全15件 (15件中 1-15件目)
1
どうしているんだろうと思っていたら、出てきましたね。娘の次は息子。子供の数が多いので話題には事欠かないが、どの子とも理想の親子関係が築けない。物判りよい子供などいないのですね。だからドラマを見る値打ちがあるというものです。話も紆余曲折あって、内容は盛りだくさんでした。SVUが担当したニッキー・シャーマンのレイプ申し立てで、ステイブラーの息子ディッキーはニッキーのトップレスの写真がネットで学校中にばらまかれたという。裁判では被告サム・ベイラーの弁護側がニッキーが供述を変え、合意の上のセックスだったと認めたのに、検察はその事実を握りつぶしていると主張する。それを聞いて判事は48時間以内に証拠を調べ直すよう、キャボット検事補に命じる。キャボット本人は、飲酒でその席を追われたパクストン検事補のあおりを受けて、法曹協会から調査の対象となっている事を気にする。ステイブラーはニッキーが供述を変えていないと答える。分署に戻ったステイブラーに、息子のディッキーが学校で喧嘩をした後、姿を消したという連絡が入る。ディッキーの友人のシェーンとも連絡が取れず、妻のキャシーは捜査届を出して欲しいと大騒ぎする。ステイブラーはどうせシェーンと遊んでいるんだろうという。しかし、ディッキーのカードがATMで使われたという連絡が入り、ステイブラーはシェーンの近況を聞くために母親を訪ねる。実はシェーンには薬物依存や暴行、強盗などの前科があり、ステイブラーは息子がシェーンと付き合うのを良く思っていなかった。母親は今はシェーンはずっと薬を辞めて、地域の奉仕活動にも参加しているという。双方が互いにお宅の子供とは付き合わせたくないと言い合い、物別れする。SVUではニッキーの事件の証拠の見直しを行っていたが、ステイブラーがニッキーのネットの写真の事を思い出す。シェーンの車がATMが使われた場所よりもかなり離れた場所で見つかった。やはり何かあったのか。オリビアはディッキーが喧嘩した相手のダニーから話を聞く。ディッキーは盗品のDVRを売りつけて金を払えと迫ったという。金が必要な理由は、シェーンと陸軍に志願するためだという。陸軍の新兵勧誘所を訪れたステイブラーは、担当者からディッキーの成績では大学の奨学金は貰えないと言われ、売り言葉に買い言葉で、絶対に息子の入隊を認めないと言い返す。ディッキーは16歳なので、入隊には親の同意書が必要だった。キャボットはニッキーの写真の件を知り、裁判で不利になるのになぜ今まで黙っていたのかとステイブラーに激怒する。そこにシェーンの母親が息子を捜して欲しいと分署に現れる。キャボットは一連の話を聞いて、ステイブラーのせいで担当事件が台無しになったと責める。警官が自分の子供の捜索に加わることは禁じられている。ステイブラーはあくまでシェーンが薬を辞められず、トラブルを起こしたのではないかと主張する。シェーンの携帯にハーレムのシェルター近くの公衆電話から何度も電話がかけられていることが判る。シェーンはその近くで社会奉仕活動をしており、シェルターの関係者に話を聞くとシェーンは3日前にシェルターで仕事をしたという。何度も電話をしてきたのはホームレスのハロルドで、ハロルドとシェーンは中が良かったが、ディッキーはハロルドを疑っていたという。ハロルドは依存症だった。そして、ディッキーが1時間ほど前に訪れたばかりだというので付近を探すと、教会の近くでハロルドを角材で殴っていた。ディッキーはシェーンの居場所を聞き出そうとしていたという。オリビアは暴行容疑でディッキーを分署に連れ帰り、じっくり話を聞く。警官の息子のディッキーにとっては、学校では友人ができにくく、シェーンだけが仲良くしてくれたという。そのシェーンが約束の場に現れず、電話で背後にハロルドの声が聞こえたので、シェーンの居場所はきっとハロルドが知っているはずだという。ディッキーはシェーンを信じようとしない父親に対して、激しく反発する。シェーンの携帯が、留置場にいるダグラスが持っている事が判る。ダグラスは麻薬のディーラーで、携帯にはシェーンの血痕が付いていた。キャボットはニッキーにネットの写真について尋ねる。ニッキーはレイプ事件の3週間前に行った上級生たちのパーティで、酒に薬を入れられて意識が飛んでしまったという。キャボットは突然現れたパクストンから「法曹協会には弱みを見せるな。ステイブラーは信用できない」と言われ、ニッキーの家族に写真を見せ、告訴を取り下げることにする。ニッキーはステイブラーの勧めでサムを告訴したのに、何もできなくなったとステイブラーを責める。クレイゲンはステイブラーが捜査に関わったため、10日間の謹慎処分となった。やがて、シェーンと思われる遺体が発見される。鈍器損傷と胸に刺し傷が多数あったが、死因は肋骨を折られて肺に出血し、長時間苦しんで死んだという。薬物検査はネガティブだった。SVUはダグラスをシェーン殺人容疑で取り調べるが、ダグラスは殺しを否定し、携帯電話は教会をうろつくホームレスから受け取ったという。そこで、手当を受けた病院から逃亡したハロルドを逮捕し、フィンが厳しく取り調べる。ハロルドとシェーンとは薬をやっていたときからの知り合いで、酒が欲しくて金をせびったところ断られたという。殺すつもりはなかったというが、シェーンの気遣いは報われなかった。オリビアはニッキーが自殺しようとしたところを救う。キャボットはニッキーが供述を変えたのを目撃したという証人を突き止め、サムに対して証人買収と司法妨害を付け加えることにする。ニッキーの友人エイミーがパーティに呼んでもらいたくて買収に応じた事を認める。ステイブラーは今も反発するディッキーに対して、父親なのだから入隊の書類には証明しないと言い、ディッキーを抱きしめる。イエスマンのクレイゲンはステイブラーのせいで10日間の謹慎、マンチが代理を務めるという。毎度毎度、ご苦労さんな事です。今週は上から下まで、ステイブラーはボコボコでしたね。息子からあれだけ嫌われて、ニッキーからも無能扱いでダメ出しされて、よく我慢ができますね。妻とはまあまあな関係と取り戻したようですが、警官であることと父親であることは両立しないのかな。つい警官の目線で子供の行動を見てしまい、言うことを信じず、疑ってかかるのが親子のコミュニケーションを成り立たせない訳ですね、それに、仕事仕事で家族のことは後回し。家族の犠牲の上に、日々の仕事があるという、因果な商売です。そして、依存症と闘い、償いの日々を送るシェーンは自分に向けられる偏見を払拭し、人生をやり直すのには軍隊に入ると思っている。ディッキーも、一緒に入隊したい。かっとなるのは血筋じゃ、困った物だ。16歳で親の同意があれば入隊できるということは、学業はどうなるのでしょうね。危険な戦地に送り込まれるにしては、あまりに若すぎる。「お前は息子だから同意書にはサインしない」という言葉には、ステイブラーの正直な気持ちを感じました。もっともっと、息子には父親の顔を見せて欲しいです。さて、ちょこっと顔を出したパクストンは何なのでしょう。いなくなってからも、悪影響を残し続けて嫌な女だなあ~もう出なくて良いですよ。
July 31, 2012
コメント(0)
メキシコの美人署長の話はCSIマイアミの10シーズンにもあって、最近のドラッグカルテルの話題を取り上げたということでしょうね。派手な撃ち合いが多くて、いつものエピソードという感じでしたが、ラストのディークスとケンジーのやりとりは、シッパーならずとも意味ある場面じゃないでしょうか。サムとカレンのパートナーシップも、元に戻って和みますね。メキシコのモリナ・カルテルがLAで活動を広げる中、市警がカルテルに絡む質屋に突入したところ、アルカイダのテロリストが銃撃戦で死亡したことがわかる。死んだのはアルカイダでは新顔のジャメル・シャラーの右腕の男で、NCISに捜査権が渡されることになった。NCISではアルカイダとカルテルの接点に疑問を持つ。押収された証拠品の中に、殺された男の宿泊するモーテルの鍵があっためカレンとサムが向かうと、先にFBIが来たという。部屋の中は激しく荒らされていて、中東出身者に見えたということで、シャラーの部下かと考える。質屋の近くの監視カメラには、SWATが突入する前後に赤いジープが止まっているのが写っていた。女性が運転しており、エリックが車の居場所を突き止める。運転していた女はケンジーに対して訓練された武術で対抗し、逮捕される。ボートハウスで話を聞くと、メキシコのロレト警察署長のエヴァ・エスピノーザだという。カルテルによる報復を恐れる人が多い中、志願して署長になったという。実はエヴァは実の弟をディエゴ・モリナの部下に殺され、アメリカまで追ってきたと認める。しかし、エヴァには捜査権がなく、ディークスはモリナ・カルテルについてはNCISが引き受けるから、帰国するようにと言って釈放させる。エリックはカルテルの証拠品の衛星電話に注目し、新たに手に入れるのではないかと監視を強める。すると、ハリウッド大通りで2台を現金で購入したという情報が得られたので店に向かうが、ここでもまたFBIが来て監視ビデオを持って行ったという。そこでエヴァにこっそり忍ばせたGPS発信器を辿り、ダウンタウンでエヴァが男と会っているのをつかむ。エヴァはピニャータの店に入っていき、監視していると、カルテルの殺し屋でディエゴの兄弟カルロスが出てきたので逮捕する。だが、アルカイダとの接点は見つからない。やがて、エヴァが身分を知られたのか店から出てきて、そこにSUVに乗ったシャラーが現れる。NCISが銃を向け逮捕しようとすると、男たちもシャラーも反撃してきたため撃ち合いとなる。一部の悪党は倒したが、シャラーは逃亡してしまう。エヴァは、車のトランクの中の死体を見せ、部下で友人のルイスをカルテルに潜入させていたが、ばれてしまったと説明する。ルイスの家族が危ないというので、ディークスは保護を約束する。カレンは今度もまたFBIが来ると見て、到着を待つ。案の定、FBIを名乗る男が2人現れ監視ビデオを出せというので逮捕すると、今度はCIA捜査官だと名乗る。確認したところ、確かに2人とも捜査官だと判るが、何をしていたのか話そうとしない。持っていた携帯のデータを調べたところ、新型の無人航空機の情報があった。2人は、この無人航空機をだしにして、シャラーを誘き出そうとしていたという。ところが情報が漏れ、一機がアルカイダに盗まれてしまったという。アルカイダはこれをカルテルに売って金を手に入れるつもりだったらしい。FBI捜査官のフィグとバンクスは、自分たちの失態を取り戻すため、無人航空機を追っていたところ、内部情報者から、それが今サンペドロ港のコンテナヤードにあるというので、NCISとFBIが逮捕に向かう。そこにエヴァが現れ、フィグとバンクスを見て弟を殺したのはCIAだという。彼らはカルテルだと言ったところに、また暗殺者がやってきて車から銃を撃ってくる。