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ジェニファー・ラブ・ヒューイットをゲストに迎え、さらにこの時にスピンオフとして放送していた「Law & Order:LA」とのクロスオーバーも果たすとは、なかなかやりますね。テーマはもう、SVUの王道というか、例え同じテーマであっても取り上げ続けるべきだと思いました。バスの乗客で顔に酷い傷を負い、レイプされたという女性が病院のERに搬送された。女性はジュリー・マクナマスと名乗り15年間で4回もレイプされたというが、酒臭く、傷は割れたガラスによるもので、記憶が混乱しているという。オリビアがジュリーから話を聞こうとすると、何かに怯えたジュリーはレイプされていないと言い病院から逃げ出してしまう。バス停の血痕を辿ると、路地裏の犯行現場に至り、割れた酒瓶を発見する。ジュリーはこれで殴られたらしいが、指紋から被害者の本名はビッキー・アリシア・セイヤーズと判る。ビッキーはレイプ犯から逃げるためか、ひたすら身分を隠していた。その後税務署の記録でビッキーの自宅を見つけ、オリビアとエリオットが話を聞こうとするが、ビッキーは閉じこもったまま誰も寄せ付けない。ビッキーは仕事で月に一度外に出るだけで、昨日はその出社日だったという。オリビアがビッキーの監視を続けていると、外に出て銃を不法に購入しようとした。オリビアはビッキーの身柄を拘束し、頑ななビッキーから過去のレイプについて話を聞く。最初の犯行は1995年16歳の時に病院でボランティアの看護助手をしていたときに見知らぬ男に襲われ、親に言うなと脅された上、住所の判る仮免許証を奪われたという。男は「行儀良くしろ」と言った。次は1998年大学2年の時、アパートに侵入され、これまでもずっと監視をしていた、お前は一生俺の物だと言われたという。警察には届けたがレイプ検査は受けなかった。怖くなったビッキーはLAへ行き、そこで新しい生活を始め恋人もでき、結婚することになったが、結婚式の1週間前にまた犯人が現れ、レイプされた上に婚約指輪も免許証も奪われた。その結果結婚もだめになり、在宅の仕事をするようになった。犯人の陰に怯え、NYに戻り母親と同居していたが、母親が死亡したので一人暮らしとなり4度目の暴行を受けた。ただし、今回の犯行では男の顔は見えなかったという。それでも「お前は行儀が悪い女だ」と言われたので同じ男に違いないという。SVUは似顔絵を手配するが、98年の時の調書が紛失していることが判る。今回レイプ検査では犯人のDNAは出なかったが、犯人がアムステルダムホテルに宿泊しているらしいとわかる。ホテルの従業員に似顔絵を見せたところ、ラウンジにいるハリスではないかというので、身柄を拘束する。面通しでビッキーが犯人だと確定したので、取り調べを始めるが、ハリスは犯行時には外科用器具の営業でプロビデンスにいたという。アリバイの裏が取れたため、ハリスは釈放される。ビッキーはハリスに殺されると更に怯える。SVUはハリスがレンタカーを借りてNYまで往復500キロ以上を移動することが可能だったと見るが、それだけでは起訴の決め手にはならない。オリビアは何が何でもハリスを逮捕するため、ビッキーの協力を求める。それ以降、SVUはハリスを尾行したり、仕事場でビラを配るなど嫌がらせのような行動を続ける。さすがにハリスもオリビアたちを名誉毀損で訴えると言う。オリビアはハリスが女性を憎んでいるのではないかと考える。オリビアはビッキーと同じような被害を受けているケースが10州にまたがって起こっている事実を知る。それらはハリスが出張で訪れる場所だった。どの被害者も同じ犯人に繰り返しレイプされて、病院で働いているなどの共通点があった。ただ、ハリスを特定できたのはビッキーだけで、今回の事件では顔を見ていないために起訴できない。それならば98年の犯行を起訴しようと考えるが、2006年以前はレイプ事件は時効があり、現在それを起訴することはできない。他の10件の被害者のレイプキットについては、それぞれの地元警察でラボで処理が滞ってしまい、数千件もの証拠品の中から探し出すのが困難になっていた。オリビアは他の州の警察から証拠を手に入れようと奔走する。どこも古いサンプルでDNAそのものが劣化していたり、行方不明になっていたりする中、LAPDのウィンターズ刑事が協力を申し出る。ハリスの務める会社はLAに本社があるが、ハリスはLAで自宅とは別に倉庫を借りているという。倉庫を調べたオリビアは、そこにこれまでの被害者の写真や犯行のトロフィーなどが整然と保管されているのを見て驚く。ビッキーが奪われた免許証や指輪もあり、ハリスはNYの事件で起訴されることになった。しかし、今回の犯行時にビッキーが顔を見ていない点と、過去に採取されたDNAが劣化が酷くて、証拠とは認められず、ハリスに対する裁判は棄却される。一連の事件はFBIが担当することになったが、オリビアはまだハリスを起訴する事はできると思いつく。98年の事件でビッキーがハリスに縛られたときのダクトテープがまだ署に残っていて、SVUはハリスを時効のない第一級誘拐監禁罪で逮捕する。警察に訴えて出てもこれが現状か、と思わされますね。採取した証拠はラボで処理されずに置きっぱなし、保存状況が悪いからDNAは劣化する。それなのにレイプ事件は親告罪で時効があるという。被害者は無念です。ビッキーの痛々しい姿は本当に見ていて辛かった。犯行がどれほど非人間的か、思い知らされます。そして一度でもショックなのに、何度も目の前に現れては犯行に及び、精神的に支配されてしまう。どこにいても付け狙われている恐怖は想像にあまりある。こういう被害者の思いに警察はどれほど付き合ってくれるのだろうか。などなど、SVUならでは、捜査官たちがこうした憎むべき犯行を真正面から取り上げて闘うのが評価できると思います。オリビア・ベンソン刑事は一切の揺るぎもなく、被害者と向き合ってくれる。本当に現実もそうあって欲しいですね。タフなエピソードでした。
December 25, 2012
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『固い結束』毎回犯罪を許さないという厳しい姿勢で事件を解決していくブレンダが、今回は本当に追い込まれましたね。これまでにも警察内での反発もあったし、自ら犯人に命を狙われる事もあった。でも部下たちや家族に支えられ様々な困難を乗り越えてきたブレンダにもかかわらず、一体どうしたことか。弁護士を雇うと言うことは、自分の非を認める事になるから雇わないのか。最終シーズンだけに、この闘いに光はあるのか、気になります。ところでゲストにはBONESのスクインターン役でおなじみのMichael Grant Terryが出ていて、演技が光っていました。監督はスタトレファンにはおなじみのロクサン・ドーソンでした。彼女はもうすっかり監督業がメインになっています。タレル・ベイラーの母親が起こした訴訟で、ついにブレンダのチームメンバーも起訴されることになった。なぜかガブリエルだけは訴えられていない。召喚状を持ってきたのはタレルの母親の弁護士でもあるピーター・ゴールドマンで、ゴールドマンはタレルを自宅に送っていった時に同行した者の名前を明かせば、チームへの訴えは取り下げると取引を持ちかける。ブレンダは部下たちを関わらせないために、事件現場に向かわせる。葬儀場に死亡証明書のない遺体が持ち込まれたという連絡があり、遺族が司法解剖を望まないというので事情を聞く。死亡したのは牧師のクリフ・ワイコフで、自宅で自然死だったというが、検死官は首の周りを締めた痕を見つける。抵抗した痕跡があり、死亡時間は2~3時間前だった。牧師の妻ケイトは、夫がうつ病を患っており車庫で首を吊ったという。立場上、信徒にはこのことを知られたくないので死亡原因などについて伏せたいという。プロベンザは妻を疑う。ブレンダは殺人事件と考え、捜査を開始する。被害者のクレジットカードが使われたという情報があり、捜査班はモーテルに向かう。クリフはチェックインしたままで、死の直前にモーテルから電話をしていたことが判っている。宿泊していた部屋に入ったブレンダたちは、部屋を掃除している男女を見つけ身柄を拘束する。2人はケイトの両親だった。現場にはなぜか男性物の衣類とともに、セクシーな女性の下着とハイヒールが残されていた。モーテルから電話をかけた相手はケイトと判る。警察に戻ったブレンダをポープが待ち構えており、自分も召喚状が届いたという。ゴールドマンが取引を持ちかけたことも知っており、今すぐに市の弁護士を雇うようにいう。ブレンダはガブリエルだけ起訴されなかったのは、自分たちのチームを仲違いさせる作戦なのだろうと答え、これは私一人の責任なのだからと取り合わない。しかしブレンダの気持ちに反して、チーム内でガブリエルに対する目が厳しくなっていった。捜査班がクリフの家族を警察に呼ぼうとすると、一家は教会のPCを破壊しているところだったという。ケイトは信者のプライバシーが大切だからと言い訳するが、部屋に女性の下着とハイヒールがあったことについては知らないと答える。ワイコフの家族は自殺だったと口裏を合わせているかのようで、ガブリエルはケイトを自宅に帰して、監視しようという。検死では他殺を示唆する証拠が見つかり、さらに足に付いた赤い染料が、見つかったハイヒールの物と一致した。ワイコフ牧師には女装の趣味があったようだ。ケイトは夫の趣味を知られたくないので自殺で隠し通そうとしたのか。しかしブレンダは裏に何かあると察して、教会に乗り込んでワイコフ牧師が浮気をしていたのではないかと、靴の持ち主を聞き出そうとする。さすがにブレンダの勢いに負けてケイトは夫がネットで探した娼婦と浮気をしていたと認める。パソコンを壊したのはその証拠を隠すためだったという。夫妻の息子で海兵隊の上等兵クリスがその様子を見ていて、ブレンダに、今朝、モーテルから母親が電話をしてきて、下着姿の父親を着替えさせたと打ち明ける。首の傷については、牧師は快感を増すため自分でベルトを首に巻いて絞めるプレイをしていたという。ただし、そういう場合は「安全装置」を使うはずだというが、現場には見あたらなかった。ブレンダはケイトから聞き出した娼婦のシンディを聴取する。シンディは月に一度牧師と会っていたが、本人が牧師とは知らなかったという。そしてただ下着が好きなだけで、自殺をするような人ではないという。実は自分を雇ったのはケイトで、夫の趣味に付き合えないので満足させるためだった。タオはワイコフ一家の通話記録を調べ、事件発覚後綿密に全員が連絡を取り合っていた事を指摘する。かばい合い口裏を合わせるためだったのか、一家の結束は固いようだ。ブレンダはケイトを尋問し、モーテルから電話をしたのは誰か追及する。ついにケイトはアリバイ作りのため、自分が自分の携帯に連絡したと言い、夫を殺したと自白する。妻は逮捕されるが、このままではかばい合っている家族全員が逮捕されることになる。すると連絡網から外れていたクリスがなぜ事件の事を知っていたのか疑問が生じた。クリスはブレンダに、父親のパソコンでシンディ宛のメールを発見し、気になって父親を尾行し、モーテルでシンディが出ていってから部屋に入ると父親が死んでいるのを発見したと説明する。ブレンダはクリスの発言は嘘だと決めつける。ついにクリスは15歳の時に父親に自分がゲイであると知られ、殴られて軍の学校へ送られた上、交際相手のジェフの両親に2人の手紙を見せられたと告白する。ジェフはそのことに苦しんで自殺したという。父親は隠れた趣味があるにも関わらず、信徒に説教をしているのに、息子の性的嗜好を否定し嫌悪する事が許せず、モーテルで父親を殺したと涙ながらに自白する。たった一人起訴されなかったガブリエルは自らゴールドマンに申し出て、自分も召喚状を受け取ることになった。チームの結束の強さとも言えるが、ブレンダは責任を感じ落ち込む。自宅に戻ったフリッツは自分にも召喚状が届いたといい、あの日タレルの母親と妹の保護を自分が担当したという。正しいと思って任務を全うしたにもかかわらず、愛する人たちが巻き込まれる事にブレンダは耐えられない。ゴールドマン弁護士役は「こちらブルームーン探偵署」のバートでした。あれから何年たったのか、本当にベテランだ~チームの中でガブリエルだけが「良い子」になって、険悪なムードになりましたが、彼もまたブレンダに忠誠を誓っているので自ら進んで起訴されるという「良い子」。(爆)プロベンザやフリンなどは訴えられたくらい、どうってことはないと強がっていましたが、実際裁判ともなれば、櫛の歯が欠けるように、徐々にチームの結束が緩んでくるのかも知れませんね。ブレンダとしても、かわいい部下たちをそういう場面に立たせることはどうしても忍びない。ついにフリッツまでも訴えられる事になった。ということは、このゴールドマンは相当のやり手ですよね。果たして裁判の行方はどうなるのか。事件のほうですが、始めから妻を疑うプロベンザと、教会に通っていた真面目なガブリエルとが牧師の妻に対して全く違う態度を見せるのが興味深かったです。ガブリエルは、ブレンダが一番力を入れて育てている人材ですよね。彼が訴えられる事はやはりあってはならないと思うかも知れません。ところで、BONESのウェンデル君、海兵隊の格好が似合いますね。非常に複雑な役柄で、彼の告白だけで事件が語られる訳ですから大きな役割を演じましたね。クリスには可哀想な面もありましたが、海兵が嘘はいけないわ、お母さんを犯罪者にしても良いの?と正すシーンは正にブレンダの信条そのものでした。
December 23, 2012
