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当店の看板は奈良県の吉野杉で作っていただいた看板です。通常ならば床柱に使うような銘木を組み合わせて作って頂きました。定価ベースで考えると、おそらく100万円近くすると思います。5年前、そんな大金を持たない僕達に奈良県の吉野で銘木店を営む方がご祝儀としてくださいました。もともとは無垢の白木だったんですが、日焼けと自らの油で飴色に変化してきました。プラスチックや金属の看板なら、年数を重ねるごとに劣化していくだけですが、木の看板は年数を重ねるごとに味わいが出てきます。「吉野の杉は年輪が詰まってて丈夫なんや」と言われた通り、手入れする度にその味わいを深めていくのが分かります。1年に2回の大掃除の際は、近くの工務店で脚立を借りてきて、手ぼうきで埃を落とし、サンドペーパーで昨年のニスを落とし、最後に新しいクリアニスを塗っていきます。木が自ら油をだし、潤いを保っていく。自然のモノだからこそ出来る芸当だと思います。木のぬくもりと、看板を作ってくださった温かい気持ち、手入れをするたびに伝わってきます。
Dec 31, 2005
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いよいよ2005年も残すところ、あと1日となりました。いろんなコトがあった1年ですが、一番大きなコトはお店に3名の新たなメンバーが加わったコトだと思います。一人は僕よりも大きな夢物語を語る24歳の男の子。もう一人は僕の数百倍、頭が良くて仕組みを考えられる女の子。そして誰よりも早く梱包作業をこなせるパートのスタッフ。2006年はこのメンバーで新たな物語を作っていけると思います。お客様や取引先の皆様が期待してくださる以上に、自分達で期待しています来年もどうぞ「酒 高蔵」、「梅酒屋」をよろしくお願い致します。
Dec 30, 2005
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人気うどん店「つるとんたん」の梅酒提案を当店がさせて頂くコトになりhttp://www.tsurutontan.co.jp/来年度より、メニューに並びます。忘年会などで何度か利用したコトのあるお店なんですが、個人的にも大好きなお店です。先日もウェブ製作会社の方たちと利用したんですが、その時サービスしてくれたスタッフが非常に気持ちのいいサービスをしてくれ、ますますお気に入り度が高まりました。次からは自分達のプロデュースした梅酒たちが並ぶので、楽しみがまた一つ増えます。
Dec 29, 2005
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2005年は自分にとってスゴク大きな年だったと思います。昨年はチャレンジするコトが全て上手くいかず、悶々とした日々を過ごし、精神的に、すごく追い込まれた年だったからです。特に1年前の今頃は悩みのピークで、挑戦することを止めよう、大手企業に転職しよう、そんなコトを考えていました。実際、面接まで受け上場企業の内定もいただいていました。全てを変えるために、環境を変えようと東京への引越しまで考えていましたでも、やっぱりチャレンジする土俵から降りられませんでした。どんな理由を無理やり探してきても、自分自身を納得させるコトが出来なかったからです。だから今年にかける想いは半端じゃありませんでした。「PLAN DO SEE CHECK」昨年取り組んだ「PLAN」と「DO」の失敗部分を徹底的に検証し、改善する。思い出したくない失敗も、次の糧にする。未熟だった部分は、補っていく。そんなコトをスピード感を持って取り組んできました。迷惑をかけた方々や、期待に応えられなかった責任を考えるとまだまだ頑張らなアカンと思いますが、勝負できる場から降りなかったコトは自分にとって、とても大きなコトだったと思います。2006年は自分の描く夢物語をもっと大きくし、精一杯背伸びしながら成長したいと思います。
Dec 28, 2005
