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先日、ある百貨店の営業企画担当者から催事出店のご依頼を頂きました。いつも小さなお店でも頑張れる姿を表現したい、と考えているので一度企画内容とコンセプトをお聞かせいただいた上で、前向きに検討させていただきますと答えさせて頂き、本日がその打ち合わせ当日でした。ところが10時30分の打ち合わせ、1時間前に担当の方から「企画内容が変わりましたので今回はご縁が無かったということでご容赦ください」と連絡がありました。正直、この人は何を言ってるんだろうと思いました。「昨日会議があり、上司から企画の見直しを指摘されたんです。」もし、そういう変更の可能性があるならその会議後に依頼の要請をするべきだし、打ち合わせ当日に話しをする内容じゃないと思いました。こちらとしても、単に出店するのでは無く、試飲グラスはどうするか、スタッフの半被デザインはどうするか、どうやってお客様に喜んでいただくかなど、考えておりました。こういった姿勢を取引先にするということに物凄い不信感を感じました。「お店としては別に損害が出たわけでも無いので納得しますが、一人のユーザーとしては今後この百貨店を利用したくありません」と言ってしまいました。もちろん組織の中の担当者なんで、その人だけに過失があるわけでもなく、内部事情があると思います。しかしながら、こういった対応をするというコトでパートナーである取引先、そして個人に戻ればお客さんの信用を無くすことの重要さに気づいていない社風に問題があると思います。自分が感じたことを、自分の店に置き換えて自分達の成長につなげていきたいと思います。どんな経験からでも今の僕達に吸収できるコトは多いと思います。
Jul 30, 2005
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今日は「ビフォーアフター」で有名な建築家、長尾健さんとお話しをさせていただきました。当店では、数年前から自分達にしか出来ない酒屋像を模索しています。酒屋さんとしての使命、これからの酒屋さんのあるべき姿、そんなコトをずっと考えているうちに、長尾さんとお会いしたいと思い実現しました。華やかな建築デザイナーの世界なのに、きちんとスタイルをお持ちの姿勢に本物の重みを勉強させてもらいました。
Jul 29, 2005
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昨日の夜、大阪ドームで試合を終えたオリックスの友達が遊びに来てくれました。一昨日のソフトバンク戦で、エースの斉藤投手から代打でヒットを打った勢いをかわれて、スタメン出場を果たしたようです。今年はずっと一軍帯同しながら、なかなか出番に恵まれないんですが腐らずに頑張ってきた成果が少しずつ出ているようです。満足のいく打席数に達してないですが、打率2割9分でホームラン3本は彼の勝負強さと、意地の表れだと思います。ソフトバンク戦での出番は、左のエース和田投手と杉内投手の時がほとんどです。「レギュラーでも打てないような投手やのに・・」なんて思いますが、彼にとっては数少ないチャンスの舞台です。ひいき目無しに、彼がシーズン通してスタメンで出るなら、打率2割8分以上ホームラン15本は打つと思います。それでも、小さなチャンスを積み上げるしかないと彼は言います。27歳でプロ入りを決意し、妻と子どもを抱える「おっちゃんルーキー」はプロ野球という夢の舞台で、誰よりもシビアな勝負をしています。
Jul 28, 2005
