60ばーばの手習い帳

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April 18, 2020
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カテゴリ: ミステリー三昧
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 乙野四方字の『僕が愛したすべての君へ』と『君を愛したひとりの僕へ』の二冊は、同じ「高崎暦」を主人公にした並行世界の話。
 ごく近い隣の世界から、全く違う遠い世界まで、いくつもの世界があって、それぞれの自分が生きていると考えると、複雑な気分です。過去のある時点で、自分が選ばなかった選択肢を選んだ世界が存在するのです。



 いろんな世界にシフトして一番居心地の良い場所を選ぼう、この世界で失敗したら、失敗していない遠い世界へシフトしちゃえばいいか、なんて都合のいいことにはなりません。二冊とも、重い現実をテーマにしています。別立てのストーリーですがシンクロする二冊なので、まとめて読んだ方が面白くなります。

 世界は一つであってほしい、自分は一人であってほしい、というのが感想です。


      参照元:乙野四方字『僕が愛したすべての君へ』
               『君を愛したひとりの僕へ』  ハヤカワ文庫





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Last updated  April 18, 2020 12:00:20 AM
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