全5件 (5件中 1-5件目)
1

今の世には悪質クレーマーが蔓延って、時折騒ぎを起こしているのを見聞きする。私も食品関係の企業に勤務していたりするので、日々クレームになる異物混入の類には注意する御達しがある。企業によっては【お客からの苦情は問題点の改善提案】とか言いつつも、クレームが無いに越したことはない。時折、自身が消費者となってクレームしたくなる場面に遭遇したとしても騒ぐ程でもないと我慢してみたり、日記やブログに書いて気をおさめてみたり、滅多に面と向って苦情を相手に訴えたりしないものだけれど場合によってはそうもいかなかったりする。 (イメージ)今日も今日とて、この3月で行きつけ1周年となる回転寿司屋に長男とやってきた。なんのかんの言いつつも、私の好み、長男の好みに最終的に合っているからだ。アルバイトの店員にいつも通りにチョイスされた席に着く。セルフでお茶の給仕、お気に入りのネタを頼んで1皿、2皿食べ始めた時長男が訝しげに耳を押さえながら言う。「この音嫌いなんだよね~」長男に言われるまで気がつかなかったのだけれど『キィ~ッ・・・・・キキキッ・・・・キィ~』何やら間隔を不規則に変えながら金属が擦れる音がする。見ると、ナンの為についているのかは分からないが寿司の皿が回転するレーン側面にある金属部分が鮮度くんの受け皿と蓋を繋ぐ間接部分の出っ張りに擦れて音を立てているのだった。手前寄りに流れるものは音が出ないのに、奥に寄り過ぎる皿が音を立てているのだ。言われてみると気になりだすもので、だんだんイライラ感が生じてきた。これでは週に1度のお楽しみタイムに支障をきたすのでアルバイトの店員を呼んで「音が気になって落ち着いて食事できないんですけど」と、言えば「少々お待ち下さい」との返事で、数分後にやってきたのは店長だった。音のする理由と状況を場所を指摘しながら話すと「本日は音が出ない様に皿を手前に流す様に致しますし、 後日改善対策致しますので、申し訳ございません」とか言うので、不規則にいくつも流れている皿をいったいどんな風に手前に寄せて流し続けるのか?!と疑問を感じつつ「今後改善をされるのはよろしいことですけれど、 今の現状をどうにかして頂きたいんですよね」と私が返答していると間に入った長男が店長に向ってにこやかに言う。「まだ食べた皿カウントさせていないので隣りの席に移っていいですか?」 (問題の金属部分)そうなのだ、私が言いたかったのはココの席ではない別の席へ移動させて貰えれば良かっただけなのにアルバイト店員に直に言いそびれたばかりに変に話が広がってしまっていた。店長は隣りの席への移動を快諾してくれたのだった。「〇〇ちゃん(長男は私の名前をニックネームで呼ぶ)はさ、 どうしてマジな顔して問題を大きくするのさ。 怖い顔して難しい言い方するから店長、クレーマーだと思って ビビッた顔してたよ。きっとこういうのにも慣れてない人なんじゃないの~」ちょっと反省したのだった。しかし、その数分後に私達親子は顔を見合わせた。私達親子以外に殆んど客も疎らで、他にも多く席が空いているにも拘らず相変わらずキーキー悲鳴を上げている音が耳元で聞こえるその席にアルバイト店員が小さな子供連れの親子を案内していた。たぶん、客の席を決めるにもマニュアルがあるのだろうけれど私が店長ならアルバイト店員には「あの席はなるべく使わない様に」との支持を出しておくけれど、その支持はなかった様だ。案の定、あの金属音がするのを気にしている会話が聞こえてきた。母親は耳に手を当てたりしているし、父親はレーンを覗き込む。どうするかな~?!と思って暫く様子を伺っていたがその親子はナンの苦情も訴える様子も見られなかった。人によって我慢の限界点、苦情を言いたくなる沸点には違いがあるのだな。次回、また食事に来た時には是非、改善されていると期待したいものだ
2015年02月25日