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先週の日曜日に近くの河川敷にあるショートコースのゴルフ場に行ってきました。12ホールしかなく、決して豪華なコースではないんですが、受付にいるおっちゃんがスゴク丁寧に対応してくれて、気持ちよくまわることが出来ました。僕達の前には6歳くらいの子どもが、お父さんと一緒にラウンドしてたんですが「あの子、大きくなったらプロゴルファーになるらしいから我慢したってな」と声をかけてくれたので、少々時間が掛かっても全く気になりませんでした。子どもに対しても「ゆっくりまわりや!」と笑顔で話している姿は、見ていて気持ちのいいサービスでした。一部の人を満足させるために、その他の人を犠牲にしたり、窮屈にさせたりするのではなく、周りを見ながら一番心地のイイ環境を提供できるおっちゃんのサービスに、このショートコースに来て良かったという満足感を感じました。格好をつけたサービスだけがサービスでは無く、おっちゃんやからこそ出来るサービスに本当に気持ちよくさせてもらいました。背伸びをするわけでもなく、今の自分に出来る精一杯のサービスをこれからも心がけていきたいと思います。
Jul 27, 2005
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大阪は昨日、天神祭りでした。大川沿いの銀橋から天満橋にかけては、たくさんのカップルや家族で賑わいました。小さい頃、父親の背中から見ていた花火を、昨日は子どもを肩車しながら見ていました。夏祭りは、独特の活気と賑わいがあるので大好きなんですが、祭りの後、何とも言えない切ない気持ちが残ります。高校時代、付き合ってた彼女と天神祭りの帰りに喧嘩をしました。たいした理由じゃ無かったと思います。花火が上がるのを、彼女の背中越しに見ながら喧嘩別れしたコトを思い出します。父の背中から見た花火も、彼女と喧嘩しながら見た花火も、クラブの帰りに電車の窓から見た花火も、子どもと肩車しながら見た花火も、全部天神祭りの花火と一緒に打ちあがっては消えていきます。打ち上げ花火のように華やかで、少しだけ切ない「天神祭り」が終わると、大阪は熱い夏が始まります。
Jul 26, 2005
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昨日の夕方、毎日放送で「猛虎の再挑戦~素顔の虎戦士たち~」という特集番組をやっていました。今岡選手、鳥谷選手、藤川投手などが取り上げられてたんですが、選手の裏側を見ることが出来ました。1年目、期待のルーキーとして入団した鳥谷選手はファン、マスコミの熱狂ぶりに「今まで出来たことが出来なかった」と振り返っていました。期待度につぶされそうにながらも、練習量でそれを克服しています。大学時代の監督は「鳥谷の才能は練習できることだった」と語っていました。切り替える、開き直る、そういったことではなく、練習する、鍛錬するというコトで打開してきました。それは彼が唯一「今までどおり出来たコト」だったのだと思います。今年大ブレイクした藤川選手は、松坂投手と同じ世代、同じドラフト1位でありながらこの数年間、本当に苦しんでいました。それでも、高知高校時代、兄弟バッテリーとしてコンビを組みながらも、甲子園でじん帯断裂の大怪我をし、野球を断念したお兄さんの無念さを考えたら「野球の出来る幸せ」を感じていたそうです。そして選手会長、現在セリーグの打点王の今岡選手も野村監督時代は1軍選手登録が数十試合という不遇を経験しました。PL学園から東洋大学、オリンピックには唯一アマチュアから参加するほどの超エリート選手が経験した「干される」経験は苦痛以外の何ものでもなかったと思います。「このまま終わっていくんかな」という気持ちと「頑張らなアカン」という気持ちが毎日交錯していたと言います。でもそういった経験が彼を何倍も成長させたのだと思います。「プロという世界だから、強気な人間、わがままな人間、とにかく個性の強い選手ばかりです。選手会長だからといって、みんなに優等生を目指して欲しいとは願わない。個性がぶつかりあって強い集団になるために、自らの背中で引っ張っていきたい」と話していました。どの選手も、それぞれの挫折、葛藤を経験しています。その中で腐らず、自分を信じて努力し続けた選手だけが、あの甲子園のグランドに立っているような気がします。野球界のエリート集団に隠された、泥臭い努力と力強い精神力、少しでもこんな部分を身につけようと思います。
Jul 25, 2005
