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『ハイスコア』NCISとしては珍しいゲームとサイバーテロをテーマとしたエピソードですね。(CSI:NYぽいなと思いました)ゲストに「レバレッジ」のパーカー役Beth Riesgrafが出ていました。相変わらずかわいいなあ。そういえば、CSIマイアミのシーズン10にAldis Hodgeが出ているのですが、ケーブル系のドラマの場合は、他のドラマのゲスト出演はOKなのですね。後、もう一人のJason Begheは「シカゴホープ」でMark Harmonと共演していますね。というか、ヴァンス局長役のRocky Carrollもおなじく「シカゴホープ」に出ていたわけですね。スリが人混みで何者かから盗んだバッグから、ザック・アームストロング伍長の指先と歯が見つかる。アームストロング伍長の遺体は近くの自然保護区で見つかり、死後頭に銃弾が撃ち込まれていた。ダッキーによると、手足にロープをかけて関節という関節を脱臼させるほど引っ張るという、酷い拷問が行われたらしい。アームストロング伍長はイラクでは大物逃亡犯を捕まえるなど、手柄を立てていたため、復讐にあったのかと考える。事件の前夜には映画館の前で伍長と女性が言い争っていたという証言もあった。やがてNCISに国防総省のセキュリティを担当する民間の会社から、ブレイク・マーティンという男が現れる。NCISから国防総省のネットワークに侵入があった疑いがあり、調査をするのでギブスはマクギーに対応するよう命じる。マクギーは自分の過去の行動が暴かれるのではないかと冷や冷やし、アビーがマクギーのために寄付を行う。ゲームセンターでアームストロング伍長のカードが使われたという情報があり、調べると元ガールフレンドのマキシンがゲームを買ったことが判る。マキシンによると、アームストロング伍長の浮気のせいで1週間前に振ったと言い、もし戦地から戻らなければ開けて欲しいという遺書を預かっているという。遺体に撃ち込まれた弾は過去の事件には使われていなかった。パーマーは顔の引っ掻き傷から香水に使われるパチョリの成分を見つける。マクギーとマキシンは遺書を取りに彼女のアパートに向かうが、そこに外部から銃弾が撃ち込まれる。近所の人の証言で、最近マキシンのアパートの周辺で不審な車が目撃されていた。撃ち込まれた弾丸はアームストロング伍長に撃ち込まれた弾丸と一致した。遺書には持っているはずのない大金を母親と慈善団体に寄付すると書かれていたため、マーティンは財務捜査官に相談すべきだという。目撃されたナンバープレートから、銃を撃ち込んだのはアームストロング伍長と付き合っていたリサ・ボオックと判る。彼女も同じ遺書を託されており、香水のパチョリを使っていた。アームストロング伍長の浮気をなじり、殴ったことを認める。しかし、死亡時のアリバイがあった。アームストロング伍長のパソコンを分析していたアビーは、パソコンに監視プログラムがインストールされているのを発見する。それはアームストロング伍長が死亡した2日前で、ゲームポートのみ監視していた。マキシンによると、アームストロング伍長は出会い系のサイトは利用するが、ゲームはしないと言い、マキシンが彼のカードで勝ったゲームで2日前ハイスコアを出していた事がわかる。その時に、突然キルスクリーンが出てそこに暗号のようなものがあらわれたという。その直後、パソコンの監視が始まっていた。このゲームの開発をしたプログラマーのリード・スナイダーは2日前から失踪しており、スナイダーの口座には多額の送金があった。送金社の中に、武器商人のバヤルの名前を見つけたギブスはバヤルを尋問する。バヤルはスナイダーにTVゲームの製作の依頼をしたことは認めるが、キルスクリーンについては知らないという。また、アリバイもあった。スナイダーは国防総省からハッキングの疑いで監視下にあり、市販のゲームに暗号を隠しているのではないかという。暗号を解く暗号キーを客が買うことによってスナイダーは儲けていたのか?ダッキーによると、スナイダーはかなり偏った考えで心を病んでいた疑いがあるという。財務捜査官がスナイダーの所有する車を見つけたというので、ギブスらが揚水発電所の跡へ向かう。そこでスナイダーの遺体を発見する。スナイダーは少なくとも4日前には殺されており、アームストロング伍長と同じように指先が切り取られていた。スナイダーは国防総省のメインフレームをハッキングするプログラムをゲームソフトに隠して売っており、暗号キーさえあれば、世界中にインストールされた100万台のパソコンで分散処理すれば侵入も可能だと言う。マーティンは以前からNCISから国防総省へのハッキングについては知っていたが、スナイダーが同じ事をすると会社が10億ドル規模の契約を失う恐れがあり、彼を追っていたという。ギブスはマーティンの指紋がスリがいた場所で見つかったとほのめかし自白を得る。しかし、国防総省へのハッキングは始まっており、スナイダーが毎週コードを入力しないとメインフレームのデータが消去されてしまう。そのためにはスナイダーのメインフレームをシャットダウンしなければならず、ギブスらは再び発電所に入り、メインフレームを探す。建物内にはブービートラップが仕掛けられており、次々と爆発する仕掛けをくぐり抜けてギブスはメインフレームを破壊し、国防総省のファイヤーウォールを死守する。マクギーはマキシンからすっかり気に入られてしまい、トニーは気を利かせてマキシンとのデートをセッティングする。コンピュータは嫌い、アレルギーがある「アナログ世代」代表のギブスがモニターをバンバン叩いて、それが最後のオチになっているというのがわかりきっているとはいえ、面白かったですね。「ゲームオーバーだ」ホレイショにも言わせたい台詞です。でも、なによりも今回はマクギーが格好良かった。オタクのヒーローだ。コスプレのゲーム仲間にも名前を知られており、積極的なマキシンにも真摯な態度を示す。それは、多分アビーへの気遣いということなのでしょうね。でも、アビーもマクギーに恋心があるらしいのに、いじらしいほどに気を遣っている。ベタベタするだけが能じゃありません。「ほどほど」感があらゆる世代に受けるのだろな。そしてベスはレバレッジのパーカーとは違うタイプの女性でしたが、こちらでも魅力満開。彼女に迫られたら、マクギーでなくても嫌と言えないだろうなあ。さて、どうなることやら。ところでNCISにはいつものことですが、暗号キーを売って金儲けをしようとしたスナイダーをマーティンが締め上げてメインフレームの場所なり、暗号キーのありかを聞き出そうとしたのでしょうか。そこまでしてまで秘密を守ったのは、彼の思想が偏向していたからか。そして、なぜアームストロング伍長がもらってもいない金を人に渡すと言っていたのか。それは女好きで取り入るための手段だったのか。ゲームやスナイダーとは無関係のアームストロング伍長は身に覚えのないことで、空前絶後の苦しみを受けて死んだわけですね。海兵としては優秀だったのに気の毒です。
March 30, 2012
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強引な展開でしたが、エジャートンの再登場でアクションも多く、楽しめました。ただ、こういうエピソードは何となく今シーズンで終わりなのだなと感じさせますね。ヘロイン密売組織を牛耳るサラザールの組織を潰すため、エジャートン捜査官はサラザールの部下、ガルシアを追っていた。ガルシアは刑務所から脱走したばかりで、エジャートンは情報提供者のコステロから行き先を聞き出すつもりだったが、エジャートンが待ち合わせ場所に行ったとき、コステロはのどを切られ、殺されていた。窓にはB17というメッセージが残されていたが、なぜかそこに連邦保安官とFBIが現れ、エジャートンはコステロ殺害の容疑で逮捕されてしまう。エジャートンが逮捕したサラザールは今も刑務所内で商売を続けており、エジャートンがわざとガルシアを逃がしたという容疑だという。エジャートン名義のオフショア口座にはサラザールの会社から大金が振り込まれており、殺害現場にはエジャートンのナイフが血まみれで見つかった。エジャートンは自分ははめられたと主張するが、証拠があるためサラザールと同じ刑務所に入ることになった。しかし、エジャートンは刑務所内で暴れて、脱走を試みる。連邦保安官のトンプソン他、エジャートンが属している逃亡犯捕獲チームのガルヴィンがエジャートン逮捕に加わることになった。トンプソン、ガルヴィンらはエジャートンが一匹オオカミの変わり者で、ダークサイドに墜ちたという。FBIチームはエジャートンの人柄などから、今回の成り行きが信じられない。ドンらは、刑務所の図面を見て屋上の通風孔から刑務所内部に入り、今もどこかで潜んでいると見る。ドンとコルビーが一つ一つ部屋を調べていると、隠れていたエジャートンがコルビーを人質に捕らえ、立て籠もってしまう。ドンはコルビーの「撃て」という言葉に撃てずにいた。ドンは自分が交渉役になると言い、FBIチームが説得にあたる。エジャートンはチャーリーを要求し、サラザールはガルシアを殺そうとして、ガルシアは外に出ると見せかけて誰かと入れ替わり、まだ刑務所内にいるという。そのガルシアを見つけて自分の潔白を明らかにして欲しいと言うので、チャーリーは6000人ほどの受刑者の中から、ガルシアに協力して入れ替わりを引き受けた受刑者を「縦断的社会かプロセス」を用いて絞り込むことにする。メッセージのB棟17号室には、ガルシアとは関係ないことが判る。絞り込む課程で、身の危険を感じたガルシアが何度も移送願いを提出し、その度に却下されていることが判る。サインをしていたのは、連邦保安官のトンプソンだった。トンプソンはガルシアを別の刑務所に移送させて、そこでヘロインの商売をさせるためサラザールが移送をたくらんだという。最後の7人まで絞り、一人一人確認していくとマシュー・ナンという受刑者が裁判所にいることが判る。いそいで身柄を確認するが、ナン本人で、1000ドルでIDを交換して欲しいという話があったことを認める。ガルシアは24時間警備の重要警備棟にいると思われ、FBIはトンプソンとサラザールが組んでいると疑う。FBIの再三の引き延ばし工作にもトンプソンらは満を持して、突入を目指す。コルビーはエジャートンと話をする間に、彼の真意を探る。事前にシンクレアが情報をコルビーに伝え、エジャートンはコルビーの拘束を解くと突入舞台は一斉に銃を向ける。その頃、ガルシアが暗殺されると見破ったドンとニッキーはガルシアの隠れ場所を突き止め、暗殺者サラザールを捕らえる。ガルヴィンは2年前からサラザールに協力しており、ガルシアの移送に反対して、トンプソンのサインを偽造していたという。エジャートンの口座を開いたのも彼女だった。エジャートンの殺害容疑は晴れて、いずれ刑務所から出るだろう。よくわからなかったのですが、結局コステロを殺したのもガルヴィンだったのでしょうか。エジャートンが身に覚えがない事であっさりと捕まったのは、ガルシアが刑務所にいるという確信があったのか。それはどこで知った?B17のメッセージか。エジャートンが悪者役というのはドンたちでなくても、やはりショックですよね。これまでの格好いい正義の味方だっただけに、仕事に不満があってダークサイドに墜ちたと言われてもねえ。プロトコルだと、コルビーを人質に捕らえた段階で撃ち殺すそうです。いくらなんでも、ドンはそんなことができるはずがないし、他のFBIエージェントもできないですよね。エジャートンはみんなのヒーローですから。でも、以前のドンなら撃っただろう。命を大切にするということが、彼の変化だということなので、本当にシリーズの終盤を感じます。ニッキーはエジャートンとデートをしていたのだっけ。彼女は男性陣みんなと仲が良かったような印象ですが、彼女の一言はエジャートンにも響いたでしょうね。魚、ウミヘビ、海鳥の補食関係の例えは、興味深いですが、本編には当てはまらないですね。最後通牒ゲーム、金を分ける時に相手がオファーを断ると自分ももらう額がゼロとなるので、結局は半々にせざるを得ないのですが、エジャートンが誰かを罰したいと思っているのではないか、と分析するチャーリーにさすが数学者だと思ってしまいます。
