話飲徒然草（S's Wine)

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2018年09月05日

【温故知新PJ】コンチャイトロ・カッシェロ・デル・ディアブロ・レゼルバ・プリパダ　2015

テーマ：今日のワイン(6039)

カテゴリ：その他地域・甘口など

実家に泊まった際、近所のスーパーで見繕って購入した銘柄。価格は2K弱。母は入院中だったので、弟と二人、サシで飲みました。
コンチャイトロといえば、普及銘柄のサンライズやディアブロ、それにロトシルト家とのJVであるアルミヴィーヴァやトップキュベのドンメルチョーなどを思い出しますが、今回飲んだのは通常のディアブロのワンランクか2ランク上という位置付けのようですね。

重量感があって嵩張るボトル、それにしてはコルクはやや貧相。いっそスクリューキャップにしてしまえば良いのにと思います。
グラスに注ぐと、紫がかった濃厚なルビーの色調。ブラックベリーやカシス、スパイス類、バニラなどのアロマチックな香り。
味わいは、濃厚な見た目から想像するのとは裏腹にタンニンがよく熟していて滑らかで、スルスルと飲めてしまいます。チリワインらしジャミーな果実味も健在。それでいて酸もしっかりあって、エレガントでバランスのよい味わいです。アルコール度は13.5%と、イタリアやスペインなどの一部銘柄のように14%を越えてこないのにも好感が持てます。
居酒屋やカジュアルビストロは言うに及ばず、ワインバーのグラスワインにオンリストされていても違和感のない香味といったら誉めすぎでしょうか。チリワインも進化しているんですね。ふだんの晩酌って（ピノやシャンパーニュにこだわらなければ）このクラスで十分だなぁと改めて思いました。
★★★☆

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