全16件 (16件中 1-16件目)
1
最終話は2時間枠で本国では同じ日に放送されましたが、こちらでは前後編に分けて放送ですね。シーズン3全体を通じたストーリーがどう決着を得るのでしょうか。銃器と射撃練習場の店の従業員、コンラッド・ウィーバーが同じ店の従業員、アール・メイフィールドに追われた上、射殺された。しかし、その直後、アールもまた何者かに遠距離から狙撃され殺された。この店は大量の不法銃を犯罪者に売っている疑いがあり、店主のリッチ・メイフィールドがレンジャー上がりの店員や親族を使って経営している。そこにレンコー特別捜査官が潜入捜査して、身分がアールにばれたらしいと判ったという。レンコーとは現在連絡が取れず、NCISはレンコーを救出すべく、店に向かう。カレンは店内でレンコーを見つけ外に誘い出す。駐車場で車に乗ろうとしたレンコーをリッチが止めて、スパイをしていると咎める。2人はもみ合いになり、やがて従業員たちも含めNCISと撃ち合いとなった。リッチは死亡し、その他の従業員も制圧される。全てが終わり、市警が現場検証をしているとき、突然レンコーが顎を撃たれ大けがをする。また、狙撃者が現れたようだ。ヘティはカレンたちに落ち度があったのかどうか、厳しく追及する。レンコーの担当官は誰なのか、未だ判らず、NCISはリッチと再婚した妻の娘マーラの身柄を拘束する。マーラは店の帳簿を担当していた。やがてNCISにグレンジャー副局長が現れ、自分がレンコーの担当官だったと明かす。ヘティはグレンジャーがしっかりレンコーを見守っていなかった事を非難する。グレンジャーはリッチが国内のテロリストと親しいブローカーにライフルを売っていて、一両日中にも取引があるという情報があるという。事件の日、所在が判らなかった従業員のうち、ウォルター・ヘンダーソンという男が過去に陸軍のスナイパー養成学校に在籍したことがあったことが判り、早速手配する。レンコーの手術は成功したが、その後死亡してしまう。帳簿係のマーラは、経理のデータは少なくとも15%が改ざんされていると認める。リッチはレンコーに店にスパイがいるらしいと言っていたという。リッチの携帯にバイヤーからのメールが届き、まだ取引の話が生きているらしいとわかる。しかし、相手の名前や取引の詳細についてはわからない。ヘンダーソンがモーテルでカードを使った事が判ったので、NCISが現地に向かう。しかしヘンダーソンは殺されていた。やはり、室外から狙撃されていて、NCISは3件の狙撃の関連がわからず困惑する。犯人は一人なのか?あるいは、一家に恨みのある外部の犯行か?リッチの携帯に取引相手からまた連絡があり、取引の場所と時間を知らせてくる。どうやらリッチが殺された事を知らないようなので、NCISはリッチになりすまして取引を続けることにした。マーラはリッチが武器を隠している場所を教える。グレンジャーは緊急でDCに向かおうとしていたのは、ある捜査官に問題が起きたためだという。狙撃犯が取引の最中に狙う恐れもあるので、ヘティは万全の構えで向かうように指示する。しかしその場に現れたのはネットで雇われた若い大学生だった。大学生たちは荷物の中身を知らず、後でトラックが荷物を受け取りに来るという。トラックの外見を聞いて交通カメラで市内を探すと、顔ははっきり判らないが運転手の姿がカメラに写っていた。カレンは3件のスナイパーの手口が口を狙っている点で共通していることに注目し、犯人が「カメレオン」だと察する。トラックの場所がGPSで確認され、NCISが現場に向かう。そこには、予想通りカメレオンが待っていた。カメレオンは手に持った携帯電話から「助けて」と叫ぶ声をNCISに聞かせる。それは作戦責任者のハンターの声だった。ハンターは車の中に閉じ込められており、カメレオンがスイッチを押すと、車が爆発する…タイトルの「Sans Voir」はフランス語で「見ないで」という意味ですが、チェス用語のようですね。「Blind Fold」盤面を見ずに、読み上げられる棋譜を基に記憶だけで指す流儀だという。さて、この場合チェスを指していたのはカレンとカメレオンだったのか。カレンに復讐したがっていたカメレオンは、随分遠回しに手の込んだ方法を使いましたね。レンコーの死はケンジーを動揺させ、コメスクを追っていたハンターの命を狙った。(今のところハンターは死んだと考えるのが自然だと思いますが)カレンに顔を撃たれたことで、カメレオンは3人のターゲットの顔を狙った(狙わせた)。カレンには気付けというメッセージだったのか。自分が原因で捜査官が殺されたため、ハンターの死はカレンに相当なダメージを与えるでしょう。ヘティもレンコーを死なせて、かなりショックを受けているようでした。それにしても、カメレオンもまたすぐに逮捕されてしまう状況なのに、一体何を考えているのか。まだまだ謎が多いですね。ケンジーとレンコーは親しかったっけ?思い詰めた表情のケンジーをディークスが気遣うのは良いですね。どうして良いのか判らないから、余計な事をペラペラしゃべって、「うるさい」と言われつつ、やっぱり「ありがとう」と、ここは良い感じでした。カップルで射撃場に遊びに来た振りで、先週に続いて「ハニー」というディークス。ケンジーがわざと外すのはなかなか見られませんね。(笑)モーテルに立ち寄ったサムとGを見て、オーナーが「1時間30ドルだよ」と、ここはちょっとニヤリとするシーンでした。(爆)
November 30, 2012
コメント(2)
これまでで一番悲劇的な依頼者が登場しましたね。この依頼者はマイケルにも何らかの影響を与えたのではないかと思いました。そして懐かしい人の再登場。いよいよ、次週がシーズンフィナーレですね。マイケルはアンソンが父を殺したと言ったことに、にわかには信じられないという。マデリンはアンソンにこれ以上の殺人をさせないよう、マイケルにどんな手段であっても阻止するように言う。フィオナがバリーの力を借りてアンソンの金の流れを突き止めた。海外からDCの弁護士事務所へ金を動かしているという。2人はさっそくDCへ飛び、弁護士事務所に忍び込んで資料をあさる。アンソンのものは無かったが、なぜかそこに終身刑となったヴォーンのファイルがあり、ごく最近に更新されていた。アンソンはヴォーンを利用しようとしているのか。マイケルはピアースに頼んで、ヴォーンをグァンタナモ刑務所からタンパの拘置所に呼び寄せることにする。ファイルには数字が並んだデータなどもあったので、ジェシーに分析を頼む。ジェシーは前の職場のイアンから呼び出され、仕事を依頼される。イアンはインド領事館の外交官ヤシュ・アルワリヤがアメリカ国内で起こすゴタゴタの後始末を担当していたが、それだけでなくヤシュがブラッド・ダイアモンドの密輸を行っているのにも手を貸していた。イアンの上司はそのことを知っているが、ヤシュが現地で虐殺を行っている事を知り、これ以上目をつぶることはできないと思ったという。ダイヤモンドは外交郵便袋に入れられ、アメリカの関係各部門の目に触れる事無く書類と共に領事館の金庫に入る。来週にも次の取引があるので証拠を手に入れヤシュを逮捕したいというが、ジェシーは失敗すれば全てを失い、危険だと反対する。マイケルも領事館に侵入するのに準備が必要というが、イアンの意志は変わらない。監視活動を始めると取引が明日に行われると判ったため、時間稼ぎのためにフィオナとサムがダイヤのバイヤーから金を奪って取引を阻止する。領事館は警備は鉄壁の守りなので、サムはジェシーをバイヤーに仕立てて領事館に玄関から入り、証拠を奪って外の壁を爆破して脱出する計画を立てる。しかしヤシュは用心深く、ジェシーをすぐには信用せず、宝石加工工場を見せろと要求する。とっさの判断でサムとフィオナが宝石店を半ば強制的に借りてヤシュを信用させる。タンパでヴォーンと再会したマイケルは待遇改善と引き替えにDCで手に入れたファイルを分析して、アンソンの企てを読み取って欲しいと頼む。ヴォーンは罪状の免責と自由の身を要求するが、さすがにそれはマイケルの力は及ばない事だった。ジェシーとイアンが金を持って領事館の金庫部屋に入った頃、外側の壁に穴を開けて脱出ルートを確保しようとしたフィオナだったが、壁の中に鋼鉄の板が埋め込まれており、空けられない事が判った。サムは急遽手元のC4爆弾を使ってジェシーの車に仕掛け、ジェシーが危ないと領事館の入り口で騒ぐ。車が爆破されると、騒ぎに気付いたジェシーらが外に出てくる。ヤシュに不信感が生じた事で取引が流れたという形で、ジェシーとイアンは領事館から脱出できたが、作戦そのものは失敗してしまった。それでもイアンはどうしてもヤシュを捕まえたいという。そのため、自分を殺して殺人罪で捕らえて欲しいというのでマイケルたちは驚く。イアンは自分が膵臓ガンで余命半年だと告白し、何か善いこと、意義あることをして死にたいのだと言う。イアンの心意気に打たれたマイケルらはイアンの意志を尊重し、再度ジェシーがヤシュに連絡を取り、イアンがヤシュを裏切ろうとして自分も殺されそうになったと持ちかける。ヤシュはジェシーの言葉を信じ、イアンを領事館に呼び出す。そこでイアンは模造弾でジェシーを撃って、ヤシュに自分を撃たせようと仕向ける。案の定、ヤシュはイアンを殺そうと銃を撃ちながら後を追う。前もってマイアミ警察に通報しており、ヤシュがイアンを撃ったところに警察が到着する。イアンはマイケルたちの目の前で、覚悟の死を遂げ、ヤシュは現行犯で逮捕された。マイケルはピアースに掛け合い、ヴォーンをグァンタナモ刑務所からタンパに移送する手続きを得る。ヴォーンは取引内容に満足しないが、マイケルはかつて組織で暗殺者として仕事をしたヴィンセントやサイモンもこの拘置所に移送されると言ってヴォーンを脅す。ヴォーンは焦り、ファイルの数字は彼らの「組織」があらゆる社会基盤のインフラを手にしていた事を意味し、アンソンは引退どころか、マイケルに壊滅させられた組織を再建しようとしているのだと言う。ヴォーンもマイケルに協力するのだから、根っからの悪役という感じではないですね。まあ、役者さんのイメージからしたらそうかな。アンソンが次の組織を作るのは予想できることでしたが、フィオナのためにアンソンの下働きをしていたマイケルとしては、イアンとマデリンの言葉が響いたのではないでしょうか。マイケルにとって正しい闘いは、過去に対する贖罪として真の悪役アンソンの野望を潰すことでしょうね。そういう意味で、まだチャンスはあるかも知れない。後、DCの弁護士事務所ですが、何ともセキュリティが緩い。(笑)そしてヴォーンもそこを利用していたとなると、他にも組織の残党のデータがあり、さらにそこの弁護士たちにも裏稼業に精を出す人間がいるのかも知れない。探れば闇はどんどん深くなる。BURN NORTICEの新シーズンが更新されたということは、倒すべき敵は一向に無くならないということですね。(笑)
November 28, 2012
コメント(2)
『忠義心とプライド』いよいよ最終シーズンとなりました。第1話の放送から見ていますが、犯罪と真摯に向き合いつつ本当に愛されるキャラクターたちがたくさんいる、大人向けの安心して見ることができるシリーズだったと思います。惜しまれて終わるので、単に終わるのではなく、途中から参加したレイダー警部の「Major Crimes」へバトンタッチすべく、十分に準備されているようですね。話数もたくさんあって、じっくりのんびり楽しむ事ができそうです。新進ラッパーのCゲームこと、クリス・ブルックスが弟のケビンや用心棒、パーティガールのモデルなども含め7名で、自宅で銃殺された。用心棒はCSクリップスというギャングのメンバーらしい。現場に薬莢はなく、断熱材のような破片が散乱していた。クリスからは911に電話があったが、無言で警察は対応しなかった。押し入っていないので、知り合いによる犯行の可能性がある。ガブリエルは殺されたブルックス兄弟とは同じ地元で良く知っているという。ラッパーならギャングと関係あるはずだという捜査班に対して、彼らがギャングのはずがないと言い張る。寝室のベッドの下から、75万ドル入ったブリーフケースが見つかる。犯人はなぜ金を残したのか?犯行現場の家はCゲームの契約先と同じ会社の所有で、会社オーナーのアントワン・デッカーはCSクリップスの出身で、過去に犯罪歴がある。Cゲームの曲はネットでダウンロードされているが、来週にCDが発売されることが決まっていた。ブレンダは呼ばれたモデルたちの携帯電話を調べ、ピザを注文しているのに商品が届いていないことに気付く。重大犯罪班にデルク本部長と内部捜査のレイダー警部が現れ、昨年夏にブレンダが容疑者を免責し釈放した後(War Zone)、容疑者が仲間に撲殺された事件で、容疑者の家族が警察と市、ポープに対して訴訟を起こしたと伝える。そのため、レイダーはブレンダの捜査方法が妥当だったかどうか部下には秘密で監査することになった。デルクはブレンダに全ての責任があり、当局は訴訟に関与しないので、その気があるのなら辞職することを勧める。同時に、市警の新体制が発表される事になり、ポープは何と一警察署の交通課長に左遷されることになった。発表は明日だという。ピザの配達人を追ったところ、Cゲームの家に配達に出てから行方不明であることが判った。また、Cゲームのガールフレンドのキーシャが殺害5時間前まで一緒にいたことが判る。ブレンダがデッカーを聴取しようとしていることを聞きつけたフリッツが重大犯罪班に現れ、ケビンはコカイン密売の疑いがあると言う。