2015年03月の記事一覧 | のらりんくらりん

彼岸に思うアレやコレ・・・神や仏を信じても

我が家の男衆は不信心だ。それに私の神様嫌いは姑のせいでもある。当時、我が家では絶対君主であった同居の姑に、「神棚と仏壇と外のお稲荷様のお世話は　　　嫁であるあなたの仕事だから毎朝欠かさず、水・お茶はあげて。　　　お榊は月の１日には交換する様にね」とか「『入り牡丹餅に明け団子中の中日赤の飯（小豆御飯）』　ってお彼岸には仏様にはお供えしないといけないのよ」とか　　　　　「お盆には御先祖の霊があの世から帰って来るの。　　殺生はしてはいけないし、仏様は肉や魚は食べられないから。　　お盆の間は仏様と一緒の精進料理を食べないとダメよ」「やるように仕向けられている・・・」と、思っていたこと自体私は不信心であったのだろう。嫁である私に依頼する前に信心があるならば姑が自らやるべき事じゃないのかと思ったのだった。実家の祖母は家族の誰に頼むことなく自ら毎朝神棚や仏壇に向って、線香をあげ手を合わせていた。信心とは心から神や仏を信じている者が持つものだ。神仏のお世話をあれやこれやと他人に頼むのだから毎日手を合わせるくらいは当然だろうと思えた姑だけれど、物日や気分がのった時だけで普段はあまり手を合わせたことがない。かえって舅の方がコマメに線香をあげたりが頻繁だった気がする。かく言う私も『困った時の神頼み』、若しくは神社仏閣に参った時くらいしか神仏には手を合わせたことはない。おまけに面倒臭がりで強制されるのは苦手のＢ型人間だから姑の言いつけは最後の最後まで日課にはならなかった。姑が亡くなって１３年目になるが、今もって継続しているのは『入り牡丹餅に明け団子』お彼岸やお盆に仏壇に花をあげたりするくらいだろうか。（仏は仏でも亡くなった人間の仏になら手を合わせる）お稲荷様はお山の家に引っ越してから、粗末にしてはそれこそバチが当たると思い豊川稲荷へ御神体３体お返しした。親に多額の負の財産を背をわされた主人としては（実は血が繋がっていない親でもあった）命日に手を合わせるのも嫌なのかもしれないし、神も仏もあったもんじゃないくらいにしか思ってないのだろう。　　　　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　「椿は頭が落ちるから縁起が悪いので仏壇にお供えしてはいけない」「花びらが散る花は仏壇が散らかるからお供えしない」子供の頃祖母に言われた。　　　　　「仏壇にお供えする花はどんなものが良いか」ネットで調べてみれば、爽竹桃や蔓珠沙華のような毒花花粉が落ちてお仏壇が汚れてしまうもの、トゲのあるものは避けるともある。しかし、故人が好きだった花がバラであったなら花びらが散ろうが、トゲがあろうがお供えしてあげたいと思う。「造花はありえない」なんてオバサンがいたけど生きた花を絶やさず供えられればベストの様に思えるが仏壇があっても花が飾られていなかったり、枯れたままだったりならいっそ造花の方が良いのではと考える。実際通販でも仏壇用の造花販売はされているのだから必要なご家庭もおありなのだろう。じゃぁ、鉢植えなんてどうなんだろう？と、今回のお彼岸で思ったワケでお仏壇を汚したりしなければ良いのではないだろうか暖房のきいた部屋でお彼岸の期間、生花を置いたらすぐダメになるかもとか考えたらガーデニング用に販売されていた花をカワイイ鉢に入れて仏壇に置いてみた。　　　　　　　　　　アルメリア（仏壇から一旦下げてお水やりをしながら花にも日光浴中）我が家は猫が２匹いるので、やたら食べられたり悪戯されてもと家の中で観賞する鉢植えの植物はもう十何年も購入した記憶がない。アルメリアの尖がった葉っぱを見たら猫草かと思い食べたがるのではないかと心配したのだが、さすがに仏壇には手を伸ばさなかったので安心した。お彼岸が終わったら、殺風景で不毛な庭に植えてあげようと思ったり