March 29, 2012
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これも大女優シリーズの一つなのでしょうね。どちらかというと、昔で言うと「刑事コロンボ」、こちらでは「クリミナル・インテント」のタイプのエピソードに感じました。このおばちゃんとボビーの絡み合いなら(変な意味でなく)、見応えがあったかな。レギュラーフル出場でしたね。そして、オープニングクレジットは未だ、グレイレック検事補のままですが。ダンサーのティサ・フローレスが男性と一緒のところをレイプされ、撃ち殺されているのが見つかる。犯人はクローゼットに隠れて様子をうかがっていたらしく、鏡に耳を押しつけた跡があった。ティサは過去に売春で検挙されており、働いているクラブは元バレエスタジオだった。オーナーのブリジッド(バーディ)・ソロウェイはかつては有名なダンサーで、今は5人目の夫マーブに財産の管理を任し、チェットという甥と暮らしていた。詳しい事は知らないというのでクラブで話を聞くと、ティサに付きまとうストーカーがいたという。その男を取り調べたところ、本当のストーカーはマーブだと言うことが判る。バーディが署に現れ、夫の書斎を調べると持っている物件はストリップクラブなどの風俗系の店ばかりで、マーブとは離婚の手続きを始めるという。そして、チェットに関しては本当の甥ではなく、ショーガール時代の友人の子供だと明かす。オリビアはバーディが残したマーブの唾液の付いたペンをDNA検査に回す。マーブの容疑を固めて逮捕に向かったステイブラーとオリビアの目の前で、マーブが墜落して死亡してしまう。自宅ではバーディが自分の出演した映画を見ており、夫は書斎に入ったきりで何があったのか知らないという。書斎には遺書は見つからず、窓に付いた指紋から、マーブは背中を外に向けて落ちたことが判った。他殺と考えられる。DNA検査の結果、ティサのクローゼットに潜んでいたのはマーブと判明する。血中から多量の抗うつ剤が検出され、ステイブラーはバーディを事情聴取する。バーディはチェットとの関係が男女の関係だったと匂わせ、マーブが嫉妬していたとか、マーブがたくさん薬を飲んでいたなどあいまいな供述を繰り返す。オリビアはチェットにマーブとバーディとの関係を尋ね、マーブにマティーニを作って渡したが、薬を飲ませたことはないと言い張る。チェットも殺害を否定し、バーディもチェットには人を殺せないと主張するが、オリビアはチェットを激しくあおり、バーディが殺したと言わせてしまう。始め、マーブの薬には手を出さないと言っていたバーディの指紋がグラスと薬の瓶から見つかり、バーディは逮捕される。罪状認否で弁護側が被告の感情障害を主張したため、アレックスはDr.ホワンの精神鑑定を要求する。ホワンによると、バーディは神経に障害があると指摘し検査したところ、肺がんが転移して所用随伴症候群であることがわかる。すでに化学治療を行ったとしても余命4~5ヶ月で、裁判にはならないという。告知されたバーディはかつての夫たちの死について、食い違う発言をしてオリビアは、過去の夫たちもバーディが殺したのではないかと疑う。バーディは結婚するのは悪い男ばかりで、犯罪者たちを葬ったのだと認める。それだけでなく、チェットもそれに関わったとほのめかす。病室を見舞ったチェットにバーディは「君のためなら誰でも殺す」と自白を引き出す。あっけにとられるSVUにバーディは、30年も一緒にいながら私を騙し裏切った事が許せないと言い、義務を果たすためにチェットを逮捕させたと認める。今ひとつよくわからない終わり方でしたが、チェットがオリビアに追い詰められてバーディが犯人だと言ってしまったことが騙された、ということなのでしょうか。年老いた元ダンサーと依存し合う若い男、そのゆがんだ愛情がテーマだったのかな。寄ってくる男と一緒にはなるが、どれもダメな人間ばかりで、所詮金目当てだったのか。大女優は孤独だ。何せ、番外編ということで特に言いたいこともありません。(笑)新入りの鑑識のデールて、一体何ですか?頼まれて出演させたのか?
March 29, 2012
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『娘の反抗』マクギーがシリアスに格好良かったエピソードですね。始めの頃はトニーとジヴァとの間で、弱っちいオタク捜査官という扱いでしたが、最近ではアビーのボディガードだったり、体型もすっかりスリムになって、もしかしたら今は一番の男前かも知れません。(笑)いずれマクギーを中心としたスピンオフがあっても良さそう。トニーは完全にお笑い担当になってしまって、今回も「注射の針が怖い」オヤジでしでた。某国のアメリカ大使館前で、両国の間で交わされる条約の締結を阻止する自爆テロが起こり、警護していた海兵のジェニングス三等軍曹が巻き添えで死亡する。反対勢力は国防大臣のゴルゴバを狙っており、このテロ行為で条約はアメリカで調印式を行うことになった。アメリカでのゴルゴバの警護は陸軍犯罪捜査部が担当し、NCISではアメリカの大学院に留学中の娘アドリアーナの護衛を引き受けることになった。ジェニングスが死亡した件については、現地当局に任されたというが、実質捜査は進んでいるように見えず、ギブスは遺体を取り寄せて調べることにする。アドリアーナはアメリカで暮らすうちにすっかりこちらの生活に慣れてしまい、周囲に父親の事を知られたくないので警護は要らないと断る。彼女は父親の政治姿勢にも反発していたが、やむなくマクギーとジヴァの警護を受けることになった。マクギーはパソコンに強いところを見せて、アドリアーナに気に入られてしまう。ジヴァは政治の世界に入った父親に反発するアドリアーナに自分を重ね合わせる。マクギーがアドリアーナに気を許した隙を突かれ、アドリアーナがマスクを被った2人組に誘拐されてしまう。後を追ったマクギーとトニーは交通事故を起こす。犯人側は条約締結破棄を要求してくる。現場に現れたヴァンス局長は、条約調印式が延期され、2日間にアドリアーナが見つからなければマクギーとトニーは首だと言い渡す。誘拐の捜査はFBIが仕切ることになったが、ギブスはマクギーとトニーに辞めることは許さないと言う。しかし、FBIの捜査でも有力な手がかりが見つからない。ジェニングスの遺体から爆弾に使われたフレシェットを回収し、アビーが分析する。制作者を示す痕跡から、爆弾を作ったのは2週間前に逮捕されているジョー・ドン・ウィンだという。ギブスがウィンを尋問したところ、爆弾製作を依頼したのはアドリアーナの指導教官の大学教授、カール・フレミンングだと明かす。NCISは誘拐事件には手出しが出来ない状況だが、トニーが機転を利かせアドリアーナの自宅を捜査する。そこでアドリアーナがわざとマクギーをバスルームに引き付けた証拠を見つけ、フレミングとアドリアーナが狂言で誘拐事件を引き起こしたと考える。フレミングの居場所を掴んだNCISが、とある倉庫の外に止めてあるフレミングの車を調べたところ、トランクの中からフレミングの遺体を見つける。その頃、大使館には身代金を要求する連絡があった。始めは政治目的の誘拐騒ぎだったが、その後仲間割れで金目当てに変わったのか。副長官はギブスに捜査から手を引くように命令する。アドリアーナの携帯電話を調べたアビーは、同じ授業を受けているアドリアーナのボーイフレンド・ジャドと、誘拐直前に連絡を取っていた事を突き止め、ジャドが誘拐の共犯だという。ジャドの居場所に突入したNCISチームは、縛られているアドリアーナを救出する。アドリアーナはアメリカとの条約締結を阻止したいだけだったが、ジャドは欲を出してしまったという。アドリアーナは外交特権で父親と国に戻る。アドリアーナ役の女優さんきれいな人でしたね。アドリアーナはマクギーを気に入ったのは良かったが、ベタベタしすぎたところが、ちょっとわざとらしくて、展開は見え見えでした。ボーイフレンドも怪しいとすぐに判ってしまいました。父親との関係が自分と同じだと感じて、ジヴァがアドリアーナの心に寄り添うところが良かったですが、アドリアーナはそういうNCISチームの善意には答えることがなかったですね。ジェニングス三等軍曹はアメリカ政府だけでなく、軍からも見捨てられた扱いで、ギブスしか気にしなかったのが気の毒です。こういう時はギブスの正義感が暴走します。失態を演じたトニーとマクギーにも「俺のチームだ。俺は辞表を出すつもりはないからな。」と厳しいところを見せました。でも、何をしろとは言わない。ボスの微妙な雰囲気を察してトニーは久しぶりに「キャンプファイヤー」を実施。こういう時はトニーがベテランらしく実行力があります。目的のためには手段を選ばず、隠し持っていたFBIのシールの余分を使って、捜査に重要なヒントを得る。さすがですね。ギブスも部下の成長を待っていたのでしょうね。それなのに、献血だけは怖くてダメだという。ペストに罹ったときの後遺症だそうですが、最後まで笑わせてくれました。この手のお笑いがNCISだなと思います。いつの日か、ギブスのチームから外れるのかとジヴァに尋ねたマクギーが気になりますね。
March 23, 2012