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昨日、あるお客様が「いつも息子がお世話になってます」と丁寧にご挨拶をしてくださるので、どなたか尋ねると大学野球部の後輩のお父さんでした。この後輩とは何かと縁があり、僕が高校3年生の最後の夏の大会は彼の高校に負けたというコトから始まり、大学2回生の時に肩を壊して入院したときも、そこのリハビリ室で一緒にトレーニングをしてたり、大学時代もトレーニングの補助をしてもらったりと、一緒にいる時間の長い関係でした。高校時代、甲子園に出場し鳴り物入りで入学してきた彼も大学時代は様々な問題に苦しみ、自分のパフォーマンスを全て発揮できずにいました。卒業後も自分の可能性を求め、アメリカでプレーしたりといろんな挑戦をしていました。そんな彼に僕がしてやれたコトといっても「一緒にメシでも行くか?」と声を掛けたり「キャッチボールの相手してやろか」と話しかけたくらいです。それでも彼が昨年「高校教師の採用試験に合格しました」と挨拶に来てくれたときは、僕のほうが嬉しかったのを覚えています。お父さんとも少しだけ話しをしたんですが、私らが見てると大学時代の息子は可哀想だと思ってたんですが、息子は「あの環境で出来たコトは凄く勉強になったし、楽しかった」と言うんですなんておっしゃりました。僕が大学時代に学んだこと、同じ時間を過ごした同期のメンバーが学んだこと、そして後輩の彼が感じたコトは一緒だと思います。上手くいかないコトを環境のせいにせず、悶々と悩む中で努力していく。考える時間を与えられた4年間だと思います。それを仕事に活かせるかどうか、本当の真価が問われるのはこれからだと思います。
Dec 27, 2005
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今日は夕方からスゴク大切な打ち合わせに参加します。まだ決定事項ではないんで詳細は書けないんですが、2006年に取り組みたいコトとして一番に掲げていたコトなんです。お酒、文化、伝統、歴史、地元、そんな言葉が全て詰まった企画で100%無理な状態からスタートしたんですが、今日の段階で50%くらい実現可能になりました。今回の企画はいろんな人たちの協力と理解が不可欠なコトなんですが、実現すれば、たくさんの人たちと喜びを共有できるコトなんです。だからこそ難しく、大変なんですが、そんな状態を楽しんでる自分もいるんです(笑)もともと無理っぽい企画が少しでも進んでるコトにやりがいを感じますし、無理だったとしても、その過程は自分の力になるハズです。でも結果をだしてナンボって概念があるんで、なんとしても実現させてみせます。本日、夕方17:00夢に近づくか離れるか、ドキドキする気持ちとワクワクする気持ちが交錯しています。
Dec 22, 2005
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昨日、地元のお客様に頂いた「発送用ケース」が店頭に並んで買いにくいというご指摘を受けて、本日早速ミーティングをしました。忙しいからとか、作業スペースが無いから、改装するからなんて言い訳をせず、いま出来る範囲で改善しようと話し合いました。自分達の目線で見ていたコトを反省し、本日から改善します。昨日、ご指摘を受けたときは恥ずかしさと申し訳なさで一杯でしたがこういった声をお客様にいただけるコトは本当に幸せだと思います。自分達の目指すビジョンをお客様が期待してくださり、ズレそうになった時は「ちょっと違うよ」と指摘してくださる。酒蔵さんと、自分達とお客さま、一つになってイイお店が出来るんだと思います。まだまだ未熟で、失敗もありますが反省しながら改善していこうと思います。
Dec 21, 2005
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大学で講義をさせていただいたり、来年は自らが学校へ行ったり、新しい取り組みをドンドンやっていますが、どんな大きなビジョンを掲げようと、毎日ドップリと酒屋をやっています。昨日もある飲食店の2階宴会場へ、ビール10ケースを運び、腰が砕けそうになりましたが、「お兄ちゃん、ありがとう」という一言で疲れが吹っ飛びました。お店でも普段お酒を飲まれない、おばあちゃんが「来週息子たちが帰ってくるから美味しいお酒を用意しといてやろうと思って」なんて来てくださいます。どんな有名人の褒め言葉より、どんな有名店においていただくよりこのおばあちゃんが当店を選んでくれる気持ちを大切にしたいと思います。いろんな店がある中、おばあちゃんにとって最高のシチュエーションである息子の帰省に出すお酒を「あのお店やったら」と思ってもらうためには商品力だけじゃ駄目なんです。僕らより何十年もいろんな経験をしてきた人たちだから嘘やまがい物は絶対見抜かれます。「お店の雰囲気に温かみを感じるかどうか」チェーン店では判断基準にさえならない項目ですが、僕らが一番大切にする基準です。店に戻ってきたとき掲げた「酒 高蔵」のコンセプト、「本物だけを扱う酒屋になろう」「有名なお酒になっても、普通に扱う酒屋になろう」「商品じゃなく空間に価値を感じてもらえる酒屋になろう」いつまでもこのコンセプトを強く意識し、実行していくことが僕らの成長につながると思います。