銃撃戦の末、エヴァは正当防衛でCIA捜査官を撃ち殺したという。映像でエヴァの言い分は証明されるが、フィグがバンクスを最初に撃っていた。フィグの携帯電話の履歴から、直前にサンペドロ港の造船所にいる相手と連絡を取っていた事が判る。無人航空機の取引はそこで行われるらしく、NCISとエヴァが取引の現場を伺う。やはり、シャラーとディエゴは無人航空機を巡って商談を行っており、NCISとの間に銃撃戦が起こってシャラーとディエゴは逮捕される。エヴァはディエゴに銃を向けるが、ディークスの説得で復讐を諦める。サムは10年間手塩にかけて整備した愛車「シャーリーン」を盗まれて機嫌が悪い。カレンは事実を受け入れるようにサム話をする。サムはどうしても諦められずNCISの設備を使ってエリックに探すよう念を押すが、ヘティは私用に使うなと禁止する。それでも独自に盗難車を探すことにしたエリックは、ついに「シャーリーン」を見つける。実際に見に行ってみると、目も当てられない姿になっていたので、このまま見つからなかったと報告することにする。一方、カレンはサムに次の「シャーリーン」(チャレンジャー)をプレゼントする。愛車を盗まれて命を取られたようなサムに対して、ディークスは「たかが車じゃん」という。ケンジーは「あなた、それでも男なの?」と呆れる。この2人が男のくせに、女のくせにといつものようにいちゃいちゃ(爆)していると、今回、セクシーでタフなエヴァがやってきたので、ちょっと調子が狂ってしまった。エヴァの言葉を信じて親身になるディークスに対して、ケンジーはややjealousでしたね。ディークスに「そんなの絆じゃないわよ、何その気になっているのよ」と言っていたら、エヴァはディークスに「私の守護天使♪」と熱い視線を送っている。これはしまったと思ったのか、最後に「彼女は悪い人じゃなかったし、確かに魅力的だった」と謝る。するとディークスが「シー」とケンジーの唇に指を当てると、「僕は君に一目惚れ(You had me at hel--)」と言い出すものだから、すかさずケンジーはその指をひねり上げてその先を言わせない。「はい、僕らはただのパートナーです!」と認めさせるのでした。この「You had me at hello」という言い方は映画の台詞か何かで、おしゃれですよね。初めて会った時から私はあなたのものだった、なんて、甘甘な事を、規律正しい捜査官のケンジーが同僚に言わせるわけはないけれど、こういうくっつきそうでくっつかない、ありそうでなかなかない関係がテレビ的には一番萌えます。(笑)サムの「恋人」への執着もまたちょっとかわいいです。新品ではなく、貯めた小遣いでおんぼろ車をプレゼントしたのは、一緒に直していこうという事でしょうね。こちらもほんわかしてステキです。
July 27, 2012
コメント(0)
うん、面白くなってきましたね。やっぱり、何を考えているか判らないし、ブロディが不気味です。いくらテロを防ごうとしても、これじゃ、CIAの精鋭も歯が立たない?拘束中のハミドを自殺で失った事に加え、ファイサルを逃がしたという報告を受け、エスティースは激怒する。キャリーはハミドにカミソリの破片を手渡したのは内部の人間ではないかと主張し、関わったCIAの職員11人について、ポリグラフを行うべきだと求める。キャリーはその中にブロディも含める事をエスティースに認めさせる。ソールはインドに戻ろうとする妻のために、デリー支局への転勤を申し出る。エスティースは口添えすると約束するが、妻は一人でインドに戻りたいと、結婚生活の終わりを示唆する。CIAはファイサルが白人女性と同居していたと聞いて、その身元を洗う。ブロディと共に捕まり、死亡したウォーカー伍長のために追悼の式典が行われ、ブロディはスピーチを頼まれる。言葉に詰まったブロディは海兵隊の忠誠を示してその場を終わらせる。その後、ブロディの自宅で開かれたパーティで、かつての部下たちは海兵隊の広告塔になっているブロディの転身ぶりを批判する。一体何があったのか、なぜお前だけ帰れたのかと言われてブロディは運が良かったとだけ答える。しかし、お前がいない間にマイクとジェシカが寝ていたと言われ、仲間に殴りかかっただけでなく、ジェシカの見ている前でマイクにも殴りかかる。ブロディはその後一人出て行ってしまう。ファイサルと逃亡中の女性は、指示を受けて待ち合わせ場所の一軒家へと向かう。家の中を見たとき、爆弾が仕掛けてあるのを見つけて2人は慌てて逃げ出す。ファイサルの家の指紋から、女はアイリーン・モーガンと判る。アイリーンは過去にデモで逮捕されたことがあった。父親は石油関係の富豪で家族はサウジアラビアで暮らしたことがあった。ファイサルとはサウジアラビアで知り合う接点がある。ソールはアイリーンこそが訓練を受けたテロリストではないかと疑い、2人の車の行き先を追う。モーテルに着いたファイサルは、自首すべきだと言うが、アイリーンは反対する。そして、アイリーンがバスルームに入っている間に、何者かが窓越しに狙撃し、ファイサルを撃ち殺す。アイリーンは慌ててバスルームの窓から逃げ出す。ブロディはバーで酔ってキャリーに電話をかける。わざわざ出向いたキャリーは酒につきあいながら、ハミドが死んだ事を告げる。2人は酔った勢いでセックスする。翌朝、CIAに出向いたブロディはポリグラフテストで、ハミドにカミソリの刃を手渡したかと聞かれ、「No」と答えたがグラフは何も反応しなかった。キャリーは「妻を裏切ったことはあるか」と質問させるが、これにも何も反応がなかった。ソールはこれでブロディは「シロ」だというが、キャリーは奴は嘘を付いていると断じる。ブロディは駐車場でキャリーに自分の車に乗るよう声をかける。2人を載せた車はどこかへと向かう。ブロディが嘘を突き通す事ができるのは判るような気がします。テロリストに捕まり拷問を受け、極限の状態に長く置かれて、その中で自分の心をコントロールするのは生きる術だったのではないか。初めは政府を恨んでいるような感じだったのに、急に軍に協力するように態度を変じたのも真意はわからない。結局、自分を装っているのではないか。妻の不貞に対しても、実は気付いていながら怒りをコントロールしているように見えた。何よりも、フラッシュバックではウォーカーを殴り殺し、墓穴まで掘ったのはブロディ本人ではなかったか。それに罪悪感などみじんも見せずに人前に立っている。キャリーがそれを知らないのは当然としても、見え見えな質問をして手の内を明かすのはどうなのか。そんなにポリグラフが万能なのかと思ってしまいます。まあ、それぞれのキャラクターの掘り下げにポリグラフを使ったという感じもしますね。ちなみに、ブロディはキャリーには興味津々のようでしたね。キャリーはポリグラフのことを考えてあえて寝たのかどうか。このままでは、完全にキャリーはブロディに飲まれてしまっていますね。一方、マイクだけは良い思いをしてと、ジェシカとの関係は仲間内では丸わかり状態で、しかも人前で侮辱されると、ブロディの怒りが爆発して止まらない。家族とブロディとの距離はますます離れていきそうな感じですね。さて、中東に関わりのあるアイリーンが実はナジールに資金を流しているのではないか、という感じですね。上部組織から指示を受けて動いているはずなのに、身元がばれたと知られるとファイサルもアイリーンも抹殺される事になった。アメリカ国内でそれだけの実力行使ができるのは、どういう立場の人間なのだろう。こちらは非常に気になります。そして、ファイサルが殺された事を知って、またまたエスティースは立場が悪くなりますね。
July 26, 2012
コメント(0)
ゲストのJames Frainですが、最近よく見ますね。先週の「クリミナル・インテント」にもゲスト出演していたし、もちろん「True Blood」にも。耳の形が特徴的で、独特な存在感を放っているように感じます。安ホテルで若い女性の絞殺死体が見つかる。フロント係によると、A.J.ゴールドという名前で先にチェックインし、後からもう一人来ると言っていたという。財布など持ち物がなくなっていて、口の中に血液が見つかったため、犯人と争った可能性がある。なぜか警察が来る前の現場写真がインターネットにアップされており、フロント係は金目当てで被害者の携帯電話で写真を撮り売った事を認める。その携帯電話にメールが来て、被害者は高校生のA.J.ダンと判る。A.J.は中年男性と交際しており、父親から性的虐待を受けていたという。A.J.の自宅に向かうと、父親グレッグとA.J.がその日の朝方に口論してA.J.が飛び出して行ったという。グレッグは妻に今から事態を解決するという連絡を寄越し、その後血が付いた服装で帰宅する。SVUはグレッグを逮捕し尋問するが、A.J.は子供の頃から問題行動を起こして犯行挑戦性障害と診断され、様々な治療を探した結果、ASPという行動障害を持つ子供たちを立ち直らせる施設に行くようになり落ち着いたという。しかし、A.J.は最近急に父親に性的虐待を受けたと言いだし、グレッグはASPの主宰者のマーティン・ゴールドが嘘を言わせているとして、直接会って話をして口論、喧嘩になったという。血はその時のもので、一旦逮捕されて釈放されたばかりだった。グレッグは娘とマーティンが親密にしている写真が何者かに届けられたという。マーティンはその写真を見て、画像処理されたもので、自分は犯行時には施設にいたと弁明する。実際、写真は偽造と判るが、マーティンを疑うSVUは子供を宿泊させることができない施設で子供たちを住まわせていたという、ライセンス違反でマーティンを逮捕する事にする。その頃、A.J.のカードが酒屋で使われたというので、SVUは元会計士のラムジー・ビッカーズを逮捕する。ラムジーはカードは拾ったと主張するが、被害者の口の中の血液から犯人はC型肝炎に感染している事が判り、ラムジーもC型肝炎の感染者だった。ラムジーはセックス依存者で、インターネットでA.J.と知り合い関係を持ったと認める。そして、行為中に興奮のあまり、被害者の首を絞めてしまったという。しかし、A.J.はなぜわざわざ変態趣味の相手を募集していたのか。一方そのころ、モルグに若い男が侵入し捕らえられる。A.J.と同じくASPに預けられているエンゾ・クックで、彼女の死は自分の責任だという。エンゾはA.J.に好意を持っており、彼女がマーティンにレイプされているのを目撃して、辞めさせるために写真を偽造してグレッグに知らせたという。そして、A.J.が殺された日には人と会う約束があるというので、後を着けていってホテルで殺されているのを発見したという。有力な情報だが、エンゾは酷い薬物依存症で裁判で証言できるかどうか疑わしい。ホアンは離脱治療をすれば証言できるという。マーティンは傷付いた子供たちを巧みに操り、自分を頼るように仕向けているのだろう。