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今回はNUMB3RSらしい、理屈っぽくてスピード感があってスリリングなエピソードでした。ゲストのPablo Schreiberは、またまた「The Wire」に出ていましたね。クレジットカードのIDを盗み、個人情報を売買する闇マーケットを取り締まるため、FBIはオトリサイトを開設してイベントを開く。大きな犯罪組織を率いている「フィスト」と名乗るリーダーの逮捕を狙い、アミタがデモンストレーションを行う。会場で監視していたFBIチームがフィストを確認し、逮捕に向かおうとすると、世界的に有名なハッカーのオーギー・ハリスがステージに上がり、この場所がFBIの捜査対象になっていることをばらしてしまう。オーギーは逮捕されるが、どさくさに紛れてフィストは逃亡してしまう。オーギーはFBIを始め、4つの犯罪カルテルによる違法売買サイトを同時にハッキングしていて、彼らの金を奪う事に成功していた。ということは、オーギーは世界規模の犯罪集団から狙われる事になり、そのためにわざと捕まったのかと思われる。ところがオーギーは単にハッキングすればそれで満足のヒーロー気取りで、自分の犯した犯罪の重大さには気付いていなかった。ニッキーが被害者に併せて、事実を知らせる。今後、犯罪カルテルはオーギーに奪われた金を取り戻すためにオーギーが作った偽サイトを攻撃する可能性がある。オーギーは犯罪カルテルを潰すためにFBIに協力を申し出るが、FBIに偽の火災警報が出て、避難したオーギーが暗殺されそうになる。暗殺者はフィストが担当するイスラエルの犯罪カルテルの差し向けた者と見られ、身の安全を守るため、オーギーは連邦拘置所へ移動する。各犯罪カルテルは一斉にオーギーの偽サイトの攻撃を始めるが、なぜかフィストは攻撃をしていない。オーギーはハッキングしたときにサイトにバックドアを仕掛けており、フィストの行っている武器密売などの証拠を引き出す危険を避けているのか?一方、オーギーは連邦拘置所の中でハッキングを試み、姿を消す。オーギーのせいで被害を受けた女性に、10万ドルが振り込まれていた。オーギーには唯一身内の叔母がいて、すでに立ち回っていることが判る。アミタはフィストの情報を得るため、オーギーのサイトのファイアウォールを破ろうとするが時間がかかる。フィストとオーギーが接触すると見て、チャットチャンネルを監視する。オーギーとフィストが連絡を取り合うのが確認されたが、フィストはオーギーの叔母を人質に取っている事が判った。FBIが叔母の家に急行するが、叔母は殺されており、オーギーもフィストたちから攻撃されていた。シンクレアとニッキーが暗殺者たちを倒し、オーギーの身柄を確保する。オーギーは叔母の死にショックを受け、望み通りNSAで働くことになった。アランは新しい職場の上司キャスとイベントに現れ、ドンらを驚かせる。中年の危機を迎えたドンは、新しくバイクを購入する。このキャスという女性は、この間のNCISにケイトの身内の役で出てきましたね。アランと何かあるのかと思いましたが、どうやら一過性の雰囲気。さて、ハッカーに関する話題が山盛りのエピソードで、用語を理解する事もできずにただただ、スルー。(笑)もちろん、それでも楽しめるのがNUMB3RSですね。FBIがオーギーのおばさんを守らなかったのは落ち度かも知れません。天才詐欺師がFBIに協力するように、正義のハッカーもいるのだという展開のために必要な犠牲だったか。ちなみに、チャットチャンネルのIRCは知っていました。今でもあるんだ。(爆)そこで使われる「リート」という文字置き換え文法は意味を知ると、パスワードなどにも使えるなと思いました。Easy guessingを避けるという面で。インターネットがまだまだ危険が多いというのは感じました。簡単にIDが盗まれて被害に遭わないように、気をつけたいですね。一番良いのはカードを作らない事なのかしら。ドンの口からロビンがポートランドにいて寂しいという話でした。別れたわけではないのでしょうが、付き合っている訳でもないの?じゃあ、またリズと戻ったら良いのに。(笑)
March 22, 2012
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証人保護プログラムで潜伏中、シーズン6(Ghost)にちらりと顔を見せたアレックス・キャボットがレギュラーとして戻ってきました。彼女が検事局のチーフとして本格的にカムバックしたのは、その後の短いスピンオフシリーズ「Conviction」でしたが、その後のブランクが長かったですね。法を適用するのに厳しい彼女の強さが懐かしいです。エピソードの雰囲気もSVUの初期を思い出させました。こちらで連続して見ているのであまり疑問は感じませんが、さすがにシーズン10にもなると、毎年脚本の質が下がったり、継続か打ち切りか、メインキャストが契約するかどうか、そういう話題が多くなっていたでしょうね。ステイブラーとベンソンの家族エピソードが印象的だったシーズンもあり、改めててこ入れして初心に返った感じがしました。それにしてもグレイラック検事補はまだシーズンは半ばなのにレギュラーが交代とは、一体どういう事情があったのかと思ってしまいます。小児科のケプラー医師が未成年の患者に対する4件の第4級制定虐待罪で起訴され、有罪となる。ケプラーはモニター付で保釈が認められる。しかし弁護をしたグレンジャーは、SVUが逮捕を送らせたために犠牲者が増えたとステイブラーたちを訴える。内部捜査で確実な証拠を得るために時間が必要だった事と、別件で教師に対して虚偽の被害を訴えていた被害者がいたなど、事情が明らかにされた。一方、ケプラーは病院側が自分の性虐待を知りながら評判やトラブルを気にして見てみない振りをしていた、として病院を訴える。病院の弁護士コールドウェルは係争中なので何も話せないという。ケプラーに話を聞きに行ったステイブラーとベンソンは、そこで惨殺されているケプラーを発見する。9発の銃弾が発射され、そのうちの1発しか命中しておらず、ゴルフクラブを使って殴られていた。致命傷は銃で頭を殴られた事だという。グレイラック検事補が司法省で新たな仕事に就いたため、代わりとして以前にもSVUと仕事をしていたアレックス・キャボットが担当することになった。玄関の鍵は壊されておらず、顔見知りによる犯行かと思われる。現場に落ちていた手袋を鑑識に回す。今回の裁判の被害者が復讐を行ったかもしれないので、再度聞き込みを始めるが、被害者の一人の母親の情報で、病院側から免責の署名を求められて、ある看護師から署名をしないように言われたと判る。看護師のリリアンは、ケプラーの犯行を目撃して病院側にも報告していたが、コールドウェルから目撃情報だけでは逆に病院が訴えられると、取り合って貰えなかったという。しかも、警察に通報すると仕事や年金を失う事になると脅されて通報できなかったという。キャボットはリリアンを脅した件でコールドウェルを逮捕することにする。ケプラーの検死で、頭部の傷から金メッキが見つかり、手袋に付いたDNAから、クライブ・リンウッドという男の名前が挙がる。クライブは該当の銃を登録していた。自宅を訪れたオリビアとステイブラーは、息子のジェフと話し、空の銃のケースを見つける。しかし、DNA検査の結果は一部しか一致しておらず、不十分だとして起訴は取り下げられてしまう。鑑識では現場に落ちていた薬莢についた指紋を調べ、犯人は息子のジェフだと判る。ジェフには知的障害があり、自発的に何でも話すが、ケプラーの診察を受けて虐待されていたことを知らなかったという。最近テレビ報道でケプラーの事を知り、事実を確かめに自宅に行ったところ、ゴルフクラブで防戦し、自分をバカだと罵倒したのでカッとなり、殺したと自白する。検察側は知的障害は考慮する必要はないとして起訴する方針を固めるが、またもや弁護士のグレンジャーが現れ、ジェフはレイプトラウマ症候群だと主張する。Dr.ホワンがインタビューしたところ、ジェフはホワンが「医師」だと知って急に暴れ出し、ホワンを怪我させる。ホワンはジェフに関して、発達障害があり感情のコントロールができないと指摘する。あくまで責任能力はあるというキャボットは裁判で厳しくジェフを追及することにする。ジェフはキャボットの質問を攻撃と感じて感情を露わに反応し、ストレスを感じて持っている鉛筆を口に入れてしまう。判事は法廷でのトラブルを重視、検察側、弁護側の双方に注意し、ジェフには判断能力がないと退ける。改めてキャボットはジェフの母親と話をし、ジェフが5歳までは順調で、ある日突然発作に襲われ、脳が膨張しその後別人のようになったという。主治医だったケプラーはてんかんだと診断したが、ホワンは異食症があることから、別の原因を示唆する。ジェフの父親が幼い頃に与えたミニカーをしきりに口に入れて舐めていたことから、脳のMRIを撮影すると、慢性的な鉛中毒の症状が認められた。それが脳発作と脳膨張の原因だという。その結果、感情を支配する脳の部分が損傷して怒りっぽくなり、乱暴な行動が止められなかったと思われる。キャボットはジェフの裁判におもちゃメーカーのCEOを証人として呼び、今は禁止されている鉛成分を含んだ塗料が、今でも中国で生産されたおもちゃに使われていると指摘、逮捕する。ジェフには精神障害で無罪という判決が下され、監視下で治療を続けることになった。また、おもちゃメーカーのCEOが司法取引に応じ、ジェフに対しても和解を申し出てきたという。お見事アレックス!という感じでしたね。医師の立場で診察が性虐待と認められるかどうかという論点もあったし、知的障害と責任能力などが論じられるのかと思っていたら、後半は「Dr.ハウス」のような展開で、また「プラクティス」のような終わり方でもありました。本当に、アレックスGJ!判事が「以前の君ならジェフを有罪にはしない」と言ったのは、やはり証人保護プログラムで別人として暮らさなければならなかったという経験からでしょうか。てきぱきと動き、最後には大物経済人を社会の敵として裁き、ジェフにもやり直しのチャンスを与えるという、1話の中で盛りだくさんの内容がありました。ホワンも最近では出番が減っていましたが、優しい面、プロとしての面が見られて良かった。SVUはどちらかというとbad endが多いですが、本当に久しぶりのスカッとする終わり方でしたね。それが新しいSVUの方向性だとすると、シリーズが長続きする理由もわかります。アレックス・キャボットがNYの検事局に復帰した「Conviction」全10話は日本では放送されていないのが残念です。結局あれは無かったことになり、復帰はこのシリーズが初めてということになるのかな。
March 21, 2012