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あまりにも切なくて、胸が痛くなります。創業1865年(慶応元)という歴史ある酒蔵さんの六代目当主が、ガンを宣告されてからの約2年の闘病生活。わずか47歳、蔵人を家族を酒蔵の歴史を支えてきた夫が倒れたとき、妻である敬子さんは、あらゆる最新の治療法を試し、3人の息子達は大好きなお父さんのために出来ることを考え、そして蔵人たちは信頼する社長の病状を心配しながらも、表に出さず酒造りに没頭する。酒蔵と言う縦社会の中で、当主も蔵人もそれを支える全ての人たちが、泣きたい気持ちをグッと我慢する気持ちが伝わってきます。ガンを宣告され、余命数ヶ月を宣告されても「酒蔵のコト、蔵人のコト」を真っ先に考え、残された時間で何が出来るかを考える当主の姿は、責任感なんて言葉では解決できない、深い想いを感じることが出来ます。創業が昭和10年、三代目の自分でさえココまでの70年を無駄にしたくない思いが人一倍あります。祖父が創業し、父が引き継いできた時間の中にたくさんの人の想いがあると思います。「そんな風に重たく考えるな」と言われても、後の世代に引き継いであげたいというバトンリレーの役目を感じます。中学生のとき、リレーの選手に選ばれてバトンを持つ大切さをはじめて感じました。野球と言うスポーツを通じては、同学年の繋がりはもちろんのこと、世代間のつながりの重要さを教えてもらいました。いくらお金があろうとも、歴史と言うモノだけは買うことが出来ません。一秒一秒、一日一日、一年一年、その世代の人間がきちんと積み重ねをしなければ、伝統や歴史は作れないものです。毎年行われる箱根駅伝で脱水症状になりながらも「タスキ」を繋げようとする選手は、その重さを知ってるからだと思います。「蔵の当主となって13年、なんとか家業を守ってきたけど俺の代で残せるモノが何も無い」蔵人、妻、子ども達に心配を掛けたくないから気丈に振舞ってきた当主が病室で妻に初めて涙を見せました。彼の生きた証を残したい。酒造りの素人であった妻が「有機の酒」を思いつき、二人三脚で有機認定をもらいました。当主が他界する直前に直筆で書いた「和の月」というラベル上手じゃないけど優しくてあったかくて、素敵な字になりました。葬儀の際、集まってくださった方々の前で高校生の長男は「僕はお父さんを誇りに思います。これからも僕達家族と酒蔵を宜しくお願いいたします」と胸を張って挨拶しました。父の当主であるべき姿を眼に焼き付けた息子さんは、数年後立派な当主になると思います。身の振り方は好きにしていいよと生前話していた当主が残した妻への遺書には「色々とお世話になりました。本当に感謝の念で一杯です。子ども達がまだ小さいので立派な成人になるまで会社の方は敬子が代表者として頑張るよう、宜しくお願いいたします」と書かれていました。父であり、当主であった想いは、確実にバトンタッチされると思います。ココにしかない想い、歴史があるからこそ、感動するお酒が出来ると思います。月の井酒造 愛のある梅酒「月の井の梅酒」http://www.rakuten.co.jp/umeshu/601252/601264/601487/
Jul 23, 2005
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昨日は酒蔵さんのご訪問がひっきりなしに続きました。小さなお店に、ご来店くださるコトに感謝の気持ちで一杯です。午前中は茨城県の蔵元さんが、午後からは東京、夕方は滋賀県の蔵元さんがお越しくださりました。滋賀県の蔵元さんとは仕事が終わった後、一緒に食事をさせた頂きました。美味しい食事をいただきながらも、お酒を飲むときは真剣に利き酒し、「このお店には刺身とよく合うお酒ばかりですね」とお褒めの言葉をいただきました。中央市場の魚屋さんが経営される魚の美味しい居酒屋さんなんですが、店長もお酒に対してスゴク熱心なんで、料理との相性を考えながら月ごとに旬のお酒を提案させていただいております。その後、ご一緒させていただいた蔵元さんのお酒を置いているミナミのお店に連れて行ってもらい、「大吟醸」から「辛口酒」まで数種類いただいたんですが、かなりレベルが高くて驚きました!自分達の酒造りに対する真摯な姿勢、一つ一つのお酒の設計図の明確さ、その味を表現する実力、全てにおいて尊敬できる酒蔵さんでした。今後のお取引やお付き合いに関しては、お互いに前向きに考えましょうと、固い握手をさせていただきました。その後、素晴らしい方と出会えた喜びと、いいお酒に出会えた感激のまま自宅に帰りました。お互いの想いを語り合い、ピントが合う瞬間は本当に恋愛や結婚の感覚に近いと思います。お客様に信用される店作りをするのは当然のことですが、造り手である酒蔵さんにも「この人に伝えて欲しい、任せました」と信頼されるお店でもありたいと思います。