おそらく薬を与えて。A.J.が中年男と関係を持ったのはマーティンの命令だとホアンはいう。マーティンをライセンス違反で逮捕した後、エンゾについてマーティンは妄想状態で言っていることはみな嘘だという。キャボットはレイプと殺人の従犯で起訴すると言うが、しっかりとした証拠が必要だ。他のASPの子供たちからは証言は得られなかった。禁断症状でエンゾが激しく薬を求めるので、ホアンはアメリカ国内では違法として認められていないイボガイン塩酸による離脱治療を行うことにする。マーティンは一旦釈放され、法的後見人としてエンゾを引き取るが、ホアンはエンゾを誘拐して治療を受けさせる。その後、元気になってASPに戻ったエンゾはおとり捜査に協力し、マーティンからヘロインを受け取ったところでSVUはマーティンを逮捕する。ホアンは自ら申し出て、医師免許の30日間資格停止処分を受ける。今回はホアンの活躍するエピソードだったわけですね。FBI捜査官としてよりも、医師としてエンゾを守ると決めて今までにない過激な行動に出た。たまにはこういうもの良いですね。格好良かったです。そして、メタドンによる治療よりも死亡率が低くて、1日で離脱できる成功率が非常に高いイボガイン治療が今のところアメリカでは認められていないという。これは製薬会社が反対している(儲からないから)という事が肝だったかな。マーティンは子供に手を焼くと、大金を払ってでも子供を他人任せにする親たちがいる現状で、ひたすら自分に助けを求める子供たちを食い物にする酷い奴でした。マインドコントロールで女の子には肉体関係を迫り、男の子には麻薬で支配する。この子供たちはこの先どうなってしまうのか。ちなみに、副市長の娘もマーティンのセラピーに参加していて、表向きは治療効果があって評判が高いということになっているらしい。さっそくSVUには苦情が届く訳ですが、クレイゲンはいつもイエスマンですね。(爆)どっちの味方なんだよ、と言いたくなります。
July 25, 2012
コメント(2)
Gカレンの出生の秘密については、これで一段落ということでしょうか。結局、同じ事を繰り返しているような気がして、ちょっとくどかったですね。ここまで引っ張るほどの進展もなかったし、それならヘティ/Gの疑似親子関係の形で描いた方が良かったかも。ひょっとすると、コメスク一族の話などはシリーズスタート時には決まっていなかったんじゃないかな。いかにも後付けという感じです。ただ、父親に関してはこの先出てくるかも知れないですね。ケーブル局のレポーター、エイドリアナ・ゴメスがベニスビーチで取材中、車から銃撃され死亡する。エイドリアナは、インターネット放送でリビアの反政府活動を行っているアサド・エル=リビを主に取材しており、その件でリビア人から脅しを受けていたという。エル=リビはインターネット技術を駆使し、今や政府に反対する人々から英雄視されていた。そして、エイドリアナが海軍情報部のマディソン中佐と連絡を取り合っていたことから、NCISが捜査を担当することになった。エイドリアナの同僚によると、彼女はリビア料理店でリビア人と会っていたというが、どの店かわからないという。マディソン中佐の自宅を訪れたカレンとハンナは、中佐が侵入者に銃を向けられているのを発見する。NCISチームは、突入して一人を倒し、一人が逃亡する。中佐によると、エル=リビについては良く知らないが、エイドリアナが何か情報を掴んだらしく、何度も留守電が入っていたという。侵入者は、中佐がそのことを知っているかどうか問い詰めた。死んだ男と逃亡した男は、リビア政府の関係者の一人で、偽造パスポートでLAに入っていた。エイドリアナが出入りしていたリビア料理店を特定し、訪れると、客はエル=リビのインターネット放送を見ていた。店から一人飛び出して行ったため、乗っていた車を調べ、リビア人のファラジ・ヒジャジが経営する自動車部品工場を突き止める。工場は今は締められていて、中は空だったが、PCなどを持ち去った跡があり、しかもエル=リビが放送しているスタジオその場だった。どうやら、リビア国内と偽って、LAから反政府活動を続けていたらしい。ヒジャジの自宅に向かうと、ファラジが逃げだそうとしたので身柄を確保する。ファラジは誰も殺していないと主張し、いくら危険から保護してやると申し出ても何も話そうとしない。手がかりを失ったNCISだが、エリックが交通カメラの映像からリビア政府関係者が乗っている車を見つけ、逃亡時に乗っていた車が近くに乗り捨てられているのを見つける。トランクの中には男性の遺体が入っていた。被害者はエル=リビこと、タレク・アル=クサで、「アラブの春」に刺激を受け、母国を愛するヒジャジと2人で反政府活動を始めたという。しかし、アメリカ国内に本国から殺し屋が来ていることは知らなかったという。エル=リビの本性を知っているのは、タレクの妹シャリで、実は現在LAに住んでいるという。シャリは自分がLAにいることを兄は知らなかったと言い、最近赤い車に尾行されているという。シャリの身柄は保護されるが、なぜか死んだはずのエル=リビの放送がまた始まった。反政府軍の仲間にミスラタという町に集まるよう呼びかけているが、そのメッセージがリビア政府まで送られているという。政府軍は反政府軍の壊滅作戦に出るかも知れない。ヘティがCIAを通して反政府軍に思いとどまるよう、話をしているが間に合うかどうかわからない。NCISはエル=リビの真似をして放送を続けている人物を捜し出し、正しい情報を伝えるべく、シャリを監視していた赤い車を手がかりにアラビア食料品店に目を付ける。店に入ると、逃げ出す男がいたため捕らえようとするが、ナイフで応戦してきたのでやむなくカレンが撃ち殺す。持っていた携帯には、ヒジャジの実家から電話がかけられていた。ヒジャジの家に向かったNCISは、ヒジャジの父、アダマが連絡しようとした相手を割り出し、放送拠点に踏み込む。サムはエル=リビになりすまし、反政府軍へ事実を伝えるメッセージを送る。アダマは捕らえられ、ヒジャジはエル=リビの遺志を受け継いで放送を続けるという。カレンはヘティから、自分の祖父ジョージ・カレンから始まるコメスク家との関わりについて打ち明けられる。ヘティはカレンの母親クララのハンドラーだったが、ルーマニアに潜入していたクララが突然姿を消し、6年後に2人の幼い子を連れて姿を現したとき、アメリカに戻りたがったという。その約束をしていた矢先、CIAでは任務の打ち切りが決まり、ヘティはクララを助け出すことができなかったという。ただ、カレンと姉がどうやってアメリカに渡ったのかはよくわかっていないという。Gを見つけたヘティは里子に出して見つめていた。その間、Gの父親、クララの夫を捜すようCIAの旧友に頼んだが結局見つからなかったという。Gはヘティから渡された自分のファイルを手にし、その中に母親の写真を見つける。よくわからなかったですが、ヒジャジの父親も政府側だったということでしょうか。NCISが担当するにはかなり苦しい事件でしたが、まあ良いか。ディークスとケンジーはストーリーにはあまり絡まない割には、愛犬モンティの出番が多くて面白かった。ハンナに食べ物をねだったり、逆にいじるような存在感でお見事。子役、動物キャラには食われるとはまさにこのことですね。(笑)おかげで、NCISの正式メンバーなったようです。軍のマスコット犬みたいなものですね。ディークスはケンジーの「日記(diary)」が気になるようで、「日記じゃなくて日誌(journal)よ」と言われてニンマリ。日記は子供がするもの、日誌は大人がするもの。そんなことで妄想しているんじゃないって。(笑)何をしてもかわいい奴だ。
July 21, 2012
コメント(0)
登場人物の家族が登場し、その人の背景が語られることから、よりキャラクターが深められていくようです。存在がリアルに感じられる。特にキャリーとソールの激しくぶつかり合う関係は、これまで色々あったのだろうと思わせますね。そして、さすがにここまで来ると、もうお色気シーンは必要ないかも。ブロディを救出したときに、一人だけ生き残っていたテロリスト、アフザル・ハミドの身柄がイスラマバードで拘束され、アメリカに連れてこられることになった。エスティースはキャリーとソールにハミドを尋問させ、その時にブロディを立ち会わせて反応を見るよう命令する。ブロディを疑うキャリーは、そんなことをすればこちらの情報がナジールに流れるかも知れないと反対する。ソールはブロディを違法に監視したことをエスティースには報告しておらず、告げれば仕事を失うことになるとキャリーをなだめる。ブロディはキャリーと先日グループセラピーの席で会ったことを伏せた上で、求められるままにハミドに関する情報を伝え、尋問に協力する。ハミドは捕虜だったブロディの監視役で、残酷な拷問を行いブロディに屈辱を与えた。ソールはハミドの家族を守る約束で、ナジールに関する情報をしゃべるように求める。ブロディは帰り際に直接ハミドに会わせて欲しいと頼む。今は立場が逆転したことを思い知らせたいというが、キャリーはさすがにそれは許されないと断る。捕虜を眠らせない作戦で、追い込まれたハミドは仲間の名前とメールアドレスを紙に書く。ブロディは翌日CIAのエスティースを訪ね、ハミドに会って、辛い過去の記憶と決別し心の均衡を保ちたいと懇願する。海兵魂を見せるのだという強い態度に、エスティースは面会を許す。ハミドの前に立ったブロディは挑発的な言葉を吐いて、つばを吐きかけるハミドに激怒し襲いかかる。周囲に押さえられたブロディは、これで気が済んだと言い立ち去る。帰宅すると、空手の昇段試験を見に行くと約束していた息子は青帯になったという。ハミドがしゃべったアドレスは、テロリストメンバーに送られてくるあらゆる情報を、転送していた宛先という。CIAの調べた結果、そのアドレスはつい先日容疑者リストから外した、大学助教授のファイサルのものだった。ここ数日、ファイサルの行方が判らなくなっていたため、大学のオフィスを捜索したところ、キャリーたちが尾行した時に気付かれて、自宅を素通りしていたことが判った。さっそく向かうと自宅はもぬけの殻だった。一方、ソールからはハミドが自殺したという連絡が入る。どこから手に入れたのか、カミソリの刃のかけらを使ったという。キャリーはブロディがハミドに飛びかかった時に、カメラの死角に入っていることから、ブロディが渡した疑いがあると言い、ファイサルにもブロディが連絡したのではないかと激しくショックを受ける。ブロディにスパイ容疑で監視を再開するよう、エスティースに告げるべきだというキャリーに、ソールは何もしようとせず、首を覚悟しろと突き放す。キャリーはこれまで仕事のためには命の危険も顧みなかったのに、急に弱虫になったとソールを非難する。ソールはインドに戻っていた妻から、もう別の道を選ぶべきだと告げられていた。