60ばーばの手習い帳

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April 16, 2020
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 4月16日は川端康成の命日です。
康成は、一高時代初めて伊豆へ旅行に出かけました。以降、約10年に渡って毎年伊豆湯ヶ島に逗留したそうです。



 『伊豆の踊子』は20歳の旧制高校生が、伊豆での旅の途中で、旅芸人一座と一緒になり、年の若い踊り子に心ひかれるというストーリーです。
 やがて別れの時、船に乗った主人公は涙をこぼします。​
頭が澄んだ水になってしまっていて、それがぽろぽろ零(こぼ)れ、その後には何も残らないような甘い快さだった。
​踊り子との別れが悲しいだけではありません。「甘い快さ」の涙です。

 主人公はエリートの特権階級、旅芸人一行は賤しい身分の者たちです。本来なら連れ立つこともない両者ですが、主人公は蔑視も優越感も持っていません。また、芸人の一行も自然に温かく迎えてくれました。

 父母、祖父母、姉と家族を次々に失い、15歳の時には天涯孤独になった康成自身の孤独な憂鬱は主人公にも投影されます。快く主人公を受け入れてくれた明るい家族によって、主人公は孤独を克服していくのです。

 おそらく、二度と会わないであろう両者ですが、出会った時間はきらっと光ります。若い世代に読んでほしい作品の一つです。

              ​引用および参照元:川端康成『伊豆の踊子』新潮文庫​






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Last updated  April 16, 2020 12:00:20 AM
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