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『知能化弾』全編未来感覚のハイテクグッズ、コンセプトに彩られていかにもマイアミにふさわしいエピソードでしたね。大げさですが、ここまで世界観を統一するというのは、SF並だと言えるかも。しかも、このイケメンは誰だと思ってたら「HEROES」のモヒンダーじゃないですか。しかも、DL役だったレオナード・ロバーツも出ているし、絶対意識してキャスティングしているに違いない。そして「あの人」が戻ってきました。わーいわーい!どう見てもスティーブ・ジョブズのパクリじゃないかと思うような、IT産業Solamyrge社のCEO、Matthew Stoneはガンに冒され、今は死を迎えつつあった。彼はわずかな資金でガレージからスタートした天才だった。夢を現実にするという新製品発表の場には、彼のメッセージ映像がユーザーに直に語りかけている。技術の粋を集めたStoneの自宅は音声で全て装置が起動し、まるでSFのような世界だ。人間は不可能を克服することができるかも知れない。でも、そんな彼の周りには誰もいない。また、彼の作り出した物、彼が社会にもたらした変化に不満を持つ人々もいる。パクリかと思ったら、一応、Nataliaが「スティーブ・ジョブズよりビッグ」と言っていましたで、ものすごい人なのですね。どういう風に想像したら良いのでしょうか。(笑)そんなStoneが自宅の屋上でスナイパーに射殺される。しかし、一体どこから弾が来た?孤独かに見られたStoneにも、愛するガールフレンドAmandaがいて通報した。彼女は本当にMatthewの生きる支えになっていたように見える。Stoneはその成功ゆえ、うらやまれもし、妬まれもし、憎まれてもいた。今回はハイテク機器を前に、男子のテンションが高かったですね。特にRyanとWalterは音声起動のテレビに大喜び。Calleighお姉さんに「犯罪現場よ!」と叱られておりました。(笑)敵の多いStoneの自宅には盗聴器が仕掛けられていた。それを仕込んだのは 病気治療中のStoneに替わって、実質CEOであるJerry Blackburn(!)で、薬などで判断力が鈍り、情報をうっかりしゃべるなど会社に損害を与える事を恐れていたという。わーいわーい! Dave Bentonが戻ってきました。彼はJesse役のEddie Cibrianと共にCBSの新作「プレイボーイ・クラブ」に出演していましたが、すぐにキャンセルされてしまって、マイアミに出戻ってきたというわけ。Daveもまた、最新の未来型携帯を手にして大興奮。男って奴は本当に。Daveは暗号のかかったデータを解いて、Stoneが死の直前に受け取ったメールがあることを突き止める。「The Time is now」て、SJも言っていましたか?あたかも死のカウントダウンを告げるメールは、アメリカ中で広がる反格差デモのリーダー、Heidi Taylorから送られたものだった。彼女から見ると、富の象徴であるMatthew Stoneは対極にある。しかし、殺してはいないという。ところで、今シーズンからラボに入ったお騒がせ女Samが刑事に昇格し、Ryanがお祝いのプレゼントを贈るという。え?なんでーと言いたくなりますよね。でも、Walterが「コロンつけてる?」と茶々を入れるなど、いつの間にかマイアミの人間関係も本当に楽しくなりましたね。ところが、元祖モテ男EricがさりげなくSamに近づいてRyanの先を行きそうな予感。Ryanが「Samと親しいんだね。」Ericは「それほどでもないよ。」こういう展開もかつてありましたね。2人がSamを取り合うなんて、やめてくれーという感じです。でも、どうやらEricはRyanなど相手にしていない様子。ちゃっかり、Samを現場に連れ出そうとしている。ちなみ、Samに関してはNataliaも相変わらず対抗心を見せますね。2人の女の闘いは大人な女性が多いマイアミでは、これまでにない展開をもたらしています。Stoneの遺言状が何者かに持ち出されていたので、金庫に残っていた毛髪からAmandaを疑う。AmandaはMatthewに頼まれて、誰も書き換えないように遺言状を持っていたという。治療薬のせいなのか、誰も信じられないとMatthewはナーバスになっていた。Dr.Lomanは今回は「サイラー」の役ですね。頭を開けて銃弾を取り出していました。そして取り出されたのは、マイクロチップの付いた「スマート・ブレット」。つまり、自分でプログラムされたようにターゲットを狙う特別な銃弾だった。こんな技術は天才Stoneしか開発できないと思ったら、物知りのTomがStoneには事業初期のパートナーがいることを教えてくれました。この男は金には興味がないと、有名になる前にStoneから去っていったRaj Andariだった。彼はStoneに頼まれ、大量の株を相続するように遺言状を書き換えた事を認める。Stoneは今や弁護士さえ信じられないというが、随分都合の良い話ですよね。「彼は昔からのベストフレンドなのだから、殺すはずがない」と言われても…銃弾の事はCalleighにお任せ。取り出されたスマート・ブレットは何とSolamyrge社製品だった。実は3年前、Stoneは下の弟をイラクで味方の誤射により失っていた。だから、タイトルがfriendly fireだった訳ですね。ショックを受けたStoneはアメリカ兵を友軍の誤射から守るためのライフルの開発に着手した。ライフルは完成したが、48時間前にプロトタイプ2機が奪われてしまった。代理CEOのBkackburnによると、携帯電話会社が兵器を作って売るということについては、Stoneは競争相手に知られるのを恐れていたという。なのに、Stone本人がしゃべってしまった。早速その銃を使ったと思われる銀行強盗が発生し、警官が撃たれた。デイド署のCSIも仕事をおっぽり出して現場へ。EricはSamを初めての現場に連れて行く。いきなり、銃撃戦とはやり過ぎですよね。もちろん、Hは押っ取り刀でFrankと共に現場に行き、ばんばん撃ちまくる。さて、プログラムされたスマート・ライフルとsharp shooterのHとでは、どちらが良く当たるでしょう。とにかく、銃を持って走るHoratioが格好いい。赤毛をなびかせ緊迫感があり、年齢など全く感じさせませんね。見事にHが犯人を撃ち殺したか、と思われたが意外にも犯人は自分の銃の暴発で死んでしまった。"What a hell this thing is?"Hも銃についてはプロですから、銃を調べることでStone殺しの真実が判るかも知れないという。何気ないシーンですが、よい表情をしています。そして、気が強いSamはさっそくEricの言うことを聞かないで勝手に動く。じっとしていろと言ったのに。だったら連れてくるな、っていうの。そして、本当のプロCalleighは2丁のライフルは設計の欠陥があり、どちらもStoneを射殺するのに使われていないと見抜く。つまり、3丁目のライフルがあるということですね。これまで、CSIではおなじみだった弾道の特定がスマート・ブレットのせいで、できなくなった。何せ幅広い方向から飛んできますから。だが、簡単に容疑者が見つかった。近くにRajの住まいがあり、家宅捜索をしたところ第3のライフルが見つかった。またまたRajは「Matthewから頼まれた」と訳のわからない事を言う。若いときに金に興味がないと言っていたRajも大金持ちになったStoneを見て、金が欲しいと迫った。「じゃあ、自分で稼げ」なんと、自分をこれで撃ってくれ?マジか?それは、義理の弟を救う唯一の方法なのだという。そして、Heidi Taylorの携帯をハッキングしてカウントダウンのメールを送れと命じた。それが遺産の代償。一体Stoneは何を計画していたのか。Heidi TaylorはStoneから手紙を受け取っていた。Ryanはその手紙に、磁気テープのロゴが付いていることを発見。今回はRyanの活躍場面が多いですね。磁気テープには、完成したスマート・ライフルを民間の武器会社に納入する場所と時刻が含まれていて、プロトタイプ開発中とBlackburnが言っていたのは嘘で、銃は既に完成していたのだった。HoratioとFrankがBlackburnの車を止める。Hの銃の構え方と言ったら。(爆)完全な銃を作るまでは取引できないというStoneに対して、Blackburnはこれを売らなければ会社がつぶれると独断で決行した。マスコミにばらしても、誰も薬で頭がおかしくなっているのStoneの言葉など聞かないだろう。結局は自分が儲けたかったということですね。Ericは新人を指導するような立場なのでしょうか。Ryanは気を遣って、自分のプレゼントをEricから仲直りの印として渡すようにいう。どうして、そこまでしてSamの機嫌を取らなければならないのか、と思ってしまいますが。「これが初めてじゃないよな。Nataliaの時もそうだった。同じ事はもうごめんだ。」て、私も同じ事を思いました。(笑)Ryanは本気でEricの幸せを願っているのでしょうか。"We're cool ?" "We're cool."「俺には見込みがないと思うか?」「あるかもね(maybe)」EricとRyanは長く一緒にいて随分変わりましたね。DaveはStoneの携帯から、最期のメッセージを見つける。彼は命をかけてデイド署に託したわけですね。企業家、クリエーター、人々に何かを伝える人生を貫いたStoneの言葉に、人々は耳を傾ける。選択し、少しでもこの場所を良くしようと努力する。「その時は今だ」いかにもスティーブ・ジョブズへのリスペクトというか、感動的なエンディングでした。そして、SamをEricに譲ったはずのRyanは、実はEricが代わりにSamに気持ちを伝えてくれている事を知らない。自分が自分がと言っていた頃は遠い昔となりました。HoratioはKyleと笑顔でスカイプで話をしている。もしかしたら、ずっとこうして親子の時間を持ち続けているのかも知れませんね。映像は前回の使い回しぽい感じでしたけど。(爆)でも、若いKyleもまた理想を心に自分の信じる道を進んでいる。本当にきれいにまとまったエピソードでした。でも、本当にRyanとSamがカップルになるのかしら。今シーズンは数が少なくなっていますが、その代わり外れがないというか、充実したエピソードが続いています。 "Way Back (Extended Album Mix)" by Julius Papp
December 22, 2012
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『養子の秘密』先週から引き続きトニーの調子が悪いようですね。これまでとはかなりイメージが違います。キャラ転換というか、その分、年相応やっぱり老けた感じがありますね。なにせ9シーズン目ですから、いくらトニーでも子供みたいなままではおかしいでしょう。(笑)どう変わっていくか、楽しみです。ホームカミングで自宅に戻ったトーマス・ヒル一等兵(トミー)が腹を切られて家族の前で死亡する。血痕を辿ると、犯行現場と思われる場所に犯人の携帯電話が落ちていた。NCISチームが披露直前に清掃車に回収されてしまう。実はヒルはマコーミック夫妻の養子で、クォーターバックの花形で誰からも好かれる人柄だったという。妹のリンジーも養子で、兄妹は非常に中が良く、リンジーは兄と外で会うことになっていたのに自分が行かなかったので殺されたと後悔する。マコーミック夫妻によるとトミーは帰国してから何か悩んでいたようだったという。また一家は最近までローンが払えず、家を失いそうだったという。回収された携帯電話に付いていた血液はトミーのものと一致し、アビーは携帯を開くパスワードに取り組む。トミーのパソコンについては、州のホームページをハッキングしようとした経歴があった。また、なぜか山の中にパソコンを持ち込んだ事が判って、トニーとマクギーが確認に行く。すると、5万ドルほどの現金が入った箱が埋められているのを発見する。トミーには秘密があったらしい。ダッキーは遺体に注射された痕を見つける。刺される前に鎮静剤を無理矢理打たれたようで、犯人は誘拐するつもりだったのか。ジヴァとマクギーがマコーミック家や近隣の人からトミーのことを質問しようとするが、怪しいような事は何もないと反発を受ける。ジヴァは周辺の証拠を探す事にし、ゴミ箱から2本の注射器を見つける。トニーは高校時代のホームカミングで寮の仲間「ジョン・スミス」を下着で竿に括りつけた事を思いだし、謝罪したいと言い出す。注射器から前科のあるカーディス・ビーンの指紋が検出された。カーティスは出所してタコスの店で働いているが、ここ2日ほど姿を見せないという。アビーが携帯のデータを取り出すことに成功する。なぜかリンジーの姿が撮影されており、尾行されていた。犯人の本当のターゲットはリンジーだったようだ。トミーは妹を守ろうとして殺されたのか。あるいはトミーがカーティスと組んで金の問題でもめたのか。ギブスはリンジーを守るためにマコーミック家を警備する。リンジーはこの家に来た経緯について、ペンシルバニア州のコミューンで両親と暮らしている時に虐待を受けたので逃げてきたという。今の両親には本当に愛されているという。NCISはリンジーの本当の両親が現れたのかと疑い、現在の居場所を探す。リンジーのボーイフレンドがカーティスを目撃している事が判る。またタコス店にも姿を現したため現場に急行すると、カーティスは強い薬を打たれた末、屋上で無実だとわめいていた。その後、薬の過剰摂取で死亡してしまう。マコーミック家がローンの減額を受けたという証拠を検証したところ、偽造と判り、さらにトミーが任務で派遣されている間にトミーのパソコンで書類が作られていることが判った。そして現場で見つかった注射器のもう一つからはリンジーの血液が検出され、そのDNAからリンジーが過去に別の名前で高校最終年の時に失踪していることが判った。しかも2回もあり、実際の年齢は17歳ではなく、27歳だったことが判明する。トミーはリンジーの秘密に気づき、それを暴こうとして殺されたのか。リンジーはトミーと待ち合わせをしていると、何者かに注射を打たれてトミーが逃げろと言ったので逃げたと説明する。銀行の書類を偽造したのもリンジーだった。ダッキーはリンジーが過去の里親から何も奪っていない事を指摘し、身体に傷が残って虐待を受けた事も事実で、リンジーが子供時代に執着しているとプロファイルする。やがてタコス店の店主がリンジーの実の伯父で、親権を持っている事が判った。店主はカーティスが持っていた金をリンジーが奪い、カーティスがそれを取り戻そうとしてトミーが巻き込まれたという。しかし店にはリンジーの虐待を物語る傷と一致する調理器具があった。リンジーは病院で診断を受けることになり、マコーミック夫妻に嘘を付いたことを謝罪する。夫妻はそれでもリンジーを愛し許すという。久しぶりにジョン・スミスに会い謝罪したトニーは、本当は自分が下着で竿に吊された事を思い出す。なぜか、自分を加害者だと思い込んでいたのはやはり記憶喪失のせいだったのか。この身分を偽って高校生になりすましていたというのは実際の話でありましたね。日本ではちょっと考えられないが、里親制度が浸透しているアメリカではありうるのか。リンジーはつらい過去から伯父の店を飛び出し、転々と家庭を求めて逃げ惑う中で、今のマコーミック夫妻の本当に愛されて、彼らが破産にならないように金を盗んだのでしょう。嘘だらけの人生ではあったが、マコーミック夫妻はそれでも心から彼女を愛しているのが救いでした。今度は本当の自分を取り戻し、豊かな人生を築いていって欲しいです。さて、トニーですがやはり先週の記憶喪失は必要だったわけですね。(爆)今シーズン、きっとキャラクターを掘り下げる事になるのでしょう。実はいじめられっ子だったというのは、これまでの負けん気というか、ペラペラとよくしゃべる行動のの裏返しだったというのは納得です。そろそろ独り立ちしても良い立場なのに、いつまでもギブスの傘の下にいたい、というのも判るかな。記憶を失うことで、部分的に本当の自分が現れて、無理をして覆い隠す必要がなくなってきたので、今後、違うトニーが見られるのかも知れません。落ち込んでいるからと、ジヴァもマクギーも女泥レスのチケットを持ってきたが、これからはそういうタイプじゃなくなるかも。トニーがシリアスになれば、会話は変わるのかも知れませんね。その軽口をパーマーくんが引き継ぎそうな感じで、「僕はお呼びじゃないですね」というシーンが増えるのかも知れませんね。