そしてデッカーは非常に危険な男で、聴取には応じない上、マネーロンダリングで市警と合同捜査を行っている最中なので手を出すなという。ブレンダは殺人の捜査を優先させろと求めるが、FBIがブルックス兄弟が移籍先を探しているという情報をデッカーの耳にあえて入れたと聞いて、その結果7人が殺されたと怒る。フリッツはデッカーに情報を流した人物のリストを手に入れると約束する。案の定、デッカーは聴取に現れず、弁護士一人だけだったが、ブレンダは金の入ったブリーフケースを見せ、これが欲しければ本人が来るように言う。その後、ピザの配達人が殺されて、制服と配達用カバーが奪われているのが発見された。キーシャは相変わらず見つかっていない。テイラー警視正はデッカーを聴取するときは必ず自分に知らせるように釘を刺すが、ブレンダはそんなことは無視してデッカーと2人だけで話をして、Cゲームに関して聞き出そうとする。デッカーはCゲームに問題があり、忠誠心がないという。その後、ブレンダはフリッツのアドバイスを受け、空のブリーフケースをデッカーに渡し、捜査班がデッカーを尾行する。通話も盗・聴し、デッカーが部下を引き連れてキーシャと元彼のデアンドレ・ハーモンを追っていることが判った。捜査班はデアンドレの母親の家でキーシャに金の在処をしゃべらせようとしているデッカーを逮捕する。捜査の状況を見ていたレイダーとデルクは、ブレンダのやり方が訴訟の事件と同じように、容疑者の命を危険に晒していると追及する。ポープは「最後のお願い」で、これまでのブレンダの実績を鑑みデッカーに8名殺害の供述を取らせるまで様子をみてはどうかと頼む。キーシャは、クリスが殺され次に殺されるのは自分だと思って恐怖のあまりデアンドレを頼り逃げていたという。移籍の話は知っていたが、それをデッカーに黙っていた事で狙われると思ったと言う。ブレンダはキーシャのタトゥを見て、PVに出演していることに気付き、さらに歌詞の「彼女はもう俺の女だ」というのに注目する。デアンドレは暴力を振るったデッカーを訴えるつもりはないと言う。そしてブルックス兄弟を幼い頃から守ってやっていたという。彼らはこの世界のことは何も知らず、有名になってから疎遠になったと認める。キーシャを奪われ、ラップの歌詞にされることは屈辱ではないのかと畳みかけられると、デアンドレは激怒し、俺の縄張りではそんなことはさせないと、犯行を自供する。押収した75万ドルはFBIが受け取り、デアンドレはレイダー警部が身柄を保護するという。デルク本部長はブレンダの実力を認め、その手柄を自分のものにすべく、テイラーをポープの後釜に据える発表を始めるが、その最中に倒れてしまう…今回久しぶりにブレンダが「Thank you」と語尾を上げたような気がしました。メンバーは全く変わらず、フリッツも仕事上の対立があっても、家庭では常にブレンダの愚痴を聞き、仕事のサポートをいとわない。もちろん、夜のご奉仕も。(爆)唯一寂しいのは旧友ポープが左遷されることだけれど、これはフリッツにとっては朗報ですね。恵まれた状況で、訴訟を持ち込まれたブレンダはつい「誰も認めてくれないなんて辞めたいわ」と言ってしまう。この辺がファイナルシーズンを匂わせますね。デルク本部長に「じゃあ、私が辞めましょうか」というのは弾みで出た言葉でしょうが、それも後で意味を持ってくるかも知れませんね。そしてデルク本部長はこのままお亡くなりになって、後任にポープが就くという、フリッツ以外みんな幸せな展開が予測できますね。シャロン・レイダー警部はごくごく真面目に仕事をしていましたが、そのことに対してはブレンダは反感がないのでしょう。2人はお互いを認め合った友人となったわけですから。テイラーはとことんブレンダから嫌われ、上司の思いを汲んだチームからもまるで無視されている。(笑)早くポープの後釜に座りたいと、荷物を持ってうろうろしているのがおかしいのなんの。この人が笑いを取るなんてその外見からは似合いませんが、そこが「クローザー」の大人の笑いなんだなと思います。
November 27, 2012
コメント(0)
『鉄壁のアリバイ』今シーズンの本筋エピ。ちょうど話数も半ばに至って前半の盛り上げどころという印象です。挿入される空撮や町中の景色、海上のマイアミの風景がまた新しくなりましたね。ストーリーも飽きることがありませんでした。第4話で捕まえきれなかったEsteban Navarro医師をCSIは監視中。今やあの連続殺人鬼は「Miami Taunter(マイアミをあざ笑う者)」と言われている。練習していた市民マラソンに出場して、爽やかなところを見せつけます。父親のDiegoのためでもあるのですね。だが、その後の女あさりも忘れない。HoratioとFrankが白昼尾行したらわかりそうなものですが、あっさりと捕まえた。「これがあなたの手が届かないコミュニティてやつですか、それとも彼女が次の被害者?」ここは得意げなHですね。売春婦にも「Ma'am、Estebanは連続殺人鬼です。」と呼びかけて彼らしい。しかし、警察がこの男を追いかけている間に、本当に次の被害者が発見された。目がくりぬかれて同じ手口。死後12時間以内、ということは、警察はEstebanのアリバイを証明したことになる。"We just became his alibi."被害者はEstebanが女あさりをする場所の売春婦Vanessaだった。これまでと違う点は、死後イヤリングをむしり取られていた事。Vanessaの両親には、犯人からの「娘はもう帰ってこない」というメッセージが残されていたために、FrankとRyanがテープの回収に向かうと、すでに機械は盗まれた後だった。Ryanが犯人のものと思われる血液を発見し持ち帰ったところ、サンプルが壊れているとNataliaが激怒。その怒りの矛先は、Walterの元同僚、Samに向けられた。「私の血液証拠に何してくれたのよ!」Samは先に木片の分析で紫外線を当てすぎてしまったのだが、Nataliaの怒り方は尋常じゃない。「被害者のご両親に唯一犯人に繋がる証拠をダメにしましたと言わなきゃならないのよ。あなたに少しでも自尊心というものがあるのなら、お願いだから辞めて頂戴。」あなた何者なのよ、というほどのNataliaの暴言ですね。気持ちは判りますが。ところで、O'ShayはあれからWalterのことを自分のたれ込み屋と思っているらしく、再々電話をかけてくる。ただ、Walterも上手くあしらって「従っているふり」をしているのが良かった。きちんとHに報告しているので、Hもそれを逆手にとって、Esteban逮捕のきっかけにするつもり。適当に捜査の進行状況を流しておく。一方、Calleighは今回については「Tribute Killer(捧げ物殺人)」ではないかという。容疑者となったEstebanの名前はすでに知れ渡り、「Miami Taunter」にはファンがたくさんいる。実際、ファンサイトもあって、今回の殺人に関係がありそうな者もいる。RyanとCalleighが向かったのは、犬の処分センターでRyanはどうも犬とは相性が悪い。今週もまたRyanが走ります!でも、靴が台無しに。(爆)Miami Taunterをヒーロー視するPhil Pinkertonは、彼の遺体を見つけたと、記念品としてVanessaのイヤリングを持ち去った。ゆがんだ性格は幼い頃の義理の父親の仕打ちのせいなのか。Philの「住居」の車を調べるRyanとWalterがいつものように笑わせてくれました。「何かが死んだような臭いだ。」「お前の靴を見せるなよ。」Philの車からMiami Taunterの被害者から奪ったと思われる「記念品」が続々と発見された。まさか、こいつが真犯人なのか?Estebanが犯人だというのは状況証拠にしか過ぎない、というのは冷静な意見ではあるが、RyanはWalterがO'Shayに肩入れしているのではないかと言う。でも、ここでCSI内部の対立が生まれる訳でもなさそうですね。WalterはNataliaに命令されたからと、Samが辞職しようとするのを止めて励ましたりもする。「ミスをするのも仕事のうちだ。別の証拠を見つけ出してやれ。」Walterの存在感がますます大きくなりますね。Vanessaから奪ったイヤリングには、Philのではない髪の毛が付いていた。Ryanも冷静です。見事にDNAがEstebanと一致。すると、EstebanはVanessaが彼の患者だったという。じゃあ、他の被害者もみなたまたま患者だったというのか、とEricに言われてEstebanは昨夜Elizabeth Clarkと一緒だったという。そう、あのEricが売春婦から足を洗わせようとしていたElizabethですね。この辺はNavarro親子して調べがついているのでしょうか。何かにつけて、自信たっぷりのEstebanが憎たらしいです。それと、EricはElizabethとランチを食べる間柄なのでしょうか。単なる相談役?Elizabethはアリバイを証言しろとEstebanに強要されたとあっさりと認めてしまう。やはりEricのことは本当に信頼しているのですね。「あいつにはそんなことは二度とさせない。」ハグはもはやHの得意技ではなくなっています。(笑)しかしEricがまだまだだと思わされるのは、「私が君の情婦と時間を過ごしたから怒っているのか」と言われて、EricもEstebanにかかると簡単に激怒してしまうところ。そこでEstebanの運転手がFrankに暴力を振るったため、逮捕。今度こそ、Estebanを起訴できるか?「何が望みだ。」「お前の自供が欲しい。」「君はまだサンタクロースを信じているのか?そんなことをする義理がどこにある。」EstebanはHoratio相手に楽しんでいるようにも見えます。まだまだ楽しみたいところでしょうが、化粧の濃い弁護士が父ちゃん連れでやってくる。しかも、Estebanが無実だという証拠を持って。さすがに、Horatioもいつものゲームフェイスではなく、神経質そうな表情を見せますね。Vanessaの両親の家から盗まれた留守電の機械が売春婦たちのたまり場に捨ててあったのだという。しかも、息子の無実を証明するため自分たちで人を雇って手に入れた。「つまり、盗んだということだろう?」「おやおや、科学捜査はしないんですか。私はただ、真犯人を捕まえて欲しいんですよ。」「もう捕まえたと思っていたが。(I'd already have)」この親子に関しては、Hも嫌みをいうのが精一杯という感じですね。ただ意外というか、この録音された音声はEstebanでもPhilでもなかった。Diegoも自分が捕まる証拠を渡すはずがないですよね。ただ、上手くいった面もあった。O'Shayは今度こそ、Horatioを追い込んだと思ったでしょうが、逆に自分がNavarro親子の犬であることを晒すことになってしまった。「感謝しているのはこちらの方ですよ。ご自身で明らかにされるとは。」「Walter、私をはめたのか。」ということは、これでもうO'Shayは出てこないのでしょうか。NataliaにこっぴどくやられたSamは負けていない。Nataliaの調べた証拠品から、上手く犯人のDNAを見つけ出す。ここは気の強い女同士、良い関係に発展しそうですね。ただし見つかったのは全く別人だった。過去に犯罪歴もないMichael Galliverという男が、一連の犯行を自供する。留守電の音声は一致し、犯行内容については当事者のように、やたら詳しいが、それならなぜVanessaの時に吐いたのか。Galliverは金に困っていたが、急に支払った。Navarro所有のビルで働いていたことがあるという。ということは、親子の犯罪を被るためにVanessaの事件について実行したのか。ところが、留置場のGalliverは手首を切って自殺。いや、自殺ではない、先ほど逮捕されたEstebanの運転手が殺していた。「あいつは連続殺人鬼なんだから、表彰してもらいたいね。」せせら笑う運転手に確かに事態は最悪の状態なった。Vanessa殺害についてGalliverが連続殺人の犯人として起訴され、Estebanは釈放となった。さっそくマスコミ向けにEstebanが勝利のスピーチを行う。「Miami Taunterはもういません。」マイアミとしては、今回は珍しく完全な負けです。でもHoratioはあきらめない。「Miami Taunterが死んで埋葬されたというのは、上手い考えだな。私はお前をそうするつもりだ。」(You know, dead and buried. I think that's a capital idea. That's how I'm gonna leave you.)文字通り、DiegoにHoratioは挑戦状を突きつけた形で終わりました。しかし、HはAngelaのケースについては「UN-Solved」と書き加えて、捜査を続けるつもりのようです。勝手に書き換えて良いのか?と思いますが、こうしておけば将来何かの証拠が今後出てくるかも知れませんね。とりあえず、これまででは最強の敵と向かい合ったという感じがしました。歯がゆかったですね。Moi, Elsie" by Elisapie Isaac
November 24, 2012
コメント(2)