Jul 23, 2005
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本日は茨城県水戸市から、酒蔵さんが訪ねてくださりました。「百年梅酒」を造る酒蔵さんなんですが、地元の梅についての話しや、地域の特産品、地元の有名人?水戸黄門の話までお話ししてくださりました。梅酒を通じて、いろんな方にお会いできるコトに感謝しています。
Jul 22, 2005
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先日、トヨタ流カイゼンについてのセミナーに参加してきました。話しを聞いている間から、一刻も早く取り組みたい!って思うほど体中が熱くなりました!トヨタ自動車のキャッチフレーズの一つに「ビートトヨタ!」「打倒トヨタ」と言うものがあるそうです。1兆円以上の利益を出しているところが、自らの成功体験を否定しカイゼンしていく。改善したトコロをまた改善し、さらに改善していき、まだ無駄がある、まだ改善の余地があると考える。この絶えざる改善に、この会社の強さがあるんです。「ライバルは指標であって目標ではない」「夢物語を目標にせよ」「速さは質になる」「常識を改善せよ」「答えは自分で見つけよ」もうタイトルだけでビンビン熱くなってきます♪こんな大企業がこれほどの意識で取り組んでいるなら、自分達のような小さなお店はそれ以上に強く強く意識しないと、絶対に勝てないハズです。中でも一番その通りやん!って思った言葉は「言い訳をする頭で実行することを考えよ」という言葉です。夢物語をビジョンとして掲げて、それに進むとき必ず今までのパターンでは通用しないことがたくさん出てきます。その時やる前から「出来るハズがない」とあきらめるのでは無く、「何とかやってやろうと」取り組むことで道が開けると思います。そして、トヨタ流で考えると、道が開けたやり方、考え方に更に疑問符を付け、改善していく。そのスピードが速ければそれは質になり、強さになる。そんなコトを感じました。小さな酒屋の挑戦は、誰かの成功パターンや確実な答えがある訳でもありません。でも自らのビジョンを明確にし、こんな話しに熱いものを感じ、日々出来ることに真剣に取り組んでいきたいと思います。
Jul 21, 2005
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ホント数ヶ月ぶりにレンタルビデオで借りた映画を見ました。「モンスター・インク」「ファイティング・ニモ」のアカデミースタッフが作る話題作だったんで、映画館で見られた方もかなり多かったんだと思いますが、あまりそんなコトも知らずに、なんとなく借りました・・・が、かなりハマりました♪アニメなのになんだか現代の人間社会を映し出してるようで、映画にグーと入り込んでしまいます。スーパーヒーローが栄光と挫折を味わい、家族愛に支えられる姿は単純でありながらも十分に感動させてくれます。人間が単純なせいか、分かっていながらも感動できるシンプルな作品が大好きです。
Jul 20, 2005
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新潟県の酒蔵さんから、トートバックを頂きました。非売品だそうですが、独特の味わいがあってかなり気に入りました。歴史や文化の香りをプンプン感じます。
Jul 19, 2005
