PR
Calendar
Comments
Keyword Search
Free Space
織守きょうやの連作短編集『彼女はそこにいる』は、ホラーミステリーといったテイスト。第一話『あの子はついてない』の結末は衝撃でした。
都内から静岡に引っ越してきた中学2年の茜里は、活発な妹の春歌に対して、真面目でしっかりした性格でしたが、姉妹は仲良しでした。
築40年にしてはリフォームもされてきれいな一軒家なのに、庭の花壇に人の形が見えたり、夜足音が聞こえたり、怖い夢を見て目覚めたり、茜里は次第に「家」に対して不安を抱きます。

霊感が強い、いわゆる「視える」「感じる」人は確かにます。私は茜里の母と同じく、考え方がごく現実的で霊感ゼロですが、説明できない人知を超えた存在があることは否定しません。自分の目に見えるものだけが世界の全てではないと思っています。
春歌が神社で拾った人形のエピソードは「メリーさん」になるかと思いきや…。
怖い以上に人の温かさを感じる一篇でした。この話ではまだ、やさしい登場人物が多いのです。大家さんも、近所の三ツ谷さんも、クラスメイトの美波ちゃん、園田さんも。
参照元:織守きょうや『彼女はそこにいる』角川書店 から『あの子はついていない』
□◆「愛」という言葉◆□山川方夫『赤い手帖』 September 24, 2026
。*゜新しい人生゜*。ジェフリー・ディ… September 8, 2026
★3分後の恐怖と安堵★ August 23, 2026