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「マリアージュ 神の雫 最終章」25巻ではワイン対決をしている「神咲雫」と「遠峰一青」がついにフランスで13本目になる「神の雫」を見つけ飛行機で日本へ戻るところで終わっています。
奇しくも同じ飛行機に乗り合わせ一青からキャビン・アテンダントを通して白ワインの振る舞いを受けた雫は匂いだけで、「うっひゃー、このワインやばいッスよ!!白ワインのキングと言っていい造り手の・・ほんとこれすごいワインですよ」と「コント・ラフォン家のムルソー」であることを当てます。
ドミニク・ラフォン氏
同席に誘ってくれたラフォン氏の友人
2006年にボーヌを訪れ、偶然コント・ラフォン家の4代目当主「ドミニク・ラフォン」氏と小さなレストランで彼の友人を含め4人と一緒のランチに同席させてもらったことは今でも人生最高の思い出です。
当時はコント・ラフォンどころかムルソーさえよく知らず、シンガポールに戻ってから彼がどんなに凄いワインの造り手であるか知った次第です。
それから7年後の2013年8月にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でドミニク・ラフォン氏と老舗鰻店の「野田岩店主」の「金本」氏が一緒にテレビに出ているのを見て本当に驚きました。
金本氏はお店で提供するコント・ラフォン家のワインを直接買い付けているため、表敬訪問のような形でドミニク・ラフォン氏を訪ね、お互いのワインについての思いを熱く語っていた場面もありました。
すぐに金本氏にボーヌを旅行した際の出来事も書き添えたファンレターを送ったところ、是非「鰻の白焼き」に合わせてムルソーを飲みに来てくださいと丁寧な返信を頂きました。
運良くその2ヵ月後に野田岩東京店に行くことが出来ましたが、ムルソーはやはり当時の私には「高値の華」過ぎて手が出ませんでした。リベンジでいつかはといつも頭の片隅にあります。そしてその時にパリに唯一の海外店があることを知りました。
その翌年、これもたまたま3度目のフランス旅行に行くことになって野田岩パリ店訪問が実現した次第です。今思えばどうして「鰻の白焼き」と「コント・ラフォン家のムルソー」を提供しているのか聞かなかったんだろうと悔やまれます。お店に無事到着したこと、金本氏からのウェルカムの「鰻の煮凝り」が一品目としてすぐに出されたこと、鰻のかば焼きにお薦めの赤ワインを頂きそれだけですっかり満足してしまったのと、ちょっと舞い上がっていたのかなぁと思います。
鰻の煮凝りにはお薦めのシャンパンを合わせて。 鰻にはお薦めのブルゴーニュの赤で。
漫画「マリアージュ~」の中で「人生最後のワインを選ぶとしたら~」という箇所があって、
コント・ラフォン家の「ムルソー」というのも私にしては何だか恰好良いなぁと思っています。
ワインショップ「エノテカ」のホームページにドミニク・ラフォン氏の目指すムルソーについて
「パワーよりもエレガンスやバランスを求めている」と説明がありました。
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