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青柳 碧人さんの青春ミステリー(?)小説です。ブタカン! 会社を辞めて餃子店を開いた父のせいで、借金まみれとなった池谷家の次女・美咲の高校生活は、週5日のコンビにバイトに明け暮れていた。彼女に唯一の休息を与えてくれるのは、小学校からの親友北条ナナコの明るい声と明るい笑顔だ。でも、そんな日々がついに終わりとなった!高2の6月22日、宝くじを当てた伯父(父の兄)が、借金を返せるだけのお金をくれたのだ!そして、借金生活から開放された美咲は、部活を始めるようと思い、ナナコに相談した。なんせ、2年の6月から部活に入ろうというのだから・・・すると、思いもかけない言葉が・・・ 「ちょうどいいわ、美咲。私の代わりに、舞台監督、やってくれない?」 「代わりに、ってなによ?」 入院してしまった親友ナナコに代わり、キャストは全員男子、スタッフは全員女子という異色な演劇部の舞台監督に、いきなりなってしまった美咲の、遅咲き青春・部活物語。美咲が演劇部に入ったその日の夜、入院しているナナコから電話が。なんと、脚本家権キャストの早乙女先輩が失踪したという。集めた情報から、どうやら学校の図書室にいいたことまでは判ったのだが・・・面白かったわ。個々のキャラクターは濃いし、テンポはいいし、なにより、みんなで一緒に一つのことに向かってがんばるのって、読んでるほうも楽しいしさ。はるか昔の高校時代に、友人達の舞台を手伝ったことを思い出してしまったわ。メイクと照明だったけど、打ち合わせとか、リハーサルとか、結構大変だったよなぁ・・・。ただ、ミステリー感があまりに薄い(人探し、うせもの探し、勘違い・・・等々)ので、いっそ青春部活ものとしたほうが潔い気が。なんせ、一番の謎がナナコちゃんの病名なんだから。さてラストの雰囲気から、どうやら続編がありそうです。この個性があふれるどころか決壊したダムのごとき面々の、その後はどうなるんでしょうネェ。ちょっと気になるわ。
2015年06月11日
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有川 浩さんの小説で、舞台や、NHKでのキャロリング 映像化もされています。 「別にこの親子に何の義理もないんだろう?だったら邪魔しないでくれよ」 「・・・義理はある。その子はうちで預かった子だ。俺にはその子を守る義務がある」大和 俊介の勤める小規模な子供服メーカー「エンジェル・メーカー」は、大型量販店の閉店のあおりを受けて、倒産することになった。廃業の日は12月25日、クリスマス倒産だ。残った仕事は残務整理がほとんどだが、スクールと呼んでいる学童保育は、同業者に紹介しながら利用者を減らしながらも、ぎりぎりまで続けることになっていた。その利用者の中に、ほかの子供たちから一人離れて、ノートに向かっている少年がいた。6年生の田所 航平だ。実は公平はノートに、自分達親子のことを物語にしていたのだ。それは、何とか両親を仲直りさせたい一心からのもので・・・DVを繰り返す父から虐待を受けていたせいで子供が苦手な俊介と、その元恋人で同僚の折原 柊子が、学童保育に通う少年・航平の<別居中の両親の仲直り作戦>に付き合うことになったことから、誘拐事件に巻き込まれることに!?タイトルからわかるようにテーマはクリスマス。なのでハッピーエンドは必須!だから、しょっぱなから主人公がどんなに危機的状況にあっても、当然ながらハッピーエンドです。安心して読んでください。ただ、DVのトラウマに、親の離婚問題、地上げがらみの借金取立てに、会社の倒産と、あまりにもいろんな問題を詰め込みすぎた気が・・・特にあの誘拐劇は<なんだかなぁ・・・>な感じでした。いっくらお馬鹿さんでも、あそこまで普通するか??と思っちゃったし。でもまぁ、<悪党ぶってる三人組>を救おうと思ったら、あんな方法しかなかったのかも知んないわねぇ。あいつらも入っちゃえば、やり直すきっかけもできるだろうしさ。でも、営利目的の誘拐って、結構罪が重かったはずだけど・・・
2015年06月08日
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秋川 滝美さんの居酒屋人情物語、第二弾!居酒屋ぼったくり(2) 前巻に引き続き、末っ子から借りました。「働き者の包丁」・・・酒の試飲会に行ったことを、常連のシンゾウに見抜かれた美音(みお)は、今日のお勧めメニューを作りながら、父と自分の差をひしひしと感じていた。そんな時店に入ってきたアキが、酷く落ち込んだ様子だったので、美音はちょっと変わったお酒を出すことに・・・「トマトが嫌いな男たち」・・・八月の初め、八百屋のヒロシから、息子のトマト嫌いについて相談された美音は、真夏の割には少し涼しいその日のお勧めを、トマトとナスのグラタンにすることに。さっそく常連カップルのトモが注文してくれたが、なんと彼氏のイクヤの方はトマトは苦手だ言い出し・・・「跡取りの憂い」・・・定休日の日曜日、具合の悪い馨に頼まれて、馨の彼氏・哲の弁当を作ることになった美音は、サンドイッチを多量に作って、雲行きの怪しい中を目的地である草野球の試合場所へと向かった。ついた途端に降り出した雨で、びしょぬれになった哲に、美音は馨のためにその朝作った<風邪引きスープ>をまず出すことに・・・「美味しい餃子の焼き方」・・・常連客・ウメの息子の嫁・カナコから、美味しい餃子の焼き方を教えて欲しいと頼み込まれた美音は、カナコの熱意に押し切られ、店で餃子を作って焼くことになった。失敗しない餃子の焼き方とは・・??「鉄板の上の想い出」・・・不順な天候せいで、ふだんは食欲旺盛なアキラが食欲不振に陥った。美音は、何か目先の変わった料理をと思うが、いい案が浮かばない。すると獣医の茂先生から、<食べようと思えば何でも簡単に食べられるが故の不幸>という言葉が。そして、そこから想い出の味食べ物へと話題が移ってゆき・・・「満点と赤点」・・・「ぼったくり」には珍しい、夫婦連れの初見の客が。小上がりに席を取った二人は、どうやらわざわざこの店を探してきてくれたらしいが、なぜかやたらと馨のことを見ているようで・・・相変らずこの本を読んでいると、おなかがすきます。そして、日本酒も飲みたくなります。特に今回は餃子!!それも家で手作りするやつ!!あぁーーたべたいぃーーー!!なんせ、最近の冷凍餃子は美味しいし、地元食品会社の生餃子も手ごろな値段で美味しいもんだから、ついついそこらのものばかり食していたんだけど、こんなの読むと、久しぶりに自分で作ったのを食べたくなっちゃったわ。幸いニラはプランターにワシャワシャ生えてるし、キャベツとミンチと皮を買ってきて、明日にでも作ることにしましょう。さて、偶然とはいえ店の外で顔を合わせたりしたので、ちょっとは進展を見せるかと思った美音ちゃんと要さんですが、相変らず客と女将のまんま一進一退状態です。この二人、もうしばらくかかるのかもしれんネェ。それに較べると馨ちゃんのほうは結構いい感じ。相手の両親も<ぼったくり>に顔を出してきたし、これはもうじきゴールインかも??そして、私としては、いつか我が市が誇る酒造メーカー二社も、この本で紹介されないかなぁ・・・と期待しております。(ちなみに二つある酒造メーカーのうち一つは「神様のカルテ」に載りました)第一弾はこれ 2015年01月17日 に書いています。どうやら三巻目 も、すでに出ているようです。末っ子が買ったら、また貸してもらうことにしましょ。
2015年06月03日
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