Dec 20, 2005
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昨日放映された「情熱大陸」見ました。花が1本も無い、日本初のオートクチュールの花屋。つまり、お客さんに合わせたアレンジしかしないお店です。見てるうちに熱いものをビンビン感じ、しばらく眠れませんでした。「しょせん花屋でしょ」そんな言葉を覆したい。披露宴で自分のアレンジした花を軽くあしらわれた時涙を流しながら語っていました。世界が注目するパリのセレクトショップ「コレット」の店内装飾では花を1本も使わずに、、モミの木だけでディスプレイを完成させます。自分の目指すものに誇りと自信を持ちながらも、常に挑戦していく姿勢は見事だと思います。「29歳、花屋歴6年の花屋 東信」自分と照らし合わせて、ものすごく刺激を受けました。
Dec 18, 2005
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今日は朝から、ワイナリーへ行って来ました。大阪にあるワイナリーなんで1時間もかからずに行けるんで、ちょくちょくお邪魔しています。社長自ら「畑でぶどうの木の剪定を教えたる」なんて言い、カベルネソーヴィニヨンはこういう感じ、ベリーAはこう、メルローはこうや!って言いながら、葡萄の特徴も丁寧に教えてくれました。葡萄に養分がいくように、わざと収穫量を減らすんですが、単に減らすだけじゃなく、造りたいワインに近づくように葡萄の味わいをこの段階からイメージされるようです。「今年は葡萄の木がだいぶ無理してくれたから、来年はちょと不作かも」なんて言いながら、余計に収穫量を減らすように剪定していました。「人間と一緒、頑張りすぎてもアカンねん。しんどいかなと感じたらちょっと休憩させてやらな」長靴に作業着の社長は、一日の大半を畑で過ごすんで葡萄の気持ちが分かるんだと思います。畑から戻り、テイスティングルームでアイスワインと、まだラベルも出来てない自慢のワインを頂きました。「僕の好きなワインに仕上がりました」なんて、社長の言葉を聞きながら飲んだワインはどんな高級ワインより美味しかったです。自分の手で育てた葡萄で、ワインを作る、それを僕らが伝えていく、すべて大阪の中の話しです。「LOHAS」「スローライフ」「スローフード」そんな言葉が流行る前から、小さな酒蔵さんやワイナリーには脈々と流れている概念です。
Dec 17, 2005
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仰木監督がいなければ、日本人メジャーリーガーの誕生はあと10年遅れていたと思います。野茂、イチロー、田口、吉井、彼らがメジャーに挑戦し、結果を出したコトは決して偶然ではないと思います。「個性を認め、才能を伸ばす」方針を貫き、個人力の高い魅力あるチームを作り続けました。超一流のプレーヤーたちはその技術と同様に、強い信念やこだわりを持っています。その個性を認めた上、環境を整え結果を出させる。もっとも効果的な方法ですが、もっとも難しく、管理者の人間力を問われる方法です。仰木監督の殿堂入り式典には、イチローや野茂をはじめとするトッププレーヤーが集結しました。「あの監督のお祝いなら」そんな気持ちなんだと思います。その席で、仰木監督がオリックスのオーナーに吉井投手の再獲得を依頼し吉井投手がオリックスに再入団したコトも仰木監督だから出来たコトだと思います。2004年、1軍の登板機会がほとんど無かった吉井投手が今シーズン6勝をあげたのは「監督に恥を欠かせたくなかった」という部分も大きかったと思います。一流の技術をもったプロ野球選手でさえ、メンタルな部分が変われば結果も大きく変わるんだと感じました。規則やお金で人は動くのでは無く、その人の人間味、人間力に反応するんだと思います。人が人に魅力を感じるのは、その人の器の大きさしかありません。仰木監督から、そんな器の大きさを感じずにはいられませんでした。
Dec 16, 2005