ふたりの息子達が生まれた当時、会社経営をしていた主人の両親と同居だったことから、経済的にも、私生活でも、子供達の教育までも絶対的な姑の支配下にあった。親であっても親としての権限が主張できない立場にいる。私や主人には精神的な不自由さがあったが、子供達には何不自由ない生活があった。「あなた達まるで4人兄姉弟ね。お父さん、お母さんじゃなくて 歳の離れたお兄さん、お姉さんよね」姑自らがそんな親子になる要因をつくっておきながら、時折そういう言葉を投げつける。そして違和感を感じながらも、そんな生活を壊しきれなかった主人と私。『親父はあの頃のまま父親としての機能を果たしていない』長男は言う。(それを言うなら『夫としての機能も果たしてないよ』と、妻としても言いたい)世の父親を垣間見れば・・・「おい、たまには一杯やりながら男同士の話でもしないか」とか言いながら息子と酒を傾けつつ、自分の経験や意見を交え将来を語り合う・・・なんてありそうけれど、我が主人は未だかつて全くそんなシチュエーションが無い。口げんかはもちろん、手を上げるとかも殆んど見られない。家族のことを考えている様に見せつつ、自分本位だ。親が自分に残した罪悪を自分の血を分けた息子にもする様な奴だもの。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●「父親がいるのに父親がその役目を果たしていないなら 家族の誰かが父親役をやらなければならない。だったら俺がやるしかない」と、長男はそんな言葉を吐く。家族の中に定職に就かずフリーターの様な生活を2年近くもやっている成人男子がいれば、親ならそれを改める様に仕向ける努力はすべきだ。本人がそれに気づき、自己修正できるのが一番だけれどいつまでたっても修正できないようであるならばせめて親だったらそうできる様、多少なりとアドバイスしなければいけないのではないだろうか。(次男には【本人が課せられたもの】【本意ではないのに背負わされているもの】があるのだから尚更だ)「俺は人に言える立場にはないけれど、今のままでは奴は一生をダメにする。ブン殴ってでもちゃんと職探しさせないとだ」(長男は自分の性格や、自分の身体が先天性血管奇形であり、常人が就ける仕事には無理と判断し 国家試験合格を目指して勉強中だったりする)我が家の次男は、2013年の夏まで洋菓子職人をしていた。それまでは、大学を卒業してもアルバイトを延長するだけでいつまでも身の振り方を考えないから私と長男で業を煮やして二者選択を迫った。「お菓子作りが好きなんだから洋菓子職人になる修行するか、 自衛隊に入ってお国の為に働くかどちらかに決めなさい!!」そう言われて、大学出たにも関わらず製菓学校に行って、洋菓子店に4年程勤めたけれど人間関係や体調不良で独断で辞めてしまっていた。以来、次男は横浜で職探しをしながらフリーターもどき。長男も働きながら受験勉強をしつつ兄弟二人暮らしを始めたが、長男は体調を悪くして親元へ戻り受験勉強のみの生活になる。(この間、生まれてこの方分からなかった病の名を知る)で、次男は独り定職探しもせず今に至っているのだった。この日、長男に呼び出されて横浜で一人暮らしをしていた次男が帰宅した。私も交えて次男に説教が始まった。もちろん、この席に父親の姿は無い。「お前な、母親に専門学校行く費用まで出して貰ったのに勝手に仕事辞めて 申し訳ないとか思わないのかよ。あれから何回も俺は言ったよな、早く定職に就けって。 あの時も!今も!自分の進路も自分で決められないなんて、情けない! お前なんて俺と違って五体満足で仕事なんてナンだってできるのに 定職みつけられないなんておかしいだろう!!」物心ついた時分から次男は、何故か親の言うことよりも兄の言うことをよくきく。夜、求人誌を何冊も持参してきた次男は、面接するまでに至る職場をみつけたとの話。「やれば1日で済むのに、横で誰かに尻をひっぱたかれなきゃダメなのかよ~」 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●で、この夜久しぶりに兄弟の大好物我が家の具沢山春巻きを作ることにした。先日、スーパーの惣菜コーナーで1本120円の春巻きが半額で販売されていたので「大好物が安売りされてるよ~♪買って帰る?!」と、長男に聞けば「ウチの春巻き食べたら、ヨソの春巻きなんて具が少なくて美味くないよ」とか言うので料理好きの次男に手伝って貰いつつ。十目春巻き・水餃子・芹とシラスのまぜ御飯 次男、春巻きを作るのは初めてだった様で。具材の重さ1本80gで10種類入っている鶏挽肉・人参・椎茸・ニラ・春雨・卵焼き・海老・タケノコ・モヤシ・葱十目春巻き 芹御飯の残りは焼きオニギリにしてお茶漬けにして夜食♪芹入り焼きオニギリのお茶漬け 約2年ぶりではたして定職に就くことができるであろうか?頑張って欲しいと願う。