このエピソードの前が例のHawaii Five-Oとのコラボ、来週がシーズンフィナーレ、ということなので、やや軽めの内容でしたね。その代わりに、ケンジー/ディークスshipperが泣いて喜ぶシーン、台詞が山盛り!ディークス・ウォッチとしても、永久保存版でした。(笑)NCISは郊外の高級住宅街に潜入しているというロシア人のスパイを見つけ出すため、ケンジーとディークスが夫婦として留守の家に潜入することになった。そのスパイを知っている情報源のクロヨフは10日前に姿を消したという。Gは旧知のアルカディに情報を求めることにする。さっそくケンジーとディークスに隣人たちが接触してくる。ケンジーは変わり者で一人暮らしの老人ホブスから話を聞くため、クッキーを届けることにする。ヘティはケンジーとディークスに、夫婦として潜入している間に親密な関係になり、仕事を超えた不思議な感情がわき上がってきて任務の妨げになるので注意するように言う。クロヨフの消息がわかったが、ホテルのエレベーターの中で何者かに毒殺されていた。アルカディは疑わしい人間の写真を見せられても、知っている人はいないという。クロヨフについても知らないという。ただ、セリナ・ミラーとジェイン・フェルトンの写真に少し反応したようだ。身元を洗ったところ、セリナは独身でスパイの可能性が高まった。セリナの上司によると彼女は数週間前から休暇でフロリダにいるはずだが、ケンジーは車を運転しているところを見かけていた。セリナの家に侵入したケンジーは、銃を構えて待ち構えていたセリナと格闘になる。制圧されたセリナは殺されるので保護して欲しいと求める。クロヨフは自身の担当官に、内通者だと知られて殺されたのだという。そしてクロヨフを消した存在が自分を殺しに来るという。とりあえずボートハウスに連れて行こうと、セリナの車のドアを開けようとしたとき、セリナは倒れ死んでしまう。クロヨフがエレベーター内で殺されたのと同じ毒がドアの取っ手に塗ってあったようだ。死ぬ直前にセリナは担当者の名前がアレックス・ヴァスネフだと明かす。ヴァスネフは近所に住んでいるという。GはアルカディがNCISに嘘を付いたとして、最後邸宅に向かう。すると、アルカディは謎の男たちに襲撃され、殺される寸前だった。Gとサムはアルカディを救って、なぜ自分たちに嘘を付いたのかと追究する。アルカディによると、セリナの父親が友人で娘を助けて欲しいと頼まれて手を回したが、それを担当官に知られ殺されたのではないかという。殺し屋たちの身元を洗うとロシアマフィアとの繋がりはあったが、セレナやクロヨフとの接点は見つからない。ディークスはヴァスネフの活動を探すため、近辺をジョギングしていて、ゲイのカップル、ボブとロブから声をかけられる。ボブはケンジーがセリナの自宅に侵入したときもディークスに声をかけていた。セリナの遺体を見つけたのもボブの犬だという。ポリーナの自宅に招かれたケンジーとディークスは、カップルから2人の出会いについてなど、あれこれ質問を受け、微妙な雰囲気になる。Gとサムは殺し屋の家を捜索して、ディークスの潜入が彼らにばれている事を知る。ポリーナとブレットは単に2人をセックスに誘いたいだけだった。外に出たケンジーとディークスはボブとロブに攻撃される。彼らはカップルを装った潜入スパイで、逃げ場を求めていた2人をホブスが自宅に招き入れる。しかし、ホブスこそがヴァスネフだった。この住宅地に長く住み、新しいスパイの潜伏を援助していたのだった。ディークスはヴァスネフと逮捕し、ボブとロブも制圧された。X-Filesでもモルダーとスカリーが夫婦役に扮して郊外の住宅地に起こる謎を探るというのがありましたが、これはまあ定番ですね。「デス妻」にありがちな気になる隣人もほどほどに出てきて、それほど人間関係はややこしくなかったですが、そうなると犯人は絞られる事になります。ディークスはどこに行ってもモテモテですね。ロシア人スパイのゲイのカップルはあまり見たことはないですが、性生活にどん欲なカップルだけでなく、近所にディークスみたいなのが引っ越してきたら奥様たちは放って置くはずがありません。(爆)もちろん、relationshipperには山盛りの美味しいシーンあり。これは間違いなく「聖典」エピです。my girlがハニィだの、wifieだの、sugar babeだのに昇格し、すっかり夫気分でまんざらでもないディークスやら、ケンジーだって他所の奥さんから狙われていると判るとちょっとjealousになったりとか。極めつけは同じベッドで寝ているんでしょ。ディークスは紳士なんだなあ。バスルームでもタオル一枚で、ウェストポーチを取ってと言われて、ショートパンツを脱ごうとしたりと、最高に楽しいシーンばかりでした。この2人のケミストリーが良いのはもちろんのこと、制作側も急がず焦らず、適度にブレーキをかけながらrelationshipを進めようとしているのは好ましいです。一匹狼的に仕事に人生を捧げようとしている(ように見える)ケンジーが、スパイのセリナの言葉に少し動かされたり、子供を持つことなど人生を考え直しているのはcharacter developmentとしても良い感じです。そのためにはディークスは協力も惜しまないでしょう。この辺の距離感は初期のBONESにあったなあ。制作側も、ネイトを外してディークスを入れ、こういう発展を選択した訳ですね。shipに関しては、ネルとエリックも楽しかったですね。出会い系SNSに投稿したのは妹だったのですね。でも、それを真に受けたエリックが気に入られようとプレゼントをしてみる。こちらはまだまだ片思いの道のりが長いか。Gとサムの子供みたいな張り合いもまた、良いケミストリーの結果ですね。
November 23, 2012
コメント(4)
今シーズンはアンソンを敵役に迎える事によって、これまでになくマイケルのキャラクターを掘り下げることができるようになりましたね。もちろんアクション中心でも良いのですが、マイケルにとってマデリンやネイトなどの家族は始めからドラマの大きな要素ですし、彼らの反応だけでは鉄面皮のマイケルの内面は描きにくいですよね。そういう意味では今までジェフリー・ドノバンも難しい仕事をしてきたわけです。もう一つ、今シーズンの特徴はサム・アックスのスピンオフムービーとのクロスオーバーですね。こちらは、とても上手くはまっています。マデリンはボーイフレンドのベニーがアンソンのスパイであるだけでなく、目の前で殺された事にショックを受けている。マイケルはマデリンを思って、アンソンが6年前からマデリンのセラピストとして入れ替わっていた事を黙っていたが、ついに真実を告げる。マデリンは知らされなかった事に激怒し、マイケルを平手打ちすると出ていけと怒鳴る。アンソンはケイマン諸島に預けていた金が凍結されたため、カリブの銀行家を脅して金を引き出すようマイケルに命令する。マイケル自身は勝手にマイアミを離れられないので、ジェシーとフィオナをケイマン諸島に送る。2人はジョージ・アンダースという銀行家に2億ドルの金を預けたいともちかけて近づき、アンダースの顧客の情報を漏らすことができると脅す。アンダースの顧客には違法な商売を行う者やテロリストがおり、アンダースはやむなく凍結口座の解除を引き受ける。サムはアンソンの要求を拒むため、知り合いのFBI捜査官ハリスに会い、副長官に会わせてくれと頼む。その時、サムはコロンビアで命を助けられたベアトリスと再会する。記者をしているベアトリスによると、ロシアとコロンビアの原油取引の記事を書いたところ、命を狙われるようになり、助けを求めてマイアミに来たという。自分の身代わりにアシスタントが撃たれて、今は意識不明で病院にいるのでショックを受けている。サムはベアトリスを殺そうとする犯人を捕らえると約束する。しかし狙撃犯はマイアミまでベアトリスを追ってきており、2人は狙撃されてかろうじて逃げる。サムは犯人を突き止めるために、アンソンを利用しベアトリスの記事の中から狙撃犯をプロファイリングしてもらおうという。マイケルは乗り気ではなかったが、アンソンにプロファイリングを依頼する。アンソンは全ての捜査に同行し、マイケルに自分の質問に答えさせるという条件で依頼を受ける。さっそくアンソンはロシアの情報機関(FBS)のスパイで、偽名を使ってエネルギー会議に出ていたオスカー・マルコフという男を見つけ出す。マイアミでFBSが接触している企業があり、マイケルとアンソンが訪ねると、オフィスに任務を失敗したマルコフがいた。マルコフのハンドラーのバスコフは、マイケルを見て出ていけというが、その隙にマルコフが逃げ出してしまい、マイケルはマルコフを捕まえるのに協力すると申し出る。しかしバスコフがそれを拒否したため、サムが地元警察から入手した交通監視ビデオでマルコフの車を見つけ出す。アンソンはバスコフを泳がせ、ベアトリスを囮にして誘き出せと言う。ベアトリスは領事館の友人と連絡を取り合っており、明日会うという約束をさせる。アンダースはどうしても凍結口座を開くことができなかったと捨て身で現れる。ジェシーとフィオナはそれなら顧客から盗んで、自分は殺されたと偽装し逃亡しろと命じる。マルコフを誘き出す場所で待ちながら、アンソンはマイケルに「なぜ無関係の人間を危険を顧みず助けようとするのか」と質問される。そこにマルコフの車が現れたため追跡して追い詰める。しかし、乗っていたのは別人でマルコフがマイケルたちをその場に釘付けにする罠だった。その頃、マルコフは安全な場所にいるはずのサムとベアトリスを攻撃していた。サムからの連絡でマイケルは2人を助けに行こうとするが、アンソンは今更助けに行っても間に合わないとマイケルを止め、再び「なぜ17歳のマイケルは入隊したのか」と問う。アンソンはマイケルが世界を救う存在になれば家族も救えると思ったからだと言う。そして、FBSからもマイケルからも追われるマルコフに、望むものを与えてやれば良いのだと言う。マイケルはアドバイスに従ってバスコフに連絡を取り、ベアトリスがロシアのスパイだったとマルコフに伝えて、手違いなのでもう戻ってくるように言わせる。家に戻りたがっているマルコフは、バスコフの説明に納得し銃を下ろす。目的を果たしたアンソンは、マイケルに父親のフランクと話した内容を話す。アンソンは情報源としてフランクを利用していたが、マイケルが思っているほど悪い人間ではないという。フランクは家族のことを思い、息子に対しても謝っていたという。しかしアンソンに疑いを持ち嗅ぎ回り始めたので、アンソンはフランクを殺した。君が望んだとおり、自分が父親を死に至らしめたのだと聞いて、マイケルは動揺する。FBIの副長官に面会しようとしたサムは、ベアトリスがロシアのスパイにされてしまった関係で、自分もロシアのスパイ扱いされ、会うことができなくなってしまった。アンソンはジェシーたちがアンダースから奪った金を手に、姿を消す。フィオナはこうなればもうマイケルの前から姿を消すというが、マイケルはフィオナを失いたくはないという。マイケルは父親を嫌い、軍隊に逃げ出し、今も父親の思い出から逃げている。それはこれまでにもマデリンが度々指摘していますが、アンソンが改めて気付かせようとしたわけですね。そして、アンソンは利用する上で、マイケルにとても興味を持ったらしい。彼が要するにマイケルを首にした張本人なのですが、単なる捨て駒ではなく、分析医と患者としても強い繋がりを持っているようだ。なので、おそらく観察対象としてマイケルに興味が無くなるまでは、アンソンはどこかに存在し続けるでしょうね。逆に関心が無くなったときが怖い。まだまだ安心はできません。マデリンのビンタは強烈でしたね。さすがにマイケルのかーちゃんだ。いたそー。結局、マイケル本人はスパイだから周囲の人に影響が及ぶと考えているわけですが、その根源は父親との関係であるという事にやっと気付いたということですね。という意味で、マイケルの最後の敵はアンソンというよりは、内なる父親ということになるのかな。BNは全般的にお気楽なシリーズですが、真のヒーローになるべくマイケルが戦い続けるというシリアスな面もあるのだなと感じました。残り、後2話ですね。
November 21, 2012
コメント(0)
