモにあったバーにやってくる。「スワンク・バー」 きょうの服装倒錯者はピーター・ファーネス。なんかしぶすぎ。 GFに「あんた、ほんとに来たのね! ばか!」と冷たくされ、カウンターでますます酒を飲む王子。ジョー・オートンが彼を興味深そうに見ている。 きょうのヒモはインラッド・ティンバーレイク。GFと踊る彼とけんかするヤス王子。 酔っ払ってご乱行が過ぎて、バーを追い出されたヤス王子。 ひとりで踊る。ここがまず、素晴らしかった! こんなに美しいここのダンスは見たことがなかった。手足の先の先まで美しい。感動。 ヤス王子は幻影を見る。とても淋しい表情。だんだんちょっと酔ったような表情になる。そして元のバーの灯り。彼はうなだれて退場する。 2幕 遺書を書くヤス王子。現れるスワン。この登場、ジェイソン良かった。ジェイソンますますオリジナル度が増していた。もう彼独自の世界と言って差し支えない。 振付が違うし、彼の独特の上腕の動き。鳥のような。筋肉がびくっと動く。 飛び去る時にシャーッと大きな音を出して王子を威嚇する。 これも特徴。 王子は追いかける。また群れで現れた白鳥たち、次々に踊りだす、ビッグスワン、スモールスワン、ミディアムスワン、(2グループ) 襲われそうになった王子を救う群れのリーダー、ジェイソンスワン。気の強そうなリーダーだな。喧嘩っ早そう。 王子は魅入られたようにスワンと踊りだす。美しい! 美しい! ため息が出るほど美しい。首藤さんのダンスはエンターテイメントでなく芸術のレベルですから。ザ・スワンより美しいダンス。繊細な首藤さんはすべてに神経が行き届いている。ジャンプも美しく後姿も美しく、分身の術で二人分踊ってーと絶叫したくなった。(ほんとすみません)このへんでは1幕で見られた情けない王子ではない。いきいきしている。生きる喜びを感じている。不思議なハープの音色が鳴り響き、白鳥の群れの中にたたずむ王子。ハクチョウたちは3羽残して去り、上手からザ・スワンが現れる。魅入られたように見つめる王子。そしてデュエット。美しい(こればっか)。ジェイソンのホールドを遅れてあわててヤス王子がかけつけるとこがありましたが、タイミングずれていたようだ。ここだけ。ジェイソンは2幕のこの白鳥と、3幕のストレンジャーのキャラが同じなのだ。だからその辺がつまらない。4幕では完全に変化してすごくいいのだけど。2幕のスワンは獰猛に踊ればいいというものではない。夢のようなデュエットが終わると小さい白鳥。コーディ、サイモン、ベン、ショーン。私はショーンに釘付け。彼はとてもいい。前にも書いたが雰囲気がある。なんかとても淋しそうなスワンなの。前列左。コーディを見ていると吹き出してしまうので、ショーンばかし見ていました。ザ・スワンのソロ。まったくこれまでのクラシック・ザ・スワンとは別物。もう別のものとして見るようにする。ヘススと比べて申し訳ないのだが、ヘススはこのソロに回転は自分で追加して多く回っていた。ビッグスワン。ここがサイコーでした! ド迫力。ピーター、サイモン、アシュリー、クリス。アシュリーが最高!。前列左。その後ろにクリス。右列は前がピーター、後ろがサイモン。みなさん気合入っててすばらしかった。なにしろでかいので迫力すごいです。コーダ。圧倒的。ザ・スワンと白鳥、最後のザ・スワンがくるくると回って、そこに王子がホールドに入ってという難しい振付、前回公演でも80%失敗していた振付が変わってやさしくなっていた。最初からホールドして回っている。1回転だけ。このように振付が変わったところがほかにも見られた。飛び去ったスワンたち。興奮を抑えきれず、茫然とたたずむ王子。ベンチに座り、なんとも幸せそうな微笑。なんて美しいの。なんて今まで不幸だったのあなたは、こうなふうに初めて笑ったなんて!王子は遺書に気づく。ここがおもしろかったのだけど、書かれた遺書が文面が表に向いて留めてあって、読めるのだ。 Dear------ I------ ------ -----こんなんでした。首藤さん英語書いてました!遺書を破き、幸せのグランジュテで去っていく王子。なんて美しいジャンプでしょうか。ああ! 2幕了。3幕。派手な女たちが次々にやってくる。きょうのイタリアンプリンセスはトレイシー・ブラッドリー。