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昨日は夜中の1時からお得意先の店長とお酒を飲みに行きました。お題目はうすうす感じておりました・・。「ビールの値段、この業者が○○円安くするそうなんですが・・」複雑な気持ちになりました。と、同時に反省しました。そして僕たちにしか出来ないことの価値が○○円しか無かったというコトの無力さに腹が立ちました。店長さんは、僕たちの姿勢もよく理解してくださっているので、おそらくこのような発言をするコトはたいへん苦しかったと思います。でもお客さんに喜んでいただくコトと同じくらい利益を出すことが重要で、スタッフの雇用を守らないといけない立場があるんです、と言っておられました。おっしゃるコトは正しいし、こういったコトをどうこう言うつもりはありません。ただ、この店長に対しては正直に話してくれる態度と、オーナーや会社のせいにしない姿勢がすごく気持ちよかったです。そして、このことで僕たちの進むべき道もさらに加速すると思います。
Jul 16, 2005
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あと十日で大阪はいよいよ天神祭りです。近くの道路にも迂回の案内看板が出始め、淀川の支流「大川」でも祭りの化粧がそろそろ始まります。普段は土砂を運ぶだけの運搬船は当日、花火を見る特等席に変身し、前日には天神祭り奉納ドラゴンボート選手権大会も行われ、あたりは賑やかな祭りの雰囲気に包まれます。3年前にはドラゴンボートレースに参加したんですが、太鼓の音にあわせて20名の漕ぎ手が息を合わせる難しさと楽しさ、水面から見上げる大阪の景色に感動しました。この大会の優勝チームは世界大会への参加切符を獲得できるなど、年々大きな大会になってきております。お祭りが始まるころ、大阪に熱い熱い夏がやってきます!
Jul 15, 2005
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昨日、ある都市銀行の営業の方がご来店くださりました。先日掲載していただいた「大阪が熱くなる情報誌 b-platz press」の記事をご覧になって足を運んでいただいたのですが、銀行のスタイルもスゴク変化しているのだなと感じました。以前は担保が全ての融資だったんですが、新たなビジネスモデルに投資するというような感覚が出始めているのか、お金を借りる借りないという前のビジネスマッチングや情報の提供の話しをすることが出来ました。僕らのような小さな酒屋さんがこんなコトを感じるのですから、大手企業やベンチャー企業の社長さんはもっとリアルに気づかれてるのだと思います。「いまお会いになりたい企業がありますか?」こんな質問を受けましたが「今はとにかく目の前の仕事を片付ける時期だと思っています。それだけにとらわれてる訳じゃないですが、いまの仕事の延長線上に、情熱大陸に出るコト、日本一の商店街を作るコトが待っていると思います(笑)」と答えました。地に足をつけた形で夢に挑戦したいので、これ以上の近道はあまり必要ないような気がします。大きなビジョンと、小さなコトの積み重ね、自分の主張と客観的な目線、相反することばかりですが、このバランスを最大に広げながら進むことでいろんな出会いも生まれると思います。
Jul 14, 2005
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今月も焼酎蔵の社長さんから「致知」という雑誌を送っていただきました。今月の特集はタイトルにも書いた「彊めて息まず」つとめてやまず、というモノでした。日本学士院長である長倉さんという方と、アイ・ヒッツ研究所社長である手島さんが冒頭のテーマについて対談されています。驚くことに、お二人とも80歳を超えていらっしゃるのに、若いときだけの勉強では不十分で、一生彊めて息まずという努力をし、これからも一生懸命働いて社会に貢献したいとおっしゃっておられます。戦後の何もない時代から、電子構造に着目、研究し高輝度赤色発光ダイオードの実用化に成功された手島さんは鍛錬の重要さを語っておられます。最近の脳の研究では失敗をすることによって、脳の回路から失敗の経路が消えていくのだそうです。イチロー選手なんかは繰り返し練習をやっていくうちに、失敗の経路が脳から消えて、上手くプレーできるようになる。そういうことが学問的にも裏付けられるようになってきたそうです。孫よりも離れたイチロー選手にも刺激を受け、活力を保つために一生勉強、一生努力の気概で前へ進んでいきますとおっしゃる姿には、頭の下がる思いがします。