感情が抑えられないキャリーは姉のマギーの家に向かう。しかし、そこでも眠りに就くことができなかった。我々は拷問はしない、と言いながら、取る手段はひたすら眠らせないように間歇的に大音量を聞かせるとか、冷風を浴びせるとか、もちろん非人間的な扱いですね。それでまあ、家族をネタに脅して情報を得たとしても、あのままで監禁しておけば上手くいっただろうに、まさかブロディに会わせるなんて、エスティースの判断は大失敗ですね。そりゃむこうも「やばい」と思うだろう。自分たちが彼に対して行った事を自分も受けるだろうと予想できるし、捕まったときのそれなりの覚悟もたたき込まれているだろうから。情報源の一つを失い、ファイサルに気付かず逃亡の時間を与えてしまったことなど、CIAは失態続きで、エスティースはメンツ丸つぶれ。ナジールに固執するキャリーに対しては過去の因縁があって、本来の危険に対処することができない。そういう感じなのかな。一方、これまでのところ、ブロディがスパイだとは思えないですね。まだまだ精神状態は正常じゃない。無理をして取り繕っているけれど、気持ちは家族の方へは向いていない。マイクが「日常」として妻や息子となじんでいるところなどが、象徴的でしたね。救出を待つ間の希望の糧だった家族も、離れていては現実は違う存在になっっていて、関わり方もまだできていない。こういう心理をつぶさに描くドラマなのかなと感じました。一方、仕事に人生を捧げてストレスや病気などで苦しむキャリーと、その父。そして、妻から愛想を尽かされるソールように、取調官も悲惨な状況にある。そんな状態で、どうやって危機を防ぐのか。これも興味深いです。ただ、ストーリー的にはマイクがスパイだったら一番面白いかも知れません。あいつ、良いところ取り。(爆)いつか、ブロディがマイクへ妄想を持ち、敵視しだしたら話が大きく展開するかも。
July 19, 2012
コメント(0)
久しぶりに力の入ったエピソードでしたが、話の筋を追うのが面倒でした。もう、誰が悪いのかは最初から判りそうなものですが、持って回って遠回りするのでなかなか話が進まない。(爆)オリビアは仕事に私情を入れすぎでしょう。まあ、そうじゃないとドラマにならないか。鍵がかかったトラックの荷台の中に、男女の他殺体が見つかる。どちらも鋭利な刃物でのどを掻き切られており、女性は両胸の上に深い切り傷があった。様子からSEX中に殺され、遺体の位置を動かしたと思われる。身元を示すものは何もなかったが、女性の下着がつり下げられていることから、レイプ犯が犯行を見せつけるものかと考える。検死で、女性の胸の傷は豊胸パックを取り出すためのものだという。犯人の目的は何か?男の腕には「LZ」というタトゥが彫られていた。ギャング関係でもないので、SVUはFBIに照会することにする。被害者はラテン系だが、歯の治療痕からアメリカ人と思われる。ワーナー検死医はトラックの荷台から、茶色の繊維を見つけ、ぬいぐるみなどの詰め物だという。トラックはレンタルされており、昨夜返却される予定だった。借りたのはカルロス・マルチネスで、被害者の一人と確認される。カルロスが最後に立ち寄った場所へ向かうと、そこはドラッグの製造工場だった。昨夜はカルロスと被害者の女性が目撃されており、引っ越し作業をしていたという。裏庭に慌てて燃やした女性の免許証が残っていた。被害者はラモーナ・ロドリゲスで、自宅に向かうとルームメイトのテリ・ベインズがラモーナのことはとはあまり良く知らず、家にはほとんどいなかったという。ラモーナの部屋には、メキシコのパスポートがあり南米へなども行き来していた。豊胸パックはヘロインを運ぶために入れたのではないか。部屋にはトラックで見つかった繊維のものと思われるテディベアがあった。そこに、FBIのポーター特別捜査官が現れる。ポーターはテディベアでヘロインを密輸している事件を追っており、情報提供者からカルロスがいると連絡があったという。カルロスは麻薬カルテルの殺し屋として指名手配されており、ポーターは殺された事は知らないという。ポーターによると、麻薬カルテルはカルロスのような若い男を雇い、運び屋のラモーナをライバルの同業者から守らせている。コヨーテのような密入国請負の組織は女性を集団レイプして征服の意味で下着を木に吊す。今回の犯人は、ヘロインとトラックの積み荷を横取りし、レイプに見せかけて、カルテルの縄張りを示したという。SVUとFBIは、麻薬と殺人で合同捜査をすることになった。ラモーナの部屋を改めて調べると、銀行の貸金庫の鍵が見つかる。金庫からは、今日の6時発メキシコ行きの片道チケットなどが見つかり、別の男が2日前にその金庫を利用したという。金庫に着いていた指紋から、カルテルの幹部のマヌエル・ロハスの名前が挙がる。ロハスは今日JFK空港に到着予定で、一緒に密輸品を持ち込もうとしていると考えられ、FBIとSVUが捜査線を張ることになった。空港の到着ゲートで玩具の入った段ボール箱を何箱も受け取った男がいたため、警察が後を追う。一方、空港ロビーでロハスを発見したエリオットの目の前で、オリビアがロハスに身柄を拘束され、外へ向かう。ロハスは追い込まれてオリビアに銃を突きつけるが、ポーターがロハスを撃ち抜いてオリビアを救う。ヘロインが仕込まれたぬいぐるみや密輸品も、回収された。ポーターによると、カルロスとラモーナは欲を出し、カルテルが密輸したコカインを盗んで勝手に売っていたのでロハスに殺されたという。しかし、SVUはなぜロハスが空港でSVUが張り込んでいる情報を知り得て行動したのか、疑問に思う。クレイゲンは二重殺人の犯人がロハスだとして、捜査からは手を引くようにエリオットとオリビアに命じる。ところが、ワーナー検死医はトラックに荷台から3人目のDNAが発見されたという。ロハスではなく女性で、オリビアは二重殺人の犯人はテリではないかと考える。諦めきれない2人がラモーナの自宅に向かうと、分署に新しい電話機の工事に来ていた男が出てきた。改めて調べると、分署の電話機には盗・聴器が仕掛けられていたことがわかる。ロハス側には警察内の情報が漏れていたということだ。部品に着いていた指紋で、男は専門家のマイケル・ガルシアと判る。ガルシアは何も言わず、テリも行方不明、ポーターがまたもや、FBIが担当するといってガルシアを連れ去る。これにはさすがのエリオットも激怒し、ポーターよりも先にテリを見つけると、オリビアと出てしまう。2人はテリを見つけるが、テリは公衆電話をかけるとタクシーで出ていく。尾行したところ、スーパーマーケットに入り、買い物客の男性のショッピングカートをすり替えてしまう。オリビアがテリが残した紙袋を開けると中に豊胸バッグが入っていたため、男性を逮捕する。しかし、男は全く身元がわからず名前も名乗らない。さらに、豊胸バッグに入っていたのはコカインではなく、SIMカードだった。カードには暗号のようなものが入っていたが、そこにポーターが現れ連邦判事の令状で全ての証拠を引き渡すよう求める。先の男性も、外交特権で釈放されてしまい、警察に盗・聴器を仕掛けたのはFBIだと言うことが判ってくる。カルテルによる縄張り争いの話も嘘で、テリはCIAのアナリストらしいという。SIMカードのデータは、キューバにいるアメリカの諜報部員のリストが含まれていた。ラモーナがそれをキューバ側に渡そうとしていたのでテリは殺したのではないか。行方の判らないテリの居場所を掴むため、オリビアはポーターを自宅に招いて良い雰囲気にさせ、その間にポーターの携帯電話のデータを盗む。テリの居場所がわかったため逮捕し取り調べるが、テリはCIAのキューバ担当捜査官だと認める。スーパーの男性はキューバの二重スパイだった。SIMカードのデータはキューバのレジスタンスに渡すため、実のいとこで親しいラモーナに託した。しかし、運び屋をやっているラモーナが欲を出し、もっと金を出せと要求され仕方なく殺してカードを取り出したという。そしてポーターに後始末を相談し、捜査を攪乱させた。ということはポーターは二重殺人の共犯ということになるが、やはり上の命令でこれ以上警察が関わる事はできなくなった。オリビアはポーターになぜ私を信じてくれなかったのか、と問う。ポーターは国家の安全に関わり、個人的な感情は関係ないと弁明する。前回のポーター捜査官の登場時のことを思うと、オリビアは彼の事をかなり好きだったんですね。いい男ですしね。でも、それがステイブラーには気に入らない。自宅でそれはやりすぎでしょう、というような見え見えのディナーの間も、「何楽しんでいるんだ」と機嫌が悪い。ここだけ「エイリアス」か「007」風。シッパー的にはまあ良かったのかな。(笑)でも、今回はポーター捜査官を責めることはできないでしょう。やるべき事をやっているわけで。オリビアも潜入捜査の経験があるので、厳しいことをやるのは理解しているはずで、ちょっとウブな感じ。彼が出てきた段階で、疑っても当然で惚れた気持ちが目を曇らせたか。今後付き合う男性を選ぶなら、穏やかで仕事とは関係のない分野から探すべきでしょう。それにしても、女性の胸にブツを入れて運ぶなんて痛々しい。テリも国家機密を信頼できない人間に預けるなんてずさん。取り出すのも、せめて意識を奪って闇医者に診せるとか、手練手管を使って欲しかった。(爆)上には素直なクレイゲンでしたね。
July 17, 2012
コメント(0)