エスコートはアシュリー・ベイン。スペインのプリンセスはピアで、エスコートはショーン。(キャイ~ン)エリザベス・ミシュラーがドイツの王女、友近に似ていて、めっちゃ背が高い。ハンガリーの王女は女王も演じているキャンデイス・エヴァンス。彼女良かった。女王が入場し、プリンスも。プリンス! 変化している。1幕のおどおどした内気な男ではなくて、背筋をしゃきっと伸ばした、ハンサムな男に変わっている。彼はサイテーのGFが来ているのを見て執事に、「なんで彼女がいるんですか!」「さあ…」露骨に嫌そう。女王に自分の気持ちをわかってもらいたい。僕はほんとうは…そこでファンファーレが鳴り響き、登場したジェイソンストレンジャー。ヤス王子は舞台下手でずっと別の人と話していて気づかない。振り向いてステージ中央に進んだ時、進み出てきたストレンジャーと目が合う。電流が走る。これはいったい…ところがその男は自分をじろじろ値踏みするとさっさと女王にいやらしくべろべろしている。その男はむちを手にして舞台中央に出てきた。「誰かぼくと遊んでくれる娘はいないのかな?」テーブルで酒を飲もうとする。眼帯のハンガリーの王女(エヴァンス)が酒を飲む。2人で熱く踊りだす。女王の時と別人で、短髪。なかなかいいです。そして次に背の高いドイツの王女(エリザベス・ミシュラー)と踊りだす。最後はルーマニアの王女(エマ・バウン)そしてソロ。女王はあきれたように男と退場し、スペインの踊りが始まる。ショーンとピア、スパニッシュダンサーたち。ショーンはとてもうまい。ニコラスが闘牛を仕留めるポーズ。ストレンジャーはイタリアンプリンセスと。きょうはイタリアンプリンセスは立ち上がっている。ストレンジャーは彼女の背中をなであげる仕種。アシュリー、気づいて思いっきりテーブルを叩く。23日のレポにも書いたようにいろんな人に助けを求めるが知らん顔される。王女と踊っている時に、ストレンジャーにがんつける時、ホセは反応してたが、ジェイソンは反応なし。ちょっとかわいそうだったかな。ここでチャルダーシュ、王子の相手は「蛾の乙女」も演じているマリアム・ポーリアン、彼女すごくいいですね。踊りうまい。ヘススのときはここはちんぴらのけんかになってたが、ジェイソンがけんかを売ってもヤス王子は美しく踊っていた。ホールドのほうが大事よと。アダムは目線でびしばしがんつけながら完璧に踊っていた。あーアダムの手のひらひらが懐かしい。(脱線)
2005年03月06日
アヴェルティ、マルティネズ出演『祭りの夜』 1997年 パリ・オペラ座振付:レオ・スターツ音楽:レオ・ドリーヴ指揮:エマニュエル・ヴィヨーム出演:カリン・アヴェルティ ジョゼ・マルティネズほか 2005年3月 シアターテレビジョンで放送。 デフィレの振付家ーという時代を感じさせる作品。衣装も。シンメトリカル。ダンスはひたすら退屈。(すんません) 最初女6人、男3人の踊り。 男のセンターはべランガール、右サイドがエルヴェ・クルタンかなあ、違うかも。 JAPAN ARTS HP に、ニーナ・アナニアシヴィリのおわびコメントが載っています。ますます意味深ですけど…ローラン・プティ「長靴をはいた猫」Le Chat Botte (1985)[出演]パトリック・デュポン(猫) ドミニク・カルフーニ(お姫様) ジャン=ピエール・アヴィオット(粉引きの息子) ジャン=シャルル・ヴェルシェル(人食い鬼) 国立マルセイユ・バレエ団[原作]シャルル・ペロー[振付&演出]ローラン・プティ[音楽]チャイコフスキー[指揮]アンドレ・プレセール[演奏]マルセイユ歌劇場[収録]1988年約1時間42分パトリック・デュポンってすごい野性味がある。「トロイ」のプラピってすごい野性的な動物的なフェロモンを発していたが、イメージとしてはあんな感じだ。********************************************Prince Yasu Part 2女王が戻ってきて女王とストレンジャーのダンス、女王が王子に移り変わる時、ニールは後ろを向いていて半回転してホールドするという今までに見たことがないことをやっていて美しかった。ヤスはふつうにホールド。タンゴ。ヤスの手をねじ上げるジェイソン。