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『過去との対峙』これは驚くべき、意外なエピソードでした。まさか、200話などの記念エピソードなのかと思いましたが違いましたね。でも、とにかく長く見続けている人にとってはたまらない、本当に胸に迫るエピソードで、私としては永久保存版です。ゲストにJAGでターナー中佐役だったScott Lawrenceが出ていましたが、同じ役柄ではなかったのが残念です。それくらい、時間が経ったということですね。空母USSコロニアルで、副長のヴィンセント中佐が自分のベッドで胸を打たれて発見される。近射で弾は貫通しており、弾を見たジヴァはロシアなどで使われるトカレフ25ミリだという。船には海外のジャーナリストを含め7名が訪問していた。ギブスは船を閉鎖して捜査に向かう。NCISには、ギブスチームの心理鑑定をするためにレイチェル・クランストン博士が現れる。博士はチームの捜査に同行し、個別に話を聞く。被害者は退役まであと18ヶ月の経験豊かな士官で、全てを海軍に捧げ、生涯独身だった。別の船に乗船しているハーグロープ大将とは長い友人だという。下士官のオリバーが昨夜、韓国の記者がヴィンセント中佐と口論していたと証言するので話を聞く。しかし、その記者は北朝鮮のスパイと判り、殺害時のアリバイがあった。アビーは凶器の銃を古いトカレフ25ミリであると言い、売買記録などから所有者のリストを絞る。検死によると、被害者の右手の爪が割れており、粘着テープの成分が付着していることが判る。トカレフの所持者の中で、同じコロニアルに乗船するレナード水兵の名前があった。レナードは自宅に大量の銃を持つマニアで、被害者を懲罰委員会に付すよう要求していた。レナードはヴィンセント中佐から嫌われていたが、トカレフは知人に譲渡したという。被害者の弟から話を聞いたところ、ヴィンセント中佐は友人のハーグロープ大将の妻と長年恋愛関係を続けていたという。妻もそのことを認めるが、夫は不倫について知らないと答える。ギブスは遺体を発見したオリバー下士官とハワード少尉を改めて尋問する。ヴィンセント中佐はやはり軍人だった父親がロシア人将校から譲り受けたトカレフを違法に空母に持ち込み、テープで手に固定して自殺を図ったのではないか。2人は、全てを軍に捧げた中佐が引退で何も残らない事を悲観して死んだのではなく、誇り高く軍人として死ぬべきだと考え、殺人を装ったと認める。クランストン博士はチーム一人一人に、この仕事に関わる間の様々な出来事を語らせ、過去の思い出を引き出す。その中には、殉職したケイトリン・トッド特別捜査官の記憶も含まれていた。トニーはクランストン博士の目的に気付く。ギブスは妹の死と向き合えなかったクランストン博士を、自分の家の地下室に伴う。ここで、ケイトを殺したアリがジヴァに殺されたと告げ、苦しみや悲しみとけじめを付けるよう促す。クランストン博士はチームを心理鑑定した結果をヴァンス局長に報告する。チーム各メンバーは、ただ自分に正直に行動してきたに過ぎなかった。それが結果としてチームに素晴らしい成果をもたらしたが、いつか、そのツケが回ってくるので注意するべきだという。まさか、ケイトが出てくるとは思いませんでした。最後の最後で、やっと判りましたが。それだけでなく、過去シーンのクリップがふんだんに使われて、とても懐かしかったです。普通はこういうタイプのエピソードはクリップショーと言われて、評価は高くないのですが、今のギブス、トニー、ジヴァ、アビー、マクギー、ダッキーそれぞれの中で、ケイトがどれほど重要な存在であったかを、見事に描いていましたね。今回使われているクリップで、初めて見るものは当時撮影して使わなかったものだそうです。ケイトの後任のジヴァが一番最初にインタビューを受けるというのも、上手い。そして、それだけでなく、アビーとマクギーの間のほのかな「関係」を指摘したり、ジェニーも出てきたし、シーズンを長く重ねてきたシリーズならではの歴史を振り返ることができました。本当に、こういう過去の出来事や設定に忠実なドラマはなかなかないですよ。捜査の方はあまりひねりのない展開となりましたが、今、この時期にケイトの死を思いだして、彼女へのリスペクトを捧げるというのが素晴らしい。ギブスも失う度に前に進んできたのですね。ツケが回ってくるという不吉な忠告が現実にならなければ良いが。タイトルの「男がバーに入ってきて」という質問が意味深です。とにかく、アビーじゃないけれど「ケイトが恋しい」エピソードでした。
March 16, 2012
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今回もあまり数学がなかったですね。しかも、エイリアン騒動で、X-Filesを持ち出してちょっとふざけるのは、これまでのNUMB3RSにはなかったような気がします。まずは科学者たちが否定しないと。ゲストのフロイド役の人は、昔懐かしい「アリー」で、「剣呑です」と言っていた人ですよね。やっぱりあの時のエキセントリックなイメージが蘇りました。(笑)すでに閉鎖されて長いゴートハート空軍基地はUFOマニアの話題の場所となっていて、最近では雷のような光を見たとネットで騒がれていた。そしてついに、光に撃たれて女性が焼け死ぬのが目撃された。マニアの間では、軍がエイリアンの武器を開発しているのではないかと言われていて、目撃者は小型の航空機のようなものを見たという。ドンたちが現場を調べているところに、国防総省の第44課のフロイド・メイボーンという男が現れ、国家の機密に触れるということで捜査の監視に就くことになったという。フロイドは何かと突然現れて、機密情報をもたらしたりしてドンやチャーリーらを驚かせる。遺体からはIDカードが奪われた跡があり、身元がわからない。チャーリーは雷は目標を狙って撃てないので何が起こったのか解明するために、プラズマ物理学のオットー・バーンホフ教授の協力を仰ぐ。ゴートハート空軍基地は今も週に一度管理者が見回っているといい、FBIチームは夜間の基地で監視することにした。そこで、不審な車が現れたため近づくが、車は突然強力な高エネルギー兵器の攻撃を受け、爆発分解してしまう。中にいた3名も死亡した。車は軍の依頼で兵器を開発するネオックス産業のもので、話を聞こうとするが、社長のダレン・ドリューは政府と機密保持の契約をしているため何も話せないと拒む。ただネオックス社では、社員のシンシア・アボットが2日前から行方不明になっていることから、被害者はシンシアではないかと思われる。シンシアの恋人の話では、プラズマ物理学が専門のシンシアは最近プロジェクトから外されて落ち込んでいたといい、アミタがシンシアのパソコンを調べたところ、プロジェクトで不備があるのに強引に実験が行われて心配なので見に行くというメールが残っていた。オットーはエネルギー指向型兵器を搭載している新型の小型航空機の情報があると言い、アミタとチャーリーが夜間の基地で探す。そこには死んだ羊とターゲットらしい座標、そしてNAD社の無人飛行機が置かれていた。機体にはレーザーが付いていて、アミタとチャーリーはこれが電光をターゲットに導く装置となり、レーザー誘導プラズマチャンネルが形成されるという。FBIではこの装置を回収してネオックスを呼び出すが、やはり機密を理由に召還に応じない。一方、DNA検査で遺体はシンシアではないことが判る。フロイドの情報でシンシアの居場所がわかり、身柄を確保する。シンシアは現場で電光が被害者を襲うのを見て逃げ、潜んでいたという。兵器開発では何十億ドルの巨大な金が動くことから、不具合があっても会社も国も事実を隠そうとするという。事実、ネオックスでもデータをねつ造していて、国防総省の中に桁外れの予算を得ようとする人間がいるらしい。ドンはフロイドにネオックス社の従業員の名簿を手に入れるよう依頼する。その結果、被害者はネオックス社の営業のトップ、アリソン・ウィリアムズではないかという。彼女は現在休暇中になっている。オットーがシンシアの持っていたデータを分析したところ、やはり問題があり、システムの事故自動調整に不具合があって、4名が殺されたという。フロイドが新たな航空機の目撃情報を寄せ、ドンらはゴートハート現場へ急ぐ。航空機の経路をNSAが追尾しており、ゴートハート基地の格納庫へ戻ったらしいと判る。格納庫ではドリューらが実験を続けており、部下の死をムダにしないためにも完成させるつもりだったという。オットーは技術者たちが短期間で問題解決できると暴走したという。ネオックスでは、アリソンは自ら人体実験をしたがり、事実が明らかになると事業が頓挫するのでIDを隠した。他の3人はドリューに無断で実験を続けたという。ドンは仕事上の岐路にあるシンクレアに、人生の重大な決断をどうやって下したのかと問われて、自分の人生を振り返る。このフロイド・メイボーンの所属する第44課というのが、南北戦争時に作られた組織らしいですが、胡散臭いというのか、この男がギャグのようでこのシリーズでは珍しかったです。軍には武器や装備、食料などを納入する際に、どうしても内部で不正を働くものがいる。今回も、機密の傘の元に、企業と軍の担当者などで不正が行われているのかどうかを調べなければならない。それで、フロイドが登場した。それなら、始めから自分たちで捜査すればいいのに。夜間の基地周辺を探すというのも、「エイリアンもの」の雰囲気で、現実味がなかったですね。一方、シンクレアはいよいよ昇進の時期を迎え、どうしようかと悩んでいる。現場に残ろうか、あるいは管理の仕事か。お手本となるドンは、ただ、流れに任せてやってきたと思っているが、相談を持ちかけられたアランは、人生には自分が選んだものと、与えられたもの、出会ったものがある、とお父さんらしい、味わいのある言葉をかけていました。こういうシーンがあるから、やはり良いですね。それと、ネオックスの技術者たちが自分の命まで犠牲にして、金儲けのために暴走するというのは、あまり信じられなかったです。やはり責任は社長にあるでしょうね。
March 15, 2012
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テーマに合わせたキャスティングなのでしょうが、途中でこの役者さんは男性?女性?と判らなくなってきました。それくらい、リアルに感じましたね。ERのコーディ医師役のAlex Kingstonが懐かしかったです。もうちょっと出番があっても良かったかなあ。ストリップクラブの駐車場で、激しく殴られ下腹部を痛めつけられた男性が意識不明で倒れていた。被害者の身体には女性の唾液とつけ爪が残されていた。IDが奪われていて、指紋からも身元は判明しなかった。被害者はヘンリーという息子の写真を持っていた。クラブのストリッパーに話を聞き、ストーカー男の名前が挙がるがその男にはアリバイがあった。しかし被害者が別のストリッパーと口論していたのを見たという。レッカー車がその女の車を牽引していたというので、レッカー車を探すと、被害者はマーク・キューレンと判る。牽引していた車の持ち主を辿ったところ、ハドソン大の大学院生がストリッパーとして文化人類学の研究をしていたという。ローンを返せないので車を持って行こうとしたマークに奉仕をしたというわけだが、彼女のアリバイも証明された。マークの意識が戻り、犯人は息子の親権を争っている妻エレンではないかという。エレンはマークと離婚する理由について、性同一性不一致で男性から女性になろうとしてるヘンリー(ヘイリー)を認めるかどうかだという。マークは精神科でヘンリーに治療を受けさせたが、ヘイリーはその問題で自殺を図るほど苦しんでおり、エレンは今後の性転換手術のために、ホルモンブロッカーを飲ませたいと望んでいた。エレンは犯行時のアリバイがあったが、ヘイリーはその時間帯に外出していた。ヘイリーは好きな男の子と一緒だったと言い、母親に対しても反抗的で、学校でもトラブルを起こし、暴力沙汰を起こしていた。オリビアとステイブラーは学校を訪ね、カウンセラーのジャッキー・ブレインの部屋でヘイリーに2日前の夜に一緒だった男の子の話を聞こうとする。ヘイリーは始めは非協力的だったが、突然自分が父親を襲ったと告白する。