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April 12, 2019
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カテゴリ: 詩とやまと歌と
​​​​星 ​徒…ト 歩…ホ、歩(く)​、あゆ(む)

松本平


 窪田空穂は歌人であり、古典の注釈者としても知られています。
明治10年長野県松本市和田生まれ。昭和42年の今日、満90歳を前に亡くなり
ました。

 80歳以降も旺盛に捜索活動を続け、四冊の歌集を上梓しました。加えて『源氏
物語』の現代語訳や『古今和歌集』『新古今和歌集』の評釈に大幅な改訂の手を
入れています。生涯前進し続けた詩歌人でした。

性格は命がもてる色にあれば命ある間をありて離れず
性格は択(えら)びて得たるものならねそのもつ苦悩は負はねばならぬ

80歳以降に発表された歌集『丘陵地』から。
 空穂は生涯「性格を全うする」則ち自己を愛惜することを語り続けました。

もの言はぬ木草と居(を)ればこころ足り老い痴(し)れし身を忘れし如し
静かなるおどろきをもて日日を見る春の木草のわが目に余る
うつくしく咲き散る花よ大方はその実を結ぶためにはあらず
命めざめ慌(あわただ)しくも咲きて散る木草それぞれ音を立てゐむ

歌集『老槻の下』から「庭の草木」の歌連。
​ 空穂の自然詠は、写実主義から離れ、動きのある自然です。晩年に入っても、
花を歌って象徴の世界に入っていくようなことがなく、あくまでも花を花としてあるがままの姿を愛おしみます。
 が、空穂と花を歌っているようでいて、もうひとまわり大きいところ、自分と花
を包む世界の必然を歌います。空穂自身は「向上は動揺を通してのみ遂げられて
いく。動揺は向上の道程である」と述べています。


開智学校 

最終の息する時まで生きむかな生きたしと人は思ふべきなり​
​遺歌集『清明の節』から。亡くなる約1ヶ月前の歌です。
​四月七日の午後の日広くまぶしかりけりゆれゆく如くゆれ来る如し​
没する5日前の日付になっています。​
 長い晩年を限りないエネルギーをもって歩き続けた歌人、それが窪田空穂という
人でした。


       引用元:『窪田空穂歌集』
       参照元:岩田正ほか『窪田空穂の歌』角川学芸出版​





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Last updated  April 12, 2019 12:00:42 AM
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