アメリカでも「鉄人28号」が放送されていたのですね。(笑)臨時支局長のハンターによって、パートナーのチェンジがあったり、ちょっとしたネタで楽しませてくれます。パートナーが変わってもやはり、カレンはカレン、ディークスはディークスですね。冒頭に出てきたレポーターの人、有名なアンカーウーマンのようですね。たくさんのドラマにレポーター役で出ていて、実はこのシリーズでもシーズン2に出ていたのでした。向こうの人は、彼女の顔を見たらみんな「あ、またあの人」と思うのでしょうね。ハイウェイで走行中のSUVが爆発炎上し、運転していた海兵ネルソン・マルコスに等軍曹が死亡した。マルコスは爆破専門の戦闘工兵で、近くを走っていた青い車が遠隔操作で爆破させたと思われる。爆破された車は、人気クラブのオーナー、カルヴァン・ウィンズローの所有で、ウィンズローはギャングに武器を流しているという容疑でATFが捜査中だった。また、ウィンズローの元子分のトム・ベアードが新規にクラブを開店する事が巷の話題になっていた。ハンターは通常のコンビを交代して捜査するように命令する。カレンはハンターに反感を持ち続けており、コメスク家から持ち帰ったPCのデータを教えろと迫る。ハンターによると、コメスク家は世界中の犯罪企業に投資することによって、それらを部分的に所有するというビジネスをしているという。ビジネスが失敗すれば、その組織に関わる者は殺されるという。コメスク家は幅広く犯罪に手を広げていて、PCのデータは氷山の一画に過ぎない。ハンターはカレンの過去については、アレクサの死亡と共に消えてしまったと答える。サムとディークスはマルコスの家に向かうが、納屋から男が飛び出してくると同時に納屋が爆発した。男はマルコスの友人で、ウィンズローのクラブの用心棒をしているチャールズ・レッドマンという。レッドマンはマルコスが殺されたと聞いて、NCISにウィンズローから保護してくれと求める。SUV爆破に使われた爆薬と、納屋にあった爆薬が同じもので、レッドマンはマルコスが人から頼まれて爆弾材料を集めたと言っていたという。始めは爆弾との関わりを否定していたレッドマンだったが、尋問を続けるうち、罪悪感からか、レッドマンはウィンズローから頼まれ、携帯で連鎖的に爆発させる爆弾5つを作るのにマルコスの手を借りたと白状する。マルコスはウィンズローのターゲットを知って、仕事から降りたがっていたという。どこの誰がターゲットなのかは判らないが、第1段階で4つ、第2段階で1つの爆弾を作ることになっていた。ペンドルトン基地では、5キロのC4と雷管が盗まれており、LAの街半分が吹き飛ばされる勘定だ。第2段階の爆弾が先ほどのマルコスの納屋にあったと思われ、レッドマンは自分が関わった証拠を消すために納屋を吹き飛ばしたという。カレンらはウィンズローをすぐに逮捕しろというが、ハンターはこのままではATFが逮捕できるような証拠が少ないため、レッドマンを使って潜入捜査を行うよう命令する。もう一つ、ハンターはATFによるとウィンズローにはアシュリー・トーマスという恋人がいるので、カレンとケンジーに調べるように指示する。しかしアシュリーの自宅はもぬけの殻だった。そもそも、アシュリーという女性が存在したという痕跡がなく、エリックによるとアパートはスイスの匿名の口座から振り込まれているという。サムは爆弾のプロとして、マルコスが爆発を失敗させるために爆弾に細工をしたのを直すと言い、ウィンズローを信じさせる。ウィンズローが爆弾のターゲットとしたのは、トム・ベアードの新規開店のクラブで、サムは4カ所仕掛けた爆弾の一つを直すと見せかけ、無力化する。待機していたカレンは気付かれないように、クラブの周辺道路を封鎖するがそれがウィンズローの部下にばれてしまう。ウィンズローはサムを疑って銃を向けるが、レッドマンは自分が警察に通報したと申し出て殺されてしまう。待機せよというハンターの命令を無視して、カレンはケンジー、ディークスらとクラブに突入し、撃ち合いとなる。逃げ出したウィンズローが残り3つの爆弾を爆発させるが、NCISチームは直前に逃げ出し助かる。その後、ネルは全く情報がなかったアシュリーに関する記事、書き込みなどが突然インターネット上に現れたという。たった1枚だけアップされたアシュリーの写真は、何とハンターだった。ハンターは新たな任務で姿を消し、ヘティが職場に復帰した。ヘティによると、故ウィンズローの恋人という事でヨーロッパで潜入捜査を行うという。それはコメスク家の捜査と関係があるのかとカレンに問われて、ヘティは無関係と言い切る。ヘティは知っている事は全て話すと言い、カレンの母親の事も知っていたという。名前はクララだった。ハンター捜査官はこの形だと、ATF絡みの捜査を続けるためヨーロッパで潜入するということで、今後のストーリーとはあまり関係なさそうですね。でも、コメスク家の一員として潜入していたのに、向こうでばれないのだろうか。ちなみにコメスク家については、この先も引っ張りそうです。カレンはヘティの意を汲んだハンターをかなり嫌っていましたね。その嫌い方は結構執念深くて、嫌な性格かも。(爆)パートナーチェンジでケンジーが「あなたのこと知りたい」と言ってみたものの、そう簡単にカレンの心の中を覗くことはできないでしょう。サムでさえ、見せていないですから。でも、ケンジーの運転では酔ってしまうというのが面白かったですね。ディークスはサムの前で「俺がalpha maleだ」とアピールしますが、ディークスは誰が相手でも、ディークスですって。ヘタレとは言いませんが、口ばっかり。そこがかわいいんだけど。(笑)ちなみにクラブで行列に割り込む時は、あのバンパイア映画に出ていた俳優だと言ったという。今はその辺が流行なのでしょうか。最後はやっぱりいつものパートナーが良い!と言いたげに、情けないところは「これはあいつに言わないでおいてね」と気を遣う感じがそれぞれの「カップル」ファンには良かったです。とりあえずヘティが戻ってきて良かったです。カレンとも仲直り?シーズンの最後でクロスオーバーするHawaii Five-Oには、この辺りでケンジーが出演しているのですね。
July 13, 2012
コメント(0)
このドラマで感じるのは「人って判らないものだな」という事ですね。側にいても、その人が何を考えているのか判らないし、過去にどんないきさつがあったのかも判らない。そして、みんなが相手に疑心暗鬼になっている。そもそもなぜそういうことになってしまうのか、何のために人を疑うのか、と思わざるを得ません。テレビ局のインタビューが好評で、復帰したブロディは積極的に軍の宣伝塔として働き始める。今やブロディは取材などが殺到しているという。副大統領の顧問ゲインズは、ブロディを政治的に利用するため、エスティースに近づく。ソールとキャリーは、ナジールへの資金供与の方法が高級宝石の売買ではないかと気づき、サウジ皇太子の執事長ワリドが、リン殺害9時間後に闇金業の店に出入りした事を掴む。おそらくそこで金に換えるか、実物を渡していると思われ、その後に店に出入りした51名について、虱潰しに調べることになった。それに伴い、ブロディの家の監視は令状で定めた期日が到来したために、機材を撤収するという。キャリーはブロディにはまだ諦めきれない何かがあるという。ブロディは世話役で友人のマイクが、この2週間ほど全く家に寄りつかなくなったと言う。その物の言い方に、マイクはジェシカと付き合っていた事が知られたのかと感じる。ブロディの家に野生の鹿が姿を現し、ブロディは庭の花壇が荒らされるのを嫌う。フェンスを作るのならマイクに頼めばよいだろうと言われて、ジェシカもデイナが父親にマイクとの事をしゃべったのではないかと疑う。一家が教会に行った時を利用して、マイクとジェシカは今更ブロディに本当の事を言うことはできないと確認し合う。ゲインズ顧問は教会でブロディに近づき、昼食を一緒にしたいと申し出る。ジェシカはデイナにマイクとの秘密を父親に打ち明けたのではないかと質問するが、デイナは何もしゃべっていないと答える。ただ、弟のクリスは両親が離婚するのではないかと思っているらしい。監視機材の撤収作業中に、キャリーはカメラが設置されなかったガレージを調べる。エスティースはキャリーとコンビを組んでいる部下のガルベスに対して、キャリーの身辺を洗うように命じる。久しぶりのナジールの目撃情報など、話ができすぎて何か隠しているのではないかというのだ。51名の対象者の中で、大学の助教授ファイサルの渡航歴が疑わしいという。キャリーとガルベスはファイサルを尾行するが、それに気付いたファイサルは自宅に寄ることなく通り抜けてしまう。その自宅とは、飛行場の近くのあの新築物件だった。ジェシカは友人たちを招いて、ホームパーティを企画する。ブロディはマイクの招待を認める。そのパーティの夜、客が和やかに語らう中、ブロディは保管していた古い拳銃を持ち出して、みんなの前で花壇を荒らした鹿を撃ち殺してしまう。ジェシカはショックを受け、もうこれ以上夫を支える事はできない、専門的な助けが必要だと突きつける。CIAはファイサルから新たな情報が得られなかったため、容疑者リストから外す。キャリーは改めてブロディの家を監視したいとソールに求めるが、ソールはブロディを疑うのは政治圧力もあって、もう諦めるべきだと諭す。やむなく、ブロディを自分で監視することにしたキャリーは、ブロディが退役軍人のサポートグループの会合に出席するのを目撃する。キャリーはブロディに一芝居打ち、たまたま自分もそういう会合に顔を出しているのだと言って安心させる。ブロディは一度会ったのことがあるキャリーの顔を覚えていて、話をしたいと引き留めようとする…ブロディは「自分」を無理に演じているという感じですよね。求められる姿に自分を演出できるというのは、もしかしてイラクで長い間捕らえられている間に身についた生き残り手段なのか。その姿勢は帰国して妻や子供の前でも変わらない。ジェシカの友人が帰国兵の夫が不能になったというという話をしていましたが、ブロディの場合、自分で作った殻の中から出てこない、誰にも心を預けることをしないということなのかな。彼の中の妻は、戦地に向かう前の妻でしかない。それだけが自分の支えだったのだし。壮絶な経験をしたのだから、それも判るような気がしますが。彼のこういう態度がキャリーの関心を引き続け、捜査が混乱するのでしょうね。ブロディがキャリーに相当関心を持っていたのは気になります。何かを感じたのでしょうか。そして、虚構のヒーローがマスメディア的にはとても受けて、政治家たちもブロディを放っては置かないのが興味深いです。ブロディが今後政府の一員となったり、機密に触れる立場になれば、ますますスパイだった時の反動が大きくなりますね。家族との関わりで、ブロディはジェシカとマイクの関係を気付いているような態度を見せながら、深く追及しないところが怖いですね。このままだと、ジェシカの心はますますブロディから離れてマイクのところに行きそう。でも、国民的英雄が妻に裏切られたとなるとそんなことは許されない。別れるにも別れられず、ジェシカも辛いところでしょう。ところで、今回初めて判ったのは、エスティースとキャリーがかつて関係があったという事ですね。その後、仕事面でぶつかったのがバクダッドの時。今は犬猿の仲のように見えますが、実は愛憎ない交ぜのような濃さを感じ取ることができます。でも、ガルベスにスパイさせるのだから、CIAはやはり油断も隙もないですね。ちなみに、肝心のファイサルは、捜査の網の目から抜け落ちてしまった。これで事件が起きたらどう言い訳するのでしょう…
July 12, 2012
コメント(0)