シーズンフィナーレ。昨シーズンのフィナーレも「なんだかなー」で終わりましたが、今回も「うーん」でした。ゲストのIsabelle Huppertは有名な女優さんなのでしょうが、あまりに存在感がありすぎてシャロン・ストーンまでかすんでしまった。後半のモルグのシーンが長すぎます。さっさと銃を取り上げるか、撃ってしまえとどれだけ思ったか。ホレイショなら問答無用で撃っていますね。(笑)10歳の少年が学校帰りに路上で連れ去りに会う。監視ビデオに写っていたのはパーティ用品の配達用のバンで、出所を辿ると車の外観を真似て意図的に少年を誘拐したことが判った。遺留品から誘拐されたのはニコラス・オルセンと判るが、校長は連れ去ったのは母親のソフィーだろうという。ソフィーとニコラスの父親ポールは離婚をして、ニコラスは父親と暮らしていたが、ソフィーが何度も学校に現れるため、接近禁止命令が出ていたという。ソフィーは誘拐前にニコラスにお守りを渡しているところが監視ビデオに写っていた。ポールによると、ソフィーは人類学者でNYの大学で教えているが、世界中を研究のために飛び歩き、母親の役目を果たしていないだけでなく、情緒不安定だという。ニコラスを海外に連れ出そうとしていると知って、接近禁止命令を取ったという。一方、ソフィーの方はポールの言っていることはでたらめで、ニコラスの居場所は知らないと言い張る。ソフィーの自宅を捜索したところ、ニコラスのパスポートと航空券が見つかり、中国に連れ出そうとしていたことが証明された。さらに、大金を借りそれを引き出していた点を追及されて、誘拐を計画していたことを認める。誘拐犯は元兵士のジェイソン・カルロスという男で、SVUがアジトに突入すると、ソフィーの話の裏を取っているうちに事情が違うとわかり、計画は中止したという。ソフィーは妄想に取り憑かれているという。犯行時のアリバイもあり、ソフィーが別の誘拐犯を頼んだらしいという。モーテルでソフィーのカードが使われた事が判り、体制を組んで突入するが、誘拐犯は直前に捜査の目を逃れ、ニコラスと逃走してしまう。警察が誘拐犯の車を追跡するが、逃走車は速度を上げすぎて川に落ち、誘拐犯もニコラスも死亡してしまう。最悪の結果になったことを両親に告げると、ソフィーは混乱してまともに受け答えができない。SVUは事件の責任を誘拐を企てたソフィーの過失として自白させたい。Dr.フアンは今の混乱した状態がいつまで続くか判らないという。現実に向き合わせて正気に戻すため、オリビアとマーロウはソフィーをモルグに連れて行く。息子に対面させようとすると、そこに居合わせたポールとソフィーが言い合いになり、ソフィーは警官の銃を奪ってポールを狙って撃つ。弾はそれて検死医のワーナーに当たってしまい、事態は最悪の状況になる。ソフィーはモルグに立て籠もり、手当が必要なワーナーを解放しようとしない。さらに正気を失っていくソフィーを、オリビアとマーロウが説得を続ける間、エリオットは侵入方法を探って通風孔から様子をうかがう。度重なる説得にやっとソフィーはマーロウとオリビアを解放する。その間に、死んだ誘拐犯の通話歴から、雇ったのは父親のポールだと言うことが判明する。エリオットはモルグに入り、ソフィーは無実だったと諭し銃を取り上げようとする。ポールが犯人だと悟ったソフィーはポールのこめかみに銃を当てるが、マーロウがニコラスのために銃を置いて欲しいと必死の説得を行い、ソフィーは銃を置く。メリンダ・ワーナー検死医は助かったと見て良いのですね。気丈にも自分の症状を判断して、オリビアにチェストチューブを入れさせるというのがハイライトだったのかも知れませんが、そこでワーワーやっている間にソフィーから銃を奪う事はできなかったのかと思いました。演技が凄くてとにかく、狂気の母親ソフィーの言動にはイライラさせられましたね。息子が死んだと判っているのなら、関係ない他人を命を奪いそうになった時は反省しろよ。つまりは夫婦間の問題でしょ。2人で殴り合いでも殺し合いでもやってくれ。夫が最後に誘拐を企てたと判ったところで、それまでの感情は何だったのよと思いますね。罪悪感もなし?こちらもイライラするわ~マーロウは涙を浮かべながらソフィーを説得するわけですが、子供を失った母親に対して、自分はガンで乳を取ってボーイフレンドが離れていきました、なんて話で相手が動くかなあ。そんなときは嘘でも良いから、お涙頂戴の話をしてソフィーを丸め込むくらいのしたたかさを見せれば良かったのに。結局、すっかり落ち込んで自分を見失ったマーロウがSVUに復帰してやっと本来の自分を取り戻したわ、程度の事では同情もできないです。SVUはリハビリ施設ではないのです。まあ、これでシーズン11で出番が終わりなので良いですけど。シーズン12はいよいよステイブラー最後のシーズンとなりますね。12月5日から、Fox Primeにて。寂しいですが、見守って行きましょう。
November 19, 2012
コメント(2)
『捨て身のギャンブラー』ゲストに「レバレッジ」のハーディソン役Aldis Hodgeと、「デスパレートな妻たち」のアンジー役だったDrea de Matteoが出ていて、それぞれが持ち役をイメージしたキャスティングだったので、まるでクロスオーバーを見ているようでした。名前の紹介のしかたも、「レバレッジ」ぽかった。ケーブル系のドラマの場合は、レギュラーでも他のドラマに出演できるのですね。高額の現金を賭ける違法なポーカーゲームの場に、大胆な手で強盗が侵入する。高層ビルの窓がそんな簡単に割れるのか?と思いますが、とにかく犯人はバリバリと自動小銃を撃つ。殺すのが目的ではなく、テーブルの上の金が目当てだと思っていたら、ハリウッドの有名映画プロデューサー、Paxtonだけ弾に当たって死亡していた。他の客は映画スターのHuntsman、ラップスターのStiles、そしてなぜかこういう場所には不似合いの主婦のEvelyn。銃がメインの事件だけに、今週はCalleighが活躍しましたね。被害者は意外な方向から撃たれていた。腰から「地下鉄を通って」首に抜ける。この手の弾道の珍しい事件も、過去にありましたね。「じゃあ、弾丸はどこに?」「悲しいかな、それは私の専門ではない。」Tomは本当に良い味を出しています。レギュラーにしてあげて欲しいです。ラボにはWalterの元同僚、ナイトシフトだったSamantha Owensが登場。「はーいテディベア」というのは良かったけれど、 この人は長居をするのでしょうか。そんなにラボガールを取っ替え引っ替えしなくても良いように思いますが。Stilesは人気ラッパーなので、パパラッチがすぐに集まってくる。Paxtonから飛び出した弾は、Stilesの腕に当たっていた。何と、自らピンセットで弾を取り出すラッパー。そういえば、撃たれた方が曲が売れるという過去のエピソードもありましたね。強盗が撃った弾と取り出された弾は不一致。ということは、2番目の射手がいたのか?意外にも主婦のEvelynが銃を所持していたことから、逮捕された。Horatioとしても、理解できないらしい。事情がありそうだという、静かに聞く姿勢を見せます。同じNY出身のCarusoとの2ショットはゴージャスですね。Evelynの息子Kevinは、今回の犯人らしき男にポーカー中に襲われ、頭を殴られて後遺症が残った。Kevinは優秀な子だったが、父の死などでギャンブル依存になってしまったらしい。その犯人に復讐をするために、家を二重抵当に入れてまで、無理に違法ポーカーに出ていたという。違法ポーカーには、Kevinと同じ胴元のJoeyに入れてもらった。今回は出番が少なかったRyanが窓ガラスが簡単に割れた原因を見つけました。共犯者が内側からガラスに傷を付けたらしい。映画スターがセラミック製の眼鏡をかけていたことから、容疑者第2号となりました。Everlynは銃を発射しておらず、Paxtonを撃った45口径の銃を見つけるため、CSIとしてOld Schoolな赤い糸を使った現場検証を行う。今更ですが、確実な方法だということが判ります。「これは暗殺だわ。」ナイトシフトで実力は折り紙付きなのでしょう、ラボ女Samanthaがいかさまポーカーのネタを解明。この方法はこの間見た「サイク(Psyche)」のネタと同じですね。私はすぐに眼鏡をかけた映画スターを思い浮かべました。ところが、眼鏡でなくてコンタクトレンズだった。(笑)母親の息子を思う気持ちは強く、この辺も「デス妻」を思いだしてしまいました。Horatioが受付でコード付の電話で話すシーンは珍しいですね。普段、訪ねてきた人に「何か用ですか」と言うこともありますし、デイド署ではHoratioは何でもするんですね。(笑)事件で記憶や認識に混乱があるKevinが母親を訪ねてくると、Horatioは家までKevinを送ってやる。家は金目の元はなく、Evelynの必死さ(desperate)が判ります。もちろん、Hはこういう時は放っておけない。(爆)暗殺者が潜んでいた排気ダクト内に、血液のパターンが付いていた。どうやら、犯人はタトゥを彫ったばかりの状態らしい。Frankはそのタトゥを入れるギャングのメンバーの中から、Carl Rainesが怪しいという。すごい、歩く犯罪データベース。ところがRainesを張っていたところ、銃を向けた制服警官をRainesが撃ち殺してしまいEricがしかたなく、撃ち死なせてしまう。この辺は何ら、ためらいないのがマイアミでしょうか。あのO'Shayが内部捜査だとか、言わないのかな。Stetlerの存在が懐かしいですね。Rainesの車から見つかったフラッシュメモリーには音楽が入っていた。この辺でもうピンと来ますね。今回は本当に捜査の進展が早かったです。RainesはStilesのボディガードをしていて、先日強請ったので首にした。言い訳する情けない雰囲気は、まさにハーディソンです。(笑)一方、JoeyはKevinの認識状態を良いことに、とことん金を巻き上げていた。「今日中に、Kevinから巻き上げた金を1ダイム残らず返すんだ。刑務所に行くか?」ここは運昇さん風。(笑)焦ったJoeyはPaxtonを殺したかった客を知っているという。またまたStilesの名前があがる。とにかく、Stilesは同じゲームに出たがっていた。しかも、ダイヤの指輪に窓ガラスを削った証拠が残っていた。映画プロデューサーとラッパーの関係はどこに?Stilesを主役とする映画の話が進んでいて、金をはたいてサウンドトラックまで用意したのに、突然方針変更で主役は別の役者になったという。「君にはエッジがないんだよ。」作り上げた名声が、これによって崩れていく。Paxtonに全てを奪われたというStilesは、現金を賭けるポーカー専門の強盗犯に情報を流した。ずるがしこいことに、その強盗にPaxton殺しの罪を着せようとしていたのだった。共犯者を騙すというのもまた、知能派のハーディソンというか、レバレッジ風です。というか、Evelynが復讐すると言うことが、「レバレッジ」でしたね。ただ、CSIは弾丸の違いを見逃さないですよ。しかも自分の腕に当たったのだから、自業自得ですね。結局、自己満足に終わったという事ですね。ポーカー強盗は誰も傷つけていないというが、HoratioはKevinの人生を奪ったと告げる。彼を逮捕してもKevinの人生は戻らない。Horatioの苦々しい表情はそういうことでしょうね。逮捕者が命をよく落とすデイド署の前でEvelynが待っていましたが、今度は大丈夫でした。(笑)「これがチーフのいう、厳しく締め上げる(rough me up)事か?」「あのな、これはまさに君次第なんだよ。(You know, it's really gonna be up to you.) 君にはあの子に1ダイムたりとも残らずに返して欲しい。聞こえたか、1ダイムだぞ。」Horatioの言葉にどれだけの拘束力があるのか判りませんが、金を返す事で逮捕を免除するという言うことでしょうか。1ダイムたりとも、とこだわった理由は最後に判りました。Kevinは母親の口座から下ろした二重抵当の金をそのまま持って帰ってきたという。多分、今は本当にそう思っているのでしょうね。Kevinの間違いをカバーするHoratioの心遣いでしょう。昔のエピソードで、ユージーンに優しかったHoratioを思い出しました。後味は良かったですね。
November 17, 2012
コメント(2)
今回の敵の人はお人好しすぎます。「レバレッジ」だと相手を騙し、信じさせるには十分なお膳立てや、準備、バックアップが必要ですが、BNの場合、マイケルの相手の心理を読んでその都度アドリブで対応します。必死の形相が効くみたいですね。でも、それが上手く行きすぎるのはドラマとしてちょっと手抜きというか、雑な感じがしますね。ちなみに、人の良い過激な将軍役はBONESの初代所長役、Jonathan Adamsでした。海外の悪人はNCISも出てきますけど、BNは非常に多いな。アンソンの通信内容を傍受するため、マイケルとフィオナはアンソンの住まいの向かいの警備会社に忍び込み、情報を手に入れる。アンソンが電話をかけていた先の一軒家を監視していると、なんとそこにマデリンのデート相手のベニーが戻ってきた。マイケルはフィオナにベニーの様子を探らせることにする。CIAのピアース捜査官は、兵器開発のエンジニア、レズニックがリベリア人の化学会社にミサイルの誘導チップを売ったという情報があるので調べるように言う。ただし、マイケルはリベリアで顔が割れているので、サムとジェシーを使い、チップのメーカーの技術社員として潜入させるという。リベリア人は2年前に閉鎖された化学工場を買い取り、厳重な警備を行っていた。必要なサービスだと強引に認めさせ、2人が中に入ると、レズニックは人質状態でミサイルを制作していた。レズニックは娘のソフィーを人質に取られており、リベリア人のリーダーのジョセフ・カンバに逆らうことはできないという。サムとジェシーはレズニックを救出するために、手違いでもってきた部品が合わないと外に出る口実を伝える。カンバは、疑ってジェシーを遺し、サム一人で新しい部品を持ってくるよう命じる。CIAに戻ったサムは、スピアーズにソフィーを捜し出すように言う。そしてレズニックとジェシーを奪い返すため、武器を分解してラボに持ち込む事にする。ベニーを監視していたフィオナによると、ベニーはアンソンに指示を受けて訓練をしているような、不審な行動をしているという。マイケルはマデリンに事実を伝え、ベニーの家に盗・聴器を仕掛けると告げるが、マデリンは自分で確かめた上で、自分が仕掛けると言う。