60ばーばの手習い帳

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January 11, 2019
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​​​​星 ​中…チュウ、なか 途…ト 塗…ト、ぬ(る)​




 マンフレッド・リーの名でピンと来る方は少ないかもしれませんが、エラリー・
クイーンと言えばわかる方も多いでしょう。
 アメリカのミステリー作家エラリー・クイーンは、従兄弟同士のフレデリック・
ダネイとマンフレッド・ペニントン・リーの筆名です。プロットとトリックは
ダネイが考案し、ふたりで検討した後リーが執筆するという分担でした。

 探偵エラリー・クイーンが事件を解決する「国名シリーズ」が始まりです。
初期作品では、颯爽と謎を解くエラリーですが、中期・後期に入ると間違ったり、
苦悩する姿を見せるようになります。年齢相応の落ち着きも見せます。
 作家本人が選ぶベスト3に、クイーンは『チャイナオレンジの謎』『災厄の町』『中途の家』をあげています。


『中途の家』  ​


フィラデルフィア

トレントンの町で、11年ぶりに偶然会ったエラリーの友人ビルは、妹の夫
ジョーゼフに会いに行くところでした。約束の場所に行ってみると、ジョーゼフは
殺されていて、エラリーも現場に駆けつけます。

 トレントンは、ニューヨークとフィラデルフィアの中間にある町。ジョーゼフは
二つの都市を行き来して全く別の生活を送っていたことがわかります。二重生活を送っていた彼は、どちらの人格として殺されたのか…。

 ニューヨークのジョーゼフをとりまく人々はアメリカでも有数の名家、裕福であり、申し分のない身分の人たちです。

​裕福な者に対する中産階級の敵愾心というのはですね、…ときに我慢がなりません。​

という。

 対するビルや妹は中産階級・労働者階級に属する平凡な家族。
ビルは弁護士なので、日本の感覚では労働者どころか富裕層に入る職業ですが、
アメリカでは雇われて働く階層になるんですね。アメリカの富裕層はとんでもなく
富を所有していることを改めて感じます。階級間の摩擦も大きくなるわけです。


 作中にはセクハラシーンも出てきて、作品全体に男尊女卑の問題が見え隠れ
します。本格謎解きパズルの面白さだけに終わらず、背景になった時代のアメリカ
社会が書かれています。「初めての試みが成功した」作品だそうです。


 登場人物も個性的で魅力がありますが、殺されたジョーゼフには全く同情でき
ません。優柔不断に何年も二重生活をするんじゃない!という怒りしかわかない
です。

​​
    引用および参照元:エラリー・クイーン著 越前敏弥・佐藤桂・訳『中途の家』角川文庫​





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Last updated  January 11, 2019 12:00:28 AM
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