December 21, 2012
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幸せなハウスをあまり見たことがないので、多少違和感があるのと、オリビア・ワイルドがクレジットがあるにもかかわらず、当分の間出てこないということで、駒が少なくて物足りない。薬を乗り越えたハウスが新しい面を見せ、relationshipを中心として何となくドラマ全体も違う方向に向かっていくような感じです。それでもせっかく長い間思いを抱いていた2人を一緒にさせるのだから、丁寧に描くのは歓迎ですね。BONESなんか、手抜きをし過ぎます。(笑)16歳のデラ・カーがスケードボード場で心停止で倒れる。デラはスポーツ万能で、勉強にもがんばっているが、兄のヒューゴが筋ジストロフィーなのでその分も替わりにがんばっているように見える。心電図やCTなどでは異常が見つからず、スケートボード場での音や光が刺激になったかもしれないとして、ハウスはQT延長症候群を疑い誘発テストを命じる。カディはハウスと交際していることを人事部に報告し、仕事に影響を与えない事を認めてもらうという。互いに誓約書にサインした上で、カディはハウスの心停止を前提とした誘発テストについて反対し、ハウスも素直にそれに従う。代替の検査を行おうとしたところ、デラは腎障害を起こしていることがわかった。心臓と腎臓の症状からアミロイドーシスかと考え、ハウスはヒューゴから骨髄を移植しろという。デラは兄を傷つけての移植はとてもできないと反対する。ハウスは人のために自分を犠牲にするのは自己否定じゃないのかという。一方、デラはいきなり血を吐いて、肺から出血した。とりあえず出血を止める治療について、ハウスはカディの言葉の裏を探って、自分の診断に集中できない。ウィルソンに相談してトラブルを避けるため、ルールを作るべきだと言われる。ハウスはグッドパスチャー症候群を疑って、免疫抑制剤投与、血漿交換、腎生検をオーダーする。なぜか自発的にクリニックで診療したハウスは、100歳を越えた父親に付き添っている高齢の息子に、父親を介護施設に入れたいので先生の口から言ってくれと頼まれる。父親は足がチクチクするという。逆に父親はハウスに息子の世話になりたくないので、自分を介護施設に入れるべきだと言って欲しいと頼まれる。デラの検査の結果は、グッドパスチャー症候群ではなかった。フォアマンらはリンパ脈管筋腫症(LAM)の結果が陽性だったといい、肺移植がひつようだという。すでにタウブが移植委員会に連絡して手続きに入った。しかし、移植したにもかかわらず、肺の機能は低下し続ける。拒絶反応なのか、あるいは肺に感染症があるのか、それによって治療法は全く違うが、ハウスは命に関わる治療の選択についてはカディの許可が要るというタウブの意見を聞き入れ、タウブがステロイドを使う事についてカディの許可を取れ、という。カディが超急性拒絶反応ではないはずだと怒鳴り込んできたため、ハウスはすぐに意見を変えてしまう。タウブは今は幸せなハウスがカディと別れた時の事を心配していた。選んだ抗生物質が効いていないということが判り、肺の状態はさらに悪化する。兄のヒューゴと話をしたハウスは、デラの体調について質問し、辛くても兄のことを思いじっと我慢してきた結果、鎌状赤血球症に気付かなかったと診断する。二度の肺移植は困難で、ハウスはヒューゴから片肺をもらうしかないという。カディはヒューゴの寿命がさらに短くなり、そんなことはできないとハウスに反対する。ハウスはクリニックの親子に介護施設が必要だというが、2人の話を聞いて、父親が入れ歯安定剤の多用により亜鉛中毒になっていると診断する。それならば介護施設は必要ない。デラの父親がハウスのオフィスを訪れ、娘を救う方法はないのかと問い詰める。ハウスは兄の肺を移植する方法を話すが、その後困り切った家族の様子を見たデラが自殺しようとした。父親はデラの意思を尊重し、再移植はしないと言いに来る。しかしハウスはどこまで娘に自己犠牲をさせるのかと一喝する。カディはハウスのチームを監督する人物は自分以外にはいないとして、ハウスの意見に反論し2人は人目もはばからず言い合いをする。すると、話を聞いていたヒューゴが自分の肺を提供したいと言い、デラを説得する。妹が死んだら自分は生きていけないという。ハウスとカディは付き合ってから初めて本気でぶつかり、この調子ならお互い上手くやっていけるかも知れないという。カディと寝ていることを言いたくてしかたなくて、「言うのを待って」と言われているにもかかわらず、さっさと全員を招集し(ウィルソンは関係ないでしょ)公表したものの、今ひとつ反応がない。フォアマンは「それは良かったですね」タウブ「別れたときが心配だ」チェイス「は?」ウィルソンにいたっては、はなから信じない。だから証拠を見せろと言って、カディにキスしようとすると、カディは別の方法で(自粛)。カディは仕事と私生活は別だから、影響させないように両立させると宣言すると、ハウスは急に借りてきた猫のように大人しくなってしまう。毒のないハウスなんておもしろくないかも知れませんが、でもカディに言われたら「はい」と素直なハウスもかわいくて良いですね。(笑)ハウスも足の手術をする前は自信過剰だったとしても、もともとは心の優しい人だったはずで、ベッドでご奉仕する姿も納得です。欲しかったおもちゃが手に入ったみたいで、いつまで熱中でしているのでしょうか。まあ、2人をいつまでカップルでいさせるのか、タウブの予言がいつ的中するのか、少なくともLisa Edelsteinは今シーズン限りだし、気になるところですが。もっとぶつかるのかと思ったら、カディもツンデレというか、ベッドでは結局Love×2なんだから、どうぞご勝手にというところかな。患者については辛い展開でしたね。同じ子供なのに、一人を救うために一人を傷つけてしまう。娘は兄のためなら自分を犠牲にしても良いと考えている。だから病気の進行にも気付かなかった。愛し合う家族なのに、どうしてこんなことが起きるのか。カディとは治療法について対立しますが、これまで孤独だったハウスがカディとの関係で、違う物の見方をするようになると良いですね。もう一つ、愛すべきおじいちゃんたち。あの年でも息子は父親を心配し、父親は息子を気遣う。辛いエピソードの中では心温まる場面でした。
December 19, 2012
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幼い子供を狙った、本当に許せない犯罪でドラマとはいえやるせない気持ちになりました。まさにSVUならではというエピソードだったと思います。コンビニに腹を空かせた10歳くらいの少女が現れ身柄を確保される。栄養状態が悪い上に手首を縛られた痕があり、傷つけられレイプされたようだ。少女は酷く怯えて何も話さない。しかし病院でレイプ検査用のカメラを見て「彼も私の写真を撮った」と言葉を発する。犯人の体液は検出されなかったが、行方不明者の届も出ておらず、SVUは父親が犯人かと考える。見つかったコンビニの近くに住む該当者を一軒一軒訪ねたところ、ピザ店の店員が少女の事を覚えていた。配達先のアンバー・サモンスキーの娘ローズだった。エリオットとオリビアがサモンスキー家を訪ねたところ、中から助けを求める声が聞こえてきたため踏み込むと、アンバーと夫のジェフはオンラインゲームに熱中していた。声はゲームの中のものだった。2人はオンラインゲームで知り合って暮らし始めたが、ローズはアンバーの連れ子で、アンバーはバスに轢かれて頭を打って以来、具合が悪くなったという。アンバーはローズの写真を見て、娘に似ている別人が家に住み着いたのだという。Dr.フアンによると、アンバーはカプグラ症候群という珍しい病気で、脳の損傷によりローズが別人にすり替わっていると思い込んでいるため、ローズを愛することができないという。ジェフが犯人だとして逮捕するにも、アンバーの証言が必要で、彼女は視覚的にローズを娘とは認識できない。それならば声を聞かせると良いとして、ドア越しにローズの声を聞かせる。アンバーは声で娘と認識し、愛していると言うが、思わず飛び込んできたローズの顔を見て、「お前は私の娘ではない」「詐欺師だ」と言って殴る。オリビアがローズを慰めて話を聞くと、ローズは自分を襲ったのはジェフではないという。閉じ込められていた部屋から逃げ出したら、マスクをした男に引き込まれたという。場所は子供たちが集まるクラブのジャングルジムで、ネットにはそのクラブで子供たちに性的な虐待が行われているという書き込みがあった。園長に話を聞いていたエリオットとオリビアは、園長の息子のスチュアートに目を付ける。スチュアートはヌーナン症候群でちょっとした誤解から性犯罪者登録されているという。子供たちから愛されているのに、なぜかスチュアートのことを注意喚起するビラが近所にばらまかれていて、嫌がらせを受けているという。そのビラは子供たちを守る会(COAP)のものだった。オリビアは前回知り合いになったエリックに話を聞く事にする。エリックは会に頼まれて子供たちに空手を教えていた。スチュアートについては、自分が作った携帯アプリで見つけ出したという。オリビアはローズの写真を預け内密に情報を探して欲しいと頼むが、なぜかマスコミにローズの事が流れてしまった。その頃、また同じ犯人によると思われるレイプ事件が発生し、マンディが被害にあった。犯人はマスクをしていて写真を撮ったという。オリビアは幼い頃に自分の妹がレイプされ自殺したという辛い過去のせいで、エリックが一線を越えていると憤慨する。近辺に住む性犯罪者にはアリバイがあり、エリオットはオリビアに関心を寄せるエリックからもっと聞き出すようにいう。エリックは無償のPCセキュリティソフトを性犯罪者の自宅に配って、小児ポルノを隠し持っているPCにウィルスを仕込むという方法で情報を得たという。オリビアは遠隔操作でハードドライブの覗き、その中にローズとマンディの写真を見つける。写真を持っていたエドウィンは前歴があり、さっそく逮捕される。しかし犯行を否認し、今は更生して妻と結婚し子供も生まれると訴える。そのエドウィンが拘留中にCOAPのツイートを見たという警官が襲う。マンディと自分の娘とは知り合いだと言う。罪状認否で判事はエドウィンの安全が保障できないのなら再勾留は認めないとし、エドウィンは保釈される。しかし、エドウィンは妻の車に一人で乗り込むと、トレーラーに突っ込んでいって自殺してしまう。署でマンディ親子に今後の事を相談していたオリビアのところに、エリックが他の性犯罪者のデータを持ってくる。その時、エリックの声を聞いたマンディが激しく怯えた。オリビアはエリックが真犯人だと察し、これまでの言動が全て嘘だったとエリックを責める。実は死んだはずの妹は今も近所に住んでいて、しかも妹を襲ったのはエリック本人だった事を妹の口から証言させる。エリックは逮捕され、エリックの妹は自分が描かれた絵を見て、切り刻む。久々にオリビアにいい男が現れたかと見せておいて、それが小児性犯罪者だったというオチは予想外というか、ちょっと強引でしたね。オリビアほどのプロが見抜けなかったのか、という感じはします。今回被害にあった子供は本当に可哀想で怒りで震えが来るくらいですが、特にローズに関しては守ってくれるはずの母親が自分を認識できないというのは本当に気の毒だと感じました。この子が本当に愛される家庭と巡り会えると良いですね。行きすぎた性犯罪者への監視の目というのも、ややこれまでとは違う描き方を感じました。本人が知らないうちにポルノ写真を持たされたエドウィンも自分を守りようがない。それにしても、本国との放送のタイムラグがなくなってきたのを感じますね。ツイートにパソコンの遠隔操作など、これまで11シーズンを切れ目なく見てきた間の変化を感じます。
December 18, 2012