2015年02月12日

B型オバサンの悪い食べ癖は、好きになった物はとことん飽きるまで食べ続けてしまうこと。病みつきになった挙句に、もう食べるのも嫌になったものもある。そんな私の最近のお気に召し飯をいくつかご紹介 くら寿司で本わさびをのっけて食べる!! 大葉いか 最近、ホントにはまって月に3~4回は通ってしまっているくら寿司店舗によって多少の違いがある様な気がするので、我が家は決まって海老名市にあるくら寿司まで足を伸ばす。わさび大好きな私。当初は、くら寿司の寿司には全品わさびが入っていないので自分でいちいちのせるなんて面倒じゃない~なんて思っていたけれど食感にもこだわり、粗くすりおろした本わさびを寿司を食べる直前につける【直前わさび】で食すのがホントにクセになってしまっている。鼻にツン!涙がチョチョ切れる手前の量をのせて頂く快感♪コレが美味くてたまらなかったりするのだな 熟成まぐろ 柚子ポン酢をかけて頂く 鰹のたたき長男と共に今一番のお気に入りのネタが、鰹のたたきでコレに柚子ポン酢をた~っぷりかけて食す生の青魚は苦手な親子はコレなら何個でも食せる。ピンピンに跳ねそうな?!生しらすもちろん柚子ポン酢をたっぷりかけて頂く 生しらす軍艦巻 たまにメニューにない寿司が、回転するレーンに紛れ込んでやってくるのを見つけるのが面白かったりする。狙いをつけていると必ず前の席の客に掠め取られるので、この日は店員サンに注文したのだったもちろん、柚子ポン酢たっぷり~ 鰹のたたき軍艦巻 デザートの中では秀逸なのが揚げたて豆乳ドーナツ最近、ドーナツにものめり込んでいる私。注文を受けてから揚げる豆乳ドーナツは、揚げたてサクッ中身はフンワッとした食感。甘々の北海道産あずきとあっさりめの豆乳アイスをのせ、仕上げににカラメルソース。温かさと冷たさが共有するデザートだ。価格は税抜230円、二人で半分ずつで丁~度いい 揚げたて豆乳ドーナツ ドーナツにハマッたキッカケが実は他愛も無い様なお安いドーナツだったりする。勤務先の販売機で売られている一袋130円の~ ハチミツ入りファミリードーナツ 個別包装されていないからゴミが出なくていいし、個数も13個位入っていて、最初の頃は2日に分けて半分ずつ食べていた。小腹ふさぎには丁度いい、私の昼飯代わりだったのだ。このて~のひと口ドーナツはやたら安い油臭かったり、甘すぎたり、柔らかすぎたり、パサパサして喉につまったり、歓迎できないモノが多いのだけれど岐阜県の明治ベーカリーで製造されているこのドーナツに限っては何故か違うのだ。均等にまぶされたグラニュー糖のザラザラ感が心地良く歯先に当たる。やわか過ぎず、かた過ぎず、噛む按配が好みだったりする。味なのか、香りなのか、仄かにシナモンを香らせているらしき風味が大好きなのだ。つい見かけると2袋くらい買ってしまう。できることならもっと大袋に入ったのが欲しいくらいだ。近隣のスーパー、コンビニを物色してもこのメーカーのお菓子すら見当たらない。ネットで調べると<230g入りで100円ちょい><100均で売っている>なんて情報もあるけれど、今のところ遭遇できない。通販しかないのかな・・・悪い病気が始まりそうだ 目覚めのスプーン3杯ヨーグルト 湯田ヨーグルト只今、出勤前の朝食にヨーグルト大さじ3杯とバナナ1本を食す。一般的な色々のヨーグルトを食べてみたけれど私が購入できる範囲内(300円以下)のヨーグルトの中では断トツで美味しかったのが~行きつけのスーパーで見つけた、通常の値段が500円以上するプレミアム湯田ヨーグルトだ。賞味期限数日を前にして150円に値下がりしていたおかげで食べることが可能になったのだった♪1袋800gと普通に市販されているものの倍近く入っている。