「痛い、離してよ…」ふんと退場するストレンジャー、タバコの灰を額につけて不気味な笑み。ここの"Here I am!"(オ・レ・ダ・ヨ)のダンスはよかった~ もうオリジナルですねえ。混乱する王子、王子は手をねじり上げられ無様にのたうつ。人々に笑われる幻想。ヤス王子はニールのようにフットライトに顔を当てて凝視する、というのはやらなかった。後ろを向いたまま駆け去っていく。舞台上では女性たちのダンス。女性たちにうやうやしくお辞儀して舞台奥に歩いていくジェイソン。これオリジナル。ジェイソンの集団フラメンコ、迫力でした。途中で振りを間違えたのかと思ったぐらい、舞台端に行ったかと思うと戻ってきて、女性たちが踊っている時に手をひらひらする、というのを付け加えてやっていたジェイソン。乱入する王子。いちゃいちゃする女王とストレンジャーを引き離し、彼にすがりつく。ここだが、ヤス王子が後ろを向いていて表情が見えなかった。せめて横顔が見えるようにしてほしい。ここは大事な表情だと思う。女王はほんとにバシッと王子を平手打ち。王子はピストルを女王に突きつけるが、結果としてGFが殺されてしまう。その場面をプレスがバシャバシャ写真を撮る。これは今回のオリジナル。3幕了。4幕。幽閉される王子。すっかり1幕の王子に戻っている。猫背で、自信なさげで、脅えている。彼は鎮静剤を打たれ死んだように寝ている。悪夢を見る。寝室の下から出てくる白鳥たち。ショーンは前方、下手の白鳥。眼が行っちゃった。もちろんアシュリーもいいです。上手後方。白鳥たちがいなくなり目覚める王子。ここのソロがすごかった! 今回新発見しちゃった。王子の手が止まらない、人々に手を振り続けていたその手が。そして今度はその手がザ・スワンのソロを踊りだすのだ。そして次に今度はその手がストレンジャーにやられたように締め上げられる。今までのことをすべて追体験していくのだ。すごい、ここはすごい。首藤さんの解釈力のすさまじさを見た。もう感動して震えた。気が狂う寸前の絶望の王子の下に現れたザ・スワン。傷ついた白鳥。その眼が弱々しく、ジェイソンスワンは慈愛のスワンに大変身していた。容赦なく襲いかかる白鳥と死闘を演じ死んでいく。そして王子も打ち砕かれていく。王子とザ・スワンは何度もアイコンタクトし、近寄ろうとするが、白鳥どもに引き離される。そしてしまいにゃ、ピーター・ファーネスのスワンがジェイソンに首筋に何度も噛み付いていた! ドラキュラかよ、きみは…。おまけにコーディがしゃーっと声を出してジェイスンを威嚇する。君はやらんでいいから…ザ・スワンが死んで踊り狂う白鳥たち、茫然とする王子、誰もいなくなったベッドに飛び乗って枕を押しのけスワンの姿を探すのだ。いなくなってしまった。永遠に自分の前からザ・スワンは消えてしまった… 中空を凝視するヤス王子。ここのヤス王子の目がうるうるうる、涙をいっぱいいっぱいたたえていて、すごくすごく悲しい表情をするのだ。しかも美しい。これを見てぐっと来た。泣けた。王子は死に、ジェイソンスワンはいとおしそうに幼年の王子にすりすりする。全幕了。カーテンコール、四羽の白鳥のうちひとりがいなかった。けがだろうか。首藤さんは最初、役が抜けないでいたが、美しい笑顔に戻った。いやー、眼の保養だった。首藤さんすばらしかった!!今回の王子はレベルが高すぎて3人とも眼が離せない。3人とも自分なりの解釈と表現力でオリジナルにやっている。それぞれがすばらしい。
2005年03月05日
サラ・ウォーターズ「荊(いばら)の城」Sarah Waters "FINGERSMITH"やっと読み終わりました。すごい話です。映画化されないんでしょうか?私のイメージでは、モードはケイト・ウィンスレットなのですが、スーはどうも思い浮かびません。Bunkamuraサイトに、スワン・イヴェントのレポートが出ました。写真がたくさんでうれしいですね。写真といえば、またリアブコ話で恐縮です。きのうハンブルク・バレエ団サイトの写真をまた見ていて思ったのですが、「椿姫」の「デ・グリュー」、リアブコの演じる「デ・グリュー」の写真は異様に不気味なのです。リスカ・ハイデの映画版「椿姫」でも「デ・グリュー」が不気味なのです。デ・グリューはこんなキャラじゃない、と私は思っていたのですが、ノイマイヤーの解釈は違うのでしょうか。なにしろノイマイヤーの劇中劇ならぬ、バレエ中バレエの「マノン」は不気味で、怖いのです。マルグリットの心象風景なのでしょうけど。