Jul 13, 2005
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昨日、東北地方のある県からお客様がご来店くださりました。午前中の飛行機に飛び乗り、夕方ご来店くださったんですが交通費、大阪に来られるまでの時間、それ以上の何かを求めてご来店くださるお気持ちに感動いたしました。夜はご一緒にお酒を飲みながら、楽しい時間を過ごさせていただきました♪今日の朝、別のお客様から一通のメールを頂きました。「品物に満足したのはもちろん、丁寧にメッセージも頂き、本当に購入してよかったと思いました。ありがとうございました。今、購入した梅酒を大事に飲んでいるところです。また利用させて下さい。」僕たちのような小売店にとって「購入して良かった」という言葉は何事にも変えれない最大限の褒め言葉です。このメールを見たとき、本当に涙が出そうになりました。「今、大事に飲んでいるところです」小さな酒蔵さんと一生懸命取り組んできたことが、この言葉で全て満たされたような喜びを感じました。僕たちは、大手スーパーやディスカウントショップのように何千人、何万人のお客様を満足させようと商売をしているわけではありません。たった一人でもいいからお酒を好きな人、梅酒を好きな人にどうすれば感動を伝えられるか、そういったコトだけを日々考えて取り組んでおります。その取り組みに対してお客様から、こういったメッセージを頂くと、ホントに酒屋をやってて良かった~と心底思います。お客様に喜んでいただくことで、自分達も喜べる、こんな時間を共有できるのも真面目に丁寧に造ってくださる酒蔵さんと、それをキチンと評価してくださるお客様のつながりが徐々に出来上がりつつあるからだと感じます。そんな皆様の期待に応えられるよう、これからも努力していきたいと思います。
Jul 12, 2005
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いよいよ高校野球のシーズンがやってきました。大阪大会も9日から開幕し、各球場で熱戦が繰り広げられているようです。1993年、僕が高校3年生だった時の夏は記録的な猛暑の年で、今はなき日生球場のマウンドが物凄く熱かったコトだけハッキリと覚えています。高校3年間の全てを費やした時間と努力を2時間チョットの試合に掛けて戦う試合は、見てる人もプレーする人間もシビレルような場面の連続です。3本線が描かれただけの帽子で有名な大阪の伝統校と対戦した試合は、9回までシーソーゲームでした。主将でもあった僕は、3年生全員の時間と努力、ベンチに入れなかった選手の想い、入学してきたばかりの1年生の視線を背負いながら、毎回渾身の球を投げていました。終盤ピンチのおとずれた時、ベンチからの伝令を伝えに来てくれた3年生は伝令を伝えず、こんなコトだけ言ってくれました。「ベンチもスタンドも守ってるやつも見てみろよ、どんな球でも飛びついて捕ってくれるヤツばっかりやぞ」3年間、同じ練習をしてきた人間にだけ伝わる息づかいだったんだと思います。このバッターの苦手なところをつけ、内野のシフトはこうしろ、といった確認の伝令を伝えるのではなく、グランドにいるメンバーが一番欲している言葉を与えてくれました。試合は接戦の末、負けてしまいました。相手高校は大阪大会の決勝戦まで勝ち進みながら、後一歩の手前で甲子園を逃してしまいました。その高校のベンチに入っていた後輩は2年後、大阪大会の予選でのホームラン記録を引っさげて同じ大学に進学してきました。今では高校の先生をしています。あの日、同じ時間と空気を吸っていた相手チームの人間と今では自分達の夢について語り合っています。開会式で高校野球連盟の会長が話していた「栄冠は優勝高校にだけ輝くものではなく、球児一人一人の心に輝くものだ」という言葉を、高校野球OBとしても送りたいと思います。頑張れ高校球児♪
Jul 11, 2005
