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のだめで、もうひとつ印象的だったのは、ラヴェルのコンチェルト。捜したが、なかなか出てこない楽譜。しかし、とうとう見つけて、音にする。何故か、まず、左手の為のコンチェルトから。ゆっくりゆっくり弾くのであれば、そんなにめちゃ難しいわけではない・・・というのは真っ赤な嘘で、なにしろ、左手だけで弾かねばならない。左手を右高音部方向にもっていく部分も多出であり、これがそろそろ、この老体ではかなりきつい(柔軟性ゼロか?!)ので、途中からあきらめて、全面的に両手でいくことにした。笑まずは、音を出して最後まで行き着く事を目標にやってみたということです。(完全に言い訳)途中極めて美しい部分が、そう、大きくとらえれば、2度でてくる。ゆっくりの音出しではあっても感動ものだ。私は、特に、最後近くのさざ波のようにゆれるアルペッジョと浮き立つメロディラインの部分がとても好きである。なにしろ、この曲、ラヴェルでは一番目に好きになった曲。というか、他の曲をその当時は知らなかった。古き良き時代。しかも、左手だけの曲。今日は、はじめて、最初から最後まで、弾き通してみた。ピアノソロパートがないところは、オケパートを両手で。しかし、残念ながら、本日は、左手のみではなく、両手にての徒然音出しであった。良い経験になった。して、次に、例のノダメでも出てきた、ト長調、両手版である。ラヴェル風のジャジーな雰囲気も満喫できるこの曲、オケとあわせたら気持ちいいだろうなぁ。と思いつつ、でも、途中一楽章終了時点で、息絶えてしまった。なにしろ、左手のコンチェルトだけでも、疲弊している。また、別の機会に、最後まで、徒然音出しに挑戦してみたいものだ。ということで、本日は、一楽章まで。明日は、二楽章から挑戦である。--さて、本日は、結婚記念日であった。お兄ちゃんはお仕事で参加できなかったが、ワイフと娘と、渋谷にお出かけしてきた。コラーゲンたっぷりのお料理もほおばってきた。これで十分であろう。残る問題は、娘の着物選びと写真撮影の会の企画。娘は、どうにも、着物をきたくないといっている。どうしたものか。
Apr 29, 2011
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のだめの後編映画(TV)を観ながら、やはり、ショパンは良いなぁと思った。しばらく、遠ざかっているからかもしれない。齢を重ねる毎に、異なるショパンの魅力が厚みを増してくる。ショパンという一言で、色々な想い出やら、あの人のあの音楽表現はこうだったとか、それなりの演奏の幅も含めて、記憶の大きな部分を占めてもいるのだから不思議だ。いずれにせよ、ショパンはもとより、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンあたりは、とても、人前ではなかなか恥ずかしくて弾けぬ曲ばかりであるのだが、自分一人で、家人にちと迷惑をかけるくらいであれば、よいだろう。思い出したついでに、ショパンの楽譜を少々、震災後山積みになった積み上がった楽譜の山から取り出してみる。ということで、ショパンのコンチェルトNo.1の一楽章のピアノパートだけゆっくりと弾いてみる。さらには、ソナタの三番の一楽章。三番は、音密度が高いというか、複雑でもあるので、ゆっくりめがそもそも味わいがあっていいとも思う。本日は、超ゆっくりではあったがそれでも、なかなか良い。この二曲だけでも、かなりタフであったので、あとは、黒鍵のエチュードを弾いてみた。右手の高速モードがいまいちうまくいかぬ。二回弾いて、少々疲れていたので、休憩である。やはり、ショパンエチュードなどは、毎日練習をかかさぬようにしないと退化していくばかりだ。泣しばらく休んでから、通常の曲達に戻る。昨日夜遅くから本日午前にかけては、少々ジャズアレンジもためしてみる。久方ぶりの感触だ。そして、思い出したように、カプースチンも少々。結構、長めに練習してしまった。明日、筋肉痛にならねばよいが。笑-本日のピアノ徒然 ショパン以外・ラフマニノフ モメントミュージカルOp.16-3/16-4・ラフマニノフ エチュードタブローOp.39-5、Op.33-2・ラフマニノフ プレリュードOp.32-12、Op.23-2 16-4と23-2には、苦戦。ゆっくり、やや早くで三回程度繰り返して弾いた。 39-5はいつも感情が熱しすぎてしまう。冷静な自分を常に置いておかねば。 また、中間部左手のメロディラインを大切に。ホロヴィッツの如く。。・メトネル プリマヴェーラ・チャイコフスキー バルカローレ どのくらいのスピードが良いのだろう。 http://www.youtube.com/watch?v=WWG7B-c0tEI&feature=related・アルベニス タンゴ こんな感じだ。 http://www.youtube.com/watch?v=GNUpWAQuuVA&feature=related こちらはゴドフスキー編曲版?! http://www.youtube.com/watch?v=Lp7F0wE1LJI&feature=related・マーラーシンフォニー五番四楽章、アダージェット(P版) やや、Tyees流にアレンジして弾いてみている。なかなか、落ち着いて良い。 とりあえずオケ版は、 http://www.youtube.com/watch?v=ov1xwCQULSY・シューマン トロイメライ、楽しき農夫・ドビュッシー 水の反映、運動、金色の魚、通常スピード・カプースチン エチュードNo.1/2/6 ゆっくり練習 http://www.youtube.com/watch?v=EJww3q32OZE&feature=related 辻井さの二番はこんな感じだ。 http://www.youtube.com/watch?v=fuwAUUbrkxY http://www.youtube.com/watch?v=1Gi3EsgQn10&feature=related--余震も早く落ち着いてきて欲しい。