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『保護責任』重大犯罪課の「頭脳」こと、タオ警部補の一面がうかがい知れるエピソード。先週とは一転して重苦しい事件でしたね。ゲストのMeredith Monroeて、どれだけ出演作品があるのかと思うほどよく見かけますね。お母さん役でも様々な人物を演じ分けて、さすがに重宝されるのが判ります。サマースクールに一人で出かけていった9歳のエリックが行方不明になった。母親のティナによると、別れた夫グレンが買い与えた自転車に乗っていきたいと言ったのでそうさせたという。自転車は現場に残されたままだった。たまたま息子のケビンがサマースクールのリーダー役をしているタオが現場に居合わせたため、指揮官となり捜査を始める。ブレンダはレイダー警部の監査で現場に出ることができない。ヘリで空から捜索したサンチェスは、サマースクールから数キロ先にある家のプールに少年の死体が浮いているのを見つける。エリックだった。発見された家は空き家で、エリックは死後4~5時間で外傷は見あたらないという。ケビンは母親が迎えに来るまで父親の側で捜査に協力する。ブレンダはまず父親のグレンを聴取する。グレンはティナに対してエリックの親権を争っており、ティナがヨガ講師のマークと同棲するなど、母親としてふさわしくないとまくし立てる。犯行時間帯のアリバイについては、ガソリンスタンドに行ったという。ティナはエリックを送り出した後、洗車に行ったという。ブレンダがティナを聴取中に息子の死を知ったグレンがティナを見つけて取調室に乱入する。騒ぎを聞きつけて、待機していたマークはグレンに暴力を振るって逮捕される。検死の結果、エリックの死因は溺死ではなく、鎮静剤の過剰摂取だと判る。どうやら紫色のドリンクに混ぜて飲んだようだ。ティナの家を捜索すると、バイコディンと筋弛緩剤のソマが見つかった。それはマークの処方によるもので、マークはティナの家以外にも部屋を持っていた。フリッツが資料を取り寄せたところ、マークは10年間ラスベガスで警官を務めた後、一身上の都合で警官を辞めていた。元妻に対してDV疑惑があったのだが、訴えは取り下げられその後精神科医の治療を受けて立ち直ったという。エリックから見つかった薬物はマークの使っている薬と一致した。マークは薬は痛み止めとして使っており、DV疑惑については治療により自分の欠点を克服したという。そして初めのうち子供は嫌いでティナとの結婚は望んでいなかったが、今は結婚を望んでいないのはティナの方で、父親としても自分の方がグレンよりもふさわしいという。ブレンダはティナが丸ごとグレンの財産を奪い取った離婚時の条件に注目し、グレンをモニター室に入れてティナの尋問を見せる事にする。ティナはマークと結婚しない理由について、結婚生活を壊したグレンから財産を奪い養育費を搾り取るためだと答える。その様子をグレンに見せた上で、ブレンダはグレンのアリバイをチェックし、ガソリンスタンドでチョコレートと紫色のドリンクを現金で買った事実を突きつける。遺体発見現場はグレンの勤め先の銀行が差し押さえた物件で、エリックが自転車をきちんとスタンドを立てて駐輪しているのは信頼している人間の車に乗ったからだろうと追及すると、グレンは自分から何もかも奪ったティナから息子を奪って苦しめてやろうと思ったと自白する。レイダー警部はタレル・ベイラー殺害の裁判で、ブレンダが弁護士を雇わない事を危惧する。ブレンダをベイラーが仲間に惨殺された自宅に連れて行き、釈放した後の事は刑事責任はないかもしれないが、民事の裁判では負けるかも知れないという。そうなると市側の弁護士はブレンダ一人に責任を押しつけるかも知れない。だからぜひ弁護士を付けるべきだとブレンダを説得する。レイダー警部は本気でブレンダのことを心配しているように見えます。一見、捜査の邪魔をして嫌なおばさん役をしていますが、裁判を冷静に見据えてポープがブレンダを切り捨てると危惧しているのでしょうね。バトンタッチへの布石かな。(笑)そして「War Zone」で取引を持ちかけ、それを断ってタレル本人が自宅に戻りたがったのだから、というブレンダの主張はこうなってくるとやってはいけないことだった、ということになりますね。裁判でもし負けたら…ブレンダの引き際が何となく見えてくるような気がします。タオの息子は父親さながら秀才ですね。責任感も強そう。教育熱心なタオ家では車の免許を取らせないと言って父子は対立している。過保護だと言われても、タオとしてはそれくらい息子の事が心配なんでしょう。まあ、最後は免許を取ることを許していましたが、それが次の事件の伏線にならないことを祈ります。今回の事件は、夫に結婚生活で裏切られたからありったけのものをうばってやる、という母親の復讐心が息子の死に繋がったというやりきれない結果となりました。醜く罵り合う大人の様子を見て、ケビン君は何を思ったでしょう。立派な父親を見て、まっすぐに成長していって欲しいですね。
December 17, 2012
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『地獄へ堕ちろ』美少女コンテストのエピソードというと、以前にあったのではないかと思うほどありふれていますが、マイアミらしい味付けがされていましたね。ラストはきっと物議を醸す事でしょう。(笑)マイアミで開かれた美少女コンテストの舞台裏。出演者本人以上にママの力の入れ方が目に付きます。まずは親同士がライバルなのですね。CSIたちも言っていましたが、幼稚園児くらいの年齢で化粧の濃さも気になるし、作り笑顔が美しいとは思えない、全く同意できないイベントです。にっこり、白い歯を演出するマウスピースをはめて「私ウサギちゃんみたい」と、子供ながら判っているのですね。もちろん、金もかかるし父親とはもめる事があります。有力候補のMelroseの母親がホテルのベッド横で目に前回優勝の王冠(crown)が刺さった状態で見つかった。Melroseはバスルームに隠れていて、自分の母親が死んだ事もまだ理解していないようだ。「今日の優勝者はなしだな。今日はなしだ。」かならず2回言うのがHです。何ヶ月もこれにかけてきて、金もつぎ込んでいるため、対抗馬のToriの母親は何が何でもコンテストを続けろと言い張る。まずは疑いの目が向けられますね。Melroseの家族は父親と姉の4人家族だが、母親はMelroseにべったり。幼い彼女が何を見たのか、Calleighが慎重に話を聞く事になった。実際に母親となったEmilyの人柄がにじんでくるような温かさ、優しさです。Melroseもすっかり信頼してCalleighになじんでおりました。Walterが凶器の王冠から見つけた毛髪はMelroseの姉のJanのものだった。彼女の髪の毛を妹のヘアピースに使っていたのだが、Janもかつてはコンテストに出ていたという。母親が妹に罹りっきりなのを妬んでいたのかとと問われて、家族仲良く協力しているという。それよりも、Toriの母親Aliciaはクレイジーだ、というので話を聞きに行くと「痛い!」とわめき叫ぶ子供の声。この子は叫び方が激しいです。(笑)Nataliaが我が子を飾り立てるのも、やりすぎは虐待にも通じると言ってもどこ吹く風ですね。AliciaはMelrose母子の部屋に入った事を認め、しかもその証拠もあった。しかし「殺していない」と全く動じない。Calleighに対してMelroseは本当に子供らしい表情を見せ、先ほどとは全く違います。心の傷を広げないように、慎重に目撃証言を取る事になった。Melroseを面接した専門家はFOX系のドラマに良く出てくる人ですね。この時の話は後で考えると何が言いたいのか、判ります。パパがママを痛めつけたというので、HoratioとFrankが父親を聴取。父親はただ、くだらない事に金がかかると言い争いをしたという。これは子供の立場から見ると、辛いですよね。一方、主催者のEdwinとDarla Chambers夫妻から借りた映像記録を見ていたRyanとCalleighはおかしな事に気づく。犯人のターゲットは母親ではなく、出場者のMelroseやToriだった。彼女たちの写っている場面になると映像がゆがみ、誰かがテープにアクセスしたらしい。CSIが心配したとおり、Toriがホテルから姿を消す。Calleighはテープを誰に渡したのかDarlaに強い態度で質問する。「あんたにはそんな権利ないでしょ。」「私には相当の理由がある。(I have a probable cause.)」何と、この夫婦、夫が小児性愛者で妻がその手助けをしていたのだった。Chambersの自宅に急行したCSIチーム(もちろん、Hが先頭)は、裏庭におぞましい光景を発見する。テントに子供を鎖で縛って監禁していた痕跡だった。少なくとも、Toriはそこにいた形跡がある。さすがにToriの母親も普通の母親の表情に戻りますね。美少女コンテストの世界が最も忌むべき犯罪シーンへと切り替わった感じです。多数の子供の物らしき遺留品の中にはMelroseの姉Janの指紋が付いたオルゴールがあった。まさか、彼女もまたEdwinの被害者だったのか?Janは無理矢理心の中に辛い思いを押し込んで、そのことは思い出す事ができないという。HはDarlaを尋問し、Toriを連れていると思われるEdwinの居場所を聞き出そうとする。このままでは共犯となり、有利になるため取引を申し出るDarlaに、Hは言葉は優しいけれども厳しい態度を取りますね。ラボではSamとWalterとRyanが証拠を見直し、王冠の内側に日焼けメイク用の茶色の色素が浮き上がっているのを発見。信じられないことですが、子供をメイクで日焼けしているように見せるのですね。CalleighがMelroseにその王冠を持たせると、指の痕がぴったり一致した。これまで彼女が事件についてあいまいな話をしていたのも判ります。事故だったのですね。Melroseにとって大きな心の傷になりそうです。それだけでなく、姉のJanもコンテストの間に数時間誘拐されたという経験があた。この家族にとって美少女コンテストは悪夢というか、災厄だったわけですね。Melroseを面談した先生は今度はJanも、欠けた記憶を蘇らせる。これまで何をしてもだめだったというのに、優秀な人ですね。Janの断片的な記憶から、Edwinは映画館に被害者を連れて行ったということが判り、HとNataliaは一路、無人の映画館へ。カートゥーンをバックにしたHoratioはちょっとしたホラーのようで、でも新鮮でした。(笑)向こうのアニメは無機質な怖さがあります。どうやら、Edwinも子供の頃被害にあったらしい。「お願いだ、友達になってくれる?」「私は君の友達になりたい。」これを吹き替えではどういうでしょうね。「エドウィン」これは想像できます。(笑)窮したEdwinは自分を逃がさないとToriを撃つぞとHを脅す。「Edwin、その必要はない。行け。早く行け。」放たれた獲物を追うようにHはするするとEdwinを狙う。そして、追い詰められて反撃したEdwinをHは容赦なく撃ち、その反動でEdwinは2階席の手すりから落ちそうになってぶら下がる。この場面、かつて同じようなのがありましたね。シーズン1の最終話で小児性愛者で脱獄したオーティスが水族館のバルコニーから飛び降りようとしてHは彼を撃つのではなく、助けた。それは彼らしい行動だったと思います。あの時は裁くのは自分たちの仕事ではないと、モラルそのものというHoratioでした。しかし、今回Hは冷淡に銃を向けて、ただEdwinが落ちて行くのを見つめている。"I think you're gonna fall." "And you've got help me! "銃を下ろしたHは白々と"Do I ?"と言い、Edwinはまもなく落ちて死んだ。積極的に助けないというだけじゃない、そもそもHoratioが撃ったから彼は落ちたのですね。無責任ではいられませんが。でも、誰も見ていないしStetlerもいない。このHoratioの行動に対して、がっかりしたという意見や当然でしょうという意見、そして10年間に彼も変わったのだという意見、いろいろ見ました。語りたくなりますね。Toriは無事救い出されましたが、再びコンテストに出場するのかどうか。母親も考え直して欲しいですね。
December 15, 2012
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『失われた記憶』新シーズンプレミア。前話から引っ張って、さすがに本家もシーズンを重ねて複雑なストーリーを持ってきますね。毎回の犯罪捜査だけではマンネリになりますし、シーズンを通じたストーリーが必要(つまり、Big Badが必要)ということですね。家族ネタは大概やり尽くしましたし。先シーズンからいなくなった人もあり、新たに仕込んできたキャラクターによって、これまでとは違う雰囲気を感じます。Scott Wolfは単なるゲストではないことはすぐに判ります。「V」がキャンセルされましたしね。(笑)それにしても、マイケル・ウェザリーは貫禄が付いたというか老けたというか、ますますパパ役のロバート・ワグナーに似てきたな~トニーは犯罪現場と思われる場所で記憶を失っているところを発見され、病院にいる。トニーは誰かを撃ち、自分も被弾していた。防弾ベストで命は助かった。現場には大量の血液があったが、死体は見つかっていない。しかし、血に染まったNCISのバッジをトニーが持っていた。これは誰なのか。混乱するトニーにギブスはケイトの姉で精神科医のレイチェルを呼び、トニーの記憶を呼び起こそうとする。記憶喪失はトラウマに対する自己防衛かも知れないという。トニーはこれまでの出来事を徐々に語り始める。今年の5月下旬に、トニーは海軍長官のジャーヴィスから極秘の任務を与えられた。情報をリークしているNCIS捜査官がいるので「片付けろ」という。ギブスらはトニーの行動に異変を感じ、心配していた。ダッキーはポート・キラー事件で死亡したレヴィン捜査官の腕に小さな切り傷を見つけ、監視ビデオを調べて、バレット捜査官がマイクロチップのようなものを取り出した事に気付く。ギブスはヴァンス局長にトニーの任務の内容について質問するが、ヴァンスはジャービス長官の命令だと突っぱねる。ギブス・チームは独自にトニーが誰をターゲットにしていたのか調べ始める。さらにギブスはジャーヴィス長官に直接会い、トニーの任務を外すように訴えるが、そこに長官の友人、フェリックス・ライト海軍大佐が瀕死の状態で現れ死亡する。ライト大佐もまた腕に切り傷があった。ジャーヴィス長官はギブスにライト大佐を殺した犯人を最優先で調べるよう命じる。バレット捜査官に疑問を持っていたトニーは、姿を消していたバレットを探し出し、マイクロチップについて質問する。バレットはある人との約束を果たすためにチップを取ったと認め、トニーは自分を信じてチップを渡して欲しいと迫る。バレットはレヴィンが自分にもしもの事があれば悪用される前にチップを取り除いて欲しいと頼まれたと答える。ただしバレット自身はチップの中身を知らないという。2人は何者かに突然狙撃される。