CIAの情報で、マイケルとフィオナはソフィが監禁されていると思われる不動産を特定する。ジェシーとレズニックの救出にタイミングを合わせて、マイケルはソフィを救い出す作戦を立てる。ライフルをラボに持ち込もうとしたサムだが、敷地内への車での荷物の搬入はだめだと断られ、脱出手段を欠いたままラボに戻る。サムとジェシーは時間稼ぎのためにレズニックに火傷をさせ、ミサイルの作業を引き延ばす。その間、マイケルとフィオナは改めてライフルをフェンスのの外に埋め、電流が流れるフェンスのせいで機器に影響が出るという理由で電気を切るよう求める。さすがにカンバは警戒を怠らず、フェンスをラボから遠ざけて設置するという案を受け入れる。ベニーの家に侵入したマデリンは、机の引き出しにマイケルを調査したファイルがあるのを見つける。やはりアンソンと何か企んでいると知ったマデリンは盗・聴器をしかける。マイケルとフィオナがソフィを救出しようと位置に付くが、すでに建物の中は空だった。その頃、レズニックの作業が遅れるのを嫌って、カンバはソフィーを敷地内に連れ込んでいた。マイケルとサムは最後の手段として、作業の遅れはカンバの部下によるサボタージュだと持ちかけることにする。サムがカンバを説得している間、CIAは敷地を通るガス管に爆弾を仕掛け、爆発騒ぎを起こす。不安になったカンバに、サムたちは部下は信用できないのでこのミサイルは爆破して、新たな場所で作り直そうと持ちかける。カンバは部下を爆発で吹き飛ばすと、ソフィーを人質に取って脱出しようとするが、マイケルたちがフェンス内に埋めてあった武器を手にして形勢が逆転する。カンバ一味はCIAに逮捕され、レズニック親子は国外へ逃亡することになった。ベニーの通話内容を聞いていたマイケルとマデリンは、ベニーがアンソンから金を受け取り言いなりになっていたことを掴む。しかし、アンソンが「届いた荷物を開けろ」と言った瞬間、ベニーの家で爆発が起こってしまう。普通、ここまで妨害したらあほらしくて言いなりにならないですよね。少なくともサムもジェシーも指の1本は切り落とされそう。この前の日本人女性の人身売買の時も思いましたが、このドラマのキャスト間のケミストリーやアクションはピカイチなのに、ストーリーが非常に甘いというか、粗があるなと思います。まあ、それでもシーズン7までピックアップされてそこそこ人気があるのは、さっぱり系のキャラ、マイケルやフィオナに飽きが来ないからだろうと思います。ぶれないし。サムのお笑いも嫌になりません。勧善懲悪なところが良いのかな。今シーズンはマデリンもスパイ顔負けの仕事をするようになって、ついに新しいBFに裏切られ、さらに息子の敵にその男を殺されるという劇的なシーンに向き合うようになってしまった。一番の変化といえば、彼女かも知れないですね。アンソンに心の中まで見られているし、マイケルがスパイである事の一番の犠牲者となってしまった。ここで、マイケルの葛藤とかが見られると、また違う面が楽しめるかも。しかし、アンソンもベニーに対して何がしたかったんだか。マインドゲームで人を操り、再び裏の組織を作ろうとしているのか。ジェシーの眼鏡はセクシーだなというのが発見でした。(笑)
November 14, 2012
コメント(0)
シャロン・ストーンはまだSVUにいるようですね。(笑)この人を連続出場させるのだから、いつもの職場で出番が多いのは仕方がないにしても、刑事たちを顎で使うのは止めて欲しい。あなた主役じゃないでしょうに、えらそーに。ところで、またまた弁護士役でアレックス・キングストンが登場。さすがに2人が並ぶと豪華ですね。電気店のテレビモニターに、男性が下半身を露出する映像が突然流れる。ハンディカメラ売り場に犯人らしき男の姿が映っていて、それが店内に流れたらしい。帽子をかぶっており、顔は判らないが下腹部に特徴的な痣があり、それが犯人特定の決め手となりそうだ。セントラルパークでは、この2ヶ月で3人の少女がレイプ被害にあっており、それが全て日曜日に起こっていることから、クレイゲンは各分署に応援を求め、一気に犯人の逮捕を目指す。すると、27分署から来たというフレッチャー巡査が犯人を捕らえたという連絡が入る。エリオットとオリビアが現場に急行すると、フレッチャーはウェイン・ハンケットという男を捕らえていた。ウェインは少女に時間を尋ねたところで、いきなりフレッチャーにズボンを引き下ろされ、例の痣と同じ痣があるだけなく、ダクトテープとカッターナイフを持っていたために逮捕されたという。少女はウェインから何も触られていないと証言し、検事補のマーロウは、このままでは違法に取得した証拠となり、裁判では使えないという。フレッチャーは何かと言動が危うく、手続きなども上手くできない。とりあえずウェインを警官への暴行で拘留するが、その間にフレッチャーが姿を消した。その後、フレッチャーは警官を装った一般人と判り、証拠は市民が逮捕したということで有効になった。ただし、フレッチャー本人のサインが必要で、SVUはフレッチャーを追う。マーロウは3人の被害者にウェインを面通しし、そのうちの2人がウェインが犯人だと確認する。やがて、フレッチャーは警察体験プログラムに参加している16歳の未成年と判り、警官を偽った罪で逮捕される。ウェインの弁護についたポンドは予想通り、捜査にミスがあり証拠を取り下げるよう要求する。一方、フレッチャーは家裁で有罪を認める代わりに、罪を軽くされ、21歳になった時には記録から犯罪歴を抹消するという取引を受け入れる。マーロウはフレッチャーにウェインの裁判で証言台に立つよう、求める。しかし、結果的に判事はフレッチャーが警官として行動したと見なし、フレッチャーにより手に入れた証拠は却下される。新しい証拠が出ればまた起訴をすることになる。ウェインは釈放され、納得できないSVUはフレッチャーを監視することになった。フレッチャーは38歳になって父親の家に住み、自分がこうなったのも父親のせいだと涙を見せていた。ところが、SVUの見守る前で、フレッチャーがウェインの父親、ハンケットに撃たれてしまう。フレッチャーはせっかく取引してウェインを有罪にしようと思っていたのに、起訴が取り下げられ、レイプ被害者の事を考えると何が何でも逮捕したかったと言い、勝手にウェインの自宅を捜索してハンケットに見つかった。フレッチャーは、ウェインの父親が息子が被害者をレイプする映像を見ていたという。改めて、ウェインの自宅を調べ問題のテープを押収する。ウェインは小型カメラを身に付けて犯行に及んだようで、クレイゲンはこれでウェインを起訴できると意気込む。一方で、父親のハンケットは逮捕できないのか、尋問を続ける。ウェインは幼い頃に母親が死に、それからずっと父親の言葉の暴力、人格否定、虐待を受けていたという。あるときは、ハンケットは自宅に売春婦を連れ込み、目の前でSEXをしながらティーンエージャーのウェインにも行為をするように命令したという。できないというと、さらに否定されたという。ハンケットは息子に小型をカメラを身に付けさせ、下半身を露出させたのも、息子が女を抱けるようにしてやるためだったと、勝手な理由を主張する。警察署内でハンケットは息子を罵る。しかしウェインは自分を見捨てようとする父親を愛していると言う。ウェイン役の人は難しい役柄でしたよね。始めの部分でどこから露出動画が流れてきたのか、今ひとつ判りませんでした。父親が38歳になる息子に、ビデオカメラの前でさせた、ということ?父親の愛情を得るために、この人は幼い少女を侵し続けた、ということか。結局、父親は何の罪で裁かれるのでしょう。レイプの共謀?ウェインの告白を聞いてオリビアが気の毒に思ったところは、いつものオリビアの優しさがでていましたね。途中でマーロウが「まだフレッチャーを見つけていないの」と、イライラしていたところは、こっちがイライラさせられました。捜査を仕切っているのはクレイゲンのはずなのに、すっかりお株を奪われた感じ。フレッチャーの頭をペシッとたたくのは、まるでギブスみたいでしたね。そういうところは男っぽさをアピール。でも、そういう形から入る演技というのは、このシリーズには似合いません。ところで、フレッチャーがクレイゲンのお里である27分署から来たというので、ヴァン・ビューレン警部補に電話をするというクロスオーバーはちょっとうれしかった。どうせなら、顔だけ出せば良かったのに。
November 12, 2012
コメント(0)
『By The Book』恒例、ハロウィーン時期のお楽しみエピソード。CSIマイアミとヴァンパイア。ホラー調の雰囲気も良かったし、仲間内の適度なジョークがあって、しかも密室殺人のようなミステリーの楽しみもありました。とても良かった。雷が鳴る嵐の夜、EricとCalleighは小さな島にある豪華な邸宅へと向かう。死体を発見したという匿名の通報があったという。調度品の数々が効果的。完璧なオープニングです。渡るにはカーフェリーに乗らなくてはならないというが、お金持ちの多いマイアミなら、こういう別荘はありそうですね。"Oh, that's creepy."て、Ericも振りすぎですって。(笑)そして書斎には天井から逆さづりされた女性の遺体が。「こんな青白い死体は見たことがない。」「全身から血液を抜くなんて、心臓が動いている間でないと無理。どうやら、生きているうちに地を抜かれたんだわ。」そして極めつけ、「首に2つの刺し傷がある。噛み傷みたいだ。」「噛み傷ですって?ハロウィーンは大嫌いよ。(Bite marks ? I hate Halloween.)」ということで、onelinerはCalleighでした!周囲に一滴の血液も落ちておらず、とりあえず、第一犯行現場は別の場所にあるということですね。死んでいたのは掃除婦のAndrea Edison だが、大卒の彼女がなぜ掃除婦なんてしているのか。と言っていると、Tomが急に手がちくちくして変になった、と言い出す。Hemlock(ドクニンジン)の臭いがするというので、Tomは慌てて手を洗いに行く。彼は本当にキュートです。(笑)ちなみにRyanは学生時代に冷蔵庫に入ったネズミが死んで、と楽しい話を語ってくれました。Andreaはドクニンジンに触れたかも知れないということで、2人は庭を探す。また、その時のRyanの悪戯が楽しい。庭師から話を聞こうということで、デイド署に連れて行くが森で木を切っていただけだと言い、意外に法律に詳しいのか、拘束する理由がないなら帰るという。この家の主、彼らの雇い主には会ったことがなく、ミラノにいるという話だ、というのがミステリアスです。建物は生前信託で持ち主が判らないため、書類を探しているとどこの言葉でもない言語で手紙が書いてある。。何のことはない、インターネットで調べると簡単に見つかった。Marilyn Milnerという人気作家が書いたヴァンパイア小説「Love's First Bite」の中に出てくる造語という。今の流行を取り入れていますね。(笑)説明を聞いたFrankは全然知らないと素っ気ない。そうですよ、あなたのようなおじさんが読むものじゃない。その手紙は血液をインク代わりにしていた。どうやらファンレターらしい。ヴァンパイアにかぶれた人間の起こした事件なのか?血液はWes Rayburnというヴァンパイア・ウォナビーの血液と一致。逮捕しようとしてついにCalleighまで走りますか!Wesは口には牙まで仕込んでいて、Calleigh危機一髪というところですが、またまたどからともなく現れたHoratioに救われました。木に上ったバカな男をHoratio流で捕まえるところが予想外でしたね。Marilynの熱烈なファンのWesは屋敷に入ると、そこにAndreaの死体が吊してあるのを見て、自分への贈り物だと思い噛んだという。だが、血液は残っていなかった。「電気椅子に送ってくれ。俺は不死だ。」て、こいつバカじゃないの?Horatioは"Book him."と吐き捨てるように言っていましたが、余計な仕事を増やしてくれますね。Tomはあれから手を洗ってばかり。「Boston Legal」の時の役柄のようです。(笑)Ericが被害者の髪の毛から見つけた物質はワインに由来したものだった。ワインに関してウンチクをかたるのはまたまたTraversですね。「執事スクールでも行っていたのか?」と聞かれて、「イギリスでは必要条件です。」というTravers。ジョークの返し方も上手くなってきました。Marilynは所在不明。2年間も人目に触れることなく存在しているのかどうかもわからない。ということで、この家のシェフLawrence Kingmanから話を聞く事に。主がいないのに、なんでシェフが必要なのかと思いますが、彼が第一発見者で通報者だという。しかも、その場には編集者のJoseph Crumbaughがいたという。だんだん登場人物が増えてきますね。Crumbaughは沖に停泊させているクルーザーに寝泊まりして、Andreaに早朝会う必要があった。しかし、Andreaが死体でみつかり、Kingmanには通報をしてすぐに立ち退くように命じた。ということでWalterとNataliaがクルーザーを調べに行くと、なんと庭師とシェフが小説を執筆中だった。つまり、彼らはゴーストライターでAndreaもそのうちの一人だったという。ハロウィーンエピソードで「ゴースト」というのが笑えますね。彼らは3年間Marilynの名前で小説を書き続けていたという。