花粉症も多少とも楽になってきた。自分にとっての春は近い。また、色々とチャレンジを始める事としたい。挫折したプリマヴェーラにも再度挑戦だ。そういえば、先日、とある駒場東大前駅より数分の距離にある音楽カフェにて、ショパン主題によるフランス的な変奏曲のようなものを耳にして、曲を思い出せず、店主に聞いてみた。そうだ、モンポウだ。ショパンの前奏曲7番の主題に基づく、変奏曲だと思う。(正式には、『ショパンの主題による変奏曲』(Variations sur un th?me de Chopin)は、フェデリコ・モンポウ作曲のピアノ作品。1938年から1957年にかけて作曲された。モンポウの作品の中で最もピアニスティックな作品である。 By Wiki) 前半だけかな。 http://www.youtube.com/watch?v=PktTWwRdssEたまには、モンポウもよいなぁ。楽譜がどこかにいってしまっている。
Apr 24, 2011
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今更ながらであるが、のだめカンタービレの最終章の前編の映画をTVでようやく録画で観る事が出た。巷でも、かなり昔から、この有名な逸話が、色々と噂され、素晴らしいと絶賛されているようだが、以下の言葉が耳に残った。録画して何回か繰り返し聞き取り、筆記した。概ね、以下のような内容であったと思う。-コンサートマスターの言葉-アンサンブルの神髄はハーモニー。要するに「調和」だ。音楽の本質は「調和」にあり、それを表現するのが真の「音楽家」なのだ。-千秋の言葉-ポエティウスやダレッツォが言っていた言葉だと思うが・・・中世では、神の創った世界の調和を知るための学問が 天文学、幾何学、数論、音楽だった。音楽理論を熟知して、理性の力によって作品全体に対し入念に音楽が判断できる人を「ムジクス」(音楽家)と言い、ただ音を歌ったり、演奏したりする人を「カントル」(歌い手)と言った。カントルは、「カンタービレの語源だ」-- のだめカンタービレのタイトルの通り、のだめはカントルで、千秋はムジクスを目指しているということなのだろうか。また、のだめは感性的天才的の象徴で、千秋は理性的天才の象徴なのかもしれない。なにゆえか、ムジクスの方が、カントルよりも上位であるかのような表現でもあるが、しかし、この両者は全く別々のものでもなく、お互いの要素をシェアしあうものだろうし、また、本来ムジクスの進化形とカントルの進化形は融合可能なもののようにも思う。天才的な感性の発展は、瞬時に音楽の理論を超えて理解し、音を楽しめる筈だし、理性的な天才は、その音楽の理論を極めて行くうちに、音楽を瞬時に歌い表現もできるようになるのではないか。いくつもの曲達、沢山の、多くの曲たちを演奏しているうちに、感性の天才は、その中から、理を見いだしてしまう。千秋に追いつくべく、壊れずに、カントル、カンタービレを忘れずに、音楽を極めよ、練習あれ、。後編については、そのように、のだめを応援したいものだ。既に、千秋は、森羅万象、宇宙の調和の根本原理に少しずつ近づきつつある。シュトレーゼマンは、のだめに、ムジクスになることを望んでいるのだろうか。いや、もしかすると、のだめには、究極の最高のカントルを目指して欲しいと願っているのではないだろうか。ムジクスとカントルは対極をなすものではなく、対になって、お互いにシェアされつつ存在し続ける、それが調和ということであるようにも思う。-本日のピアノ徒然アルベニス タンゴチャイコフスキー バルカローレメトネル プリマヴェーララフマニノフ エチュードタブローOp.39-5シューマン トロイメライルビンシュタイン メロディ in Fドビュッシー レベリードビュッシー 金色の魚以上
Apr 16, 2011
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何故か挫折した、プリマヴェーラの楽譜がでてきた。地震の後、散乱した楽譜を雑然と積み上げたままであったのだが、結構上の方から出てきたのだ。しばらくぶりに、音にしてみようとして、忘れかかっている曲をゆっくりと紐解いていった。何回かたどたどしく、音にしてみて、少々、ゆっくりとではあるが、続けて弾けるようになってきた。そう、この曲をまた、春に向けてゆっくりと、回数重ねて行きたいものだ。あのキラキラとしたパッセージではじまる最初の部分、そして、明るくせせらぐ中をゆったりと進むメロディ。また、春には、明るい気持ちで、毎日を過ごして行けるように。その他、久しぶりに音にした曲達。どれもこれも、忘れている。ゆっくりと音にしていっただけである。シューベルト 即興曲よりチャイコフスキー バルカローレルビンシュタイン メロディインエフアルベニス タンゴメンデルスゾーン 春の歌カプースチン エチュード1番、6番ラフマニノフ プレリュードOp.32-12 エチュードタブローOp.39-5ドビュッシー 水の反映、金色の魚、月の光こんなところだったろうか。カプースチン、ラフマニノフ、ドビュッシーを除けば、比較的、心休まる曲達であったかもしれない。悲劇の連続の中、また、心休まらぬ中、やはり精神的にも重いままで仕事をしてきたせいであろうか。やや疲れていたのだろう。選ぶ曲も、なぜか、心に優しい曲を選んでしまうようだ。音楽で、心が浄化されたかのようで、難儀しながらの音出し練習ではあったが、弾き終わった後は、やや心が軽くなったようにも感じられた。東日本大震災は、未曾有の規模。ライフライン復旧にも今までにない時間がかかっているようだ。まだ、余震も続く。被災地の状況にもさらに心が痛む。都下における放射性濃度はゆるやかに低減、落ち着いているようである。福島第一原発事故の行方はさらに気にかかるところである。皆様も、余震にはさらに留意され、心強く頑張って参りましょう。被災地の皆様には、重ねて、お見舞いを申し上げます。
Apr 2, 2011
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