プレーンも加糖も双方素晴らしく美味だけれど特に気に入ったのは加糖の方で、ねっとりして、生クリームが入っているので酸味もマイルド。コレを食べたら他のヨーグルトなんて食べるのは馬鹿じゃなかろうか!とも思えてしまう程比べ物にならないし、単なるヨーグルトとは思えない。ヨーグルト好きなら一度位は食べてもよろしいのではないだろうか。 "ふわふわとろとろ"なめらかな食感の加糖タイプのヨーグルト岩手県産の生乳を使用したヨーグルトに生クリームを贅沢に加え、保存性に優れ、作りたての美味しさを長持ちできるアルミパウチ容器で発酵させた。ヨーグルトは大容量で発酵した方が美味しく、しかもアルミパウチ製の容器は熱伝導効率が高いため、乳酸菌の発酵が美味しく仕上がる。(湯田牛乳公社HPより抜粋)悲しい事に、コレを見つけたスーパーでは湯田ヨーグルトは高すぎて買い手がいないらしくこの後も賞味期限前に安くしていたのだけれど、客の足元を見てか、値引きし過ぎに気がついたのか、さすがに150円にはすることなく、私の手に2度渡ることもないまま、そのうち商品棚から姿を消してしまった。もう一度くらい食べてみたいものだが・・・【湯田牛乳】プレミアム湯田ヨーグルト加糖(800g)価格:600円(税込、送料別)岩手県和賀郡西和賀町にふるさと納税するとヨーグルトにかけるお醤油が2本付いた湯田ヨーグルト(プレーン・加糖)が貰えたりもするらしいぞ♪
2015年02月11日

いつも仕事の公休日の2日目に、決めたスーパーで1週間分の食料の買出しをしている私。しかし、その日はどこの天気予報も脅かしの様に「雪が降る」「雪が積もる」なんて言っている。それでなくても山の麓に住んでいるので、去年の大雪を想像してしまい仕方なく買い物の曜日を1日早くすることにした。2日間でやることを1日で済まそうと思ったらいつものスーパーで買い物ができなくなったので息子達の生まれ故郷でもある町のショッピングセンターに1~2年ぶりに寄ってみる事にした。目先が変わって買い物するのが新鮮で楽しい気分にもなったけれど、肝心の買うべき品物の値段も、質も、量も、違う上に欲しいものが無かったり、何がドコにあるのか探すのも厄介で、時間ばかり経って思う様に買い物がはかどらない。行きつけのスーパーだったら買う物の順路がたいがい決まっているので買い忘れなんて滅多にないし、値段も量も我が家に合っているし、駐車料金も取られないから、ゆっくり買い物できるし、「やっぱり慣れたスーパーじゃないとダメだ~」たま~にこういうことを試みては後悔するのだが、慣れない店でまとめ買いなんてするものじゃないというのがよ~くわかった。(そう言いつつ、またやってしまう懲りないB型でもある)結局、翌日あれだけ気にしていた雪はひとつも積もらなかったけれど、この際だから家でのんびりしようと決めていたものの、夜勤労働者故なのか、夜中に行動したくなり、深夜営業しているドンキ・ホーテに食料の不足分を買い足しに行ったのだった。 慣れたスーパーではない店での買い物にも利点はあるもので。目新しいもの、興味深いものが売っていたりするのだなこの日ショッピングセンターで見つけたのは、 関東・栃木レモン(通称レモン牛乳) 今更なんだけれど、コレけっこう有名物の様だ。マスコミで紹介されてから気になっていたもののひとつ。栃木に行かなきゃ買えないのだろうな~と、思って諦めていたのだけれど、何気に牛乳の並ぶ棚の上段に置かれていた。戦後間もなく関東牛乳が【関東レモン牛乳】の名称で発売。2004年に関東牛乳が後継者不足などで廃業。(2000年に日本で発生した雪印集団食中毒事件以後の2003年から日本では生乳100%のものしか<牛乳>と表記することができなくなっ為商品名から<牛乳>が省かれる)【関東レモン】が無くなるのを惜しむ声があり、翌年、栃木乳業が製造法を受け継ぎ【関東・栃木レモン】として復活素朴に疑問だったのは、ナンで【関東・栃木レモン】?だった。会社の名前だったんだ♪・・・となった。【関東】の字が大きいのは後継者による敬意の表れらしいちょっとウキウキしながら栃木県民が愛するという味を口にしてみることにした。