しかしこの場合、母親が同席していないので自白とは認められない。SVUは家宅捜索をして新たな証拠を探すことにするが、ヘイリーの部屋から大量のホルモン剤が見つかった。これらはヘイリーの治療のためだけでなく、無関係なものも含まれ、闇マーケットで高値で売買される薬だった。最近、製薬会社の倉庫に何度も泥棒が入り、性転換のための薬ばかりが盗まれる事件が発生していることから、SVUはさらに調べを進める。盗難現場に残されていた製薬会社への犯行声明は、ヘイリーのような性同一性不一致の患者をサポートするグループによる事を示していた。ヘイリーは問い詰められて、ついにサポートグループのリーダー、ブレイクと共に盗みの場にいたことを明かす。ヘイリーはブレイクが好きなので、彼が父親を襲ったと考え、罪を被ろうとしたらしい。ブレイクは窃盗で逮捕されヘイリーはアリバイが認められ釈放されるが、ヘイリーが父親がストリッパーと浮気をしていたことを知っていると言ったため、SVUは伏せていた情報を誰から聞いたのか問う。ヘイリーはその話をジャッキーから知ったと答える。ジャッキーはエレンから聞いたと嘘をつき、最後にはヘイリーがかわいそうに思って自分がマークを襲ったと告白して血の付いたコートを証拠として提出する。ヘイリーはショックを受け、自分がジャッキーから話を聞いたという証言を撤回するといい、手首を切ってしまう。ジャッキーの弁護士ポンドは、女性として生きたいヘイリーを認めないマークを非難し、ホルモンブロッカーを飲まなければならないヘイリーを守るためにしかたなくやったと、ジャッキーを弁護する。グレイラック検事補はジャッキーを殺人未遂の罪を厳しく追及するつもりで、父親を憎んでいるヘイリーに、親の愛情を理解させて証言させようとする。証言でヘイリーは、ジャッキーに頼んで父親を殺してもらうつもりはなかったという。しかし、実際はヘイリーは毎日のようにジャッキーに苦しい気持ちを打ち明け、父親が死ねばよいと言っていたという。ジャッキーはどうしてもヘイリーを助けたかったと訴える。カウンセラーとしてなぜそれほどヘイリーにこだわるのかと聞かれて、ジャッキーは自分も性同一性不一致で、壮絶な人生を送ってきたと告白する。その話を聞いて、マークは裁判を取り下げて欲しいと言い出す。グレイラック検事補は司法取引によって、ジャッキーの刑を8年にすることで折り合いを付ける。最後の最後にそうなるとは予想が付きませんでした。涙の証言席がすごかった。ヘイリー役の人は男性、ブレイク役の人は女性が演じていましたが、見ていて「本当はどっちなの?」と疑いたくなるほどでしたね。でも、ジャッキー役の人は普通に女性でしたよね。だからすっかり信じてしまいました。昔は彼らのような立場の人に対してもっと好奇の目、偏見があったということは想像に難くない。今はその当時に比べたら、一般的な理解が多少進んだと思います。「治療」の選択肢も増えたでしょう。その上で、自分は愛されていないのではないかと悩み、父親と葛藤を繰り広げるヘイリーが辛かったです。母親は全面的にサポートしていたのにね。ところで、男性にとっては耳を覆いたくなるような「痛い」話が続いて、ちょっと気の毒でした。結局、偏見を持つ者に自分の身体を切り取られたジャッキーが、その時の痛みを思いだしたのか、マークに暴行して復讐を果たしたという形になっていて、因果は巡るというオチだったのかも。ステイブラーとオリビアがジャッキーに同情的だったのは意外でした。いつものことですが、冒頭のストリッパーの件は本筋とは無関係。(爆)
March 12, 2012
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『非常事態発生』シーズン・フィナーレ。本国で放送時、まだ次のシーズンのピックアップは発表されていませんが、「どうだ!」と言いたげなクリフハンガーで、制作陣の自信の程が伺われます。なお、次シーズンでHoratioとのロマンスが噂される新キャラクターも登場。あらすじは最後まで書いてあります。ネタバレせずに見たい方はご注意ください。冒頭、車のトランクに押し込められて海に沈んでいく女性。一体それは誰なのか?もしかして、例の新キャラか?その6時間前、ついに脱獄した受刑者は残り1人となった。デイド署が5年前に逮捕した死刑囚Jack Tollerは、アリゾナで逮捕されマイアミへ移送中。しかし、ふてぶてしい態度にFrankがそんなことを言わなきゃ良いのに、というような言葉で相手をする。だから、というわけじゃないですが、やっぱり着陸寸前の機内で銃撃戦になってしまう。急降下し緊急着陸する飛行機の中での撃ち合いは、マイアミらしいというか銃を構えて立っていられるHoratioがHoratioらしいです。(笑)ちなみに、マイアミCSIが飛行中の飛行機に乗っているシーンは初めてですよね。犯罪現場になった飛行機を調べることはありましたが。何と言っても、記念すべき第1話は、飛行機の中で起こった殺人事件でしたね。もしも弾丸で窓が割れたら、HoratioとFrankが吸い出されてしまう。そんなことを想像してしまいました。幸いにもFrankの傷は軽傷で、泥を塗られた形のCSIは飛行場から逃亡したTollerを再び追うことになった。このToller役は美形のCallum Keith Rennieです。彼は数限りなくドラマに出演していますが、ラストの大物として貫禄十分です。仲間が撃たれてはらわたが煮えくり返る思いだと思いますが、Horatioが"Yo !"と副操縦士に声をかけるのも珍しいですね。「誰に雇われた?」雇ったのはTollerで、どうもエバーグレイズ近くに行きたかったようですが、口を割らないので軽く「刑務所へ行くんだな」と言われておりました。多分、吹き替えは違うでしょうね。(笑)Tollerはエバーグレイズに向かう道で車を奪って、運転手の女性を残酷に殺す。殺人鬼の一面が現れておりました。CSIはTollerと刑務所で同房で保釈中のRandyを呼ぶ。Nataliaが逮捕したのですね。従ってNataliaが中心となって話を聞く。Randyは今は子供の世話をしながらまじめにやっているという。ちなみに、演じるのは「ブラザーフッド」や「リーガルに恋して」に出ているEthan Embryですね。個性的で印象に残る役者さんです。「ブラザーフッド」の時のダメ警官役がたまらなく良かったですね。今回も、ただ者ではありませんでした。最終回のCalleighの出番は増えていました。来シーズンは外にも出かけて欲しいです。ついでに、MEのDr.Tom Lomanはレギュラーに加えてあげてください。暗算が得意なWalterが飛行機の目的地を割り出すと、そこは個人の飛行場だった。HoratioとWalterを出迎えたのは、言葉の悪い、威勢の良いブロンドの女性。「おお!この人がHoratioの恋人に?」と余計なことを思いつつ、確かにこれまでにないタイプの女性ですね。Horatioも「フフ」と漏らしていましたが、まだこの段階では意識している感じではありません。ここは仕事only。「頭の手術でもしたのか」とみんなに質問されるというFrankとWalterのやりとりが面白かったですね。「サージ」と呼ばれていました。役職名で呼ばれるのも珍しい。Tollerの乗り捨てた車が見つかったという連絡が入り、一同が銃を構えてTollerを追う。ここは向こう傷のFrankが指揮を執る。しかし、見つかったのはTollerの振りをしたRandyで、子供を傷つけると脅されしかたなかったという。そのころ、Tollerは飛行場の経営者Marcelとホテルで何か取引をしていた。慌ててCSIがホテルに向かう頃、TollerはMarcelから何かを奪うとあっさりと殺して逃げるところだった。デイド署とこのホテルはよほど近いのでしょうね。(爆)ホテルのバスルームに隠れていたのは先ほど、飛行場にいた女性で何となく怪しい。現場では偽札が見つかった。どうやら、Tollerは脱獄して偽札の仕事と関わっているらしい。Tollerはまた16歳の少女を車ごと誘拐して、どこかへ向かった。根っからの犯罪者ですね、憎々しさ、恐ろしさが際立っています。一方、Randyは今回の件で、親権を持っている子供たちを奪われそうになった。Nataliaはやむを得ない行動だったと弁護しますが、判事は里親に預けるように命令してしまい、必死のRandyはNataliaにすがりつく。そもそも、Nataliaが逮捕したと言うこともあって、彼女も気にかけてはいたでしょうね。ただ、こればかりは時間がかかるし、本人がまず警察に助けを求めるべきでした。Horatioは何かを知っているに違いないと、女性に詰め寄る。16歳の少女の命が優先だ。「私はシークレット・サービスの捜査官よ。国土安全保障省。」Walterは全く信じませんが、Horatioも過去に潜入捜査をしたことがありますから、ピンと来るのでしょう。Renee Locklear捜査官は、奪われた3セットの印刷用原版を探しているという。Marcelにバイヤーを探してくれというTollerは捜査対象ではなく、そのバイヤーが捜査中。ということで、Marcelの飛行場に戻ってバイヤーの情報を探すHoratioとEric。アナログ的に情報を探すEricに対して、さすが御大はあっさりとノートPCを見つけてしました。意外にITに強いのですね。(笑)バイヤーは投資家のAshcroftであろうと判ったので、Frankらは自宅へ。「あのくそったれを捕まえろ!」威勢が良くて本当に良い感じですね~こちらは、吹き替えが楽しみ!一方、RandyからNataliaに電話が入り、Tollerからまた連絡があって、脅され20分後に会うことになったという。HoratioとNataliaがその場所へと向かう。しかし、TollerがAshcroftに手渡したのは、3組の原版のうち、2組のみ。ずるがしこいTollerは姿を消してしまった。Locklear捜査官の仕事も終わりません。そして、驚愕のラスト。HoratioとNataliaが待ち合わせ場所に降り立ったとき、予想もしない出来事が起こりました。まさか、Hoatioが撃たれる!?今回は、血のりを仕込んで死んだふりじゃないですよね。確かに腹の辺りを撃たれており、立ち上がれない。そして、NataliaはRandyから車のトランクに押し込まれてしまう。そう、オープニングの女性はNataliaだったわけですね。Randyの逆恨みは酷いと思います。でも、終始切羽詰まった演技がラストに繋がりましたね。HoratioはNataliaを助けようと必死に立ち上がって撃とうとするが、あの名手が当てることができない。これまで、弾が雨あられのように振る中で、一度も怪我をすることがなかったHoratioが今回は本当に撃たれた。(そういえば、ハリケーンで顔にちょっと傷が付いたと言う話がありましたっけ)まさか、死なないよな~だって、来シーズンは恋の噂があるんだし。腹を撃たれたら、多少時間がかかりますよね。でも、Nataliaの方は非常に危険です。誰か助けに来てくれるにしても、間に合うのか?大体、何でバックアップを連れて行かないんだよ~来シーズンは、初めて手術着姿のHoratioが見られるのでしょうか。酸素マスクなんか当てられて、腹のアップシーンなどがあるのでしょうか。(爆)シーズン9は何だかんだ言っても、面白かったですね。あ~この休みは長くなるなあ。きっとシーズン10のプレミアは視聴率が上がりますよ。