シーズンフィナーレ。個人的に、このシーズンはデクスターが宗教(キリスト教)を意識したシーズンとなり、とても判りやすかったですし、フィナーレはスリルがあって、さらにこのクリフハンガーには「やられたー!」と思ってしまいました。やっぱり、そうなるのか。「デクスター」はシーズン8で終了することが決定したので、残り24話でどういう風にシリーズが運ぶのか、いろいろ想像してしまいます。とりあえず、本国で今年9月から始まるシーズン7が気になりますね。あ~どうなるんだろう。ネタバレ注意!夜の海に投げ出されたデクスターは、力尽きてもうこれが最後と諦める寸前だった。そこに、密入国者を載せた船が現れ、デクスターは奇跡的に救われる。船がマイアミに近づいたとき、密入国者たちを脅して金を奪おうとする者がいたが、デクスターは男を殺して無事、泳いでマイアミのビーチに生還する。デクスターはこれが「奇跡」というなら、神は自分ではなくハリソンのために自分を助けたのだろうと考える。デブラは船から落ちたというデクスターを心配しており、無事を知って思わず「I love you」と言う。デクスターも「I love you, too」と答えたため、デブラはデクスターに対してぎこちない態度を取る。トラビスは住人の夫婦を殺して、その家に最後の野獣の姿をしたデクスターのタブローを描いた。まもなく日食が始まり、トラビスは家を出るが目的を見失う。メトロ署はその家の殺人事件を捜査することになった。最初に犯行現場に入ったデクスターは、タブローに自分の顔が描かれているのを見て驚く。とりあえず、仲間に自分だと判らないように顔の部分を壊しておく。デブラはデクスターにゲラーの廃教会をもう一度調べておいて欲しいと頼む。デクスターはお遊戯会の後で行くと答える。ゲラーが残したスケッチの中に、2人の証人が「犬」を連れて高い山の上から日食を見ているものがあった。デブラは高い山はマイアミの高層ビルだと気づき、ラゲルタに頼んでマイアミ中の高層ビルに警察官を配置する。デクスターはトラビスがゴミ箱に残したスケッチを見つけて、「光の柱」がトランスコープビルだと気付く。デクスターの財布を持っていたトラビスは、デクスターのアパートに侵入し、幼い息子がいることを知る。デクスターとハリソンはこの日、幼稚園のお遊戯会で親子でノアの方舟に乗る予定だった。警察官を配置に付けたデブラは、ゲラーの描いたのは「犬」ではなくて、生け贄の子羊ではないかと気付く。トラビスはもう一人殺すはずという連絡を受けたとき、ハリソンはトラビスに連れ去られてしまう。トラビスはトランスコープビルの屋上に配置された警官を殺し、間もなく始まる日食に、幼いハリソンの血を捧げようとしていた。現場に駆けつけたデクスターは、息子の代わりに自分を殺せと申し出て、鎮静剤を自分に打てというトラビスを騙して逆襲する。一方、警察の作戦本部ではトランスコープビルの異変に気付き、現場に向かう。しかし、そのころデクスターはトラビスを捕らえ、ハリソンと帰宅した後だった。作戦が失敗したことでデブラはショックを受けるが、ラゲルタはデブラの手柄を称え、私情を押さえ仕事に専念できるよう、感情をコントロールするべきだとアドバイスする。再びセラピストを訪ねたデブラは、これまでで初めて兄から「愛している」と言って貰えたと喜ぶ。もちろん、違う意味だとは判っているが、素直に自分の気持ちを言うことができて、これまでの間違った男選びの理由がわかったという。デクスターはトラビスをゲラーの廃教会で始末することにする。最後までデクスターは悪であり、神の計画を信じるトラビスに、デクスターがナイフを刺したとき、デブラが現れ目撃してしまう…最もデクスターが避けなければならない事が起こってしまった。最愛の妹デブラが自分の秘密を知ってしまった。そのデブラは殺人課の責任者であり、デクスターのことを家族以上の意味合いで愛している。さて、この後デブラはどうするのか。デブラに知られたら「デクスター」は終わってしまうのではないかと思っていましたので、この後の展開に制作陣はアイディアを持っているというのが頼もしいです。とにかく、シーズン7を楽しみにしています。さて、トラビスが屋上にハリソンを連れ出したのはハラハラしました。これはさすがにデクスターとしても辛かったでしょう。死ぬ間際になって頭に浮かぶのは殺した悪党どものことではなくて、息子の事だった。デクスターにとって生きる証し。闇の中の光です。だが、トラビスを捕らえ、調子に乗ったデクスターはすっかり油断してしまった。遊び半分で聖書を引用したり、慎重さを失ってしまった。自分の中の闇は、他の何かとバランスをとるために神があたえたのではないかと、全能感に浸っていた。デブラはお互いの気持ちを話し合うためにデクスターを教会に呼び出したのに、そんなことは気付くはずもないデクスターとしては、まさか来るとは思わなかったのでしょうね。「Oh, God」とはシャレですか。今シーズン嫌な女を演じてきたラゲルタは何だかんだ言っても、マイアミ市民のために遺恨に捕らわれることはないですね。最後は良い顔を見せられて良かったです。ルイスは結局デクスターに憧れていて、グルーピーみたいな感じなのでしょうね。メトロ署に残りたいと言っていましたので、来シーズンも出てくるのかな。一方、ルイスから送りつけられた「冷凍庫キラー」の証拠品ですが、あれはどう使われるのか。デブラがそれを見つけて…となると、更に悲惨な展開になりそうですよね。クィンはエンジェルから異動だと言われても、やっぱりマイアミに残りたいという。彼も来シーズンに変わっていくのでしょうか。フロリダにはキューバなどから密入国者が沖合までやってきて、泳いで上陸すると(wet foot)亡命者として認められ、船に乗ったまま途中で捕まると(dry foot)本国送還されるというのは、CSIマイアミで初めて知った習慣ですが、今もまだ続いているのですね。
July 11, 2012
コメント(2)
アレックスもいて、フアンもいて、やっと元に戻った感じですね。ゲストのジェリ・ライアンはシーズン10の「Baggage」に次いで二度目の登場。制作陣はどうしてもブロンド対決をやりたいのだろうか。(笑)ステイブラーの暴力警官ぶりはもう誰も問題にしないのか。そういえば、元サヤに戻った家庭の方はどうなっているんだろう。10歳のコリーが同級生の家で、裸でレスリングをしていたと保護者から非難され、母親のエバはまるで性犯罪者のような言われようにカッとなって保護者を殴る。SVUが両者から話を聞くと、コリーには以前同じような遊びをしたことがあるという。Dr.フアンはコリーが日常、誰かから性的虐待を受けていて、その影響ではないかというので、慎重に調べる事になった。病院でコリーはレスリングのコーチが一人一人にマッサージをしていると話す。コーチを逮捕して厳しく取り調べたところ、ボルティモアで性犯罪で有罪になり、出所後名前を変えてNYで仕事をしていることが判った。コリーは性感染症に罹っており、身体にもレイプの痕跡があったが、コーチは犯行を否定し、自宅に戻ったコリーもコーチからは被害を受けていないという。ただ、その時の様子から、SVUはコリーの義理の父トーマスがコリーを虐待しているのではないかと疑う。エバとトーマスは、エバがシェルターにいるときに知り合い、コリーは連れ子だった。トーマスはコリー目当てに結婚したのではないか。また、コリーはシェルターに戻るのを恐れて、何も言えないのではないか。オリビアはエバにその事を話す。始めはあり得ないと言っていたエバも、夫に疑いを持ち、改めてコリーから話を聞く。コリーは涙ながらにトーマスから虐待を受け、写真やビデオを撮影したというので、SVUはトーマスを逮捕する。職場にあったPCから証拠の写真などが見つかる。しかし、トーマスは全米的な小児愛好者の組織の名簿を渡すと言って取引を申し出る。OSL会長のケビン・オドネルは、小児性愛者の嗜好は生まれながらのもので、ゲイなどと同じであると主張している。オドネルは会員の名簿をトーマスに処理させる時に、トーマスが裏切らないよう、コリーとのSEXを撮影するように命じ提出させていた。エリオットとオリビアに加え、フアンも今後被害者を出さないためにも大物を逮捕するべきだとアレックスに頼み込み、トーマスを釈放し、コリーを使っておとり捜査を行うことになった。オドネルはトーマスの家に招かれ食事をするが、エバは怒りで今にも切れそうになるのを必死でこらえる。トーマスがオドネルにPCを見せ、フラッシュメモリーにダウンロードし始めたところで、SVUが逮捕に入る。それまで我慢してきたエバは、感情を押さえられずトーマスを刺してしまう。アレックスは警察のカメラの前で行われた犯行のためエバを逮捕させるが、オリビアとフアンの説得で、コリーには母親が必要だと認め、半年後に裁判に出頭する事で釈放する。一方、手に入った名簿から多くの会員が逮捕されるが、裁判ではオドネルは性的嗜好による差別は憲法違反だという自説を繰り広げ、子供たちは被害者ではないと訴える。弁護側はかつて交際していた少女を弁護側の証言席に座らせ、合意の上の関係だったと言わせる。少女はトーマスは優しく、彼のおかげで成長する事ができたという。いくら、あなたが思春期になったから別れたのだろうと言っても、少女はトーマスが自分の家庭環境を思って遠くに住むよう勧めてくれたのだと言って弁護する。弁護側のラリュー弁護士は、さらにエバを証人喚問するという。エバは一旦は断るが、オリビアは感情をコントロールし裁判でオドネルを有罪にするため闘うのだと励ます。ラリュー弁護士は、暴行罪などでエバに対して厳しい追及をするが、飛び入りでコリーが母親へのエールを送り、裁判ではトーマスとオドネルは有罪となった。エバは息子とフロリダに越してやり直すと言って、オリビアに感謝する。以前にも同じようなテーマがあったような気がします。小児性愛は古代ギリシャに遡るとか、生まれつきのものだとか真偽は別としても、自分で判断できない年齢の間はあらゆる危険からは守られなければならないというのが、先進国の考え方でしょう。子供は子供であって、身体が成熟していないのに、そう言う関係はあり得ない。今ちょうど見ている「Raising the Bar」というスティーブン・ボチコの検察官と公選弁護人のドラマでも、父親が子供の入浴シーンをただかわいいと思ってSNSに貼ったら、誰かに画像を盗まれて小児性愛者のサイトで売買されていたというエピソードがありました。父親は小児性愛者ではないが、小児ポルノが流通するきっかけを作ったということで起訴されていました。このケースでは陪審員は答えを出せなかった訳ですが、こちらは有罪は明白でしょう。勝ち目がないものだから、ラリュー弁護士は、意地悪な質問をエバに浴びせて、本当に嫌な役柄ですよね。でも、相当にやり手ということでしょう。スーツの下のテカテカと光るブラウスは、他のドラマ「Shark」や「Boston Public」でも着ていたような気がします。お気に入りのコーディネイトか。ところで、今回はついに(?)Dr.フアンがゲイであるとカミングアウトして、小児性愛とゲイは同じではないと憤っていました。コリーを使ったおとり捜査は、本来ならアレックスが言い出してオリビアとフアンが止める方だったと思います。エバが反対するのも当然だし、わずか10歳のコリー君の自己犠牲があったにせよ、非常に危険な作戦だったですね。この先もコリー君はセラピーを受けて成長を見守る必要があると思います。オドネル役のGarret Dillahuntとトーマス役のJim True-Frostは顔が似ていますよね。