桜、咲く♪咲く♪咲く～♪桜、食す♪食す♪食す～♪」

すっかり春めいて来た様で、気がつけば先週あたりからそこいらじゅうで梅だの、水仙だの、菜の花だの、オオイヌノフグリだの大好きな桜の早咲きなんてが咲き乱れ夜勤帰りの私を癒してくれている　　　　　この時期、寒桜か大寒桜あたりではないかとも思うのだけれど（専門家ではないので多くは語れない）河津桜より淡い紅色で香りがさほど感じられない。これだけ咲いていればたいがい蜜を求めて昆虫系が飛び交ったりヒヨドリやらメジロなんていそうなものだけれど見当たらない。。。こんな桜もあるのだろうか？　　　　　それとも私の嗅覚が調子が悪かったのか？　　　　　で、本日主人からの情報で毎年楽しみにしている春めき桜が満開だと教えて貰ったので我が住む山から下界に向う途中で花見をする。曇天の桜は写真写りもイマイチ。やはり晴天の桜の方が映えるな　　　　　春めき桜早咲きの河津桜よりちょいと遅く、染井吉野に比べるとちょいと早くお彼岸の頃咲きだす春めき桜は足柄桜とも呼ばれ、実生の桜を南足柄市で改良を重ね、２０００年３月に品種登録されたというまだ新種の桜。　　　　　春めき桜やや濃いめのピンクの花が枝にこんもりと咲くのでピンクの綿菓子とも言われるこの桜。このボリューム感もさることながら、ひとひらひとひらがほんのりピンクに頬を染めた加減の花色の変化を見せるのがなんとも言えない。こちらの桜は辺り一体芳香漂い、蜜を求める蜂がブンブン～この桜を知って以来、花の中で桜の花が一番好きになったくらいだ。　　　　　春めき桜　　　　　　　　　　　　　　　で、この後昼いつもの如く長男と行きつけのくら寿司へ出向く。頂くものは相変わらずだけれど、桜つながりで～只今熟成まぐろフェア中での提供品　　　　　　　　　　　　生　桜　え　び　　　　　桜海老の旬は春（３月下旬～６月上旬）と秋（１０月下旬～１２月下旬）とか。サクラエビといっても色々種類がある様だ私は、生エビを食べるとアレルギー反応がおきて喉や舌がムズムズしたり痒くなる。最近、回転寿司でもよく見られる生赤海老を食べた長男にもエビアレルギーがあるのが判明した。高級な生エビになるほどアレルギーの症状は酷くなるのは２０代の頃分かった。社員旅行で活き車海老を食べたら喉と舌の痒みが暫く止まらなかったし、結婚式の数時間前に伊勢海老の刺身を食べて舌唇が腫れて麻痺した。甘海老あたりから微妙に反応が出たものだが、この桜海老は平気だ。　　　　　宝石生えびアレルギー持ちなのに食べてしまうのは海老が大好物だからなのだ。痒くなるのはなるべく避けたいから、普段は過熱して調理された海老を食べるのでそれで十分満足、満足　　　　　　　　　　　　　　　葉っぱに包まれた餅というのは笹餅にしても、柏餅にしても子どもの頃は臭くて好きではなかった。この歳になると餅についた香りを楽しむことができる様になる。歳を重ねると良いこともあるものだ　　　　　　　　　　　　　　　　　　桜　餅　　　　　　　　　　　桜餅桜餅には興味がなかったけれど、数年前に八重桜の摘み取りに興味を持って以来、桜の独特な香りには惹かれる様になった。最近、シャトレーゼのお菓子にハマって以来、桜餅にも目がいく。シャトレーゼの和菓子は甘さが控えめで私好みだったりする。桜餅というと道明寺桜餅（関西風）と長命寺桜餅（関東風）というのがある。双方共に塩漬けで香る桜の葉を用いるのは共通しているが作り方、形状が違う。好みは道明寺桜餅の方。どうも長命寺桜餅だと餡子と皮を別々に食べたくなるからだ。（ドラ焼き食いに類する食し方だが、実際そうに食べた記憶がない）　　　　　桜餅桜を愛でて桜を食す、良い季節がやって来た