March 10, 2012
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『妻と愛人と自由』この邦題、説明過多で帰って誤解を招く。出てくるものを何でも並べれば良いという事はないと思います。ゲストのChristina Coxはカナダの女優さんで、スターゲイトで兵士役だったり、ヴァンパイアの出てくるドラマで私立探偵だったり、強い女のイメージがあります。その路線だったのでしょう、海兵隊の一等軍曹(Gunnery Sergeant)として新人訓練している姿は正にぴったりという印象でした。予備役のトラヴィス・ウッテン三等軍曹が自宅の庭で遺体で発見される。頭に鈍的外傷があり、全身が傷だらけだった。襲われて争ったのか、手のひらに木片が刺さっていた。死亡時刻は前夜の午前1時ごろ。最近仕事を失った被害者はクラブに入り浸っており、死の1時間前にビリヤードクラブにいたことが判った。トラヴィスの妻ジョージアは同じく海兵で、非常に優秀で先に昇進し一等軍曹となっていたが、遺体が見つかった時点で息子を連れて行方が判らなかった。寝室には血痕があり、慌てて出て行ったか誘拐された可能性がある。ビリヤードクラブのオーナー、フィニーによると、トラヴィスは常連で昨夜も浮気相手の女性、ジャンシー・ギルロイともめていたという。ジャンシーはトラヴィスと結婚するつもりで、彼が離婚したと思い込んでいた。ダッキーは被害者の傷で首の後ろに特徴的な痕を見つける。また、手の甲には死亡以前に付いた傷があった。犯人は親しい関係で激しい憎悪を持っていたと考える。ジョージアが息子と見つかり、ギブスが話を聞く。夜の11時に泊まりがけで遊園地に出かけたというが、上官に休暇届は提出されていなかった。ジャンシーと夫が付き合っていると知り、ショックを受けたようだったが、あまりに毅然としているのでNCISは疑問を抱く。マクギーは何者かにクレジットカードの情報を盗まれて、高額な買い物を次々と購入されていることに気付く。アビーは被害者の頭の傷の形から、警棒のようなものが凶器ではないかという。木片には特殊なニスが付いていた。ジョージアはやはり休暇届を出しておらず、身辺の捜査を続けたところ、訓練生への武術の訓練で必要以上に激しいところがあることが判る。上官はイラクから帰還後は集中力を欠き、任務によるPTSDかとカウンセリングが検討されたが、必要ないと結論が出たという。しかし上官は個人的に悩み事があったと考えていた。医療記録によると、ジョージアはここ6年で5回も激しい怪我を負って治療を受けており、病院はDVを疑い援助を受けるよう勧めたが、断ったという。ダッキーはトラヴィスの手の傷は日常的に妻を殴って付いたと考える。仕事では強く見えるが、家庭では夫に支配され束縛される状況だったのではないか。ダッキーの勧めで改めてジヴァがジョージアに話を聞くが、心を閉ざしたままで自分は殺していないという。ジョージアが宿泊していたホテルから電話をかけた相手は、ビリヤードクラブのフィニーで、実は2人は家庭のことを話し合う間柄だった。フィニーはトラヴィスのDV癖は知っていたが、ジョージアから通報しないように頼まれていたという。そして、ジェンシーがクラブでトラヴィスに暴力を振るっていたと証言する。過去に犯罪歴のあるジェンシーを逮捕し話を聞くと、妊娠した事を告げるとあっさりと捨てられた事に腹を立て口論になったことを認める。しかし、その場を飛び出してタクシーに乗り自宅に戻った事が確認された。一方、首の後ろの傷は特徴あるビンテージの腕時計のバンドの柄と一致し、ジョージアがその時計を持っている事からNCISは彼女を逮捕する。ギブスはジョージアがDVの被害者であると理解を示し話を聞き出そうとする。ジョージアはついに、自分の最大の弱点である息子を奪うと脅され、トラヴィスから逃げた事を認める。しかし、やはり殺していないという。アビーは、手のひらの木片のニスはビリヤードのキューに使われるものだと突き止め、NCISはフィニーを逮捕する。フィニーはジョージアのためにトラヴィスを激しく懲らしめた事を自白する。マクギーのカード情報を盗み買い物をしたのは、住んでいるアパートの大家の息子だった。まだ少年だが、マクギーに人生を楽しめという。軍人としてとても優秀で、勲章も受けたことがある海兵が自宅では夫に暴力を振るわれ、精神的に支配されていたというのはちょっと理解しがたい状況ですが、長い間に弱点を握られ、そういう関係が固定してしまったということなのでしょうね。そのくせ、トラヴィスはジェンシーにやられっぱなしだというし。とにかく全く浮気はするわ、仕事もしないで飲んでばかりと、それだけでも酷いのにDVなんて酷い人間です。軍も異変を気付きながらジョージアを救うことができなかったのが残念ですね。クラブのオーナーは、帰還兵に理解を示して積極的に受け入れていたというのだから、余計にジョージアに同情したのかも知れません。でも、非常に激しい暴行を加えて殺したところを見ると、ジョージアの精神状況にシンクロして憎悪を増幅した感じがします。今後、ジョージアは立派な海兵隊士官となり、できれば新たなパートナーと息子を育てて行けるといいですね。とにかく、ギブスの優しさが感じられました。ところで、マクギーのID泥棒疑惑ですが、トニーが、少年を見つけ出したのでしょうか。言うことはいちいちトニーのコピーのようで、ジヴァには色目をつかうし、なかなか「ふてい野郎」です。50ドルの詐欺だ、ということは、クレジットカードを盗まれて1万ドルも使われても、すぐに届け出れば損害は50ドルまで済む、というようなことなのかな。じゃあ、その50ドルも返せよと言うと、「うちの母ちゃんに言ってくれ、アニキ」と、どこまでスカしてる子供なんだ。(爆)
March 9, 2012
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全体としてエモーショナルなシーンが多くて良かったのですが、根本的なところでいくつか疑問が残るエピソードでした。ゲストのラズロ教授役のTony Haleて、見覚えあるなと思ったら「チャック」のエメットでした。レーベンス製薬の研究者ブレーモン博士の娘C.J.が生みの母アンによって誘拐された。アンは娘を出産後すぐに病院を去り、その後接触がなかったという。その間、アンは精神科に二度入院し、妄想的でパラノイアだと診断されていた。チャーリーは、アンが使う車のエンジン音をLA市内各所に設置されたマイクから拾い、居場所を特定する。親子が潜んでいると思われる空き家が見つかりFBIが急行するが、すでにもぬけの殻だった。こちらの動きが知られている可能性がある。FBIで待機していたブレーモンはなぜか突然逃げだそうとして、ドンらが後を追う。そこに、レーベンス製薬のC.J.救出チームが到着しFBIを驚かせる。リーダーのミラーは、ブレーモン博士の研究は国家機密に関わるので、自分たちでC.J.を探していると言い、ヴァージニアからずっとアンを追っているという。FBIと共同で捜索に当たることになったが、ミラーによると、アンは身代金目当てでC.J.を誘拐し、ミラーのチームは代理人のカーラ・リードとすでに交渉中だという。FBIチームは5年間接触のなかったアンがなぜ今になって娘に執着するのか、疑問に思う。コルビーとリズは空き家を捜索して、血の付いた子供服を見つける。チャーリーは国防省のSOMAの手法を使って、レーベンス製薬の会社のデータから誘拐事件に介入する動機を探る。シンクレアはアンの代理人のカーラ・リードに会い交渉するが、リードはアンが正気だという。実はアンは代理母としてC.J.を産み、親権を求めて裁判を起こしたが、代理母のため親とは認められないという判決が出た。レーベンス製薬側はこの訴訟をあの手この手で闇に葬ったのだという。そもそも、ブレーモンはC.J.の実の父親ではなく、C.J.を養女にしていた。子供服に付いていた血痕は、レーベンス製薬の社員で、ブレーモンの研究助手だったジョーダン・スミスのものとわかった。しかし、ジョーダンは1年前に自動車事故で死んでいて、C.J.のDNAはジョーダンと同じだった。ということは、C.J.はジョーダンのクローン人間だったのか?これに関してブレーモンは認めるが、ミラーは事実を公にしたくないという。それだけでなく、ドンに対して自分たちの会社に転職するよう誘いかける。シンクレアは改めてリード弁護士を説得し、FBIに任せるように取引を申し出る。このままでは、アンは逮捕され、親権の裁判でも勝つことは出来ない。リード弁護士の情報でFBIがアンの身柄を確保するが、C.J.を海に投げ入れたとほのめかす。常軌を逸しているように見えるアンに対し、リズは自分も子供を失ったことがあると言って心を開く。一方、ブレーモンはまだ冷凍された卵子が残っているといい、研究にかけた時間を返せとただ身勝手に腹を立てる。C.J.はアンの親戚に預けられることになり、リード弁護士がC.J.を連れて移動中だった。車を特定してFBIが確保しようとしているときに、ミラーの手下が妨害行為をして、C.J.を連れ去ったという。レーベンス製薬の社用機がベーカーズフィールド飛行場に向かっているという情報を聞いたチャーリーは、確率論を使って近隣のホテルを絞り込む。案の定、C.J.は捕らわれており救い出される。ミラーらは逮捕され、FBIはアン親子を逃がしてやる。チャーリーとアミタは子供を持つことについて考える。アメリカでは生みの母よりも、生物学上の母を重視するのですね。人間クローンが可能になったとして、父親も不在だし、生まれてきた子供は誰の子供なのかということは、Law & Orderなら問題になるでしょう。今回は、そんな正義を追及する裁判システムも大企業によって牛耳られていると言う話なので、そこはごまかされた感じ。ただ、FBIの独自の判断で親子を逃がす(新しいIDを与えて)事ができるのかなあ。それも支局の担当者のレベルで。それと、母親とずっと離れていたC.J.は短い逃走劇の間にアンに実の親のような愛情を持ったのだろうか。あれだと、お互いに愛し合っていた親子という風に見えてしまいます。本当は研究所で実験動物的な扱いだったのですよね。後、リズが大学時代に妊娠して流産したことで、産みたかったというような話をしていましたが、これもかなりこじつけっぽい展開だなと思いました。「それで良かったじゃん」と言った友人というのは、もしかしてその時の相手でしょうか。それなら判るが。ミラーがドンに「こんなところでしくじったら、フェアバンクスにでも飛ばされる」と言ったところ、「アラスカかも」と答えたのはもちろん、彼の出世作「気がつけばアラスカ」へのオマージュですよね。今のどこか達観したドンならば、それもあるかな。チャーリーは積極的に子供を望むアミタと共に、ボランティア活動で子供とのふれあいをするのでしょうか。そういえば、アランとニッキーはお休みでしたね。