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昨日は以前勤めていた会社が立ち上げたホテルセトレに行って来ました。このホテルは明石大橋に一番近いホテルで、ロケーション的には抜群のリゾートホテルです。「日時計で過ごそう!」をコンセプトに立ち上げたホテルらしく、エステやマッサージなどのプランも充実しています。そんなホテルでこの夏、ビアガーデンを開催しているとのコトだったので、早速行って来ました。客室も20数室のコンパクトな感じなんですが、大人の雰囲気がプンプンしてきてかなりイケてるホテルでした。本来なら、ゆっくりと泊まりたいところだったんですが、次の日の仕事を考えると帰らざるをえなかったので、夜中に帰ってきました。次は本当に「日時計ですごす」ためにゆっくりと行きたいなと思いました。「HOTEL SETRE」http://www.hotelsetre.com/
Jul 9, 2005
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先日漬けた梅酒が徐々に変化してきております。砂糖が溶け出し、梅の実からエキスを抽出している様子が瓶の中のモヤモヤ感から伝わってきます。マリモを飼うよりは面白い梅酒製作です(笑)
Jul 8, 2005
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昨日は久しぶりに、自宅でご飯を食べました。食前に梅酒をチビチビやりながら、坦々麺?のような冷麺をいただきました。丸~い氷と梅酒に見とれながら、幸せなひと時を過ごしました。
Jul 7, 2005
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カラ梅雨、なんていわれていた6月分を一気に取り戻すかのように、毎日雨が続いております。「晴耕雨読」なんて言葉のように、晴れた日には畑を耕し、雨の日には部屋で本を読む、そんな日々を過ごしたいモノですが、実際はビシャビシャになりながら日々の仕事をこなしております(笑)雨が降るコトに今でこそ「なんやねん~」と思いますが、クラブをやっていた時代は「やったー雨や!」と大ハシャギしていました。と、いうのもグランドが使えず練習が早く終わるので、一日練習の多い野球部では正に恵みの雨でした。特に夏場の炎天下の練習は気が遠くなるほど苦しいモノです。そんな練習が1週間近く続くと、ピーカンのお日様がどれだけ憎たらしく思えたことか(笑)そんな状況が続いてくると、大学野球部にはグランドのある地名をなぞって「柊野消防隊」といわれる若手消防隊が出動します。前日の天気予報で降水確率40%~50%程度の微妙な天気な場合、上級生から「明日、消防隊準備しておけ」と出動要請が出ます。朝9時から始まる練習に備えて、通常は7時くらいから1年生のグランド整備が始まります。その際、グランドへの水撒きもちろんするんですが、通常小雨の降ってる場合などはもちろん水を撒きません。しかしながら、炎天下の練習が続き、「柊野消防隊」の出動要請が出た場合、1回生は早朝6時から小雨の降る中、ホース跡を残さぬよう懸命に水を撒いていきます(笑)小雨状態の中、グランドはまるで台風が過ぎた後のように水が溜まり、監督の来る頃には練習不可能な状態に仕上がります。そんな歴史のある消防隊が一度、監督の目に触れてしまったコトがありました。前日から寮に泊り込んでいた監督が、早朝の小雨を心配しグランドの様子を見に来ました。消防隊は完全に作業停止し、その後に起こる悲劇を予想しました・・、が監督はそのことに一切触れず、普通に接してくれました。もちろんその後、消防隊の出動回数は激減しましたが、監督の大きさに新たな信頼関係が生まれました。今思えば、監督にとって選手の行動など全てお見通しだったと思います。雨の日にしか出動しない、今では懐かしい「柊野消防隊」のお話しでした。
Jul 6, 2005