次男、男子厨房に入らずと間違った？！職業選択

次男が、物心つき出す頃に台所の手伝いをさせた事があった。それを見た同居していた姑が怒り心頭しつつ言った言葉は、「男の子を台所に立たせるなんて！何てことしているの！！　男子厨房に入らずって知らないの？！、　そんな事をしちゃ、出世できなくなるでしょ。　私なんて主人を台所に立たせた事なんて一度も無いわ。」そんな男尊女卑とも思える行為を今時実行している人は少ないだろう。ま、そう言われても、怒られるのを覚悟で姑の居ない日はけっこう炊事の手伝いをさせた私だった。思えば現在一番台所に立って炊事ができるのは次男で、やらせといて良かった～と思うのだ。長男は長男で、高校時代に付き合った彼女ができた女性で、食事の買い物や台所の片付け等の手伝いは率先して手伝う事を教育してくれた。おかげで、長男もそれなりに炊事には協力的だったりする。我が家で一番台所に立ってイマイチ使い物にならないのは主人かもしれない・・・　　　　　豚汁（次男作）さて、話はちょいとかわるけれど子供達の将来なりたい職業ランキングなんてのを調べてみるとそのランキングの中に食べ物屋さんがいつも上位にある。中でも＜パティシエ＞とか＜ケーキ屋さん＞は食べ物屋さん全体の８割近くなんだそうだ。＜食べるものを作る＞という職業は想像を膨らませる夢があるものね。かく言う私も若かりし頃は食べ物屋サン（調理師）になりたかった。（父親に反対されて諦めた）できれば息子ふたりいるうちの一人には、職人（作り手）になって欲しいという母親としての願望（自己満足かもしれん）もあったりした。我が家の次男が、大学を卒業したにもかかわらず洋菓子学校に行き、好きというだけで洋菓子職人の道を進んだ時はけっこう嬉しかったものだ。（私は次男の大学進学は気乗りしなかった）　　　　　次男作母の日ケーキしかし、次男は４年という短い歳月で崖っぷちにぶち当たり、２年前に先に進む事をやめた。辞めた原因が人間関係だけの話かと思いきやそれだけでもなかったという話も今更になって分かった。次男は寡黙で泣き言はあまり言わないタイプなので、ギリギリまで我慢してしまう節がある。職場放棄したくなる気持ちも分からなくはない話だった。「俺が勤めている間に辞めた従業員は４年間で１２人いるんだよ。　　　そのうち違う店に行ったのが半分、パティシエを辞めたのが半分さ」ちょいと驚いた。私も洋菓子製造会社に９年勤務していたから甘いものを作るからと言って、仕事の内容まで甘いワケではないのは分かっているつもりだ。次男の職場が何しろ過酷なのは当時から見てとれていた。給料は１５万～１８万円代。早朝出勤、サービス残業は修行中だから当たり前。最悪なのは休日であっても呼び出しされて出勤したってその分の給料が貰えるわけじゃなかったり。200℃を超えるようなオーブンで一日中生地を焼いてあっちこっち火傷してしまうのは日常茶飯事。大量の生地を練ったり、クリームを混ぜ続けたりで手は腱鞘炎。重いものを持ったり、長時間の立ち仕事での足腰への負担。おまけに先輩職人からのパワハラやらナンやらと精神攻撃までされたら最悪だろう。洋菓子を作るのが三度の飯より好きで、お客に作ったお菓子を提供して喜ばれる事が生甲斐くらいでないとやっていられない、苦労が山の様にある仕事だったりするのだ。　　　　●　●　●　●　●　●　●　●　●　●　●　●　●　●　●　●　今更ながら後悔するのは、息子にきちんとアドバイスもできなかった親としてはありえない世間知らずの上に教養の無さもある。こんな思いをさせるなら、もうひとつの選択肢（自衛隊）の方が次男自身の為にも、親としての自覚形成（我が夫婦はコレが非常に薄い）にもなっていたろうと思う。次男は職人の世界を飛び出して、約２年間フリーターもどきのその日暮らしの仕事を続けた。自主性（やるべきことが明確で、その行動を率先して人に言われないで自らやること）も主体性（状況を判断して、自らの責任で最も効果的な行動をとること）もイマイチ足りない次男に、もっと早く発破をかけるべきだった。（こんなトコロも父親譲りだったりすると、益々申し訳ない）数週間前に長男や私が「いい加減に定職に就け！」と尻を叩いた。先月からなんとか定職となるかもしれない？職場で働く様になった。次男、曰く「パティシエの時に比べれば今の仕事の方がある意味、楽」ともいう。今回は、モノ的には１８０度転換した、ケーキと比べるとケタ違いに重く巨大な、鉄骨を相手の仕事だ。体力に自信のある次男には苦にならない様だし、今の所楽しそうに職場に向う。休日も、就業時間も安定し、個人営業の洋菓子店に比べれば給料面も充実している。人間関係はまだまだこれからだろうが、今のところ頑張れている様だ。長男とも胸を撫で下ろしているこの頃だ。

