星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2022.04.17
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 先週の大河「鎌倉殿の13人」で木曽義仲に攻められた「平宗盛」が「安徳天皇(第81代)」と「三種の神器」を持って都落ちをし、後白河法皇が後鳥羽天皇(第82代)を即位させるため三種の神器の奪取を命ずるというシーンがありました。

 2019年の「今上天皇」の即位式の時もテレビから「三種の神器」という言葉が流れ、神話の時代から引き継がれていることに改めて日本の歴史の長さを感じます。

 昨年読んだ「古事記」の中で「三種の神器」は「高天原」から地上世界に降り立った「アマテラス」の孫で初代「神武天皇」の曽祖父「ニニギ」が地上世界の先導役の神から受け取り、三種のうちの宝剣「草薙剣」の出自については詳細が書かれています。

 日本の「国生み」を任された「イザナキ」の「鼻」から生まれた「スサノオ( オオクニヌシの6代前の先祖)」に 「ヤマタノオロチ」退治の命が下されます。



「ヤマタノオロチ」は「目は真っ赤で、一つの体に8つの頭と8本の尾、全長は8つの山と8つの谷にまたがるほどの今風に言えば巨大モンスター」です。そしてこの「ヤマタノオロチの正体」として出雲地方にいた「反体制的集団」という説があるそうです。

 お酒に目がない「ヤマタノオロチ」にお酒を飲ませて退治をしたことから、この反体制的集団がお酒をこよなく愛する人達だったかと想像します。

 退治した「ヤマタノオロチの尻尾から1本の剣が出現」し、これが「三種の神器」の1つ「草薙剣」となっています 
ヤマタノオロチが反体制集団であるという説を取ると、その集団から勝ち取った「剣」が「三種の神器」の1つというのは納得がいく話です。

 そしてこの「草薙剣」は源平合戦の最終戦「壇ノ浦の戦い」で安徳天皇が「三種の神器」とともに入水し、「玉」と「鏡」は後に海から回収されたものの「剣」だけは発見できずその後伊勢神宮からの代替品になってしまったという曰く付きの物です。

 後白河法皇の画策によって天皇の皇位を継いだ「後鳥羽天皇」が安徳天皇の死の2年前に即位し、2年間は系図上にも2人の天皇が存在していたというのもなかなか興味深く、その辺りも「鎌倉殿~」で描くのかなとか三谷幸喜氏の脚本に今後の展開が楽しみです。






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最終更新日  2022.04.25 10:11:52
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