2005年03月04日
パリ・オペラ座バレエ『パキータ』 2003年収録振付:ピエール・ラコット(マウリス・プティパによる)音楽:レオン・ミンクス出演: パキータ:アニエス・ルテステュ ジョゼ・マルティネズ カール・パケット リシャール・ウィルク セリーヌ・タロン ジャン=マリー・ディディエール ベアトリス・マルテル ほか 2005年3月2日 シアターテレビジョンで放送。 ナポレオン占領下のスペイン。フラン人士官のジョゼがぼんぼんの着いた水色の軍服の短いコートをひっかけて出てくる。おしゃれ~ ジョゼは軍人で、いいとこのお嬢さんとつきあうよう薦められている。しかし気が進まない。 ジプシーのボス? カール・パケットが登場、彼のジュテは高く、トゥール・ザン・レールは余裕でもう1回回れるぐらいの感じ。 ジプシーのアニエスが登場。皆に花を振舞うが嫉妬深いカール・パケットは蹴散らす。パキータはそんな荒っぽいカールが大嫌い。 パキータと出逢うジョゼ。ジョゼは彼女と踊りたがるが回りは非難の眼を向ける。 マイムが多い。そういう時代の作品なのか。「彼女は美しい。」「踊ってください」「誓います」「あいつを殺せ!」みんなマイム~ ジプシーのパ・ド・トロワ、ソリストのすごいジャンプ&アラベスクびしっ!の男性に盛んに拍手。だれ? パリオペはみんなうまいです。 2回目のソロでは、正回転と逆回転のトゥール・ザン・レールを交互に。これは超絶技巧なんではないか? ジョゼは今度はながーいマントをまとって出て行く。 場面転換。ジプシーの家。 ジャン=マリー・ディディエールはカールにあの男を殺せと命じる(なんで?) カールはジョゼに眠り薬入りの酒を飲ませる。 パキータの扇子持ってのソロを椅子に片足をかけて見ているジョゼ。足ながーい。ジョゼは薬が効いて眠り込んでしまう。 そこでナイフをかざして近付くカール、でも薬が効いていたのは自分だった。ジョゼは芝居をしていたのだ。 しかし二人は部屋に閉じ込められている。鍵がない。「殺し屋がやってくるわ! 早く逃げましょう。」二人は秘密の抜け道から逃げ出す。殺し屋たちはすんでのところでカールを始末するところだった。 2幕 エルベリー(?)将軍邸でのパーティ 軍服を着た男性と貴婦人たちの群舞が続く。 そこへやってくるパキータとジョゼ。「私たちは殺されかけました。眠らされて刺されるところだったのです! 犯人はあの男です。」「なにー ひっとらえろ!」ジャン=マリー・ディディエールはお縄になる。パキータがいきなり肖像画を見て、「あのお方は私のお父様! ほらこのロケットに証拠が!」パキータはお屋敷の女主人の娘だった(?)ことが発覚。「娘よ!」「お母様!」ここでパキータは純白の衣装に着替えて、ジョゼとのパドドゥ。 驚いたなー。子供たちの群舞。10~12歳ぐらいなのに、パリオペだ。表情。首筋から肩、腕のライン。顔のつけ方。パリオペだー。恐るべし。余興じゃない。ながーいダンス。いやあびっくり。100万遍、練習したんでしょうね。この後が世界バレエフェスとかいろんなところでガラ公演などで見る部分。女性たちのチュチュでの前座があって、パキータの登場。黄金色のチュチュ。懐かしいわ。完璧なアニエス。(しかし、完璧なものに完璧な美はないのだ~ 完璧でないものに完璧な美がある場合がある。屁理屈を言ってみた。)ジョゼが純白の軍服にお召し替え~。二人のパドドゥ。もう~ここからは圧巻のダンスが続く。音楽もいい。アニエスは超絶技巧を見せる。ジョゼもすごいんだけどゆったり優雅にすごい技を演じるからすごい!アントルシャ連続4回、ピルエット1回転、2回転これを2セットやって最後にまたピルエットしてザンレール。優雅にやってのける。そしてマネージュ。優雅。懐かしいなあーー。カーテンコールで出てきたのは指揮者と、ピエール・ラコットさんでしょうか?(固有名詞は後日調べます--)パリ・オペラ座バレエ学校『コッペリア』 2001年収録振付:アルチュール・サン=レオン音楽:レオ・ドリーヴ出演:スワニルダ:シャリーヌ・ジザンダネ フランツ:マチュー・ガニオ コッペリウス(?):ピエール・ラコット ほか 主演の女の子とマチュー、演技力が半端じゃない~ これで「生徒」なんでしょうか。