ギブスらがレヴィンとライト大佐の繋がりについて調べたところ、2人はかつて海軍情報局にいて、その記録は今は抹消されている事が判る。2人の上司だったショーン・レイサムはテロ活動や反軍活動を監視する「ウォッチャー艦隊」の作戦部長だった。次第に記憶が蘇ったトニーは、ジャービス長官から渡されたファイルの中にチップの写真が会ったことを思い出す。病院にトニーの事件を聞きつけて、FBIのストラットン捜査官が現れる。トニーに会いたいというがギブスは追い返す。海軍情報局の作戦についてジャーヴィスとヴァンスに説明するためNCISにレイサムが呼ばれる。彼らの任務は「ファントム8作戦」と言われ、8名の部隊で国際テロを防いでいたという。チップについては身体に埋め込み、それをコンピューターなどにかざすだけで情報をダウンロードできると説明する。バレットが奪ったレヴィンのチップは、闇マーケットで売られるかも知れない。ジャーヴィスはギブスにバレットとチップを探すよう、直接命令する。ギブスが帰宅するとトニーとバレットがいた。バレットはギブスにチップを提出し、トニーはチームに助けを求める。バレットはレヴィンとケイドが親しかったという。アビーにケイドから助けを求めるメッセージが送られてきたという。トニーはジャーヴィス長官に危険なので任務を外して欲しいと直訴したが、却下された。犯行現場に残された血痕はトニー以外に2人分あったことが判る。つまり、現場には3人いたことになる。トニーはついに記憶を取り戻す。犯行現場にトニー、バレット、ケイドが集まった。それぞれお互いにメールが送られてきたというが、それは3人を誘き出す罠だった。ケイドはバレットにDCに呼び戻され、到着後何者かに追われているという。そこで3人は攻撃されトニーは気を失った。バッジはケイドのもので、致命傷はトニーの銃によるものではなかった。バレットの行方はその後不明となる。最後にトニーは自分を襲った犯人がストラットンだったと思い出す。ストラットンの身分はFBIではなく、病院に現れた理由はトニーを殺すつもりだったと思われる。ウォッチャー船に戻ったストラットンはレイサムにバレットを捜索中だと報告する。レイサムは回収したチップの情報を闇マーケットに売るつもりだという。ギブスはフランクスの遺品の中から、ファントム8のファイルを見つける。そして8名の中にレヴィンだけでなく、ストラットンがいることに気付く。早々と悪の親分と子分の顔が割れましたね。トニーは今シーズン中ストラットンに追われるということかな。また、NCISチームは行方不明のEJ.バレット捜査官を先に見つけてストラットンから守る事になるのでしょうか。ライト大佐を殺したのもレイサムかあるいは命令を受けたストラットンでしょうか。スパイが命を賭けて収集した情報を売りさばくとは酷い話です。それを阻止するためにギブスとヴァンス局長は「ファントム(亡霊)」と闘う事になるのか。それにしてもウォッチャー艦隊て誰の命令で動いているのだか。あれでは悪の艦隊です。海軍長官は気付かないのか。トニーが持っていたケイドのバッジも、現場の血痕も、調べればすぐに判る事だろうと思いました。このままでは殺人犯にされてしまうので、ギブスはまずトニーの身柄を守りたかったのでしょうね。全体としてはもったいぶった演出というか、トニーが記憶をなくすことでフラッシュバックシーンが多用され、過去と現在が入り組む複雑なエピソードになりましたね。トニーは別に記憶をなくす必要はなかったと思いますが(爆)、ケイトの姉のおかげでトニーの内面も探られたのが良かったですね。女性関係では特にジヴァとの関係が複雑だと指摘されて、シッパーに期待を持たせていました。(爆)ジヴァはレイとこれからどうなるのかわかりませんし。それでもトニーはバレットと微妙な感じだったので、そちら方面での発展があるのかもしれませんね。フランクスは死んでなお、ギブスを導きますね。
December 14, 2012
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新シーズン。クリフハンガーのようなあのラストの続きが夢だったのかどうか、見届けなければいけませんね。この数シーズンはハウスとカディとの関係を巡ってストーリーが進んできましたので、ここでじっくり見つめ直そうという事だったのかも知れません。謎解きの部分が少なくて、いつもとは違う雰囲気のプレミアでした。No.13の去就についても気になるところです。クレーン事故で被害者を亡くし、ハウスはまた薬に手を出そうとしたが、そこに現れたカディが愛していると言い、2人はベッドで愛し合う。ハウスは「それで、これからどうなる?」と今後の関係についてカディの本心を聞き出そうとする。病院の新しい秘書からカディに、神経外科医のリチャードソン医師が手術室で吐いたと連絡が入る。ハウスは電話を取り次がず、カディをずる休みさせる。しかし唯一の神経外科医が常在しないと、病院は外傷センターの資格を失い、ERは閉鎖、現在ICUに入っている患者も転院しなければならなくなると聞いたハウスは、チェイスに16時間だけ神経外科医の替わりを務めろと言う。フォアマンは昨夜ハウスが落ち込んでいたのに、出勤してこないのを気にする。さらにNo.13が辞表を出した事を知り、ローマに行く事を調べ上げてハッチンソン病の治験を受けるのかと問う。その新しい治験は危険も伴うため、No.13に対して行くなと止める。チェイスは秘書に神経外科医でないと指摘され、緊急に替わりの医師を見つける事ができないため、秘書は公衆衛生局に報告するという。リチャードソンは寿司にあたってトイレから離れられないという。やむなく、フォアマンたちはリチャードソンを「副作用の強い薬」で治療することにする。チェイスは去っていくNo.13に寝てくれないかと口説く。昨夜のハウスを心配してウィルソンも自宅を訪れる。ハウスは大丈夫だからとウィルソンを追い返してしまうが、カディはそれを2人の関係をオープンにしたくないのか、と受け取る。ハウスは君のプライバシーを守るためだと答える。ウィルソンはそれでも諦めず、さらにキッチンの窓から侵入しようとする。さすがにハウスもカディと寝たと説明するが、ウィルソンはまた嘘だと決めつけ、それならばとハウスが寝室を見せるとカディは姿を消していた。ハウスはやはり薬による幻覚だったと説明する。しかしカディはクローゼットに隠れていた。カディはハウスが「愛している」と返してくれないとこだわる。ドラッグでハイになったリチャードソン医師は症状は治まったが、目がチカチカすると言い、チェイスは肝炎か消化性潰瘍か検査することにする。ついに病院に当局の役人が来て、リチャードソン本人に話を聞きたいという。リチャードソンは役人の前でいきなり服を脱ぎだし、それをハイになったと見破られてしまう。カディの留守中にも関わらず、病院は閉鎖されICUの患者の半分が移動させられてしまう。リチャードソンの検査は異常なしだった。相変わらず服を脱ぎたがる。フォアマンらはリチャードソンがシーフードフェスティバルであらゆる食品を食べ回ったと聴き、ヒキガエルの卵を食べたのではないかと考える。それならば解毒剤が効くはずで、治療を施し元気になったリチャードソンは現場に復帰する。それによりICUとERの再開が認められることになった。フォアマンたちはNo.13の送別会をすることになっていたが、結局No.13は治験を受ける予定はないということが判った。No.13は姿を消す。ハウスの部屋で一日リラックスしたカディが自宅に帰ると言うと、ハウスはやはり俺たちは上手く行かないと弱気なことを言う。自分はどうしても変わる事はできないし、付き合っていく間に君は俺の過去の嫌なことばかり思い出し、これからも傷つけるだろう。カディはハウスに変わって欲しくない、そのままであなたは素晴らしい人よと答える。ハウスはやっと「愛している」と告げ、カディは部屋を出る。ドア越しの2人の表情が絶妙でしたね。お互いに愛しているのは事実だけれど、さて、これからどうする?という事になると、実のところ展望もないし、自信もない。ハウスは幸せになるとそれを失うのが怖い。カディは病院の切り盛りが心配で、ハウスにばかり関わっていることもできない。週末にフランスに行こうと言われても、自分には子供もいるし、病院経営の責任もある。どこか思いがちぐはぐですれ違う。男女の関係というのはこういうものなんだな、という感じですね。それに引き替え、ウィルソンとのブロマンスは不滅です。(爆)ウィルソンがハウスを心配するがあまり、窓に挟まって動けないというのはイギリスのコメディかと思いました。それにしても、長年思いを寄せていた2人のメイク・ラブはとてもロマンチックで大人の味でしたね。すてき~長いつきあいで、お互いのことを全て知っているわけだから、まあ情熱的な行動をしたのは大きな事件のせいだとも言えるわけですが、少なくとも2人を一度くらいは一緒にさせてみようという事だったのかも知れません。シッパーには待望の回ですし、女性に尽くすハウスのロマンチックな面と、どうせ俺はダメだからという切なさとがやっぱりたまりません。(笑)一方、No.13はみんなを振り回した上で、この一話でしばしのお別れということかな。最後にフォアマンと友人になれたのがキャラクターとしては良かったですね。少し寂しくなります。病気の事も気がかりですが。昨夜のあの大事故の影響が多少病院に残っていても良さそうなですが、そこはそこ、ドラマですからOKですね。病気の診断も簡単すぎる。ヒキガエルの卵て、本当に食べられるのでしょうか?これまで時々ハウスを悪く言っていたリチャードソン医師は大活躍でした。(爆)ハイになってハダカ、「ウッドストックだ」。美味しいところを持って行きましたね。
December 12, 2012
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新シーズン。久々に力の入ったエピソードでした。オープニングクレジットを見ていると、これまでと何ら変わりませんが、ステイブラーとはこのシーズンでお別れですので、しっかりと見ていきたいですね。ゲストにLOSTのデズモンド役、Henry Ian Cusickが出ていました。やっぱりいい男。(笑)自宅でピアノの練習をしていた10歳のマッケンンジーが部屋からいなくなる。母親のパメラ・バートンは誘拐されたと申し立て、性犯罪者のリストをSVUに手渡す。実はバートン夫妻の娘エラは10年前に誘拐されていて、見つかっていない。さかんに誘拐されたというパメラだが、マンションの監視ビデオには自分一人で家を出て行くマッケンジーが映っていた。一家は越してきたばかりで、マッケンジーは自宅学習をしているため出ていく当てがない。パメラは娘の行動を厳しく監視しており、PCを使った履歴を消されても復活させる事ができるという。マッケンジーはチャットで母親の干渉が激しいので家を出たいと話していた。相手の「エディD」は一緒に逃げようと誘い、グランドセントラル駅で会うことになっているらしい。SVUが駅でマッケンジーを探したところ、大人の男性と親しく話しているマッケンジーを発見する。男はエリック・ウェーバーと名乗り、子供を守る市民グループの顧問として家出娘かと思いマッケンジーに声をかけただけだという。ステイブラーはウェーバーから自白を得るべく、厳しく取り調べるが、ウェーバーはバートン夫妻こそ調べろという。マッケンジーは虐待されているというのだ。オリビアが話を聞いたところ、実はマッケンジーは1年前に夫妻の養子となっていた事が判る。その前は施設や里親の元で暮らしており、エディDとは親しい仲だったという。チャットの相手のIPアドレスから、エディDは里親のマリー・パヴォルコの家に暮らすウェスリーと判る。マッケンジーはウェスリーに会いたがっていたが、マリーに知られるとウェスリーが殺されるので何も言えなかったと明かす。疑いが晴れ、ウェーバーは釈放される。マッケンジーはバートン夫妻の元に返されるが、マッケンジーはオリビアに「助けて」というメモを残す。それによると夫妻は自分を監視するために、体内に何かを入れたという。オリビアは早く助け出したいと急ぐが、クレイゲンはまずはソーシャルワーカーに状況を把握してもらうように指示する。マッケンジーに入れられていたのはマイクロチップのRFIDだった。そこまでするのは娘を愛しているからだとパメラは説明するが、マッケンジーは自分にエラの服を着せ、髪を染めて鼻の形を整形するなど、エラの身代わりにしているだけだと訴える。それでも娘を愛しているという夫妻に、オリビアにはどうすることもできない。一方で、ステイブラーは山小屋にキャンプに来たときに誘拐されたエラ失踪事件について調べる。パメラによると、失踪した日は赤毛の少女がエラを呼びに来て、その後エラを迎えに行くと少女はエラは先に帰ったと言ったという。しかしその赤毛の少女を見た者はパメラ以外に見つからず、父親のケヴィンは娘を失ったショックでパメラが妄想的になってしまったのだという。SVUは夫妻がパメラがエラを殺して、それをかばおうとしているのではないかと考える。パメラによると当日エラを撮影した写真家がいて、その男が赤毛の子を使ってエラを呼び出したと主張する。マンチとフィンがその写真家を探し出し、その日に撮影した写真を探すと、確かに赤毛の女性の写真があった。顔認識ソフトを使い身元を割り出すと、16歳で小児ポルノ作品に出演していたダーラ・ペニントンではないかという。ダーラは15歳で家出をし、売春などで捕まっていた。エラを殺したのかと問われてダーラは、自分の父親からエラを助け出すために連れ出したのだと答える。ダーラの母親は家族を捨てて家を出てしまい、ダーラと父親はトラックに寝泊まりして放浪していたという。そして森の中でエラを見つけた父親が妻にするので連れてこいと言ったので、エラを逃がそうとしたという。自分も一緒にエラと逃げたが、エラは逃げ果せなかった。きっと殺されたのだろう。SVUはダーラの父親の農場に向かうが、驚くことにそこに監禁されているエラを見つける。エラは10年ぶりにバートン夫妻の元に戻り親子は感動の再会をする。そして残ったマッケンジーは?というオチでしたね。意外な結末、そして残された問題、こういう展開はいかにもSVUという感じです。マッケンジー役の子がものすごく上手くて良かった。世の中を恨むような目つきで、必死にバートン夫妻の「虐待」と闘っている。里子仲間を守るために、警察にも事実を告げられないとか、この子が前半を引っ張った感じがします。もちろん、子を奪われたパメラのギリギリな言動も迫真の演技で見ていて辛かったです。最後のオチは予測できましたね。こういう事件が下敷きになっているのかもしれません。エラが穏やかな人生を取り戻すのには時間がかかるでしょうが、両親がいるからきっと大丈夫でしょう。でも、身代わり人形にされたマッケンジーはどういう扱いを受けるのか。この子も幸せになって欲しいですよね。顔認識ソフトだとかRFIDだとか、NCISではよく使うネタですが、いよいよそれがSVUでも使われるようになったか。エリックは露骨にオリビアを誘っておりましたが、これは伏線のようですね。