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先週の土曜日お店の電話に出ると「日本テレビ、ズームインスーパーの○○です」・・、え~、テレビに出ちゃうの?カットにいかな、と用件の前に違うことを考えてしまいました。が、「7月5日のズームインスーパーで梅酒の特集をするんですが、ホームページを参考にさせて頂いていいでしょうか?」なんや~、ホームページだけかよ~ん・・、まてよホームページが全国ネットに?ヤバイ、これは爆発するかも・・。返事はオッケーを出し、放映時間を聞くと朝の7:30頃とのコト。早起きせな~と思ってると「実はその時間の大阪枠はローカルタイムなんで、全国ネットが映らないんです。札幌と大阪だけ、映らないんで後からVTRを送ります」なんと、見れない・・。とりあえず梅酒を送ってくださいとのコトなんで何を送ればいいですか、と聞くと数種類をおっしゃるので、分かりましたと答えると本日が放映日だということで、準備をしていると「すいません、郵政民営化の特集枠が延びてしまい、大幅に梅酒の放送枠が縮小されました・・。」まぁ、テレビというメディアの性質上、時事ニュースが最優先ですよね・・。
Jul 5, 2005
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昨日の午前中は溜まっていた仕事をこなし、午後から箕面にある「ヴィソラ」というショッピングセンターへ出かけました。ここはカルフール、シネコン、専門店などが集まった大型施設で、週末は多くの人で賑わいます。先月に引っ越して以来、家具や雑貨もほとんどそ揃ってないような状態だったんで、久しぶりに楽しい買い物が出来ました。店員がローラースケートで作業をしている、なんて話題を振りまいたカルフールも経営が変わり、外国食材の多い大型スーパーに落ち着いていました。毎日の食材を求める日常の場であるスーパーマーケットと、非日常のローラスケートの組み合わせは日本の文化に馴染まなかったようです。この数年、いろんな業種の外資系企業が日本に入ってきましたが、カルフールのように上手くいかなかった例がたくさんあります。人種や歴史、文化の違いなど様々な要因が挙げられますが、簡単に表現するとアジャストしなかったというコトだと思います。メジャーリーグに行った日本の選手がインタビューのコメントで「アジャスト」という言葉をよく使います。野球とベースボールの違いを「アジャスト」(調整する)し、自らのプレースタイルを作り上げていく。野球に限らず、日本人の最大の特徴はこの調整能力だと思います。昨日のテレビ番組で野村監督が「プライドをコントロールする」ことの重要性を話していました。あるときはプライドを捨てて我武者羅に取り組む、あるときは自らの行動にプライドを持つ、それをコントロールできる人が一流だそうです。勝ちに不思議の勝ちはあっても、負けに不思議の負けは無いと言い切る野村流、波乱万丈な監督の言葉には確かに説得力があります。
Jul 4, 2005
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小さな酒蔵さんと一緒になって、関西から情報を発信しよう!なんて、始めた梅酒屋がこの度、楽天市場の「グルメ、ドリンクジャンル」の週間MVPを受賞いたしました。はじめた当初、「梅酒なんて売れないよ」とか「そんな飲み物に真剣になれるかよ」なんて声がたくさん聞こえていました。でも酒蔵さんを廻っていくうちに「自分達が造るお酒で仕込んでます」、「朝採りの完熟の梅しか使ってません」など、熱い想いがあることに物凄く感銘を受けました。自分達の知ってる世界だけが全てじゃない!、いつもそう意識するようにしているんですが、梅酒というものに触れさせていただいて、改めて視野を広げる大切さを教えてもらいました。リキュール、梅酒は他のお酒に劣っているんじゃなくて、どんなお酒にも造る人の思いは真剣なものがあるということを知りました。小さな思いの積み重ねが、評価される喜びを感じております。梅酒屋がこういった賞を受賞できたのも、そういった想いやこだわりの商品をキチンと評価してくださったお客様、そして梅酒造りに一切の妥協をせず取り組んでくださった酒蔵の皆様、本当に感謝しております。これからも、自分達の進むべき方向をキチンと定め、小さな酒屋の挑戦を続けて行きたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
Jul 1, 2005
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