March 8, 2012
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ベテランの特別ゲストが多くて、非常に見応えがありました。何だか熱い男の友情が強調されたようで、これ1話でちょっとした映画みたいな展開です。タイトルも映画を思わせますが、意味として「誘拐」というのもあるみたいです。両親が留守の間に侵入した犯人が、ベビーシッターを殴って5歳のロージー・リナルディを誘拐する。ロージーの母親リズは、2~3ヶ月前に刑務所から出所したばかりのロージーの父親ジーノ・パーネルが犯人だという。リズは今の夫ピートと再婚していた。ジーノは15歳の少女の誘拐、レイプ容疑で逮捕され、3年の刑を受けていた。切れやすい性格で、逮捕されたときにリズとは別れたが、別れ話から暴力を振るい親権を剥奪されていた。その後、接近禁止命令でロージーとの接触を禁じられていたという。自宅付近の監視カメラにはロージーとハグするジーノが映っていた。ジーノは保護観察中で、仕事場に向かったSVUは逃走しようとしたジーノを逮捕する。ジーノは自分の娘を誘拐するわけがないと言い、アリバイもあるという。実は母親のリズは伝説的な大物窃盗犯のフランク・ヘイガーの娘で、リズ本人も詐欺師だという。ジーノはフランクに恨みを持つ者が孫娘を誘拐したのかも知れないという。フランクは2004年に逮捕されたが、手下が罪を認め身代わりで有罪になった。それが義理の息子だったジーノで、フランクは今はリズと連絡を絶ち質屋を経営しているという。ステイブラーとフィンが店に向かったところ、店内は何者かに酷く荒らされたらしく、地下室に逃げ込んだフランクの身柄を確保する。フランクは10万ドルの金を抱えており、認知症の症状を示していた。ロージーについて聞き出すため、よく知っているジーノに会わせ心を開かせる。それによると、フランクは75万ドル相当の宝石を売り払う約束だったところ、宝石をなくし、その代償としてロージーを誘拐され身代金として10万ドルの金を用意した事がわかる。しかし、記憶障害のため犯人に関する情報が得られず手をこまねいているところに、リズに身代金を求める電話があったという。SVUはリズに犯人が要求する金の受け渡し場所にいかせるが、リズは金を持って逃走してしまう。リズはオリビアに、父親の宝石を勝手に処分し、ピートの借金の返済に充ててしまったと言い残す。75万ドルの宝石窃盗事件については突き止められたが、ロージーに関する情報を得られないまま、SVUはフランクの魅せに出入りしていた商売敵のエディに話を聞くことにする。表向き、犯人について何も言えないというエディは、昔なじみのジーノにヒントをくれる。ジーノはヒントを読み解き、ハドソン大の工学部で金庫破りの権威、バターズ教授が何か知っているはずだという。バターズ教授は、鉄壁な金庫を破り、宝石を盗んだ犯人が自分の息子のジェイクだと認める。SVUは直ちにジェイクの家に行き、監禁されていたロージーを救い出す。逃亡していたリズ夫妻が逮捕され、フランクは退役軍人の施設に引き取られることになった。ステイブラーはジーノにロージーを引き渡し、親子として暮らせるように手を回す。しかし、その矢先、ジーノが強盗未遂で逮捕されてしまう。ロージーは里子に出されることになった。やがて、SVUにエディがジーノの借りを返しに来たと言って、20万ドルを届けに来る。ジーノは娘の幸せを考えて、あえて刑務所に戻ったのだった。性犯罪は、ジーノが未成年の子に年齢を騙されて、嫌々取引を受け入れてたという件が関係しているだけで、全体は元海兵のフランクとエリオット、フランクと実の息子同然のジーノ、娘を愛する父親としてのジーノとエリオットという男たちのぶつかり合いが占めていて、何だか別のドラマみたいでした。(爆)「お前、本当に警官か?」と言われて満更でもないエリオット。小遣いまで渡してやったのに、その夜に空の銃で強盗を起こされてがっかり。でも、そこまで思い入れするなら察してやれよ、私はすぐに狂言だと思いましたよ。(笑)とにかくロージーは犯罪者一家でしたね。特に母親が酷い。元に戻って暮らすことが彼女の人生にプラスにならないと考えたジーノは、いずれ出所したら影ながら娘を応援するのでしょう。そして、かつての大泥棒でクレイゲンも逮捕したことのあるフランクは、今は「日没症候群」という人生の黄昏にあり、海兵魂だけ残って施設に去っていく。そういう意味では、軍はありがたいですね。男たちのドラマだけに、オリビアの出番は少なく、番外編でしたね。ゲストの熱演が光りました。ちなみに、大学の教授役に個性的なWallace Shawnが出ていましたが、もっとクセを出して欲しかったくらいですね。
March 5, 2012
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『世にも奇妙なストーリー』途中まで、いつものマイアミとは違うぞという雰囲気で、まさか!という感じでしたね。次週はシーズンフィナーレで、今シーズンのマイアミは前半はちょっとネタ切れかなと思わせる面もありましたが、後半は長く見続けているファンにも新鮮なエピソードが続きました。まだまだ、マイアミも捨てた物じゃありません。(笑)これはぜひ、予備知識ゼロでご覧ください。ネタバレ注意!CSIでは賑わうバーは珍しくありません。(笑)会計士のNealが弟と待ち合わせのためにバーに現れる。あまりこういう場は慣れていないようですが、言動からどういう人柄なのか、何となく感じられます。目の前でウェイトレスが他の客に絡まれたので、正義感からか助けに入ったところ、ちょっとした喧嘩になった。そのNealがトイレで血まみれの喧嘩相手の死体と共に目撃されたために、警察に通報があった。ところが、CSIが到着したときにはNealも死体も消えていた。出て行くNealを見た者は誰もいないという。「誰かが嘘をついているのか、Nealというやつはフーディーニか?」「それが我々の見解だ。(And that's what we take.)」Horatioは終始落ち着いて何かを見透かしたように、うなずいていました。ここだけでも、見る価値があります。(笑)殺された男はBradenとしか判らない。容疑者らしい男はNeal Marshallと判り、会う予定になっていた弟DeanとNealの妻が呼び出された。穏やかな夫であり、父であり、まさか人を殺すとは思えない。弟とは共同で投資もしている。弟は仕事でバーには行けなかったという。その程度の事でHoratioが納得しているとは思えないですね。相変わらず鉄面皮。やはり夫婦には問題があって、Nealはちょっと遊ぶ気でいたらしい。Nealの車がNealが助けたウェイトレスのOliviaの住所の近くの駐車場で見つかった。トランクの中にはBradenの遺体があった。Oliviaの自宅に行くと、そこにNealがいたためにEricが2人を逮捕する。昨夜の様子から、Nealはたったあれだけのことで殺人を冒すようなタイプには見えないし、偶然発見した遺体に動揺しただけにも見えますが、Oliviaがどうしてそこまで助けてくれるのか不思議。とにかく状況は最悪です。ところがエレベーターに乗ったところで、急にトラブルが発生して3人は閉じ込められてしまう。ここからがいつもと違うところでしたね。「彼らのせいだわ」彼らって?とりあえずEricだけが外に出たところで、エレベーターは落下し、階段で下に駆けつけたときには2人の姿はなかった。エレベーターの不調は何者かによる工作で、2人の逃亡を助けていた。今週はWalterとRyanがやっと顔を出しましたね。妻によるとNealとDeanは仕事で大金を失ったらしい。DeanはそれをNealのせいだと責めている。何となく、会話からその雰囲気は伝わってきました。こういう時はやはりNataliaは妻に同情的に見えます。そして、明らかに通常の殺人事件とは違う展開になった。検死したTomは、Bradenの遺体は解剖用の遺体だという。ということは、やはりNealは何かに巻き込まれたのですね。Calleighの出番は相変わらず一瞬でしたが、今回は白衣を着た全身が映っていました。タイトなボディを見せてくれるのは来シーズンになるでしょうか。解剖用の遺体は、とある医学関連の会社の登録だったので、Nataliaがその会社に向かうと、こちらも何やら怪しい。自分のところの遺体が配達間違いか、あるいは盗まれたかもしれないということは重要な問題だと思われるのだが、今はパーティ中で責任者不在だという、ふざけた格好をしている。そして、今度はNeal本人からHoratioに電話があり、目覚めるとOliviaが死んでいたという。もう何が何だか、彼はもう誰も信じられない。最近、コンピューターの専門になったのかというFrankが逆探知して(笑)、CSIはNealの現場のホテルへ。今度は本当にOliviaが死んでいた。本日2度目のTomによると、争っているうちに倒れて首を折ったらしい。目の良いHoratioがOliviaがタトゥを隠しているのに気づくのはさすがです。(笑)このOlivia自身、別人を装っていて何者だか判らないという。何があっても慌てず騒がず驚かず、Horatioが全く変わらないのがおかしいです。指紋からOliviaは偽名であることが確認され、しかも、ホテルを予約した時のカードが、先ほどNataliaが聞き込みに行った医学関連会社の登録だと判った。全てはNealをはめるための陰謀だったのか?彼らは通常のCSIの仕事をするだけですが、ストーリーはどんどん意外な方向へと走っていきますね。そして、さらにびっくり。午前中に訪れたオフィスはもぬけの殻、全く何もない!私は本当に見たのよ、というNataliaを責めるわけではなく、優しく「あとでチームを送ろう」というHoratioですが、騙されたNataliaはそんなことでは腹の虫が治まらない。ゴミシュートからそこにオフィスがあった証拠を見つけ出す。レバレッジでは、いつもこうして相手を騙しますが、警察を騙すとは許せない。こうなるとCSIも意地ですね。シュレッダーの切れ端を処理するのは、これまでも何度かありましたね。でも技術は進歩しています。コンピューターで手早く処理するのは、髪の短くなったDave。個人的にはロン毛の方が好きだったけど。Ericが根性でシュレッダーの紙をつぎはぎしていた時代が昔に感じられます。(爆)そして、ついに事件の真実が明らかに。「彼ら」とはNealが殺人犯に間違われるような事を「演出」する会社だったのですね。バーチャルリアリティがインターネットやPC上の世界だとすると、これはオーソドックスですが詐欺の手口と同じ、「現実」のバーチャル。しかし何とも人騒がせな。警察に嘘の犯罪を報告したら、それは罪でしょう。しかもOliviaこと、Lisaが死んだ事は事実。しぶる社長から契約書を出させると、Horatioは社長を捜査を妨害した容疑で逮捕。「これはただのゲームです。」「ゲーム・オーバーだ。」なるほど、タイトルはそういう意味だったのですか。しかも、Horatioのツボ・ポイントですね。すっかり動揺して訳がわからなくなったNeal自宅に向かい、銃を持って妻に逃げようと迫る。「これはやってはいけない(This is a mistake)」「朝から間違いだらけだ。(Wouldn't be my first one today.)」「だが、終わりにすることができる。(But it'll be your last. )」ここはもう、Horatioの独断場ですね。東山の金さんでいうと、桜吹雪の場面です。(笑)Deanが全ては仕込まれたゲームだと説明すると、やっと判ってきました。商売を良くするためには、Nealの慎重なところおとなしいところが邪魔になる。今回のバーチャルゲームで、自信を身につけて欲しい。まあ、言っていることは判りますが、独りよがりというか、あまりに代償が大きい。ではなぜLisaが殺されたのか。これはお楽しみということにしておきます。それにしても、ビターなエンディングとなりましたね。「これは全て現実だ。」最後まで、Horatioは変わりませんでした。うん、とてもひねりがきいたエピソードで見応えは十分でした。マイアミもこういうこともできるのだなあ。 "S&M (Dave Aude Club Mix)" by Rihanna