December 11, 2012
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『とんだ副業』日本人の感覚だと警察官でも副業ができるというのが驚きですが、LAPDは厳しい経費削減が求められていましたし、警官の生活を守るためには認めざるを得ないのでしょうね。そして出ました!毎シーズン恒例のプロベンザ&フリンの困ったおじさん刑事エピソード。(笑)今回はそこにAV担当のバズが加わって、それはもうてんやわんやなことに。このユーモアが「クローザー」の魅力で、コメディでなければこんなに笑う警察ドラマはありません。もう最高!おじさんの息もぴったりだし、それに絡むブレンダもガブリエルもサンチェスも、みんな良い味を出しています。演じている人たちも本当に楽しいでしょうね。プロベンザは知り合いの弁護士から召喚状を手渡すだけで2000ドルもらえるバイトがあると、フリンに持ちかける。ただし、渡す相手の住所が判らず携帯番号だけなので、バズも巻き込んで携帯の場所を突き止める作業を手伝ってもらうことにして、乗り気ではないバズに分け前を1/3払うという。追っている相手はスティーブン・ハーシュバウムという男で、ホテルにいることがわかり、3人は簡単にハーシュバウムを見つけてしまう。3人は召喚状を手渡し証拠の写真やビデオまで撮影したが、ハーシュバウムはホテルのバルコニーから転落してバズの車の上に落ちてきた。背中には銃創があった。バズは車の修理代を払えと言う。そこにフリッツが現れ、ハーシュバウムは巨額の詐欺で有罪になり、収監を5日後に控えFBIの監視下にあったという。副業の許可を取らずに警察の機器を使ったためにブレンダはプロベンザたちの行動に激怒する。ハーシュバウムにはすでに多数の裁判が起こされているが、プロベンザに依頼した弁護士ドイルは原告側の弁護士の一人だという。しかし検死の結果、死んだのは別人の良く似た俳優エスポジートと判る。これはFBIも気付かず、肝心のハーシュバウムは海外に逃亡するつもりなのではないかという。ブレンダはあえて依頼主のドイルにはハーシュバウムが死んだと伝えさせ、偽情報をテイラーがマスコミに発表することになった。ハーシュバウムの捜査はFBIが引き継ぐ予定だ。ハーシュバウムの若い4番目の妻と娘が警察に現れ、娘は弁護士に父の携帯番号を伝えたことを認める。妻は最後に夫を見たのは口論になって家を出て行った時だったという。ブレンダはハーシュバウムはエスポジートの携帯と交換したと考え、プロベンザとフリンを72時間の停職にして、こっそりエスポジートの携帯を探すように命じる。その結果、海外に向かおうとしているハーシュバウムを愛人宅で発見し身柄を拘束する。しかし、召喚状が手元になく、FBIも現れた事からプロベンザはハーシュバウムを誘拐してモーテルで監禁する。プロベンザはブレンダに召喚状のコピーが欲しいと連絡し、ブレンダは電話越しにハーシュバウムにエスポジートを殺したのかと問う。ハーシュバウムは殺してはおらず、自分を恨むなら浮気を知った妻が狙ったのだろうという。ブレンダは警察にいる妻に、ハーシュバウム逮捕の一連の映像を見せ、夫が愛人と海外に行くつもりだったらしいと伝える。そしてビデオの中にバズの車のテールランプが壊れているのを見つけて、プロベンザにもう一度ドイルのところへ行くように命じる。実はドイルからの成功報酬は4000ドルで、バズは金額を騙されたと腹を立てる。ハーシュバウムはそれぞれに10万ドル振り込むので召喚状を取ってきてくれないかと買収を持ちかける。プロベンザとバズはドイルを訪ね、別人だったと知らせ召喚状のコピーをもらう。バズの車のテールランプが壊されたのはドイルの事務所の駐車場だったようだ。モーテルの戻るのをドイルが尾行する。プロベンザはハーシュバウムにもう一度召喚状を渡しているところを撮影し、60数えてから外に出ろという。案の定、銃を持ったドイルが現れ張り込んでいた捜査班に逮捕される。部屋の外に出たハーシュバウムはFBIに身柄を拘束される。ゴタゴタでバズのハイテク機器が壊れ、車の修理代などを含め4000ドルで弁償しようと考えたプロベンザだったが、ドイルは金はないという。ドイルは自分の電話に出ないハーシュバウムに腹を立てて殺したという。その後、ハーシュバウムの基金の回収に1万ドルの謝礼金が出ることになり、買収で口座番号を知っていた民間人のバズが全額受け取ることになった。バズはプロベンザとフリンには最初の200ドルなら払うという。欲を出したプロベンザとやっぱりそれに乗ってしまったフリンへのブレンダの愛あるお仕置きが楽しかったですね。おしかりを受けている様子をサンチェスがニヤニヤしながら見ていました。ついでにセクシーなラテン系の愛人には目ざとく「おっ!」という目つき。そして車を壊され、仕事で必要な機械を壊されさんざんな目にあった正直者のバズが謝礼金を受け取った。ハーシュバウムも捕まったし、裁判は別としてめでたしめでたし。(爆)勧善懲悪の時代劇のように、見ていて安心。ブレンダお見事です。ついでに、間違った情報をマスコミに流すのは嫌だと言うフリッツやポープに、とにかく目立ちたいテイラーが記者会見を行う。このテイラーいじりが昨シーズンから顕著になって、気の毒だけれども笑ってしまいます。やっぱりレイダー警部が主人公になっても続くのかしら。ポープのダイエット作戦はインナージョークなのでしょうか。どれくらい痩せることができるのか、見物ですね。(笑)
December 10, 2012
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『裏庭』リアルタイムで事件を捜査している印象で、最後まで集中して見る事が出来ました。キャラクター間の何気ないやりとりも、これだけシーズンを重ねているからこそ生きてくるのでしょうね。またまたFrankが光ったエピソードでした。(あ、そういう意味じゃなくて)いつものように始まるマイアミの朝。男性が住宅街を犬の散歩をしていると、隣家の異変に気がついた。この、犬の視線による描写が興味深いですね。また、あえぐような息使い、これが後で意味を持ってきました。Nolan家のガレージから大量の水が流れ出ている。家の中はさっきまで家族が朝食を囲んでいたかのようなままで残されており、夫、妻、息子の3人が姿を消していた。独立して暮らしている娘のOliviaのアパートに向かうFrankとCalleighに、制服警官の Delarenzo巡査が声をかける。おっと、制服警官が台詞があって名前を呼ばれる場合は大抵殉職だ、と思うとずっとそれが気になって気になって。(爆)アパートの部屋から出てきた男はOliviaのボーイフレンドだというが、どう見てもそういう風に見えない。出来の良いDelarenzo巡査が「彼はボーイフレンドではありません」と気づき、案の定男は銃を撃って逃げた。ここで殉職だったら、始まって5分であまりに早すぎますね。(爆)Horatioはすぐに現場に向かいますが「I'm on my way. Stay where you are. Stay where you are.」と2回繰り返すのがHoratioですよね。これを吹き替えると「これから向かう。そこにいろ、いいか、そこにいろ。」となってちょっとくどいというか、やっぱり変ですよね。原語でも変かも知れません。Delarenzo巡査はHoratioにも現状報告。なんだかもう、スタートレックの赤シャツというか、死にフラグが立ってものすごく目立ってします。Oliviaは恋人のTomと渋滞に捕まっていた。このTom役のLuke Kleintank君は、BONESのシーズン7でスクインターンに加わっていますので、注目です。なかなか演技力のある若手ですよ。Oliviaによると、母親はひどいぜんそくで吸入器がないと命に関わるという。全く何が起こったのか見当が付かないという娘に、Hはいつものように親身になって対応します。犯行現場では、意志に反して連れ去れた様子や不法侵入の証拠はなかったが、処方されたばかりの吸入器が落ちていた。今回は久しぶりにEricとRyanが犯罪現場担当で、ちょっとしたやりとりが面白かったですね。Ryanはガレージへの進入路に殴られて抜け落ちた歯を発見、Nataliaがあの嫌な歯医者さんの音をさせてDNA検査を行う。何とその歯はTomのものだった。どうやら、Oliviaとの交際でTomと父親はもめていたらしい。父親は認めていなかったという。ただ、Tomのアリバイはあった。Oliviaは、恨まれるような家族ではないとしか判らない。Ryanが見つけた足跡は息子の古いもので「何だ、ここじゃ2分しか楽しませて貰えないのか」と言ってEricを笑わせる。そのEricは良い耳をしていて、この家の空気清浄機の音に気づく。なるほど、母親が酷いアレルギーがあるならそういうこともあるでしょうね。そのサンプルを処理したのが例のWalterの元同僚のSamで、Ryanは顔を見るなりSamに「君が何を考えているかわかるよ。」と意外と注意深いところを見せていました。「Ericはまだ現場にいる。僕がグッドニュースを持って行かないと、Ericは頭に来るんだよ。(だから先に見せて。)」(爆)何と行方不明の家族は、誰かがコカインを扱っていたという。もちろん、Oliviaは知らないという。問題のない良い家族だ。父親は大会社に勤めているというが、実は2年前に父親は仕事を失っていたという。ただし家族には毎日会社へ行っているように見せかけていた、というのでやはり秘密があるようです。Tomは家の側に特徴的なグリルを持つSUVが止まっていたのを覚えていた。車の持ち主を絞り込んで今朝Frankたちが遭遇した男を見つけ、トレーラーハウスに向かうと、やっぱり!車を降りた瞬間に、Delarenzo巡査は撃たれてしまいました。(涙)Frankは傷口を必死に押さえて「がんばれ!」と励ます。しかし、その甲斐もなくFrankが10歳の時から知っているというDelarenzo巡査は死んでしまいました。この時のFrankの悲痛な表情が見せ場でしたね。そして、犯人は警官を殺したとなると、これはただごとではない。すっと姿を消すH、何も言わなくてもFrankは「そこ」に男を連れて行きます。ああ、また恐ろしいことが?男が言うには父親のAndrew Nolanが急にコカインビジネスに手を出してきたので、ブツを盗みに入っただけだ、家族の行方は知らないという。「供述書はそうなるはず。」信じられない事にHは「我々が供述書を作り上げる(invent)のだ、ブラザー。もう一度聞く。彼らはどこにいる。」と脅す。ああ、辞めておけばよいのに反抗的な態度を取るものだから、犯人は手錠を外されHの怒りの鉄拳が飛ぶ。今シーズン2回目ですよ。だれもHを止める事はできません。(泣)Delarenzo巡査の死はEricとRyanにも伝えられる。「辛いな。」「仕事に集中しよう。」シリアスなシーンですが、車を移動させるのに後ろから押すEricが「降りたいだろ」と、ここはにやりとしました。ガレージから見つかったコカインはかなり以前のものだった。Samはやたらコカインに詳しい。なぜなら、2年前、SamはDEAの作戦チームのコンサルタントだったという。どうやら、今の仕事は一時的で彼女は元の仕事に戻りたがっていた。射撃も相当上手いらしい。あまりのドヤ顔に、先日Nataliaから「あんたなんて、辞めなさい」と言われた事をもしかして、根に持っているとか?ただ、どうも彼女が新たなラボのネズミじゃないかという疑いが濃くなりましたね。97年にNolan家が建設される前に、当時の取締りを逃れコカインが敷地に埋められたらしい。ドラッグディーラーのOscar Duarteはその時に逮捕され、最近出所したという。このOscarとFrankは顔見知りで因縁があるようだ。こういうシーンは、これまでだとHoratioの独断場でしたが、Frankが堂々とやりあっていました。格が上がりましたね。そして、何と刑務所のOscarをOliviaの恋人Tomが面会に行っていたことが判る。Tomは大学生の時に論文を書くために会ったと言うが、Oliviaから本当の事を言ってと言われ、あっさりと白状してしまいました。Oscarは捕まる前に120キロ、200万ドル相当のコカインを埋めた。ところが出所後、そこが住宅地になったことを知らなかった。回収を頼まれてTomはOliviaに近づき、一家と親しくなったところで探していたらNolanに見つかった。ただし、Nolanは見つけたコカインを勝手に処理してしまっていた。Oscarに返さなければ大変な事になるというのに、なぜだ?と言っても、Tomが誘拐事件とは関わっていないなんて白々しい。取り調べがHoratioではなくて、CalleighとNataliaというのは意外ですね。一方、監視していたOscarが姿を消した。捕らえたNolan一家にブツを返せと言っても、仕事を失い家を失いそうになったのでそのために売ってしまったのだから、どうしようもない。「あれは俺のだ」「私が見つけたものだ」どっちもどっちです。口から出任せか、金を持ってくると言ったのはせめてもの父親、夫としての責任感の表れでしょうか。「銃を貸してくれ」と銀行強盗でもするつもりだったのか。Nolanが向かったのは薬局で、まず苦しむ妻のためにぜんそくの薬を得ようとした。そこでしくじってしまったために、警察に通報されてしまう。この場面もFrankが指揮を執っていますね。妻の薬は手に入れたものの、はした金でdesperateなOscarが許すわけはなく、またまたNolanは国外に逃げるためのプライベートジェットが手配できると主張したために、2人は飛行場へ。このお父さん、本当に口が上手い。後を追ったのはCalleighとEricで久しぶりに2人のアクションが見られました。Nolanは最後の力を振り絞ってOscarに抵抗し、撃たれてしまう。それでも、妻と息子の居場所だけは何が何でも伝えないといけない。妻の呼吸は今にも止まりそう。急げ、Horatio!まあ、最後の場面はHでなければダメでしょうね。(笑)気を失っていた妻は息を吹き返す。この時の呼吸が冒頭の「ハーハー」という音と繋がっていた訳ですね。エピローグがなくて突然終わったような感じでしたが、最近のマイアミは演出がいろいろと変化があります。今回も、事件だけを追ったら単純になってしまうところを、命が危ないNolanの妻を意識することで緊張感が最後まで続いたように思います。名もなき制服警官たちにスポットが当てられるのも良いですが、せめて殉職以外で取り上げて欲しいですね。いずれにせよ、Horatioのやり放題は気になります。"Blacks" by Dawn Golden and Rosy Cross
