星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2021.11.25
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Potrait of Clara Serena Rubens(
クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像)​

​  2013 年にNational Museum of Singapore(シンガポール国立博物館)で開催された「フランドル派の画家展」での一枚です。

 フランドルは現在のオランダ、ベルギー、フランス北部の地方でここで 15 世紀から 17 世紀に活躍したファン・ダイクやルーベンス( 1577 ー 1640 )は忠実な自然観察を特徴とした絵を描いています。

 この肖像画を描いた父である
ルーベンス は宮廷画家として上流階級の注文をこなし、またフランドルの統治者であるイサベラ大公の外交官として政治的な役割も果たしスペイン王やイギリス王から「ナイト爵位」も与えれれています。

 家庭では愛する妻と娘に恵まれ順風満帆な生活を送っていましたが、突然愛娘が亡くなってしまいます。この肖像画はクララ(1611-1623)が 12 歳で亡くなる数年前に描かれました。

 『背景と同調する灰緑色の洋服に明るい白色の大きな襟、背景が小さく描かれているため強調される顔の表情。広い額に鼻と頬の部分に使われたルビー色は「生のバイタリティー」を強く感じさせ、ルーベンスの
愛娘への溢れる愛情を感じることが出来ると』説明にあります。

 実はこの絵の写真はブログを書くために昨年写真を整理している時に見つけたもので、その時はフランドル派画家展のこともすっかり忘れ、最初はルノワール(1841-1919)の絵だと思いました。

​ 生き生きとした表情や頬の赤味を見て単純にそう思ったのですが、ルノワールの描く肖像画を改めて見てみるとここまで生のバイタリティーを感じるものはないのではと思いました。


ネットの画像から。
​

 愛娘
クララの死から 3 年後には妻であるイザベラも亡くなるという悲しい出来事が続いたようですが、ルーベンス自身が亡くなる数年前に描いた 「オルフェウスとエウリュディケ」の絵を見ると最後まで絵画に情熱を燃やし続けた幸せな生涯だったのかとも思います。






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最終更新日  2021.11.25 11:17:16
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