堂々とした演技っぷり。マチューはこの時16歳か17歳なんですよね。細いです。棒切れみたい。折れそう。 女の子(シャリーヌ)は勝気なクソ生意気系。(すみません。)踊りもプロ。 マチューって踊りよりも演技がいいよねえ(なんてますます、すみません。) 音楽が超有名で楽しい。 民族衣装がめっちゃ可愛い~ フランツは窓辺でいつも本を読んでいるコッペリアという美少女に恋している。 スワニルダもコッペリアが気になっている。 魔法の葦?の音を聴こうとする?スワニルダ。 なーんにも聴こえないよ、とフランツ。 その葦をぐちゃぐちゃに握りつぶすスワニルダ。 床にばらまく。拾い集めるフランツ。2幕コッペリアの正体を暴こうと、コッペリウスの屋敷に忍び込むスワニルダとそのお友達。部屋には人形が何体か座っている。まるで人間みたい。(超ハンサムな人間が演じている)窓際にはコッペリア。(美少女が演じている。確かに美しい!)お友達はスワニルダにコッペリアに話しかけるよう促す。スワニルダ「わかったわ! 心臓が動いてないわ! 人形なのよ。」そこへ帰ってくるコッペリウス。子供たちを追い出す。フランツが窓から忍び込んでくる。フランツはコッペリウスにつかまる。「僕はコッペリアが好きなんです。すごい美人ですよね。結婚させてください。」「ほうーそうかそうか」とコッペリウスはフランツに酒を飲ませ酔いつぶす。コッペリウスがカーテンを開けると、コッペリアに変身したスワニルダが。スワニルダはフランツを救うため人形の振りをしている。ここのシーンが一番おもしろかった。コッペリウスは自分の魔法でコッペリアが人間になったと信じた。そしてフランツの人間の「気」を吹き込もうとする。コッペリアは人間になった。コッペリウスはうれしくてたまらない。コッペリアは頭に花をつけ扇子を持ってスペインの踊りを踊りだす。しかしコッペリウスの言うとおりに最初はしていたが、徐々に暴れだし、人形などを破壊しだす。民族ダンスを踊る。これがまたうまい!色気も茶目っ気もあるし、ほんとにこれで生徒?ずぅと寝ていたフランツ、皆が入ってきて起こされる。「あれ~? 僕はどうしちゃったんだ?」ママは「まあ酒を飲んだのね!」とお冠。スワニルダは窓辺に寝ている人形を示す。「ほら、よく見て!あなたの憧れていたのは人形だったのよ!」やっと理解して喜びの踊りを踊るフランツとスワニルダ。人形を抱きしめて悲しむコッペリウス。みんな楽しく踊りだし、大団円。
2005年03月02日
2、NHKのノイマイヤー特番、「眠りの森の美女」デジレ王子のリアブコ。オーロラはジョエル・ブーローニュ。イリとは異なったなんとも人間的なデジレ。愛情にあふれている。感情の起伏に富んでいる。エジプトの王子から姫を守る時の必死の表情。無駄だと知りつつも必死で戦おうとする。目覚めたオーロラが暗闇の中でおびえながらパドブレしながら下がってくると、誰かにぶつかる。姫の小さい肩をそっと支えるデジレ。しかしオーロラが「どなた?」と振り向くと、フリーズして石像のような振りをして固まるデジレ。ここが可愛い。やはりちょっと恥ずかしいのかしら?でもオーロラが「見えるわ…」、という仕種で、ちょっとびっくり。オーロラが初めて自分の姿が見えていることに気がつくデジレ。もう二人の腕はすれ違うことはない。なんという幸せ。古典ではない現代的な初恋のパドドゥ、オーロラにとっては初恋、でも夢で見た人、デジレにとってはもう何年も見守り続けた最愛の人。そして古典のパドドゥ。リアブコは1番のアン・ドゥオールが多いような気がする。イリは5番。リアブコは天井から吊るしたみたいなぴんと伸びた背筋。リアブコの演じるノイマイヤーの作品のすべてが見てみたい。ノイマイヤーでないいわゆる古典バレエも見てみたい。「椿姫」のアルマンと「デ・グリュー」、ロミジュリのマキューシオ、「リーズの結婚」(アシュトン)のコーラス、バヤデールのソロル、などなどなど… 嗚呼…(嘆息)まだ病気です…
2005年03月01日
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