December 8, 2012
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後編。かなりの衝撃と共にシーズン3が終わりましたね。一連の出来事は全てG.カレンが原因となっているというのが、何とも辛くて今後の彼の行く先が気になります。まあ、本国ではシーズン4が順調に放送されているのだから大丈夫だと思いますが。ヘティはレンコーに続き、ハンターも失って罪悪感に浸る。拘束されたカメレオンは黙秘を続けるが、カレンに向かって6時間後には自分は自由の身になると言う。グレンジャー副局長によると、NSAの分析官ケルヴィン・アトリーが行方不明になっているという。アトリーはイランの軍幹部と通じているスパイ「チェロキー」に関して情報を掴んでおり、本名も知っているので、アトリーの口からチェロキーの身が危険になる可能性がある。チェロキーはイランの核開発計画について情報収集していた。ハンターは匿名の情報により、アトリーを追いNYで2日前から姿を消していた。おそらくハンターに情報をもたらしたのはカメレオンで、アトリーはすでにカメレオンに捕らわれているのだろう。しかし、カメレオンはレンコーも殺した。カレンに対して、カメレオンはメイフィールド家との因縁があったところにレンコーが潜入してそれをメイフィールド一掃に利用したという。もちろん、レンコーの件をNCISに知らせることで、カレンたちが捜査に関わり、更にハンターを殺す事で自分を逮捕させた。カメレオンは「目隠しチェス」のように先手を打ったといい、カレンにインターネットのファイルダウンロードのメモを渡す。ダウンロードしたファイルは動画で、捕らえられたハンターがカメレオンの要求を伝えていた。カメレオンの名前はマルセル・ジャンビエと言い、フランス国籍で、ケルヴィン・アトリーを捕らえているという。正午までに5000万ドル支払わなければ、アトリーは別の客に売り渡すという。ジャンビエはアトリーと人質交換を行うつもりか。ハンターはメッセージの中でルーマニア語で何かを叫んだ。ヘティはそれが携帯電話の番号ではないかという。アトリーの身柄がイラン政府に渡されれば、チェロキーの身分が明らかになってしまう。例の携帯電話の電源が入り、動画をアップロードした場所が特定された。サムとケンジーとディークスがダウンタウンの放置された倉庫へ向かう。しかし3人が倉庫に入ると仕掛けられた携帯電話が鳴り出し、倉庫全体が爆発する。始めから罠だったのだ。3人は辛うじて逃げ出すが、事態を知ったカレンは激怒し、ジャンビエに詰め寄る。ヘティはカレンを止め、ジャンビエもルーマニア語が理解できるので、わざとハンターの発言を見逃したのだという。ヘティは2名の部下を失い、辞表を提出するという。ヘティはカレンに、ハンターもカレンと同じ孤児院から引き取ったと明かす。ハンターはメッセージの中で謝罪をしていたという。エリックは防犯カメラの映像から、倉庫の爆発時に車が急発進したのを見つける。車を突き止めたところ、現在は現場にあることがわかり、サムたちが車に乗った男たちを追う。港の操車場に車を追い込み男たちを逮捕するが、その男たちがイスラエル領事館の関係者、おそらくモサドであることがわかった。グレンジャー副局長は男たちを解放するように命令する。男はサムにフランス人を監視していたといい、ディークスが男たちのカメラのSDカードを盗む。カードにはジャンビエを含め6人が写っており、用心深く顔を見せない男がいた。NCISは一行の使った車を追い、マリナ・デル・レイの高層マンションに7人の男たちが入っていったという目撃情報を得る。アトリーも目撃されていた。NCISと戦術部隊がその部屋に突入するが、すでに男たちは処刑されていた。アトリーの姿はなく、壁には「Check」と書かれていた。NCISに対してイスラエル政府から苦情が入り、国務省は今回の事件を調べるという。グレンジャーは上層部の命令に従い、ジャンビエとアトリーを交換すると告げる。ジャンビエと一緒だった謎の男はナシーム・ヴァジリというイラン人の運輸業者と判る。NCSAはヴァジリが諜報機関と繋がりを持っていると考えている。ジャンビエはすでにチェロキーの本性をアトリーから聞き出して、イラン政府と両方に売る気ではないか。チェロキーの身もさらに危うくなった。身内の2名を殺したというカレンの猛反対にもかかわらず、ジャンビエはアトリーと交換されることになった。しかしカレンはジャンビエがイラン政府とも取引をし、金を受け取ったという事実を知り、ジャンビエに銃を向ける。たまたま近くで生中継をしていたテレビのカメラクルーがカレンを見つけ、実況中継し始める。様子を聞きつけて警察官も集まってくるが、カレンは殺された仲間のことを思い、ジャンビエに銃弾を何発も撃ち込む。その様子は中継され、カレンは警察官に逮捕される。ヘティは昨年書いてカレンに押し戻された辞表をグレンジャー副局長宛に残す。To be continued...これかかなりやばいでしょう。カレンは私情に基づいて「カメレオン」を処刑したということになり、その課程もテレビ放送されてしまっては、殺人罪から逃れることはできそうもない。さて一体どうやってカレンを刑務所から取り戻すのか。ヘティは本当に辞めるのか。とても気になるところです。それにしても、元々カレンが殺しそこなったジャンビエ(カメレオン)が恨みを抱き、NCISチームの捜査官が2名も犠牲になってしまった。一歩間違えば、サムやケンジーやディークスも死んでいたかも知れない。ここまで徹底的に復讐をやり遂げようとするとは、何と執念深い「邪悪」な人物なのでしょう。「俺を殺せばお前の負け」、正にその通りですよね。カレンは経験豊かで有能な捜査官のはずですが、上官の命令に背き自ら正義を下してしまった。NCISは組織ですから、カレンの行動がただで済むはずはない。ヘティが部下を失う度に辞表を書いていたという意味がカレンには理解できなかったのでしょうか。ハンターは気の毒でしたね。この流れだと、コメスクとの関わりはもうなくなって、捜査は終わるのでしょうか。後、イランの「チェロキー」が今どうなっているのかというのも気になりますね。裏切りがばれて殺されたとなると、彼の命もカレンが原因で奪われたということになります。シーズン4でカレンは激しく悔いて罪悪感に苛まれるのでしょうか。裁判シーンにはJAGの弁護士が付くのかな?前半後半で連続して見るとなると、後半はヘティの心境が印象的に描かれていたと思います。アクションは相変わらず派手派手で、カーチェイスも爆破シーンも迫力があったです。
December 7, 2012
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シーズンフィナーレ。豪華ゲストですね。いやー今シーズンは見応えがありましたね。マイケルのCharacter Developmentが明確で、感情的な表現が多くなりました。フィオナとの関係も焼けぼっくいに火が付くとか、そういうレベルではなくて、2人の生き方と連動して意味ある関係になったと思います。来シーズンの展開はいろいろ想像できますが、クリフハンガーとしても簡単に解決しそうにないし、そんなに簡単すぎると興ざめです。マイケルは過去の組織の再建を狙い、フィオナの運命を握るアンソンを今すぐにでも止めると言う。駐車場でアンソンを呼び出し、フィオナにライフルで狙わせながらマイケルは企てを阻止しろと迫る。しかしアンソンはCIAに復帰し、家族や愛する人を手に入れたマイケルにそれらを手放せるかと言う。交渉が決別すればフィオナに狙撃させるはずだったが、マイケルはためらい、フィオナの狙いを外させる。フィオナはマイケルを激しく非難するが、サムは残された手を探るという。アンソンはタンパに手に入れた倉庫があり、そこに爆発物や武器を隠している。そこに、フィオナが犯人にされたビル爆破の証拠があれば、身の潔白を訴える事ができるかもしれない。フィオナとサムはタンパへ向かう。マイケルは復帰して初めての作戦の指揮をピアースから任される。アメリカのスパイを敵対諸国の政府に斡旋しているリード・パーキンスが会議でマイアミに現れるので身柄を確保しろという。マイケルはそのための3人の部下を預けられ、作戦を立てることになった。リードは常に護衛を連れており、マイケルは空港からの移動中に車を衝突させて停止させ、誘拐することにする。しかし、車を発進させたライアンの横から一般車両が飛び出してきて、それを避けた結果、車は横転し誘拐のタイミングを失う。マイケルは失敗を受け、次はマイアミを発つリードが飛行機に乗り込む時を狙う事にして、ジェシーをスパイとして雇ってもらうことにする。ジェシーはコンベンション会場で自分を雇って欲しいとアピールし、リードの目に止まる。サムとフィオナは倉庫に留守番がいると察し、大胆な方法で壁を壊して侵入する。中にはアンソンに脅されて外に出られないジェイクがいた。ジェイクは逮捕状が出ており、倉庫の物をわずかでも持ち出せば殺されるという。そこにはRDX爆薬や高圧徹甲弾があり、おそらくビル爆破で使われた物と同じだと思われる。フィオナとサムの説得でジェイクは爆薬と共に外に出るが、セキュリティ装置が働き、倉庫は大爆発しジェイクは死んでしまう。そのことはすぐにアンソンに伝わり、アンソンはマイケルに新たな部下3人を自分の手下にするため、彼らを首にしろと要求する。つまりこれまでのマイケルの役割だ。そのためにはピアースのPCに口座に偽の取引があるという情報をインプットすれば済むという。そうすればマイケルはそのままCIAに残り、ジェシーも安全だ。マイケルはフィオナを助けるためにはアンソンのオファーを受け入れるつもりで、後でPCのデータを元に戻せばよいというが、フィオナはマイケルに他人の運命を巻き込むようなことはさせないという。すでに自分が刑務所に入る覚悟を決めているフィオナに対し、マイケルは最後までアンソンの犯行を裏付ける証拠を探ると主張して任務に赴く。サムはタンパの件を地元警察に調べてもらおうとするが、上手く行かず、フィオナは万策尽きて自首すると言い出す。マイケルは任務を抜け出してフィオナを止めに戻る。どうしてもフィオナを失う事はできないと、フィオナに手錠をかけてしばらく住居に足止めさせる。作戦に戻ったマイケルはピアースのPCにデータをインプットするが、部下のレベッカの動きがおかしいと気付く。実はレベッカはアンソンの部下で、マイケルが裏切ることを予測しリードの飛行機に爆弾を仕掛けジェシーとリードを殺そうとしていた。マイケルは起爆装置を奪うと計画を変更し、ジェシーとリードが乗り込む直前に飛行機を爆破する。そしてリードの護衛たちと銃撃戦を行わせ、空港職員を装ってリードとジェシーを救い出す。マイケルはジェシーにピアースのPCを破壊するように頼むと住居に戻る。しかしそこにはフィオナの身代わりとしてサムが手錠で拘束されていた。フィオナはFBIへ向かったという。マイケルはすぐにフィオナの後を追うが、一歩及ばず、フィオナはマイケルの目の前でFBIの捜査官に逮捕される。フィオナはマイケルへの変わらぬ愛と、正しい道を進んでほしいと綴られていた…これまでのフィナーレはマイケルが自分の道を進むために、フィオナとは一旦お別れでキス、というのがパターンでしたが、今シーズンは逆になりました。フィオナはマイケルがアンソンの手下にならないように、自ら犠牲になるという。本当に究極の犠牲ですね。それというのも、マイケルは自分を犠牲にして国に尽くしてきたから。マイケルがなぜCIAに戻りたいのかというと、正義をなすためで、そういうマイケルをフィオナは愛しているという訳ですね。フィオナもシリーズ始めの頃はtrigger happyなガールフレンドとして、凶暴な面がおもしろがられていましたが、今シーズンはマイケルの「良心」として意見を言うことが多かった。マイケル以上に正義の闘士という雰囲気でしたね。そんなマイケルたちにとってアンソンは予想以上の強敵だった。なかなか倒せない。それはそれはそうかも知れません。なにせ、マイケルを首にした組織の張本人ですからね。シーズン6は彼女をどうやって取り戻すのか、というのがストーリーとなるんでしょうね。でもアンソンもまだ残っているし、ピアースの経歴を守れたかどうかもまだわからない。FBIに顔が利くサムがどんな奥の手を見せてくれるのか、決して諦めないマイケルがどんな手段を選ぶのか、とても興味深いです。ゲストのエリック・ロバーツもディーン・ケインもさすがに存在感があって良かったですね。復帰後初めて指揮を執ったマイケルのカーゴパンツ姿も体格の良さが味わえて、非常によろしい。(笑)本国ではまだ終わっていないシーズン6が楽しみです。
December 5, 2012