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どんな状況でも対応できるパターンを持っている組織ほど強いのは会社でもスポーツでも同じだと思います。野球で例えるなら、1回の攻撃と最終回の攻撃方法は違うのが当然だし、その中でも勝ってるのか、負けてるのか、同点なのかというシチュエーションによっても全然変ってきます。つまり1回から9回まで常に刻々と状況が変化していく訳です。強いチームと言うのはその状況を監督、選手が把握しその場における最善の方法を見つけられる組織だと思います。同じセカンドゴロでも、初回ランナー無しの場面では単なる内野ゴロですが同点の場面で最終回、無死ランナー2塁の場面でのセカンドゴロはとてつもなく効果的な進塁打です。ある程度のチームであれば、その進塁打の意味は理解できますがさらに理解力のあるチームが守備の場合は、二遊間がランナーの離塁を少なくさせる動きをし、バッテリーはセカンドゴロを打たせない配球を行います。ある著名な監督が「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し」と語っていましたが、強い組織は勝つチームではなく負けないチームだと言う意味なんじゃないかと思います。負ける確率を減らすために、一つ一つのプレーを考える、会社で例えるなら、試算表や決算書にその会社の全てが現れます。些細な変化を敏感に感じ、その状況にあった最善の策を打っていく、自社の状況と社会情勢、刻一刻と変化する状況の中で判断を迫られるのは野球というスポーツに本当に似ていると思います。
Dec 15, 2005
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今日、いつもお世話になってる資材屋さんに伺ったら、後継者であるお兄さんが今月いっぱいで退職するというコトを聞かされました。梅酒屋を立ち上げる際、梱包資材などでかなり協力してくださり、またオリジナルサイズにも丁寧に対応してくださった方なんでとても残念です。退職される大きな理由のひとつに世代交代の問題があるようで、改めて、中小企業の世代交代の難しさを感じました。僕たちにとっても、この問題は他人事ではなく、今まで何度も大きな壁にぶち当たってきました。家族経営や小規模経営で世代交代をするには、どうしても家族間のぶつかりあいがあります。これは決して避けられない問題で、仕方の無いことだと思います。僕たちも、5年以上こういった問題を抱えていました。大企業であれば問題の無い提案や改革が、家族経営であれば家族批判や父親批判と捉えられます。「そうじゃないねん」という葛藤は5年以上抱えていました。でもある日、自分の父親を納得させようとか、過去の問題点を引っ張り出しても意味が無いことに気づきました。初代であるおじいちゃんや、2代目の父親が取り組んできたコト、つまり60年以上積み重ねてきたモノに何か異議を唱えても仕方ない。右往左往した店の歴史、その全てがお店の伝統じゃないか?そう感じました。それ以来、矢印を自分自身とお客様に向けました。自分がどうして行きたいのか、お客様にどう感じて欲しいのか、そのために父親が出来るコト、僕が出来ること、店のスタッフが出来るコトを追求していこう。過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる。以前、教えていただいた言葉ですが、その通りだと思います。まだまだ30歳、他人に影響を与えるような取り組みは全然ですが自分の未来と、自分を成長させるための努力は惜しまないでおこうと思います。
Dec 14, 2005
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先日発売した「鶴梅の梅酒」シリーズがお陰さまでスゴイことになっております。特にゆず酒は発売1週間で用意した約600本が全て完売し、次回瓶詰め日である23日まで売り切れという状況です。「鶴梅~すっぱい~」や「鶴梅~完熟~」も予想以上の反響です。この鶴梅を創るにあたり、関わった全ての人がホントにプロの仕事をしてくださったと思います。酒蔵さんは、最後の最後まで商品のクオリティを高めるために努力してくださり、ラベルデザイナーもわざわざフランス直輸入のふわふわ素材に奔走してくださるなど、利益やコストを度外視し、全員がそれぞれの持ち場で完璧な仕事をしてくださりました。そんな想いが皆様に伝わったのか、予想以上の反響をいただいております。しかしながらラベル貼り、瓶詰め、発送、全てが手作業な上に、さらなる品質向上を目指し、日々努力するためどうしても大量生産できずご迷惑をお掛けしております。それでも安直な量産をせず、さらにイイものを完成するために取り組もうと酒蔵さんと話しております。お互いのコミュニケーションを図るため、本日も和歌山と大阪の中間地点である泉佐野で待ち合わせをし、1時間だけ打ち合わせをしました12月、お互いがバタバタする中ですが、よりイイ商品を生み出さすためこれからも酒蔵さんと協力し、取り組んでいきたいと思います。
Dec 13, 2005