ストーリーラインやアイディアはMarilynが出すが、それ以外は顔も会わせたことがない。世間の人気作家って、そういうこともありなのでしょうか。Andreaはゴーストライターということを暴露すると言って、Crumbaughを強請っていた。Crumbaughは金を払うつもりでした。なぜなら、彼女が一番の実力を持っていたから。でも死んだのでもう金を払う必要はない。そして、できあがったばかりの原稿を持ち去った。Horatioはその原稿に着目します。何かヒントがないかとチームは手分けしてその原稿を読む。さすが、Horatioです。新作の原稿の中にAndreaと同じ展開がありました。足の指から血液の抜き方も同じだった。Frankは最終章を読みたがっていましたね。(笑)第一犯行現場を探すRyanは、効率的に発見。島の中にMarilynのロールスロイスが隠されており、そこでAndreaは血液を抜かれていた。嵐があったのに、ピカピカなのが突っ込みどころです。そして、Marilynはミラノではなく、なんとマイアミにいた。Marilyn本人を見つけたHoratioは得意顔でしたね。Marilynには動機がある。本にはオーディオ版のみに収録されているエピローグがあった。そこで読者の疑問が明らかになるという。チームは抜き取った血を隠した場所を探していた。Horatioは「血をワインのように飲み干した」という文章を聞いて、ピンとくる。今回も、Horatioのやることなすこと、全部当たりです。犯人は作品を横取りしたAndreaに腹を立てた。クレイジーなファンが本の通りに殺したという風に見せかけたかった。それでも出版前の本の内容を知っている人は限られますけどね。ただ、血を抜くには時間がかかったという。例のHemlockを大量に吸収してしていたと考えて、Andreaの持ち物を調べ直すと、Marilynが土産として香水を贈っていた。その中にHemlockが入れられていて、徐々にAndreaの命を蝕んでいった。MarilynはいずれAndreaが強請の金額を増やしてくるだろうと考え、Hemlock入りの香水を贈った。これはAttempted Murder(殺人未遂)に当たる。「私を逮捕して正義を行いたいんでしょうが、あなたたちは私に次の本のネタをくれるだけよ。」「続きは刑務所で書いたらどうです?」Marilyn役のDiane Farrは「NUMB3RS」ではFBIのプロファイラーでしたね。警官に友人が多いというのは、ちょっと前の役を思い起こさせますね。犯人は初めてMarilyn本人を見て、俺のおかげだぞと認めて欲しそうでした。Horatioが呆れた顔をしていましたね。ラスト、Walterがチームにディナーに行こうと声をかける。本当に仲が良いですね。Ryanには「狼男」の殺人事件で行けなくなった。またまた「ハロウィーンて大嫌い。」Frankは仕事があるから、と居残りを決めていましたが、何やら一生懸命に読んでいる?Marilynの本にすっかりはまってしまったのですね。タイトル通り、最後まで「Book」にこだわった遊びが楽しかったです。昔のエピソードにあったように、つり下げたロープからDNAを検出しても良かったのじゃないかと思いますが、やはりヴァンパイアなら「血」ですよね。"Vampires & Informers (Ming's Undead Dreamer Mix)" by Elephant Man & Ming
November 10, 2012
コメント(2)
本家NCISの場合、FBIにはギブスの「盟友」がいて、捜査権などで対立しつつ、おじさん同士の良い関係が楽しめます。LAの場合は、他のドラマと同じように、FBI捜査官というのは官僚的で邪魔ばかりしてくる存在ですね。とことん、コケにしちゃって、気の毒というか、まあ、いい気味でした。(爆)懐かしい人が戻ってきましたね。それによって、チームのダイナミクスにも多少の変化が?元海兵隊のギャヴィン・ノールズが運転するトラックが、追突の衝撃で化学薬品による爆発を起こす。荷台に化学爆弾があった。ギャヴィンはアフガニスタンで簡易爆弾を浴び、名誉除隊をしていたが、FBIは現場から逃亡したギャヴィンを逮捕し、テロを阻止したとマスコミに発表する。副局長のグレンジャーは、なぜ頭越しにFBIが強引に捜査をしたのかと激怒する。NCISはテロの背景、動機が理解できず、再捜査を始める事になった。しかしFBIのアンブローズ特別捜査官は規則を楯に取り、NCISにギャビンと会わせようとしない。ところがNCISにネイトが現れ、FBIの逮捕は性急だったという。ネイトはプロファイラーとして海外を飛び回った末、今はFBIの国内テロ捜査班にいる。ケンジーとディークスはギャビンが逮捕されたダイナーで聞き込みを行う。ギャヴィンと付き合っていたというウェイトレスのミアは、ギャヴィンは戦地で仲間を亡くし苦しんでいたので、他人を同じ苦しみに遭わせることはしないという。コックの男がギャヴィンがミアの携帯で誰かに連絡を取っていたというので調べたところ、とある修理工場に電話をかけていた。ギャヴィンには共犯がいたのか。その頃、FBIは匿名の通報でテロの犯行声明があったと発表する。犯人はまだ爆弾があり、市内でテロを行うという。FBIはギャヴィンの逮捕で事件解決としていたため、恥をかかされた形になり、やっとネイトがFBI側の人間として、ギャヴィンと面会することになった。ギャヴィンは頑なな態度で犯行を否定して、自分はFBIに利用されていると訴えるが、面会はそこで打ち切られてしまった。例の修理工場にはバイカーの集団が出入りしていて、特に疑わしい者はいないという。ケンジーとディークスが潜入することになったが、ディークスが過去に逮捕したハロルドに見つかってしまい、ディークスはハロルドを拘束する。ハロルドによると、バイカー仲間の噂で、小型の爆弾の作り方を尋ねてきた奴がいるという話を聞いたという。一方、FBIはニュースで先の犯行声明は偽物で、ギャヴィンの単独犯行だったと発表する。Gとサムがその通報の送信元に向かったところ、無人の建物の敷地に止めてあった車が爆発してしまう。やはり化学爆弾だった。すでにギャヴィンが逮捕されていることから共犯者がいる可能性が高くなった。NCISはミアが何か知っているのではないかと考え、自宅を訪ねる。ミアはいなかったが、ディークスはミアの持っていたチェロを手がかりに、利用している楽器修理工の店を割り出し、ミアの本名がジェシカで、6年前から身分を偽っていた事を突き止める。ミア(ジェシカ)の実家はベルエアの豪邸で、両親は旅行中だった。ジェシカは高校生の時に家を出たという。ジェシカは高校生の時にユースオーケストラに入っていたが、オーケストラ仲間のラフィ・ジャナットポアが6年前にテロ容疑でFBIに逮捕され、刑務所内で受刑者たちからリンチを受け殺されてしまったという。実はラフィを逮捕したのが、新人時代のアンブローズだった。ギャヴィンが捕まったダイナーのコック、アダムもミアの同窓生で、6年前に別の人間として同じダイナーで働き始めていた。NCISは2人はラフィが無実の罪で逮捕されたことに復讐しようとしていたのかと考える。しかしアダムはただ爆弾を作っただけだと答え、ミアがアンブローズを殺そうとしているという。ラフィが逮捕されたのは、携帯で化学爆弾について話をしていたからだが、ギャヴィンのケースと同じように、アダムがラフィの携帯を勝手に使い、ラフィに容疑がかかるようにはめたのではないか。ミアはラフィのために、ずっとFBIに不当逮捕を訴え続けてきていた。アダムはFBIをコケにするためにギャヴィンをはめてFBIに逮捕させた上、失態を公にした。その上ミアを犠牲にして楽しんでいるのではないか。アンブローズの居場所がわかり、NCISが野球場に向かうと、ミアとアンブローズが向かい合い、ミアはアンブローズの口から間違いを認めさせようと録音機を手に持っていた。サムはその録音機に小型爆弾が仕込まれていると考え、ミアから録音機を受け取る。危機一髪、一同は爆発の被害を免れるが、その録音機はアダムが持って行くようにミアに渡したのだった。容疑が晴れ、ギャヴィンは釈放される。ネイトはギャヴィンに必要な時は会いに来るように言う。今現在ネイトがLAのFBI支局にいるのだとしたら、今後はもっと出番が増えるはずですよね。もしかして、本家のフォーネルみたいな存在にしたいのかしら。しばらく諜報員だとか、別の身分のネイトを見てきましたが、さすがにシーズン1の時のような、落ち着いたネイトを見たような期がしました。一段と大人です。すかさず、ネルの態度からエリックとの関係の変化を察知したりして。(笑)ネル自身も自分の気持ちには気がついていないのかな。あるいは、認めたくなかったりして。これはシッパーには朗報かも知れません。事件解決で意外に大きな役割を果たしたのが、ディークスですね。彼はヴァイオリンを習っていたことがあるらしい。へえ~彼の意外な面を見て、ケンジーもちょっと見直したかな。「ネアンデルタール人だけじゃないんだ」と見返しておりました。勇ましくバイカーを気取って潜入したら、いきなり「警官だ!」とばれてしまったので、失地挽回です。でも、ケンジーとバイクに乗っている姿も格好良かったですよね。そうなんだけれど、ケンジーがネルとgirl's nigith outをするとものすごく詮索する。「どこ?どこ?」て、鬱陶しい。さらにジーンズのチェックまで。でも、これはサムがGのジャガーのタイヤ圧を知っているのと同じレベル、ということが言いたいのですね。「サウンド・オブ・ミュージック」と「雨に唄えば」の違いがわからないケンジーもどこまで体育会系なんだか。ちなみにネルとケンジーが出かけたのは、モンスター・トラック・レースで、実はヘティも見に行っていたというオチ。つまり、女子全員勇ましいのが好き、という職場でした。その辺も実は草食系?なディークスと対照的で面白いです。事件は犯人の動機も理解できないし、FBIもお粗末すぎました。
November 9, 2012
コメント(0)
いきなり出てきた幼なじみというのは、ちょっと感情移入しにくかったですが、マイケルが最近どんどん感情を表に出すようになってきたので、今だからこそ扱えるテーマだったのかも知れません。それにしても、アンソンしぶといな。ドリー役のIndigoはBuffy以来、ひさしぶりに見ました。懐かしい~マイケルはついにCIAのIDを手に入れ、データベースにアクセスすることができるようになった。マイケルはフィオナを守るために、アンソンの言いなりになるつもりだが、フィオナはアンソンを尾行してアジトを見つけ、フィオナが自白したテープを奪うつもりだという。フィオナはアンソンの車に発信器を付け、その行方を追う。マイケルの幼なじみのアンドレがギャングの抗争に巻き込まれ、殺された。アンドレとリッキーの兄弟は、ウェステン家とは家族ぐるみのつきあいで、マデリンは遺されたリッキーを慰める。アンドレは一時期ギャングの仲間に入り、刑務所に入っていた。その間、マイケルとは疎遠になっていた。出所したアンドレは更生していたが、警察は前科者のアンドレの殺人事件など取り合ってくれないという。マイケルはリッキーから犯人を突き止めて欲しいと頼まれ、アンドレが遺したプリペイド携帯を調べる。アンドレの通話相手の家が判り、中に入ろうとすると、突然若い女から発砲される。女はアンドレやリッキーの知り合いのドリーで、殺されるのではないかと怯えていた。ドリーはアンドレを殺したのはディオン・カーヴァーというマイアミを牛耳るギャングの元締めだという。ドリー自身、殺人を目撃した訳ではないが、ギャングのリーダーが殺され大金が奪われた事件で、犯人捜しでギャング同士もめていたところを、アンドレが仲裁しようとしていたという。そしてある日ディオンが血の付いたカバンを持って帰り、その中に大金が入っているのを見たという。ディオンがリーダーを殺した犯人ではないかと察して、それをアンドレに話したという。マイケルはドリーをマデリンの家で預かることにし、ディオンが盗んだ金を使うのを待って警察に突き出そうと考える。ジェシーは身内を殺されたリッキーとマイケルでは感情的になりすぎるとして、作戦に加わることにする。そのため、チームの勢力を固めようとするディオンにジェシーが武器密売業者に扮して近づき、強力な武器を大量に売りたいと話を持ちかける。マイケルは武器のサプライヤーに扮するが、フィオナが武器を調達できないので、知り合いの倉庫を拝借し、残りの武器は後日手に入ると説明する。サムとフィオナはアンソンの住まいをついに突き止める。しかし、そこは多数の世帯が暮らしているアパートのため、サムが学生を集めてCO2排出調査だとして一軒一軒チェックさせる。絞り込まれたところでアンソンの住まいにフィオナとサムが侵入し、証拠を探るが何も得られない。ただ、アンソンは戦場から送られてくる暗号化された通信を傍受し、世界中に中継している事がわかった。ディオンは取引に応じることになったが、支払いを1週間待って欲しいと言う。その間にドリーを見つけられるかも知れないので、マイケルは取引を急ぐよう迫る。しかし、匿っていたはずのドリーがディオンの手下に見つかり、殺されてしまった。さらに、マイケルはディオンに気に入られ、ギャングの専属武器サプライヤーになってしまう。このままでは手に入らない武器を今すぐ手に入れなければならなくなる。マイケルは危険を回避するため、リッキーを逃がすことにするが、リッキーは兄の復讐を自分でかたをつけると言い、ディオンらが出入りする店に爆弾を設置してしまう。マイケルはこれまでアンドレを見放していた事をリッキーに謝り、仕掛けた爆弾の量を減らして加減する。ディオンに信頼されたマイケルだったが、武器の引き渡しをのらりくらりとかわしながら、ディオンを外に連れ出すと、倉庫にATFが張り付いているので今はブツを動かせないという。信じられないなら電話をかけてみろと言って、ディオンに電話をかけさせると、爆弾が爆発し、ジェシーの言葉にギャングたちはディオンが自分たちを裏切ったと思い込んでしまう。マイケルもディオンにタネ明かしして、警察に自供して刑務所に入った方がギャングたちに追われるよりましだと説得する。ディオンは警察に出頭し、アンドレ殺しを自供する。マイケルはアンソンの言うがままに、CIAのコンピューターにウィルスを放つ。フィオナの危険きわまりない行動(赤信号で止まっている車に下から無線機を装着する)にはハラハラしました。そういえば、カラカスに行ったときもトラックの下に潜り込んで潜入しようとしていたし、身体が細い彼女ならではのアクションなのでしょうね。マイケルの幼なじみというのは、故郷のマイアミにいる限り、もっと出てきても良さそうですね。そのうち高校の同窓会エピとかあるのでしょうか。ギャングになって疎遠になった、お前は兄貴を見捨てたんだと言われてぐっと来るマイケルに、これまでとは違う物を感じました。それだけでなく、アンソンは何かとマデリンのセラピーで手に入れたウェステン家の事情を持ち出して来る。マイケルはこれに弱いようですね。まるでマインドコントロールされるかのように、抗えないマイケル。どうやって支配を逃れることができるのか。それには、マイケル自身が家族を殴った父親との思い出に向き合わないと行けないのかな。アクションに関しては、今週も爆破シーンがお見事でした。