行きつけのラーメン店での驚愕と有り難きサービス【ラーメンうづまき】

我が家の行きつけのラーメン店、多い時は週に１回は必ずと言って良い程出かけているが最近は健康（体型）を考えつつ？！お邪魔させて頂いている。　　　　　　　　ラーメン　うづまき　　　　　お邪魔し過ぎてサービス券が直ぐ満杯になった時期もある。ココのサービスは嬉しいもので御覧の通りラーメンを食しに３回出向くごとにサービスの内容が変わる。　　　　　サービス券ハンコが押されて満タンになっても、使用期限が無いので腹もちに合わせて、希望した日に希望した無料サービス品を頂ける。　　　　　サービス餃子（コチラは２人分一緒盛り）　　　　　チャーシュー丼で、最終で頂ける１杯のラーメン無料サービスはご店主のご好意が加わり、タダのラーメン一杯ではない、トッピングで載せられるものすべてがのって、おまけに大盛りにまでしてくれる。　　　　　全部のせ（長男撮影画像をデジカメで撮影したので写りが悪いけど）私はどうあがいても食べられる量でないし、第一チャーシュー（脂肉）が苦手でご店主のご好意を無にしてしまうので、長男に２度食べて貰うことにした。「俺の腹がチャーシューになる！」とか言いつつもいつもは汁を残さず平らげるのだがこの時ばかりは汁まで胃袋は受付けなかった様だ。さて、サービスといえばサービス満点の店員さんがこちらにはいらっしゃった。店内が混んでいれば独りで入店整理を支持、寒い冬に外で待つ来客には独自で温かなお茶を提供し、カウンターに座る客すべてに目を配っているんじゃないかと思わせる気遣い、食べ終われば外までお見送りまでしてくれたし、大食いタレントのギャル曽根にも似た風貌のあの元気な挨拶と笑顔は、ラーメン屋に置いとくには勿体ない様な完璧さがあった。　　　　　うづまき　店内「あれだけの指示ができるのはきっと店長のお嫁サンだからだよ」とか長男とも言っていたくらい、存在感たっぷりの看板娘だった店員サン。最近、なかなかお会いできないのでどうしたのかと思い、聞けば「かなりひき止めたんですが辞めてしまったんですよ」とのこと。「お嫁サンじゃなかったんだ・・・もう彼女のサービスが受けられないんだ」と、知ったら益々お店がそんな人材を手放してしまった事が残念でならない。聞いたその日は長男共に気落ちして帰宅したのだった。　　　　　濃厚醤油ラーメン　海苔トッピング毎回、濃厚醤油ラーメンの海苔トッピングが我が親子の定番なのだが海苔のトッピングの方法でも好みがあって、上の様な海苔トッピングより、できることなら下の様な、丼に土手の様に配したこんな姿での提供が好みだったりする。面倒なこんな作業もあの女性店員サンは覚えていてやってくれたものだった。またどこかであの気の細やかなサービスを振りまいているのかもな～と思うのだった　　　　　