July 10, 2012
コメント(2)
どうやら、先週のエピソードから3ヶ月経ったようです。へティの代理を務めるハンター作戦責任者はカレンにとっては目の上のたんこぶ。邪魔なだけでなく、Gカレンの過去を知っているらしい。その情報はへティも握っている。カレンとしては面白くないでしょうし、ハンターにもへティにも不信感が募る。とにかくぶつかりながら、しばらくはこの体制で行くのでしょうか。そしてやっぱり今シーズンもディークスが愛らしい~(壊)ソフトウェア開発会社のオーナーで大金持ちのデニス・カルダーが何者かに誘拐される。運転手のニッキーはその際に射殺された。実は国防総省のコンピューターがサイバー攻撃を受け、そのソフトウェアプログラムがカルダーが開発したプログラムと似ており、NSAがカルダーを監視中だった。しかも、近々カルダー本人から事情を聞き出す事になっていた。誘拐時に一緒にいた女性は身元不明で、現場から姿を消していた。責任者のハンターは、市警から捜査権を引き継ぎ、カルダーを救出すると同時にサイバー攻撃の首謀者を見つけるよう命じる。カレンはルーマニアのコメスク家でハンターが持ち出したPCについて気にする。ハンターは未だデータは解析中と答えるが、カレンは彼女が何か隠していると疑う。カルダーは仕事中心で家庭を顧みなかったと言うが、妻のヘザーは誘拐されるような覚えはないという。ただ、大昔に他人のプログラムを盗んだと訴訟になったことがあるという。同伴の女性についても知らないと答える。エリックは監視ビデオのカルダーの唇を分析して、ギャンブルの話題について話しているらしいという。NCISはカルダーの誘拐はギャンブルのトラブルなどによる狂言か、と考える。同伴の女性が履いていた高級ブランドの靴から身元が分かるが、本人から特に有力な情報は得られなかった。一方、カルダーの職場ではオフィスが荒らされ、カルダーのPCが盗まれていた。エリックは何者かがカルダーの家のセキュリティシステムにアクセスしていることに気づく。カレンは、そのまま気づかれないように家族の警護を続けることにし、ケンジーとディークスが息子のショーンとヘザーの相手をする。ハンターはLA支局にNSAのパトリシア・マイルズ捜査官を呼び、エリックと共にアクセス元を探らせる。カレンは部外者を勝手に捜査に加えたとハンターに食ってかかる。アクセス者はIPアドレスから大学のプロキシサーバーを経由していることが分かり、何百台ものPCの中からアジア系の男性と特定する。カレンとハンナが男性を追うが、逃げ出した男は通りかかった車に轢かれて死亡してしまう。男は中国人留学生のユー・クチャンと分かるが、持っていたPCから手がかりはない。ケンジーは、ショーンが父親からもらったPCに夢中になり、インターネットで成績の改ざんなどを行ったと聞き、母子から事情を聞くことにする。ショーンは国防総省のサイトだけでなく、外国政府のサイトをハッキングしていたことを認め、その中に中国のサイトもあったという。中国は子供が犯人とは知らず、カルダーを捕らえたのではないか。クチャンを轢いた車の映像を調べると、意図的に轢いたことが分かった。運転していたのは地元の不動産業者のグリンコフで、カルダーとの接点は中国医療センターの針治療だった。2人はここで接触し、カルダーのハッキングの技術によって中国へ情報を流していた可能性がある。NCISは針治療のクリニックにカルダーが捕らわれていると見て、突入作戦を決行。グリンコフらが銃で応戦する中、監禁されていたカルダーを発見する。その後、中国政府は全ての関わりを否定した。カレンは長期静養中と言いつつ、自分たちを監視しているへティに会いに行く。へティは「死後に開封のこと」と書かれたGカレンのファイルを持っていた。しかし、カレンを守るためにあえて伝えない事もあるという。カレンは自分のことを知る権利があると公開を求めるが、へティは全ての答えを持っているわけではなく、私を信用できないなら開けなさいと答える。カレンは自分で自分の正体を明らかにすると言って席を立つ。へティの代わりに管理任務を行うネルが新たな面を見せてくれますね。だんだん物言いや仕草までへティに似てきて、なるほどやばい資料は燃やしたり、ありとあらゆる作業をこれまでこなしてきたわけですね。(笑)今回一時的に中に入ったNSAの捜査官は今後、準レギュラー化するのでしょうか。絡むとするとエリックですが、今ひとつの印象です。ハンターはコメスク一家の犯罪を暴ききるまでは、LAにいそうですね。その間、カレンとの信頼関係がどこまで進むのか、また、カレンは自分の秘密をどこまで知るのかが、今シーズンのテーマなのかも知れません。そしてディークス。家庭教師なんて無理でしょ、12歳まで靴紐の結び方知らなかったんだし、と散々いじられる。でも、カリフォルニアだぜ、サンダルを履いているんだ、ちなみにマジックテープがあるから、ランニングシューズだって履いていたよ。宇宙飛行士にとっても、マジックテープは便利なんだぜ、と本当に楽しい。病院の看護師さんたちから逆ナンパされたり、出で立ちから半端じゃないテニス歴と思われる奥様にドッキリしたり、ショーンのテニスの相手をするのに体を張ったりとおいしいシーンが一杯!ほんとに今シーズンも楽しませてくれそうです。
July 6, 2012
コメント(0)
なるほど、こういう風に物事は流れていくものかと妙に納得しながら、でもショックを受けながら見ています。モレナ・バッカリンはこれまでセクシーな役柄が多かったですが、今回は普通の主婦ながら体を張った演技でやはり引きつけられてしまいます。難しい役柄なのでしょうね。息子と娘の役者さんもお見事です。普通に見えることこそがすごいです。キャリーの情報提供者リン・リードは隙を見て、ファリド皇太子の携帯のデータをダウンロードする。皇太子はリンに高額な宝石をプレゼントする。プロディはテレビ局のインタビューを受けることにするが、娘のデイナは反抗的で母親のジェシカを困らせる。携帯のデータの受け渡しでリンは皇太子がテロリストと関係しているとは思えないという。ソールも、この時期に皇太子がDCを訪問するのは恒例のハーレム探しのためではないかと懐疑的だ。ソールとキャリーにはわだかまりがあった。キャリーは皇太子がテロリストに資金供与をしている証拠が欲しかった。データの分析の結果、ナジールやテロリストと直接結びつくような証拠は見つからなかった。事前のインタビューで、ブロディは監禁中にテロリストから激しい拷問を受け、信念を崩されそうになったと話す。それを乗り切るために、常に自分を待つ家族を思い出し、海兵隊のモットーを念頭においたという。しかし、実際には敵は目の前にごちそうを並べて、懐柔させることもあった。ジェシカはインタビューに協力するよう、デイナを説得しようとする。しかし、デイナは父がいない間に、ジェシカがマイクと寝ていた事に気づいており、いくら英雄として戻ってきても、妻から裏切られているブロディがかわいそうだという。ジェシカは父親にその件を言わないでくれ、と頼む。リンは皇太子の側近から、明日重要な客をもてなすよう命令を受ける。それは皇太子の命令だというが、これまでとは違う指示方法に、不安を感じキャリーに助けを求める。キャリーはCIAがリンの警護をすると嘘を言っており、慌ててクラブへと向かう。しかし、リンは迎えに来たリムジンサービスの男に撃ち殺されてしまう。皇太子が贈ったネックレスは奪われており、地元警察は強盗殺人として事件を処理するという。皇太子の事情聴取の様子をVTRで見たところ、皇太子は本心からリンの死を悲しみ、怒りをぶつけているようだった。その後、一行は国外へ去ってしまった。キャリーはリンの両親にも真実を告げられず、ショックのあまりソールにぶち当たる。ソールは皇太子本人が証拠となるような金融口座に直接指示を出しているとは思えないといい、金を動かすには高価な宝石を利用するという。リンから奪われた宝石は、側近の男が金に換えていた。ジェシカはデイナの件をブロディに任せる。父と娘は意外にも心が通じて、ブロディは8年間の心の支えが娘たちの小さな頃の思い出だったと語り、デイナの堅い態度を解きほぐす。ブロディ一家のインタビューが無事行われる。空港に近い新興住宅地で、男女が家を手に入れようとしていた。ラストのカップルは何なのでしょうね。男性はアラブ系?飛行機が頭の上を飛ぶような場所にあえて家を求めるということは、何かテロを意味しているのか。どうも、ブロディが洗脳されているようには見えなくて、キャリーの妄想ではないかという風に見えます。ジェシカはいずれマイクとの事が夫にばれると思ったのか、未だに心を閉ざす夫に対し、あなたも何があったのか話してねと誘い水をかける。しかし、それを拒むように夫は妻に触れようともせず、ただ自慰で満足する。これはジェシカにとっては辛いですよね。まるで罰せられているみたい。それでも、元の夫婦に戻れるのではないかと思っている。あるいは、元に戻る努力をしている。けれども、心が通じるのは娘でもなく、情を通じた夫の友人のマイク。彼は絶対に今でもジェシカの事を愛しているに違いない。だから、ブロディがもし真実を知って手を挙げたり、テロ行動に出たら自分の命をかけて彼女を守るかも?(爆)人間関係ドロドロですが、でもこれも真実かも知れないなあ。デイナは素直に父親の言葉を信じたようですが、テレビ局の撮影で、いかにも作ったような愛し合う絆の強い「家族」像を演じているのがすごい。リンは気の毒でしたね。本当に皇太子は遊んでいるだけで、リンを信じていたのかも知れない。そこで側近が皇太子の陰で暗躍するとか。宝石を使ってテロ組織に金を渡しているとなると、これを捕らえるのは難しいかも知れません。本当に、キャリーのような捜査方法で大丈夫なのか。大事なことが見逃される感じで怖いですね。
July 6, 2012
コメント(0)