November 7, 2012
コメント(3)
前のエピソードに同じく、シャロン・ストーンを目立たせるための演出やストーリーがかなり鼻につく。オリビアたちがレイプが親告罪だということを知らないわけはないじゃないですか。このシーズンの始めの方でも、暴走するパクストン検事補に振り回されて、とことん検事補に泣かされます。どうして、キャボットやノヴァクのような、刑事たちと共の闘う検事補が定着しないのか。シリーズを継続するために、必要な展開なのでしょうか。妊婦がレイプされるという事件が連続して起き、4人目の被害者は病院で手当を受けた後、姿を消した。事件を目撃したホームレスの証言で被害者は外国人の疑いが生じたが、被害者は不法滞在で捕まるのを恐れて逃げたのかも知れない。移民局で調べると、ブルガリアから観光ビザで入国したソフィア・グラフであることが判る。ソフィアはアメリカにいる伯父の葬儀で入国しており、その妻のリリーの自宅を訪れると、ソフィアは葬儀には現れなかったという。ソフィアから検出されたDNAで、レイプ犯はドノバン・ブラックとわかり、ホームレスに面通しさせると、犯人だと確認する。ただし、ソフィア本人が見つからないため、ドノバンを起訴することができない。ところが、ソフィアの伯父の葬儀というのは嘘で、ブルガリアの大使館職員が賄賂をもらってビザを発行していたことが判る。SVUが再度リリーの家を訪れると、家の中は酷く荒らされて、血痕が残っており、リリーが頭を無残に撃たれて死亡した模様だ。近所の目撃情報からも、犯人は遺体を片付けていたことが判る。しかし、ソフィアの姿はない。家の中に残されていた携帯電話には産婦人科エルロイに何度も電話をかけた履歴が残っていた。エルロイはソフィアが転んだので、急患として診察したという。しかし特に異常がなかったというのでSVUはエルロイを疑う。さらにエルロイがリリーの夫の死亡届にサインしていることがわかる。令状を取り、携帯電話の通話相手を探ると子供を欲しがっているバトラー夫妻だと判る。夫妻はエルロイ医師の元で人工授精など試したが上手く行かなかった。諦め賭けて養子を考え始めた時、リリーから電話があり、夫妻は金で赤ん坊を手に入れる決断をしたという。他にも3人の妊婦がブルガリアからアメリカ国内に入っており、児童売買が行われているらしい。しかも、母親らは子供を産むとすぐに殺された可能性があり、ソフィアの命が危ない。SVUはバトラー夫妻に成り代わり、リリーの紹介でやってくるブルックスという男に会うことになった。ブルックスは夫妻が金持ちかどうかを確かめるため、前金で半額、子供と引き替えに残りの半額を手渡すという。その後捜査でブルックスは元インターポール捜査官で、ブルガリアのマフィアに転身したアントン・ペトロフと判る。エルロイは勤めているクリニックを欠勤しており、今まさにソフィアの子供を取り上げていると思われる。エルロイの携帯でGPSの反応があり、居場所が特定される。一方、ペトロフがエリオットに子供の受け渡しを伝えてくる。マーロウ検事補はまずペトロフが金と引き替えに赤ん坊を手渡す時を狙って逮捕すべきだと主張し、ソフィアを助け出すべきだというSVUと対立する。クレイゲンもマーロウの強引さに異議を唱え、エルロイのいる倉庫に奇襲をかけることになった。クレイゲンたちがソフィアを確保したため、エリオットはペトロフを逮捕する。エルロイもまた児童売買で逮捕される。オリビアは、出産後殺されそうになってSVUに助け出されたソフィアに裁判で証言するよう求めるが、ペトロフ一味の復讐を恐れ何も語ろうとしない。しかたなくエルロイに取引を持ち込み、真実を証言する事で証人保護プログラムを適用すると頼む。すると、そこにペトロフの片腕ブキャナンが弁護士として現れ、エルロイの口を封じてしまう。手詰まりとなった状況で、ソフィアと生まれたばかりの子供を乗せた護送車が爆破されるという事件が起こる。さらに、ブキャナンはリリーの夫の死亡届を全くの偽造だと言い始め、裁判の無効を申し立てる。エルロイはペトロフとブキャナンの言いなりの状態だが、マーロウに密かにメモを渡し、助けを求めた。マーロウは判事に状況を話し、エルロイが判事の執務室で真実を話した上で証人保護プログラムに入るという取引を成立させる。エルロイはリリー殺害について、死体を埋めた場所を知っていると答える。判事はエルロイに、ブキャナンには従ったふりをして、裁判は形の上だけ行い嘘を付くことを認める。法廷で、ブキャナンはエルロイが犯罪とは無関係だという意図で質問を続ける。そこに、墓場からリリーの遺体が掘り上げられたという情報が伝えられる。始めから裁判が出来レースだったと知ったブキャナンは、リリーの死体は裁判の証拠として除外する事を求め、判事はやむなく認める。どうやら、墓場の関係者が警察の捜査についてペトロフに情報を漏らしたらしく、こちらの情報がブキャナンに漏れてしまい身動きが取れない状況だが、マーロウはとっておきの作戦があるという。実はソフィアと子供が乗った車は事前に爆弾が見つかったため、あえて空の車の爆発の映像を流してSVUに見せていたのだった。オリビアとエリオットは身内を騙すマーロウのやり方に驚くが、生きていたソフィアは勇気を持ってペトロフに裁判で証言すると申し出た。ソフィアがレイプされた翌日、ペトロフがリリーに家にやってきて、子供を死なせるな、生まれてくる子供は自分のものだと脅したという。ペトロフは起訴され、祖国から両親を呼んだソフィアは政府の保護を受けることになった。生まれた子はアメリカ人としてこの国に暮らす事ができる。オリビアとエリオットに対して、マーロウは「最強のカード最後の使うのだ」と一人微笑む、嘘の裁判とは驚きですね。そんなことができるのかなあ。さらにベテラン刑事を騙して、爆破で死んだと思わせるとか。管轄が違うので、現場の捜査にはタッチできないのでしょうか。よくペトロフにばれなかったものです。まあ、とにかくシャロン・ストーン演じる元警察警部補だったマーロウは凄腕だった、ということは判りました。去り方が格好付けすぎで、まるで女ホレイショみたい。クレイゲンとは同僚として、彼女とかなりやり合ったのでしょうね。そして強引な作戦で被害者を多く出して、警察を去った。普段は部下に嫌みを言うメッセンジャー役のクレイゲンが、珍しく外敵に楯突いたのが印象に残りました。生むだけ生んで姿を消すケースがあるので、妊娠後期の女性の入国は認めないとか、現実の話だとすると世知辛いです。
November 5, 2012
コメント(2)
『暗殺者の涙』今シーズンは、Natalia役のEva La Rueの出番が減らされるそうです。(3話)それは予算の関係で、実はこの傾向はシーズン8から始まっており、昨シーズンもその予定だったのが、Emily Procterの妊娠によってEvaの出番が増やされたそうです。こういう状況は徐々にCSI:Miamiがシリーズの最後に向かっているのではないかという気にさせます。実際、今シーズンは19話しかオーダーされていない(CSI:NYは18話)のですが、日曜の夜に替わってフットボールの中継が伸びる事も多く、そうなると再放送に切り替えるので、22話も必要ないという意見もあるらしい。1話当たりの予算を増やして、質を上げる方が来シーズンへと繋がるかもという話をEvaがしておりました。ショービジネスの現実ですね。(泣)でも、いくら予算削減でも昔のエピソードの蒸し返しばかりは遠慮したいですね。冒頭にちらりと流れる「Won't get fooled again」に思わずにやりとします。メキシコでもCSIマイアミが放送されているという意味なのか、「ワル」をイメージしているのか。しかし落書きしているのは「マラ・ノーチェ」ですか、また?美人保安官Anita Torresは教師の夫Geraldoと幸せに暮らしているが、南米の犯罪組織マラ・ノーチェからターゲットにされている。車には爆弾がしかけられいつ爆発するのか…と思っていると、意外な展開となりました。夫を殺されたAnitaは遺留品を持って弟のCarlosを連れ、マイアミのHoratioを訪ねてくる。Anitaの情報によると、刑務所にいるMemmoは未だに獄中からメキシコの組織に指示を出しているという。Anitaの地元でマラ・ノーチェのNo.2を逮捕したので、その仕返しだというので、さっそくHoratioは刑務所へ。またMarisolのフラッシュバックシーンが流れますが、一体いつまでこのストーリーを続けるのか、食傷気味です。Horatioが仇として追い回したMemmoも、今は娘のことを思う男に変わっている。制作側はMemmoを敵役として、さらに成長させるつもりでしょうか。「お前が殺せと命令したのか?」と、それは単刀直入すぎます。8ヶ月前、ギャングと真っ向から闘うAnitaに暗殺者が仕向けられたが、その名前はMemmoも知らない。「名前を教えろ。」「マラ・ノーチェを裏切れねえ。」「恩赦に値するような事をしてくれと頼んでいる。」「殴れ、激しく。でなきゃ、しゃべれねえ。」Horatioが人をまともに殴るのを初めて見ました。ものすごいパンチ。"Damn, you've been holding on to that for a while, haven't you?" 「しばらくそれを引っ込めておくつもりじゃなかったのか」「私は名前が知りたい。」加減という物を知らないのか、Horatio。手も痛かったはずだぞ。でも、これは本来地元警察の仕事ではない。Calleighは夫を殺されたメキシコの警官のために、捜査権がないにもかかわらず証拠を調べるという。先週から顔を出したO'Shayに見つかればCalleighも仕事を失うかも知れない。でも、Walterは見ちゃおられないので手伝うことに。ちなみにWalterのパパは教師だそうです。今シーズンは市民監視委員会のO'Shayの存在が大きくなりそうですね。爆発物が第2次世界大戦頃の古いパイナップル手榴弾だと判明し、テキサスのATFの所有物だと判る。さっそくマイアミにオフィスを構える捜査官に会いに行くと、第2のStetler、O'Shayが「君たちのHummerはうちの委員会のHankが寄付したんだぞ。」と嫌みを言う。それは知りませんでした。ATF捜査官のDwyerによると最近、テキサスの武器倉庫がマラ・ノーチェと思われる強盗に襲われたという。驚くことにAnitaの夫Geraldoはマラ・ノーチェの関係者という噂があるという。Anitaは信じられないというが、弟のCarlosは義兄の別の面を見ていた。しかも口止めまで。「彼は私が後には引かないと知っていたからよ。」「我々も同じです。」確かにメキシコは麻薬組織がはびこっているというのは、よくニュースなどで耳にしますね。マイアミでも危険だと言うので、姉弟はセーフハウスで保護される事になったのだが、これまたどこのリゾートかというような、ビーチ沿いの豪邸でした。(笑)言わんこっちゃない、マラ・ノーチェが放った刺客はどこまでも追ってくる。どこかで情報がもれているのか。保安官にもなるような人なので、Anitaは果敢に闘います。そしてもちろん、マイアミ中のどこにいても、急を聞くとHoratioは助けに来ますね。マイアミはHoratioには狭い町なのかも。(爆)ただ、いざCalleighがHummerに乗り込むとエンジンがかからない。何と、これはうちの捜査権ではないからとO'ShayがリモートコントロールでHummerを止めたという。