レモン色をクリーミーにしたカラーは思っていたよりも濃かった。着色は紅麹・紅花黄とある。無果汁は仕方ないのだろう、<レモン果汁+牛乳>じゃヨーグルトみたいに固まってしまう。昔からフルーツやいちごの無果汁ものはあったが、レモンと牛乳の様な柑橘類との組み合わせはお目にかかった事がない。だから栃木名物でもあるのだろうけど。(他にも果物は色々あったのに何故レモンにしたのか又小さな疑問がわく)驚きは後味スッキリさにある、かつてない喉越しの良い無果汁レモン風味乳飲料だ。飲み慣れているイチゴやバナナの乳飲料と比較すると舌に残る牛乳感が少ないせいだろうか(乳脂肪分0・9%)想像していたレモン味と違ってスッパさが無く、けっこう美味い♪風呂上りじゃなくてもゴクゴク飲めそうだ栃木県民が愛してやまないというレモン牛乳に遭遇できたことを光栄に感じる元、お隣りの群馬県民であったご馳走様デス♪
2015年02月06日

2月3日は節分、今年我が家は豆まきができなかった夜勤労働者の私が転職した今年、勤務時間が常人達で言う夕方~朝方にあたるので私自身は豆まきはできない。「じゃあ、昼間やっちゃえばいいんじゃない♪」と、思ってもみたが、そもそも豆まきをする時間というのは【鬼は真夜中にやってくるので、豆まきタイムは家族全員揃った夜】に、やるものだ。物心ついたときから、嫁いで普通の主婦をやっていた時分までは家族内の季節のイベントのひとつとして無くてはならないものだった。「私がいなければ豆まきなんてしないのだろうなぁ」と、思いつつもとりあえず、必需品の豆だけは用意しておいた。 前日だったか、通勤中に聞いていたラジオの声主が「私は、頂いた落花生があるので節分はそれを撒こうと思う」なんて言っていた。地域によっては落花生もアリらしい・・・なんでも始まりは北海道で、東北、信越地方及び九州辺りでも落花生を撒くとか。【雪の中でも落花生なら拾いやすく、粗末にならず、大豆は夏の豆、落花生は秋冬の豆で、カロリーが高いので寒い地域で好まれる】からとの話で、衛生面や安全面、アイデア的にもよろしいとは思う。しかし、物心ついた時は【祖母が畑で作った大豆を炒ったもの】(コレがまたカタくて食べ難かった覚えがあるんだな~)今時は【市販された炒り大豆】(市販の炒り豆を知った時、その食べ易さは衝撃的だった)を食べている私としては不可解だった。 由来を紐解けば、豆まきは中国から伝わったもので豆は<魔滅(まめ)>に通じ、無病息災を祈る意味がある。大豆は五穀のひとつで穀霊が宿るとされ米よりも粒が大きく、穀霊で悪霊を祓うのに最適。魔の目(魔目=まめ)に豆をぶつけて魔を滅する(魔滅=まめ)にも通じ昔々、京都鞍馬山に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけて退治したという話(All Aboutより抜粋)からもホントのとこは大豆でないと豆まきする由来には通じない様だ。 てなことを知ってみたところで我が家の主はイベント事に興味が全く無くテーブルに置いてあった豆の存在すら気がつかなかった。今年の我が家には【鬼】が居残ってしまっているんじゃないか?!なんて気にもなったが、【福】は気長に待っていればそのうち来るか・・・とか思うことにして、歳の数だけ豆を食べるだけの節分となった。【節分に歳の数だけ豆を食べるとその年は病気にならない】とかいわれるけれど半世紀以上も生きた人間に【歳の数だけ食べる】というのも消化も悪いし、お腹も張るし、酷な話。私の祖母は70個以上も食べないで食べられない分の大豆をお茶に混ぜて福茶にして頂いていた。香ばしい香りがプラスされて美味しいお茶になった。「そうだ♪福茶にして飲~もう♪」お茶菓子はシャトレーゼで売れ残った節分和菓子。大豆が2粒のっていて、中は白餡♪ 枡 しかし、肝心の3日に豆に気がつかなかった家の主は、この日気がついて「アレ?!節分だったのか~、残った豆貰っていい?ツマミにして食べよっと」全部持っていかれた。「我が家の鬼はアイツだよね~」長男が呟く・・・苦笑するしかない。
2015年02月04日
全5件 (5件中 1-5件目)
1