March 3, 2012
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『新兵募集』しんみりとした良いエピソードでしたね。ギブスが優しい!ゲストのBob Newhartはベテランのコメディアンということだそうですが、こういう役者さんがいるからドラマにのめりこむことができますね。年長者に対するリスペクト、国に仕える人々に対するリスペクトを感じることができました。新兵募集センターのリクルーター、サイモン・クレイグ下士官が訪問先の高校の階段から突き落とされ死んでいるのが見つかる。致命傷は顔を靴で踏みつけられた事による脳挫傷で、犯人が履いていたのはワークブーツ、また靴の裏には木くずが着いていた。NCISに、ダッキーの前任者のウォルター・マグヌス博士が現れ、マグヌスはNCISチームと交流を深める。クレイグの上官によると、応募者の中で不採用になりクレイグを脅してきたザネッティという男がいるという。しかし、ザネッティは抗議しただけでアリバイがあるという。クレイグの姉は弟がゲイであることを秘密にしていたと明かす。検死の結果、クレイグの全身に骨折や怪我の痕があり、日頃から暴行を受けていた事を示していた。クレイグのボーイフレンドは、今回の高校の教師で妻帯者のグレン・ブロックだという。2人は短い間交際したが、妻に知られ関係は終わったという。ブロックもやはり殺害を否定する。クレイグが勧誘していた5名の学生の中で、ポール・シモンズという学生がワークブーツを履いていた。ブロックの妻ペニーが飲酒運転で逮捕され、家宅捜索でワークブーツが見つかる。ペニーは夫が浮気していると怪しんで、尾行したという。夫が殺されても全く悲しんでいなかったが、彼女もバーで飲んでいたというアリバイがあった。ポール・シモンズは犯行時のアリバイがなく、問題児で何度も停学処分を受けていたという。ポールの父親は息子の入隊に反対しており、自宅に戻ってきたポールが逃走しようとしたため、身柄を拘束しギブスが尋問する。ポールは多くを語らず、ギブスは母親のいないポールの事を心配するよう父親にいう。ダッキーはマグヌスの様子がおかしいと気づき、マグヌスはアルツハイマーと診断されたと明かす。記憶が失われていく自分を恐れ、かつての職場を訪れれば何か取り戻せるのではないかと思ったという。ポールにはアリバイがあった。クレイグの個人のメールを調べたところ、ポールとクレイグが名前を伏せて、やりとりをしていたことが判る。ポールも自分がゲイであることに悩み、クレイグに相談していたのだった。喧嘩が多いのもそのせいだった。ポールの父親は息子の悩みを理解せず、ゲイのクレイグから息子を守るために殺したと自白する。NCISチームはマグヌスのために、検死官としての功績をMTACで披露する。銃撃の傷から復帰したヴァンス局長に対し、ギブスは無理をせず休んだ方が良いという。ギブスは再び船を造り始める。軍隊では同性愛は禁物、「Don't tell, don't ask」というのがポリシーですね。ギブスは今回の捜査を憎悪犯罪だと決めつけ報告しようとした。それを病み上がりのヴァンス局長はパンドラの箱を開けるのか、と釘を刺していました。ギブスは彼なりの正義を貫こうとするわけですが、今のヴァンスにとっては余計な闘いをする元気はないようです。ギブスを押さえ込もうにも、十分に体力が回復していない。正直、彼の口から「疲れた」という言葉を聞くとは思いませんでした。でも、ラストの感じだと気力を振り絞って再び戦地に立つつもりのようですね。本当ならもっとお休みしなければならないはずの大けがでした。マグヌス博士のストーリーはとても切なかったですね。引退して奥さんが亡くなってすでに10年ほどとなり、残された時間、何のための人生なのか考える。ダッキーが余生をご家族のために過ごしなさいと気遣いを見せるのに対し、やはり自分が命を賭けて務めたNCISの職場に立ち戻って確かめたいという気持ちがとてもよく伝わってきました。それに対してマクギーを中心とした現役NCISチームの心遣いも感動しましたが、ギブス本人も刺激を受け、先輩の志を継ぐと決心して、また新たなボートを作ることにしたということですよね。こうして、NCISの人たちは24時間戦い続ける。ところで、ジヴァはやはり新しいボーイフレンドができたようですね。彼女のプライベートはトニーとしては気になるところですが、幸せなら良しとする、というのもまたシッパーとしては萌えどころです。
March 2, 2012
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ハリウッドの映画製作という、内輪ネタのようなエピソードでしたね。ゲストのAdam Goldbergが個性的で、いかにも「業界の人」という感じでした。アラン・パパをめぐるエプス家とその仲間たちの交流は本当に自然で温かいですね。パームデール近くの国有地で、箱に入った男のミイラが見つかる。箱に充填されていた乾燥剤でミイラ状態になったらしく、首にはロープが巻き付けられ、胸にはナイフが刺さっていた。遺体の状態から死因も死亡時刻も判らない。その日、公開直前に出回った映画「ビクセル・ストリート」の海賊版を見ていたチャーリーは、映画のシーンが発見された遺体とそっくりなのに気づく。この映像は公開の5日前にネットに流れており、海賊版が出回る前に殺人があったと思われる。タイミング的には映画の宣伝のようにも見えるが、さすがに製作会社のキャロリン・ホワイトは否定する。脚本を書いたのはクリス・マクノールという男ですでに続編を書いているという。FBIは脚本に触れる事ができた人物のリストを入手する。被害者は映画プロデューサーのブレット・フラーと判る。フラーの作品の関係者の中に「ビクセル・ストリート」の小道具係がいて、フラーは1年ほど前にこれからマレーシアに行くといっていたという。また、帰国したら権利を取得した「ビクセル・ストリート」の撮影に入ると言っていたという。チャーリーとラリーが乾燥剤の影響を調べ、フラーが箱に入れられたのは9ヶ月前だと断定する。ということは、フラーはその頃すでに死んでいたことになる。マクノールはフラーのことを知らないというので、ドンはマクノールの金について調べるように命じ、フラーの家宅捜索を行う。フラーの家には、アシスタントのタイソンが留守番をしており、フラーの消息については何も知らなかった。マクノールについては、10ヶ月前にランチで会ったはずだという。その時のレシートには「DWに会う」とメモがあり、マクノールが嘘を付いていた事が判る。また、マクノールはランチの後に12万ドルを引き出しデボラ・ウェストボーンに4回も小切手を切っていた。デボラは同じ業界の人間で、会いに行ったリズとシンクレアはデボラが首つり自殺をしているのを発見する。彼女はフラーとかつて映画を作っていた。FBIは、マクノールが最初にフラーとデボラにアイディアを話して製作がスタートしたところで、大手のスタジオが興味を持ったため、マクノールが2人を金で追いやろうとしたが、上手く行かず、2人を殺したのではないかという。マクノールは脚本製作ソフト「シネパル」というのを開発し、販売していた。チャーリーはこのソフトに注目し、マクノールの過去の作品はシネパルのアルゴリズムに適合しているのに、「ビクセル・ストリート」は異質な作品だという。マクノールを尾行中のFBIチームは、マクノールが何者から脅されている事を掴む。リズは映画のストーリーからマクノールの行き先を言い当て、シンクレアとコルビーはそこにキャロリン・ホワイトが映画と同じように殺されているのを発見する。チャーリーは「ビクセル・ストリート」が別人によって書かれたと考え、本当の作者から脅されているのではないかという。自宅に戻ってきたマクノールの身柄を確保し事情聴取したところ、フラーとデボラには金を渡したが殺しておらず、脚本を書いたのがタイソンだと認める。タイソンは自分の脚本が盗まれたのを知り、自分のものだと示すためフラーらを殺して、結末を書き換えたのだという。アランは新しい仕事を得るために、CADソフトに悪戦苦闘する。無理して仕事を探しているのは、チャーリーとアミタが結婚すれば自分が家を出なければならないと考えているからだと知った2人は、同居を申し出る。しかし、アランは上手く仕事を得たという。ラリーは何をするのか、どこに行くべきかまだ決めかねていたが、ついに行き先も決めずに旅立つ。その途中でラリーは心誘われる場所を見つける。映画通りに殺人が進むというのは面白かったですね。でも、犯人はすぐにわかってしまった。ハリウッドでは「人の言うことは信じるな」と言い、脚本は盗まれて、公開前の映画は海賊版が出回るという、嘘と泥棒だらけの世界なのですね。(笑)しかも、PCソフトで脚本を書いてくれるというのだから、これはもしかしてNUMB3RS制作陣の自虐ネタだったのかも知れません。大手ではない製作会社というのも、何だか身内っぽかったもんなあ。アランのような経験豊かな人がソフトを使えなくても問題ないと思うのですが、逆に使いにくさを指摘する仕事をゲットすることができた。年金を当てにしていたら、この年で優雅に引退とは行かず、いずこも同じですね。でも、同居しても良いわよというアミタの優しさにホッとします。まるで大家族のように、チャーリーとアミタの家に、これからも友人や家族がいつも集うことを願います。そして、ついにラリーが星の美しい場所を見つけたところは感動的でした。偶然であって、必然だったのですね。
March 1, 2012
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