DDKはタフですね。これまでのBig Badの中でも最強かも知れない。それはつまり、デクスターが弱くなったのか、彼の側に変化があるという事を意味しているのかもしれないですね。ところで、セラピーによって掘り下げられるデブラの深層心理ですが、中の人同士が結婚離婚したのが重なって、勝手に分かったような気になりました。なるほど、こういう展開ならあるかも知れない。デクスターが匿名で「苦ヨモギ」こと毒ガスを通報したことにより、メトロ署の一同が現場を調べる。デブラは国土安全保障省に通報する。トラビスの信奉者スティーブ・ドーシーは、デクスターがトラビスの指紋のついたナイフで刺し殺しており、警察は不要になったスティーブをトラビスが殺したと考える。ルイスはエンジェルがスティーブの家に向かったと言う。そのころスティーブの家では、トラビスが妻のベス・ドーシーを殉教者に仕立て、エンジェルのIDカードを使って殺人課に入り込み、デブラの前で毒ガスを捲くように言いくるめていた。メトロ署に向かったベスは、DDK殺人の情報をデブラに直接話したいと受付に申し出て、殺人課で外出中のデブラを待つ。トラビスはエンジェルを殺そうとするが、クィンがスティーブの家に急行しエンジェルを救い出す。トラビスは姿を消す。デクスターとデブラがメトロ署に戻ると、待ち構えていたベスがデブラと話すという。ベスが毒ガスのボンベに手をかける直前にデクスターが気づき、ベスを部屋に閉じ込めたため毒ガスの人的被害は最小限にとどめられた。しかしデクスターも若干毒ガスを浴びてしまい副作用の恐れがあるという。毒ガスを扱うベスとスティーブがテロリストではないかということで、捜査権は国家安全保障省に委ねられることになった。デクスターはトラビスがもう一度自分やデブラを狙うのではないかと考え、こちらからトラビスを呼び寄せる事を考える。一方トラビスもニュースでメトロ署襲撃が失敗した事を知り、新たにタブローを描き始める。デブラは約束していたマシューズ本部次長とディナーの席に着く。マシューズが死亡したジェシカの捜査を切り上げるように言い出したので、デブラはマシューズの関与を知っていると伝える。マシューズは気づいたときにはジェシカが死んでいたと認め、事態を明らかにしないようにデブラに求める。デブラはハリーの友人で、自分たち兄弟の面倒を見てくれたマシューズの言い分を受け入れる気持ちになる。翌日セラピーでデクスターへの信頼を語っていると、セラピストはこれまでデブラの男性関係が上手く行かなかったのは、デクスターへの複雑な感情のせいだと指摘される。デブラはそんなことはあり得ないと、席を立つ。7番目のタブローは「火の池」で、デクスターは博物館の噴水を使って血まみれの作品を作り上げる。残しておいたゲラーの手を飾ったため、デイド署の一同はトラビスがゲラーに逆らい殺したと思い込んでしまう。デクスターはあえて自分の船「人生の一こま号」を写し込んだ動画をトラビスに送り、挑発する。マシューズがジェシカの件を本部長に知られ、辞職に追い込まれることになった。マシューズはデブラを責めるが、デブラは誰にも話していないと答える。デブラは本部次長の席に座ることになったラゲルタを疑う。ラゲルタは自分に従わなかったデブラを今後守ることはないと言い切る。ドーシー夫妻を調べた国土安全保障省はテロリストとは関係ないと判断し、DDK事件は再びメトロ署の殺人課が担当することになった。エンジェルはクィンに助けられながらも、もう相棒として信じることはないと告げる。デクスターは自分の船の隣の船を借りて始末場にしてトラビスを待つ。案の定トラビスがやってくるが、毒ガスの副作用で意識が遠のいたデクスターは、逆にトラビスに捕らえられてしまう。デクスターが気づいたときは、沖合の小舟でガソリンをまかれた状態だった。トラビスは「いずれまた光の柱の元で会おう」と言い残し、火をつけて「人生の一こま」号で去る。デクスターは危機一髪、爆発を免れる。最後は本当に危なかった。とはいえ、デクスターは泳いで帰るつもりなのでしょうか。そういえば、「バーン・ノーティス」のマイケルがヘリコプターから遙か沖合に飛び込んで泳いでビーチまで戻ってきていましたが、船に乗る人はそれくらいのことは平気なのかな。とにかく、この間までは命令されるばかりに見えたトラビスに、デクスターがこうも後れを取るとは意外な展開でした。ハリソンを預けたジェイミーのところがトラビスに嗅ぎつけられない事を祈ります。トラビスがベスを洗脳しているやり方はずるいですね。「君は神に選ばれた。先にあちら側に行けるなんてうらやましい」とか、ああ言って、自爆テロをさせるのとは。結局、本人は自分からは突撃しようとしないじゃないですか。人の信仰心を利用し本当に酷いやり方だ。ラゲルタについては本当にあくどいというか、そこまでして権力の座にしがみつきたいのか。誠実に仕事に向き合おうとするデブラとは雲泥の差。それなのに、着々と階段を登っていきますね。どんどん腐っていく感じです。嫌みな上司だったが、それなりにデブラをバックアップしてくれていたマシューズがいなくなれば、デブラはラゲルタのあの手この手の攻撃をかわすことができるのかどうか、心配です。さて、セラピーでデクスターとの関係をずっと追求されて、陰になり日向になって守ってくれるデクスターをついに男性として意識し始める展開が気になりますね。妄想シーンまであったりして、こちらもどきどきしました。と同時に、デブラが仕事面でも成長し、デクスターとデブラという義理の兄妹が主人公のドラマという風にも変化してきた。しかし、これを実の夫婦が演じたらやはり微妙な演技になったかもしれない。デブラのキャラクターの変化を見せるには、(実生活で)分かれる方が役者同士としては、都合が良かったのではないかと考えてしまいました。お互いプロに徹するというか、本当にすごいですね。クィンは今週は良いところを見せてくれたのに、エンジェルからは愛想を尽かされ、外見は頭はボサボサで見る影もない。残り後一話で挽回するのか、あるいはこのまま消えていくのか。ところで、ルイスは何を考えているのでしょうね。あの冷凍庫キラーの証拠品に落書きした上にデクスター宛てに返却するという。ルイスはある意味切れ者ですので、デクスターも下手をすると、真相を知られる可能性がある。今回は特に取りこぼしが多々あり、それらをどう対処するのか。いよいよ、次週が最終回ですね!
July 4, 2012
コメント(0)
今シーズン、まだBD Wongの姿が見えませんが、オープニングクレジットには出ているのですね。ということは、そのうち登場回があるのか。今回も「酒が悪い」というテーマ一本で押し通した感じ。もう少しひねりがあったらなあ。容疑者がさわやか系に見えるのがひねりだったのか?開発業者のダルトン・リンデルが自宅のバスルームで寝覚めると血まみれで、ベッドには見知らぬ女性がハンマーのようなもので撲殺されていた。ダルトン自身、頭を鏡に打ち付けており、SVUに対して何が起こったのか全く記憶がないという。また、被害者も会ったことがないという。女性の身元を示す物は何もなく、合意のSEXがあったらしく、鑑識は残されていた体液と指紋を調べる。凶器のハンマーはシャワー室で見つかる。全ての証拠がダルトンに対して不利で、SVUはドラッグの使用や飲酒を疑う。ダルトンは誰かにはめられたのではないかという。ダルトンは昨夜、パートナーのビル・タッティンガーとともに、建設が遅れているビッグプロジェクトの出資者に対して、接待をしていたという。客は2人に対して腹を立てており、ダルトンは接待をビルに押しつけて途中で姿を消してしまった。出資者のリストを警察に提出するよう求められて、ビルは断る。ダルトンの部屋の外で被害者の衣類などが入った鞄が見つかる。被害者は産婦人科医のオードリー・ベイル医師で、日頃から中絶反対者から脅されていたという。そのため、離婚もしていた。ただし、ダルトンとの接点は見つからなかった。オードリーの勤めるクリニックで話を聞いたところ、オードリーは昨夜女友達のリンダと食事に行き、バーに寄った事がわかる。そのとき、バーにいたダルトンがオードリーと親しくなって酒を飲み、2人で帰って行ったという証言が得られるが、ダルトンはやはり何も覚えていないという。ダルトンはアルコール依存症だったが、ずっと酒は断っているという。SVUがバーで目撃者から証言を得ている時に、たまたまトイレを借りたダルトンが逃げ出してしまう。検事補のパクストンはステイブラーのミスであると激しく責める。被害者の体液も部屋の血液も、ダルトンのものと一致したが、これでは裁判で使えない。パクストンは犯行現場での3Dイメージを用いたアニメーションを使って、犯行を再現し、陪審員に見せることにする。ダルトンの元妻は昨夜ダルトンから電話があったことを認め、誰かにはめられたので助けて欲しいと言われたが断ったという。ダルトンは酒を飲むと暴力的になるという。パートナーのビルを訪ねると、そこでダルトンとビルが殴り合っていた。ビルが接待をさせようと酒を飲ませたせいで、自分を失ったのだという。ダルトンの秘書が過去に酔ったダルトンからセクハラを受け、レイプされたと警察に情報を寄せた。ダルトンはその一件以降、酒をやめているというが、やはり今回の事件については一切の責任を認めようとしない。裁判に先立つ聴聞会では、ダルトンがアルコール依存症であることが問題となり、弁護側はダルトンが一時的に精神障害を起こしていたと主張する。パクストンは予定通り、犯行再現CGを陪審員に見せるが、その際誤って犯人がダルトンの顔になっているバージョンを見せてしまう。このCGのせいで陪審員が影響を受けてしまうと、裁判は審理無効になってしまう。パクストンは窮地を挽回すると言って、徹夜で裁判の準備をするが、翌朝酔った状態で法廷に現れる。検知器でも飲酒が認められ、パクストンは公の場でみっともない姿を晒す。結果、ダルトンは無罪放免になるが、ダルトンはオリビアに対して、犯行再現ビデオやパクストンの醜態を見ていて自分がオードリーを殺した事を今思い出したという。しかし、なぜ殺したのかは分からない。パクストンはリハビリに赴く前にSVUに現れ、ステイブラーに謝罪する。飲酒は常に勝たなければならないというプレッシャーのせいなのかも知れない。これまでの高圧的な態度は弱さの表れだったと認める。オリビアはパクストンに自分の母親の姿を見て、墓参りをする。記憶が飛ぶほど酔っている間に起こした事が犯罪に問われるのかどうか、ということになると、心神喪失で無罪になる可能性があるのでしょうね。最初の方は容疑を決めつけるSVUの尋問がやり過ぎな印象でしたが、ダルトンは本当に何も覚えていなかったのでしょう。今回の飲酒のきっかけは、自分の意志ではなく、ビルに無理矢理飲まされたということなので、検察はビルに対しても何か罪を問うことはできないのでしょうか。彼は危険な事になると分かっていたのかな。で、アルコール依存症に関しては誰にでも起こる可能性があって、それ自身は犯罪ではない、ということですよね。罪には問われないけれど、酒に酔ってキャリアを失う事になるのですから、やはり悔いても悔いすぎることはありません。根深い問題です。ところで、これまでで最も嫌みで憎たらしい検事補のソーニャがこれでいなくなってくれるのはありがたいことです。Christine Lahtiて「シカゴ・ホープ」に出ていた人ですよね。大物ゲストで盛り上げたかったのかもしれないですが、アルコールの問題をもっと掘り下げて欲しかったな。オリビアが酒浸りの母親を思い出して涙を流しているのは、いろいろあったけれど、今は許す感情を意味していたのかな。中絶反対の活動家の発言は、オリビアのアイデンティティと関連して、もう少し意見をぶつけ合ってもよかったかもと感じました。
July 3, 2012
コメント(0)
全15件 (15件中 1-15件目)
1