当然、烈火のごとくCalleighが怒りますね。警官が殺されているというのに。「今度やったら、公務執行妨害で逮捕するわよ。」逃走した暗殺者を絞り込むため、Anitaの手のひらに残った火傷の痕から、サイレンサーを確定をする。こういうところはCSIらしいところですね。またまた新ラボガール登場。タラハシから転勤してきたJamie Mitchellという美女ですが、何だかタラハシに引っかかります。まさか、O'Shayのスパイじゃなかろうな。先シーズン、Ryanと良い感じだった彼女はどうなったのでしょう。使われたサイレンサーは6年も前にMemmoのために作った物だった。また、Memmoか!Horatioは「ただじゃしゃべらねえ」というMemmoにステーキをごちそうする。娘は会わせないけれど、それくらいならOKなのか。(爆)Memmoのサイレンサーを持っていた男は意外に簡単に見つかったが、彼は本当の「暗殺者」じゃないという。この男がメキシコで車を爆破したのではなく、彼は「暗殺者」に撃たれたという。なぜ、Anitaに仕向けられた暗殺者は他の者に邪魔されたくなかったのか。HoratioはMemmoのお望みのステーキを用意して「暗殺者は誰なんだ。言わないとこれがこの世で食べる最後のステーキになるぞ。」と迫る。ステーキの魅力でMemmoは暗殺者に武器を供給する人間が、港に現れると白状する。いや、Memmoはただただ娘に会いたいのですね。待ち伏せていたHoratioたちの前に現れたのは、なんとあのATFの捜査官だった。彼はセンサーを仕込んだ武器をマラ・ノーチェに流し、流通経路を探っていた。すでにもう武器が「暗殺者」に渡っているかも知れない。ということで、久しぶりにCalleighがマシンガンを分解しました。そういえば、最近銃器ラボを見ないですね。鮮やかな手つきで分解していくと、センサーは2種類仕込まれていた。これはATFとしては機密情報らしい。警察と対立するかと思われたATFもメキシコで保安官の夫が暗殺されたと聞くと、多少心が痛んだのか、追跡システムを使わせてくれた。すると何とセンサー付の銃はCarlosの鞄の中から出てきた。CarlosはGeraldoのものを見つけたと弁明する。一体誰が暗殺者なのか?「原点に戻ろう」もう一度持ち込まれた遺留品を調べると、ルミノール反応がない。Geraldoは爆発で死んだのではないのか?ていうけれど、ちゃんと調べていれば最初からわかりそうなものですけど。「Geraldoが暗殺者だ」なぜ暗殺者がターゲットと結婚し、自らの死を偽装してからも、マイアミまで追ってきて暗殺を邪魔したのか。「なぜなら、君に恋をしたからだと私は思う。」と真顔でHoratioに言われると、口説かれているような気になりますね。仕事のせいで夫や弟の命を危険にしたくないというAnitaの気持ちを汲んで、Geraldoは自分が殺されたら妻は危険仕事を辞めると思ったのだろう。しかしAnitaが逆の方向に走り、マラ・ノーチェはマイアミの組織メンバーを使って命を狙うことになった。HoratioはAnitaをおとりにして、Geraldoを誘い出すことにするという。「彼を裏切ることはできないわ。」「奴は殺し屋だ。君は警官として誓った。」「彼は夫よ。」「協力してくれないと、私は君を守れない。」当事者としてAnitaは複雑ですね。「君の助けが得られないのなら、私が彼を捕まえる。」Horatioとしても辛いところです。彼は愛がなんたるかを知っていますからね。やむなくAnitaはマラ・ノーチェに撃たれ重体だと偽って、病院で待ち受けることに。Geraldoは本当にAnitaを愛していたのでしょうね。やっぱり会いに来て「すまない」と枕元で涙を流していると後ろから、Horatioが銃を構えている。Horatioが手を挙げろと言うにもかかわらず、Geraldoは銃を取り出し振り向いた。あっさり、ですよ。病院の中で。でも、Horatioから"Don't do this !"と言われて命令に従わなければ、撃ち殺されてもしかたない。それはAnitaも判っているでしょうが、辛いですね。しかも、愛する夫がギャングだったとは。あえて銃に手をかけたということは、Geraldoも死を覚悟したのかも。Memmoは結果的にHoratioに協力したことで、刑務所内で酷い目にあったらしい。でも、少しずつ変わって行くようです。Horatioにとっても愛する妻を奪った存在を許すことになるのでしょう。一方、Calleighに噛みつかれたO'Shayは今度はWalterにこびを売る。Horatioが手続きを無視して突っ走るので、チーム全体に危険が及ぶ。だから、君に協力してほしい。まさかWalterがHoratioを裏切るはずがないですが、Calleighにもちゃんとあいつとは働かない、と宣言してくれて良かった。ただ、Calleighは「そう思わせておくのも良いかも」と言っていましたので、もしかしたらWalterがとんでもなく化けることになるかも?ラスト、AnitaはCarlos共々ここにいたいなら、世話をするよといつものHoratioのオファーにメキシコで必要とされるから戻るという。いつも通りの展開ですが、この女性は弱さを一切見せませんでしたね。Horatioも"If you go back to Mexico, They're gonna kill you."と真面目な顔をしていうものだから、Anitaがどう返して良いのかどうか困りながら、"What would you do ?"「何をするつもり?」と問う。でもありがとう。一応お決まりのハグはしましたが、「気をつけて」というと、「あなたもね」と言い返されたHoratio。本当にタフな女性です。Hが心配されることなど滅多にないので、印象に残ったかも知れません。しかし、メキシコでギャングに警察官が次々と殺されるので、みんな辞職してしまったとか、信じられないような話を耳にするのですが、Anitaは大丈夫なのでしょうか。ストーリーは興味深かったですが、それにしてもHoratioに立ちはだかるO'Shayや3度目の登場となるMemmoなど、あまりに繰り返しが多すぎます。過去の出来事を上手く使うのがマイアミの特徴なのですが、それにしても新鮮みが欲しいですね。
November 3, 2012
コメント(4)
元SEALのサム・ハンナにスポットを当てたエピソードですね。例えパートナーのGといえども、サムのアイデンティティに立ち入ることはできない。SEALはSEAL同士、固い絆で結ばれて高いモラルを共有し、たとえNCISであっても国を守るためには法が及ばない事もある、という事なのかな。もともと、何のために組織があるのかと考えると、仕方がないのかも知れません。榴弾砲の発射訓練場で、特殊部隊の通信兵アーロン・パウエル少尉の遺体が発見される。上官のウェスターマン少佐は、パウエルが薬物を使用して訓練場に入り込んだのだろうというが、検死では死因はナイフによる刺し傷で、訓練場に遺棄される数時間前には死亡していたという。しかし、生きたまま腕を切り取られたようだ。刺し傷の様子から、サムはSEALsが使うカランビットナイフだという。彼らが使うナイフは、訓練を受けた学校ごとに形が決まっていて、ナイフを特定すれば使い手も限定されるという。基地での聞き込みでは、パウエルは昨夜バーでホジギンス下士官と殴り合っていた事が判る。パウエルはホジギンスの元カノと交際していて、そのことが動機となり殺されたのではないかとGが言うと、サムはSEALは嫉妬心で人を殺すことはないと反発する。NCISがSEALを容疑者としたことで、ウェスターマン少佐も反発する。基地には現在6名のSEALが待機しているが、アフガニスタンの山中で捕らわれた2名のアメリカ人を救出するため、今にも出発するところだという。捕虜の一人は元SEALのマーク・ロウで、ぐずぐずしていると人質の居場所が移動してしまうという。しかし、Gはギリギリまで6名を取り調べると言って押し切る。リーダーのグリーンは、昨夜はチーム全員で映画を見に行ったと言い、執拗に矛盾を突くGには頑なな態度を取る。サムはそれを見て、尋問を自分一人で行うと言いGを閉め出す。ホジギンスはバーでのトラブルについて、パウエルが自分の元カノ以外の女性に手を出そうとしていたので注意しただけだと答える。エリックはパウエルの行動を追い、外出した先で私書箱に何かを出し入れしているのを見つける。パウエルは4ヶ月前からこの私書箱を契約しており、薬物を売買していた事が疑われる。NCISが郵便物の宛先の住所に行くと、男と銃撃戦になり、一人は倒したが、もう一人は逃亡する。パウエルはさらにセリトスの銀行に貸金庫を契約したため、ヘティが令状を取って中身を調べるという。SEALの専属ナイフ職人オルモスからの情報で、パウエルを殺した凶器はグリーンの班のメンバーが使っている事が判った。調べるとフォスター下士官が持っていることになっているが、フォスターはアフガニスタンでナイフを失ったという。フォスターは昨夜見た映画について聞かれて、まるで口裏を合わせたようにグリーンと同じ事をしゃべる。映画館の売り子にSEALsのアリバイについて尋ねると、確かに6名は映画を見に来ていてしかも映画終了後に全員から口説かれたという。しかし、映画の途中で抜け出すことも可能で、基地に知られずに出入りするような場所を探すと、フェンスが破られているところがあった。これらの証拠からGはSEALs全員を拘束し取り調べるべきだと主張するが、まだサムは嫉妬心では殺さないはずだと彼らを擁護する。その後、パウエルの周辺の捜査が進むと、パウエルがパキスタンの諜報機関(ISI)の工作員と会っていた事が判り、貸金庫からは大金が見つかった。パウエルはパキスタンに情報を漏らしていたらしく、SEALsは裏切り者だと知って殺した可能性がある。時間切れで6名を任務地に送るというウェスターマン少佐だったが、フォスターが自分がやったと言い出す。チームではタリバンに情報が漏れているのではないかと考え、情報に接することができるパウエルを疑ったという。殺すつもりはなく、アフガニスタンの救出任務が終わるまでパウエルを拘束しておくつもりだったというが、仲間を任務に送り出すため一人罪をかぶろうとしているフォスターに、サムはある行動を起こす。サムはチーム6名を集めると、NCISと繋いだ回線を切り、無線のイヤホンを外すとSEAL同士で真実を話すよう求める。すでに凶器のナイフが見つかっており、指紋を調べれば犯人は特定される。SEALたちはパウエルの裏切りを辞めさせようと説得するつもりだったが、正当防衛で刺してしまって、手当はしたが部屋を調べているうちに死亡し、訓練場に遺棄したと認める。もしパウエルの件を表に出すと、これから行く任務が中止となり人質を失う事になってしまう。一方、パウエルが接触したというISIの諜報員の車が見つかり、モーテルの部屋を調べるが、怪我の手当をした痕跡があり、データを消去したパソコンが残っていた。彼らは一般ではない通信手段を使っていたと思われ、エリックが近くで衛星を使った通信を行っている場所を突き止める。その中に、パキスタンの通信会社があった。Gらはその場所に向かい、先ほどの銃撃戦で逃亡した男が中に入っていくのを見つける。侵入すると、男は情報を送信しているところだった。NCISチームは何とか通信を止めるが、相手になにがしかの情報が届いた可能性はある。サムはヘティの許可を得ずに、パウエルを殺した証拠はなかったとして、人質救出へSEALチームを行かせる事を認める。ヘティはサムの行動を咎めるが、グリーンたちが負傷しながらも人質を救出した報告を受けて、この事件に関するファイルをサムに渡す。パウエルはぜんそくの持病があり、口を塞がれて窒息死したのだった。タリバンへ情報が漏れて奇襲を受けたのは事実だったが、SEALsは危険をものともせずに人質を救ったことで、ヘティはサムに感謝する。厳しい訓練を受け、その中でSEAL同士はまるで家族のように繋がりがあり、決して仲間を裏切らないという美談の陰で、スパイに対してはルール無用というような話ですね。いくらSEALsが特別だ偉いと言っても、NCISの立場よりもSEALsの身分の方が優先するとは、驚きです。彼らは生きたまま片腕を切り落とすという拷問も行ったのですよね。何よりも2人のアメリカ人、それもCIA捜査官の女性と元SEALを救い出す事が急がれた。身内を救うことを自分たちだけで判断して良いのか。パウエルの死も偽装しているし。隠蔽するつもりだったのでしょうね。そういう不正を暴くのがNCISの本来の任務だと思うのですが。カレンの怒りももっともです。でも、パウエルのスパイ容疑がが仮に軍に報告されていたとしても、どこかに監禁されてCIAか何かが拷問を行うのかも知れませんね。「Homeland」みたいに。ハンナがヘティの権限を越えて良いはずはないですが、アメリカ国民を守るためという大義名分があれば、ヘティでさえ抗えないのだという事なのかな。ヘティ自身も目的のためには、あらゆる超法規的な手段を取るし、過去には諜報員として世界をまたにしていたわけだし、結局何でもありですね。まあ、将来的にサムが今回の件で厳しい立場に立たされるということも、ストーリーとしてあるかも知れませんが。
November 2, 2012
コメント(0)
全16件 (16件中 1-16件目)
1