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『ナイチンゲールの沈黙』と『ジェネラル・ルージュの凱旋』は『チーム・バチスタの栄光』で暴露されたバチスタスキャンダルから9ヵ月後、『螺鈿迷宮』は1年半後、『夢見る黄金地球儀』はシリーズ(?)からいうと若干タイプは違うものの同じ街を舞台としていますし、更にその後の設定ですので、これから海堂尊作品を読まれる方は『チーム・バチスタの栄光』『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』『夢見る黄金地球儀』の順に、可能ならば『ナイチンゲールの沈黙』と『ジェネラル・ルージュの凱旋』は同時進行で読まれるのが良いのではないかと思います。『ブラックペアン1988』を一番に読むのが良いのかもしれませんが、まだ読んでませんので何とも。。『医学のたまご』『死因不明社会』もまだ読んでいませんが、これらは順番を気にしなくても多分良いのでは、と思われます。考えてみると、私はほぼ逆の順番から読んでいったという事になりますが、それはそれでとても面白みにあふれていましたけどね。『ナイチンゲールの沈黙』は正直若干異質な感じがします。これだけ、あるいは『チーム・バチスタの栄光』に期待して読んだのではがっかり感があるかもしれません。活躍して欲しい人の活躍があまり際立っていないのです。それに中途半端に猟奇的。ひとつの街に居て出会う、その偶然自体が無理矢理だし、証明として生かせ得ない証拠のようなものが苦し紛れのつじつま合わせに感じないでもありません。ほんの少しネタバレかもしれませんが、自転車をどう追いかけたのか、が気になります。それでもとても楽しめました。登場人物として特別活躍する訳ではないですが、小児科病棟の奥寺教授が最後に希望を与えてくれたように思います。
2008年02月15日
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光君がどれほど美しいのか、ひと目拝んでみたいものですわ。まったく下賎な下心から来るものですが^^;生霊となって愛する人の愛人を取り殺してしまう六条御息所(←この単語が一発変換されたことにちょっと感激)も、光君の妻である葵上も、思っていたより魅力的な人だったのですね。妻の良いところに気付いてあげられない夫ってお馬鹿です。
2008年02月13日
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立春過ぎて、旧正月明けてははじめての新年会に行ってきました。集合場所は名古屋駅。前日に急に降り積もった雪には驚かされましたが、幸い朝からの上天気で交通機関に影響はなく、遠くから新幹線での人も無事到着。友達の友達のその友達までも友達的なメンバーなので、実際は初めましての人同士もありな顔ぶれですが、直ぐに共通の話題が飛び出す仲間達です。来年は泊りがけで遠くで、なんて、冗談のようでそれでいて具体的にも決めてしまう、どうでしょう、それも良いかな。無理強いするでなくされるでなく、かといって無理してでも会いに行ってしまう、不思議な縁です。
2008年02月10日
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山田正紀は、SFじゃないこういう人間味溢れる作品もとても良い。「消えた花嫁」「親孝行にはわけがある」「猫と女は会議する」「津軽海峡、冬景色」「つけあわせ」「女はハードボイルド」「窓の見える天窓」「恋の筑前煮」「カゴを抜ける女」「スイサイド・ホテル」「恋はコンビニ愛のチップス」「足りないものは何ですか?」「壁の花にも耳がある」「私を猫と呼ばないで」これだけたくさんの作品が入っているからには、どうでもいいようなのがいくつもあるかと思いきや、どの作品も違った良い味わい。ただ、短編も短編、短いお話ばかりなので、面白味の山を越えきらないうちに終わってしまい満足感が満たされない。次の作品に進むには、前の余韻が強すぎてなかなか切り替えが出来ないし、さっさと読み進めたい私には中途半端な欲求不満感は募って行きます。ですが、少しずつ、特上のお話で和みたい方にはピッタリです。
2008年02月08日
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実家は西で、嫁いだ先は東。同じといえば同じなんだけど違うといえば違うんです。双方の法事の度に、あれ?と思うことが増えていくばかりでした。この本を読んでなんとなーく、全体像が見えてきたんです。感じていた不思議感の意味が分かってくると安心にも繋がるんだなぁ。とても分かりやすいので、とにかく先入観無しにいっぺん読んでみれば?的な本です。
2008年02月07日
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夫婦と幼児、家族3人の穏やかな暮らしでは、子供の母の名で呼ばれるか、夫の妻の名で呼ばれるか、いずれにしても自分の名前が呼ばれる必要の無い妻であり母親である主婦。お隣に引っ越してきた独身女性が関わるようになる事で、少しずつ自分自身が、気がついたら家庭そのものがおかしくなっていく様子を描いた、ハ・ソンランの「隣の家の女/ヨプチプ ヨジャ」。ホラーとサスペンスの要素ありと言えるでしょうか。出張に出かけてなかなか戻らない夫の留守の間の不安をワークショップに参加することで紛らす妻の3日間を描いた、チョウ・ギョンランの「ちょっとした日々の記録/サソハン ナルドゥレ キロク」初めての約束をした女性の直前の戸惑いと、ほとんど彼女との新鮮な記憶だけしか持っていないその後の彼に、監督であり観客でもある2人を作った筆者は介入できるのか?という、私には理解不能だった、ソン・ギョンアの「性交が二人の人間関係に及ぼす影響に対する文学的考察のうちの事例研究部分引用/ソンキョガ トゥ インガネ クワンゲエ ミチヌン ヨンヒャンエ テハン ムナクチョク コチャルチュン サレヨング プブン インニョン」‘生涯を共産主義革命に捧げ、懲役刑から開放された革命家’の特集記事を企画中の女性向け月刊雑誌性記者に急遽依頼された‘話題の若きカリスマ女性画家’の特集。学生運動の時代を逃げる事で生き延びた女性記者の心が揺らぎ静まっていく様子が感じられる、コン・ジヨンの「人間に対する礼儀/インガネ テハン イェイ」痴呆の症状が出始めたらしい母親と、三度の流産を経験した娘の久しぶりの待ち合わせの時間を描いた、キム・インスクの「鏡にまつわる物語/コウレ クヮナン イヤギ」過去に自分は木であったという自覚を持つ、いつか大成功するはずの事業についての企画を考え続ける空想家?の男性の思いを綴った、キム・ヒョンギョンの「緑の木の記憶/プルン ナムエ キオク」 1960~1971年生まれの6人の韓国女性作家の短編です。638世代というのでしょうか。かといってその時代の代表というほどのものは感じませんが、その世代の人たちが過ごしてきた時代というものに興味はおぼえます。負け犬の遠吠え的な印象を受けるものが多かったのですが、哲学的な要素と取れば取れるなぁとも思います。日本語として違和感を感じる箇所が多くて読むこと自体に疲れましたが、一話一話はとても個性的で、じっくり読み込むことが出来たらとても面白味を感じられるのではないでしょうか。ただ、時間の流れのある一部を切り取ったようで何かを解決するまでいかないので、もどかしい思いがいつまでも残りそうではあります。
2008年02月04日
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ジェットコースター・ノベル、とあったので、いつジェットコースター並みのスリルとスピードになるのかと思ってたけど、ごくごく最後の方で思い当たるといえばそう言えないこともない程度、面白くない事はないけど、予想外のこともさほどなく、長々としているだけで物足りませんでした。表紙のとってもお気楽で安っぽい感じも気に入りません。舞台になる街が同じなので、今まで読んだ作品と若干登場人物や出来事がだぶりもしますがそれがかえって邪魔なような・・なんというか、この作者らしくないように思います。
2008年02月01日
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