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昨日の日経MJに「会社が変わる会議」というタイトルでマネジメントコーチの大橋社長が特集されていました。僕も以前、本屋さんで「すごい会議」を購入し、それ以来この会議方法を少しずつ取り入れてるんですが、やはり効果はあると思います。「会社をどうしたいのか?」「いま直面してる問題点は?」「これから半年でどんな成果を作り出せるか?」チーム全体の目標を掲げ、それを達成するために個人が目標を設定し、期限と成果をコミットメントする。各回のミーティング時にその進捗度合いを検証し、障害と解決方法を考えていく。簡単に言えば「PLAN DO SEE CHECK」の繰り返しなんですが、大橋流の大きな違いは紙に書いて発表するというトコロです。こうすることで、他の人の意見に影響されない考え方が引き出せるそうです。この会議方法を利用することで、全ての問題が解決するかと言うと全くそうではなく逆に次々と新たな問題が見つかってきます。しかし、問題点が発生した時に組織として対応できる手順を日頃から鍛錬しておくという意味ではスゴク有効な会議方法だと思います。
Dec 12, 2005
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「人生劈頭一個の事あり。立志是れなり。」幕末の儒学者、春日潜庵の言葉ですが、事業を始めるに当たり欠かすことの出来ないものが「立志」だそうです。これは今も昔も変らない不変の原理じゃないでしょうか。ある方からいつも送って頂く雑誌の特集が「立志立命」ということで、冒頭のような言葉を選んだんですが、「我十有五にして学に志す」なんて言葉を残した孔子は十五歳で志を立てました。立志とは言い換えれば、常に乱れる心を揺るがないように、焦点を一つに定めるモノ。つまり、人生に対する覚悟を決めることなんだと思います。吉田松陰と並んで称される幕末の志士橋本左内も十五歳の時に書いた「啓発録」という書物の中で「稚心を去れ、気を振え、志を立てよ、学を勉めよ、交友を択べ」と書いています。その志の高さと日々を照らし合わせ、未熟さを感じるときは寝床で涙を流したそうです。アサヒビール名誉顧問の中条高徳さんは、師匠から弟子の学び取る量は弟子の「求める心」に正比例するものであると語っています。さらに元京都大学総長であった平澤氏はその志しの質について「常に人たることを忘るること勿れ。他の風俗に倣う必要なし。人格を離れて人なし。進むべきは一筋。誤魔化すべからず。」という言葉を残しています。人間はどういう志を持っているかによって決まる。志しの高低、善悪がその人の人生を左右する、そんなコトを感じました。まだまだ幼稚な自分自身には全てを理解することが出来ませんが、こういったコトの中から何かを感じ、実践していけたらと思います。
Dec 10, 2005
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先ほど奈良の八木酒造さんが「月ヶ瀬の梅酒」を配達してくださりました。しかも社長自ら、トラックを運転して来られました。「年末の挨拶もかねて来てんけど、早よ帰らな怒られるから帰るわ」なんて感じで、荷物を降ろし顔を見るとすぐに帰って行かれました。酒造りも真っ最中なんで、スーツでもなく作業着で来られましたが、何よりも嬉しい年末の挨拶でした。
Dec 9, 2005
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今日は今からプロのカメラマンの方とお会いしてきます。いつものコトながら、異業種の方とお会いするのはとてもワクワクします。ウェディング関係の写真を専門に撮られるんですが、ひとりひとりの表情をとても大切にし、とても自然な感じで撮っていかれます。以前の仕事で何回かお会いしたんですが、久々に連絡を取り、ご飯の約束までしました。ついでに商品写真も撮ってあげるよ、なんて言葉にもたっぷり甘えさせていただきます。作業がたいへんになろうと、仕事が一杯一杯になろうと、人と出会うチャンスは何よりも最優先です。頭も体もフル回転させないと乗り越えられない状況ですが、もっともっと追い込んで力をつけていきたいと思います。
Dec 8, 2005