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先週の流れの結果は予想通りでした。それで結果オーライになるかと思われましたが、そうは問屋が卸さない。ブレンダにとってはシビアな状況が続きますが、チームの面々は相変わらず楽しいシーンを見せてくれますね。デルク本部長が急逝し、ポープは本部長代理を当分の間務めるという。ブレンダと市警に対するトロイ・ベイラーの訴訟については、デルクがいなくなれば内部調査も終わるかと思われたが、ポープは組織を守るため、シャロン・レイダー警部にさらなる調査を行い、重大犯罪班の全員から聴取するように命じる。その目的については一切口外してはいけないという。旅行中の留守番を任されていた大学生のアシュリー・リードが殺されているのを帰宅したディクソン一家が発見する。死後5日で、2階の吹き抜けから落ちて首の骨を折っていた。下着姿に近い状態で、不法侵入された形跡はないため、被害者が犯人を招き入れたのではないかと考える。息子のジェシーの部屋が激しく荒らされていたが、特に金目の物を盗んだようでもなく、素人の犯行に見えた。ブレンダは家族に盗まれた物をチェックさせる。アシュリーの携帯には留守番中にアルバイトでベビーシッターをしていた様子が残っており、ブレンダは雇い主のバンクス夫人に話を聞く。サラ・バンクスは5日前に結婚記念日のディナーに出かけた際にアシュリーに子守りを頼んだという。夫のアレックスはジャーナリズムの教授でアシュリーは教え子だった。実はバンクス教授は他の教え子と不倫をして妊娠させていた。サラは夫がアシュリーとまた浮気をしたと疑う。検死では遺体の損傷が進んでいるため、レイプされたかどうか判らないというが、生前、腕に強く掴んだ痕があり、犯人と被害者が争った可能性があるという。ブレンダは、レイダーに部下を面談されるのを防ぐため、全員を捜査に送り出した後、アレックスの身柄を確保し尋問する。アレックスはアシュリーを家まで送っていって、すぐ帰宅したと答え、殺されたと聞いてショックを受ける。盗品を捜索していたプロベンザらは、近所のゴミ箱の中にディクソン家のカバンに入った盗品が捨てられているのを見つける。カバンからはノートパソコンが見つかるが、一家の盗品リストにはなく、アシュリーの持ち物かと考える。パスワードがわからないため、タオが解読を試みる。ブレンダはバンクス夫妻を警察に呼び、2人の会話を見守る。アレックスはアシュリーを送っていった後、別の女性の家に寄った事を認め、サラに口裏を合わせてくれと頼む。サラは夫を見限る。タオはノートパソコンは4ヶ月前に別の持ち主から盗まれていた事を突き止める。その持ち主はディクソン家の近所の住人で、やはり旅行中に盗難被害を受けたと言う。さらに、家の中の荒らされ方も今回の犯行と似ており、近所では最近空き巣が多いという。この男性の息子はディクソン家のジェシーと同じ高校の卒業生で、ブレンダはジェシーから話を聞く事にする。ジェシーはノートパソコンを見せられ、素直に自分の物だと認める。ブレンダは盗品であると指摘し、ジェシーを盗難及びアシュリー殺害の共犯で逮捕すると詰め寄ると、ジェシーは高校卒業前のジョークで友人たちがお互いの家を泥棒し合う遊びをしていたと認める。ジェシー本人は犯行時に自宅にいなかったが、アシュリーの死は事故だったという。ブレンダはジェシーに仲間の名前を言うように求め、仲間の大学進学を無為にしてしまうことを恐れるジェシーもやむなく名前を明かす。バンクス教授は釈放されるが、自分の犯した罪で妻と子供を失う事になったという。ブレンダはレイダーの調査を中止してほしいとポープに直訴するが、自分はあくまで代理なので成り行きを見るしかないという。フリッツはポープがブレンダを犠牲にしていると非難する。レイダーはブレンダとの友情があるのに中止の命令が無い限り自分は仕事を続けるしかないと、苦しい立場を打ち明ける。ポープの変わり身の早さには驚愕しますね。これまであれほどブレンダが「友人」としてポープを心配し、力になろうとしているのに、自分に本部長のチャンスが巡ってくるとさっさと立場を替えて、市警を守るためにはブレンダを辞めさせても致し方なし、という訳ですね。ラストシーンで、バンクス教授の「一度ならずも何度も妻を裏切った」という言葉を聞いて、ブレンダとしてはポープとの過去を思い返したのでは?男性として信頼できないからフリッツを選んだわけですよね。デルクに気に入られたテイラーが今度こそはと副本部長の席を狙って、ついにポープに勝ち取ったと思ったのはほんの一瞬で、ポープは副本部長を自分が兼務しても良いと言う。何とまあ男たちの権力への執着は激しいものか。諦めきれないテイラーがデルクの墓から去ろうとしないのをからかうプロベンザたち。そりゃ、この間までじっと我慢で新しいオフィスに何とか居場所を見つけてうろうろしていましたからね。屈辱を耐えに耐えていたわけです。ちなみに、テイラーはブレンダの命令で込み箱あさりの現場まで行かされる。出てくるのは愚痴ばかりで、プロベンザとテイラーにこき使われるガブちゃんが気の毒。(笑)そして、そのお手柄をテイラーのせいにして祭り上げるプロベンザも最高でした。レイダーは任務とブレンダへの板挟みでちょっと気の毒。始めは嫌な女、敵キャラとして登場しましたが、今はすっかりブレンダを尊敬して良い人になってします。こうしてバトンタッチされるのでしょうね。
December 3, 2012
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『19年の呪縛』珍しくFrankを中心としたストーリーで、見入ってしまいました。Nataliaが出演していないのは残念でしたが、その分Calleighの出番が多くなって、雰囲気に優しさや落ち着きを与えていたと思います。Frankとの組み合わせも良かったです。被害者のお父さん、以前にもMiamiに出ていましたよね。(Double Jeopardy)後から考えるとこのエピソードといくつか共通点もあってちょっと微妙ですが、今回はFrankのエピソードだったということで良しとします。19年前に14歳のTroy Faberを惨殺したとして逮捕された3人組(Victor, Rocco, Darren)は終身刑を言い渡されたが、今になって目撃者が証言を覆して釈放された。この事件はFrankが初めて担当した殺人事件で、彼としても強烈に印象に残っていた。CSIチームが初めてできたエピソードではお髭のFrankでしたが、それよりもさらに前なのに、ちっとも変わりません。(笑)世間では3人を無罪だと支援する動きもあって、歌手のKayla Bledsoeは正義がなされたと高らかに宣言する。もちろん、被害者の両親を始め、彼らを許すなと言う人々も多い。被害者の父親のBruceは今にも3人に飛びかかろうとしたので、Horatioが体を張って止めます。「Bruce、聞くんだ。お願いだ、やめてくれ。ここは私に任せて。良いね。」この役はいつもHoratioです。しかし、Hはどうするつもりなのか、仇でも討ってくれるのか?(爆)容疑者の3人は高校の陸上部のメンバーで、逮捕されて以来19年ぶりの自由を味わうところだったのに、そのうちのRoccoがさっそく何者かに刺し殺されてしまった。「人々は彼の死をまるで戦争にでも勝ったように祝っている。Horatio、容疑者についてはどう思う?」「マイアミ市に聞いて見よう。(How about the city of Miami?)」というわけで、オープニング。こうなると残りの2人も危険だから警察が保護しようと持ちかけることに。Ryanは仕事だから淡々としていますが、Frankとしては、微妙でしょうね。「俺は犯人があの子にした事を見たんだ。決してあの子の目を忘れる事はできない。」暴走しそうなくらいのFrankは本当に珍しいですね。Roccoは全身を何カ所も刺されていて、明らかにTroyの復讐をしたと思われる。被害者には犯人のものと思われるつけ爪が刺さっていた。またまた、おかーちゃんのネタでネイル関係に詳しいWalterです。(爆)TomはKaylaのファンなのですね。仕事中でも彼女の事となるとTomはチャーミングな笑顔を見せてくれました。ほんと、かわいい。KaylaはRoccoの死に関係あると思われたが、Victorと何かあった模様。様子が変だとすぐにCalleighが気づきます。まあ、私もすぐに唇が切れているのが気になりましたが。「Victorにレイプされたの。まさかそんなことになるなんて。」助けるために尽力したのに、確かにこれは酷い話ですね。やはり奴らは悪い人間なのか。Calleighは弱い女性には絶対的な味方ですから、病院に連れて行ってレイプ被害の検査に立ち会う。この前の週のCSI:NYも連続レイプ犯の話でしたので、若干くどいかなという気もしました。でも、とにかくCalleighだからこそ、被害者の気持ちに寄り添おうとしますね。Victorは支持者の友人に借りた高速ボートで逃げてしまう。もう一人のDarrenはボートを盗んだ容疑でとりあえず逮捕される。HoratioもFrankをなだめるようです。ボートを貸したのは同じ陸上クラブの仲間だったZach Andersonで、彼らはどんなことがあっても友人だという。ボートの居場所が携帯電話で探知できるが、Andersonはそれを教えて欲しければ令状を持ってこいと拒否する。「KaylaはVictorにレイプされたんだぞ。携帯を渡すんだ。座れ!」今日はFrankがHよりも強面ですね。HoratioはFrankを微笑ましく見ています。そして、VictorはKaylaのいる病院へと向かった。もちろん、CalleighはKaylaを守ります。久しぶりにCalleighが走りましたね。シーズン9からバストアップのショットや、産後もあまり全身を見せてくれなかったEmilyがやっと以前の彼女に戻ってきたような感じです。病院から逃げ出したVictorは持っていたメスで通りがかりの女性を脅して、結局Horatioの銃弾に倒れる事に。普通ならそこで「彼女を放せ」とかいうはずですが、「決断の時だな。望みは何だ?」「戻りたくない。」でバン!狙いの良いHですから致命傷ではない。殺さなくて良かった。「聞かないからだ。(Should've listened to me)」「俺たちがあの子にした事を許してくれ。」「嫌だ(Not a chance.)」Victorは何しに病院に行ったのでしょうね。Kaylaが病院にいることは知らないと思うのですが。一方、ラボに戻って検死を行うTomとWalterはRoccoの下腹部に酷い傷を発見する。まさに、Troyが受けた苦しみです。犯人は性犯罪者を装ったのでしょうか。しかし、これは関係者しか知らない事実だった。もう一つ、Victorのズボンの裾に血の付いたナイフを吹いた後があった。「きらびやかだから気をつけて(Or prepared to be dazzled)」RaynがこういうジョークでEricを笑わせるなんて、時代が変わりましたね。(笑)使われたナイフは軍仕様のもので、Troyの父親は元軍人だった。Horatioは動機がある唯一の容疑者としてBruceを逮捕。「もし君の息子が殺されて、犯人が自由の身となったらどうする?」「私は捕まることはなかっただろう。(I wouldn't have gotten caught)」まあ、Hは捕まえる方ですからね。ただ、ナイフで刺したのは父親ではなく母親だった。息子に愛していると言えなかった。自由の身になった犯人たちが許せない。過去シーンは例の「若返りソフト」でしょうか。つけ爪は彼女のものだった。ただ、一度しか刺していないという。こういう時はHoratioは奥さんの言う事を信じますね。検死結果を知らなくても。では、誰が何度も刺して死に至らしめたのか。驚いた事に、Victorを刺したもう一つの凶器は、Troyを刺したものと同じだと判る。誰かが19年間Troyを殺した凶器を隠し持っていたということになる。HoratioがDarrenに「お前がRoccoを殺したのか」と尋ねると、Darrenはその時はKaylaとSexしていたとアリバイを主張。KaylaもCalleighに問われて口裏を合わせる。となると、真剣に話を聞いてきたCalleighは怒ります。当然でしょう。「私は嘘を付かれるのが大嫌い。特に信じている人に嘘を付かれるのが。」Kaylaは無実と思っていたVictorとRoccoがTroyを殺したというのをDarrenから聞いた。Victorはレイプをする悪党。Darrenは本当に無実だったのだ。耳を傾けるCalleighはFrankの当時の捜査資料をもう一度見直す事に。Frankにとっては、辛い作業かも知れないですね。Calleighは見つからなかった凶器について、まだ現場にあるのかもという。いや、Victorはその凶器で殺されたんじゃなかった?でも、探してみると木の根に凶器の先が折れて刺さっていた。成分とDarrenが陸上選手だったことから、凶器はやり投げの「先」ではないか。今回は白衣を着る事が多いRyanが、キング・オブ・ラボでしたね。DarrenはTroyの仇討ちを墓に報告する。そこへBruceがやってきて殴り合いに、そしてそれを止めにマイアミデイドの一団がやってくる。そんなタイミング良くと思いますが、ドラマですから。お父さんはHoratioが来るまで待っていたのかしら。(笑)Cold Case風の再現シーンでしたね。VictorとRoccoに嘘を付かれていたDarrenは無実を訴えつつ服役した。そして、今度は実際に殺して刑務所に入る事になった。この人の人生は何だったのでしょうね。今度こそ、Kaylaは彼を支えてあげて欲しいですね。ただ釈放されてからパーティで真実を知り、やり投げの先(javelin)を掘り出す時間があったのか?という疑問もありますが。Frankは今もTroyの事が忘れられない。写真を持って犯行現場に行く。もちろん、Horatioが付き添います。「19年間だぞ。大丈夫かといわれても判らない。」「だが、そのことがお前を良い人間にするんだ。(And that's exactly what mekes you good, my Friend)」その台詞からも判るように、タイトルは「A Few Good Men」をもじっていると思われます。HoratioとFrankというのも、純粋に良い友人関係ですね。本当に長いつきあいです。今回はHoratioが控えに回りました。エンディングにFrankの後ろ姿というのは本当に珍しいかったです。
December 1, 2012
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