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朝ドラ「らんまん」に「三菱財閥」を一代で築き上げた「岩崎弥太郎(1835-1885)」の実弟「弥之助」が登場するのを楽しみに待っていました。
弥太郎と言えば今でもしっかり記憶に残っているのは2010年の大河「龍馬伝」で「香川照之」さん演じた岩崎家(郷士の身分を売り地下浪人に)
の貧しさをこれまでかと言わんばかりに強調したメイクと衣装と「怪演」で今までの岩崎弥太郎=三菱のイメージをいろんな意味で覆すものでした。実際に仕事でお世話になった三菱系の企業に長く勤めていた方が「あの姿にはショックを隠し切れない・・」と言うほどでした。

兄「弥太郎」に激似かと・・。
龍馬伝で弟の弥之助は登場していたのか気になって調べて見ると左の画像を1枚見つけました。前列の茶色の着物の男の子が弥之助で「須田直樹」さんが演じていました。台詞は無く顔を黒く塗られたと言うエピソードのみです。そして今朝登場の[皆川猿時」さん演じる弥之助は兄の弥太郎が既に亡くなっているので三菱財閥の2代目という設定で、炭鉱視察などエネルギッシュに仕事に励む姿には子供時代の貧しさは微塵も感じられません。
大実業家となっている弥之助が果たして同郷繋がりで万太郎の版元になってくれるのか、又は実業家ならではのアイデアで植物誌を売るヒントを与えてくれるのか今後の展開が大いに楽しみなところです。
ところで
ドラマの中で「果たしてこのシーンは明治何年?」という疑問に初代文部大臣「森有礼」暗殺(1889年)とか田邊教授のモデル「矢田部良吉」氏の溺死(1900年)とかヒントのように出てくるので事件や事故の年を調べながら「らんまん」を見るのも楽しみの1つです。因みに弥太郎が亡くなった9年後に「日清戦争」が起きていますが、田邊教授の溺死は日清戦争から5年後なのでドラマの中では戦争については描かないのかなと推測します。日清戦争から第二次世界大戦まで牧野富太郎氏の人生もまたどこか戦争に翻弄された部分があるのかなと想像したりします。
余談ですが以前に読んだ
「城山三郎」著の「落日燃ゆ」に岩崎
弥太郎の娘婿が総理大臣(第24代 加藤高明内閣)になっていたという箇所で経済界だけでなく政界にも並々ならぬ興味を持っていた人物である事に私は意外な気がしました。同時代を生き政界にはほとんど興味を示さず経済界に尽力した「渋沢栄一(1840-1931)」とどうしても比較してしまいますが、裕福な農家に育った人物と武士の身分とは言え貧しさを知り尽くした人生についてはちょっと考えさせられます。
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