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やはりと言うか、当然というか、12月の忙しさ+少人数体制のためスタッフ一同かなり一杯一杯になっております。配達業務や経理、事務、受発注や梱包、ホームページ更新といった日々の作業のボリュームが膨らむので当然と言えば当然ですが、その上に大学の講義をさせていただいたり、新商品を考えたり、デザイナーと打ち合わせをしたり、とにかくクリエイティブな仕事をドンドンやっていくからスタッフは大変だと思います。でもこの状況を楽しんで欲しいと思います。作業が一杯一杯になる中で、作業効率をあげるために改善していく、作業を作業化しない物事の考え方が必要な時代です。作業が一杯一杯な状況は、改善できる最高の環境です。とりあえず、僕はこの環境を満喫しようと想います。12月が終わったとき、当店のスタッフがどこまで成長するか、スゴク楽しみです。
Dec 7, 2005
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今日は早朝から、雪がチラつく京都へ行っていました。と、言っても遊びじゃなく「京都リサーチパーク」というベンチャー企業向けの施設で、WEB関係の講習会があったんで行ってきました。その講習会が午後からだったんで、午前中は知り合いがやってる西陣織のお店を訪ね、ついでに学生時代に住んでいたグランド近くにも寄ってきました。京都の上賀茂周辺はグランドがあったコトもあり、想い出がいっぱい詰まった場所です。一番お世話になった弁当屋さんのおばちゃんは本当の母のように野球部の選手を可愛がってくれました。400円の弁当を買うのに、いつも110円のジュース代を返してくれ、「おばちゃん仕送り全部つかってしまった・・」なんて言うと「これ持って帰って食べ!」なんてタダで弁当をくれたり、また野球で上手くいかない時は表情で分かるのか「頑張りや」と優しく接してくれました。社会に出て、初めての給料でおばちゃんに「初任給で買ってん、おばちゃんにプレゼントや」とバッグを持っていくと、涙を流して喜んでくれました。同級生がプロ野球の世界に進んだときも、みんなで色紙に「ありがとう」というメッセージを書き、おばちゃんとおっちゃんで旅行にでも行けるようにと皆でお金を出し合いました。野球を通していろんなコトを学びましたが、おばちゃんからも「感謝する」という大切なコトを教えてもらいました。仕事で訪ねた京都ですが、自分の原点がいっぱい詰まったグランドを見て、もっと頑張ろうと思いました。
Dec 6, 2005
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昨日は中学時代の友人の結婚式2次会に参加しました。数年ぶりに見る顔もたくさんあり、すごく懐かしかったです。30歳になっても、会話の内容が中学生のままというトコロに妙な安心感を抱きました。最近特にバタバタしていたので、その安心感がスゴク心地よかったです。将来の希望や不安を抱えながらも、毎日が楽しくて仕方なかった15歳にタイムスリップできた1日でした。
Dec 5, 2005
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来年、当店ではインターンシップで大学生を受け入れようと思っています。明日そのフェアがあるんですが、約10社の会社と100名近い学生が参加する予定になっています。今をときめくベンチャー企業が並ぶ中、負けじと酒屋のビジョンを語ってきます。学歴社会の残る韓国において、大卒でも就職したがるベンチャー八百屋「チョンガンネ」を見習って、日本の酒屋も頑張ってるぞってなトコを見せてこようと思います。
Dec 2, 2005
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1年近く、酒蔵さんと取り組んできた「すっぱい梅酒」がいよいよ発売間近になってきました。いろんな人たちがそれぞれの分野でプロフェッショナルの仕事をしてくれ、本日ラベルが届きました。正直、ありえないほど格好イイです。中身はそれ以上です。2005年、梅酒屋の集大成としていよいよデビューいたします。
Dec 1, 2005
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いよいよ12月が始まりました。ヤマト運輸からヘルプで来てくれていたアルバイト君たち2名が、御歳暮ラッシュのため、本業に戻っていきます。それに伴い元の4名体制に戻りますが、すごくイイ機会だと思います。忙しくなる12月、1人1人の力が試されるというか、力がつく場面だというか、ココを乗り越えるコトで忙しさや生産性の基準値がかなり高いものになります。さらに高いところを目指すために、頭も体も精一杯使って頑張りたいと思います。
Dec 1, 2005
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